JP2007174729A - 電動機駆動装置とダイナミックブレーキ回路保護方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 DB(DB)回路へ新たに専用検出器を追加することなくDB回路のDB抵抗過負荷による低寿命化と損傷などを保護できる電動機駆動装置とDB回路保護方法を提供する。
【解決手段】 DB制御部は、電動機の速度信号を生成する速度検出部と、DB回路の抵抗値を設定する抵抗値設定部と、電動機の誘起電圧定数を設定する誘起電圧定数設定部と、速度信号と前記抵抗値と前記誘起電圧定数に基づいて前記DB抵抗器の消費電力を算出する消費電力算出部と、DB動作中、前記消費電力を蓄積し、DB停止中はDB抵抗器の熱時定数で消費エネルギーを放出する消費エネルギー算出部と、消費エネルギーが第1所定エネルギー値を超えた場合、DB動作を停止するDB保護部とを備えた。
【選択図】図1
【解決手段】 DB制御部は、電動機の速度信号を生成する速度検出部と、DB回路の抵抗値を設定する抵抗値設定部と、電動機の誘起電圧定数を設定する誘起電圧定数設定部と、速度信号と前記抵抗値と前記誘起電圧定数に基づいて前記DB抵抗器の消費電力を算出する消費電力算出部と、DB動作中、前記消費電力を蓄積し、DB停止中はDB抵抗器の熱時定数で消費エネルギーを放出する消費エネルギー算出部と、消費エネルギーが第1所定エネルギー値を超えた場合、DB動作を停止するDB保護部とを備えた。
【選択図】図1
Description
本発明は、DB(ダイナミックブレーキ)回路を搭載した電動機駆動装置とDB回路保護方法に関する。
電動機による駆動機構を備えたシステムは、異常発生時、非常停止機能により可動部を停止し、機械の損傷防止や安全の確保が図る。非常停止機能として、電動機をDB抵抗器で短絡しブレーキをかけるダイナミックブレーキ(以下DBという)機能があり、その回路をDB回路と呼んでいる。DB機能は、電動機の運動エネルギーを所定容量のDB抵抗器から成るDB回路により熱エネルギーに変換し放熱することにより処理している。
電動機駆動装置は、年々小形化されており、DB回路も小形化され熱的に限界に近い状態にある。このため、DB動作により発生するエネルギー量を逐次監視し、DB回路のDB抵抗過負荷による低寿命化と損傷より確実に保護する必要がある。
電動機駆動装置は、年々小形化されており、DB回路も小形化され熱的に限界に近い状態にある。このため、DB動作により発生するエネルギー量を逐次監視し、DB回路のDB抵抗過負荷による低寿命化と損傷より確実に保護する必要がある。
DB回路の保護に関する従来技術には、例えば特許文献1があり、DB動作が始まった時点の電動機回転速度に基づいてDBトルクを近似し、近似したDBトルクとDB動作時間からDB消費エネルギーを求め、これが許容エネルギーを超えたとき保護をおこなう方式について開示している。従来技術について図6を用いて説明する。図6において、101はインバータ回路、102はベースドライブ回路、103は制御回路、104は電流検出回路、105はリレー駆動トランジスタ、106はDB抵抗器、107はリレー接点、108はリレー励磁コイル、109は電動機、110はエンコーダである。
インバータ回路101は、制御回路103からベースドライブ回路102を介して供給されるゲート駆動信号によりスイッチング動作し、PL線とNL線の間の直流電圧を3相交流電力に変換し、UL線とVL線、WL線の間に3相交流電圧を出力する。ベースドライブ回路102と制御回路103は線路CS1を介して相互に所定の信号の授受が得られるように構成されている。105はリレー駆動用のトランジスタで、制御回路103から線路CS3を介して供給される制御信号によりオンオフ制御され、オンされたときリレーのコイル108に電流を供給する。106はDB抵抗で、Y結線された3個の所定の電力容量を持ったDB抵抗器で構成され、リレーの接点107が閉じたとき線路UDY、VDY、WDYを介してUL線、VL線、WL線の間に接続され、DB回路として働く。電動機109の回転速度と回転位置はサーボ電動機内蔵のエンコーダ110により検出され、線路CS4を介して制御回路3にフィードバックされ、電流検出器104によりUL線とWL線の電流が検出され、電流検出値が線路CS2を介して制御回路103にフィードバックされ、インバータ回路101の制御に反映される。異常時のDBによる停止制御は、制御回路103によりインバータ回路101のスイッチング動作を停止させ、リレー駆動用トランジスタ105を、オンからオフにし、リレーコイル108の励磁電流を遮断して接点107を閉じる。リレーの接点7が閉じたことにより、電動機109の誘起電圧による電流がDB抵抗106に流れ、ジュール熱として消費され、DBが働き、緊急停止される。
