JP2007153195A - 車両用シート - Google Patents

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Shinsuke Watanabe
晋介 渡辺
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Abstract

【課題】難しい製造を必要とすることなく製造コストの低減とデザインの自動度の向上を図り、かつ衝突時にサイドドア等が侵入してきた場合でも速やかにシートを侵入物から遠ざけることのできる車両用シートを提供する。
【解決手段】シートバック3のシートフレーム5の周囲に配置されるクッション材6の側面に開口9を設ける。開口9はクッション材6のサイドドア側の外表面からシートフレーム5の側面に達するように形成する。パッド材10を開口9に嵌合し、パッド材10がクッション材6のサイドドア側の外表面からシートフレーム5の側面の間に亘って配置されるようにする。
【選択図】図2

Description

この発明は、着座した乗員の上半身を支えるシートバックの側部にパッド材を備えた車両用シートに関するものである。
車両用シートとして、シートバックのサイドドア側の側部に、側方衝突時に衝突衝撃を吸収するためにパッド材を備えたものが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
この車両用シートは、シートバックのシートフレームがクッション材によって覆われ、このクッション材のうちのサイドドア側に臨む側部にパッド材が埋設されている。パッド材は、衝突衝撃の入力に伴う材料の変形によってエネルギーを吸収するようになっている。そして、パッド材はシートバックのクッション材の型成形時に型内に予めセットされ、クッション材の型成形とともに一体化される。
特開2000−108749号公報
しかし、この従来の車両用シートは、パッド材が同パッドよりも硬度の低いクッション材の内側に埋設された構造となっているため、車両の側方衝突時にサイドドアがシートバック方向に進入してくると、シートバックのクッション材の一部がパッド材よりも先行して変形し、その分乗員とサイドドアとの距離が近づいてしまう。
また、この従来の車両用シートは、クッション材の型成形時にパッド材が一体に埋め込まれるものであるため、成形型にパッド材をセットするための複雑な構造を設ける必要があり、このことが型費の高騰の原因となっている。
さらに、この従来の車両用シートは、クッション材の成形型内にパッド材が配置されるため、型内へのクッション材の充填時に材料の回り込みがパッド材によって阻害され易い。このため、材料の回り込み性や型抜き性(生技性)を考慮すると、パッド材やシートバック全体のデザインの自由度が制約されてしまう。
そこでこの発明は、難しい製造を必要とすることなく製造コストの低減とデザインの自動度の向上を図り、かつ衝突時にサイドドア等が侵入してきた場合でも速やかにシートを侵入物から遠ざけることのできる車両用シートを提供しようとするものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、シートバック(例えば、後述の実施形態におけるシートバック3)のシートフレーム(例えば、後述の実施形態におけるシートフレーム5)の周囲にクッション材(例えば、後述の実施形態におけるクッション材6)を配置し、このクッション材よりも硬質なパッド材(例えば、後述の実施形態におけるパッド材10)を前記シートバックの側部に設け、前記シートフレームの側部を被うクッション材に、このクッション材の外表面から前記シートフレームの側面に達する開口(例えば、後述の実施形態における開口9)を形成し、前記パッド材を、前記開口を通して、前記クッション材の外表面から前記シートフレームの側面の間に亘るように配置するようにした。
これにより、側方衝突時に、サイドドアがシートバックの側面を押圧し始めると、パッド材がシートフレームに直接的に押し付けられ、シートフレームを押圧することでシートを速やかにサイドドア等の侵入物から遠ざける。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記パッド材を前記開口に嵌合固定するようにした。
パッド材は、これによりクッション材上の設定位置に正確に位置固定される。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記パッド材の前記開口との嵌合面を、前記クッション材の外表面側に位置される側に向かって広がるテーパ状に形成するようにした。
