JP2007171714A - 記録用紙及びこれを用いた画像記録方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】記録用紙のCD方向永久歪みε及びCD方向熱収縮率sを所定の範囲とすることで、印字した場合に、カールを抑制することにより安定して走行でき、電子写真記録方式、インクジェット記録方式ともに利用可能な記録用紙及びこれを用いた画像記録方法を提供することができる。
【選択図】なし
Description
媒体のCD方向永久歪みε(%)={(α1−α2)/L}×100 (1)
媒体のCD方向熱収縮率s(%)=(α1/L)×100 (2)
(上記式(1)において、α1は0.1Nの張力をかけながら、100℃/minの速度で120℃まで昇温した後、120℃で30分保持した際の収縮量(μm)、α2は、120℃に保ったまま1N/minの速度で1Nまで荷重かけた後、1N/minの速度で0.1Nまで荷重を解放した直後の収縮量(μm)、Lは測定サンプルの初期寸法(μm)を各々表す。)
本発明者らは、用紙のカールを低減すべく鋭意検討を行った結果、上記のような従来技術では、カール低減効果が十分機能しないことがわかった。また、本発明者らは、用紙の片側に多くの熱がかかる機構の複写機やプリンタにおいて、特に高湿下に用紙の片側がより大きく寸法変化し、より大きなカールが発生することを見出した。そこで熱定着後のカール低減をするために、用紙表裏の寸法変化の指標である伸縮率表裏差だけでなく、用紙全体の形態安定性を保つため用紙の熱収縮率を低減することにより、カールを所定の範囲内に制御することができ、紙詰まりの発生を低く抑えられることできることを見出した。
媒体のCD方向永久歪みε(%)={(α1−α2)/L}×100 (1)
媒体のCD方向熱収縮率s(%)=(α1/L)×100 (2)
ここで、上記式(1)において、α1は0.1Nの張力をかけながら、100℃/minの速度で120℃まで昇温した後、120℃で30分保持した際の収縮量(μm)、α2は、120℃に保ったまま1N/minの速度で1Nまで荷重かけた後、1N/minの速度で0.1Nまで荷重を解放した直後の収縮量(μm)、Lは測定サンプルの初期寸法(μm)を各々表す。
原紙の超音波伝播速度法による繊維配向比(T/Y比)=MD方向超音波伝播速度/CD方向超音波伝播速度
なお、この超音波伝播速度法による繊維配向比はSonicSheetTester210(野村商事(株)社製)を使用して測定する。本実施形態の記録用紙は、繊維配向比1.1以上1.8以下が好ましく、1.2以上1.7以下がより好ましい。
(電子写真記録方式の画像記録方法)
本実施形態に係る画像記録方法は、静電潜像担持体表面を均一に帯電する帯電工程と、該静電潜像担持体表面を露光し静電潜像を形成する露光工程と、該静電潜像担持体表面に形成された静電潜像を静電荷像現像剤を用いて現像し、トナー画像を形成する現像工程と、該トナー画像を記録用紙表面に転写する転写工程と、該記録用紙表面のトナー画像を定着する定着工程とを含み、記録用紙が既述の本実施形態の記録用紙である。
本実施形態に係る画像記録方法は、インクの液滴を記録用紙へ吐出させ、該記録用紙表面に画像を記録するインクジェット記録方式の画像記録方法であって、記録用紙が既述の本実施形態の記録用紙である。
(実施例1)
濾水度380mLの中質脱墨パルプをパルプ固形分が0.3質量%になるようパルプ分散液を調整した。このパルプ分散液に、パルプ分散液中に含まれるパルプ固形分100質量部に対して無水コハク酸(ASA)内添サイズ剤(日本エヌエスシー(株)製Fibran−81)0.3質量部と、カチオン化澱粉(日本エヌエスシー(株)製Cato−304)0.5質量部とを配合し、熊谷理機製実験用配向性抄紙機により、80メッシュワイヤーを用い、抄速1600m/min、紙料吐出圧力1.5kg/cm2の条件で抄紙した。その後、そのセットを熊谷理機製角型シートマシン用プレスにより、10kgf/cm2で3分間圧搾した後、熊谷理機製KRK回転型乾燥機で120℃、0.5m/min条件で乾燥し、坪量68g/m2の記録用紙を得た。