JP2007172693A - 光ディスク、記録再生方法および記録再生装置 - Google Patents

光ディスク、記録再生方法および記録再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光学的に情報が書き換え可能な情報記録面を有する光ディスクに対して、オーバーライト特性による変調度のばらつきが安定した記録パワー及び変調度の範囲を決定する方法及び装置、また前記記録パワーの範囲で決定されたディスク情報を有する光ディスクを提供する。
【解決手段】記録パワー及びトラックを固定して、信号データの記録及び再生をn回(nは2以上の整数)繰り返して変調度をn回検出し、n個の変調度データにより変調度の平均値及びばらつきを算出する動作を、記録パワー及びトラックを変更しながらm回(mは2以上の整数)実施し、m回測定された変調度ばらつきにおいて、変調度ばらつきが安定している記録パワー及び変調度の範囲を決定する。また、前記記録パワーの範囲内で選択された記録パワー及び変調度のディスク情報を光ディスクに記載する。
【選択図】図14

Description

本発明は、光学的に情報が書き換え可能な情報記録面を有する光ディスク、また前記光ディスクに対する記録再生方法及び記録再生装置に関し、特にオーバーライト特性による変調度のばらつきが安定した記録パワー及び変調度の範囲を決定する方法及び装置、また前記記録パワーの範囲で決定されたディスク情報を有する光ディスクに関する。
現在、DVDレコーダーなどの光ディスク記録装置は、光ディスク製造時におけるロットばらつき、光ディスク記録装置におけるレーザ波長や受光素子感度などの光ヘッドばらつきなどの個体差による光ディスクに対する記録感度の低下を防ぐために、光ディスクの脱着時などに記録条件の校正動作を行っている。校正とはユーザデータの信号品質を確保するために、記録パワーあるいはパルス形状などの最適化を行う制御である。
一般的な記録校正動作として、記録パワー校正動作の一例を説明する。はじめに、図1に光ディスクを構成する領域を示す。図1のように、光ディスク100は主にユーザデータ領域101、PCA領域(Power Calibration Area)102、PIC(Permanent Information and Control data)領域103、及びドライブ固有情報格納領域104により構成される。ユーザデータ領域101は、光ディスク記録装置がデータ情報を記録する領域である。PCA領域102はユーザデータ領域101の内周部に設けられ、光ディスク記録装置がテスト記録を行うことが可能な領域である。PIC領域103は、記録パワーやパルス幅、記録容量などのディスク情報が記載されている。ドライブ固有情報格納領域104は、ドライブ識別情報とドライブ固有の情報が格納される領域であり、例えば下記で説明する記録パワー校正動作時で得られる記録パワーなどの情報を記録することができる。
そのため、光ディスク記録装置は、PIC領域103によりディスク情報を取得し、PCA領域102において前記ディスク情報に従いテスト記録を行っている。具体的には、光ディスク記録装置はPCA領域102において、PIC領域103に記載されている記録パワーを基準として段階的に記録パワーを変化させながら記録及び再生動作を行い、図2に示す記録パワーに対する変調度特性を検出する。図2のように、PIC領域103に記載されている変調度Mindとなる記録パワーをPkとした場合、最適な記録パワーPbestは(式1)により求められる。
Pbest=Pk*ρ・・・(式1)
ここで、ρはPIC領域103に記載され、最適な記録パワーを変調度Mindとなる記録パワーにより算出するための定数である。なお、変調度Mindとなる記録パワーPindに関してもPIC領域103に記載されているが、実際は上記種々のばらつきにより、記録パワーPkは必ずしも記録パワーPindと一致して検出されない。
また、変調度の算出に関して図3を用いて補足する。図3において、Vref301は光ディスクからの反射光量が全くない状態での信号レベルであり、変調度を算出する際の基準レベルとなる。また、VH302は前記Vref301からの再生信号の最大値、VL303は前記Vref301からの再生信号の最小値である。このとき、変調度modは(式2)により求められる。
mod=(VH−VL)/VH・・・(式2)
このようにして、光ディスク記録装置は、記録パワーに対する変調度特性及びPIC領域103に記載されているディスク情報によりユーザデータ領域101で記録するための最適な記録パワーをPCA領域102で決定することができる。なお、この記録パワー校正動作は、一般的にOPC(Optimum Power Control)動作と呼ばれている。また、PCA領域102では、記録パワーの調整だけではなく、フォーカスやトラッキングなどのサーボ調整、記録パルス波形の調整なども行うことができる。
前記OPC動作を活用した従来技術例として、特開2003−67925号公報、特開2004−199756号公報などがある。特開2003−67925号公報では、記録パワーを種々変化させてテスト記録を行い、記録パワーに対する変調度の変化傾向が変化する変曲点を抽出し、変曲点に対応する記録パワーに所定値を乗ずることにより最適な記録パワーを算出する技術である。
特開2004−199756号公報では、変調度特性に対してγ法と呼ばれる方法を考慮することにより、最適な記録特性を得ることを可能とするディスク情報を決定し、前記ディスク情報を光ディスク上に記録する技術例である。
特開2003−67925号公報 特開2004−199756号公報
BD−REなどの書き換え可能な光ディスクでは、ユーザデータ領域101やPCA領域102におけるトラックはオーバーライトにより複数回使用される。しかし、光ディスクの層構成や使用媒質などにより、光ディスクの記録層にオーバーライト特性が存在する場合などでは、オーバーライト回数すなわちトラックの使用回数により、変調度やアシンメトリなどの信号品質が変化することになる。
オーバーライト回数による変調度変化を例にとり説明する。図4は、6パターンの記録パワーに対してPCA領域102におけるトラックを各々固定にして、単一信号をn回(n=1,100,200,300)オーバーライトした変調度結果を示す。このとき、PIC領域103記載の変調度Mindを50%と仮定した場合、変調度50%となる記録パワーPkは約4.1から4.3mWまでの範囲で変化する。これは、オーバーライト回数によって記録パワーPkが約5%の範囲でパワー変化することを示している。従って、(式1)により算出される最適な記録パワーPbestに関しても、約5%の範囲でパワー変化することになる。また従来技術(特開2003−67925号公報)のように変調度の変化傾向を利用する場合においても、図4での記録回数1回(白丸の曲線)と記録回数300回(黒丸の曲線)のように変調度の変化傾向が異なると、最適なパワーが変動することになる。
