JP2007172283A - ツリー構造表示プログラム、ツリー構造表示方法、ツリー構造表示装置 - Google Patents

ツリー構造表示プログラム、ツリー構造表示方法、ツリー構造表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】改良されたツリー表示プログラムを提供する。
【解決手段】階層関係にある要素の集合から形成したツリー構造が展開されツリー表示されているときに、表示ノード群33を常に画面表示した状態で固定したいとき、表示ノード群33の最上位に位置するノード32を所定の操作を行うことで固定ノードとして設定する。固定ノードは、ピン止めされたアイコンで表示される。開状態のノード31を閉状態に切替表示するためにクリック操作すると、ノード31の下位ノードは、固定ノード32及びその下位ノードを除き非表示とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、コンピュータのファイル管理システムなど、階層関係を形成する情報を扱うシステムにおいてツリー構造をなすノードの表示に関する。
従来、コンピュータに接続したハードディスク等の記憶装置にファイルを格納する場合、ユーザは、ファイル管理システムの持つ機能を利用してファイルの種別、内容等を基準に階層的に関連付けられたディレクトリにファイルを分類、保存する。なお、ディレクトリ及びファイル等情報要素の集合が階層関係を持つことからツリー表示された要素を「ノード」と総称する。記憶装置で保持管理される情報要素は、オペレーションシステム(OS)のファイル管理システムなどの機能により画面表示することができるが、記憶装置に大量の情報要素が格納されると、全てのノードを一画面上に同時に表示できなくなる。従って、ユーザは、通常、スクロールをしながら目的のディレクトリやファイルを探すことになる。このように、限られた画面表示領域内に全てのノードを一度に表示できない場合には、視認性、操作性等に様々な問題が生じてくる。なお、階層関係にあるノードを、その階層関係が把握できるようにツリー表示する技術として、例えば特許文献1,2がある。また、公知のツールとしてマイクロソフト社のWindows(登録商標)に標準装備されたエクスプローラがある。
このマイクロソフト社提供のエクスプローラを用いて記憶装置に保持管理された情報要素を画面上に展開したときの概略的な表示例を図11に示す。図11(a)において、例えば、下位階層に位置するノード(図11ではノード群)160を表示させるためには、表示目的とするノード160の上位階層のノード162,164を閉じることができない。このため、表示目的のノード160と同一階層の他のノード(図11ではノード群)166は、表示目的ではないのにもかかわらず表示目的のノード160と同様に展開され表示対象となってしまう。また、上位階層の各ノード162,164と同一階層のノード168も同様に展開され表示対象となってしまう。このような表示目的以外のノードの表示、すなわち不要な表示の発生により、図11(b)に示すような表示画面上に無駄な空間170が現れてきてしまう。
このような問題を解消し、ツリー構造が大きくなった場合におけるツリー表示の便宜を図るための技術が多々考案されている。これらの技術において便宜を図る方向性としては、部分ツリー表示、表示の効率化、表示ツリーの簡略化等に大別できると考えられる。
まず、部分ツリー表示を採用した先行技術として、例えば特許文献3,4がある。特許文献3には、指定した要素を先頭としてツリー構造を部分的に表示する技術が記載されている。特許文献4も先頭ノードを指定して表示する点では、特許文献2と同様である。なお、OSにより実現される、限られた表示領域内にスクロール表示させる周知技術も、ツリー構造の一部分を表示する点では、部分ツリー表示技術ともいえる。
次に、表示の効率化は、更にノードの配置による表示の効率化と省スペース化による表示の効率化とに大別できるが、これらのうちノードの配置による表示の効率化を採用した先行技術として、例えば特許文献5,6がある。特許文献5では、ツリーの末端のノードを表示するとき、無駄な空き表示領域が発生しないように末端ノードを並べて配置する。この技術では空きスペースを極力減らすように末端ノードを配置することで、ツリー表示に必要な表示領域の大きさを小さくする。これにより、表示ウインドウ中に表示されるノード数を増やし分かりやすくしている。特許文献6では、表示ウインドウの上位階層に無駄な空き表示領域が発生しないように、表示ウインドウの表示範囲に合わせて動的に上位階層ノードを配置しなおすことで表示効率の向上を図る。この技術ではスクロールした場合でも、上位階層がスクロールに追随して、上位階層ノードが画面内に常時表示される。
いずれの場合も表示ウインドウ中に、より多くのノードを表示するよう配置を工夫して表示効率を高めている。特に、特許文献6は、上位階層ほど表示密度が低いというツリー表示の根本的課題に対して、一定の解決をもたらしている。前述の部分ツリー表示方式でも、上位階層のノードが必ず表示画面に収まって表示されるという点で同様の効果を得られる。
最後に、表示ツリーの簡略化を採用した先行技術として、例えば特許文献7がある。特許文献7は、ユーザが指定した要素だけからなるツリーを作成して表示する。特に、階層が深い場合でも、中間階層の要素を省略して表示することができ、必要な要素を含んだツリーを非常にコンパクトに表示することができる。