ベースドライブ回路102は異常検出機能を備え、例えばインバータ回路101にスイッチング異常が生じたとき、線路CS1を介して、異常検出信号を制御回路103に出力する。制御回路103は、この異常検出信号に応じて、通常はオン状態にあるトランジスタ105をオフさせ、DB動作に入り、この後、エンコーダ110の信号によりサーボ電動機109の回転速度Nを調べ、それが予め設定してあるDB動作解除許容回転速度 以下になったとき、DB動作を終了させる。このとき、DB抵抗106より消費される電力量に応じて発熱することにより、DB抵抗106の許容消費電力を越えると温度上昇が許容範囲を越え、破壊に至ってしまう。このため、DB抵抗106による電力消費を算定し、DB回路が保護が必要か判定する。DB動作が発動され、次に禁止され、次に禁止が解除されること繰り返す。
DB過負荷異常が検出され、DB動作が禁止されるまでの間に現れるDB動作をM回目のDB動作とする。ここでM=2、3、4、……、m−1とする。1回目のDB動作時でのDB回路の消費エネルギーE1 を算出する。エンコーダ110の信号で電動機回転速度Nを検出し、時間tの計測を開始する。DB動作開始時点での電動機回転速度(開始時点回転速度値)N1 と、このDB動作開始時からサーボ電動機回転速度NがDB動作解除許容回転速度NRS以下になるまでに要したDB動作時間tON1により、1回目のDB動作時の消費エネルギーE1を式(1)のm=1として算出する。
Em=Em−1,m+ES/(Nmax×ts)×Nm×tONm [J] (1)
ここで、Emはm回目のDB動作時の蓄積消費エネルギー、Em−1,mはm−1回目終了からm回目のDB動作開始時の蓄積消費エネルギー(但し、E0,1=0)、ESは電動機の最高回転数NmaxからDB動作解除許容回転速度NRSまで減速させたときに発生する電動機軸単体のイナーシャエネルギー、tsは電動機軸単体で最高回転速度Nma xからDB動作解除許容回転速度NR まで減速するまでに要したDB動作時間、Nmはm回目のDB動作開始時の電動機回転速度、tONmはm回目のDB動作開始時から電動機回転速度NがDB動作解除許容回転速度NRS以下になるまでに要した時間(DB動作時間)、tOFFmは:m−1回目のDB動作終了後からm回目のDB動作開始までのDB動作解除時間である。1回目のDB動作時の消費エネルギーE1 とDB過負荷異常レベルETRと比較し、条件(E1≦ETR)が満たされているか否かを調べる。E1がDB過負荷異常レベルETRを越えていたとき(=E1>ETR)は、DB過負荷異常が検出されたものとし、DB過負荷異常検出処理を行ない、DB動作を禁止してDB動作の繰り返しによるDB回路の発熱を回避する。DB動作が禁止されるとエネルギーは式(2)に従って減少する。
Em,m+1=Em×e−t/T [J] (2)
この蓄積消費エネルギーEm,mは、DB動作停止期間tOFF1にDB抵抗6から放散されるエネルギーを考慮したものである。以後、2回目以降のDB動作が開始される毎に、Mを順次2、3、4、・・・、m−1にして、DB過負荷異常が検出されるまで繰り返えすというものである。
特開2002−369564号公報
Em=Em−1,m+ES/(Nmax×ts)×Nm×tONm [J] (1)
ここで、Emはm回目のDB動作時の蓄積消費エネルギー、Em−1,mはm−1回目終了からm回目のDB動作開始時の蓄積消費エネルギー(但し、E0,1=0)、ESは電動機の最高回転数NmaxからDB動作解除許容回転速度NRSまで減速させたときに発生する電動機軸単体のイナーシャエネルギー、tsは電動機軸単体で最高回転速度Nma xからDB動作解除許容回転速度NR まで減速するまでに要したDB動作時間、Nmはm回目のDB動作開始時の電動機回転速度、tONmはm回目のDB動作開始時から電動機回転速度NがDB動作解除許容回転速度NRS以下になるまでに要した時間(DB動作時間)、tOFFmは:m−1回目のDB動作終了後からm回目のDB動作開始までのDB動作解除時間である。1回目のDB動作時の消費エネルギーE1 とDB過負荷異常レベルETRと比較し、条件(E1≦ETR)が満たされているか否かを調べる。E1がDB過負荷異常レベルETRを越えていたとき(=E1>ETR)は、DB過負荷異常が検出されたものとし、DB過負荷異常検出処理を行ない、DB動作を禁止してDB動作の繰り返しによるDB回路の発熱を回避する。DB動作が禁止されるとエネルギーは式(2)に従って減少する。
Em,m+1=Em×e−t/T [J] (2)
この蓄積消費エネルギーEm,mは、DB動作停止期間tOFF1にDB抵抗6から放散されるエネルギーを考慮したものである。以後、2回目以降のDB動作が開始される毎に、Mを順次2、3、4、・・・、m−1にして、DB過負荷異常が検出されるまで繰り返えすというものである。
