JP2007173485A - 半導体集積回路、レベルシフタセル、隙間セルおよび半導体集積回路におけるクロストークノイズを防止する方法。 - Google Patents

半導体集積回路、レベルシフタセル、隙間セルおよび半導体集積回路におけるクロストークノイズを防止する方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】異なった電圧レベルの信号配線のクロストークノイズが生じないように改良された半導体集積回路を提供する。
【解決手段】本発明にかかる半導体集積回路は、2つ以上の複数の電源電圧レベルで動作しているスタンダードセル方式で構成される半導体集積回路において、基準となる1つの電源電圧レベルで動作する回路を除き、それぞれの電源電圧レベルで動作するスタンダードセル方式で構成される回路を矩形領域21に配置し、上記矩形領域21の周辺にレベルシフタセル1とレベルシフタセルの隙間を埋める隙間セル2を並べて、上記矩形領域の周囲にリング配線25を形成することにより、上記リング配線25によって異なる電圧レベルの矩形領域21内の信号配線14と矩形領域外の信号配線13を分離し、異なる電圧レベルの信号配線間でクロストークノイズを防止することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は一般に半導体集積回路に関し、より特定的には複数の電源電圧レベルで動作する、スタンダードセル方式で構成される半導体集積回路において、クロストークノイズを防止するよう改良された半導体集積回路に関する。本発明はまた、上記半導体集積回路で用いられるレベルシフタセルおよび隙間セルに関する。本発明はまた、複数の電源電圧レベルで動作する、スタンダードセル方式で構成される回路において、クロストークノイズを防止する方法に関する。
半導体集積回路の設計において電力消費を低減するために電源電圧レベルを下げる方法があるが、電源電圧レベルを下げると回路の動作スピードに影響があるため、仕様通りに半導体集積回路が動作しない可能性がある。
そのため、半導体集積回路全体の電源電圧レベルを下げるのではなく、特許文献1や特許文献2にあるような方法を用いて、半導体集積回路を複数の電源電圧レベルで回路を構成することで半導体集積回路の消費電力の低減を図る。
このとき、半導体集積回路内に異なる電源電圧レベルで動作する回路部分が存在し、この異なる電源電圧レベルの回路部分では異なる電圧レベルの信号が伝播する。この異なる電源電圧レベルで動作している回路部分同士はレベルシフタ(例えば、特許文献3参照)を通して接続され、異なる電源電圧レベルで動作している回路部分間を通過する信号は、電圧レベルをレベルシフタで変換され他の回路部分に伝えられる。
上記複数の異なる電源電圧レベルで作動する回路部分を含んだ構成の半導体集積回路を、スタンダードセル方式でCAD(Computer Aided Design)を用いて設計する場合の問題点に付き図22を用いて更に説明する。
図22は、複数の異なる電源電圧レベルで作動する回路部分を含んだ構成の半導体集積回路であって、スタンダードセル方式でCADを用いて設計した従来の半導体集積回路の例である。回路の外周部は、I/O(input/output)セル4で取り囲まれており、内部領域は、基準の電圧レベルで動作する回路領域22と基準と異なる電圧レベルで動作する回路領域21を含んでいる。基準の電圧レベルで動作する回路領域22と基準と異なる電圧レベルで動作する回路領域21はレベルシフタ11を介して信号配線で接続されている。しかし信号配線の配線経路に制限がないため、いずれの電圧レベルで動作する回路領域においても、基準の電圧レベルの信号配線13と基準と異なる電圧レベルの信号配線14が混在し、これら2種の信号配線が隣接する部分はクロストークが生じうる部分23となっている。
レベルシフタを半導体集積回路内の特定の位置に形成し、半導体集積回路を複数の電源電圧で動作させる方法が上記特許文献1に記載されているが、上記方法により信号配線経路が制約されることはないため、上記方法により半導体集積回路を設計すると、図22に見られたように、異なった電圧レベルの信号配線が隣接する可能性がある。入出力回路からレベルシフタまでの配線を短くし遅延時間を短くする方法が上記特許文献2に記載されているが、この方法によっても配線経路について制約されることはないため、この方法により半導体集積回路を設計しても、異なった電圧レベルの信号配線が隣接する可能性がやはりある。よって上記いずれの方法によっても、異なる電圧レベルの信号配線間で、クロストークノイズが発生しうる。
CADツールは、同電圧レベルの信号間のクロストーク解析能力についてはあるレベルの精度に達している。しかし、異なる電圧レベルの信号間のクロストークについては考慮されていない。そのため、CADツールによっても異なる電圧レベルの信号間のクロストークノイズに対して対策できない。そのため、クロストークノイズにより半導体集積回路が仕様通りに動作しなくなるという問題が生ずる。
特開平8−330552 特開平9−153551 特開2002−176351
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、2つ以上の複数の電源電圧レベルで動作しているスタンダードセル方式で構成される半導体集積回路において、異なった電圧レベルの信号配線を分離し、それによって異なった電圧レベルの信号配線のクロストークノイズが生じないように改良された半導体集積回路を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は上記半導体装置に用いられる、異なった電圧レベルの信号配線を分離するための構造を備えたレベルシフタセルを提供することにある。