また、表示ツリーの簡略化に関しては、この他にもマイクロソフト社のWindows(登録商標)に標準装備されたエクスプローラ及びフリーソフトウェアのEclipseの変数ビューなどがある。前者は、フォルダを開いたり閉じたりという操作で、下位ノードの表示/非表示を切り替えることにより、不要なファイルを隠し、画面上に必要なノードを効率よく表示することができる。また、後者は、デバッグ作業中のデータ内容をツリー構造で表示できるが、たとえば配列は、配列を表すノードと配列の要素を表す下位ノードとが階層構造をもってツリーとして表示される。配列のサイズが非常に多いとき、Eclipseでは、配列の要素を順にいくつかのグループにまとめ、配列を表すノードの下に、各グループを表す仮想的な中間ノードを配置し、さらにグループのノードの下に、そのグループに含まれる配列の要素のノードを配置して表示している。このように、グループ化して仮想的なノードを加えることにより一度に大量のノードを展開表示することなく、選択したグループだけを展開表示することで、表示ツリーの巨大化を抑えることができる。
また、本願と同一の特許出願人は、上記従来技術のいずれかの課題を解決するために、特願2005−197998号(以下、「先行出願1」)及び特願2005−208862号(以下、「先行出願2」)を特許出願している。先行出願1では、折りたたみ機能により、ユーザの手間をかけることなく、不要なノードをまとめて非表示にすることができる。これにより目的以外のノードの数を非常に少なくすることができ、操作性を損なうことなく、表示を効率化することができる。また、先行出願2では、表示上のルートノードを置き換えることにより上位階層を閉じることを可能にしている。
特開平1−156843号公報 特開平1−290046号公報 特開平4−195467号公報 特許第2527240号明細書 特開平8−315038号公報 特開2001−331358号公報 特開平11−45197号公報
以上のように、ツリー構造が大きくなった場合における便宜を図るための技術が多々考案されているが、それらの技術には、種々の問題点がある。
まず、部分ツリー表示に関する特許文献3,4では、表示していないツリーの他の部分に直接アクセスすることができない。例えば、参照したい複数のノードがツリーの表示領域以上に離れた位置に散在する場合、複数のノードを表示画面上に同時に表示することができないため、選択したノードを表示させるために画面を切り替えたりスクロールさせたりしなければならなかった。また、ツリーの表示対象にルートノードが含まれていなければ、表示対象となった部分ツリーとルートノードとの位置関係がわからないため、ツリーのどの部分が画面表示されているのか、表示内容だけから判断することができなかった。
また、表示の効率化に関する特許文献5,6では、表示画面の表示領域を効率的に利用しているものの、目的以外のノードが表示されることに対しては、なんら言及していない。従って、表示目的のツリー部分が、非常に大きなツリー構造のごく一部であった場合には、表示効率効果をほとんど得ることができない。
また、表示ツリーの簡略化に関する特許文献7では、非常に効率的にツリーを表示できる反面、所望するツリー表示を形成するためには、非常に手間がかかる。すなわち、ユーザが表示したいノードを指示することで初めて効率的に表示することができる。また、ある階層のノードを選択表示する場合には、少なくとも最初はその階層のすべてのノードを表示しなければならない。そして、ツリーに表示したいノードを全て一つ一つユーザが選択し、選択ノードを表示モードに切り替えるといった手順を踏まなければ、所望するツリーは得られない。
また、マイクロソフト社提供のエクスプローラでは、図11を用いて例示したように、表示目的のノード部分までルートノードからの経路上のノードを閉じることができないため、表示目的のノード部分の上位階層に存在する他のノードも合わせて表示されてしまう。従って、上位階層に非常に多くのノードがある場合は、表示ツリーのサイズを小さくすることはできない。また、フリーソフトウェアのEclipseでは、不要なノードだけからなるグループに対しては非表示にすることができるが、目的のノードが含まれる場合は、そのグループの下位ノードを展開表示しなければならず、マイクロソフト社提供のエクスプローラと同様の問題が発生する。
先行出願1,2は、上記従来技術のいずれかの課題を解決することは可能である。しかしながら、先行出願1では、目的の部分が非常に深い階層に存在する場合、上位階層部分の無駄な空き領域が大きくなってしまう問題がある。また、先行出願2では、ツリー上の目的の箇所が複数ある場合に対応できない。
以上のように、前述したいずれの技術も何らかの効果がある一方で、使用状況によっては何らかの課題を残してしまい、あらゆる場面において使い勝手がよいツリー表示とは言い難い。
本発明は、改良されたツリー表示プログラム、方法又は装置を提供することによって以上の課題の少なくとも一つを解決することを目的とする。
以上のような目的を達成するために、本発明に係るツリー構造表示プログラムは、階層関係にある要素の集合をツリー構造で画面表示する機能を有するコンピュータを、画面表示されているツリー上の指定されたノードの階層下に存在する下位ノードを、表示切替指示に応じて画面表示されているときには非表示に、画面表示されていないときには表示に、それぞれ表示状態の設定を切り替える表示状態設定処理手段、前記表示状態設定処理手段により非表示への切替対象の下位ノードに該当する場合でも、階層関係にある要素の集合の中から常に画面表示させる固定ノードを設定する固定ノード設定処理手段、前記表示状態設定処理手段におけるノードの表示又は非表示の状態設定及び前記固定ノード設定処理手段における固定ノードの設定に従い、階層関係にある要素の集合をツリー構造で画面表示する表示処理手段として機能させるものである。
