JP2007175144A - 清掃具 - Google Patents

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Abstract

【課題】芯部と可撓性張出し部とからなる清掃具本体を備える清掃具において、清掃部材を清掃具本体から外れないように保持すると共に容易に着脱できるようにする。
【解決手段】清掃具本体13と柄部12とを備える清掃具10であって、清掃具本体11は、芯部14と、芯部14の両側の案内溝17に沿ってスライド移動可能な、2本の枝部15bを有する可撓性張出し部15を備える。芯部14の柄部側端部には挿入凹部21が形成され、枝部15bの柄部側端部には、外方向に突出して清掃部材11を保持する外側突出部20aと、内方向に突出する内側突出部20bとが設けられる。可撓性張出し部材15を案内溝17に沿って移動させて内側突出部20bを挿入凹部21の位置に配置し、可撓性張出し部材15の2本の枝部15b間の距離を縮めて外側突出部20aによる清掃部材11の保持状態を解除可能にする。
【選択図】図3

Description

本発明は、清掃具に関し、特に、清掃シート、清掃布、モップ等の清掃部材が交換可能に装着される清掃具本体と、この清掃具本体の一端部に連設する柄部とを備え、清掃部材を被清掃面に接触させて清掃を行う清掃具に関する。
例えば不織布等からなる使い捨て用の清掃シートや、清掃布、モップ等の清掃部材を、例えば合成樹脂製の本体部分(清掃具本体)に着脱交換可能に取り付けて用いるハンディモップ等の清掃具が知られている(例えば、特許文献1参照)。これらの清掃具によれば、清掃シート等を廃棄したり、洗い直して繰り返し用いながら、例えば家庭内において簡便且つ手軽に清掃を行うことが可能になる。
また、これらの手で把持して使用する従来の簡易な清掃具では、清掃シートや、清掃布、モップ等の清掃部材を、清掃具本体に着脱交換可能に取り付ける作業を容易に行えるようにすると共に、装着された清掃部材が清掃時に簡単に外れないようにするための種々の工夫がなされている(例えば、特許文献2、特許文献3参照)。例えば、清掃具本体を挿入するための装着用の袋部を清掃部材に設けておき、この装着用の袋部に清掃具本体を挿入した後に、袋部の開口部分に設けた袋側係着部を清掃具本体の基端部分に設けた本体側係着部に係着することによって、清掃部材を外れないように清掃具本体に装着する方法が提案されている。また、清掃部材の交換時には、袋側係着部と本体側係着部との係着状態を解除して、清掃部材を容易に着脱交換することが可能になる。
特開2003−265391号公報 特開平10−99246号公報 特開平11−89776号公報
一方、これらの手で把持して使用する簡易な清掃具は、例えば家庭内の多種多様な清掃対象物に対して、例えば埃等に対する簡単な拭き取りから、こびりついた汚れ等を相当の力を加えて除去する清掃まで種々雑多な清掃作業に用いられる。このような清掃対象物や汚れの種類等に応じて、形状や構造の異なる複数の清掃具から、清掃形態に即した適度なしなりを生じさせるものを適宜選択して用いることにより、効率的な清掃を行うことが可能になると考えられるが、複数の清掃具を持ち歩きながら清掃を行うのは不便である。
これに対して、本発明者等は、清掃具本体を、芯部と、芯部の軸方向に移動して芯部から進退可能に突出する可撓性張出し部とによって構成し、芯部と可撓性張出し部とが重複して撓みが抑制された状態と、可撓性張出し部を突出させて当該可撓性張出し部が撓み易くなった状態とを切り替えて、装着された清掃部材による効率の良い清掃を行えるようにした清掃具を開発した(特願2005−259256参照)。このような清掃具では、特に可撓性張出し部を突出させて当該可撓性張出し部が撓み易くなった状態において、清掃部材を清掃具本体から外れないように安定して保持しておく必要があると共に、清掃部材の着脱時には、清掃部材を清掃具本体から容易に取り外したり、装着したりできるようにする必要がある。