このように、PCA領域102においてPIC領域103記載の記録パワーと変調度の関係を用いて最適な記録パワーを決定する際に、オーバーライト回数により記録パワーに対する変調度が正確に検出されず、決定される最適な記録パワーは所望の最適な記録パワーに対して高低する可能性がある。また、ディスク情報を決定する際にも、オーバーライト特性を考慮せずに、変調度のばらつきが大きい記録パワー範囲でディスク情報を決定すると、最適な記録パワーがばらついて収束することになる。これは変調度を用いた最適な記録パワーを決定する動作に共通する課題である。
本発明は、オーバーライト回数に対して検出される変調度のばらつきがより安定している変調度及び記録パワー範囲の決定方法及び装置、また前記決定方法の範囲内で選択されたディスク情報が記載されている信頼性の高い光ディスク媒体を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の光ディスクは、記録トラックを有する書き換え可能な光ディスクであって、記録パワーを変化させ、各記録パワーに対して任意の記録トラックを固定して記録信号を記録し、記録された記録トラックを再生し、再生信号の信号品質を表す指標値Aを検出するオーバーライト動作を繰り返すことにより、各記録パワーに対する指標値Aのばらつきを検出し、前記指標値Aのばらつきが減少する記録パワー範囲と増加する記録パワー範囲の間に挟まれる記録パワー範囲内で決定された記録パワーのデータが記載されていることを特徴とする。
本発明の記録再生方法は、記録トラックを有する書き換え可能な光ディスクに情報を記録し、前記光ディスクに記録された情報を再生する記録再生方法であって、特定の記録パワーの範囲をm個(mは2以上の整数)に分割し、m個の記録パワーに対して各々記録トラックを固定とし、記録信号を記録し、記録された記録トラックを再生し、再生信号の信号品質を表す指標値Aを検出する動作を繰り返し回数n回(nは2以上の整数)実施して、検出されるn個の指標値Aに対するばらつきをm個算出し、m個の前記指標値Aのばらつきに対して所定値Ca以下となる記録パワーあるいは指標値Aの範囲が決定されることを特徴とする。
本発明の記録再生装置は、記録トラックを有する書き換え可能な光ディスクに情報を記録し、前記光ディスクに記録された情報を再生する記録再生装置であって、前記光ディスクに照射されるレーザ光を制御し、前記記録トラックに記録信号を記録する記録手段と、前記記録トラックを交替するトラック交替手段と、前記記録トラックを再生し、再生信号の信号品質を表す指標値を検出する指標値検出手段と、前記指標値を記憶するデータ記憶手段と、前記指標値に対してばらつきを算出するデータ処理手段と、各種制御部をコントロールする光ディスクコントローラを備え、特定の記録パワーの範囲をm個(mは2以上の整数)に分割し、m個の記録パワーに対して各々記録トラックを固定とし、前記記録手段及び前記指標値検出手段を繰り返し回数n回(nは2以上の整数)実施して、前記データ記憶手段により検出されるm×n個の指標値Aを記憶させ、前記データ処理手段により前記記憶されたn個の指標値Aに対するばらつきをm個算出し、m個の前記指標値Aのばらつきに対して所定値Ca以下となる記録パワーあるいは指標値Aの範囲が決定されることを特徴とする。
ここで、前記繰り返し回数nは、任意の記録トラックを固定して記録信号を記録し、記録された記録トラックを再生し、再生信号の信号品質を表す指標値Bを検出する動作を繰り返して、検出される指標値Bが前記指標値Bに対する所定値Cb1以上となる記録回数で決定されることを特徴とする。
前記任意の記録トラックは、記録信号を記録し、記録された記録トラックを再生して検出される前記指標値Bが、前記指標値Bに対する所定値Cb2以下となるまで、記録トラックを交替させ、検出される前記指標値Bが前記所定値Cb2以下となる記録トラックを前記任意の記録トラックとすることを特徴とする。
前記所定値Cb2は、前記所定値Cb1以下であることを特徴とする。
また、前記指標値Bの検出時、及び前記指標値Aの検出時で使用する記録トラックは、別の記録トラックであることを特徴とする。
前記指標値Bの検出時で使用する記録信号はランダム信号、前記指標値Aの検出時で使用する記録信号は少なくとも最長マークを含む記録信号であり、なおかつ前記指標値Bはジッタまたはエラーレート、前記指標値Aは変調度であることを特徴とする。あるいは、前記指標値Bの検出時で使用する記録信号はランダム信号、前記指標値Aの検出時で使用する記録信号は少なくとも最短マーク及び最長マークを含む記録信号であり、なおかつ前記指標値Bはジッタまたはエラーレート、前記指標値Aはアシンメトリであることを特徴とする。
前記指標値Bの検出時、及び前記指標値Aの検出時における隣接トラックに対する記録動作の有無は同一であることを特徴とする。
前記記録パワーの範囲内で少なくとも1つ以上の記録パワー、あるいは前記n個の指標値Aに対する平均値が選択されることを特徴とする。さらに、本発明の光ディスクは、選択された少なくとも1つ以上の記録パワー、あるいは前記n個の指標値Aに対する平均値をディスク内に予め記録した光ディスクであることを特徴とする。
オーバーライト回数による変調度ばらつきが少ない変調度範囲を決定することができ、OPC動作によって得られる記録パワーの収束性を向上させることができる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。書き換え可能な光ディスクの具体例としてBlu−ray Disc Rewritable(以下BD−RE)の単層を用いて、BD−REの記録再生装置で変調度範囲を求める例について説明する。
BD−REの記録層は、スパイラル状の複数のトラック(図示せず)を有する。前記トラックはランド・グルーブ構造(図示せず)とし、本実施の形態ではグルーブ部に所定の変調則、例えば(1,7)変調符号で記録した情報を記録マークとして記録する。そのため、本実施の形態における図中でのトラックの説明は主としてグルーブ部を指し、ランド部は省略する。記録マークの形成は、レーザ光の記録パワーにより記録層の材料を光学特性に変化させて行う。ここで本実施の形態では、レーザ光の照射により記録層の材料の光学特性が変化すれば良く、記録層の材料(相変化材料、有機色素膜など)は限定されない。また本実施の形態では、トラック1周を記録単位とするが、トラック1周の長さよりも短い領域(例えばアドレス単位)を記録単位としても構わない。