また、前記表示処理手段は、固定ノード若しくは固定ノードの表示位置周辺を、他のノードの表示形態と異ならせることによって固定ノードを識別可能に表示するものである。
あるいは、前記表示処理手段は、下位ノードが表示された開状態のノードを表示しない閉状態に切り替える表示切替指示が入力された場合においてその表示切替対象のノードの階層下に固定ノードが存在する場合、表示切替対象のノード、固定ノード及びその表示切替対象のノードと固定ノードとの間に位置する1または複数の中間ノードを表示し、それ以外のノードを非表示とするようにしてもよい。
更に、前記表示処理手段は、中間ノードの表示形態を他のノードと異ならせることによって中間ノードを識別可能に画面表示するようにしてもよい。
更に、前記表示処理手段は、各中間ノードを示すアイコンを小型化して画面表示するようにしてもよい。
また、前記表示処理手段は、中間ノードを示すアイコンを非表示とすると共に、中間ノードが表示されるべき位置若しくはその位置周辺に中間ノードの存在を示す中間ノード情報を画面表示するようにしてもよい。
また、前記固定ノード設定処理手段は、固定ノードとして設定されたノードの、固定ノードとしての設定を解除する機能を有するものである。
また、コンピュータを更に、表示ツリー上の中間ノードに対するユーザ操作の全て若しくは一部を拒否するユーザ操作受付処理手段として機能させるものである。
本発明に係るツリー構造表示装置は、階層関係にある要素の集合をツリー構造で画面表示する機能を有するツリー構造表示装置において、画面表示されているツリー上の指定されたノードの階層下に存在する下位ノードを、表示切替指示に応じて画面表示されているときには非表示に、画面表示されていないときには表示に、それぞれ表示状態の設定を切り替える表示状態設定処理手段と、前記表示状態設定処理手段により非表示への切替対象の下位ノードに該当する場合でも、階層関係にある要素の集合の中から常に画面表示させる固定ノードを設定する固定ノード設定処理手段と、前記表示状態設定処理手段におけるノードの表示又は非表示の状態設定及び前記固定ノード設定処理手段における固定ノードの設定に従い、階層関係にある要素の集合をツリー構造で画面表示する表示処理手段とを有することを特徴とする。
本発明に係るツリー構造表示方法は、階層関係にある要素の集合をツリー構造で画面表示する機能を有するコンピュータにより実施され、階層関係にある要素の集合の中から常に画面表示させる固定ノードを設定する固定ノード設定ステップと、画面表示されているツリー上の指定された開状態のノードに対する表示切替指示に応じて当該ノードの階層下に存在する下位ノードを非表示とすることによって当該ノードの表示状態を閉状態に切り替える表示状態切替ステップとを含み、前記表示状態切替ステップは、指定されたノードの階層下に固定ノードが存在する場合には、固定ノード及びその下位ノードの表示を維持することを特徴とする。
本発明によれば、目的箇所のノードの表示を固定することによってノードを表示したまま、その上位階層のノードを閉じることができる。これにより、表示ツリーをコンパクトにすることができるので、ツリー表示に必要な画面上の領域を小さくすることができる。
また、上位階層の閉じたノードから固定ノードまでの経路上の中間ノードの表示を省略できるので、目的の箇所が深い階層にあった場合にも表示ツリーをコンパクトにすることができる。これにより、ツリー表示に必要な画面上の領域を小さくすることができる。
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係るツリー構造表示装置に相当するコンピュータのハードウェア構成図である。本実施の形態において用いるコンピュータ1は、従前から存在する汎用的なハードウェア構成で実現できる。すなわち、コンピュータ1は、図1に示したようにCPU2、ROM4、RAM6、ハードディスクドライブ(HDD)8を接続したHDDコントローラ10、入力手段として設けられたマウス12及びキーボード14、表示装置として設けられたディスプレイ16をそれぞれ接続する入出力コントローラ18を内部バス20に接続して構成される。
図2は、本実施の形態におけるコンピュータ1の機能ブロック構成図である。コンピュータ1は、ユーザ操作受付処理部21、表示状態設定処理部22、固定ノード設定処理部23、表示処理部24及びノード情報記憶部25を有している。コンピュータ1は、例えばマイクロソフト社提供のエクスプローラに相当するアプリケーションを搭載することによって階層関係にある要素の集合をツリー構造で画面表示する機能を有している。各処理部21〜24は、このツリー構造表示機能を利用している際に所定の機能処理を実施するための手段であり、このうち、ユーザ操作受付処理部21は、表示ツリー上のノードに対する開閉指示等のユーザ操作を受け付ける。機能の詳細については後述するが、本実施の形態におけるユーザ操作受付処理部21は、中間ノードに対するユーザ操作の全て若しくは一部を拒否する機能を有している。マイクロソフト社提供のエクスプローラでは、画面表示されているノードをクリックすると、当該ノードの階層下に存在する下位ノードを表示したり、非表示にしたりするが、表示状態設定処理部22は、このノードに対する表示状態の切替機能を有している。すなわち、表示状態設定処理部22は、画面表示されているツリー上の指定されたノードのうち、マウスカーソル等により指示されたノードの階層下に存在する下位ノードを、その指示されたノードへのクリック操作による指示に応じて、画面表示されているときには非表示に、画面表示されていないときには表示に、それぞれ表示状態の設定を切り替える。固定ノード設定処理部23は、階層関係にある要素の集合の中から常に画面表示させる固定ノードを設定する。これにより、固定ノードに設定されたノードは、たとえ表示状態設定処理部22による非表示への切替対象に該当する場合でも非表示にはならない。表示処理部24は、表示状態設定処理部22におけるノードの表示又は非表示の状態設定及び固定ノード設定処理部23における固定ノードの設定など各ノードへの設定内容を参照に、階層関係にある要素の集合をツリー構造で画面表示する。ノード情報記憶部25には、ノードの名称等を含む属性情報等各ノードに関する情報と、各ノードの階層関係を表すツリー構造情報が記憶されている。
