JP2007175229A - 医療機器制御端末、及び医療機器制御装置 - Google Patents

医療機器制御端末、及び医療機器制御装置 Download PDF

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潔志 関口
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Abstract

【課題】本発明は、所定のエリア以外の場所からの無線通信による操作を防止することができる医療機器制御端末、及び医療機器制御装置を提供する。
【解決手段】本発明の実施の形態における医療機器制御端末である携帯端末3は、CPU20と、無線通信部21と、電波強度検出部22と、記憶部23と、タッチパネル24とを含んで構成される。記憶部23は、所定のエリアである室内の電波強度と、室外の電波強度の平均値を算出し、この平均値を閾値として記憶している。CPU20は、受信した電波強度と、この閾値とを比較し、その比較結果に基づいてタッチパネル24における操作入力を有効、もしくは無効にする。
【選択図】図2

Description

本発明は、医療機器制御端末、及び医療機器制御装置に関し、特に、無線通信により医療機器に対する操作信号を出力する医療機器制御端末、及び携帯端末からの無線通信により受信した操作信号に基づいて医療機器を操作する医療機器制御手段に関する。
従来から、例えばワイヤレスタッチパネル装置、又はPDA(Personal Digital Assistance)等の携帯端末を用いて、医療機器に対して無線操作が可能な医療システムがある。
例えば、特開2003−223216号公報では、モバイル装置により集中制御装置の設定を変更することができる制御システムが提案されている。
このような医療システムは、無線電波の到達可能範囲内であれば、携帯端末によってどこからでも医療機器を操作することができる。
特開2003−223216号公報
しかしながら、操作信号の無線電波は、医療システムが使用されている部屋の壁を透過してしまうことがある。そのため、上述したような医療システムでは、医療機器が使用されている部屋以外の場所にある携帯端末によっても操作されてしまう可能性がある。つまり、別の場所にある医療システムの使用状況を確認できない操作者が、別の場所で携帯端末を操作することによって、その医療システムが有する医療機器、例えば電気メス等の設定値を変更することができてしまう。その結果、上述の医療システムは、使用者の意図しない動作をする可能性があり、信頼性に問題を有する。
そこで本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、所定のエリア以外の場所からの無線通信による操作を防止することができる医療機器制御端末、及び医療機器制御装置を提供することを特徴とする。
本発明の医療機器制御端末は、無線通信を行う無線通信手段と、医療機器に対する操作信号を出力する操作手段とを有する医療機器制御端末であって、上記無線通信手段が受信した電波の電波強度を検出する電波強度検出手段と、上記電波強度に関する所定の閾値を記憶する記憶手段と、上記電波強度と、上記所定の閾値とを比較した結果に基づいて、上記操作信号を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の医療機器制御装置は、携帯端末からの無線通信により受信した操作信号に基づいて医療機器を操作する医療機器制御装置であって、上記携帯端末が所定のエリアに出入りしたことを検出し、出入り検出信号を出力する出入り検出手段と、上記出入り検出信号に基づいて上記操作信号の受信を制御する受信制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の医療機器制御端末、及び医療機器制御装置は、所定のエリア以外の場所からの無線通信による操作を防止することができるため、使用者の意図しない動作を防止することができる。
以下に本発明における実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
以下に、本発明における第1の実施の形態の医療機器制御端末について説明する。本実施の形態の医療機器制御端末は、無線通信により複数の医療機器を操作することができるものである。また、この医療機器制御端末は、所定のエリアである複数の医療機器が配置された部屋においては、操作入力を有効にし、複数の医療機器が配置された部屋以外においては、操作入力を無効にする制御を行うものである。
