JP6272152B2 - 乗物用シート - Google Patents

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本発明は、シートクッションを前方に移動させてシートレイアウトを変更可能な乗物用シートに関する。
従来、乗用車の後部座席などにおいて、シートクッションを前方に移動させて、シートバックを前方に倒すことで、車両後部の収納空間を広げるシートレイアウトの変更構造が知られている(特許文献1参照)。この車両用シートは、1人掛けシートおよび2人掛けシートにより構成された3人掛けシートとなっており、各シートのシートクッションが、乗物本体のフロアに回動可能に連結された一対の脚に回動可能に連結されている。
また、2人掛けシートは、一対の脚のうち内側に配置された脚に対応する位置よりも乗員1人の幅に対応する程度に張り出した張出部が設けられている。
特開2011−230669号公報
ところで、特許文献1の構成では、張出部の部分に荷重がかかると、当該荷重を脚で支えにくく、張出部が撓みやすくなっていた。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、張出部における荷重を良好に受け、シートクッションを安定して支持できる乗物用シートを提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の乗物用シートは、着座して使用される位置の着座位置と当該着座位置より前方の収納位置と間で移動可能なシートクッションと、前記シートクッションの前部に一端が回動可能に連結され、他端が乗物本体に回動可能に連結された第1脚および第2脚を備える乗物用シートであって、前記シートクッションは、前記第1脚および前記第2脚の前記乗物本体への取付位置よりも左右外側へ向けて張り出す張出部を有し、前記左右の張出部のうち、前記第1脚側の張出部は、前記第2脚側の張出部よりも張出量が大きく、前記第1脚は、前記他端から前記シートクッションに近づくように延びる支持部と、前記支持部から左右方向外側に延出する延出部とを有する。
このような構成によれば、第1脚側の張出部にかかる荷重を延出部により良好に受けることができ、第1脚側の張出部を安定して支持することができる。
前記した構成において、前記延出部は、前記シートクッションが前記着座位置と前記収納位置の間で移動するときに、前記乗物本体のフロアに形成された、前後に延びる本体凸部の上を通過するように配置されている構成とすることができる。
このような構成によれば、乗物本体の本体凸部に第1脚が干渉するのを抑制することができる。
前記した構成において、前記シートクッションは、前記第1脚側の張出部から下方に突出し、前記本体凸部と接触可能な突出部を有し、前記突出部は、前記延出部よりも左右方向外側に設けられている構成とすることができる。
このような構成によれば、突出部と本体凸部が接触することで、第1脚側の張出部を安定して支持することができる。
前記した構成において、前記シートクッションは、前部に設けられ、左右方向に延びるパイプと、前記パイプの前方を通るように設けられたワイヤとを有し、前記延出部は、前後方向において、少なくとも一部が前記パイプと前記ワイヤの間に配置されている構成とすることができる。
このような構成によれば、乗物用シートの前方に延出部が張り出すのを抑制することができる。
前記した構成において、前記第1脚は、前記延出部から前記シートクッションとの回動軸に向けて延びる第1連結部を有し、前記第1連結部は、前記延出部と別の部材からなり、前記延出部に固定されている構成とすることができる。
延出部を曲げてシートクッションとの回動軸に連結すると、曲げ部分、特に隅部の部分が大きなR形状となることで、第1脚の回動時に、延出部と他の部材が干渉するおそれがある。しかし、上記した構成によれば、延出部と第1連結部の連結部分の隅部に大きなR形状ができないので、第1脚の回動時に、当該連結部分と他の部材が干渉しなくなる。また、第1連結部により、延出部とシートクッションとのクリアランスを確保することができる。
前記した構成において、前記第2脚は、一端が前記シートクッションに回動可能に連結されるとともに他端が前記乗物本体に回動可能に連結された第1リンクと、前記第1リンクと前記シートクッションの節点とずれた位置において一端が前記シートクッションに回動可能に連結されるとともに、前記第1リンクと前記乗物本体の節点とずれた位置において他端が前記乗物本体に連結された第2リンクと、を備える構成とすることができる。