ところが、従来技術は、逐次DBトルクを近似していないため、エネルギー量に誤差が生じ、DB回路の保護に問題があった。また、電動機が被駆動装置からの力により駆動された場合のDB回路の保護にも問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、DB回路へ新たに専用検出器を追加することなくDB回路のDB抵抗過負荷による低寿命化と損傷を保護できる電動機駆動装置とDB回路保護方法を提供することを目的とする。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、DB回路へ新たに専用検出器を追加することなくDB回路のDB抵抗過負荷による低寿命化と損傷を保護できる電動機駆動装置とDB回路保護方法を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は次のように構成したのである。
請求項1に記載の発明は、電動機の電圧を整流し直流電圧を生成する整流器と前記整流器の直流電圧側の一端に直列に接続されたリレー接点とDB抵抗器と前記リレー励磁コイルを駆動するスイッチング素子とスイッチング素子を制御するDB(ダイナミックブレーキ)制御部と、電動機を指令どおりに制御し異常時には電動機を停止する電動機制御部とを備え、前記電動機の発電動作により停止動作をおこなうDB回路を搭載した電動機駆動装置において、前記DB制御部は、 前記電動機の速度信号を生成する速度検出部と、前記DB回路の抵抗値を設定する抵抗値設定部と、前記電動機の誘起電圧定数を設定する誘起電圧定数設定部と、前記速度信号と前記抵抗値と前記誘起電圧定数に基づいて前記DB抵抗器の消費電力を算出する消費電力算出部と、DB動作中、前記消費電力を蓄積し、DB停止中はDB抵抗器の熱時定数で消費エネルギーを放出する消費エネルギー算出部と、前記消費エネルギーが第1所定エネルギー値を超えた場合、電動機制御部にDB抵抗過負荷異常を伝送しDB動作を停止させるDB保護部と、を備えることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の電動機駆動装置において、前記DB制御部は、前記DB回路の抵抗比熱値を与える抵抗比熱値設定部と、前記DB抵抗器の重量値を与えるDB抵抗器重量設定部と、前記抵抗比熱値と前記抵抗重量値に基づいて熱抵抗と熱容量を算出し、前記消費電力から温度上昇値を算出する温度上昇値算出部と、前記温度上昇値が第1所定温度値を超えた場合、電動機制御部にDB抵抗過負荷情報を伝送しDB動作を停止させるDB保護部と、を備えることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の電動機駆動装置において、前記DB制御部は、前記消費エネルギーが第2所定エネルギー値以下になるまで電動機制御装置にDB抵抗過負荷情報を伝送し、DB動作を停止させることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項2記載の電動機駆動装置において、前記DB制御部は、前記温度上昇値が第2所定温度値以下になるまで電動機制御装置にDB抵抗過負荷情報を伝送し、DB動作を停止させることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1記載の電動機駆動装置において、前記電動機制御部は、前記消費エネルギーが第1所定エネルギー値を越えた回数を累積して記憶し、所定の回数を超えた場合、DB抵抗器交換の警告を出すことを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項2記載の電動機駆動装置において、前記電動機制御部は、前記温度上昇が第1所定温度値を越えた回数を累積して記憶し、所定の回数を超えた場合、DB抵抗器交換の警告を出すことを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1記載の電動機駆動装置において、前記電動機制御部は、電源が遮断された場合は、前記消費エネルギーを記憶しておき、再投入時に記憶した遮断時間に基づき新たな消費エネルギーを初期値として設定することを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、請求項1記載の電動機駆動装置において、前記電動機制御部は、電源が遮断された場合は、前記温度上昇値を記憶しておき、電源再投入時に記憶した遮断時間に基づき新たな温度上昇値を初期値として設定することを特徴とするものである。