本発明の他の目的は上記半導体装置に用いられる、異なった電圧レベルの信号配線を分離するための構造を備えた隙間セルを提供することにある。
本発明の他の目的は、2つ以上の複数の電源電圧レベルで動作しているスタンダードセル方式で構成される半導体集積回路において、異なった電圧レベルの信号配線を分離し、それによって異なる電圧レベルの信号配線間のクロストークノイズを防止する方法を提供することにある。
本発明にかかる半導体集積回路は、2つ以上の複数の電源電圧レベルで動作しているスタンダードセル方式で構成される半導体集積回路において、基準となる1つの電源電圧レベルで動作する回路を除き、それぞれの電源電圧レベルで動作するスタンダードセル方式で構成される回路を矩形領域に配置し、上記矩形領域の周辺にレベルシフタセルとレベルシフタセルの隙間を埋める隙間セルを並べて、上記矩形領域の周囲にリング配線を形成することにより、上記リング配線によって異なる電圧レベルの矩形領域内の信号配線と矩形領域外の信号配線を分離し、異なる電圧レベルの信号配線間でクロストークノイズを防止することを特徴とする。
上記構成によると、上記リング配線が形成された配線層において、信号配線が上記リング配線を超えて配線されることは無く、異なる電圧レベルの矩形領域内の信号配線と矩形領域外の信号配線を分離し、異なる電圧レベルの信号配線間でクロストークノイズを防止する。
なお、スタンダードセル方式で構成される半導体集積回路内に、ある回路部分を既存技術によって一定領域に固定すると、かかる領域は一般に矩形となる。またこの矩形を組み合わせることにより、領域の全体形状をL型や凹凸形などの形状とすることもできるが、これらの形状も上記矩形に含まれる。
上記半導体集積回路において、上記矩形領域外の信号配線の電圧レベルは同じレベルであることが好ましい。
上記構成によれば、矩形領域外において、異なる電圧レベルの信号配線同士が隣接して設計されない。
本発明にかかるレベルシフタセルは、全配線層を利用し、上記リング配線のレイアウトパターンを内蔵したことを特徴とする。
本発明にかかる隙間セルは、全配線層を利用し、上記リング配線のレイアウトパターンを内蔵したことを特徴とする。
上記レベルシフタセル及び上記隙間セルは全配線層を利用しているため、これらセルを並べて形成された部分を超えて矩形領域内の信号配線が矩形領域外に直接出ること、あるいは矩形領域外の信号配線が矩形領域内に直接入ることを防止できる。そのため矩形領域内と矩形領域外を出入りする信号配線は、すべてレベルシフタによって信号の電圧レベルを変換するため、任意の領域には、単一の電圧レベルの信号配線のみ配線される。矩形領域の周辺にレベルシフタセルとレベルシフタセルの隙間を埋める隙間セルを並べて、上記矩形領域の周囲にリング配線を形成することにより、上記リング配線によって異なる電圧レベルの矩形領域内の信号配線と矩形領域外の信号配線を分離できる。
上記レベルシフタセル及び隙間セルの配線層は金属で形成されていることが好ましい。
本発明にかかる、異なる電圧レベルの信号配線間でクロストークノイズを防止する方法は、2つ以上の複数の電源電圧レベルで動作しているスタンダードセル方式で構成される回路において、基準となる1つの電源電圧レベルで動作する回路を除き、それぞれの電源電圧レベルで動作するスタンダードセル方式で構成される回路を矩形領域に配置し、上記矩形領域の周辺にレベルシフタセルとレベルシフタセルの隙間を埋める隙間セルを並べて、上記矩形領域の周囲にリング配線を形成することにより、上記リング配線によって異なる電圧レベルの矩形領域内の信号配線と矩形領域外の信号配線を分離し、異なる電圧レベルの信号配線間でクロストークノイズを防止する。
上述したように矩形領域内の信号配線が矩形領域外に直接出ること、あるいは矩形領域外の信号配線が矩形領域内に直接入ることは無く、矩形領域内外の信号配線は分離されている。更に、矩形領域外の信号配線の電圧レベルは同じレベルであるため、異なる電圧レベルの信号配線が隣接することが無い。したがって、異なる電圧レベルの信号配線間でのクロストーク問題を発生しない。
本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明にかかる半導体集積回路の一例である。回路の外周部はI/O(input/output)セル4で取り囲まれており、内部領域に基準の電圧レベルで動作する回路領域22と基準と異なる電圧レベルで動作する回路領域21を含んでいる。上記基準と異なる電圧レベルで動作する回路領域(矩形領域)21は、異なる電圧レベルの信号を変換するレベルシフタを内蔵するレベルシフタセル1と、レベルシフタセル1の隙間を埋める隙間セル2とコーナーセル3とで取り囲まれている。レベルシフタセル1と隙間セル2とコーナーセル3とで形成された部分には、リング配線25が形成されている。
基準と異なる電圧レベルの信号配線14は矩形領域21内にのみ配線され、基準の電圧レベルの信号配線13は矩形領域外にのみ配線されている。
ここで、以下の図2〜図21の詳細な説明をする前に、これらの図と図1との関係について説明しておく。これらの図において、同一部分には同一の参照番号を付す。
図2は、図1における異なる電圧レベルで動作する回路領域21周辺の拡大図である。
