JP2005237589A - 清掃具 - Google Patents

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Abstract

【課題】拭取部材を支持した拭取具に対して保持具を十分な保持力で取り付けることができ、かつワンタッチで挿脱でき、さらに簡単な構造で低価格に製造できる挿脱自在構造を備えた清掃具を提供する。
【解決手段】拭取具1aを支持した拭取具1に対し保持具2を挿着するとき、板状片5を孔部9の開口から挿入する。板状片5全体が細長状でかつ小判状の舌片形状であるため、孔部9の内部を広げながら進入していく。中空部7の両側部6が幅方向に撓みながら孔部9内部を圧接する状態となって密着する。板状片5全長が孔部9内部に収まった状態では、側部6の幅広部がきっちりと密着した状態となり、拭取具1を保持具2で保持することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、モップなどの清掃具に関し、殊に、拭取部材を支持した拭取具に、グリップ部を備えた保持具を挿脱自在に取り付けてなる清掃具に関する。
一般に、この種の清掃具は、布地、スポンジ、パイル生地などからなる拭取部材を有し、タンスなどの家具、テレビやステレオなどの電化製品、フロア面などを清掃するために使用されている。拭取部材は掃除回数が増えるに従い汚れていくため、家庭や職場で新しいものに取り替えたり、あるいはリース業者の手によって定期的に交換される。この取替えや交換の手間を簡単にするために、拭取部材を支持した拭取具に対して、グリップ部を含む保持具を簡易に着脱する着脱構造が採用されている。例えば、下記の特許文献1の特開平8−89464号公報に示されるように、樹脂成型加工等で製造した着脱機構を使用するものがある。しかし、このような機構を使用すると成型加工に費用を要してコストアップとなるとともに、何度も着脱を繰り返すうちに着脱部が破損したり、がたついたりする不具合があった。
そこで、上記のような着脱機構を使用せずに、より簡易な構成にするために、例えば、下記の特許文献2の特開2003−265391号公報に示されるように、拭取具に対して保持具を挿脱自在としたものがある。図6に示すように、把手20はグリップ40の根元で二股状に平行に伸びた一対の差込片31を有する。モップ繊維材を支持したモップ本体10には、平行して筋状に縫製した3本のラインaによって一対の隙間bを施している。隙間bは差込片31より少し短めの空隙長さを有する。各差込片31には、複数の抜け落ち防止用突起32が側部に形成されている。差込片31をそれぞれ隙間bに対して挿抜することによって把手20をモップ本体10にワンタッチで取り付け、取り外しする構成となっている。
差込片31の中心部分はそれぞれ長尺状の矩形片から構成されているため、突起32の接触作用だけで抜け落ちないようになっている。しかし、グリップ40を持って前後左右に動かして掃除を繰り返すと、縫製用のラインaが徐々に緩んだり、伸びたりしてくるため、隙間bが拡幅されていき、差込片31が隙間bから抜け落ちやすくなる不具合があった。一方、隙間bをストレート形状から、中ほどを絞った形状にすれば、差込片31が抜け落ちにくくなるが、その反面隙間bを外すときに力が必要となり作業者に負担をかけるとともに、ワンタッチさがなくなる問題を生じる。しかも、1片だけの差込片では差込保持力が弱いため一対の差込片31を必要としているが、構造が複雑となって成型加工コストが高くなる問題があった。
特開平8−89464号公報 特開2003−265391号公報
上記のように、本発明は、拭取部材を支持した拭取具に対して保持具を十分な保持力で取り付けることができ、かつワンタッチで挿脱でき、さらに簡単な構造で低価格に製造できる挿脱自在構造を備えた清掃具を提供することを目的とする。
本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、本発明の第1の形態は、拭取部材を基部に支持した拭取具と、グリップ部に板状片を突設した保持具とからなり、前記保持具を前記拭取具に前記板状片を介して挿脱自在に取り付けてなる清掃具であって、前記基部に少なくとも一端を開口を有した孔部を形成し、前記板状片に、幅広部を設け、かつ中空部を穿設して幅方向に可撓自在とし、