図2に示したノード情報記憶部25は、図1に示した不揮発性のHDD8で実現することを想定しているが、揮発性のRAM6に必要なデータをいったんコピーしてから使用するようにしてもよい。また、本実施の形態では、本実施の形態を実施する上で必要な情報をノード情報記憶部25で保持するよう構成したが、これら必要な情報は、必ずしもコンピュータ1の内部で保持する必要はなく、例えばネットワーク経由等で取得できるように構成してもよい。また、各処理部21〜24における処理機能は、コンピュータ1と当該処理機能を実現する1乃至複数のツリー構造プログラムとの協調動作により実現される。
次に、本実施の形態におけるツリー構造表示方法の基本的な考え方について図3を用いて説明する。
図3は、階層関係にある要素の集合から形成したツリー構造の画面表示例を示した図であり、図3(a)はそのツリー構造の全体を展開して表示したときの図、図3(b)及び図3(c)は本実施の形態の特徴的なツリー表示の例を示した図である。
本実施の形態において特徴的なことは、ピン止めによってノードの表示を固定するようにしたことである。図3(a)は、画面表示中の最上位に位置するノード31が開状態にあるため、そのノード31の階層下に存在するノードが展開表示されている状態である。ここで、ある目的箇所のノード32を常に画面表示した状態で固定し、そのノード32の階層下に存在するノードを表示可能にしたいとき、図3(a)に示したように、常に表示したい1乃至複数のノード(以下、「表示ノード群」)33の最上位に位置するノード、この例ではノード32をピン止めする。本実施の形態では、ピン止め対象となるノードを、特に「固定ノード」と称することにする。また、階層構造上、あるノードの階層下に存在する1乃至複数のノードのことを「下位ノード」と称することにする。
この画面表示において開状態のノード31を閉状態に切替表示するために、ノード31をクリック操作すると、従来では、ノード31が閉状態を示すアイコンに切替表示されると共にノード31の下位ノードの全てが非表示となる。これに対し、本実施の形態では、固定ノードが設定されている場合には、その固定ノード及びその下位ノードを非表示にしない。このときの表示例が図3(b)又は図3(c)である。図3(b),(c)に示したように、本実施の形態では、まず固定ノードとして設定されたノード32を最上位とする表示ノード群33の表示が維持される。
また、図3(a)から明らかなように閉指示対象のノード31とピン止めされた固定ノード32は、直結されずにノード34を介して階層関係にある。この中間に位置する1乃至複数のノードのことを「中間ノード」と称することにすると、図3(b)では、中間ノード34の存在を薄い色のアイコン35で表示し、図3(c)では、ノード31と固定ノード32とを連結する線上に中間ノードの存在を意味する二重波線アイコン36を表示する。このように、本実施の形態では、中間ノードの表示形態を他のノードと異ならせることによって中間ノードの存在を示す。なお、図3(b)と図3(c)は、いずれか一方の表示形態のみを採用するようにしてもよいし、切り替えていずれかを表示できるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態におけるツリー構造表示方法は、展開表示されているノードをピン止めすることによって固定ノードを設定すると、その固定ノードより上層のノードが閉状態に切替表示された場合でも固定ノード以下のノードを非表示にしない状態でツリー構造を表示するようにしたことを特徴とする。
固定ノードの設定は、表示ツリー上、1箇所に限定する必要はなく、複数のノードを固定ノードとして設定してもよい。この例を図4に示す。図4(a)に例示したように階層関係にある要素が画面上のツリー表示されている場合において、ノード41をクリック操作するなどして閉じる場合、図4(b)に示したように固定ノードとして予め設定されているノード42,43は、その他のノード又はノード群45〜49が非表示とされるのに対し、非表示にはならない。なお、この場合も閉指示対象のノード41と各固定ノード42,43との間の線上には、それぞれ中間ノード44,45の存在を示すアイコン50,51が表示される。このように、複数のノードを同時に固定表示できれば、あるフォルダの中のファイルを、別のフォルダの下にコピーまたは移動するような操作に極めて有効であり、ファイルのコピーや移動を、表示をスクロールさせることなく簡単に行うことができる。なお、この図4から明らかなように、固定ノードは、ノードの表示状態を維持するものであり、表示画面上における表示位置を固定するわけではない。