このような構成によれば、延出部のない第2脚に第2リンクを設けることで、第1脚に第2リンクに相当する部材を設ける構成と比較して、第2リンクを小さくすることができる。
前記した構成において、前記延出部の下方に配置され、前記支持部と前記第2脚を連結する第2連結部を備えた構成とすることができる。
このような構成によれば、第1脚および第2脚の剛性を高くすることができる。
本発明によれば、第1脚側の張出部にかかる荷重を延出部により良好に受けることができ、第1脚側の張出部を安定して支持することができる。
本発明によれば、乗物本体の本体凸部に第1脚が干渉するのを抑制することができる。
本発明によれば、突出部と本体凸部が接触することで、第1脚側の張出部を安定して支持することができる。
本発明によれば、乗物用シートの前方に延出部が張り出すのを抑制することができる。
本発明によれば、延出部と第1連結部の連結部分の隅部に大きなR形状ができないので、第1脚の回動時に、当該連結部分と他の部材が干渉しなくなる。また、第1連結部により、延出部とシートクッションとのクリアランスを確保することができる。
本発明によれば、延出部のない第2脚に第2リンクを設けることで、第1脚に第2リンクに相当する部材を設ける構成と比較して、第2リンクを小さくすることができる。
本発明によれば、第1脚および第2脚の剛性を高くすることができる。
一実施形態に係る乗物用シートとしての車両用シートの斜視図である。 車両用シートの内部構造を示す斜視図である。 シートクッションの内部構造を前から見た図である。 シートクッションの内部構造を上から見た図である。 図3を後から見た図であって、延出部部分の拡大図である。 着座位置における車両用シートを左側から見た図であって、シートクッション部分の拡大図(a)と、図(a)のA−A断面図(b)である。 車両用シートを左側から見た図であって、シートクッションおよびシートバックが前方に移動する様子を示す図である。 収納位置における車両用シートを左側から見た図である。 収納位置におけるシートクッションの内部構造を前から見た図である。 変形例における図6(b)に相当する図である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。図1に示すように、乗物用シートの一例としての車両用シート1は、自動車の後部座席に使用される3人掛けのシートであり、シートクッション10と、シートバック20と、ヘッドレスト30とを主に備えている。車両用シート1は、着座して使用される位置の着座位置と、シートクッション10を前方に移動させて空けたスペースにシートバック20を倒して実現される収納位置との間で可動である。
シートクッション10は、2人掛け用の左側のシートクッション10Aと、1人掛け用の右側のシートクッション10Bとを備えており、シートバック20は、2人掛け用の左側のシートバック20Aと、1人掛け用の右側のシートバック20Bとを備えている。
なお、以下の説明において、前後、左右、上下は、車両用シート1に座る乗員を基準とする。また、以下の説明において、特に断りのない限り、シートクッション10およびシートバック20は、左側のシートクッション10Aおよびシートバック20Aについて説明することとし、右側のシートクッション10Bおよびシートバック20Bは、左側のシートクッション10Aおよびシートバック20Aと略同じ構造であるので、説明を省略する。
シートクッション10は、クッション本体11と、クッション本体11を乗物本体のフロアFに対して回動可能に支持する第1脚100および第2脚110(右側のシートクッション10Bについては、一対の脚19)とを有している。また、フロアFには、第1脚100および第2脚110を取り付けるための一対の取付部材12がボルト12A等により固定されている。
図2に示すように、一対の取付部材12は、乗物本体のフロアFの左右方向中央に形成された、前後に延びる本体凸部の一例としてのセンタートンネルF1よりも左右方向外側(左側)に配置されている。
シートクッション10は、クッション本体11内に設けられるパイプ13およびワイヤの一例としての補強ワイヤ14を有して構成されている。また、シートクッション10は、一対の取付部材12よりも左右外側に張り出した一対の張出部15(図3参照)を有している。