この記録用紙に、表面サイズバインダとして酸化澱粉(王子コーンスターチ株式会社製、エースA)固形分100質量部に対して10質量部のボウ硝、10質量部の表面サイズ剤(荒川化学工業株式会社ポリマロン1355)、50質量部の水系チタン化合物(松本製薬工業株式会社製オルガチックスTC−310)を含む8質量%濃度の水溶液(表面サイズ液)を50℃に加温し、熱硬化材料の含有量が0.59g/m2になるように、熊谷理機製試験用サイズプレスでサイズプレスした後、熊谷理機製KRK回転型乾燥機で100℃、1.0m/min条件で乾燥し、坪量が70g/m2の記録用紙(1)を得た。記録用紙の特性値を表1に示す。図3にCD方向永久歪みεとCD方向熱収縮率sとの関係を示す。
濾水度480mLのLBKPをパルプ固形分が0.3質量%になるようパルプ分散液を調整した。このパルプ分散液に、パルプ分散液中に含まれるパルプ固形分100質量部に対して無水コハク酸(ASA)内添サイズ剤(日本エヌエスシー(株)製Fibran−81)0.3質量部と、カチオン化澱粉(日本エヌエスシー(株)製Cato−304)0.5質量部とを配合し、熊谷理機製実験用配向性抄紙機により、80メッシュワイヤーを用い、抄速1600m/min、紙料吐出圧力1.5kg/cm2の条件で抄紙した。その後、そのセットを熊谷理機製角型シートマシン用プレスにより、10kgf/cm2で3分間圧搾した後、熊谷理機製KRK回転型乾燥機で120℃、0.5m/min条件で乾燥し、坪量68g/m2の記録用紙を得た。この記録用紙に、表面サイズバインダとして酸化澱粉(王子コーンスターチ株式会社製、エースA)固形分100質量部に対して10質量部のボウ硝、10質量部の表面サイズ剤(荒川化学工業株式会社ポリマロン1355)、100質量部の温度感応型水系チタン化合物(松本製薬工業株式会社製T−2762)を含む8質量%濃度の水溶液(表面サイズ液)を50℃に加温し、熱硬化材料の含有量が0.59g/m2になるように、熊谷理機製試験用サイズプレスでサイズプレスした後、熊谷理機製KRK回転型乾燥機で90℃、1.0m/min条件で乾燥し、坪量が70g/m2の記録用紙(2)を得た。記録用紙の特性値を表1に示す。
実施例2における濾水度480mLのLBKPを濾水度380mLの中質脱墨パルプに変更した以外は実施例2と同様にして、坪量が70g/m2の記録用紙(3)を得た。記録用紙の特性値を表1に示す。
濾水度380mLの中質脱墨パルプをパルプ固形分が0.3質量%になるようパルプ分散液を調整した。このパルプ分散液に、パルプ分散液中に含まれるパルプ固形分100質量部に対して無水コハク酸(ASA)内添サイズ剤(日本エヌエスシー(株)製Fibran−81)0.3質量部と、カチオン化澱粉(日本エヌエスシー(株)製Cato−304)0.5質量部とを配合し、熊谷理機製実験用配向性抄紙機により、80メッシュワイヤーを用い、抄速1750m/min、紙料吐出圧力1.5kg/cm2の条件で抄紙した。その後、そのセットを熊谷理機製角型シートマシン用プレスにより、10kgf/cm2で3分間圧搾した後、熊谷理機製KRK回転型乾燥機で120℃、0.5m/min条件で乾燥し、坪量68g/m2の記録用紙を得た。この記録用紙に、表面サイズバインダとして酸化澱粉(王子コーンスターチ株式会社製、エースC)固形分100質量部に対して10質量部のボウ硝、10質量部の表面サイズ剤(荒川化学工業株式会社ポリマロン1355)、1200質量部の温度感応型水系チタン化合物(松本製薬工業株式会社製T−2762)を含む8質量%濃度の水溶液(表面サイズ液)を50℃に加温し、用紙への処理量が1.82g/m2になるように、熊谷理機製試験用サイズプレスでサイズプレスした後、熊谷理機製KRK回転型乾燥機で120℃、1.0m/min条件で乾燥し、坪量が70g/m2の記録用紙(4)を得た。記録用紙の特性値を表1に示す。
