JP2007176268A - 車両のニーボルスタ - Google Patents

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Hiromoto Watanabe
博基 渡辺
Kazuyuki Hashimoto
和幸 橋本
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Toyota Auto Body Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Abstract

【課題】車両の急減速により乗員の膝がインストルメントパネルの下部に衝突したときに、インストルメントパネル内側に設けたウレタン材からなるニーボルスタにより効果的に膝の衝撃を吸収緩和しつつ膝の移動を規制すること。
【解決手段】車両のインストルメントパネルの下部内側で、車両急減速時に前方へ移動する乗員の膝を受け止めるように設置されるウレタン材10からなるブロック状のニーボルスタ1において、ニーボルスタ1が圧縮変形するときにウレタン材10が破砕する起点となるニーボルスタ1の側部周面12にシート状の被覆部材2を貼着せしめ、ニーボルスタ1の破砕を防止するようになした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両のインストルメントパネルの内側に設けられ、衝突等による車両の急減速時に乗員の膝を受ける止めるウレタン材からなるブロック状のニーボルスタに関する。
一般に、自動車のインストルメントパネルの下部の内側には、乗員の膝と対向する位置に、車両の衝突等の急減速時に、前方へ移動しようとする乗員の膝を受け止め、膝への衝撃を吸収緩和するとともに膝の前方への移動を規制するニーボルスタが設置されている(例えば、特許文献1参照。)。
この種のニーボルスタは、ウレタン材からなる厚肉のブロック状の成形品で、車室側に向く後端面を膝受け面とし、該膝受け面をインストルメントパネルの下部の内側に近接対向せしめている。ニーボルスタは車両前方に向く前端面を金属板のブラケットを介してインストルメントパネルを支えるフレーム部材に固定して設置される。車両の急減速により前方へ移動する乗員の膝がインストルメントパネルの下部に衝突しインストルメントパネルが前方へ押し込まれると、上記フレーム部材とインストルメントパネル下部と間でニーボルスタが圧縮方向に潰れ変形して膝への衝撃を吸収緩和しつつ膝の前方への移動を受け止める。
特開2003−327066号公報
ところで従来のニーボルスタは、乗員の膝の前方への移動ストロークを少なくするため、比較的硬めのウレタン材が用いられている。発明者らは、硬めのウレタン材からなるニーボルスタにおいて、膝受け面に圧縮方向の荷重がかかると、ニーボルスタに側部周面を起点とする破砕が発生することを、また膝受け面の外周に段状の凹面部が形成されていると、そこからも破砕が発生することに着目した。破砕が発生すると、破砕粉が脱落し、ニーボルスタ本来の衝撃の吸収緩和性能および膝の移動規制性能が発揮できない。そこで本発明は、かかる破砕の発生を防止し、衝撃の吸収緩和性能および膝の移動規制性能を充分に発揮でき、もって乗員を保護する車両のニーボルスタを実現することを課題としてなされたものである。
本発明は、車両のインストルメントパネルの内側で、乗員の膝と対向する位置に設けられて車両の急減速時等に前方へ移動する乗員の膝を受ける止めるウレタン材からなるブロック状のニーボルスタにおいて、上記ニーボルスタの側部周面に、シート状の被覆部材を貼着せしめる(請求項1)。ニーボルスタの破砕の起点となる側部周面はこれに貼着した被覆部材と結合して被覆部材と一体化されるから破砕の発生が防止され、ニーボルスタの乗員の膝への衝撃の吸収緩和性能および膝の移動規制性能が有効に発揮される。
上記被覆部材を薄いフェルト材で構成する(請求項2)。上記被覆部材を、上記ニーボルスタの側部周面に巻きまわし貼着せしめる(請求項3)。薄いフェルト材は変形自由度が大きく、全面をニーボルスタの側部周面に隙間なく密着させることができ、側部周面に巻きまわし容易に貼着できる。
上記被覆部材を、上記ニーボルスタの車室側に向けた膝受け側の端面の外周の凹面部にも貼着せしめる(請求項4)。ニーボルスタの側部周面の他、破砕が発生しやすい膝受け面の外周の凹面部にも被覆部材を付着することで、ニーボルスタの破砕をより完全に防止することができる。
図に基づいて本発明の実施形態を説明する。図3に示すように、車室前方に設置された合成樹脂板からなるインストルメントパネル5の下部の内側には、乗員の膝に対応する位置に、インストルメントパネル5の下部の内部空間を埋めるようにニーボルスタ1が設けてある。
図1ないし図3に示すように、ニーボルスタ1の本体10は比較的硬めのウレタン材からなる厚肉の角形ブロック状の成形体である。本体10の前端には、前方へ向かって開口する浅い断面ほぼハット形の金属ベース板30がインサート成形により本体10と一体に固着してある。本体10の車室側に向く後端面は、車両の急減速時にインストルメントパネル5を介して乗員の膝を受ける膝受け面11をなす。