これにより、パッド材が開口内に容易に取り付けられるとともに、開口に嵌合された後のパッド材の姿勢が安定する。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、前記パッド材の前記シートフレームとの当接面に緩衝材(例えば、後述の実施形態における不織布11)を設けるようにした。
これにより、パッド材の硬質面がシートフレームに直接当接することによる異音の発生が防止される。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記緩衝材を、前記パッド材と一体成形された不織布(例えば、後述の実施形態における不織布11)によって構成するようにした。
これにより、パッド材の体積を大きく圧迫することなく、異音の発生防止を未然に図ることができる。
この発明によれば、パッド材が、クッション材の開口を通して、クッション材の側部の外表面からシートフレームの側面の間に亘るように配置されるため、例えば、サイドドアがシートに対して侵入してきた場合でもパッド材がシートフレームを押圧し、シートを速やかにサイドドアから遠ざけることができる。しかも、製造に際しては、クッション材の開口内にパッド材を配置すれば良いことから、製造の容易化を図ることができる。したがって、この発明においては、製造コストの低減とシートバックのデザインの自由度の向上を図りつつ、衝突時におけるさらなる安全性の向上を図ることができる。
以下、この発明の一実施形態を図1,図2に基づいて説明する。なお、この実施形態における車両用シート1は、右ハンドル車の助手席用のシート(即ち、車両の前席左側シート)である。
図1に示すように、車両用シート1は乗員の臀部を支持するシートクッション2と、乗員の要部及び背部を支持するシートバック3と、乗員の頭部を支持するヘッドレスト4とを備え、シートクッション2は図示しないシートレールを介して車体に前後移動可能に取り付けられている。シートバック3は、その下端部にてシートクッション2の後端部に傾動可能に連結され、ヘッドレスト4は、シートバック3の上端部に昇降調整可能に取り付けられている。
シートバック3は、図2に示すように金属製のシートフレーム5の前方側と側方側を被うようにクッション材6が設けられ、このクッション材6の周囲が表皮材7によって被われている。クッション材6は、例えば軟質の発泡ウレタン等によって形成されている。
図2は、シートバック3のサイドドア側の側部の断面であり、この部位では、側縁部がシートバック3のランバーサポート部(図示せず)に対して前方に張り出し、その張り出し部分が運転者の胴部側方を包み込むサイドサポート部8となっている。なお、シートバック3のサイドドア側の側部では、断面略コ字状のシートフレーム5が上下方向に延出しており、このシートフレーム5のサイドア側の面は略偏平に形成されている。また、シートバック3の室内中央側の側部にはサイドドア側と同様のサイドサポート部が形成されている。
シートバック3の側部のクッション材6のうちの、図2に示すシートフレーム5の側面を被う部分には、断面が略長方形状の縦長の開口9が形成されている。この開口9は、クッション材6のサイドドア側の外表面からシートフレーム5の側面に達するようにクッション材6を貫通して形成されている。そして、この開口9には、クッション材6よりも硬質の発泡ウレタン等から成るパッド材10が嵌合固定されている。
パッド材10は、開口9とほぼ同断面である直方体状に形成されているが、開口9に嵌合される外側面は、クッション材6の外表面側に向かって外形寸法が緩やかに広がるようにテーパ状に形成されている(図2中のテーパ角α°参照)。また、エネギー吸収パッド10の先端面には緩衝材である不織布11が一体に取り付けられている。この不織布11は、パッド材10の型成形時に型内に予めセットされ、同パッド10の造形時に一体化される。パッド材10はシートフレーム5の側面に突き当たるまでクッション材6の開口9内に嵌合されるが、このときパッド材10は、その先端部の不織布11を介してシートフレーム5に当接する。
なお、図2は、パッド材10が開口9に嵌合された状態であるため、開口9が外側に向かってテーパ状に開いているが、パッド材10が嵌合される前の開口9はテーパ角を持たないストレートな形状となっている。
この車両用シートでは、パッド材10がクッション材6の開口9を通し、クッション材6のサイドドア側の外表面からシートフレーム5の側面に突き当たる範囲に亘って配置されている。このため、車両の側方衝突時に自車のサイドドアがシートバック3の側面に当たると、パッド材10がシートバック3の表皮材7を通してサイドドアとシートフレーム5の間で即時に衝突衝撃を受け止めるようになり、また、パッド材10がシートフレーム5を押圧するので、シートを速やかにサイドドアから遠ざける。