濾水度380mLのLBKPをパルプ固形分が0.3質量%になるようパルプ分散液を調整した。このパルプ分散液に、パルプ分散液中に含まれるパルプ固形分100質量部に対して無水コハク酸(ASA)内添サイズ剤(日本エヌエスシー(株)製Fibran−81)0.3質量部と、カチオン化澱粉(日本エヌエスシー(株)製Cato−304)0.5質量部と、6質量部の温度感応型水系チタン化合物(松本製薬工業株式会社製T−2762)とを配合し、熊谷理機製実験用配向性抄紙機により、80メッシュワイヤーを用い、抄速1600m/min、紙料吐出圧力1.5kg/cm2の条件で抄紙した。その後、そのセットを熊谷理機製角型シートマシン用プレスにより、10kgf/cm2で3分間圧搾した後、熊谷理機製KRK回転型乾燥機で120℃、0.5m/min条件で乾燥し、坪量68g/m2の記録用紙を得た。この記録用紙に、表面サイズバインダとして酸化澱粉(王子コーンスターチ株式会社製、エースC)固形分100質量部に対して10質量部のボウ硝、10質量部の表面サイズ剤(荒川化学工業株式会社ポリマロン1355)を含む8質量%濃度の水溶液(表面サイズ液)を50℃に加温し、用紙への処理量が2.48g/m2になるように、熊谷理機製試験用サイズプレスでサイズプレスした後、熊谷理機製KRK回転型乾燥機で120℃、1.0m/min条件で乾燥し、坪量が73g/m2の記録用紙(5)を得た。記録用紙の特性値を表1に示す。
実施例5における濾水度380mLのLBKPを濾水度380mLの中質脱墨パルプに変更し、温度感応型水系チタン化合物(松本製薬工業株式会社製T−2762)6質量部から、水系チタン化合物(松本製薬工業株式会社製TC−400)12質量部に変更し、用紙への処理量が3.85g/m2になるようにした以外は実施例5と同様にして、坪量が74g/m2の記録用紙(6)を得た。記録用紙の特性値を表1に示す。
濾水度380mLの中質古紙をパルプ固形分が0.3質量%になるようパルプ分散液を調整した。このパルプ分散液に、パルプ分散液中に含まれるパルプ固形分100質量部に対して無水コハク酸(ASA)内添サイズ剤(日本エヌエスシー(株)製Fibran−81)0.3質量部と、カチオン化澱粉(日本エヌエスシー(株)製Cato−304)0.5質量部とを配合し、熊谷理機製実験用配向性抄紙機により、80メッシュワイヤーを用い、抄速1600m/min、紙料吐出圧力1.5kg/cm2の条件で抄紙した。その後、そのセットを熊谷理機製角型シートマシン用プレスにより、10kgf/cm2で3分間圧搾した後、熊谷理機製KRK回転型乾燥機で120℃、0.5m/min条件で乾燥し、坪量68g/m2の記録用紙を得た。この記録用紙に、表面サイズバインダとして酸化澱粉(王子コーンスターチ株式会社製、エースA)固形分100質量部に対して10質量部のボウ硝、10質量部の表面サイズ剤(荒川化学工業株式会社ポリマロン1355)、10質量部の温度感応型水系チタン化合物(松本製薬工業株式会社製T−2762)を含む8質量%濃度の水溶液(表面サイズ液)を50℃に加温し、熱硬化材料の含有量が0.15g/m2になるように、熊谷理機製試験用サイズプレスでサイズプレスした後、熊谷理機製KRK回転型乾燥機で85℃、1.0m/min条件で乾燥し、坪量が70g/m2の記録用紙(7)を得た。記録用紙の特性値を表1に示す。
実施例6における水系チタン化合物(松本製薬工業株式会社製TC−400)を12質量部から30質量部に変更した以外は実施例6と同様にして、坪量が70g/m2の記録用紙(8)を得た。記録用紙の特性値を表1に示す。
実施例3における温度感応型水系チタン化合物をポリアクリルアミド(荒川化学工業株式会社製ポリマセットHP−715)に変更した以外は、実施例3と同様にして、坪量が70g/m2の記録用紙(9)を得た。記録用紙の特性値を表1に示す。
実施例3における温度感応型水系チタン化合物を水性イソシアネート化合物(HMDI、大日本インキ化学工業株式会社製、バーノックDNW−5000)に変更した以外は、実施例3と同様にして、坪量が70g/m2の記録用紙(10)を得た。記録用紙の特性値を表1に示す。