パイプ13は、クッション本体11の前部に設けられており、一対の取付部材12およびセンタートンネルF1が設けられた範囲に渡って左右方向に延びている。パイプ13には、下方に突出する第1突出部13Aおよび突出部の一例としての第2突出部13Bと、第1脚100を取り付けるための第1取付部13Cと、第2脚110を取り付けるための第2取付部13Dとが設けられている。
第1突出部13Aは、一対の取付部材12の間に対応する位置に設けられており、第2突出部13Bは、パイプ13の右端、詳しくは、センタートンネルF1に対向する位置に設けられている。センタートンネルF1は、取付部材12の前方のフットスペース部F2に対して高さhだけ高くなっており、第2突出部13Bは、パイプ13からの突出量が、高さhの分だけ第1突出部13Aの突出量よりも小さくなるように構成されている(図3も参照)。
第1取付部13Cは、パイプ13の右端部に設けられ、第2取付部13Dは、パイプ13の左端部に設けられている。
補強ワイヤ14は、金属のワイヤからなり、パイプ13に固定されている。補強ワイヤ14は、クッション本体11の外形に沿って、パイプ13の前側、左右両側および後側を通るように設けられている。
図3に示すように、一対の張出部15のうち、右側(第1脚100側)の張出部15Aは、左右方向においてセンタートンネルF1と同じ位置にあり、シートクッション10が着座位置と収納位置の間で移動するときに、センタートンネルF1の上を通過するように設けられている。右側の張出部15Aは、左側(第2脚110側)の張出部15Bよりも張出量が大きくなっている。なお、右側の張出部15Aは、乗員1人の幅に対応する程度の張出量となっている。
図1および図8に示すように、シートバック20は、下端部を支点として前後方向に回動可能に構成されており、シートバック本体21を有している。シートバック本体21内には、図2に示すように、フレーム22及び回動軸23が設けられている。フレーム22は、下方に開口した略U字状に構成されている。回動軸23は、左右方向に延びており、フレーム22の左右の下端部が溶接等により固定されている。
回動軸23は、フレーム22がフロアFに対して回動可能となるように、シートバック20の左右両側におけるフロアFに固定された取付部材24に回動可能に支持されている。回動軸23には、シートバック本体21を前方に付勢する渦巻きバネ25が設けられている。
図1に示すように、ヘッドレスト30は、ヘッドレスト本体31と、当該ヘッドレスト本体31をシートバック20に支持させる支持ピラー32(図8参照)とを有し、左側のシートバック20Aに2つ、右側のシートバック20Bに1つの計3つ設けられている。
次に、第1脚100および第2脚110の構造について説明する。
図3に示すように、第1脚100は、第2脚110よりもセンタートンネルF1側に配置されており、パイプ13の右側部分を支持する脚である。第1脚100は、金属パイプを屈曲させてなり、下端からシートクッション10に近づくように延びる支持部101と、支持部101の上端から左右方向外側(右側)に延びる延出部102とを有している。
支持部101は、下端が取付部材12に回動可能に連結されている。支持部101は、図2に示すように、下端に渦巻きバネ103が設けられており、渦巻きバネ103により前方に付勢されている。
延出部102は、図3に示すように、パイプ13と平行に配置され、センタートンネルF1を避けるように、左右方向においてセンタートンネルF1と同じ位置にあり、シートクッション10が着座位置と収納位置の間で移動するときに、センタートンネルF1の上を通過するように配置されている。延出部102は、図4に示すように、前後方向において、少なくとも一部がパイプ13と、パイプ13の前側にある補強ワイヤ14の間に配置されている。延出部102の右端の左右方向外側(右側)には、前記した第2突出部13Bが配置されている。
延出部102は、図5に示すように、右端に、第1取付部13Cに回動可能に支持される第1連結部104を有している。第1連結部104は、延出部102と別の部材からなり、延出部102の右端に溶接等により固定されている。第1連結部104は、延出部102の右端から第1取付部13C(シートクッション10)との回動軸105に向けて延びている。
第2脚110は、図6(a)に示すように、第1リンク111と、第2リンク112とを備えている。第1リンク111は、パイプ13の左端部を支持する脚であり、上端が節点N1においてパイプ13(シートクッション10)の第2取付部13Dに回動可能に連結され、下端が節点N2において取付部材12に回動可能に連結されている。