まず、本実施の形態の概略的な構成を説明する。図1は、本実施の形態の医療機器制御端末を含んで構成される医療システムの全体の概略的な構成図である。図1に示すように、医療システム1は、複数の医療機器が搭載されたトロリー2と、複数の医療機器を操作することができる医療機器制御端末としての携帯端末3とを含んで構成されている。
トロリー2は、例えば内視鏡観察、及び手術等を行うのに必要な医療機器を複数搭載して、手術室等に移動可能に設置されるものである。本実施の形態においては、トロリー2には、モニタ10と、カメラコントロールユニット(以下、CCUと略記)11と、光源装置12と、電気メス出力装置13と、VTR14と、制御装置15とが搭載されている。制御装置15は、図示しない信号線によって、モニタ10、CCU11、光源装置12、電気メス出力装置13、及びVTR14とそれぞれ接続される。なお、トロリー2に搭載される装置は、上述の装置に限定されるものではない。
モニタ10は、トロリー2の上部に設けられ、内視鏡装置によって撮像された画像を表示する。内視鏡装置は、図示しない内視鏡がCCU11、及び光源装置12に接続されることによって構成される。
この内視鏡装置による観察は、まず、光源装置12によって生成された照明光が、内視鏡に内挿されたライトガイドファイバにより、内視鏡先端部に導かれ、被写体に照射される。この被写体からの反射光は、内視鏡の先端部に備えられた撮像素子によって撮像される。そして、撮像素子は、撮像した被写体像に基づいた画像信号をCCU11に出力し、CCU11は、入力した画像信号に画像処理を行う。処理された画像信号は、モニタ10に出力される。
また、この画像信号は、VTR14にも入力され、操作者は、必要であれば画像信号を記録することができる。また、VTR14は、操作者の操作に応じて、記録した画像信号を読み出すことができる。
また、電気メス出力装置13は、高周波電流による発熱作用を利用する刃先を備えた図示しない電気メスと接続されている。この電気メスは、例えば患部の切開、切断、止血処置等に使用される。電気メス出力装置13は、接続された電気メスに高周波電流を供給する。
これら上述した装置は、制御装置15によって一元的に制御される。この制御装置15は、アンテナ16を備え、RF通信方式によって携帯端末3と無線通信が可能である。制御装置15は、トロリー2に搭載されている医療機器の各種の情報を、携帯端末3に送信し、また、携帯端末3からの操作信号を受信する。制御装置15は、受信した操作信号に基づいて、各装置にそれぞれ制御信号を出力する。
この携帯端末3は、ワイヤレスタッチパネル4、もしくはPDA(Personal Digital Assistance)5により構成される。なお、図中には、ワイヤレスタッチパネル4及びPDA5の両方を示すが、本実施の形態においては、少なくともどちらか一つがあれば良い。
ワイヤレスタッチパネル4及びPDA5は、それぞれ各種の情報を表示するための図示しない表示手段、操作者が操作入力をするための図示しない各種スイッチ類等を備えている。また、上述したように、このワイヤレスタッチパネル4及びPDA5は、制御装置15と無線通信を行うことによって、トロリー2に搭載された医療機器の各種の情報の受信、及び操作者の操作入力に応じた操作信号の送信を行うことができる。このワイヤレスタッチパネル4、及びPDA5についての構成は後述する。
このように医療システム1は、内視鏡装置により患部を観察しながら、切開、切断、止血処置等の各種処置を行うことができる。また、携帯端末3は、トロリー2から離れた場所においても、トロリー2に搭載された医療機器の各種情報を一元的に管理し、また、各医療機器の操作をすることができる。
次に、携帯端末3の概略的な構成を説明する。以下には、携帯端末3における操作入力を有効、もしくは無効にする制御に関する構成のみを説明し、その他の画像表示等の機能の説明は省略する。また、以下には、一例としてワイヤレスタッチパネル4についての説明をするが、PDA5についても同様の機能を備えているものとする。
図2は、ワイヤレスタッチパネル4の概略的な構成図を示す。図2に示すように、ワイヤレスタッチパネル4は、制御手段であるCPU20と、無線通信手段である無線通信部21と、電波強度検出手段である電波強度検出部22と、記憶手段である記憶部23と、操作手段であるタッチパネル24とを含んで構成される。