図3は、図1におけるレベルシフタセル1に内蔵されているレベルシフタのトランジスタ回路図である。
図4〜図7は、図1におけるレベルシフタセル1の金属層第1層を使用して作成されたレベルシフタの配線図である。図4と図5は、矩形領域の左右辺(図2の101又は102)に配置する形状のもの(以下横長レベルシフタセルとする)であり、図6と図7は、矩形領域の上下辺(図2の201又は202)に配置する形状のもの(以下縦長レベルシフタセルとする)である。図4と図5の違い、及び、図6と図7の違いについては後述する。図8は、矩形領域の左右辺(図2の101又は102)に配置され、レベルシフタセル1の隙間を埋める隙間セル (以下横長隙間セルとする) の金属層第1層の配線図である。同じく図9は、矩形領域の上下辺(図2の201又は202)に配置され、レベルシフタセル1の隙間を埋める隙間セル (以下縦長隙間セルとする) の金属層第1層の配線図である。図10は、矩形領域のコーナーにあたる部分の隙間を埋める隙間セル(図1におけるコーナーセル3) の金属層第1層の配線図である。
図11は、横長レベルシフタセルの金属層第2層の配線図である。金属層第2〜4層においてレベルシフタセル1と隙間セル2の配線に違いは無く、横長隙間セルの金属層第2層の配線パターンも図11と同じである。図12は、縦長レベルシフタセルの金属層第2層の配線図である。同様に、縦長隙間セルの金属層第2層の配線パターンも図12と同じである。図13は、コーナーセル3の金属層第2層の配線図である。
図14は、横長レベルシフタセルの金属層第3層の配線図である。金属層第2〜4層においてレベルシフタセル1と隙間セル2の配線に違いは無く、横長隙間セルの金属層第3層の配線パターンも図14と同じである。図15は、縦長レベルシフタセルの金属層第3層の配線図である。同様に、縦長隙間セルの金属層第3層の配線パターンも図15と同じである。図16は、コーナーセル3の金属層第3層の配線図である。
図17は、横長レベルシフタセルの金属層第4層の配線図である。金属層第2〜4層においてレベルシフタセル1と隙間セル2の配線に違いは無く、横長隙間セルの金属層第4層の配線パターンも図17と同じである。図18は、縦長レベルシフタセルの金属層第4層の配線図である。同様に、縦長隙間セルの金属層第4層の配線パターンも図18と同じである。図19は、コーナーセル3の金属層第4層の配線図である。
図20は、後述する実施の形態3にかかる、半導体集積回路が利用する配線用金属層が全部で3層の場合における、レベルシフタセル1の金属層第2層の配線図である。この場合においても、隙間セル2の金属層第2層の配線パターンが同じ図20で示される。また図21は、後述する実施の形態3にかかる、半導体集積回路が利用する配線用金属層が2層の場合における、レベルシフタセル1の金属層第2層の配線図である。この場合においても、隙間セル2の金属層第2層の配線パターンが同じ図21で示される。
次に、図2を用いて本発明における異なる電圧レベルの信号配線の分離方法を概略説明する。
図2は、上述のように図1の矩形領域周辺の拡大図である。図2を参照して、任意の電圧レベルで動作するスタンダードセル方式の回路を配置した矩形領域の周囲をレベルシフタセル1と隙間セル2とコーナーセル3とが取り囲んでいる。レベルシフタセル1と上記隙間セル2とコーナーセル3とに内蔵された配線パターンにより、取り囲んだ部分に、リング配線25が形成されている。このリング配線25又は後述するレベルシフタを有する層の配線パターンが全ての金属層で形成されるため、矩形領域21内の基準と異なる電圧レベルの信号配線14を形領域外に直接引き出す配線設計や、矩形領域外の基準の電圧レベルの信号配線13を矩形領域21内に直接引き入れる配線設計が、CADを用いた設計によって行なわれることはない。矩形領域外部より矩形領域21に入ろうとする信号配線13はまずレベルシフタ(レベルシフタセル1の金属層第1層を使用して形成される)に接続され、レベルシフタにより電圧レベルが変換され、矩形領域内の電圧レベルの信号配線14が矩形領域内に引き入れられる。逆に矩形領域内より矩形領域外に進出しようとする信号配線14もまずレベルシフタに接続され、レベルシフタにより電圧レベルが変換され、矩形領域外の電圧レベルの信号配線13が矩形領域外に進出する。そのため、矩形領域内と矩形領域外とのそれぞれの信号配線の電圧レベルはそれぞれ単一となり、いずれの領域においても異なる電圧レベルの信号配線が隣接することはない。したがって異なる電圧レベルの信号配線間のクロストークノイズは完全に防止できる。
続いて、上記レベルシフタについて、図3を用いて更に説明する。
図3は、信号の電圧レベルを変換するために使用するレベルシフタのトランジスタ回路図の一例である。NMOSトランジスタ15とPMOSトランジスタ16とを用いて構成されている。図3を参照して、この回路の入力端子に基準と異なる電圧レベルVDD1の電圧レベルの信号を与えると、出力端子に基準の電圧レベルVDD2の信号を出力する。この回路のVDD1とVDD2を入れ替えることで、入力端子にVDD2の電圧レベルの信号を与えると、出力端子にVDD1の電圧レベルの信号を出力する。かかる回路図のパターンが、レベルシフタセルの金属層第1層を用いて形成される。
以下、半導体集積回路が利用する配線用金属層が4層の場合の実施形態を実施の形態1で説明し、続いて半導体集積回路が利用する配線用金属層が5層以上の場合の実施形態を実施の形態2で説明し、更に半導体集積回路が利用する配線用金属層が4層未満の場合の実施形態を実施の形態3で説明する。