また、車両用シート1のシートバック3の製造に際しては、パッド材10とクッション材6を個別に型成形し、クッション材6の開口9に対して、パッド材10を先端側の不織布11がシートフレーム5の側面に当接する位置まで圧入する。
この車両用シート1の構造を採用した場合、クッション材6の型成形時に型内にパッド材10を配置する必要がなくなるため、クッション材6の型構造を簡素化することができるうえ、材料の回り込み性や型抜き性を良好にすることができる。したがって、これらの理由により、製造コストの低減が可能になるとともに、パッド材10やシートバック3全体のデザインの自由度を高めることが可能になる。
また、この車両用シート1においては、パッド材10の嵌合面を、クッション材6の外側に位置される側に向かって広がるようにテーパ状に形成し、その嵌合面をクッション材6の開口9に圧入するため、パッド材10をクッション材6上の設定位置に正確に、かつ容易に取り付けることができるとともに、取り付け後のパッド材10の姿勢を安定させることができる。
さらに、この実施形態の車両用シート1の場合、パッド材10のシートフレーム5との接触面に緩衝材である不織布11を一体に取り付けてあるため、パッド材10の硬質面がシートフレーム5に直接接触することによって起こる異音の発生を防止することができる。特に、この実施形態では、緩衝材として不織布11を用いたことにより、パッド材10の体積の縮小を極めて小さく抑えることができる。
また、この実施形態の車両用シート1は、クッション材6に形成する開口9の位置やサイズを、図3に示すようにサイドエアバッグ付き車両のエアバッグモジュール15の設置位置やサイズと同じに設定することにより、同じクッション材6をサイドエアバッグ付き車両とサイドエアバッグの無い車両で共用し、生産性の向上を図ることができる。即ち、この車両用シート1においては、パッド材10を取り付けるための開口9が、シートフレーム5が露出するようにクッション材6を貫通して形成されているため、サイドエアバッグ付き車両においては、シートフレーム5にボルト16によって結合されるエアバッグモジュール15をそのまま開口9内に配置することができる。なお、図3において、17は、サイドエアバッグのインフレータであり、18は、モジュール内に折り畳み収容されたバッグ本体である。
以上ではこの発明の一実施形態について説明したが、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、パッド材10の先端部には必ずしも不織布11を設けなくても良く、パッド材10の先端部の表面を異音の発生し難い凹凸形状に加工したり、異音の発生し難いシート状の材料を接着するようにしても良い。
この発明の一実施形態を示す車両用シートの側面図。 同実施形態を示す図1のA−A断面に対応する断面図。 同実施形態を示す図1のA−A断面に対応する断面図。
符号の説明
1…車両用シート
3…シートバック
5…シートフレーム
6…クッション材
9…開口
10…パッド材
11…不織布(緩衝材)

Claims (5)

  1. シートバックのシートフレームの周囲にクッション材を配置し、このクッション材よりも硬質なパッド材を前記シートバックの側部に設け、
    前記シートフレームの側部を被うクッション材に、このクッション材の外表面から前記シートフレームの側面に達する開口を形成し、
    前記パッド材を、前記開口を通して、前記クッション材の外表面から前記シートフレームの側面の間に亘るように配置したことを特徴とする車両用シート。
  2. 前記パッド材を前記開口に嵌合固定したことを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記パッド材の前記開口との嵌合面を、前記クッション材の外表面側に位置される側に向かって広がるテーパ状に形成したことを特徴とする請求項2に記載の車両用シート。
  4. 前記パッド材の前記シートフレームとの当接面に緩衝材を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用シート。
  5. 前記緩衝材を、前記パッド材と一体成形された不織布によって構成したことを特徴とする請求項4に記載の車両用シート。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017081313A (ja) * 2015-10-26 2017-05-18 トヨタ自動車株式会社 車両用サイドエアバッグ装置及びサイドエアバッグの折り畳み方法

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