タッチパネル24は、操作者が指、もしくはペン型入力装置で表示画面に触れることによって、操作入力を行う装置である。この表示画面には、操作対象の医療機器の各種操作の操作信号に対応するアイコン、文字等が表示される。タッチパネル24は、指、もしくはペン型入力装置が触れた位置に対応した操作信号をCPU24に出力する。なお、操作手段は、タッチパネル24ではなく、操作者が操作を指示、又は入力をすることができればどのようなものでも良い。
一方、無線通信部21は、タッチパネル24の電源がオン状態のときは、常に制御装置15と無線による通信をアンテナ16を介して行う。また、無線通信部21は、受信した電波により生成された受信信号を、CPU20、及び電波強度検出部22に出力する。電波強度検出部22は、入力された電波の強度に応じた電波強度信号をCPU20に出力する。
CPU20は、入力された電波強度信号と、記憶部23に予め記憶されている電波強度に関する閾値とを比較し、その比較結果に応じてタッチパネル24における操作入力を有効、もしくは無効にする制御を行う。この閾値、及び閾値と電波強度との比較についての詳細は後述する。
タッチパネル24における操作入力を有効にした場合、CPU20は、入力された操作信号を無線通信部21に出力する。無線通信部21は、入力された操作信号を無線通信により制御装置15に送信する。
ここで、上述の電波強度に関する閾値について図3、および図4を用いて以下に説明する。図3は、閾値算出処理の流れの例のフローチャートである。図4は、トロリー2、及び携帯端末3の配置の例を示す図である。
以下に、閾値算出処理について説明する。上述した電波強度に関する閾値は、医療システム1を使用する前に、操作者があらかじめ設定するものである。以下に説明する処理は、携帯端末3、及び制御装置15の電源をオンしたときに始まるものとする。
また、タッチパネル24は、電波強度記憶ボタンを有しているものとする。さらに、図4に示すようにトロリー2は、所定のエリアである部屋100の室内100Aに配置されているものとする。
まず、CPU20は、部屋100の室内100Aにおける電波強度を検出するように操作者に促すような第1のメッセージを、タッチパネル24に表示させる(ステップS1)。このメッセージは、例えば「トロリーがある部屋で電波強度記憶ボタンを押してください」というようなものである。
そして、CPU20は、タッチパネル24の電波強度記憶ボタンが押されたかどうかを判定する(ステップS2)。電波強度記憶ボタンが押された場合、処理はステップS3へ移行する。電波強度記憶ボタンが押されていない場合、処理はステップS2を繰り返す。
次に、CPU20は、電波強度記憶ボタンが押されたときに受信している電波強度を記憶部23に記憶させる(ステップS3)。
ステップS1、ステップS2、及びステップS3においては、操作者は、部屋100の室内100Aの所望の場所において、電波強度記憶ボタンを押し、室内の電波強度を記憶部23に記憶させる。このときの携帯端末3は、例えば図4に示すようにトロリー2と同じ室内100Aの位置3Aの位置にある。
続いて、CPU20は、部屋100の室外100Bにおける電波強度を測定するように操作者に促すような第2のメッセージを、タッチパネル24に表示させる(ステップS4)。このメッセージは、「トロリーのある部屋の隣の部屋で電波強度記憶ボタンを押してください」というようなものである。
そして、CPU20は、ワイヤレスタッチパネル24の電波強度記憶ボタンが押されたかどうかを判定する(ステップS5)。電波強度記憶ボタンが押された場合、処理はステップS6へ移行する。電波強度記憶ボタンが押されていない場合、処理はステップS5を繰り返す。
次に、CPU20は、2回目の電波強度記憶ボタンが押されたときに受信している電波強度を記憶部23に記憶させる(ステップS6)。
つまり、ステップS4、ステップS5、及びステップS6においては、ステップS1、及びステップS2と同様に、操作者は、部屋100以外の場所である室外100Bにおいて、電波強度記憶ボタンを押すことによって室外100Bの電波強度を記憶部23に記憶させる。このときの携帯端末3は、図4に示すようにトロリー2とは異なる部屋である室外100Bの位置3Bの位置にある。
そして、CPU20は、記憶部23に記憶させた室内100Aの電波強度と、室外100Bの電波強度の平均値を算出し、この平均値を閾値として記憶部23に記憶させる(ステップS7)。例えば、室内100Aにおける電波強度が100段階で80であり、室外100Bにおける電波強度が100段階で20である場合、閾値は、(80+20)÷2=50となる。
なお、電波強度を測る順序は、部屋100の室内100Aが最初でなくても良い。上述の閾値算出処理において、少なくとも2回、電波強度を測定すれば良い。もちろん電波強度を2回以上測定して、閾値を算出するようにしても良い。