[実施の形態1]
実施の形態1を、図4〜図19を用いて説明する。実施の形態1は、半導体集積回路装置で利用する配線用の金属層が全部で4層の場合の実施形態である。以下に、図面を参照しながら配線層ごとに説明する。
最初に、金属層第1層、すなわち下から1番目の配線層につき図4〜図10を主に用いて説明する。
図4は、第1の態様にかかる横長レベルシフタセルの金属層第1層の配線図である。図4は、金属層第1層を用いて図3に示したレベルシフタを作製した図であり、矩形領域内の電圧レベル(VDD1)の信号を基準となる電圧レベル(VDD2) の信号に変換して矩形領域外に出力するタイプのものである。太い点線で示したセルフレーム内に、基準となる電源電圧配線VDD2と基準と異なる電源電圧配線VDD1と接地GNDとPMOSトランジスタ16とNMOSトランジスタ15とコンタクト10と配線とによりレベルシフタを構成している。図中の白抜き配線部はポリ層を示し、点のハッチングで示した部分は拡散層を示し、斜線部は金属層第1層を示している。また細い点線で囲んだ部分はn−ウェルである。矩形領域内より延びた信号配線が入力端子に接続され、出力端子に接続された信号配線が矩形領域外に進出する。したがって、VDD1レベルの信号は、このレベルシフタでVDD2レベルの信号に変換され、矩形領域外に出力される。
図5は、第2の態様にかかる横長レベルシフタセルの金属層第1層の配線図である。この図は、金属層第1層を用いて図3に示したレベルシフタを作製した図である。図4と異なり、基準となる電圧レベル (VDD2)の信号を矩形領域内の電圧レベル(VDD1) の信号に変換して矩形領域内に出力するタイプのものである。太い点線でセルフレームを示す。図4に示す回路と同一部分には同一の参照番号を付し、同一の材質部については同一のハッチングを付しており、その説明を繰り返さない。また細い点線で囲んだ部分はn−ウェルである。矩形領域外より延びた信号配線が入力端子に接続され、出力端子に接続された信号配線が、矩形領域内に進入する。したがって、VDD2レベルの信号は、このレベルシフタでVDD1レベルの信号に変換され、矩形領域内に出力される。
図6は第1の態様にかかる縦長レベルシフタセルの金属層第1層の配線図である。図6は、金属層第1層を用いて図3に示したレベルシフタを作製した図であり、矩形領域内の電圧レベル(VDD1)の信号を基準となる電圧レベル(VDD2) の信号に変換して矩形領域外に出力するタイプのものである。太い点線でセルフレームを示す。なお、図4に示す回路と同一部分には同一の参照番号を付し、同一の材質部については同一のハッチングを付しており、その説明を繰り返さない。また細い点線で囲んだ部分はn−ウェルである。矩形領域内より延びた信号配線が入力端子に接続され、出力端子に接続された信号配線が矩形領域外に進出する。したがって、VDD1レベルの信号は、このレベルシフタでVDD2レベルの信号に変換され、矩形領域外に出力される。
図7は第2の態様にかかる縦長レベルシフタセルの金属層第1層の配線図である。図7は、金属層第1層を用いて図3に示したレベルシフタを作成した図であり、図6と異なり、基準となる電圧レベル (VDD2)の信号を矩形領域内の電圧レベル(VDD1) の信号に変換して矩形領域内に出力するタイプのものである。太い点線でセルフレームを示す。なお、図4に示す回路と同一部分には同一の参照番号を付し、同一の材質部については同一のハッチングを付しており、その説明を繰り返さない。また細い点線で囲んだ部分はn−ウェルである。矩形領域外より延びた信号配線が入力端子に接続され、出力端子に接続された信号配線が矩形領域内に進入する。したがって、VDD2レベルの信号は、このレベルシフタでVDD1レベルの信号に変換され、矩形領域内に出力される。
図8は、矩形領域の左右辺(図2の101又は102)に配置され、レベルシフタセル1の隙間を埋める横長隙間セルの金属層第1層の配線図である。図8を参照して、太い点線示されたセルフレーム内に、金属層第1層(斜線部)を用いたVDD1配線とVDD2配線とGND配線とのみ形成されている。この配線に論理的な機能はなく、この横長隙間セルの右辺と左辺との間を通過する信号配線設計をさせないための、配線パターンである。なお、細い点線で囲んだ部分はn−ウェルである。
同様に、図9は、矩形領域の上下辺(図2の201又は202)に配置され、レベルシフタセルの隙間を埋める縦長隙間セルの金属層第1層の配線図である。図9を参照して、太い点線示されたセルフレーム内に、金属層第1層(斜線部)を用いたVDD1配線とVDD2配線とGND配線とのみ形成されている。この配線に論理的な機能はなく、この横長隙間セルの上辺と下辺との間を通過する信号配線設計をさせないための、配線パターンである。なお、細い点線で囲んだ部分はn−ウェルである。
図10は、コーナーセルの金属層第1層の配線図例である。接続関係を明らかにするために、コーナーセルの図(参照符号3を付した)の左辺と下辺に、上述したレベルシフタセルの金属層第1層の図(参照符号1を付した)を併せて記載した。太い点線でそれぞれのセルフレームを示している。図10と図2を参照して、コーナーセル3は矩形領域21の右辺102に縦に並ぶレベルシフタセル1と上辺201に並ぶレベルシフタセル1をつないでいる。上記図8や図9と同様に、コーナーセル3の金属層第1層(斜線部)を用いてVDD1配線とVDD2配線とGND配線とのみが形成されている。これらの配線に論理的な機能はなく、矩形領域内と矩形領域外の間を通過する信号配線設計をさせないための配線である。