ところで、図4(a)に示したように、表示ツリーには、閉指示対象のノード41、固定ノード42,43、そして中間ノード44,45以外にも、固定ノード42,43と同階層のノード46,48やノード41の階層下に存在する前述以外のノード47,49が存在しうる。これらのノード46〜49は、固定ノード42,43とは表示ツリー上、異なる線で連結される位置関係にあるため、ノード41の閉状態への切替指示に従い従来と同様に非表示にすべきである。しかしながら、閉指示対象のノードと固定ノードとの間の経路上には、図4(a)に例示した単一の中間ノードのみとは限らず、複数の中間ノードが存在する場合もありうるので中間ノードを単純に非表示、具体的には図3,4に示したような単一のアイコンのみで表示することが不適切な場合もあり得る。この中間ノードの表示について、以下に詳述することにする。
本実施の形態では、中間ノードの表示方法として、以下の2つの方法を提案し、いずれか一方若しくは両方を切り替えながら表示する方法を採用する。
まず、第1の方法としては、前述したとおり中間ノードを非表示とし、その代わりに中間ノードの存在を示すアイコンで表示する方法である。第2の方法としては、経路上の中間ノードだけは表示し、その中間ノードにおける下位ノードは、固定ノードおよび経路上の中間ノードを除き非表示にする方法である。最初に、前述した第1の方法について説明する。
第1の方法は、図3又は図4を用いて既に説明したように、閉じた上位ノードと固定ノードとの間の経路上に存在する中間ノードを示すアイコンを非表示とし、そして表示しない代わりに中間ノードの存在を示すアイコンで表示する。たとえば、上位ノードと固定ノードとを連結する引き出し線の色、太さ、長さ、線種など、線の属性を変更したり、図3(b),(c)、図4(b)で例示したように引き出し線上に中間ノードの表示を省略していることを示すアイコンを表示したりする。あるいは、中間ノードが表示されるはずの位置周辺に中間ノードの存在を示す記号、文字等を表示したりする。このように、中間ノードの表示形態を他のノードと異ならせることによって固定ノードが閉指示対象ノードの直下に存在するのではないことを示すことができる。なお、前述した線、アイコン、あるいは文字等、上位ノードが閉じられたときに中間ノードが表示されるべき位置若しくはその位置周辺に中間ノードの存在を示す情報を総称して中間ノード情報と称することにする。
この第1の方法を利用することによって、固定ノードの表示ツリー上における位置(階層の深さ等)がわかりづらくなるが、表示ツリーを非常に小さくできるという利点がある。
第2の方法は、経路上の中間ノードを表示する方法である。この第2の方法だと、目的部分までの経路を表示ツリーから容易に識別することができる。中間ノードも固定ノード以外に下位ノードを持つ場合があるが、この方法では、固定ノード以外の下位ノードを表示しない。この表示例を図5(a)に示す。
但し、中間ノードをこのように表示すると下位ノードをちょうど1つしか持たない通常のノードと区別しにくくなる。図5に示した中間ノード53は、図5(b)に示したように固定ノード52を下位ノードに持つ子ノード54以外にも子ノード55を持つが、図5(a)に示したように中間ノード53における下位ノードを非表示とするこの方法では、中間ノード53が持つ子ノードの数が単一(つまり、子ノード54のみ)か複数(子ノード54,55)かがわかりにくく誤解を招きやすいため、中間ノードの扱いに関して注意が必要である。
また、ノード操作に対しても混乱を招きやすいので工夫が必要になる。例えば、通常の場合と同様に、閉じた中間ノードに対して「開く」操作を、開いた中間ノードに対しては「閉じる」操作を実行できるようにしてもよいように考えられる。中間ノードは、少なくとも1つの子ノードを持つので、これを非表示とするためにも閉じる操作を可能とすることが望ましいからである。しかしながら、中間ノードが下位階層に固定ノードを持つ子ノードのみを持つ場合、この中間ノードに対して閉じる操作を実行しても、固定ノードの表示は維持されるため、表示内容は全く変わらないので違和感がある。また、複数の子ノードを持つ中間ノードに対して開く操作を実行した場合、その中間ノードよりも上位のノードが閉じた状態であるため固定ノードを持つ経路以外の下位ノードを非表示のままとするので、固定ノードが設定され表示されている状態から表示内容は全く変わらない。つまり、操作者からしてみれば、開操作対象のノードが単一の子ノードしか持っていないように把握してしまう。このような不整合の状態が発生するため、この場合も違和感がある。従って、中間ノードに対して「開く」操作や「閉じる」操作を行ったとき、誤解を招かないような工夫が必要になる。
簡単な工夫としては、中間ノードに対して、直接「開く」「閉じる」操作をできないようにすることである。これは、上位のノードを閉じている以上、その下位ノードは(固定ノードを除いて)本来は非表示であるので、操作の対象外とすべきであるという考えに基づく。これにより、固定ノードの意味が、表示でも操作対象としても固定されるという意味で明確になり、整合性もよく、誤解を招かなくなる。さらに、例えば淡く表示するなど中間ノードの表示形態を他と異ならせるよう工夫すれば、判別が容易になる。
但し、この場合は、操作性が犠牲になる。中間ノードを開きたい場合は、閉じた上位ノードを一旦開いて、開操作可能な状態に戻さなければならない。本来なら、上位ノードを閉じているのであるから、当然ではあるのだが、目に見えているのに直接操作できないというのは、何となく違和感があり操作しづらい印象を与えかねない。
そこで、さらなる工夫として、中間ノードでも開く操作を可能にし、かつ、不整合が起きないようにするために、中間ノードを開く前に、中間ノードをピンで固定して固定ノードに変更する。この表示例を図5(b)に示す。これにより、整合性を保つことができる。特に、ダブルクリックなど「開く」操作にあたるユーザ操作を、中間ノードに対しては固定化したあとに開く処理に割り当てれば、操作上の違和感はほとんどなくなる。