請求項9に記載の発明は、電動機の電圧を整流し直流電圧を生成する整流器と前記整流器の直流電圧側の一端に直列に接続されたリレー接点とDB抵抗器と前記リレー励磁コイルを駆動するスイッチング素子とスイッチング素子を制御するDB制御部と、電動機を指令どおりに制御し異常時には電動機を停止する電動機制御部とを備え、前記電動機の発電動作により停止動作をおこなうDB回路を搭載した電動機駆動装置のDB回路保護方法において、電動機の速度信号を生成するステップと、DB回路の抵抗値を設定するステップと、電動機の誘起電圧定数を設定するステップと、速度信号と抵抗値と誘起電圧定数に基づいて前記DB抵抗器の消費電力を算出するステップと、DB動作中、前記消費電力を蓄積し、DB停止中はDB抵抗器の熱時定数で消費エネルギーを放出するステップと、前記消費エネルギーが第1所定エネルギー値を超えた場合、前記電動機制御部にDB抵抗過負荷異常を伝送し、DB動作を停止させるステップとを備えることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明は、電動機の電圧を整流し直流電圧を生成する整流器と前記整流器の直流電圧側の一端に直列に接続されたリレー接点とDB抵抗器と前記リレー励磁コイルを駆動するスイッチング素子とスイッチング素子を制御するDB(ダイナミックブレーキ)制御部と、電動機を指令どおりに制御し異常時には電動機を停止する電動機制御部とを備え、前記電動機の発電動作により停止動作をおこなうDB回路を搭載した電動機駆動装置において、前記DB制御部は、 前記電動機の速度信号を生成する速度検出部と、前記DB回路の抵抗値を設定する抵抗値設定部と、前記電動機の誘起電圧定数を設定する誘起電圧定数設定部と、前記速度信号と前記抵抗値と前記誘起電圧定数に基づいて前記DB抵抗器の消費電力を算出する消費電力算出部と、DB動作中、前記消費電力を蓄積し、DB停止中はDB抵抗器の熱時定数で消費エネルギーを放出する消費エネルギー算出部と、前記消費エネルギーが第1所定エネルギー値を超えた場合、電動機制御部にDB抵抗過負荷異常を伝送しDB動作を停止させるDB保護部と、を備えることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の電動機駆動装置において、前記DB制御部は、前記DB回路の抵抗比熱値を与える抵抗比熱値設定部と、前記DB抵抗器の重量値を与えるDB抵抗器重量設定部と、前記抵抗比熱値と前記抵抗重量値に基づいて熱抵抗と熱容量を算出し、前記消費電力から温度上昇値を算出する温度上昇値算出部と、前記温度上昇値が第1所定温度値を超えた場合、電動機制御部にDB抵抗過負荷情報を伝送しDB動作を停止させるDB保護部と、を備えることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の電動機駆動装置において、前記DB制御部は、前記消費エネルギーが第2所定エネルギー値以下になるまで電動機制御装置にDB抵抗過負荷情報を伝送し、DB動作を停止させることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項2記載の電動機駆動装置において、前記DB制御部は、前記温度上昇値が第2所定温度値以下になるまで電動機制御装置にDB抵抗過負荷情報を伝送し、DB動作を停止させることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1記載の電動機駆動装置において、前記電動機制御部は、前記消費エネルギーが第1所定エネルギー値を越えた回数を累積して記憶し、所定の回数を超えた場合、DB抵抗器交換の警告を出すことを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項2記載の電動機駆動装置において、前記電動機制御部は、前記温度上昇が第1所定温度値を越えた回数を累積して記憶し、所定の回数を超えた場合、DB抵抗器交換の警告を出すことを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、請求項1記載の電動機駆動装置において、前記電動機制御部は、電源が遮断された場合は、前記消費エネルギーを記憶しておき、再投入時に記憶した遮断時間に基づき新たな消費エネルギーを初期値として設定することを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、請求項1記載の電動機駆動装置において、前記電動機制御部は、電源が遮断された場合は、前記温度上昇値を記憶しておき、電源再投入時に記憶した遮断時間に基づき新たな温度上昇値を初期値として設定することを特徴とするものである。