図4〜図10と図2を参照して、レベルシフタセル1と隙間セル2とコーナーセル3とが矩形領域21周辺に隙間無く並べることにより、レベルシフタセル1が有するレベルシフタを形成する配線(図4〜図7)と隙間セル2およびコーナーセル3が有する信号配線を通過させないための配線(図8〜図10)とが金属層第1層で形成され、矩形領域を隙間無く取り囲んでいる。それによって、レベルシフタを介せずに、金属層第1層を使用しては、矩形領域21内の信号配線14を矩形領域外に直接引き出したり、矩形領域外の信号配線13を矩形領域内に引き入れたりすることはできない。
次に、金属層第2層、すなわち下から2番目の配線層につき図11〜図13を主に用いて説明する。
図11は、横長レベルシフタセルの金属層第2層(第1層とは逆向き斜線で示した)の配線図である。横長レベルシフタセルのセルフレームを太い点線で示す。図11中のVDD1とVDD2とGNDの配線はビア12によってそれぞれ金属層第1層の対応する配線と接続されている。金属層第1層にレベルシフタの入力端子が形成されている領域301は、信号配線を接続できるように開けられている。同じく金属層第1層にレベルシフタの出力端子が形成されている領域302も、信号配線を接続できるように開けられている。ここで、電圧レベルVDD1の配線は、金属層第2層にVDD1のリング配線を形成するための電源配線である。VDD2の配線は、後述する金属層第3層のVDD2配線と接続されるための配線である。同様にGNDの配線は、後述する金属層第3層のGND配線と接続されるための配線である。
図12は、縦長レベルシフタセルの金属層第2層の配線図である。セルフレームを太い点線で示す。図11に示す回路と同一部分には同一の参照番号を付し、金属層第2層は図11と同一の斜線ハッチチングで示しており、その説明を繰り返さない。
横長隙間セルの金属層第2層の配線図は図11と同一である。そのため説明は省略する。
また、縦長隙間セルの金属層第2層の配線図は図12と同一である。そのため説明は省略する。
図13は、コーナーセルの金属層第2層の配線図である。接続関係を明らかにするために、コーナーセルの図(参照符号3を付した)の左辺と下辺に、上述したレベルシフタセルの金属層第2層の図(参照符号1を付した)を併せて記載した。太い点線でそれぞれのセルフレームを示している。図13と図2を参照して、コーナーセル3は矩形領域21の右辺102に縦に並ぶレベルシフタセル1と上辺201に並ぶレベルシフタセル1をつないでいる。なお、図11に示す回路と同一部分には同一の参照番号を付し、金属層第2層は図11と同一の斜線ハッチングで示しており、その説明を繰り返さない。
図11〜図13と図2を参照して、レベルシフタセル1と隙間セル2とコーナーセル3とを隙間無く配置することにより、これらセルの金属層第2層を用い形成されたVDD1配線が互いに接続され、矩形領域を取り囲むVDD1の電源配線による環状のリング配線が金属層第2層で形成され、矩形領域を隙間無く取り囲んでいる。そのため金属層第2層を使用しては、矩形領域内の信号配線14を矩形領域外に引き出したり、矩形領域外の信号配線13を矩形領域内に引き入れたりすることはできない。
続いて、金属層第3層、すなわち下から3番目の配線層につき図14〜図16を主に用いて説明する。
図14は、横長レベルシフタセルの金属層第3層(第1層と同方向かつ より細かい斜線で示す)の配線図である。太い点線でセルフレームを示す。図中のVDD2とGNDの配線はビア23によってそれぞれ金属層第2層の対応する配線と接続されている。金属層第1層でレベルシフタの入力端子が形成されている領域301は、信号配線を接続できるように開けられている。同じく金属層第1層でレベルシフタの出力端子が形成されている領域302も、信号配線を接続できるように開けられている。ここで、電圧レベルVDD2の配線は、金属層第3層を使用してVDD2のリング配線を形成するための電源配線である。GNDの配線は、後述する金属層第4層のGND配線と接続されるための配線である。
図15は、縦長レベルシフタセルの金属層第3層の配線図である。太い点線でセルフレームを示す。図14に示す回路と同一部分には同一の参照番号を付し、金属層第3層は図15と同一の斜線ハッチチングで示しており、その説明を繰り返さない。
横長隙間セルの金属層第3層の配線図は図14と同一である。そのため説明は省略する。
縦長隙間セルの金属層第3層の配線図は図15と同一である。そのため説明は省略する。
図16は、上記コーナーセルの金属層第3層の配線図である。接続関係を明らかにするために、コーナーセルの図(参照符号3を付した)の左辺と下辺に、上述したレベルシフタセルの金属層第3層の図(参照符号1を付した)を併せて記載した。太い点線でそれぞれのセルフレームを示している。図16と図2を参照して、コーナーセル3は矩形領域21の右辺102に縦に並ぶレベルシフタセル1と上辺201に並ぶレベルシフタセル1をつないでいる。図14に示す回路と同一部分には同一の参照番号を付し、金属層第3層は図14と同一の斜線ハッチチングで示しており、その説明を繰り返さない。