前記板状片を前記孔部に前記開口より挿入したとき少なくとも前記幅広部で圧接状態に保持されるようにした清掃具である。
本発明の第2の形態は、前記第1の形態において、前記板状片の全体形状を小判状に形成してなる清掃具である。
本発明の第3の形態は、前記第1の形態において、前記板状片は長尺状板材からなり、その板材の側部に突設した凸部によって前記幅広部を形成してなる清掃具である。
本発明の第4の形態は、前記第1〜3のいずれかの形態において、前記中空部は、少なくとも前記幅広部の形成域の長さを備えた長孔形状を有する清掃具である。
本発明の第5の形態は、前記第1〜4のいずれかの形態において、前記基部は布材からなり、前記基部上に筒状に縫製加工することによって前記孔部を形成した清掃具である。
本発明の第6の形態は、前記第1〜5のいずれかの形態において、前記グリップ部の根元近傍にクリップ片を突設し、前記板状片を前記孔部に挿入した状態で、前記クリップ片が前記基部を上方より圧接するようにした清掃具である。
本発明の第1の形態によれば、前記板状片に穿設した前記中空部によって幅方向に可撓性を持たせているため、前記板状片を前記孔部に挿入するとき、撓んで幅方向に縮み、スムーズに挿着できる。その挿入状態においては前記板状片全体が前記可撓性による反発力により、前記幅広部が前記孔部内部に圧接した状態でしっかりと密着して保持される、十分な挿着保持力を得ることができる。一方、前記板状片を抜く場合にも、前記中空部による可撓性によって、前記板状片を前記孔部から無理な力を要することなく抜き出すことができる。したがって、前記保持具を前記拭取具に対してワンタッチで挿脱可能な清掃具を提供することができる。また、1葉状の前記板状片によって十分な挿着保持力を得ることができるため、全体形状を簡素化でき、製造コストも安価になる利点がある。
本発明の第2の形態によれば、前記第1の形態において、前記板状片の全体形状を小判状に形成したので、前記幅広部で幅方向に可撓性を持たせることができる。小判状、あるいは換言すれば、楕円形状とすることによって、前記幅広部が前記孔部内部に喰いこむように圧接し、密着性のよい挿着保持力を備える。また、全体が丸みの有る板状片形状を備えることによって、前記孔部内部を傷めることなく、前記板状片の挿脱作業を円滑に行うことができる。
本発明の第3の形態によれば、前記第1の形態において、前記板状片は長尺状板材からなり、その板材の側部に突設した凸部によって前記幅広部を形成したので、密着性のよい挿着保持力を備えた清掃具を提供することができる。特に複数の前記凸部を設けることによって、ジグザグ状あるいは波型の圧接状態を形成できるため、より挿着保持力を高めることができる。
本発明の第4の形態によれば、前記第1〜3のいずれかの形態において、前記中空部は、少なくとも前記幅広部の形成域の長さを備えた長孔形状を有するため、前記幅広部が幅方向に可撓しやすい形態となる。
本発明の第5の形態によれば、前記第1〜4のいずれかの形態において、前記基部は布材からなり、前記基部上に筒状に縫製加工することによって前記孔部を形成したので、筒状で、布製の前記孔部により前記幅広部を包み込む圧接状態を得ることができる。したがって、良好な挿着保持性を備え、また前記布材の可撓性によって、前記保持具を前記拭取具に対してワンタッチで挿脱可能となる清掃具を簡易に構成することができる。
本発明の第6の形態によれば、前記第1〜5のいずれかの形態において、前記グリップ部の根元近傍にクリップ片を突設し、前記板状片を前記孔部に挿入した状態で、前記クリップ片が前記基部を上方より圧接するようにしたので、前記クリップ片による圧接力によって前記板状片の挿着状態を保持する抜け止め作用を奏し、より挿着状態が安定した清掃具を提供することができる。
以下に、本発明に係るハンディモップの実施形態を添付する図面に従って詳細に説明する。