第2リンク112は、第1リンク111、第2取付部13Dおよび取付部材12とともに四節リンクを構成してシートクッション10を着座位置と収納位置の間で移動させるときにフロアFに対するシートクッション10の姿勢を規定するための部材である。
第2リンク112は、上端が節点N1とずれた位置、具体的には、節点N1の上方および後方にずれた節点N3において第2取付部13Dに回動可能に連結され、下端が節点N2とずれた位置、具体的には、節点N2から上方および後方へずれた節点N4において取付部材12に回動可能に連結されている。また、第2リンク112は、第1リンク111よりも細い部材で構成されている。
図3に示すように、第1脚100と第2脚110の間には、支持部101と第1リンク111を連結する第2連結部106が設けられている。第2連結部106は、延出部102よりも下方に配置されている。
図6(a)に示すように、クッション本体11には、下面から突出する凸部11Aが設けられている。凸部11Aは、クッション本体11の前端付近から後端まで延びている。また、乗物本体のフロアFとシートクッション10との間には、スペーサ16が設けられている。
スペーサ16は、フロアFとともに乗物本体の一部を構成する、発泡ビーズ等の発泡樹脂からなる緩衝材である。スペーサ16は、シートクッション10とフロアFとの間の隙間を埋めるように構成されている。スペーサ16は、図6(b)に示すように、凸部11Aに対応する位置に前後方向に延びる溝16Aが設けられている。溝16Aは、シートクッション10が着座位置および収納位置(図8も参照)に位置するとき、凸部11Aと係合するように構成されている。
以上のように構成された車両用シート1の動作について説明する。
図6(a)に示す着座状態から図示しない操作部を操作して、シートクッション10のフロアFへのロック状態を解除すると、渦巻きバネ103(図2参照)の作用により、シートクッション10は、第1脚100および第2脚110が下端を中心に回動し、前方に移動し始める。また、同様に、シートバック20のフロアFへのロック状態を解除すると、渦巻きバネ25の作用により、シートバック20は、回動軸23を中心に回動し、前方に移動し始める。
図7に示すように、シートクッション10は、第1脚100および第2脚110の回動により、上端が持ち上げられつつ前方に移動する。ここで、シートクッション10の前方への移動により、第1リンク111の上端を中心にして各取付部13C,13Dが回動することで、シートクッション10の後端が上側に跳ね上がるおそれがある。しかし、本実施形態では、第1リンク111と節点N1の後方にずれた節点N3で第2リンク112が第2取付部13Dに連結されていることで第2取付部13Dの後部が上側へ回動することが規制されるので、シートクッション10の後端部の跳ね上がりが規制される。
そして、図8に示すように、シートクッション10は、前方に移動して、フロアFに前端が接触して配置される。このようにして、シートクッション10は、着座して使用される位置の着座位置と当該着座位置より前方の収納位置との間で移動する。
ここで、シートクッション10は、第2リンク112により、後端部の跳ね上がりが規制されることにより、着座位置と収納位置の間を移動するときに、後端部が着座位置のときのシートクッション10の前端部の上端を通る水平面Hよりも下方を移動する。言い換えると、シートクッション10は、着座位置と収納位置の間を移動するときの、後端部の移動軌跡Lが水平面Hの下方に位置する。
シートクッション10は、収納位置のとき、凸部11Aの後端と溝16Aの前端が係合する。これにより、シートクッション10を収納位置における左右方向の位置決めをすることができる。
また、シートバック20は、図6(a)の位置から前方に倒されて、図8に示すように、ヘッドレスト30の部分と、シートバック20の上端部分の2箇所で、収納位置のシートクッション10と接触して配置される。このようにして、シートバック20は、着座して使用される位置の着座位置と前方に倒された収納位置との間を移動する。なお、シートクッション10およびシートバック20は、ロック解除時において、同時に着座位置から収納位置に移動するようにしてもよいし、異なるタイミングで移動するようにしてもよい。
シートクッション10は、図9に示すように、収納位置のとき、第1突出部13Aおよび第2突出部13BがフロアFに接触する。より詳細に、シートクッション10は、収納位置のとき、第1突出部13Aがフットスペース部F2と接触し、第2突出部13Bが、センタートンネルF1と接触する。