本発明は、芯部と可撓性張出し部とからなる清掃具本体を備える清掃具において、可撓性張出し部を突出させて当該可撓性張出し部が撓み易くなった状態でも、清掃部材を清掃具本体から外れないように安定して保持しておくことができると共に、清掃部材の着脱時には、清掃部材を清掃具本体から容易に取り外したり、装着したりすることのできる清掃具を提供することを目的とする。
本発明は、被清掃面に接触させる清掃部材が交換可能に装着される清掃具本体と、該清掃具本体の一端部に取着する柄部とを備える清掃具であって、前記清掃具本体は、芯部と、該芯部の幅方向両側に軸方向に延設して設けられた案内溝に沿ってスライド移動可能な、2本の枝部を有する可撓性張出し部とを備え、前記芯部の柄部側の端部には、案内溝をさらに内側に窪ませた挿入凹部が形成され、前記可撓性張出し部の枝部の柄部側の端部には、外方向に突出して清掃部材を保持するための外側突出部と、内方向に突出する内側突出部とが各々設けられ、前記可撓性張出し部を前記案内溝に沿ってスライド移動させて前記内側突出部が前記挿入凹部の位置に配置されたときに、前記可撓性張出し部の2本の枝部間の距離を縮めることによって前記外側突出部による清掃部材の保持状態を解除可能にする清掃具を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の清掃具によれば、芯部と可撓性張出し部とからなる清掃具本体を備える清掃具において、可撓性張出し部を突出させて当該可撓性張出し部が撓み易くなった状態でも、清掃部材を清掃具本体から外れないように安定して保持しておくことができると共に、清掃部材の着脱時には、清掃部材を清掃具本体から容易に取り外したり、装着したりすることができる。
図1及び図2に示す本発明の好ましい一実施形態に係る清掃具10は、清掃部材11を着脱可能に装着して用いられ、柄部12を手で把持して清掃対象物に付着したごみ、ほこり、汚れ等を清掃部材11によって捕集するものである。清掃部材11は、例えば不織布からなる装着袋部11aの外表面に多数の索条又は糸状の繊維材料11bを植設したり、固着したり、又は溶着することによって形成される。また本実施形態の清掃具10は、好ましくは、清掃対象物や汚れの種類等に応じて、芯部14と可撓性張出し部15とからなる本体部分(清掃具本体)13のしなり易さを変化させながら、効率良く清掃作業を行えるようにするものである。すなわち、例えば芯部14と可撓性張出し部15とが重複して撓みが抑制された状態(図1参照)と、可撓性張出し部15を突出させてこの可撓性張出し部15が撓み易くなった状態(図2参照)とを切り替えて、装着された清掃部材11による清掃を行えるようになっている。
さらに、本実施形態に係る清掃具10は、可撓性張出し部15を突出させてこの可撓性張出し部15が撓み易くなった状態でも、清掃部材11の装着状態を安定して保持すると共に、芯部14と可撓性張出し部15とを重複させた状態で、清掃部材11を清掃具本体13に容易且つスムーズに着脱交換できるようにするものである。
そして、本実施形態の清掃具10は、被清掃面に接触させる清掃部材11が交換可能に装着される清掃具本体13と、この清掃具本体13の一端部に取着する柄部12とを備えるハンディタイプの清掃具であって、清掃具本体13は、芯部14と、芯部14の幅方向両側に軸方向Xに延設して設けられた案内溝17に沿ってスライド移動可能な、2本の枝部15bを有する可撓性張出し部15とを備えている。また芯部14の柄部12側の端部には、案内溝17をさらに内側に窪ませた挿入凹部21(図4参照)が形成され、可撓性張出し部15の枝部15bの柄部12側の端部には、外方向に突出して清掃部材11を保持するための外側突出部20aと、内方向に突出する内側突出部20bとが各々設けられており(図3参照)、可撓性張出し部15を案内溝17に沿ってスライド移動させて内側突出部20bが挿入凹部21の位置に配置されたときに、可撓性張出し部15の2本の枝部15b間の距離を縮めることによって、外側突出部20aによる清掃部材11の保持状態を解除可能となっている。