図5に、本実施の形態における記録パルス波形及び記録パワーの説明図を示す。図5(a)は、記録データ作成時の基準信号となるチャネルクロックの周期Twであり、前記周期Twにより図5(b)に示す記録信号NRZI(Non Return to Zero Inverting)の記録マーク及びスペースの時間間隔が決定する。図5(c)は、記録マークを形成するためのレーザ光のマルチパルス列である。マルチパルス列の記録パワーPwは、記録マーク形成に必要となる加熱Ppパワー501及び冷却Pbパワー503、及び既存の記録マークを消去してスペース部を形成するために必要となる消去Peパワー502により構成され、前記Ppパワー501、Peパワー502及びPbパワー503はレーザ光の消光時に検出される消光レベル504を基準レベルとして設定される。また、パルス幅に関して、先頭のパルス幅Ttopは2T、3T及び4T以上の記録信号により各々設定され、3T以上のマルチパルス列に存在する前記Ttop以降のパルス幅Tmpは同一設定とする。前記マルチパルス列の記録パワーの各値及びパルス幅などの記録時のレーザ発光条件はPIC領域103に記載されている。本実施の形態において記録パワーPwを変化させる際、パルス幅は記録パワーの変化に関係なく一定とする。従って、PIC領域103記載のマルチパルス列の記録パワー及びパルス幅を再現し、記録膜にレーザ光を照射することができれば、図5(d)に示すような記録マークを形成することができる。
なお、本実施の形態においてエラーレートを検出する際に使用する記録信号は、(1,7)変調符号のランダム信号とする。しかし、変調度を算出する記録信号は、変調符号の最長マークの単一信号、すなわち(1,7)変調符号では8T単一信号とする。8T単一信号とは、Tを記録クロックTwの1周期分の長さTとしたとき、8Tマークと8Tスペースが交互に繰り返される信号のことである。8T単一信号を選択したのは、変調度は記録マークの大きさ特にマーク幅に依存して変化するため、マーク幅が安定した記録マークを形成しておく必要があるからである。例えば光ヘッドの光学特性のばらつきで、前記Ttopの立ち上がり時間の違いにより記録マーク始端部におけるマーク幅が変化する場合では、マーク全体に対するマーク幅の変化率は記録マークが短いほど大きくなる。従って、記録マークの始端部あるいは終端部においてマーク幅が変化したとしても、記録マークの長い方が記録マーク中心部では安定したマーク幅が得られるため、最長マークを使用することが最も有効となる。また、単一信号であるのは他信号との符号間干渉などの影響を避けるためと、変調度を求める際に不要な他信号によりサンプル数を減少させないためである。但し、少なくとも最長マークの8T信号を含むランダム信号、または特定パターン(例えば7T、8T信号の繰り返しパターン)による記録信号を使用しても構わない。
次に、オーバーライトによる記録層の膜特性の劣化と変調度ばらつきの関係について説明する。
書き換え可能な光ディスクでは、オーバーライト回数による再生信号の指標値(ジッタ、エラーレート、変調度など)が変化するオーバーライト特性が存在し、データ情報を書き換え可能な回数は有限となる。
図6に、オーバーライト特性によるエラーレートの変化例を示す。図6において、曲線601は光ディスクに対して最適な記録パワーPwa、曲線602は記録パワーPwaよりも高出力な記録パワーPwbを固定としてオーバーライトした場合におけるエラーレートの変化を表している。図6より、記録再生条件を固定したとしても、オーバーライト回数を重ねることにより、エラーレートが劣化することが分かる。これは、光ディスク内部の記録層に対して加熱及び冷却の熱変化を加え続けることにより、記録層の膜特性が劣化しているためである。そのため、曲線601の記録パワーPwaよりも高出力な記録パワーPwb、すなわちより高い熱量を記録層に照射し続ける曲線602の方が、エラーレートが劣化し始めるオーバーライト回数が少なくなる。
また、エラーレートが劣化状態における記録マークは適切なマーク形状が形成されず、マーク部とスペース部の境界部分が不鮮明となる。ここで記録膜の相変化現象としては、結晶状態から非結晶状態、あるいは非結晶状態から結晶状態への状態遷移が完全に行われない状態となる。オーバーライト特性の影響を受けない状態における記録部のRF信号レベルは図7のようになるが、相変化現象が完全に行われない場合では図8のようになる。図8(a)では記録マークが所望のマーク形状を形成することができないためにRF信号の下側が変化し、図8(b)ではスペース部分が完全に未記録状態に戻らないためにRF信号の上側が変化している。この場合、図8(a)及び図8(b)における変調度は、図7の変調度に対して低下して検出されると考えることができる。その他にも、オーバーライトを続けることで、グルーブ部の幅以上の領域(グルーブ部とランド部の境界部分、さらにはランド部の一部)が非結晶状態に広がり、RF信号が変化することにより変調度が変化して検出される場合などがある。
従って、各記録パワーに対して記録及び変調度検出の動作をn回(nは2以上の整数で、例えばオーバーライト特性により変調度変化が確認される回数)実施した際の変調度ばらつきは図9のようになる。ここで、任意の記録パワーにおいて検出される変調度をMi(i=1、2、・・・n)としたとき、n個の変調度データにより求められる標準偏差σm及び変調度の平均値Maveにより、変調度ばらつきはσm/Maveで表される。ここで、標準偏差σmだけではなく、変調度の平均値Maveを用いるのは、各変調度の平均値に対して相対的なばらつきを検出するためである。曲線901は記録パワーの変化に対してのノイズによる変調度への影響、曲線902は記録パワーの変化に対してのオーバーライト特性による変調度への影響、及び曲線903は曲線901及び曲線902が複合された曲線を表している。
図9において、曲線901では、低出力側の記録パワー(記録パワー範囲A)に対して変調度ばらつきが増加している。これは、図10に示すように、低出力の記録パワーで記録再生されたRF信号は信号振幅が非常に小さく、ノイズ(例えば回路ノイズ)による変調度への影響が大きくなり正確な変調度が検出されていないためである。そのため、記録パワーが高出力側になるとRF信号の信号振幅が大きくなり、ノイズによる変調度への影響は減少して、変調度ばらつきは少なくなる。また、オーバーライト回数によってノイズ量は殆ど変化しないため、曲線901はオーバーライト回数に依存しない変調度ばらつきである。