請求項9に記載の発明は、電動機の電圧を整流し直流電圧を生成する整流器と前記整流器の直流電圧側の一端に直列に接続されたリレー接点とDB抵抗器と前記リレー励磁コイルを駆動するスイッチング素子とスイッチング素子を制御するDB制御部と、電動機を指令どおりに制御し異常時には電動機を停止する電動機制御部とを備え、前記電動機の発電動作により停止動作をおこなうDB回路を搭載した電動機駆動装置のDB回路保護方法において、電動機の速度信号を生成するステップと、DB回路の抵抗値を設定するステップと、電動機の誘起電圧定数を設定するステップと、速度信号と抵抗値と誘起電圧定数に基づいて前記DB抵抗器の消費電力を算出するステップと、DB動作中、前記消費電力を蓄積し、DB停止中はDB抵抗器の熱時定数で消費エネルギーを放出するステップと、前記消費エネルギーが第1所定エネルギー値を超えた場合、前記電動機制御部にDB抵抗過負荷異常を伝送し、DB動作を停止させるステップとを備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、DB回路へ新たに専用検出器を追加することなくDB回路における消費エネルギー量と温度上昇値を算出することができ、DB回路のDB抵抗過負荷による低寿命化と損傷などを保護することができる電動機駆動装置とDB回路保護方法を提供できる。
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施例の構成図である。図1において、1はダイオードブリッジ、2はコンデンサ、3はインバータ、4は電流検出器、5は制御部、6はDB回路、7は電動機制御部、8はゲート駆動回路、9はDB制御部、10は速度検出部、11は抵抗値設定部、12は誘起電圧定数設定部、13は消費電力設定部、14は消費エネルギー算出部、15はDB保護部、16はダイオードブリッジ、17はリレー、18はDB抵抗器、19はトランジスタである。また、20は電動機、21はエンコーダである。
ダイオードブリッジ1は3相交流電源を整流して直流電源を生成し、コンデンサ2は直流電源の電圧を平滑する。インバータ3は直流電源から3相電源を生成し電動機に加え駆動する。電流検出器4は電動機電流を検出して電流信号を生成し、電動機制御部7へフィードバックする。電動機制御部7は、エンコーダの位置信号を差分して得た速度信号と、速度指令の差をPID制御処理してトルク指令を生成し、トルク指令から電流指令を生成し、電流指令と電流検出器の電流信号との差をとりPID制御処理をして電圧指令を生成する。次に電動機制御部7は電圧指令をPWM信号に変換してゲート信号を生成、ゲート信号はゲート駆動回路8で絶縁増幅されインバータのパワー素子を駆動して、電動機を速度指令どおりの回転速度で駆動する。さらに、電動機制御部7は、電源異常時など緊急停止が必要な場合は、インバータのゲート信号をブロックして停止させ、DB制御部9にDB動作信号を与えて、DB回路を動作させる。
DB回路6はDB制御部9からのリレー駆動信号を受けてスイッチングトランジスタ19をオフにしリレー17の励磁コイルの駆動を停止する。リレー17の励磁コイルが駆動されるとリレーの接点が閉じDB回路が動作し、電動機の誘起電圧はダイオードブリッジ16で直流電圧に整流されて、DB抵抗器で短絡される。電動機20の運動エネルギーはDB抵抗器18で熱エネルギーに変換され消費される。DB抵抗器18は熱エネルギーとして発熱するので、温度が規定値以上に上昇しないように保護しないと寿命が縮まり、損傷することになる。そこで、以下のようにしてDB抵抗器18における消費エネルギー量と温度上昇値を監視し、監視結果に基づいてDB回路のDB抵抗過負荷による低寿命化と損傷を保護する。
電動機駆動装置において、DB制御部9により実行されるDB回路保護について、図2と図3と図4と図5のフローチャートにより説明する。
電動機駆動装置において、DB制御部9により実行されるDB回路保護について、図2と図3と図4と図5のフローチャートにより説明する。
図2に示す一定間隔ΔT毎に実行する処理では、まず処理ステップ1でDB動作中か否かを判定する。判定結果がYes、すなわちDB動作している場合、処理ステップ2でDB消費電力を算出する。まず、DB抵抗へ流れる電流Iを式(3)によりもとめる。
ここで、Φは電動機の誘起電圧定数、ω1は電動機速度、R1は電動機の抵抗値、R2はDB抵抗器の抵抗値、ω2は電動機の電気角速度、Lは電動機のインダクタンス値である。この推定電流値により、DB消費電力Pは、式(2)により算出する。
一方、判定結果がNo、すなわちDB動作していない場合、処理ステップ3でDB消費電力Pは0とする。処理ステップ2、または3で求めたDB消費電力Pに基づいて、処理ステップ4でDB消費エネルギーEを、式(5)により算出する。
ここで、P0はDB抵抗器により処理可能な電力である。
処理ステップ5で、処理ステップ4で算出したDB消費エネルギーEがDB抵抗値の許容消費エネルギーから算出される第1所定エネルギー値を超えた場合、処理ステップ6でDB抵抗過負荷異常としてDB抵抗器の保護をおこなう。