図14〜図16と図2を参照し、レベルシフタセル1と隙間セル2とコーナーセル3とを隙間無く配置することにより、これらセルの金属層第3層を用い形成されたVDD2配線が互いに接続され、矩形領域21を取り囲むVDD2の環状のリング配線が金属層第3層で形成され、矩形領域を隙間無く取り囲んでいる。それによって、金属層第3層を使用しては、矩形領域内の信号配線14を矩形領域外に直接引き出したり、矩形領域外の信号配線13を矩形領域内に引き入れたりすることはできない。
続いて、金属層第4層、すなわち下から4番目の配線層につき図17〜図19を主に用いて説明する。
図17は、横長レベルシフタセルの金属層第4層(第2層と同方向かつ より細かい斜線で示す)の配線図である。セルフレームを太い点線で示している。図17中のGNDの配線はビア34によって金属層第3層のGND配線と接続されている。金属層第一層にレベルシフタの入力端子が形成されている領域301は、信号配線を接続できるように開けられている。同じく金属層第一層にレベルシフタの出力端子が形成されている領域302も、信号配線を接続できるように開けられている。GNDの配線は、金属層第4層を用いてGNDのリング配線を形成するためのものである。
図18は、縦長レベルシフタセルの金属層第4層の配線図である。太い点線でセルフレームを示す。図17に示す回路と同一部分には同一の参照番号を付し、金属層第4層は図17と同一の斜線ハッチチングで示しており、その説明を繰り返さない。
横長隙間セルの金属層第4層の配線図は図17と同一である。そのため説明は省略する。
縦長隙間セルの金属層第4層の配線図は図18と同一である。そのため説明は省略する。
図19は、コーナーセルの金属層第4層の配線図である。接続関係を明らかにするために、コーナーセルの図(参照符号3を付した)の左辺と下辺に、上述したレベルシフタセルの金属層第4層の図(参照符号1を付した)を併せて記載した。太い点線でそれぞれのセルフレームを示している。図19と図2を参照して、コーナーセル3は矩形領域21の右辺102に縦に並ぶレベルシフタセル1と上辺201に並ぶレベルシフタセル1をつないでいる。図17に示す回路と同一部分には同一の参照番号を付し、金属層第4層は図17と同一の斜線ハッチチングで示しており、その説明を繰り返さない。
図17〜図19と図2を参照して、レベルシフタセル1と隙間セル2とコーナーセル3とを隙間無く配置することにより、これらセルの金属層第4層を用い形成されたGND配線が互いに接続され、矩形領域を取り囲むGNDのリング配線が金属層第4層で形成され、矩形領域を隙間無く取り囲んでいる。それによって、金属層第4層を使用しては、矩形領域内の信号配線14を矩形領域外に直接引き出したり、矩形領域外の信号配線13を矩形領域内に引き入れたりすることはできない。
以上で図2におけるレベルシフタセル1と隙間セル2とコーナーセル3とで形成された部分の各金属層を使用して形成する配線構造を説明した。金属層第1層はレベルシフタを含む配線パターンにより矩形領域を隙間無く取り囲んでおり、金属層2〜4層はリング配線により同じく矩形領域を隙間無く取り囲んでいる。本実施例において利用される金属層は全部で4層であるので、レベルシフタを有する配線パターン(金属層第1層)及び各リング配線(同2〜4層)により、矩形領域21を取り囲む部分の金属層は全て使用されており、いずれの層においても、矩形領域内の信号配線14を矩形領域外に直接引き出すこと、矩形領域外の信号配線13を矩形領域内に引き入れすることはできない。そのため、矩形領域内から矩形領域外に進出しようとするVDD1レベルの信号配線14は全て一旦レベルシフタに接続され、改めてVDD2レベルの信号配線13が引き出される。逆に、矩形領域外から矩形領域内に進入しようとするVDD2レベルの信号配線13も全て一旦レベルシフタに接続され、改めてVDD1レベルの信号配線14が引き入れられる。よって、いずれの領域においても単一の電圧レベルの信号配線のみ配線される。すなわち、異なる電圧レベルの信号配線は分離される。その結果、異なる電圧レベルの信号配線が隣接することは無く、異なる電圧レベルの信号配線間でのクロストーク問題は発生しない。
[実施の形態2]
実施の形態2を説明する。実施の形態1は金属配線層が全部で4層の場合の例であったが、金属配線層を5層以上利用する半導体集積回路装置においても本発明は実施可能である。金属配線層を全部でn層利用するものとして以下に説明する。
金属層第1層(下から1番目の配線層)〜第4層(下から4番目の配線層)までは実施の形態1と同一であるので説明を省略する。よって、これらの層を使用して矩形領域内外の信号配線が直接出入りすることは無い。
金属層第5層(下から5番目の配線層)〜第n層(一番上の配線層)でリング配線を形成するためのパターンを追加する。たとえば、GNDのリング配線を形成するための、図17〜図19で示した金属層第4層の配線パターンは、金属層第5層〜第n層の各層においても利用することができる。その結果、レベルシフタセル1と隙間セル2とコーナーセル3とを隙間無く配置することにより、矩形領域を取り囲むGNDのリング配線がそれぞれの金属層を使用して形成される。その結果第5層〜第n層のいずれかの金属層を使用して、矩形領域内外を信号配線が直接通過することを防止できる。
よって、金属層第1層〜第n層のいずれの金属層を使用しても矩形領域内外の信号配線が直接出入りする配線をすることはできない。従って、異なる電圧レベルの信号配線は分離され、異なる電圧レベルの信号配線が隣接することはない。その結果実施の形態1と同じく、異なる電圧レベルの信号配線間でのクロストーク問題は発生しない。
[実施の形態3]