なお、記録パワーが低出力であると、再生時のノイズだけではなく、記録時のレーザ制御の誤差による影響、あるいは光ディスクの周内でのチルトや記録感度特性のばらつきなどにより、変調度がばらつくこともある。
曲線902では、高出力側の記録パワー(記録パワー範囲C)に対して変調度ばらつきが増加している。これは、記録回数nのオーバーライトを実施したことにより、上記で説明したオーバーライト特性による検出変調度の変化が現れている。そのため、記録パワーが高出力になる程にオーバーライト特性の影響を受けて、記録回数n回全体の変調度ばらつきが増加することになる。
従って、ノイズ及びオーバーライト特性による変調度への影響により、記録パワーに対する変調度ばらつきは図9の曲線903となることが分かる。曲線903の記録パワー範囲Bでは、ノイズ及びオーバーライト特性による変調度への影響が少ないために、変調度ばらつきは比較的安定している。
このように、各記録パワーに対する変調度ばらつきを検出し、前記変調度ばらつきが減少する記録パワー範囲と増加する記録パワー範囲の間に挟まれる記録パワー範囲内で決定された記録パワーを記録パワーPindとしてPIC領域103に記載することにより、OPC動作を用いた最適な記録パワーをより精度良く決定することができる。
さらに望ましくは、以下の方法により記録パワーの範囲を決定することである。
変調度ばらつきが比較的安定している変調度及び記録パワー範囲の検出方法について説明する。
はじめに、変調度ばらつきの検出に必要なオーバーライト回数nを決定する動作を、図11に示すフロー図に従って説明する。
まず、記録動作を行う記録パワーを設定する。本実施の形態において、記録パワー及び記録パルスの最適な記録条件は予め求まっている状態で行うため、設定される記録パワーは最適な記録パワーを適用する。
PCA領域102における未使用のトラックにランダム信号を1回記録する。ここで、記録トラックに隣接するトラック(隣接トラック)に対する記録動作の有無は、予め決定して固定することが望ましい。これは、隣接トラックが記録・未記録の状態によるクロストークの影響でRF信号レベルが変化して、検出される再生信号の指標値が異なることを避けるためである。従って、オーバーライト回数nを決定する記録動作と、後述の変調度ばらつきの検出を行う記録動作では、各々の記録トラックは異なるが、隣接トラック記録の有無は同一とすることが望ましい。
次に、記録トラックを再生してエラーレートを検出する。ここで、オーバーライト回数nを求める記録再生を行う前、すなわちランダム信号の記録が1回目である時点で、使用する記録トラックがオーバーライト回数nの探査として使用するのに必要十分な録再特性を備えているかどうかを検査しておくことが望ましい。そこで、図11にように1回目のランダム信号の記録再生直後に、検出したエラーレートを所定値Ce1と比較する。検出したエラーレートが所定値Ce1以上であれば、オーバーライト回数を検出するための記録トラックとしては不適切と判断し、トラック移動して別の記録トラックに交替して記録トラックの録再特性を再度検査する。ここで、記録トラックを交替させても、所定値Ce1以下とならない場合の無限ループを避けるために、トラック交替回数tを設定することが望ましい。トラック交替回数tが所定回数tn(例えば512回)となった場合には、適切な記録トラックが検出されないと判断し、オーバーライト回数nの探査をエラーとして中断する。また、検出したエラーレートが所定値Ce1以下であれば、記録トラックの録再特性は必要十分であると判断し、オーバーライト回数nの探査を開始する。
オーバーライト回数nの探査開始後は、検出したエラーレートが所定値Ce2以上となるまでランダム信号の記録再生を繰り返して、オーバーライト回数nを決定する。従って、オーバーライト特性によるエラーレートの変化例と各所定値の関係は図12のようになる。
また、オーバーライト回数nの探査を行う際に使用する指標値は、エラーレートではなくジッタを使用しても良い。この場合のフロー図は図13となるが、検出指標がエラーレートからジッタ、所定値がCe1及びCe2からCj1及びCj2と変更されるだけであり、探査工程は全く同一である。
オーバーライト回数nの決定後に、変調度のばらつきを検出して変調度及び記録パワーの範囲を決定する動作を、図14に示すフロー図に従って説明する。本実施の形態において、変化させる記録パワーの範囲は、オーバーライト回数nの探査時に使用した最適な記録パワーから低パワー側にm回(mは2以上の整数)順次減少させ、最終的に記録マークが形成されない記録パワーの範囲とする。なお、記録パワーの上限は、少なくもとオーバーライト特性の変化を確認することができるオーバーライト回数nの探査に使用した最適な記録パワーとする。しかし、高パワー側のばらつきをより顕著に検出するために、最適な記録パワーよりも高パワーに設定することが望ましい。なお、記録パワーの変化は低出力から高出力へのパワー変化でも良く、単調なパワー変化ではなく不規則なパワー変化でも良い。また、使用する記録トラックは全て未使用のトラックとするなどして、各記録パワーで同一条件とする。
図14において、はじめに記録パワーを設定して、前記設定された記録パワーに対して8T単一信号を記録して変調度を検出する。さらに、記録トラックを固定した状態で、繰り返し回数iが前記オーバーライト回数nに達するまで、8T単一信号の記録及び変調度検出を繰り返す。繰り返し回数iがオーバーライト回数nに達したときに、n個の変調度データにより変調度の平均Mave及びばらつきσm/Maveが算出され、使用した記録パワーに対する変調度ばらつきのデータとしてデータ記憶部に記憶される。異なる記録パワーに関しても、記録トラック及び記録パワーを変化させることで同様に、オーバーライト回数に対する変調度のばらつきσm/Maveを検出することができる。その結果、検出された各記録パワーに対して各々オーバーライト回数に対する変調度のばらつきが求められ、データ記憶部に全て記憶される。最後に、図15に示すように変調度のばらつきが所定値Cm以下となる記録パワーの範囲を決定する。
このようにして、変調度のばらつきがより安定している記録パワー範囲を決定することができ、変調度の数値としては前記変調度の平均Maveとして決定することができる。従って、変調度のばらつきが安定している記録パワー範囲で、OPC動作を行うことにより記録パワーの収束性を向上させることができる。