図2に示した一連の処理を一定間隔ΔT毎に実行することで、DB消費エネルギーが第1所定エネルギー値よりも数〜数十ジュール小さい値に設定した第2所定エネルギー値を下回るまでDB抵抗過負荷異常を電動機制御部に伝送し続けて、DB抵抗過負荷異常が解除されないように構成する。
図3に示す一定間隔ΔT毎に実行する処理では、まず処理ステップ1でDB動作中か否かを判定する。判定結果がYes、すなわちDB動作している場合、処理ステップ2でDB消費電力を算出する。まず、DB抵抗へ流れる電流Iを式(3)により算出する。この推定電流値により、DB消費電力Pは、式(4)により算出する。
次に、処理ステップ2で求めたDB消費電力に基づいて、処理ステップ3でDB抵抗器の温度上昇θを、式(6)により算出する。
ここで、cはDB抵抗器の比熱、mはDB抵抗器の重量である。一方、処理ステップ1での判定結果がNo、すなわちDB動作していない場合、処理ステップ4でDB消費電力Pは0とする。
次に、処理ステップ5で、DB抵抗器の温度上昇θをθ=−Θ0とする。Θ0は一定間隔ΔT毎のDB抵抗器の温度特性と冷却設備などの環境により定めておくか、あらかじめ測定した熱時定数Tthと、周囲温度Θaと、ΔTごとの周囲温度との差ΔΘ=θ−Θaを用いてΘ0=ΔΘ*(1−exp(−ΔT/Tth))を用いる。
次に、処理ステップ6で、処理ステップ3または5で求めたDB抵抗器の温度上昇θに基づいて、処理ステップ6でDB抵抗器の温度上昇値Tを、式(7)により算出する。
処理ステップ7で、処理ステップ6で算出したDB抵抗器の温度上昇値ΘがDB抵抗値の抵抗過負荷異常検出値である第1所定温度値を超えた場合、処理ステップ8でDB抵抗過負荷異常としてDB抵抗器の保護をおこなう。
図3に示した一連の処理を一定間隔ΔT毎に実行することで、DB抵抗器の温度上昇値が第1所定温度よりも数度低く設定される第2所定温度値を下回るまでDB抵抗過負荷異常を電動機制御装置に伝送し続け、DB抵抗過負荷異常が解除されないように構成する。
図4に示す一定間隔ΔT毎に実行する処理では、まず処理ステップ1でDB動作中か否かを判定する。判定結果がYes、すなわちDB動作している場合、処理ステップ2で以下処理によりDB消費電力を算出する。まず、DB抵抗器へ流れる電流Iを式(2)により推定する。推定電流値により、DB消費電力Pは、式(4)により算出できる。
次に、処理ステップ2で求めたDB消費電力に基づいて、処理ステップ3でDB抵抗器の温度上昇θを、式(6)により算出する。
一方、処理ステップ1での判定結果がNo、すなわちDB動作していない場合、処理ステップ4でDB消費電力Pは0とする。
次に、処理ステップ5でDB抵抗器の温度上昇θをθ=−Θ0とする。Θ0は一定間隔ΔT毎のDB抵抗器の温度特性と冷却条件などにより定める。
処理ステップ6では、後述するDB抵抗器の温度上昇基準値を超えたことを記憶済か否かを示す情報fをクリアする。
処理ステップ3、または5で求めたDB抵抗器の温度上昇θに基づいて、処理ステップ7でDB抵抗器の温度上昇値Tを、式(7)により算出する。
処理ステップ8では、処理ステップ7で算出した温度上昇値Θが第1所定温度値を超えて、かつ、DB動作が解除されることなく、DB抵抗器の温度上昇基準値を超えたことが記憶されていないか否かを判定する。
判定結果がYes、すなわち温度上昇値Θが抵抗温度上昇基準値を超えて、かつ、DB動作が解除されることなく、第1所定温度値を超えたことが記憶されていない場合、処理ステップ9で温度上昇基準値超過回数nをインクリメント(+1)し、記憶するとともに、記憶したことを示す情報fをセットする。情報fをセットすることで、DB動作が解除されない限り、温度上昇基準値超過回数nがインクリメントされないように構成する。
処理ステップ10で、温度上昇基準値超過回数nが劣化を起す所定回数を超えた場合、処理ステップ11でDB抵抗交換の警告を外部に出力してDB抵抗器の交換を促す。
次に、処理ステップ2で求めたDB消費電力に基づいて、処理ステップ3でDB抵抗器の温度上昇θを、式(6)により算出する。
一方、処理ステップ1での判定結果がNo、すなわちDB動作していない場合、処理ステップ4でDB消費電力Pは0とする。
次に、処理ステップ5でDB抵抗器の温度上昇θをθ=−Θ0とする。Θ0は一定間隔ΔT毎のDB抵抗器の温度特性と冷却条件などにより定める。
処理ステップ6では、後述するDB抵抗器の温度上昇基準値を超えたことを記憶済か否かを示す情報fをクリアする。
処理ステップ3、または5で求めたDB抵抗器の温度上昇θに基づいて、処理ステップ7でDB抵抗器の温度上昇値Tを、式(7)により算出する。