以上の処理を行うことにより、記憶部23に閾値を記憶させる。電波強度の平均値を閾値とする理由は、同じ室内100Aにおいて電波強度を検出しても、携帯端末3の位置によって受信する電波の強度がばらつくため、平均値を閾値とすることによって、そのばらつきの影響を排除するためである。
続いて、上述した構成の携帯端末3の動作を以下に説明する。
図5は、電波強度に基づいた操作入力の制御処理の流れの例を示すフローチャートである。以下に説明する処理は、CPU20が行うものである。また、以下の処理は、閾値算出処理を行った後、常に行われるものとする。
まず、CPU20は、入力された電波強度と、記憶部23に記憶された閾値とを比較する(ステップS11)。電波強度が閾値以上である場合、処理はステップS12へ移行する。電波強度が閾値未満である場合、処理はステップS15へ移行する。
電波強度が閾値以上である場合、CPU20は、操作入力が無効となっているかどうかを判断する(ステップS12)。操作入力が無効となっている場合、処理はステップS13へ移行する。操作入力が有効となっている場合、処理は終了し、引き続き電波強度が監視される。
操作入力が無効となっている場合、CPU20は、操作入力を有効にする(ステップS13)。そして、処理はステップS14に移行し、CPU20は、タッチパネル24に表示されている操作入力が無効である旨のメッセージを非表示にする。その後は、引き続き電波強度が監視される。
電波強度が閾値未満である場合、CPU20は、操作入力が有効となっているかどうかを判断する(ステップS15)。操作入力が有効となっている場合、処理はステップS16に移行する。操作入力が無効となっている場合、処理は終了し、引き続き電波強度が監視される。
操作入力が有効となっている場合、CPU20は、操作入力を無効にする。そして、処理はステップS16に移行し、CPU20は、操作入力が無効である旨のメッセージをタッチパネル24に表示する(ステップS17)。このステップS16は、無効出力手段を構成する。その後は、引き続き電波強度が監視される。
以上説明したように、本実施の形態の医療機器制御端末である携帯端末3は、所定のエリアであるトロリー2が配置された部屋100の室外100Bにおいて、携帯端末3の操作入力を無効にすることができる。そのため、トロリー2に搭載された医療機器が操作者の意図しない動作をすることを防止することができる。
なお、本実施の形態における携帯端末3は、ワイヤレスタッチパネル4、及びPDA5に限らず、上述した構成を備えていればどのようなものでも良い。
また、本実施の形態におけるトロリー2、及び携帯端末3に赤外線による通信手段を備えても良い。この場合、例えば、トロリー2に全方向受光可能な赤外線受光手段を設け、携帯端末3に赤外線発光手段を設ける。この赤外線通信手段により、携帯端末3がトロリー2と同じ部屋に位置するかどうかを判定し、操作入力の有効、もしくは無効を判定する。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態における医療機器制御装置について説明する。
本実施の形態の医療機器制御装置は、無線通信可能な携帯端末から操作信号を受信し、受信した操作信号に応じて複数の医療機器を制御するものである。また、この医療機器制御装置は、所定のエリアとしての複数の医療機器が配置された部屋に対して携帯端末が出入りしたことを検出し、携帯端末がその部屋の中にある場合は、携帯端末との無線通信を許可し、携帯端末が部屋の外にある場合は、携帯端末との無線通信を禁止することができるものである。
まず、本実施の形態の医療機器制御装置を含んで構成される医療システムの全体の構成を説明する。図6は、医療システムの全体の概略的な構成図である。また、本実施の形態の医療システムは、第1の実施の形態と同様の構成要素を含み、同じ構成要素に対しては、同じ符号を用い、説明は省略する。
図6に示すように医療システム50は、トロリー2と、携帯端末3と、ゲート53とを含んで構成される。
トロリー2は、第1の実施の形態と同様の医療機器を複数搭載している。本実施の形態のトロリー2は、第1の実施の形態と異なり、制御装置15ではなく、医療機器制御装置51を搭載している。この医療機器制御装置51は、トロリー2に搭載された各種装置とそれぞれ接続されている。また、医療機器制御装置51は、アンテナ16を有し、携帯端末3と無線通信が可能である。医療機器制御装置51の構成については後述する。