従来例で説明したように、PIC領域103には変調度Mind、及び変調度Mindとなる記録パワーPindが記載されている。そのため、前記記録パワー範囲内から選択された少なくとも1つ以上の記録パワーあるいは変調度Maveを、前記記録パワーPindあるいは前記変調度Mindに適用することにより、ディスク情報の信頼性を向上させることができる。例えば、記録パワー範囲の上限パワーPmax及び下限パワーPminとした場合、選択される記録パワーは前記上限パワーPmaxと前記下限パワーPminの平均パワー値で求められ、記録パワーPindとする。さらに前記平均パワー値で記録再生される変調度Maveを変調度Mindとする。なお、平均パワー値による変調度Maveが検出されていない場合は、平均パワー値の上下で、かつ最も平均パワー値に近接する記録パワー及び変調度Maveのデータにより、変調度Mindを近似計算することも可能である。ここで、前記記録パワーPind及び前記変調度Mindへの適用とは、光ディスクの製造段階における記録パワー値及び変調度値の数値データのみの変更であり、特にPIC領域103への物理的及び論理的な記載方法に対する変更はない。また、前記少なくとも選択された1つ以上の記録パワーあるいは変調度Maveを、ユーザデータ領域101やドライブ固有情報格納領域104などの記録可能な領域に記録しても構わない。
各所定値の具体的な数値について説明する。
最適な記録条件でランダム信号を1回記録した場合、通常エラーレートはゼロあるいは非常に低い値となる。しかし、ディフェクト(ディスクに付着する埃や傷)が存在したり、記録膜の記録特性自体が良好ではない場合が想定される。そこで、本実施の形態では、ランダム信号を1回記録してトラックの判定を行う際に用いられる所定値Ce1を、BD−RE規格書に記載されているSER値2.0E−4(Symbol Error Rate)とすることが好ましい。従って、SER値が2.0E−4以上となる場合では、BD−RE規格を満足できないディスクと判断し、不必要なオーバーライト回数の探査を中止することができる。所定値Ce2に関しては、所定値Ce1以上であり、オーバーライト特性により正確な記録マークが形成されないと判断することができるエラーレート値であれば良く、例えばSER値を2.0E−2とする。なお、所定値Ce2は、所定値Ce1に対して任意の実数値を乗算したエラーレートを設定しても構わない。また、エラーレートはSERに限定されず、bER(bit Error Rate)やBER(Byte Error Rate)など他のエラーレートでも構わない。
検出指標がエラーレートではなくジッタの場合に関しても同様に、所定値Cj1はBD−RE規格書に記載されているジッタ値6.5%とすることが好ましい。所定値Cj2に関しても、所定値Cj1以上となり、オーバーライト特性により正確な記録マークが形成されないと判断することができるジッタ値であれば良く、例えばジッタ値を10.0%とする。なお、所定値Cj2は、所定値Cj1に対して任意の実数値を加算したジッタ値を設定しても構わない。
また、予め記録膜の記録特性が良好であると認識がある場合では所定値Ce1、Ce2、Cj1、及びCj2の数値を下げるなどして、記録膜の記録特性に応じて上記所定値を変化させても良い。
さらに、所定値Cmに関しては、記録時における記録パワーの制御誤差、あるいは記録トラックの再生時における信号検出誤差などにより測定ばらつきが約4%程度存在するため、所定値Cmを4%とする。但し、全ての評価装置に関して、測定ばらつきが4%にならないため、最適な記録パワーで求めた変調度ばらつきの結果を所定値Cmとしても構わない。この場合、n個の変調度データにより変調度ばらつきを求めると、オーバーライト特性を含んだ判定値となり、変調度ばらつきが大きい記録パワー範囲を決定することになる。そのため、n個全ての変調度データは使用せず、最初のnx個(nxは2以上n以下の整数で、例えばn/5)の変調度データにより求めた変調度ばらつきを所定値Cmとすることが望ましい。なお、最適な記録パワーに限らず、最適な記録パワーより低パワーで求めた変調度ばらつきの結果を適用しても良い。
次に、図16は本発明の実施の形態における記録再生装置のブロック図である。
図16において、1601は光ディスク、1602はスピンドルモータ、1603は光ヘッド、1604は記録手段、1605はレーザ駆動回路、1606は記録パルス生成回路、1607はトラック交替手段、1608は指標値検出手段、1609はデータ記憶手段、1610はデータ処理手段、1611は光ディスクコントローラである。
光ディスク1601は、図1で説明したものである。スピンドルモータ1602は、光ディスク1601を回転させる。光ヘッド1603は、光ディスク1601にレーザ光を照射し、光ディスク1601からの反射光を電気的に変換した再生信号を出力する。記録手段1604は、レーザ駆動回路1605と記録パルス生成回路1606により構成され、前記光ヘッド1603から照射されるレーザ光を制御し、前記光ディスク1601の記録トラックに記録信号を記録する。レーザ駆動回路1605は、光ヘッド1603から照射されるレーザ光のパワー制御を行う。記録パルス生成回路1606は、記録信号の変調データをパルス列から構成される光変調データに変換する。トラック交替手段1607は、記録トラックを交替させる。
指標値検出手段1608は、光ヘッド1603より出力された再生信号を信号処理して信号品質の指標値を出力する。前記信号品質の指標値とは、変調度、エラーレート、ジッタなどである。データ記憶手段1609は、指標値検出手段1608から出力される再生信号の指標値、光ディスクコントローラ1611から出力される記録パワー設置値や記録回数などのデータを記憶しておく。データ処理手段1610は、データ記憶手段1609に記憶されている指標値に対して平均値及びばらつきを算出する。光ディスクコントローラ1611は、装置全体をコントロールする。
光ディスクコントローラ1611が、光ディスク1601に対して変調度のばらつきがより安定している変調度及び記録パワーの範囲を決定する動作について説明する。なお、ここではオーバーライト回数nを探査する際に使用する指標値をエラーレート、変調度及び記録パワーの範囲を決定する際に使用する指標値を変調度、エラーレートに対する所定値Ce1及びCe2、変調度に対する所定値Cmとして説明する。そのため、図16における所定値1は所定値Ce1、所定値2は所定値Ce2、所定値3は所定値Cmを表している。各所定値は外部入力によって入力されても、データ記憶手段1609に記憶されていても良い。また、上記方法と同様に、エラーレートではなくジッタを使用しても良い。この場合、検出指標がエラーレートからジッタ、所定値がエラーレートに対する指標値Ce1及びCe2からジッタに対する指標値Cj1及びCj2と変更されるだけである。
