JP2007169228A - 口臭の消臭及び/又は歯周組織の炎症抑制剤、並びに口腔用組成物 - Google Patents

口臭の消臭及び/又は歯周組織の炎症抑制剤、並びに口腔用組成物 Download PDF

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Abstract

【解決手段】2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリンからなる口臭の消臭及び/又は歯周組織の炎症抑制剤、及び、2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリンを有効成分として含有することを特徴とする口腔用組成物。
【効果】本発明の口臭の消臭及び/又は歯周組織の炎症抑制剤は、口臭原因物質であるメチルメルカプタンに対する消臭効果に優れ、かつ歯周病原因菌LPSの不活性化により歯周組織の炎症を効果的に抑制し得るものであり、本発明の口腔用組成物は、歯周病に伴う口臭を効果的に抑制し、かつ歯周組織の炎症抑制効果に優れるもので、歯周病の予防又は治療に有効である。
【選択図】 なし

Description

本発明は、2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリンからなる口臭の消臭及び/又は歯周組織の炎症抑制剤、及びこれを有効成分として含有する、歯周病の予防又は治療に有効な口腔用組成物に関する。
シクロデキストリンは、グルコース残基がα−1,4グルコシド結合により環状に結合したオリゴ糖で、6,7,8個のグルコースが結合しているα、β、γ−シクロデキストリンが知られている。これらシクロデキストリンの最も重要な特性は、環状分子構造の空洞部に種々の物質を取り込む性質を持つことであり、その特性を利用し様々な製品に利用されている。
シクロデキストリンの用途は広く、食品分野では香辛料、香料等の安定化剤として、化粧品分野では香りの保持や持続性、水への溶解性を高めるために使用している。医薬品分野では、シクロデキストリン分子構造の空洞部に様々な薬物を取り込んだ薬物担体を調製し、薬物の溶解性・安定性を高める、あるいは生体内への吸収性をコントロールするなどの目的に利用している(特許文献1参照)。
また、口腔製品分野では、α、β、γ−シクロデキストリンを多糖類の分解抑制(特許文献2参照)、口腔製品配合有効成分の安定化(特許文献3参照)を目的として利用しているが、これら技術では、口臭の主な原因物質となっている、歯周病原因菌が食物残渣等を分解して産生されたメチルメルカプタンに対する消臭効果については不十分であった。
一方、α、β、γ−シクロデキストリンには物性や機能性に限界があり、その用途にも制限があるため、新しいシクロデキストリンの誘導体が開発され、メチル化シクロデキストリン、ヒドロキシプロピル化シクロデキストリン、マルトシル化シクロデキストリンといった誘導体が合成されている(特許文献4〜6参照)。
しかしながら、これまでのシクロデキストリン誘導体は、メチルメルカプタンに対する消臭効果を有するものはあるものの、その効果は十分とは言い難いものであり、また、シクロデキストリン誘導体については、歯周組織に炎症を引き起こす有力な要因となっている、歯周病原因菌の菌体表面を構成しているリポ多糖(以下、LPS)に作用し、不活性化効果を持つことは、これまでに提案されていない。
特開2005−97264号公報 特開昭53−15467号公報 特公昭55−5484号公報 特開平5−345804号公報 特許第2562809号公報 特表2002−517521号公報 特開平8−283307号公報
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、歯周病原因菌が原因となる口臭の消臭効果に優れ、かつ、歯周病原因菌LPSの不活性化作用を持ち、歯周組織の炎症抑制効果に優れた口臭の消臭及び/又は歯周組織の炎症抑制剤、及び、歯周病の予防又は治療に有効な口腔用組成物を提供することを目的とする。
本発明者は上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、シクロデキストリン誘導体のうちの2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリンに、意外にも歯周病原因菌由来の口臭に対する優れた消臭効果があり、更に、歯周病原因菌LPSを不活性化する効果をも併せ持つこと、よって、2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリンを有効成分として配合することにより、消臭及び歯周組織の炎症の予防・阻止に有効な口腔用組成物が得られることを見出し、本発明をなすに至った。