この携帯端末3は、第1の実施の形態と異なり、RFID(Radio Frequency Identification)タグ52を有する。このRFIDタグ52は、物体の識別に利用される微小なICチップであり、例えば識別コードなどの情報が記録され、電波を使ってタグリーダと情報を送受信する。タグリーダは、RFIDタグ52の識別コードの読み取りを行う装置である。
医療システム50は、このタグリーダとしてゲート53を有している。ゲート53は、ゲート53Aとゲート53Bから構成され、医療機器制御装置51とそれぞれ接続されている。携帯端末3を携帯した操作者がゲート53を通過すると、RFIDタグ52により、ゲート53は、携帯端末3がゲート53を通過したことを検出する。
このように携帯端末3がゲート53を通過したかどうかに基づいて、医療機器制御装置51は、携帯端末3の位置、具体的には、携帯端末3が所定のエリア内にあるか否かを判定し、その判定結果に基づいて携帯端末3から送信された操作信号の受信を許可、もしくは禁止する制御を行う。この医療機器制御装置51における携帯端末3の位置の判定、及び操作信号の受信の許可、もしくは禁止の制御については後述する。
次に、上述した医療システム50の概略的な配置を図7に示す。図7に示すように、トロリー2は、所定のエリアとしての部屋100の室内100Aに配置される。また、ゲート53Aは、部屋100の出入り口の室内100A側に配置される。ゲート53Bは、部屋100の出入り口の室外100B側に配置される。つまり、携帯端末3を携帯した操作者が部屋100を出入りする場合、操作者は、図7中に破線の矢印によって示すようにゲート53A、及びゲート53Bの両方を通過しなければならない。なお、ゲート53A、及びゲート53Bは、携帯端末3を携帯した操作者が部屋100に出入りするときに必ず通過するように配置されるのであれば、どのように配置されても良い。
続いて、以下に携帯端末3の位置の判定と、携帯端末3からの操作信号の受信の許可、もしくは禁止の制御に関わる構成を説明する。図8は、医療機器制御装置51、及びゲート53の概略的な構成図である。図8の医療機器制御装置51には、携帯端末3の位置の判定と、携帯端末3からの操作信号の受信の許可、もしくは禁止の制御に関する構成要素についてのみ示し、各種医療機器の制御に関わる構成は省略する。
図8に示すように、医療機器制御装置51は、CPU60と、無線通信部61とを含んで構成される。また、無線通信部61、ゲート53A、及びゲート53Bは、CPU60と接続されている。
ゲート53Aは、携帯端末3が通過すると、第1の出入り検出信号を出力する。また,ゲート53Bは、携帯端末3が通過すると、第2の出入り検出信号を出力する。CPU60は、入力した第1、及び第2の出入り検出信号に基づいて、携帯端末3が部屋100の室内100Aに位置するのか、室外100Bに位置するのかを判定する。携帯端末3が室内100Aに位置する場合は、CPU60は、無線通信部61に受信許可信号を出力する。携帯端末3が室外100Bに位置する場合は、CPU60は、無線通信部61に受信禁止信号を出力する。
受信許可信号を受信した場合、無線通信部61は、携帯端末3からの操作信号を受信し、CPU60へ出力する。受信禁止信号を受信した場合、無線通信部61は、操作信号を受信しない。
このように医療機器制御装置51は、携帯端末3の位置によって、携帯端末3からの操作信号の受信を制御することができる。
ここで、CPU60における操作信号の受信制御の処理を以下に説明する。
図9に操作信号の受信制御の処理の流れの例を示すフローチャートを示す。図9の処理は、CPU60において行われるものであり、医療機器制御装置51の電源がオンにされたときから始まるものとする。また、携帯端末3がゲート53を通過したかどうかに関するフラグFは、「0」である状態で始まるものとする。このフラグFは、携帯端末3がゲート53A、もしくはゲート53Bのどちらかを通過したことが検出されると、フラグF=1となるものである。
まず、CPU60は、第1の出入り検出信号が出力されたかどうか判定する(ステップS21)。第1の出入り検出信号が出力された場合、処理はステップS22に移行する。第1の出入り検出信号が出力されていない場合、処理はステップS26に移行する。
続いて、CPU60は、フラグFが「1」であるかどうか判定する(ステップS22)。つまり、すでに携帯端末3がゲート53Bを通過しているかどうかを判定する。