処理ステップ8では、処理ステップ7で算出した温度上昇値Θが第1所定温度値を超えて、かつ、DB動作が解除されることなく、DB抵抗器の温度上昇基準値を超えたことが記憶されていないか否かを判定する。
判定結果がYes、すなわち温度上昇値Θが抵抗温度上昇基準値を超えて、かつ、DB動作が解除されることなく、第1所定温度値を超えたことが記憶されていない場合、処理ステップ9で温度上昇基準値超過回数nをインクリメント(+1)し、記憶するとともに、記憶したことを示す情報fをセットする。情報fをセットすることで、DB動作が解除されない限り、温度上昇基準値超過回数nがインクリメントされないように構成する。
処理ステップ10で、温度上昇基準値超過回数nが劣化を起す所定回数を超えた場合、処理ステップ11でDB抵抗交換の警告を外部に出力してDB抵抗器の交換を促す。
図4に示した一連の処理では、DB抵抗器の温度上昇値が温度上昇基準値の第1所定温度値を許容回数を超え、抵抗が劣化している。そのため、DB抵抗器が交換されるまで、DB抵抗過負荷異常が解除されないように構成する。
図5に示す処理は、電動機駆動装置へ電源が供給されたときのみ実行される処理であり、まず処理ステップ1でDB過負荷異常が発生したか否かを判定する。判定結果がYes、すなわちDB過負荷異常が発生していた場合、処理ステップ2でDB消費エネルギーEに一定のエネルギー値E1を設定し、DB抵抗温度上昇Θにも一定の温度上昇値Θ1を設定する。さらに、処理ステップ3でDB過負荷異常が発生していたことを示す記憶情報をクリアする。
判定結果がNo、すなわちDB過負荷異常が発生していなかった場合、処理ステップ4でDB消費エネルギーEと、DB抵抗温度上昇Θは0にする。
図5に示した一連の処理により、DB過負荷異常直後のDB動作においては、DB抵抗器が放熱できていない場合もあるため、一定値を初期設定することで、保護機能が働きやすくする。
図5に示す処理は、電動機駆動装置へ電源が供給されたときのみ実行される処理であり、まず処理ステップ1でDB過負荷異常が発生したか否かを判定する。判定結果がYes、すなわちDB過負荷異常が発生していた場合、処理ステップ2でDB消費エネルギーEに一定のエネルギー値E1を設定し、DB抵抗温度上昇Θにも一定の温度上昇値Θ1を設定する。さらに、処理ステップ3でDB過負荷異常が発生していたことを示す記憶情報をクリアする。
判定結果がNo、すなわちDB過負荷異常が発生していなかった場合、処理ステップ4でDB消費エネルギーEと、DB抵抗温度上昇Θは0にする。
図5に示した一連の処理により、DB過負荷異常直後のDB動作においては、DB抵抗器が放熱できていない場合もあるため、一定値を初期設定することで、保護機能が働きやすくする。
本発明の電動機駆動装置とDB回路保護方法は、DB回路へ新たに専用検出器を追加することなくDB回路のDB抵抗過負荷による低寿命化と損傷を保護できる電動機駆動装置とDB回路保護方法を提供できるので、一般産業機械駆動用途をはじめとして幅広い分野への適用が期待できる。
1 ダイオードブリッジ
2 コンデンサ
3 インバータ
4 電流検出器
5 制御部
6 DB回路
7 電動機制御部
8 ゲート駆動回路
9 DB制御部
10 速度検出部
11 抵抗値設定部
12 誘起電圧定数設定部
13 消費電力設定部
14 消費エネルギー算出部
15 DB保護部
16 ダイオードブリッジ
17 リレー
18 DB抵抗器
19 トランジスタ
20 電動機
21 エンコーダ
2 コンデンサ
3 インバータ
4 電流検出器
5 制御部
6 DB回路
7 電動機制御部
8 ゲート駆動回路
9 DB制御部
10 速度検出部
11 抵抗値設定部
12 誘起電圧定数設定部
13 消費電力設定部
14 消費エネルギー算出部
15 DB保護部
16 ダイオードブリッジ
17 リレー
18 DB抵抗器
19 トランジスタ
20 電動機
21 エンコーダ
Claims (9)
- 電動機の電圧を整流し直流電圧を生成する整流器と前記整流器の直流電圧側の一端に直列に接続されたリレー接点とDB抵抗器と前記リレー励磁コイルを駆動するスイッチング素子とスイッチング素子を制御するDB(ダイナミックブレーキ)制御部と、電動機を指令どおりに制御し異常時には電動機を停止する電動機制御部とを備え、前記電動機の発電動作により停止動作をおこなうDB回路を搭載した電動機駆動装置において、
前記DB制御部は、
前記電動機の速度信号を生成する速度検出部と、
前記DB回路の抵抗値を設定する抵抗値設定部と、
前記電動機の誘起電圧定数を設定する誘起電圧定数設定部と、
前記速度信号と前記抵抗値と前記誘起電圧定数に基づいて前記DB抵抗器の消費電力を算出する消費電力算出部と、
DB動作中、前記消費電力を蓄積し、DB停止中はDB抵抗器の熱時定数で消費エネルギーを放出する消費エネルギー算出部と、