なお、シクロデキストリン誘導体については、アシル化シクロデキストリン誘導体が油分、アルコールへの溶解性、各種油性成分の包接能に優れることが特許文献7に提案されているが、アセチル化シクロデキストリン誘導体である2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリンが、口臭の原因物質であるメチルメルカプタンに対する優れた消臭効果を有すると共に、歯周病原因菌の菌体表面を構成しているLPSに作用して不活性化効果を発揮し、歯周組織の炎症を効果的に抑制することは、本発明者が新たに見出したものである。
従って、本発明は、
(i) 2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリンからなる口臭の消臭及び/又は歯周組織の炎症抑制剤
(ii)2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリンを有効成分として含有することを特徴とする口腔用組成物
を提供する。
本発明の口臭の消臭及び/又は歯周組織の炎症抑制剤は、口臭原因物質であるメチルメルカプタンに対する消臭効果に優れ、かつ歯周病原因菌LPSの不活性化により歯周組織の炎症を効果的に抑制し得るものであり、本発明の口腔用組成物は、歯周病に伴う口臭を効果的に抑制し、かつ歯周組織の炎症抑制効果に優れるもので、歯周病の予防又は治療に有効である。
以下、本発明につき更に詳細に説明すると、本発明にかかわる2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリンは、下記構造式で示されるものである。
Figure 2007169228
上記2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリンは、例えば2,6−ジ−オルト−メチル−β−シクロデキストリンをアセチル化することにより得ることができ、具体的には、下記製法により得ることができる。
即ち、無水ピリジンに2,6−ジ−オルト−メチル−β−シクロデキストリンを溶解し、4−ジメチルアミノピリジンと無水酢酸を添加して加温することにより3位の水酸基をアセチル化させる。合成された2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリンは、クロロホルムで抽出し、カラムを用いて分離、精製後、さらに再結晶させて白色の粉末状結晶として得られる。
得られた結晶とアセチル化する前の2,6−ジ−オルト−メチル−β−シクロデキストリンについて各々の1H-NMRスペクトルを測定して比較し、アセチル化前には認められなかった2ppm付近のアセチル基のメチルプロトン由来ピークが検出されることにより、2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリンであることを確認できる。
なお、原料として用いる2,6−ジ−オルト−メチル−β−シクロデキストリンは、市販品を使用することができ、例えば和光純薬工業社、島田化学研究所、Sigma社、Fluka社などの製品を使用することができる。
口臭の主な原因物質は、歯周病原因菌が食物残渣等を分解して産生したメチルメルカプタンであり(日歯周誌 18,1−12,1976参照)、口腔内のメチルメルカプタンを消臭することは口臭の予防に必要である。
また、歯周病原因菌LPSは、血清中のLPS結合タンパク(以下、LBP)と結合し、更にマクロファージなどの細胞表面タンパク CD14と結合することで炎症性物質が産生され、歯周組織の炎症を惹起・亢進させて歯周病を誘発する(Ann Rev Immunol 13,437−457,1995)。従って、歯周病原因菌LPSの作用を抑えるためには、LPSとLBPとの結合を阻止することが有効である。
本発明にかかわる2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリンは、後述する実験例の結果から明らかなように、口腔内で口臭原因物質であるメチルメルカプタンを捕捉し、かつLPSとLBPの結合を阻止する効果に優れ、よって、このシクロデキストリン誘導体は、口臭の消臭及び/又は歯周組織の炎症抑制剤として有効である。また、この2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリンを有効成分として配合することにより、優れた口臭の消臭効果と歯周組織の炎症の抑制効果を発揮する口腔用組成物を得ることができる。
本発明の口腔用組成物において、このように口腔内でメチルメルカプタンを捕捉し、かつLPSとLBPの結合を阻止するためには、2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリンの配合量を、口腔用組成物中0.1〜10質量%、好ましくは0.3〜8質量%、より好ましくは1〜5質量%とすることがよい。配合量が0.1質量%未満では、満足な配合効果が得られない場合があり、10質量%を超えると製剤の性状や形態、また使用感に支障が生じ、好ましくないことがある。上記配合量は、唾液による希釈等を考え、用途に応じて上記範囲内で任意に設定することが好ましい。