フラグF=1である場合、処理は、ステップS23に移行する。フラグF=0である場合、つまり、携帯端末3がゲート53のゲート53Aを最初に通過した場合、処理はステップS25に移行し、CPU60は、フラグFを「1」にする。そして、処理はステップS26に移行する。
フラグF=1の場合、つまり、すでに携帯端末3がゲート53Bを通過している場合、言い換えると、携帯端末3がゲート53B、ゲート53Aという順序で通過した場合、CPU60は、携帯端末3が部屋100の室内100Aに入ったと判定し、無線通信部61に通信許可信号を出力する(ステップS23)。
そして、CPU60は、フラグFを「0」にし(ステップS24)、処理は、ステップS26に移行する。
次に、CPU60は、第2の出入り検出信号が出力されたかどうか判定する(ステップS26)。第2の出入り検出信号が出力された場合、処理はステップS27に移行する。第2の出入り検出信号が出力されていない場合、処理は終了する。
続いて、CPU60は、フラグFが「1」であるかどうか判定する(ステップS27)。つまり、すでに携帯端末3がゲート53Aを通過しているかどうかを判定する。
フラグF=1である場合、処理は、ステップS28に移行する。フラグF=0である場合、つまり、携帯端末3がゲート53のゲート53Bを最初に通過した場合、処理はステップS30に移行し、CPU60は、フラグFを「1」にする。そして、処理は終了する。
フラグF=1の場合、つまり、すでに携帯端末3がゲート53Aを通過している場合、言い換えると、携帯端末3がゲート53A、ゲート53Bという順序で通過した場合、CPU60は、携帯端末3が部屋100の室外100Bに出たと判定し、無線通信部61に通信禁止信号を出力する(ステップS28)。
そして、CPU60は、フラグFを「0」にし(ステップS29)、処理は終了する。
上述した処理が終了すると、CPU60は、再びステップS21から処理を繰り返す。
なお、ステップS21、及びステップS27は、出入り検出手段を構成する。また、ステップS21は、第1の出入り検出手段であり、ステップS27は、第2の出入り検出手段である。ステップS23、及びステップS28は、受信制御手段を構成する。
以上説明したように、本実施の形態の医療機器制御装置51は、所定のエリアであるトロリー2が配置された部屋100の室内100Aにおいては、携帯端末3との無線通信を許可し、室外100Bにおいては携帯端末との無線通信を禁止することができる。そのため、トロリー2に搭載された医療機器が操作者の意図しない動作をすることを防止することができる。
なお、本実施の形態におけるゲート53は、部屋100の出入り口に配置しているが、例えば、部屋100に入口、及び出口を設け、入口にゲート53A、出口にゲート53Bを配置するようにしても良い。この場合のゲート53の配置を図7中に二点鎖線にて示す。CPU60は、第1の出入り検出信号を受信したときには、携帯端末3との無線通信を許可し、第2の出入り検出信号を受信したときには、携帯端末3との無線通信を禁止する。
また、本実施の形態における医療機器制御装置51は、携帯端末3からの操作信号の受信を禁止したとき、携帯端末3に無線通信を禁止した旨を出力させる信号を送信する禁止出力手段を備えても良い。
さらに、本実施の形態における携帯端末3は、第1の実施の形態におけるワイヤレスタッチパネル4、及びPDA5に限らず、無線通信により操作信号を送信し、各装置を操作することができるものであればどのようなものでも良い。
以上説明したように、本発明の実施の形態における医療機器制御端末、及び医療機器制御装置は、所定のエリア以外の場所からの無線通信による操作を防止することができる。
なお、本発明は前述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない程度に改変が可能である。
第1の実施の形態に係る、医療システムの全体の概略的な構成図である。 第1の実施の形態に係る、ワイヤレスタッチパネルの概略的な構成図である。 第1の実施の形態に係る、閾値算出処理の流れの例のフローチャートである。 第1の実施の形態に係る、トロリー、及び携帯端末の配置の例を示す図である。 第1の実施の形態に係る、電波強度に基づいた操作入力の制御処理の流れの例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る、医療システムの全体の概略的な構成図である。 第2の実施の形態に係る、医療システムの概略的な配置である。 第2の実施の形態に係る、医療機器制御装置、及びゲートの概略的な構成図である。 第2の実施の形態に係る、操作信号の受信制御の処理の流れの例を示すフローチャートを示す。
符号の説明