前記消費エネルギーが第1所定エネルギー値を超えた場合、電動機制御部にDB抵抗過負荷異常を伝送しDB動作を停止させるDB保護部と、
を備えることを特徴とする電動機駆動装置。 - 前記DB制御部は、
前記DB回路の抵抗比熱値を与える抵抗比熱値設定部と、
前記DB抵抗器の重量値を与えるDB抵抗器重量設定部と、
前記抵抗比熱値と前記抵抗重量値に基づいて熱抵抗と熱容量を算出し、前記消費電力から温度上昇値を算出する温度上昇値算出部と、
前記温度上昇値が第1所定温度値を超えた場合、電動機制御部にDB抵抗過負荷情報を伝送しDB動作を停止させるDB保護部と、
を備えることを特徴とする請求項1記載の電動機駆動装置。 - 前記DB制御部は、前記消費エネルギーが第2所定エネルギー値以下になるまで電動機制御装置にDB抵抗過負荷情報を伝送し、DB動作を停止させることを特徴とする請求項1記載の電動機駆動装置。
- 前記DB制御部は、前記温度上昇値が第2所定温度値以下になるまで電動機制御装置にDB抵抗過負荷情報を伝送し、DB動作を停止させることを特徴とする請求項2記載の電動機駆動装置。
- 前記電動機制御部は、前記消費エネルギーが第1所定エネルギー値を越えた回数を累積して記憶し、所定の回数を超えた場合、DB抵抗器交換の警告を出すことを特徴とする請求項1記載の電動機駆動装置。
- 前記電動機制御部は、前記温度上昇が第1所定温度値を越えた回数を累積して記憶し、所定の回数を超えた場合、DB抵抗器交換の警告を出すことを特徴とする請求項2記載の電動機駆動装置。
- 前記電動機制御部は、電源が遮断された場合は、前記消費エネルギーを記憶しておき、再投入時に記憶した遮断時間に基づき新たな消費エネルギーを初期値として設定することを特徴とする請求項1記載の電動機駆動装置。
- 前記電動機制御部は、電源が遮断された場合は、前記温度上昇値を記憶しておき、電源再投入時に記憶した遮断時間に基づき新たな温度上昇値を初期値として設定することを特徴とする請求項1記載の電動機駆動装置。
- 電動機の電圧を整流し直流電圧を生成する整流器と前記整流器の直流電圧側の一端に直列に接続されたリレー接点とDB抵抗器と前記リレー励磁コイルを駆動するスイッチング素子とスイッチング素子を制御するDB制御部と、電動機を指令どおりに制御し異常時には電動機を停止する電動機制御部とを備え、前記電動機の発電動作により停止動作をおこなうDB回路を搭載した電動機駆動装置のDB保護方法において、
電動機の速度信号を生成するステップと
DB回路の抵抗値を設定するステップと、
電動機の誘起電圧定数を設定するステップと、
速度信号と抵抗値と誘起電圧定数に基づいて前記DB抵抗器の消費電力を算出するステップと、
DB動作中、前記消費電力を蓄積し、DB停止中はDB抵抗器の熱時定数で消費エネルギーを放出するステップと、
前記消費エネルギーが第1所定エネルギー値を超えた場合、前記電動機制御部にDB抵抗過負荷異常を伝送し、DB動作を停止させるステップと、
を備えることを特徴とする電動機駆動装置のDB回路保護方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005364622A JP2007174729A (ja) | 2005-12-19 | 2005-12-19 | 電動機駆動装置とダイナミックブレーキ回路保護方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005364622A JP2007174729A (ja) | 2005-12-19 | 2005-12-19 | 電動機駆動装置とダイナミックブレーキ回路保護方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007174729A true JP2007174729A (ja) | 2007-07-05 |
Family
ID=38300584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005364622A Pending JP2007174729A (ja) | 2005-12-19 | 2005-12-19 | 電動機駆動装置とダイナミックブレーキ回路保護方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007174729A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2005
- 2005-12-19 JP JP2005364622A patent/JP2007174729A/ja active Pending
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