また、本実施形態の清掃具10は、芯部14から可撓性張出し部15が張り出した状態では、内側突出部20bが案内溝17の溝底部17a(図4参照)に当接して2本の枝部15b間の距離が縮まるのを阻止することにより、清掃部材11の清掃具本体13への装着状態を保持するようになっている。
さらに、本実施形態では、枝部15bの内側突出部20bが案内溝17の挿入凹部21の位置に配置されたときに、2本の枝部15bを内側に弾性変形させて内側突出部20bを挿入凹部21に押し込むことにより、2本の枝部15b間の距離を縮めて外側突出部20aによる清掃部材11の保持状態を解除可能にするようになっている。
本実施形態の清掃具10を構成する清掃具本体13は、上述のように芯部14と可撓性張出し部15とからなり、例えばポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂による成形品である。芯部14は、図3及び図4にも示すように、例えば両側部14aが側端面として垂直に切り欠かれた扁平な略菱形或いは略楕円の断面形状を備えており、例えば幅15〜40mm、長さ100〜200mm程度の縦長帯状の平面形状を備えるように形成される。また芯部14は、その断面形状によって中央部分が5〜15mm程度の相当の厚さを有することにより断面剛性が大きくなっていて、柄部12を把持して被清掃面に押し付けた際に、可撓性張出し部15と比較して、軸方向Xの撓み剛性が大きなしなり難い部分となっている。
さらに、本実施形態では、芯部14の先端部には、当該芯部14の断面形状よりも一廻り断面が大きくなった段差ストッパー部22が設けられており、可撓性張出し部15を軸方向Xにスライド移動させた際に、この段差ストッパー部22に可撓性張出し部15の基端部分15cに取り付けた連結ストッパー片16を当接させることにより、可撓性張出し部15が芯部14から前方に脱落するのを阻止できるようになっている。また芯部14の後端面には、後方に延設する柄部12が、例えば溶着接合やネジ嵌合によって一体として取り付けられており、また芯部14と柄部12との接合部分には、柄部12の断面形状よりも一廻り断面が大きくなった基端ストッパー部19が設けられている。この基端ストッパー部19に可撓性張出し部15の基端部分15cの連結ストッパー片16を当接させることにより、基端係着部20の内側突出部20bと基端凹部21とを容易に位置合わせできるようになっており、且つ可撓性張出し部15が芯部14から後方に脱落するのを阻止できるようになっている。
ここで、柄部12は、例えば異なる径を有する複数本の合成樹脂製のパイプ部材12aを、軸方向に順次スライド可能に挿入配置しつつ連結することによって構成されるものであり(図1参照)、清掃対象物を清掃するのに適した適宜の長さに調整して清掃作業を行うことができるようになっている。
本実施形態では、芯部14の両側部14aの側端面には、図4に示すように、段差ストッパー部22を含む軸方向Xに沿った芯部14の全長に亘って、案内溝17が、幅方向中心側に向かって切り込まれて各々形成されている。また芯部14の柄部12側の端部である基端部分14bには、案内溝17の溝底部17aをさらに内側に凹ませて挿入凹部21が形成されている。なお、挿入凹部21は、芯部14の基端部分14bにおいて、両側部14aの案内溝17の間を横断して、両側の溝低部17aに跨る貫通穴を形成することによって設けることが好ましい。