1 医療システム、2 トロリー、3 携帯端末、4 ワイヤレスタッチパネル、5 PDA、15 制御装置、16 アンテナ、23 タッチパネル、50 医療システム、51 医療機器制御装置、52 RFIDタグ、53 ゲート、53A ゲート、53B ゲート、100A 室内、100B 室外、100 部屋

Claims (14)

  1. 無線通信を行う無線通信手段と、医療機器に対する操作信号を出力する操作手段とを有する医療機器制御端末であって、
    上記無線通信手段が受信した電波の電波強度を検出する電波強度検出手段と、
    上記電波強度に関する所定の閾値を記憶する記憶手段と、
    上記電波強度と、上記所定の閾値とを比較した結果に基づいて、上記操作信号を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする医療機器制御端末。
  2. 上記所定の閾値は、
    所定のエリア内における電波強度と、上記所定のエリア外における電波強度と、に基づいて算出されることを特徴とした請求項1記載の医療機器制御端末。
  3. 算出される上記所定の閾値は、
    上記所定のエリア内における電波強度と、上記所定のエリア外における電波強度との平均値であることを特徴とする請求項2に記載の医療機器制御端末。
  4. 上記制御手段は、
    上記電波強度が上記所定の閾値以上の場合、上記操作信号を有効にし、上記電波強度が上記所定の閾値未満の場合、上記操作信号を無効にすることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の医療機器制御端末。
  5. さらに、上記制御手段が上記操作信号を無効にしたときに、上記操作信号を無効にした旨を出力する無効出力手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の医療機器制御端末。
  6. 上記無線通信手段は、RF通信方式を用いていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一つに記載の医療機器制御端末。
  7. 携帯端末からの無線通信により受信した操作信号に基づいて医療機器を操作する医療機器制御装置であって、
    上記携帯端末が所定のエリアに出入りしたことを検出し、出入り検出信号を出力する出入り検出手段と、
    上記出入り検出信号に基づいて上記操作信号の受信を制御する受信制御手段と、
    を備えることを特徴とする医療機器制御装置。
  8. 上記出入り検出手段は、
    第1の出入り検出信号を出力する第1の出入り検出手段と、
    第2の出入り検出信号を出力する第2の出入り検出手段とを有し、
    上記受信制御手段は、
    上記第1の出入り検出信号と、上記第2の出入り検出信号に基づいて、上記操作信号の受信を制御することを特徴とする請求項7に記載の医療機器制御装置。
  9. 上記第1の出入り検出手段は、上記所定のエリアの入口に配置され、
    上記第2の出入り検出手段は、上記所定のエリアの出口に配置されることを特徴とする請求項8記載の医療機器制御装置。
  10. 上記受信制御手段は、
    上記第1の出入り検出信号が出力されたときに、上記操作信号の受信を許可し、上記第2の出入り検出信号が出力されたときに、上記操作信号の受信を禁止するように上記操作信号の受信を制御することを特徴とする請求項9に記載の医療機器制御装置。
  11. 上記受信制御手段は、
    上記第1の出入り検出信号と、上記第2の出入り検出信号の出力される順序に基づいて、上記操作信号の受信を許可、もしくは禁止するように上記操作信号の受信を制御することを特徴とする請求項8記載の医療機器制御装置。
  12. さらに、上記受信制御手段が上記操作信号の受信を禁止したときに、上記操作信号の受信を禁止した旨を出力する禁止出力手段を備えることを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の医療機器制御装置。
  13. 上記出入り検出手段は、RFIDによって上記携帯端末が所定のエリアに出入りしたことを検出することを特徴とする請求項7から請求項12のいずれか一つに記載の医療機器制御装置。
  14. 上記携帯端末との無線通信は、無線LANを介して行われることを特徴とする請求項7から請求項12のいずれか一つに記載の医療機器制御装置。

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