図1は本実施形態のハンディモップの外観斜視図である。このハンディモップは拭取具1に対し保持具2を挿脱自在にしたものである。拭取具1は、パイル材のモップ繊維体からなる拭取部材1aを下面側に植設した基部8からなる。本発明においてはパイルの他にモップ繊維体としてスポンジや布地、あるいは静電吸着機能を施した合成繊維材などを使用してもよい。基部8は強度のある厚布からなり、その表面側の一枚の少し小さめの布片を2筋のストライプ状ラインSによって縫製加工し、長孔状の孔部9が両端を開口した筒状に形成されている。孔部9の両端が開口しているのは、いずれかの開口からでも保持具2を挿脱自在としたためであるが、一方のみを開口した袋状形態でもよい。なお、モップ繊維体としてパイルや布以外のスポンジ等を使用する場合、基部8にはスポンジ材を下面に支持するためにスポンジ材を溶着する樹脂製板材を使用するとよい。その場合、保持具2を挿脱自在にするために、孔部9に伸縮性を与える軟性樹脂を用いて形成するのが好ましい。
図2は保持具2の外観斜視図である。保持具2はグリップ部3と、グリップ部3の根元に突設した板状片5からなる。これらは樹脂による一体成型加工されている。グリップ部3と板状片5と別々に成型し、それらを嵌合させて組み立てる構成としてもよい。グリップ部3は片手で握る大きさを有する。本発明は、箒タイプの長柄を備えたものにも適用でき、その場合には長柄の根元に板状片5が突設される。清掃作業に適するように、板状片5はグリップ部3に対して鈍角の角度に突設されている。板状片5は全体が細長状でかつ小判状の舌片形状をなし、中ほどが少し横幅が広くなっている。この幅広形成域の幅は孔部9の幅より少し広く形成されている。また、この幅広形成域を少し越える領域に渡って、板状片5の中心には長手方向に沿って細長状の中空部7が穿設されている。中空部7の両側の側部6が中空部7によって幅方向に撓み自在とした構成によって板状片5に可撓性を帯びさせている。この側部6の拡幅によって本発明の幅広部を形成している。板状片5の先端は丸みを帯びた幅狭の尖頭形状となっており、孔部9の開口に挿入しやすくしている。グリップ部3の根元近傍には、1対のクリップ片4が板状片5の根元側に突設されている。クリップ片4は断面が略スプーン状で、先端側が下方に丸い湾曲部4aを備え、湾曲部4aと連なる水平軸部4bがグリップ部3の根元近傍に可撓自在に突設されている。湾曲部4aの最下面は板状片5の表面より少し下方に位置し、板状片5を孔部9に挿入したとき、孔部9の開口付近を上側より圧接して、抜け止め作用を奏する。クリップ片4は湾曲部4aの形態以外、例えば丸頭状や舌片状のクリップ形状でもよい。
上記構成にかかる本実施形態のハンディモップにおいて、図3によって、保持具2の挿脱機能を説明する。
拭取具1に対し保持具2を挿着するとき、板状片5を孔部9のいずれかの開口から挿入する。板状片5を挿入すると、全体が細長状でかつ小判状の舌片形状であるため、孔部9の内部を広げながら進入していく。このとき、中空部7の両側の側部6が幅方向に撓みながら孔部9内部を圧接する状態となって密着する。板状片5全長が孔部9内部に収まった状態では、側部6の幅広部がきっちりと密着した状態となり、拭取具1を保持具2で保持することができる。そして、挿入した開口付近ではクリップ片4の湾曲部4aで上側より圧接し、板状片5の根元側での緩みを防ぎ、さらに確実な抜け止めを行うことができる。
次に、保持具2を外すときは、クリップ片4を少し持ち上げて、板状片5を孔部9から引き出していくと、板状片5の中空部7の両側の側部6が幅方向に撓みながら圧接状態が解除されていき、スムーズに引き抜くことができる。このようにして、側部6の幅広部による可撓性によって、挿脱自在のハンディモップを構成することができる。しかも、1枚の板状片5だけで挿着保持できる保持力を備えるため、特に樹脂成型金型が簡単になり、製造コストの低減を図ることができる。なお、本実施形態では、板状片5の幅広形成域の幅は孔部9の幅より少し広くした設定条件にしているが、挿入時に板状片5の板厚によって孔部9が盛り上がって幅狭になり、その結果、板状片5の幅広形成域の幅が孔部9より広くなる設定条件でもよい。