はじめに、光ディスクコントローラ1611は、オーバーライト回数nを決定する。このとき使用する記録信号はランダム信号である。光ディスクコントローラ1611は、記録手段1604により記録トラックにランダム信号を記録させる。光ディスクコントローラ1611は、記録トラックの録再特性を検査するために、ランダム信号を1回記録した記録トラックを再生して得られる再生信号に対して、指標値検出手段1608によりエラーレートを検出させ、前記エラーレートの値と所定値Ce1を比較する。ここで、エラーレートの値が所定値Ce1以上であれば、トラック交替手段1607により記録トラックを交替させて、再度ランダム信号の記録再生を実施する。なお、ランダム信号の記録再生により検出されるエラーレートの値が所定値Ce1以下となるまで、記録トラックの交替は繰り返される。エラーレートの値が所定値Ce1以下となる記録トラックが存在した場合、光ディスクコントローラ1611は前記記録トラックに対して、検出したエラーレートが所定値Ce2以上となるまでランダム信号の記録再生を繰り返す。すなわち、所定値Ce2以上となるまでランダム信号の記録再生を繰り返した回数がオーバーライト回数nとなる。
次に、光ディスクコントローラ1611は、前記オーバーライト回数nを用いて変調度及び記録パワーの範囲を決定する。このとき使用する記録信号は8T単一信号であり、記録信号の切り替えは記録手段1604の記録パルス生成回路1606により行われる。また、記録トラックはオーバーライト回数n探査時の使用した記録トラックとは異なる。
まず光ディスクコントローラ1611は、記録手段1604により記録トラックに最適な記録パワーで8T単一信号を記録させ、8T単一信号を記録した記録トラックを再生して指標値検出手段1608により変調度を検出する。このとき、検出された前記変調度、記録パワー、及び記録回数は、データ記憶手段1609に記憶される。さらに光ディスクコントローラ1611は、記録トラックを固定した状態で8T単一信号の記録再生をn回繰り返す。従って、8T単一信号の記録再生をn回繰り返した場合、最適な記録パワーに対する変調度のオーバーライト特性として、n個の変調度データがデータ記憶手段1609に記憶される。また、光ディスクコントローラ1611は、データ記憶手段1609に記憶されているn個の変調度データに対して、データ処理手段1610により変調度の平均Mave及びばらつきσm/Maveを算出する。前記変調度の平均Mave及びばらつきσm/Maveもデータ記憶手段1609に記憶される。
続いて光ディスクコントローラ1611は、トラック交替手段1607により記録トラックを変更し、また同時に記録手段1604のレーザ駆動回路1605により記録パワーを低パワー側に変更する。変更された記録パワーにおいて、最適な記録パワーの場合と同様に記録トラックを固定した状態で8T単一信号の記録再生をn回繰り返す。このように、記録パワーを最適な記録パワーから低パワー側にm回(mは2以上の整数)順次減少させ、記録マークが形成されない記録パワーと判断されるまで、8T単一信号の記録再生を行う。従って、m個の記録パワーに対して各々n個の変調度データ、変調度の平均Mave及びばらつきσm/Maveを取得することができる。なお、記録パワーの変更量としては、可能な限り小さいことが望ましく、例えば0.1mWである。また、記録マークが形成されない記録パワーの判断としては、例えば未記録トラックを再生して検出される変調度と同じ変調度が検出された場合、あるいは記録パワーを変化させても5%以下の低い変調度が連続して検出された場合などである。
最後に、光ディスクコントローラ1611は、データ記憶手段1609に記憶されている変調度のばらつきσm/Maveが所定値Cm以下となる記録パワーの範囲を決定する。
このようにして、変調度のばらつきがより安定している記録パワー範囲を決定することができ、変調度の数値としては前記変調度の平均Maveとして決定することができる。
また、光ディスクコントローラ1611は、前記記録パワー範囲内から少なくとも1つ以上の記録パワー及び変調度Maveを選択することができる。記録パワーの選択方法は、例えば記録パワー範囲の上限パワーPmax及び下限パワーPminとした場合、選択される記録パワーは前記上限パワーPmaxと前記下限パワーPminの平均パワー値とし、前記平均パワー値で記録再生される変調度MaveをMindとする。なお、平均パワー値による変調度Maveが検出されていない場合は、平均パワー値の上下で、かつ最も平均パワー値に近接する記録パワー及び変調度Maveのデータにより、変調度Maveを近似計算することも可能である。
以上の構成により、オーバーライト回数による変調度ばらつきが少ない変調度範囲を決定することができ、OPC動作によって得られる記録パワーの収束性を向上させることができる。
本実施の形態では、BD−REの単層に関して説明したが、2層に対しても適用可能である。また、本実施の形態は書き換え可能な光ディスクであれば良く、BD−RE以外の光ディスク(CDやDVDなど)に対しても適用可能である。さらに、本実施の形態ではグルーブ記録に関して説明したが、ランド記録を行う光ディスクに対しても本実施の形態は適用可能である。
本実施の形態では、8T単一信号の記録再生をn回繰り返した後、変調度の平均Mave及びばらつきσm/Maveを算出し、記録パワーを変更させたが、先に各記録パワーに対する変調度データのみを取得し、最後に各記録パワーに対する平均Mave及びばらつきσm/Maveを算出しても良い。
本実施の形態では、m個の記録パワーに対して各々別の記録トラックを使用したが、記録トラック1周を細分化された領域(例えばトラック1周をm個に分割)を使用しても構わない。
なお、本実施の形態における所定値Ce1またはCj1は請求項記載の所定値Cb2、所定値Ce2またはCj2は請求項記載の所定値Cb1、所定値Cmは請求項記載の所定値Caに対応する。