一方、図8における収納位置から、手動等によりシートバック20を後方に起こして、図6(a)における着座位置に移動させた後、シートバック20をフロアFにロックする。また、シートバック20を移動させた後、図8における収納位置から、手動等によりシートクッション10を後方に移動させて、図6(a)における着座位置に移動させた後、シートクッション10をフロアFにロックする。これにより、シートクッション10およびシートバック20は、乗員が着座可能な状態に固定される。シートクッション10は、着座位置から収納位置に移動する際、後端部が図8に示す移動軌跡Lを描いて移動する。このようにシートクッション10の後端部が上にあまり上がることなく移動することで、シートクッション10を収納位置に戻す際に、シートクッション10の重心位置もあまり上に上がらないので、比較的軽い力でシートクッション10を着座位置に戻すことができる。なお、シートクッション10は、シートバック20の動作に連動するように構成されていてもよい。
以上によれば、本実施形態において以下のような作用効果を得ることができる。
シートクッション10の右側の張出部15Aに対応する部分を延出部102により支持するので、右側の張出部15Aに荷重がかかっても、当該荷重を延出部102により良好に受けることができる。そのため、右側の張出部15Aを安定して支持することができる。
センタートンネルF1の上に延出部102が配置されているので、センタートンネルF1に第1脚100が干渉するのを抑制することができる。
収納位置のときに、第2突出部13BとセンタートンネルF1が接触することで、右側の張出部15Aを安定して支持することができる。
延出部102の少なくとも一部が、前後方向において、パイプ13と補強ワイヤ14の間に配置されているので、車両用シート1の前方に延出部102が張り出すのを抑制することができる。
延出部102を曲げてシートクッション10との回動軸105に連結すると、曲げ部分、特に隅部の部分が大きなR形状となることで、第1脚100の回動時に、隅部と延出部102周辺の部材が干渉するおそれがある。しかし、本実施形態では、延出部102と第1連結部104の連結部分の隅部に大きなR形状ができないので、第1脚100の回動時に、当該連結分と延出部102周辺の部材が干渉しにくくなる。また、第1連結部104により、延出部102とシートクッション10とのクリアランスを確保することができる。
延出部102を有さない第2脚110に第2リンク112が設けられるので、第1脚に第2リンクに相当する部材を設ける構成と比較して、第2リンク112を小さくすることができる。
支持部101と第2リンク112に第2連結部106が設けられるので、第1脚100および第2脚110の剛性を高くすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、シートクッション10は、下面から突出する凸部11Aを有していたが、本発明はこれに限定されず、図10に示すように、下面から凹む凹部11Bを有するように構成してもよい。この場合、スペーサ16は、第1係合部および第2係合部として、凹部11Bに係合可能なスペーサ突出部16Bを有するように構成するとよい。
前記実施形態では、第1係合部および第2係合部としてスペーサ16の溝16Aを例示したが、本発明はこれに限定されず、第1係合部と第2係合部を別に構成してもよい。
前記実施形態では、シートクッション10に凸部11Aが設けられ、スペーサ16(乗物本体)に溝16Aが設けられていたが、本発明はこれに限定されず、凸部11Aや溝16Aを設けない構成であってもよい。
前記実施形態では、収納時において、シートクッション10が、ヘッドレスト30およびシートバック20の上端の2箇所で接触する構成であったが、本発明はこれに限定されず、シートバックのみがシートクッションに接触するように構成してもよい。
前記実施形態では、本体凸部の一例としてセンタートンネルF1を例示したが、本発明はこれに限定されず、タイヤハウス等のその他のフロアFからの突出部分を本体凸部としてもよい。この場合、第1脚の延出部が、シートクッションの移動の際、当該突出部分の上を通過するように配置されているとよい。
前記実施形態では、延出部102の少なくとも一部が、前後方向において、パイプ13と補強ワイヤ14の間に配置されていたが、本発明はこれに限定されず、パイプ13と補強ワイヤ14の間に配置されていなくてもよい。また、延出部の少なくとも一部が、上下方向において、パイプと補強ワイヤの間に配置されていてもよい。これによれば、車両用シートの下方に延出部が張り出すのを抑制することができる。