実施の形態3を図20、図21を主に用いて説明する。実施の形態2は金属配線層を5層以上利用する半導体集積回路装置の例であったが、4層未満の金属配線層を利用する半導体集積回路装置においても本発明は実施可能である。
半導体集積回路装置で利用する金属層が全部で3層の場合についてまず説明する。
金属層第1層(下から1番目の配線層)は実施の形態1と同一であるので説明を省略する。従って、第1層を使用して矩形領域内外の信号配線が直接出入りすることは無い。
図20は、横長レベルシフタセルの金属層第2層(下から2番目の配線層)の配線図である。図20を参照して、太い点線はセルフレームを示す。またVDD1の電源配線とVDD2の電源配線とGNDの電源配線とはそれぞれピア12によって第1層のそれぞれ対応する配線と接続されている。図20に示すように、VDD1のリング配線とVDD2のリング配線との2種類のリング配線を形成するための配線パターンが金属層第2層を使用して形成されている。GNDの配線は第3層のGND配線と接続されるための配線である。このレベルシフタセルと、同一の配線パターンを金属層第2層を使用して形成している隙間セル(横長隙間セルは図20と同一、縦長隙間セルは図示せず)と同様の配線パターンを金属層第2層を使用して形成しているコーナーセル(図示せず)とを隙間無く配置することにより、これらセルの金属層第2層を用い形成されたVDD1の電源配線とVDD2の電源配線とがそれぞれ互いに接続され、金属層第2層を使用して2重のリング配線を形成し、2重のリング配線によって矩形領域を隙間無く取り囲んでいる。従って、第2層を使用して矩形領域内外の信号配線が直接出入りすることは無い。
金属層第3層(一番上の配線層)を使用して、実施の形態1における第4層の配線と同様の配線、すなわちGND用のリング配線を形成するための配線パターン(図17〜図19参照)を作成する。よって、第3層を使用して矩形領域内外の信号配線が直接出入りすることは無い。
従って、いずれの層使用しても矩形領域内外の信号配線が直接出入りすることは無く、異なる電圧レベルの信号配線間でのクロストーク問題は発生しない。
続いて、半導体集積回路装置で利用する金属層が全部で2層の場合について説明する。
金属層第1層(下から1番目の配線層)の配線は実施の形態1と同一であるので説明を省略する。従って、第1層を使用して矩形領域内外の信号配線が直接出入りすることは無い。
図21は、横長レベルシフタセルの金属層第2層(一番上の配線層)の配線図である。図21を参照して、太い点線はセルフレームを示す。またVDD1の電源配線とVDD2の電源配線とGNDの電源配線とはそれぞれピア12によって第1層のそれぞれ対応する配線と接続されている。図21に示すように、VDD1用のリング配線とVDD2用のリング配線とGND用のリング配線との3種類のリング配線を形成するためのパターンが金属層第2層を使用して形成されている。このレベルシフタセルと、同一の配線パターンを金属層第2層を使用して形成している隙間セル(横長隙間セルは図21と同一、縦長隙間セルは図示せず)と、同様の配線パターンを第2層を使用して形成しているコーナーセル(図示せず)とを隙間無く配置することにより、これらセルの金属層第2層を用い形成されたVDD1の電源配線とVDD2の電源配線とGNDの電源配線とがそれぞれ互いに接続され、金属層第2層を使用してVDD1とVDD2とGNDとの3重のリング配線が形成され、3重のリング配線によって矩形領域を隙間無く取り囲んでいる。よって、第2層を使用して矩形領域内外の信号配線が直接出入りすることは無い。
従って、いずれの層においても矩形領域内外の信号配線が直接出入りすることは無く、異なる電圧レベルの信号配線間でのクロストーク問題は発生しない。
さて、上記説明において、例えば「金属層第1層」を「下から1番目の配線層」としたが、かかる限定は説明の便宜上 設けたもので、実際の実施形態を限定するものではない。例えば本説明と反対に、「金属層第1層」が「一番上の配線層」であってもよい。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明にかかる半導体集積回路によれば、2つ以上の複数の電源電圧レベルで動作しているスタンダードセル方式で構成される半導体集積回路において、基準となる電源電圧レベルの信号配線と基準と異なる電圧レベルの信号配線とを分離し、異なる電圧レベルの信号配線間でクロストークノイズを防止できる。
本発明にかかる半導体集積回路の例である。 本発明にかかるレベルシフタセル及び隙間セルの配置例である。 レベルシフタのトランジスタ回路例である。 実施の形態1にかかる、横長レベルシフタセルの金属層第1層配線パターンの一例(スタンダードセル矩形領域の左右に並べる形態であり、電圧レベルVDD1の信号を電圧レベルVDD2に変換するタイプのもの)である。 実施の形態1にかかる、横長レベルシフタセルの金属層第1層配線パターンの他の例(スタンダードセル矩形領域の左右に並べる形態であり、電圧レベルVDD2の信号を電圧レベルVDD1に変換するタイプのもの)である。 実施の形態1にかかる、縦長レベルシフタセルの金属層第1層配線パターンの一例(スタンダードセル矩形領域の上下に並べる形態であり、電圧レベルVDD1の信号を電圧レベルVDD2に変換するタイプのもの)である。 実施の形態1にかかる、縦長レベルシフタセルの金属層第1層配線パターンの他の例(スタンダードセル矩形領域の上下に並べる形態であり、電圧レベルVDD2の信号を電圧レベルVDD1に変換するタイプのもの)である。 