濾水度380mLの中質古紙をパルプ固形分が0.3質量%になるようパルプ分散液を調整した。このパルプ分散液に、パルプ分散液中に含まれるパルプ固形分100質量部に対して無水コハク酸(ASA)内添サイズ剤(日本エヌエスシー(株)製Fibran−81)0.3質量部と、カチオン化澱粉(日本エヌエスシー(株)製Cato−304)0.5質量部とを配合し、熊谷理機製実験用配向性抄紙機により、80メッシュワイヤーを用い、抄速1200m/min、紙料吐出圧力1.5kg/cm2の条件で抄紙した。その後、そのセットを熊谷理機製角型シートマシン用プレスにより、10kgf/cm2で3分間圧搾した後、熊谷理機製KRK回転型乾燥機で120℃、0.5m/min条件で乾燥し、坪量68g/m2の記録用紙を得た。この記録用紙に、表面サイズバインダとして酸化澱粉(王子コーンスターチ株式会社製、エースA)固形分100質量部に対して10質量部のボウ硝、10質量部の表面サイズ剤(荒川化学工業株式会社ポリマロン1355)、1200質量部のポリアクリルアミド(荒川化学工業株式会社製ポリマセットHP−715)を含む8質量%濃度の水溶液(表面サイズ液)を50℃に加温し、熱硬化材料の含有量が1.82g/m2になるように、熊谷理機製試験用サイズプレスでサイズプレスした後、熊谷理機製KRK回転型乾燥機で85℃、1.0m/min条件で乾燥し、坪量が70g/m2の記録用紙(11)を得た。記録用紙の特性値を表1に示す。
濾水度380mLの中質古紙をパルプ固形分が0.3質量%になるようパルプ分散液を調整した。このパルプ分散液に、パルプ分散液中に含まれるパルプ固形分100質量部に対して無水コハク酸(ASA)内添サイズ剤(日本エヌエスシー(株)製Fibran−81)0.3質量部と、カチオン化澱粉(日本エヌエスシー(株)製Cato−304)0.5質量部とを配合し、熊谷理機製実験用配向性抄紙機により、80メッシュワイヤーを用い、抄速800m/min、紙料吐出圧力1.5kg/cm2の条件で抄紙した。その後、そのセットを熊谷理機製角型シートマシン用プレスにより、10kgf/cm2で3分間圧搾した後、熊谷理機製KRK回転型乾燥機で120℃、0.5m/min条件で乾燥し、坪量68g/m2の記録用紙を得た。この記録用紙に、表面サイズバインダとして酸化澱粉(王子コーンスターチ株式会社製、エースA)固形分100質量部に対して10質量部のボウ硝、10質量部の表面サイズ剤(荒川化学工業株式会社ポリマロン1355)、100質量部の温度感応型水系チタン化合物(松本製薬工業株式会社製T−2762)を含む8質量%濃度の水溶液(表面サイズ液)を50℃に加温し、熱硬化材料の含有量が0.91g/m2になるように、熊谷理機製試験用サイズプレスでサイズプレスした後、熊谷理機製KRK回転型乾燥機で85℃、1.0m/min条件で乾燥し、坪量が70g/m2の記録用紙(12)を得た。記録用紙の特性値を表1に示す。
実施例8における水系チタン化合物を添加しないこと以外は、実施例8と同様にして、坪量が70g/m2の記録用紙(13)を得た。記録用紙の特性値を表1に示す。
実施例3における水系チタン化合物を添加しないこと以外は、実施例3と同様にして、坪量が70g/m2の記録用紙(14)を得た。記録用紙の特性値を表1に示す。
実施例3における水系チタン化合物をエポキシ系化合物(阪本薬品工業株式会社製、SR−DGE)に変更した以外は、実施例3と同様にして、坪量が70g/m2の記録用紙(15)を得た。記録用紙の特性値を表1に示す。
実施例3における水系チタン化合物をジルコニウム系化合物(三晶株式会社製、EKA SP 68B)に変更した以外は、実施例3と同様にして、坪量が70g/m2の記録用紙(16)を得た。記録用紙の特性値を表1に示す。
(1)電子写真記録方式でのカール評価
上記実施例1〜10及び比較例1〜6にて作製された各記録用紙を23℃、65%RH環境にて12時間調湿し、用紙のフェルトサイド面(抄紙時での脱水面の反対面)が印字面になるようにし、富士ゼロックスプリンティングシステムズ(株)製のDocuPrint260を使用し片面コピーを行い、下記の評価を行った。MD方向(用紙の抄造方向)が長手方向になるようにA4サイズに断裁した用紙に、画像を載せずプリンタ出力を行い、下記の評価基準で走行性能を評価した。図4は、熱定着後のカールの測定についての説明図であり、hは熱定着後の記録用紙10のカール高さを示す。◎、○が許容レベルである。結果を表2に示す。
◎:h<30mm