本発明の口腔用組成物は、例えば、練歯磨剤、液状歯磨剤、潤製歯磨剤、粉歯磨剤等の歯磨剤類、あるいは洗口剤、口中清涼剤、チューインガム等として好適に調製されるものであり、必須配合成分である2,6−ジメチル−3−アセチル−β−シクロデキストリンに加えて、その剤型に応じて他の任意成分を本発明の効果を損なわない範囲で配合できる
即ち、歯磨剤として調製される場合には、研磨剤として、ピロリン酸カルシウム、炭酸マグネシウム、第3リン酸マグネシウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、不溶性メタリン酸カリウム、酸化チタン、無水ケイ酸、含水ケイ酸、ケイ酸チタニウム、ケイ酸ジルコニウム、合成樹脂系研磨剤等が配合できる。研磨剤は、通常、組成物全体の5〜90質量%、練歯磨の場合には10〜60質量%を配合し得る。
また、清掃助剤として、重曹、炭酸ナトリウム等のアルカリ剤、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、アスコルビン酸、乳酸、酢酸等の有機酸及びその塩も、通常、組成物全体の0.1〜10質量%を配合し得る。
粘結剤としては、カラギーナン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、エチルセルロース、酢酸セルロース、ヒドロキシエチルセルロースナトリウム、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、トラガントガム、カラヤガム、アラビヤガム、ローカストビーンガム、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリドン、カーボポール、ビーガム、増粘性シリカ等が挙げられ、通常、組成物全体の0.1〜10質量%を配合し得る。
粘稠剤としては、グリセリン、ソルビトール、エチレングリコール、プロピレングリコール、重量平均分子量が100〜10,000の範囲であるポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、マルチトール、ラクトール等が挙げられ、通常、組成物全体の10〜70質量%配合し得る。
界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤が配合可能であり、アニオン性界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム、N−ラウロイルザルコシン酸ナトリウム、N−ミリストイルザルコシン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素添加ココナッツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、N−パルミトイルグルタルミン酸ナトリウム等のN−アシルグルタメート、N−メチル−N−アシルタウリンナトリウム等のN−アシルタウレート等が挙げられる。また、非イオン性界面活性剤として、ショ糖脂肪酸エステル、マルトース脂肪酸エステル等のショ糖脂肪酸エステル、マルチトール脂肪酸エステル、ラクトール脂肪酸エステル等の糖アルコール脂肪酸エステル、アルキロールアマイド、EO付加モル数が1〜30の範囲であるポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、EO付加モル数が1〜30の範囲であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ラウリル酸モノ又はジエタノールアミド等の脂肪酸ジエタノールアミド、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プルロニック等が挙げられる。また、カチオン性界面活性剤として、アルキルトリメチルアンモニウム塩等が挙げられる。また、両性界面活性剤として、N−ラウリルジアミノエチルグリシン、N−ミリスチルジアミノエチルグリシン等のN−アルキルジアミノエチルグリシン等が挙げられる。界面活性剤の配合量は、通常、組成物全体の0.1〜10質量%とすることができる。