最後に、本実施の形態ではオーバーライト回数に対して変調度のばらつきが少ない記録パワー範囲を決定した説明を行ったが、オーバーライト回数によりアシンメトリが変化する光ディスクに対しても適用可能である。図17にオーバーライト回数によりアシンメトリが変化する説明図を示す。図17(a)はアシンメトリ変化前、図17(b)はアシンメトリ変化後における8T信号及び2T信号の再生信号である。図17において、Vref1701は光ディスクからの反射光量が全くない状態での信号レベルであり、アシンメトリを算出する際の基準レベルとなる。また、V8H1702は前記Vref1701からの8T信号の最大値、V8L1703は前記Vref1701からの8T信号の最小値、V2H1704は前記Vref1701からの2T信号の最大値、V2L1705は前記Vref1701からの2T信号の最小値である。このとき、アシンメトリAsymは(式3)により求められる。
Asym={(V8H+V8L)/2−(V2H+V2L)/2}/(V8H−V8L)・・・(式3)
図17では、オーバーライト回数による再生信号の変化が、8T信号よりも2T信号の方が大きい場合を表している。そのため、図17(a)と図17(b)では、8T信号レベルの最大値及び最小値は変化せず、2T信号レベルが全体的に変化している。8Tマークは最長マーク、2Tマークは最短マークであるため、オーバーライトにより記録マーク長が各マークで同量だけ大きくなる場合(例えばマーク始終端部におけるマークの広がりが同じである場合)では、8T信号よりも2T信号のレベル変化が大きい。その結果、2T信号の振幅中心レベルが変化して、(式3)により求まるアシンメトリが変化することが起こり得るからである。
本実施の形態における変調度では、少なくとも最長マークの8T信号を含む記録信号を各記録パワーに対して記録したことに対して、アシンメトリでは少なくとも最短マークの2T信号、及び最長マークの8T信号を含むランダム信号または特定パターン(例えば2T、8T信号の繰り返しパターン)を記録する。各記録パワーにおいてオーバーライト回数nに対するアシンメトリデータを検出して、各記録パワーに対するアシンメトリのばらつきを求める。なお、アシンメトリにおけるばらつきは、n個のアシンメトリデータにより求まる標準偏差σaを使用する。変調度同様に、アシンメトリのばらつきをσa/Aave(Aaveはアシンメトリの平均値)とすると、アシンメトリが少ないほど、すなわちアシンメトリの平均値Aaveが0に近づくほどにσa/Aaveの算出結果が大きくなるためである。最後に、変調度の場合と同様に、アシンメトリ用の所定値Caym以下となる記録パワーの範囲を決定すれば良い。
このように、オーバーライトによりアシンメトリが変化する場合に関しても、本実施の形態は適用可能である。同様に、オーバーライトにより変化する他の指標値(例えばBD−R規格書記載のβ値など)に関しても、本実施の形態を適用しても構わない。
なお、本実施の形態における再生信号の信号品質を表す指標値Bはジッタまたはエラーレート、指標値Aは変調度またはアシンメトリに対応する。従って、指標値Aに対する所定値は所定値Ca、指標値Bに対する所定値は所定値Cb1及びCb2となる。
本発明は、レーザ光や電磁力などによってデータ信号の書き換えを行う種々の情報記録媒体、例えばDVD−RAMやBD−REやその他の情報記録媒体において、前記情報記録媒体内に記載される一部の情報の決定段階に利用でき、また前記情報記録媒体に対して記録あるいは再生を行う記録再生装置、例えばDVDドライブやDVDレコーダーやその他の機器において、記録再生条件の調整段階に利用するなどその他の用途に対しても適用できる。
本実施の形態における光ディスクを構成する領域の説明図 本実施の形態における記録パワーに対する変調度特性を示す図 本実施の形態における変調度の説明図 本実施の形態におけるオーバーライト回数による変調度変化の説明図 本実施の形態における記録パルス波形及び記録パワーの説明図 本実施の形態におけるオーバーライト特性によるエラーレートの変化例の説明図 本実施の形態におけるオーバーライト特性の影響を受けない状態でのRF信号の説明図 本実施の形態におけるオーバーライト特性の影響を受けた状態でのRF信号の説明図 本実施の形態における記録パワーと変調度のばらつきの関係を表す図 本実施の形態における低パワーで記録されたトラックを再生したRF信号の説明図 本実施の形態におけるエラーレートによるオーバーライト回数nの探査動作を表すフロー図 本実施の形態におけるオーバーライト特性によるエラーレートの変化例と所定値との関係の説明図 本実施の形態におけるジッタによるオーバーライト回数nの探査動作を表すフロー図 本実施の形態における記録パワー範囲の探査動作を表す図 本実施の形態における変調度のばらつきと所定値との関係の説明図 本実施の形態における記録再生装置のブロック図 本実施の形態におけるオーバーライト回数によるアシンメトリ変化の説明図
符号の説明
100 光ディスク
101 ユーザデータ領域
102 PCA領域
103 PIC領域
104 ドライブ固有情報格納領域
301 基準レベル
302 RF信号の最大値
303 RF信号の最小値
501 加熱Ppパワー
502 消去Peパワー
503 冷却Pbパワー
504 消光レベル
601 最適パワー時のオーバーライト特性
602 高出力パワー時のオーバーライト特性
901 ノイズの影響による変調度ばらつきの変化
902 オーバーライト特性の影響による変調度ばらつきの変化
903 ノイズ及びオーバーライト特性の影響による変調度ばらつきの変化
1601 光ディスク
1602 スピンドルモータ
1603 光ヘッド
1604 記録手段
1605 レーザ駆動回路
1606 記録パルス生成回路
1607 トラック交替手段
1608 指標値検出手段
1609 データ記憶手段
1610 データ処理手段
1611 光ディスクコントローラ
1701 基準レベル
1702 8T信号の最大値
1703 8T信号の最小値
1704 2T信号の最大値
1705 2T信号の最小値

Claims (20)

  1. 記録トラックを有する書き換え可能な光ディスクであって、
    記録パワーを変化させ、各記録パワーに対して任意の記録トラックを固定して記録信号を記録し、記録された記録トラックを再生し、再生信号の信号品質を表す指標値Aを検出するオーバーライト動作を繰り返すことにより、各記録パワーに対する指標値Aのばらつきを検出し、
    前記指標値Aのばらつきが減少する記録パワー範囲と増加する記録パワー範囲の間に挟まれる記録パワー範囲内で決定された記録パワーのデータが記載されていることを特徴とする光ディスク。
  2. 記録トラックを有する書き換え可能な光ディスクに情報を記録し、前記光ディスクに記録された情報を再生する記録再生方法であって、