中間ノードを表示すると、固定ノードの表示ツリー上における位置が明確に認識できる利点がある。また、中間ノードへの操作も可能である。しかし、中間ノードを表示する分の表示領域が必要で、固定ノードが深い階層に存在するときは、ツリー表示に必要な表示領域が増えてしまう問題がある。そこで、中間ノードの表示方法のバリエーションとして、例えば、引き出し線上に中間ノードを表す小さいアイコンを、中間ノードの数だけ並べて表示する。この方法であれば、固定ノードの位置を明確に認識可能にしつつ、ツリーが必要とする表示領域を小さく抑えることができる。
本実施の形態のツリー構造表示方法に関する基本的な考え方については、以上説明した通りであるが、続いて、本実施の形態のツリー構造表示の具体的な処理内容について図6以降の表示例を用いながら説明する。
図6は、ファイル管理システムにおけるディレクトリ構造をツリー表示したときの例を示した図である。ここでは、一例としてマイクロソフト社のWindows(登録商標)におけるエクスプローラをモデルケースにしている。この図6は、階層構造の最上位階層に位置するノード(ここでは「デスクトップ」)を実際のルートノードとして表示する通常のツリー表示である。以下の説明では、このツリー構造の中から「木構造の表示方法」フォルダ以下を固定表示対象の目的部分61とする。なお、以下の説明において「フォルダ」と「ノード」とは同義である。
最初に、固定ノードの設定処理について説明する。図7は、図6に示したツリー表示から「木構造の表示方法」フォルダ62部分を抽出した図であるが、図7(a)に示したように、ユーザが固定ノード設定対象となる「木構造の表示方法」フォルダ62を、例えば右クリックなどしてポップアップメニュー63を表示させ、更にそのメニューの中から「ツリー操作」のポップアップメニュー64を表示させる。そして、ユーザは、ツリー操作のメニューの中から「固定化」を選択することで固定化の指示、すなわち「木構造の表示方法」フォルダの固定ノードとしての設定指示を出す。なお、この時点では、「木構造の表示方法」フォルダは、固定ノードでも中間ノードでもないので、ポップアップメニュー64における「固定化解除」及び「中間ノード非表示」は選択できない。また、各文字列を薄い色で表示するなどして選択できないことをユーザに認識させる。なお、図7では、便宜的にマウスカーソルを省略している。
固定ノード設定処理部23は、以上のユーザ操作による固定ノード設定指示を受け付けると、ノード情報記憶部25で記憶された「木構造の表示方法」フォルダ62の属性情報に固定ノードの旨の情報を設定、更新する。表示処理部24は、固定ノード設定処理部23による固定ノードの設定に応じて図7(b)に示したように「木構造の表示方法」フォルダ62を、ピン止めされたフォルダアイコンのイメージで表示する。このようにして、本実施の形態では、「木構造の表示方法」フォルダ62を固定ノードとして設定し、また表示する。なお、固定ノード化された「木構造の表示方法」フォルダ62は、通常のフォルダと同じように、開いたり、閉じたりすることができる。
また、固定ノードの設定を解除したい場合、ユーザは、固定ノードの設定と同様にポップアップメニュー64を表示させ、ツリー操作のメニューの中から「固定化解除」を選択することで固定ノードの設定解除指示を出す。なお、固定ノードに対応したポップアップメニュー64には「固定化解除」のみが選択可能に表示される。固定ノード設定処理部23は、以上のユーザ操作による固定ノード設定解除指示を受け付けると、ノード情報記憶部25で記憶された「木構造の表示方法」フォルダ62の属性情報に設定された固定ノードの設定を解除、更新する。この結果、「木構造の表示方法」フォルダ62は、ピン止めされていない通常の表示形態に戻る。
前述した固定ノード設定処理により固定ノードが設定された後、上位ノードである開状態の「デスクトップ」を閉状態にするときの処理について説明する。図8aは、「木構造の表示方法」フォルダ62が固定ノード化された直後のツリー表示の例であるが、ユーザは、この表示状態において「デスクトップ」アイコン65をマウスクリックして閉状態への表示切替指示を出す。表示状態設定処理部22は、このユーザ操作に応じて「デスクトップ」アイコン65以下の各ノードを表示しない閉状態に表示状態を切り替えるが、このときノード情報記憶部25を検索することによって非表示対象となる下位ノードに固定ノードが含まれているかどうかを確認する。固定ノードが存在しなければ、従来と同様に下位ノードを非表示と設定することになるが、固定ノードが存在した場合、そのノード、この例で言えば「木構造の表示方法」フォルダ62及びその下位ノードを表示状態のまま維持する。これにより、表示処理部24は、図8bに示したように固定化した「木構造の表示方法」フォルダ62以下の固定表示対象の目的部分61を表示する。そして、表示処理部24は、「デスクトップ」アイコン65から固定化した「木構造の表示方法」フォルダ62までの経路上にある中間ノードのアイコンを非表示とするが、その代わりに、中間ノードを省略していることを示すアイコン66を引き出し線上に表示する。
ここで、ユーザがこの中間ノード省略アイコン66をクリックすると、省略していた中間ノードを展開表示することができる。その展開表示したときの表示例を図8cに示す。この中間ノード省略アイコン66へのクリック操作は、前述したように中間ノードを非表示とする第1の方法から特別なアイコンにて表示する第2の方法への表示形態切替指示に相当する。
表示形態切替指示が入力されると、表示処理部24は、図8cに示したように表示形態切替指示に応じて「デスクトップ」フォルダ65から、固定化された「木構造の表示方法」フォルダ62までの経路上にある中間ノードを展開表示する。しかし、各中間ノードの「木構造の表示方法」フォルダ62経路以外の下位ノードは、表示しない。なお、経路上の中間ノードは、通常のフォルダと区別するため、シェードがかかったうすい色の特別なアイコンで表現するなど表示形態を他のアイコンと異ならせる。