芯部14の両側部14aの案内溝17には、幅方向中央部分にスペース部分15aを設けて二股形状に形成された板部材である可撓性張出し部15の、当該スペース部15aを挟んだ両側の枝部15bの内側縁部分が各々挿入配置される。これによって、可撓性張出し部15は、案内溝17により案内されて、当該可撓性張出し部15の幅方向中央部分に配置した芯部14を両側から挟み込んだ状態で、これの軸方向Xにスムーズにスライド移動することが可能になる(図1,図2参照)。
芯部14と共に清掃具本体13を構成する可撓性張出し部15は、例えば0.5〜2.0mm程度の厚さの板部材であって、好ましくは芯部14より肉薄で、上述のように、幅方向中央部分にスペース部分15aを設けた二股形状に形成される。また一対の枝部15bが設けられた部分の幅が例えば10〜30mm程度、全長が130〜230mm程度の大きさの、縦長の平面形状を備えている。これによって可撓性張出し部15は、柄部12を把持して当該可撓性張出し部15のみを被清掃面に押し付けた際に、芯部14と比較して、しなり易い可撓性に富んだ部分を形成する。さらに、可撓性張出し部15の先端部分15dは、スペース部分15aが形成されず両側の枝部15bが連続する部分となっていると共に、先端側が先細り形状又は湾曲形状に形成されていて、清掃部材11の装着袋部11aに清掃具本体13を挿入装着し易い形状となっている。
本実施形態では、図2及び図3に示すように、可撓性張出し部(板部材)15の枝部15bの内側縁部分は、スペース部分15aの幅が後方に向けて広がるようにテーパー状に斜めに形成されており、柄部12側の端部である基端部分15cの近傍では、スペース部分15aをさらに外側に拡幅するように形成されている。また、枝部15bの末部でもある可撓性張出し部15の基端部分15cには、二股形状の外側に突出する外側突出部20aと内側に突出する内側突出部20bとを備える、略T字形状の基端係着部20が各々設けられている。さらに、基端係着突部20には、遊嵌係合穴18が各々開口形成されている。これらの遊嵌係合穴18は、その長軸方向を二股形状の内外方向Yに沿わせて配置した好ましくは扁平な長円形状又は楕円形状を備えており、遊嵌係合穴18には、後述するように、連結ストッパー片16から突出する係合ピン23が遊嵌可能に配置されることになる。
可撓性張出し部15の枝部15bの内側縁部分が、テーパー状に形成されていることにより、図1に示す芯部14と可撓性張出し部15とが重複し、基端係着部20の内側突出部20bと案内溝17の基端凹部21とが位置合せされ、かつ内側縁部分の略全長を案内溝17に挿入係止したままの状態でも、枝部15bを二股形状の内側に互いに接近するように弾性変形させ、2本の枝部15b間の距離を縮めることが可能になる。これによって図5に示すように、各係合ピン23が遊嵌係合穴18の内側端部に配置された状態から、遊嵌係合穴18の外側端部に配置されるまで、枝部15bを外側から内側に弾性変形させて、基端係着突部20の内側突出部分20bを基端凹部21に押し込むことができるようになっている。なお、本実施形態では、各係合ピン23が遊嵌係合穴18の内側端部に配置されて、2本の枝部15bが最も外側に広がった状態では、両側の基端係着部20の内側突出部分20b間の間隔s(図3参照)は、芯部14の両側の案内溝17の溝低部17a間の厚さと略等しいか、これよりも僅かに広くなっている。
可撓性張出し部(板部材)15の枝部15bの末部を連結する連結ストッパー片16は、合成樹脂成形品であって、図6に示すように、芯部14の扁平な断面形状を上下から挟み込む内周面を備える上下一対の立体帯板片16aを、両側の側方フランジ部16bにおいて、前方部分に間隙部16cを保持した状態で後方部分を重ね合わせて接合一体化することによって形成される。これによって、両側の側方フランジ部16bによって挟まれる中間部分には、芯部14を挿通可能な中空部16dが形成され、側方フランジ部16bの前方部分に保持され間隙部16cには、可撓性張出し部15の基端部分15cの基端係着部20が、挟み込まれるようにして配置される。また、両側の側方フランジ部16bの前方部分には、ピン取付け孔24が形成されている。間隙部16cに可撓性張出し部15の基端係着部20を挿入配置した後に、基端係着部20の遊嵌係合穴18に挿通させつつ、上下のピン取付け孔24に亘って係合ピン23を嵌合装着することにより、連結ストッパー片16から突出する係合ピン23は、遊嵌係合穴18に遊嵌配置されることになる。