前記実施形態では、パイプ13に第2突出部13Bが設けられていたが、本発明はこれに限定されず、第2突出部を設けなくてもよいし、パイプとは別の部材に第2突出部を設けてもよい。
前記実施形態では、延出部102に、別の部材からなる第1連結部104が設けられていたが、本発明はこれに限定されず、延出部を曲げて第1連結部を構成してもよい。
前記実施形態では、第2脚110に第2リンク112が設けられていたが、本発明はこれに限定されず、第1脚に第2リンクに相当するリンク部材を設ける構成としてもよい。
前記実施形態では、第1脚100と第2脚110に第2連結部106が設けられていたが、本発明はこれに限定されず、第2連結部を設けなくてもよい。
前記実施形態では、乗物用シートとして、自動車で使用される車両用シート1を例示したが、本発明はこれに限定されず、その他の乗物用シート、例えば、鉄道車両、船舶、航空機などで使用されるシートに適用することもできる。
1 車両用シート
10 シートクッション
13 パイプ
13B 第2突出部
14 補強ワイヤ
15 張出部
15A 張出部
15B 張出部
20 シートバック
100 第1脚
101 支持部
102 延出部
104 第1連結部
105 回動軸
106 第2連結部
110 第2脚
111 第1リンク
112 第2リンク
F1 センタートンネル

Claims (7)

  1. 着座して使用される位置の着座位置と当該着座位置より前方の収納位置と間で移動可能なシートクッションと、前記シートクッションの前部に一端が回動可能に連結され、他端が乗物本体に回動可能に連結された第1脚および第2脚を備える乗物用シートであって、
    前記シートクッションは、前記第1脚および前記第2脚の前記乗物本体への取付位置よりも左右外側へ向けて張り出す張出部を有し、
    前記左右の張出部のうち、前記第1脚側の張出部は、前記第2脚側の張出部よりも張出量が大きく、
    前記第1脚は、前記他端から前記シートクッションに近づくように延びる支持部と、前記支持部から左右方向外側に延出する延出部とを有することを特徴とする乗物用シート。
  2. 前記延出部は、前記シートクッションが前記着座位置と前記収納位置の間で移動するときに、前記乗物本体のフロアに形成された、前後に延びる本体凸部の上を通過するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記シートクッションは、前記第1脚側の張出部から下方に突出し、前記本体凸部と接触可能な突出部を有し、
    前記突出部は、前記延出部よりも左右方向外側に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の乗物用シート。
  4. 前記シートクッションは、前部に設けられ、左右方向に延びるパイプと、前記パイプの前方を通るように設けられたワイヤとを有し、
    前記延出部は、前後方向において、少なくとも一部が前記パイプと前記ワイヤの間に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  5. 前記第1脚は、前記延出部から前記シートクッションとの回動軸に向けて延びる第1連結部を有し、
    前記第1連結部は、前記延出部と別の部材からなり、前記延出部に固定されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  6. 前記第2脚は、
    一端が前記シートクッションに回動可能に連結されるとともに他端が前記乗物本体に回動可能に連結された第1リンクと、
    前記第1リンクと前記シートクッションの節点とずれた位置において一端が前記シートクッションに回動可能に連結されるとともに、前記第1リンクと前記乗物本体の節点とずれた位置において他端が前記乗物本体に連結された第2リンクと、を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  7. 前記延出部の下方に配置され、前記支持部と前記第2脚を連結する第2連結部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の乗物用シート。
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