また、経路上の中間ノードに対しては、通常のフォルダとは異なり、「開く」や「閉じる」といった操作を行うことはできない。つまり、ユーザ操作受付処理部21は、このような中間ノードに対する操作指示を受け付けない。但し、「固定化」や「中間ノード非表示」といった操作を行うことができる。
図9は、図8cに示したツリー表示から中間ノードの一つである「出願」フォルダ67部分を抽出した図であるが、図9に示したように、ユーザが固定ノード設定対象となる「出願」フォルダ67を、例えば右クリックなどしてポップアップメニュー63を表示させ、更にそのメニューの中から「ツリー操作」のポップアップメニュー64を表示させる。そして、ユーザは、ツリー操作のメニューの中から「固定化」を選択することで固定化の指示、すなわち「出願」フォルダ67の固定ノードとしての設定指示を出す。なお、このユーザ操作に応じて「出願」フォルダ67を固定ノード化する処理は、図7を用いてすでに説明しているので、説明を省略する。「出願」フォルダ67を固定ノードと設定したときの表示例を図10に示す。
ところで、図8cのように中間ノード省略アイコンにて展開表示された中間ノードを、図8bのように表示形態を非表示に切り替えたい場合、ユーザは、表示された中間ノードのいずれかを右クリックして図9に示したようにポップアップメニュー64を表示させ、その中から「中間ノード非表示」を選択する。これにより、表示処理部24は、ユーザによる「中間ノード非表示」指示に応じてツリー表示形態を図8bに切り替える。
本実施の形態によれば、目的箇所である部分ツリーの起点であるノードを固定ノードとして設定し、その後は必要に応じてノードアイコンをクリックするという簡単な操作で、固定ノード以下のノードの表示を維持し、それ以外のノードを非表示とすることができる。特に、最もコンパクトな表示ツリーにする場合は、ルートノードだけを閉じさえすればよいので効果的である。また、本実施の形態は、簡便な処理で構成できるため、本実施の形態を実現するコンピュータに高い能力を要求したり、高いコストがかかる処理を必要としたりしない。このため、広い範囲で利用しやすい。
なお、上記例では、中間ノードに対する「開く」や「閉じる」といった操作を禁止し、ポップアップメニューを利用して固定ノードに設定してから通常のフォルダと同様に中間ノードに対する「開く」や「閉じる」といった操作を受付可能にした。しかし、中間ノードに対する固定ノードへの設定を「開く」や「閉じる」といった操作を実施するための事前操作と考えれば、中間ノードに対する「開く」や「閉じる」といった操作を禁止せずに、例えば「開く」操作がされた場合には、中間ノードに対して「固定化」を自動的に行った上で「開く」処理を行うようにユーザへの便宜を図るようにしてもよい。このようにすれば、操作性、アクセス性を低下させずにすむ。
本実施の形態では、図8c等に示したように中間ノードを表示する場合には、通常のノードと同じ形状、大きさのアイコンを薄い色で表示するようにしたが、中間ノードの表示形態としては、これに限定する必要はない。例えば、ノードの大きさを小型化してミニアイコンを形成し、引き出し線上に並べて表示する。この場合、文字の表示スペースがないためフォルダ名の表示を省略する。もちろん、マウスカーソルをミニアイコン上に動かすことによりフォルダ名がチップ表示されるようにしてもよい。これにより、目的部分61でない中間ノードの表示領域を削減することができる。また、アイコンの形状以外にも引き出し線の太さや色等で中間ノードの存在を示すようにしてもよい。
本実施の形態では、以上説明したように各フォルダへの設定状態によって各フォルダアイコンの表示形態を変化させるようにした。例えば、中間ノードであれば、通常のアイコンに対して色を淡くするシェード処理などを加えるなどして表示形態を異ならせた。また、固定したノードのアイコンは、通常のフォルダを示すアイコンと、ピン形状のピンアイコンとのイメージを合成することによって作成するようにした。固定ノードアイコンの作成の場合、固定化する対象は、通常のフォルダ以外にフォルダへのショートカットや共有フォルダといったような別のアイコンを使用するノードであってもよいので、それぞれのアイコンに対して「固定化した」アイコンをピンアイコンとの合成によって得ることができるようにした。本実施の形態によれば、各ノードを示すアイコンの表示形態を、固定ノード、中間ノード、あるいは通常のノード等各ノードの状態によって異ならせるようにしたので、各ノードの設定状態を一目瞭然に把握することができる。
なお、本発明は、ノードを開いたり閉じたりする、ツリー表示の一般的な方法の上に実現するものであり、同じようにノードを開いたり閉じたりすることができるものであれば、他の技術と組み合わせることが容易にできる。
本発明に係るツリー構造表示装置に相当するコンピュータのハードウェア構成図である。 本実施の形態におけるコンピュータ1の機能ブロック構成図である。 本実施の形態におけるツリー構造表示方法の基本的な考え方を説明するために用いるツリー構造の例を示した図である。 本実施の形態において複数の固定ノードを設定した場合のツリー構造の例を示した図である。 本実施の形態において中間ノードを表示するときのツリー構造の例を示した図である。 本実施の形態のファイル管理システムにおけるディレクトリ構造を通常通りにツリー表示したときの例を示した図である。 本実施の形態における固定ノード設定時においてユーザ操作に応じて画面表示されたポップアップメニューの例を示した図である。 本実施の形態において固定ノードが設定されたときのツリー構造の表示例を示した図である。 本実施の形態において固定ノードが設定されたときのツリー構造の表示例を示した図である。 本実施の形態において固定ノードが設定されたときのツリー構造の表示例を示した図である。 本実施の形態における中間ノードの表示切替時においてユーザ操作に応じて画面表示されたポップアップメニューの例を示した図である。 本実施の形態において中間ノードを固定ノードと設定したときの表示例を示した図である。 従来のツリー表示の例を示した図である。