香料としては、ローズマリー油、ウインターグリーン油、ハッカ油、コレアンダー油、マンダリン油、ライム油、ラベンダー油、ローレル油、カモミール油、マジョラム油、ベイ油、レモングラス油、オリガナム油、パインニードル油、ローズ油、ジャスミン油、イリスコンクリート、アブソリュートペパーミント、アブソリュートローズ、オレンジフラワー等の天然香料、及びこれら天然香料を前溜部カット、後溜部カット、分留、液液抽出、エッセンス化、粉末香料化等の加工処理した香料、及び、メントール、カルボン、サリチル酸メチル、シンナミックアルデヒド、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、チモール、リナロール、リナリールアセテート、リモネン、メントン、メンチルアセテート、N−置換−パラメンタン−3−カルボキサミド、ビネン、オクチルアルデヒド、シトラール、プレゴン、カルビールアセテート、アニスアルデヒド、エチルアセテート、エチルブチレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、メチルアンスラニレート、エチルメチルフェニルグリシデート、バニリン、ウンデカラクトン、ヘキサナール、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブタノール、イソアミルアルコール、ヘキセノール、ジメチルサルファイド、シクロテン、フルフラール、トリメチルピラジン、エチルラクテート、エチルチオアセテート等の単品香料、更に、ストロベリーフレーバー、アップルフレーバー、バナナフレーバー、パイナップルフレーバー、グレープフレーバー、マンゴーフレーバー、バターフレーバー、ミルクフレーバー、フルーツフレーバー、トロピカルフレーバー等の調合香料等、口腔用組成物に用いられる公知の香料素材を使用することができ、1種又は数種類の香料を組み合わせて使用することができる。
配合量は特に限定されないが、上記の香料素材は、製剤組成中に0.000001〜1質量%使用するのが好ましい。また、上記香料素材を併用した賦香用香料としては、製剤組成中に0.1〜2.0質量%使用するのが好ましい。
甘味剤としては、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキシシンナミックアルデヒド、ネオヘスペリジルヒドロカルコン、ペルラルチン、グリチルリチン、ソーマチン、アスパラチルフェニルアラニンメチルエステル等があり、通常、組成物全体の0.01〜1.0質量%を配合し得る。
防腐剤としては、各種パラベンのほか安息香酸ナトリウム、トリクロサン等の非イオン性抗菌剤、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム等のカチオン性抗菌剤、精油成分等が配合可能であり、通常、組成物全体の0.001〜1質量%を配合し得る。
有効成分としては、上記2,6−ジメチル−3−アセチル−β−シクロデキストリンに加えて、他の有効成分を配合することができる。具体的には、デキストラナーゼ、アミラーゼ、プロテナーゼ、ムタナーゼ等の酵素、トラネキサム酸、イプシロンアミノカプロン酸、アルミニウムクロルヒドロキシアラントイン、アズレン、グリチルリチン酸塩、グリチルレチン酸、塩化ナトリウム、ビタミンC、E等の抗炎症剤、銅クロロフィル、グルコン酸銅、セチルピリジウムクロライド、塩化ベンザルコニウム、トリクロサン、ヒノキチオール、塩化リゾチーム等の殺菌剤、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン等のタバコヤニ除去剤、乳酸アルミニウム、硝酸カリウム等の知覚過敏予防剤も配合できる。なお、有効成分の配合量は、本発明の効果を妨げない範囲で有効量とすることができる。
以下、実験例、実施例及び比較例、配合例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。なお、下記の例で配合量の%はいずれも質量%を示す。
〔実験例1〕
〈2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリンの合成〉
市販の2,6−ジ−オルト−メチル−β−シクロデキストリンを用いて、以下の方法により2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリンを得た。
即ち、特表2002−517521号公報の〔実施例1 DMA−β−CyDの合成〕の方法を参照し、2,6−ジ−オルト−メチル−β−シクロデキストリン(和光純薬工業(株))12gを無水ピリジン(和光純薬工業(株))60mLで溶解させ、4−ジメチルアミノピリジン(和光純薬工業(株))25mgを加え、更に、無水酢酸(和光純薬工業(株))12mLを滴下し、80℃で24時間反応させた。反応終了後、氷水 約50mLを添加して過剰の無水酢酸を分解させ、クロロホルム(和光純薬工業(株)):メタノール(和光純薬工業(株))=1:1 約500mLで3回に分けて抽出し、クロロホルム層を回収した。回収したクロロホルム層の全量に2mmol/L炭酸ナトリウム(和光純薬工業(株))水溶液を添加してpH7.0に調整後、シリカゲルカラム(Silica gel 60,0.040〜0.063mm〔230〜400mesh〕,メルク(株))で分離、精製した。分離、精製後、クロロホルムをエバポレータで減圧除去した。得られた粉末は4℃の冷水50mLに溶解し、70℃に加温して再結晶させた。結晶はろ紙(アドバンテック東洋(株))上に回収し、減圧乾燥機を用いて24時間乾燥させた。