本体10は、前端に向けて横幅が徐々に広くなる形状としてあり、またインストルメントパネル5内に設置された他の部材類と干渉しないように、上半部の横幅よりも下半部が狭くしてある。本体10の下半部では、本体10の側部周面12のうちの一方の縦面の下半部が内側へ階段状に変形するように形成してあり、本体10の下半部は片方側へ段階的に横幅が狭くしてある。
またインストルメントパネル5の内面形状に合わせ、本体10の膝受け面11の下半部の外周には、これをほぼ直角に切欠いた形状で、車室側に向く凹面部16が形成してある。
本体10には側部周面12全体を覆うシート状の被覆部材2が設けてある。被覆部材2は側部周面12に応じて曲げ変形が容易な薄肉(厚さ約0.9mm)のフェルト材からなる。被覆部材2は、本体10の側部周面12全周を一連に巻きまわす帯状に形成しておき、図略の両面テープ等を介して本体10の側部周面12全体に貼着してある。
被覆部材2の後縁は、本体10の側部周面12と膝受け面11の外周との境の湾曲コーナー部も被覆するように貼着してある。また被覆部材2は、本体10の側部周面12と一連に膝受け面11の外周の凹面部16も覆って貼着してある。
ニーボルスタ1は、前端のベース板30を介して金属板からなる縦板状の支持部材31が固定してあり、支持部材31をインストルメントパネル5を支えるフレーム部材4のブラケット41に固定して、インストルメントパネル5内に配設してある。ニーボルスタ1は、フレーム部材4とインストルメントパネル5との間の空間を埋めるように配置してあり、膝受け面11をインストルメントパネル5の内面に近接対向せしめてある。
車両の衝突等の急減速時に、乗員の膝が前方へ移動してインストルメントパネル5の下部に衝突すると、ニーボルスタ1は、乗員の膝によりインストルメントパネル5を介して圧縮され潰れ変形する。これにより乗員の膝への衝撃が吸収緩和され、また膝の前方への移動ストロークが規制される。
この場合、ニーボルスタ1の破砕の起点となる側部周面12はこれを覆う被覆部材2が貼着されて被覆部材2と一体化されているから、破砕はほとんど発生しない。またニーボルスタ1が変形するときに応力が集中して破砕の起点となる凹面部16にも被覆部材12が貼着されているから側部周面12と同様に破砕はほとんど発生しない。従って、ニーボルスタ1は全体が圧縮変形するから、膝への衝撃の吸収緩和性能および膝の移動規制性能が効果的に発揮される。
図4は本発明の他の実施形態を示すもので、被覆部材2はニーボルスタ1の本体10の側部周面12の下半部と膝受け面11の外周の凹面部16に貼着してある。本体10の下半部は、上半部よりも幅が狭く断面積が小さいので本体10が圧縮変形すると上半部よりも応力集中し、破砕が多く発生する。本実施形態は本体10の側部周面12のうち、破砕が多く発生する部分に局部的に被覆部材2を貼着したものである。
膝受け面11の外周の凹面部16は破砕が発生する起点となる箇所ではあるが、本体10の側部周面12に比べて面積が小さいので、破砕量は比較的少ない。従って、側部周面12のみに被覆部材2を付着し、上記凹面部16への貼着は省略してもよい。
このように被覆部材2の貼着は、ニーボルスタ1の側部周面12の全部または一部に貼着し、また側部周面12の他に、破砕が発生する箇所に局所的に貼着することにより、膝がインストルメントパネル5に衝突したときの衝撃を緩和し、また膝の移動を規制することができる。この場合、フェルト材の被覆部材2は、変形自由度が大きいから、必要箇所に隙間なく密着させれ貼着することができる。
本発明のニーボルスタを示す斜視図である 図1のII−II線に沿う幅方向の縦断面図である。 図2のIII −III 線に沿う位置でインストルメントパネル内に設置した状態を示す前後方向の縦断面図である。 本発明の他のニーボルスタを示す斜視図である
符号の説明
1 ニーボルスタ
10 本体(ウレタン材)
11 膝受け面(膝受け側の端面)
12 側部周面
16 凹面部
2 被覆部材(フェルト材)
5 インストルメントパネル

Claims (4)

  1. 車両のインストルメントパネルの内側で、乗員の膝と対向する位置に設けられて車両の急減速時等に前方へ移動する乗員の膝を受ける止めるウレタン材からなるブロック状のニーボルスタにおいて、
    上記ニーボルスタの側部周面に、シート状の被覆部材を貼着せしめたことを特徴とする車両のニーボルスタ。
  2. 請求項1に記載の車両のニーボルスタにおいて、
    上記被覆部材を薄いフェルト材で構成した。
  3. 請求項1または2に記載の車両のニーボルスタにおいて、
    上記被覆部材を、上記ニーボルスタの側部周面に巻きまわし貼着せしめた。
  4. 請求項1に記載の車両のニーボルスタにおいて、
    上記被覆部材を、上記ニーボルスタの車室側に向けた膝受け側の端面の外周の凹面部にも貼着せしめた。
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