符号の説明
1 コンピュータ、2 CPU、4 ROM、6 RAM、8 ハードディスクドライブ(HDD)、10 HDDコントローラ、12 マウス、14 キーボード、16 ディスプレイ、18 入出力コントローラ、20 内部バス、21 ユーザ操作受付処理部、22 表示状態設定処理部、23 固定ノード設定処理部、24 表示処理部、25 ノード情報記憶部。

Claims (10)

  1. 階層関係にある要素の集合をツリー構造で画面表示する機能を有するコンピュータを、
    画面表示されているツリー上の指定されたノードの階層下に存在する下位ノードを、表示切替指示に応じて画面表示されているときには非表示に、画面表示されていないときには表示に、それぞれ表示状態の設定を切り替える表示状態設定処理手段、
    前記表示状態設定処理手段により非表示への切替対象の下位ノードに該当する場合でも、階層関係にある要素の集合の中から常に画面表示させる固定ノードを設定する固定ノード設定処理手段、
    前記表示状態設定処理手段におけるノードの表示又は非表示の状態設定及び前記固定ノード設定処理手段における固定ノードの設定に従い、階層関係にある要素の集合をツリー構造で画面表示する表示処理手段、
    として機能させるツリー構造表示プログラム。
  2. 請求項1記載のツリー構造表示プログラムにおいて、
    前記表示処理手段は、固定ノード若しくは固定ノードの表示位置周辺を、他のノードの表示形態と異ならせることによって固定ノードを識別可能に表示するツリー構造表示プログラム。
  3. 請求項1記載のツリー構造表示プログラムにおいて、
    前記表示処理手段は、下位ノードが表示された開状態のノードを表示しない閉状態に切り替える表示切替指示が入力された場合においてその表示切替対象のノードの階層下に固定ノードが存在する場合、表示切替対象のノード、固定ノード及びその表示切替対象のノードと固定ノードとの間に位置する1または複数の中間ノードを表示し、それ以外のノードを非表示とするツリー構造を表示するツリー構造表示プログラム。
  4. 請求項3記載のツリー構造表示プログラムにおいて、
    前記表示処理手段は、中間ノードの表示形態を他のノードと異ならせることによって中間ノードを識別可能に画面表示するツリー構造表示プログラム。
  5. 請求項4記載のツリー構造表示プログラムにおいて、
    前記表示処理手段は、各中間ノードを示すアイコンを小型化して画面表示するツリー構造表示プログラム。
  6. 請求項3記載のツリー構造表示プログラムにおいて、
    前記表示処理手段は、中間ノードを示すアイコンを非表示とすると共に、中間ノードが表示されるべき位置若しくはその位置周辺に中間ノードの存在を示す中間ノード情報を画面表示するツリー構造表示プログラム。
  7. 請求項1記載のツリー構造表示プログラムにおいて、
    前記固定ノード設定処理手段は、固定ノードとして設定されたノードの、固定ノードとしての設定を解除する機能を有するツリー構造表示プログラム。
  8. 請求項1記載のツリー構造表示プログラムにおいて、コンピュータを更に、
    表示ツリー上の中間ノードに対するユーザ操作の全て若しくは一部を拒否するユーザ操作受付処理手段として機能させるツリー構造表示プログラム。
  9. 階層関係にある要素の集合をツリー構造で画面表示する機能を有するツリー構造表示装置において、
    画面表示されているツリー上の指定されたノードの階層下に存在する下位ノードを、表示切替指示に応じて画面表示されているときには非表示に、画面表示されていないときには表示に、それぞれ表示状態の設定を切り替える表示状態設定処理手段と、
    前記表示状態設定処理手段により非表示への切替対象の下位ノードに該当する場合でも、階層関係にある要素の集合の中から常に画面表示させる固定ノードを設定する固定ノード設定処理手段と、
    前記表示状態設定処理手段におけるノードの表示又は非表示の状態設定及び前記固定ノード設定処理手段における固定ノードの設定に従い、階層関係にある要素の集合をツリー構造で画面表示する表示処理手段と、
    を有することを特徴とするツリー構造表示装置。
  10. 階層関係にある要素の集合をツリー構造で画面表示する機能を有するコンピュータにより実施され、
    階層関係にある要素の集合の中から常に画面表示させる固定ノードを設定する固定ノード設定ステップと、
    画面表示されているツリー上の指定された開状態のノードに対する表示切替指示に応じて当該ノードの階層下に存在する下位ノードを非表示とすることによって当該ノードの表示状態を閉状態に切り替える表示状態切替ステップと、
    を含み、
    前記表示状態切替ステップは、指定されたノードの階層下に固定ノードが存在する場合には、固定ノード及びその下位ノードの表示を維持することを特徴とするツリー構造表示方法。
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