上述の構成を備える本実施形態の清掃具10は、清掃作業時に、清掃具本体13に清掃部材11を装着して使用する。すなわち、図1に示すように、連結ストッパー片16が基端ストッパー部19に当接するまで可撓性張出し部15を引き込んで、可撓性張出し部15の基端係着部20と芯部14の基端凹部21とを位置合わせした状態で、清掃部材11の装着袋部11aに清掃具本体13を挿入する。また、清掃具本体13の基端部分14b,15cが清掃部材11の開口部分に近づいたら、枝部15bを内側に弾性変形させつつ基端係着部20の内側突出部20bを案内溝17の挿入凹部21に押し込むことにより、外側突出部20aの突出状態が解消されるので、基端係着部20は装着袋部11aの開口部分を容易に乗り越えることが可能になる。基端係着部20が開口部分を乗り越えたら、枝部15bを内側に弾性変形させた状態を開放すれば、枝部15bの弾性復元力によって基端係着部20は外側に移動し、外側突出部20aを突出させて装着袋部11aの袋側係着部11cにスムーズに係着させることが可能になる。
なお、装着袋部11aの袋側係着部11cは、例えば開口部分を除く周縁部分をシール接合等により接合して不織布から装着袋部11aを形成する際に、開口部分の近傍に未接合部分を設けることにより、当該未接合部分に基端係着部20の外側突出部20aが嵌込み係止されるようにして、当該未接合部分を袋側係着部11cとすることができる。
また、本実施形態では、清掃具10を用いて清掃対象物の清掃を行う際には、枝部15bの弾性付勢力により外側突出部20aの袋側係着部11cへの係着状態が保持されるので、清掃具本体13から清掃部材11が外れることなく清掃を行うことが可能になる。特に、清掃具本体13を撓み易くするべく可撓性張出し部15を突出させれば、基端係着部20が挿入凹部21よりも先端側に移動し、内側突出部20bが案内溝17の溝底部17aに当接して、枝分れ部15bを内側に押し込ませることがないので、清掃部材11の清掃具本体13への装着状態を強固に保持することが可能になる。
さらに、本実施形態では、清掃部材11を交換するべく清掃具本体13から清掃部材11を取り外す際には、連結ストッパー片16が基端ストッパー部19に当接するまで可撓性張出し部15を引き込み、可撓性張出し部15の基端係着部20と芯部14の挿入凹部21とを位置合わせした状態で、枝部15bを内側に弾性変形させつつ内側突出部20bを挿入凹部21に押し込めば、外側突出部20aの突出状態が解消されるので、清掃具本体13から清掃部材11を容易に取り外すことが可能になる。
したがって、本実施形態によれば、芯部14と可撓性張出し部15とからなる清掃具本体13を備える清掃具10において、可撓性張出し部15を突出させて当該可撓性張出し部15が撓み易くなった状態でも、清掃部材11を清掃具本体13から外れないように安定して保持しておくことが可能になると共に、清掃部材11の着脱時には、清掃部材11を清掃具本体13から容易に取り外したり、装着したりすることが可能になる。
図7は、本発明の他の実施形態に係る清掃具25の要部を示すものである。図7に示す清掃具25では、可撓性張出し部15の枝部15bの末部を連結すると共に可撓性張出し部15の芯部14からの脱落を防止する連結ストッパー片26に、内外方向Yを長軸とする遊嵌係合穴27が形成されている。またこの遊嵌係合穴27に、可撓性張出し部15の枝部15bの末部から突出する係合ピン28が遊嵌配置されることにより、枝分れ部15bの末部が、連結ストッパー片26に、内側に弾性変形可能に係合している。図7に示す清掃具25によっても、上記実施形態の清掃具10と同様の作用効果が奏される。