○:30mm≦h<45mm
△:45mm≦h<60mm
×:h≧60mm
上記実施例1〜10及び比較例1〜6にて作製された各記録用紙を23℃、65%RH環境にて12時間調湿し、用紙のフェルトサイド面(抄紙時での脱水面の反対面)が印字面になるようにし、富士ゼロックス(株)製のDocuCentreColor 500を使用し片面コピーを行い、下記の評価を行った。MD方向(用紙の抄造方向)が長手方向になるようにA4サイズに断裁した用紙に、網点面積率が100%の単色の黒色画像を載せ、1000枚出力を行い、下記の評価基準で走行性能を評価した。◎、○が許容レベルである。結果を表2に示す。
◎:特に走行性能に問題はない。実用上問題はない。
○:3/1000以下の確率で機械内での紙詰まりが発生する。実用上問題はない。
△:10/1000以下の確率で機械内での紙詰まりが発生する。実用上問題がある。
×:10/1000以上の確率で機械内での紙詰まりが発生する。実用上問題がある。
上記実施例1〜10及び比較例1〜6にて作製された各記録用紙を23℃、65%RH環境にて12時間調湿し、用紙のフェルトサイド面(抄紙時での脱水面の反対面)が印字面になるようにし、富士ゼロックス(株)製のDocuCentreColor 500を使用し、網点面積率が100%の単色の黒色が出力できるチャートを使用し、上記記録用紙を用いてプリンタ出力を行い、下記の評価基準でトナーの転写むらを目視評価した。◎、○が許容レベルである。結果を表2に示す。
◎:トナー転写むらがなく極めて優れている。実用上問題ない。
○:トナー転写むらがごく軽微に発生。実用上問題ない。
△:トナー転写むらが軽微に発生。実用上問題がある。
×:トナー転写むらが多くあり劣っている。実用上問題がある。
上記実施例1〜10及び比較例1〜6にて作製された各記録用紙を23℃、65%RH環境にて12時間調湿し、はがきサイズの記録用紙に余白を5mm取り、キャノン(株)製のインクジェットプリンタ(N2100)を使用し、黒100%ベタ画像を印字し、23℃、50%RHの環境に印字面を上に平置きに放置し、印字後100時間放置した後に発生するハンギングカール発生量を測定した。測定値をカール曲率に換算し評価を行った。評価基準は以下の通りで、◎、○が許容レベルである。結果を表2に示す。
◎:30m−1未満
○:30m−1以上55m−1未満
△:55m−1以上75m−1未満
×:75m−1以上
Claims (3)
- 少なくともセルロースパルプを原料とする記録用紙であって、
下記式(1)で表される前記記録用紙のCD方向永久歪みεが0.005〜0.050%の範囲であり、下記式(2)で表される前記記録用紙のCD方向熱収縮率sが0.25〜0.70%の範囲であることを特徴とする記録用紙。
媒体のCD方向永久歪みε(%)={(α1−α2)/L}×100 (1)
媒体のCD方向熱収縮率s(%)=(α1/L)×100 (2)
(上記式(1)において、α1は0.1Nの張力をかけながら、100℃/minの速度で120℃まで昇温した後、120℃で30分保持した際の収縮量(μm)、α2は、120℃に保ったまま1N/minの速度で1Nまで荷重かけた後、1N/minの速度で0.1Nまで荷重を解放した直後の収縮量(μm)、Lは測定サンプルの初期寸法(μm)を各々表す。) - 静電潜像担持体表面を均一に帯電する帯電工程と、前記静電潜像担持体表面を露光し静電潜像を形成する露光工程と、前記静電潜像担持体表面に形成された静電潜像を静電荷像現像剤を用いて現像し、トナー画像を形成する現像工程と、前記トナー画像を記録用紙表面に転写する転写工程と、前記記録用紙表面のトナー画像を定着する定着工程と、を含む電子写真記録方式の画像記録方法であって、
前記記録用紙が、請求項1に記載の記録用紙であることを特徴とする画像記録方法。 - インクの液滴を記録用紙へ吐出させ、前記記録用紙表面に画像を記録するインクジェット記録方式の画像記録方法であって、
前記記録用紙が、請求項1に記載の記録用紙であることを特徴とする画像記録方法。
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