図4は、本発明に用いる別の実施形態にかかる板状片を示す。この場合、長尺状の板片からなる板状片60の両側部に複数の丸みを帯びた凸部61を突設している。細長状の中空部62は各凸部61の形成域に渡って穿設されている。各凸部61の形成域ごとに中空部62を分離形成してもよい。このような複数の凸部61を形成すれば、板状片60を挿入したとき、上記の中空部7と同様に、中空部62による可撓性によって、各凸部61がジグザグ状あるいは波形に孔部9内部で圧接し、圧接面積の大きい、複雑な密着状態を得ることができ、より挿着保持力を得ることができる。しかも、抜く時も、上記の板状片5と同様に、中空部62による撓み作用によって圧接状態を解除できスムーズに取り出すことができる。また、本発明においては、図5に示すように、丸形状の凸部63を、また中空部64も板幅程度の内径の丸形状にしたものを単一若しくは複数形成した板状片60でも、同様に、円滑な挿脱機能を具備させることができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲における種々の変形例及び設計変更をその技術的範囲内に包含するものであることは云うまでもない。
本発明の第1の形態を用いると、前記板状片に穿設した前記中空部によって幅方向に可撓性を持たせているため、十分な挿着保持力を備え、また前記板状片の抜き出しもスムーズに行えるといった、ワンタッチで挿脱可能な清掃具を提供することができる。また、1葉状の前記板状片でも十分な挿着保持力を備えるため、前記保持具形状の簡素化を実現でき、安価な清掃具を提供できる。
本発明の第2の形態を用いると、小判状の前記板状片によって前記幅広部が前記孔部内部に喰いこむように圧接し、密着性のよい挿着保持力を得ることができ、また全体が丸みの有る板状片形状によって、前記孔部内部を傷めることなく、前記板状片の挿脱作業を円滑に行うことができる。
本発明の第3の形態を用いると、前記板状片の側部に突設した凸部によって密着性のよい挿着保持力を備えた清掃具を提供することができる。
本発明の第4の形態を用いると、前記中空部は、少なくとも前記幅広部の形成域の長さを備えた長孔形状を有するため、前記幅広部が幅方向に可撓しやすく、挿脱機能に適した形態となる。
本発明の第5の形態を用いると、筒状で、布製の前記孔部により前記幅広部を包み込む圧接状態を得ることができ、良好な挿着保持性を備え、ワンタッチで挿脱可能となる清掃具を簡易に構成することができる。
本発明の第6の形態を用いると、前記第1〜5のいずれかの形態において、前記板状片の挿着状態を保持する抜け止め作用のクリップ片を備えるため、より挿着状態が安定した清掃具を提供することができる。
本発明の一実施形態であるハンディモップの外観斜視図である。 図1のハンディモップの保持具2の外観斜視図である。 保持具2の挿着状態を示す部分平面部である。 本発明の別の実施形態である板状片の部分平面図である。 本発明のさらに別の実施形態である板状片の部分平面図である。 従来のハンディモップの外観斜視図である。
符号の説明
1 拭取具
1a 拭取部材
2 保持具
3 グリップ部
5 板状片
7 中空部
8 基部
9 孔部

Claims (6)

  1. 拭取部材を基部に支持した拭取具と、グリップ部に板状片を突設した保持具とからなり、前記保持具を前記拭取具に前記板状片を介して挿脱自在に取り付けてなる清掃具において、前記基部に少なくとも一端に開口を有した孔部を形成し、前記板状片に、幅広部を設け、かつ中空部を穿設して幅方向に可撓自在とし、前記板状片を前記孔部に前記開口より挿入したとき少なくとも前記幅広部で圧接状態に保持されるようにしたことを特徴とする清掃具。
  2. 前記板状片の全体形状を小判状に形成してなる請求項1に記載の清掃具。
  3. 前記板状片は長尺状板材からなり、その板材の側部に突設した凸部によって前記幅広部を形成してなる請求項1に記載の清掃具。
  4. 前記中空部は、少なくとも前記幅広部の形成域の長さを備えた長孔形状を有する請求項1〜3のいずれかに記載の清掃具。
  5. 前記基部は布材からなり、前記基部上に筒状に縫製加工することによって前記孔部を形成した、請求項1〜4のいずれかに記載の清掃具。
  6. 前記グリップ部の根元近傍にクリップ片を突設し、前記板状片を前記孔部に挿入した状態で、前記クリップ片が前記基部を上方より圧接するようにした請求項1〜5のいずれかに記載の清掃具。
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