図8(a)〜(c)は、本発明のさらに他の実施形態に係る清掃具30を示すものである。図8(a)〜(c)に示す清掃具30では、可撓性張出し部15’の基端係着部20’の内側突出部20b’が、芯部14’の基端部分14b’の溝底部17a’をさらに内側に凹ませて設けた挿入凹部21’の位置に配置された状態では、内側突出部20b’は挿入凹部21’に挿入されて2本の枝部15b’間の距離が縮められている。これによって、外側突出部20a’の外側への突出量を少なくして、清掃部材11を清掃具本体13’に着脱可能な状態になると共に、外側突出部20a’による清掃部材11の保持状態を解除可能な状態になる(図8(a)参照)。なお、図8(a)〜(c)において、符号31で示される斜線部分は、芯部14’の両側部14a’に形成された案内溝17’の溝底部17a’間に挟まれた骨部であり、挿入凹部21’は、芯部14’の基端部分14b’において、この骨部31を横断する貫通穴として形成されている。
そして、図8(a)に示す状態で、清掃部材11(図1参照)を清掃具本体13’に装着した後に、例えば図8(b)に示すように、芯部14’の基端ストッパー部19’に設けられた楔突起32を備えるスライドパーツ33を、ガイド穴34に沿って前方に押出すことにより、可撓性張出し部15’の一対の枝部15b’を外側に弾性変形させつつ、楔突起32が両側の内側突出部20b’の間に押し込まる。これによって、楔突起32は、両側の内側突出部20b’の間隔を押し広げ、外側突出部20a’を外側へ移動させて、外側突出部20a’を清掃部材11の袋側係着部11cに係着させることにより、清掃部材11を清掃具本体13’に装着した状態を保持することが可能になる。
また、楔突起32の押し込みによって、押し広げられた一対の枝部15b’は、その弾性により内側に向けて付勢された弾発力を生じると共に、内側突出部20b’は楔突起32に乗り上げた状態となるので、図8(c)に示すように、可撓性張出し部15’を芯部14’から引き出す際に、内側突出部20b’は、楔突起32から骨部31による溝底部17a’に沿ってスムーズにスライド移動することが可能になる。
さらに、可撓性張出し部15’を芯部14’から引き出した状態から、図8(b)に示す引き出す前の状態に戻し、さらに図8(a)に示すスライドパーツ33を押出す前の状態に戻せば、押し広げられた一対の枝部15b’の弾発力によって、内側突出部20b’が挿入凹部21に落ち込むように挿入されると共に、外側突出部20a’は内側に移動して清掃部材11の袋側係着部11cとの係着が開放されるので、清掃部材11の保持状態を解除可能として、清掃部材11の着脱交換を容易に行うことが可能になる。そして、図8(a)〜(d)に示す清掃具30によっても、上記実施形態の清掃具10と同様の作用効果が奏される。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、清掃具本体の芯部は、合成樹脂製のものの他、金属製等の部材であっても良く、その断面形状は、略菱形や略楕円以外の、円形、矩形等の種々の断面形状を備えるものであっても良い。また、清掃具本体の可撓性張出し部は、合成樹脂製のものの他、薄い金属、ゴム、スポンジ等からなるものであっても良い。さらに、可撓性張出し部を芯部の軸方向にスライド移動させる案内溝は、直線状の他、螺旋状等に形成することもでる。さらにまた、清掃具本体に交換可能に装着される清掃部材は、装着袋部の外周面に繊維材料を植設したモップ状のものである必要は必ずしも無く、例えば不織布等からなる使い捨て用の清掃シート、清掃布を袋状に形成したもの等、装着袋部を備えるその他の種々の清掃部材を用いることもできる。