実施の形態1にかかる、横長隙間セルの金属層第1層配線パターンの一例(スタンダードセル矩形領域の左右に並べる形態のもの)である。 実施の形態1にかかる、縦長隙間セルの金属層第1層配線パターンの一例(スタンダードセル矩形領域の上下に並べる形態のもの)である。 実施の形態1にかかる、コーナーセルの金属層第1層配線パターン例(矩形領域のコーナーにあたる部分の隙間を埋める隙間セル)である。 実施の形態1にかかる、横長レベルシフタセルおよび、横長隙間セルの金属層第2層配線パターンの一例(スタンダードセル矩形領域の左右に並べる形態のもの)である。 実施の形態1にかかる、縦長レベルシフタセルおよび、縦長隙間セルの金属層第2層配線パターンの一例(スタンダードセル矩形領域の上下に並べる形態のもの)である。 実施の形態1にかかる、コーナーセルの金属層第2層配線パターンの一例(矩形領域のコーナーにあたる部分の隙間を埋める隙間セル)である。 実施の形態1にかかる、横長レベルシフタセルおよび横長隙間セルの、金属層第3層配線パターンの一例(スタンダードセル矩形領域の左右に並べる形態のもの)である。 実施の形態1にかかる、縦長レベルシフタセルおよび横長隙間セルの、金属層第3層配線パターンの一例(スタンダードセル矩形領域の上下に並べる形態のもの)である。 実施の形態1にかかる、コーナーセルの金属層第3層配線パターンの一例(矩形領域のコーナーにあたる部分の隙間を埋める隙間セル)である。 実施の形態1にかかる、横長レベルシフタセルおよび横長隙間セルの、金属層第4層配線パターンの一例(スタンダードセル矩形領域の左右に並べる形態のもの)である。 実施の形態1にかかる、縦長レベルシフタセルおよび横長隙間セルの、金属層第4層配線パターンの一例(スタンダードセル矩形領域の上下に並べる形態のもの)である。 実施の形態1にかかる、コーナーセルの金属層第4層配線パターンの一例(矩形領域のコーナーにあたる部分の隙間を埋める隙間セル)である。 実施の形態3にかかる、横長レベルシフタセルおよび横長隙間セルの、金属層第2層配線パターンの例(VDD1、VDD2用リング配線を形成する例)である。 実施の形態3にかかる、横長レベルシフタセルおよび横長隙間セルの、金属層第2層配線パターンの別例(VDD1、VDD2、GND用リング配線を形成する例)である。 従来の半導体集積回路の例である。
符号の説明
1 レベルシフタセル
2 隙間セル
3 コーナーセル
4 I/O(input/output)セル
10 コンタクト
11 レベルシフタ
12 ,23,34 ビア
13 基準の電圧レベルの信号配線
14 基準と異なる電圧レベルの信号配線
15 NMOSトランジスタ
16 PMOSトランジスタ
21 基準と異なる電圧レベルで動作する回路領域(矩形領域)
22 基準の電圧レベルで動作する回路領域
23 クロストークが生じうる部分
25 リング配線
101,102 横長レベルシフタセル又は横長隙間セルを並べる領域
201,202 縦長レベルシフタセル又は縦長隙間セルを並べる領域
301 入力配線を接続するための領域
302 出力配線を接続するための領域
VDD1 基準と異なる電圧レベルの電源電圧配線
VDD2 基準の電圧レベルの電源電圧配線
GND 接地

Claims (7)

  1. 2つ以上の複数の電源電圧レベルで動作しているスタンダードセル方式で構成される半導体集積回路において、
    基準となる1つの電源電圧レベルで動作する回路を除き、それぞれの電源電圧レベルで動作するスタンダードセル方式で構成される回路を矩形領域に配置し、
    前記矩形領域の周辺にレベルシフタセルとレベルシフタセルの隙間を埋める隙間セルを並べて、前記矩形領域の周囲にリング配線を形成することにより、
    前記リング配線によって異なる電圧レベルの矩形領域内の信号配線と矩形領域外の信号配線を分離し、異なる電圧レベルの信号配線間でクロストークノイズを防止することを特徴とする半導体集積回路。
  2. 前記矩形領域外の信号配線の電圧レベルは同じレベルであることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路。
  3. 請求項1に用いられるレベルシフタセルにおいて、
    全配線層を利用し、前記リング配線のレイアウトパターンを内蔵したことを特徴とする、レベルシフタセル。
  4. 請求項1に用いられる隙間セルにおいて、
    全配線層を利用し、前記リング配線のレイアウトパターンを内蔵したことを特徴とする、隙間セル。
  5. 前記配線層は金属で形成されていることを特徴とする請求項3に記載のレベルシフタセル。
  6. 前記配線層は金属で形成されていることを特徴とする請求項4に記載の隙間セル。
  7. 2つ以上の複数の電源電圧レベルで動作しているスタンダードセル方式で構成される回路において、
    基準となる1つの電源電圧レベルで動作する回路を除き、それぞれの電源電圧レベルで動作するスタンダードセル方式で構成される回路を矩形領域に配置し、
    前記矩形領域の周辺にレベルシフタセルとレベルシフタセルの隙間を埋める隙間セルを並べて、前記矩形領域の周囲にリング配線を形成することにより、
    前記リング配線によって異なる電圧レベルの矩形領域内の信号配線と矩形領域外の信号配線を分離し、異なる電圧レベルの信号配線間でクロストークノイズを防止する方法。
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