    特定の記録パワーの範囲をm個(mは2以上の整数)に分割し、m個の記録パワーに対して各々記録トラックを固定とし、記録信号を記録し、記録された記録トラックを再生し、再生信号の信号品質を表す指標値Aを検出する動作を繰り返し回数n回(nは2以上の整数)実施して、検出されるn個の指標値Aに対するばらつきをm個算出し、m個の前記指標値Aのばらつきに対して所定値Ca以下となる記録パワーあるいは指標値Aの範囲が決定されることを特徴とする記録再生方法。
  3. 前記繰り返し回数nは、任意の記録トラックを固定して記録信号を記録し、記録された記録トラックを再生し、再生信号の信号品質を表す指標値Bを検出する動作を繰り返して、検出される指標値Bが前記指標値Bに対する所定値Cb1以上となる記録回数で決定されることを特徴とする請求項2記載の記録再生方法。
  4. 記録信号を記録し、記録された記録トラックを再生して検出される前記指標値Bが、前記指標値Bに対する所定値Cb2以下となるまで、記録トラックを交替させ、検出される前記指標値Bが前記所定値Cb2以下となる記録トラックを前記任意の記録トラックとすることを特徴とする請求項3記載の記録再生方法。
  5. 前記所定値Cb2は、前記所定値Cb1以下であることを特徴とする請求項4記載の記録再生方法。
  6. 前記指標値Bの検出時、及び前記指標値Aの検出時で使用する記録トラックは、別の記録トラックであることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項に記載の記録再生方法。
  7. 前記指標値Bの検出時で使用する記録信号はランダム信号、前記指標値Aの検出時で使用する記録信号は少なくとも最長マークを含む記録信号であり、なおかつ前記指標値Bはジッタまたはエラーレート、前記指標値Aは変調度であることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の記録再生方法。
  8. 前記指標値Bの検出時で使用する記録信号はランダム信号、前記指標値Aの検出時で使用する記録信号は少なくとも最短マーク及び最長マークを含む記録信号であり、なおかつ前記指標値Bはジッタまたはエラーレート、前記指標値Aはアシンメトリであることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の記録再生方法。
  9. 前記指標値Bの検出時、及び前記指標値Aの検出時における隣接トラックに対する記録動作の有無は同一であることを特徴とする請求項3〜8のいずれか1項に記載の記録再生方法。
  10. 前記記録パワーの範囲内で少なくとも1つ以上の記録パワー、あるいは前記n個の指標値Aに対する平均値が選択されることを特徴とする請求項2〜9のいずれか1項に記載の記録再生方法。
  11. 請求項10の記録再生方法により選択された少なくとも1つ以上の記録パワー、あるいは前記n個の指標値Aに対する平均値をディスク内に予め記録した光ディスク。
  12. 記録トラックを有する書き換え可能な光ディスクに情報を記録し、前記光ディスクに記録された情報を再生する記録再生装置であって、
    前記光ディスクに照射されるレーザ光を制御し、前記記録トラックに記録信号を記録する記録手段と、
    前記記録トラックを交替するトラック交替手段と、
    前記記録トラックを再生し、再生信号の信号品質を表す指標値を検出する指標値検出手段と、
    前記指標値を記憶するデータ記憶手段と、
    前記指標値に対してばらつきを算出するデータ処理手段と、
    各種制御部をコントロールする光ディスクコントローラを備え、
    特定の記録パワーの範囲をm個(mは2以上の整数)に分割し、m個の記録パワーに対して各々記録トラックを固定とし、前記記録手段及び前記指標値検出手段を繰り返し回数n回(nは2以上の整数)実施して、前記データ記憶手段により検出されるm×n個の指標値Aを記憶させ、前記データ処理手段により前記記憶されたn個の指標値Aに対するばらつきをm個算出し、m個の前記指標値Aのばらつきに対して所定値Ca以下となる記録パワーあるいは指標値Aの範囲が決定されることを特徴とする記録再生装置。
  13. 前記光ディスクコントローラは、任意の記録トラックを固定して前記記録手段及び前記指標値検出手段を交互に繰り返して、検出される再生信号の信号品質を表す指標値Bが、前記指標値Bに対する所定値Cb1以上となる記録回数で決定されることを特徴とする請求項12記載の記録再生装置。
  14. 前記記録手段及び前記指標値検出手段により検出される前記指標値Bが、前記指標値Bに対する所定値Cb2以下となるまで、前記トラック交替手段により記録トラックを交替させ、検出される前記指標値Bが前記所定値Cb2以下となる記録トラックを前記任意の記録トラックとすることを特徴とする請求項13記載の記録再生装置。
  15. 前記所定値Cb2は、前記所定値Cb1以下であることを特徴とする請求項14記載の記録再生装置。
  16. 前記指標値Bの検出時、及び前記指標値Aの検出時で使用する記録トラックは、別の記録トラックであることを特徴とする請求項13〜15のいずれか1項に記載の記録再生装置。
  17. 前記指標値Bの検出時で使用する記録信号はランダム信号、前記指標値Aの検出時で使用する記録信号は少なくとも最長マークを含む記録信号であり、なおかつ前記指標値Bはジッタまたはエラーレート、前記指標値Aは変調度であることを特徴とする請求項13〜16のいずれか1項に記載の記録再生装置。
  18. 前記指標値Bの検出時で使用する記録信号はランダム信号、前記指標値Aの検出時で使用する記録信号は少なくとも最短マーク及び最長マークを含む記録信号であり、なおかつ前記指標値Bはジッタまたはエラーレート、前記指標値Aはアシンメトリであることを特徴とする請求項13〜16のいずれか1項に記載の記録再生装置。
  19. 前記指標値Bの検出時、及び前記指標値Aの検出時における隣接トラックに対する記録動作の有無は同一であることを特徴とする請求項13〜18のいずれか1項に記載の記録再生装置。
  20. 前記データ処理手段はさらに指標値に対する平均値を算出する機能を有し、前記記録パワーの範囲内で少なくとも1つ以上の記録パワー、あるいは前記データ処理手段により算出される前記n個の指標値Aに対する平均値が選択されることを特徴とする請求項12〜19のいずれか1項に記載の記録再生装置。
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