本発明の好ましい一実施形態に係る清掃具の芯部と可撓性張出し部とが重複して撓みが抑制された状態の斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る清掃具の芯部から可撓性張出し部を突出させて可撓性張出し部が撓み易くなった状態の要部斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る清掃具の要部分解斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る清掃具を構成する芯部を、上部右側の略4半部分を切り欠いて示す斜視図である。 係合ピンを遊嵌係合穴に遊嵌配置した状態を説明する部分平面図である。 連結ストッパー片の斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る清掃具の要部斜視図である。 (a)〜(c)は、本発明のさらに他の実施形態に係る清掃具を示す平面図である。
符号の説明
10,25,30 清掃具
11 清掃部材
11a 清掃部材の装着袋部
11b 細い索条状又は糸状の繊維材料
11c 袋側係着部
12 柄部
13 清掃具本体
14,14’ 芯部
14a,14a’ 芯部の側部
14b,14b’ 芯部の基端部分
15,15’ 可撓性張出し部
15a 可撓性張出し部のスペース部分
15b,15b’ 可撓性張出し部の枝部
15c 可撓性張出し部の基端部分
16,26 連結ストッパー片
17,17’ 案内溝
17a,17a’ 案内溝の溝底部
18,27 遊嵌係合穴
19,19’ 基端ストッパー部
20,20’ 基端係着部
20a,20a’ 基端係着突部の外側突出部
20b,20b’ 基端係着突部の内側突出部
21,21’ 挿入凹部
22 段差ストッパー部
23,28 係合ピン
24 ピン取付け孔
31 骨部
32 楔突起
33 スライドパーツ
34 ガイド穴
X 芯部の軸方向
Y 二股形状の内外方向

Claims (4)

  1. 被清掃面に接触させる清掃部材が交換可能に装着される清掃具本体と、該清掃具本体の一端部に取着する柄部とを備える清掃具であって、
    前記清掃具本体は、芯部と、該芯部の幅方向両側に軸方向に延設して設けられた案内溝に沿ってスライド移動可能な、2本の枝部を有する可撓性張出し部とを備え、
    前記芯部の柄部側の端部には、案内溝をさらに内側に窪ませた挿入凹部が形成され、
    前記可撓性張出し部材の枝部の柄部側の端部には、外方向に突出して清掃部材を保持するための外側突出部と、内方向に突出する内側突出部とが各々設けられ、
    前記可撓性張出し部材を前記案内溝に沿ってスライド移動させて前記内側突出部が前記挿入凹部の位置に配置されたときに、前記可撓性張出し部材の2本の枝部間の距離を縮めることによって前記外側突出部による清掃部材の保持状態を解除可能にする清掃具。
  2. 前記芯部から前記可撓性張出し部が張り出した状態では、前記内側突出部が前記案内溝の溝底部に当接して2本の枝部間の距離が縮まるのを阻止することにより、前記清掃部材の前記清掃具本体への装着状態を保持する請求項1記載の清掃具。
  3. 前記内側突出部が前記挿入凹部の位置に配置されたときに、前記2本の枝部を内側に弾性変形させて前記内側突出部を前記挿入凹部に押し込むことにより、前記2本の枝部間の距離を縮めて前記外側突出部による清掃部材の保持状態を解除可能にする請求項1又は2記載の清掃具。
  4. 前記可撓性張出し部の基端部分には、前記枝部の末部を連結すると共に、前記可撓性張出し部の前記芯部からの脱落を防止する連結ストッパー片が設けられており、前記枝部の末部又は前記連結ストッパー片に内外方向を長軸として形成された遊嵌係合穴に、前記連結ストッパー片又は前記枝分れ部の末部から突出する係合ピンを遊嵌配置することにより、前記枝部の末部が、前記連結ストッパー片に内側に弾性変形可能に係合している請求項3に記載の清掃具。
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