得られた結晶10mgを1mLのクロロホルム−d(0.05vol% テトラメチルシラン含有,NMR用,和光純薬工業(株))に溶解した。外径5mmの測定専用ガラス管に0.6mLの測定用試料を入れ、測定は磁場強度300.4MHz、観測幅6009.6Hz、パルス角45度、繰返し時間7秒、積算回数16回の条件でNMR測定装置(Lambda 300,日本電子(株)製)を用いて1H−NMRスペクトルを測定した。また、アセチル化する前の、2,6−ジ−オルト−メチル−β−シクロデキストリンも同様に調製し、1H−NMRスペクトルを測定した。両者のスペクトルを比較し、アセチル化前には認められなかった、2ppm付近のアセチル基のメチルプロトン由来ピークが検出され、下記式で示される2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリンであることが確認された。
Figure 2007169228
なお、比較例は、市販のβ−シクロデキストリン(グルコースが7個環状に結合したもの、和光純薬工業(株))、その誘導体である2,6−ジ−オルト−メチル−β−シクロデキストリン(和光純薬工業(株))、2−ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン(Sigma社)、マルトシル−β−シクロデキストリン(和光純薬工業(株))を用いた。また市販のα−シクロデキストリン(グルコースが6個環状に結合したもの、和光純薬工業(株))、その誘導体である2,6−ジメチル−α−シクロデキストリン(和光純薬工業(株))、2−ヒドロキシプロピル−α−シクロデキストリン(Sigma社)、マルトシル−α−シクロデキストリン(和光純薬工業(株))、及びγ−シクロデキストリン(グルコースが8個環状に結合したもの)の誘導体である2−ヒドロキシプロピル−γ−シクロデキストリン(Sigma社)を用いた。
〈メチルメルカプタンに対する消臭効果〉
下記試験サンプルを用い、下記方法でメチルメルカプタンに対する消臭効果を評価した。
試験サンプル;
実施例1:上記方法で得られた2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリン
比較例1:β−シクロデキストリン
比較例2:3位のアセチル基がない2,6−ジ−オルト−メチル−β−シクロデキスト
リン
比較例3:2位にヒドロキシプロピル基のみ結合した2−ヒドロキシプロピル−β−シ
クロデキストリン
比較例4:6位にマルトースが付いたマルトシル−β−シクロデキストリン
比較例5:α−シクロデキストリン
比較例6:2,6−ジメチル−α−シクロデキストリン
比較例7:2−ヒドロキシプロピル−α−シクロデキストリン
比較例8:マルトシル−α−シクロデキストリン
比較例9:2−ヒドロキシプロピル−γ−シクロデキストリン
メチルメルカプタンに対する消臭効果の評価方法;
試験方法は日農芸誌 58(6),585−589,1984を参照した。即ち、メチルメルカプタン標準液(1μg/μL、和光純薬工業(株))2mLをエタノール(和光純薬工業(株))198mLに溶かし、消臭力測定開始直前に蒸留水で10倍に希釈して1μg/mLとし、氷冷しながら試験に供した。内容量23mLの試験管に0.1mol/Lリン酸緩衝液(pH7.5)1.5mL、試験サンプルの1%水溶液1mLを混合し、メチルメルカプタン1μg/mLを0.5mL加えて、直ちにシリコン栓をして5秒間撹拌した後、37℃の恒温水槽で保温した。6分後、ガスタイトシリンジで試験管に空気5mLを注入し、5秒間撹拌し、ヘッドスペース5mLを抜き取り、ガスクロマトグラフィーでメチルメルカプタンのピーク面積を測定した。メチルメルカプタンの消臭率は下記の式より求めた。
結果を表1に示す。
Figure 2007169228
*コントロール:サンプルの代わりに蒸留水を添加
Figure 2007169228
〔実験例2〕
下記試験サンプルを用い、下記方法で結合阻害試験を行った。
試験サンプル;
実施例2:実験例1と同様の方法で得られた2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチ
ル−β−シクロデキストリン
比較例10:3位のアセチル基がない2,6−ジ−オルト−メチル−β−シクロデキス
トリン
比較例11:2位にヒドロキシプロピル基のみ結合した2−ヒドロキシプロピル−β−
シクロデキストリン
比較例12:6位にマルトースが付いたマルトシル−β−シクロデキストリン
比較例13:2,6−ジメチル−α−シクロデキストリン
比較例14:2−ヒドロキシプロピル−α−シクロデキストリン
比較例15:マルトシル−α−シクロデキストリン
比較例16:2−ヒドロキシプロピル−γ−シクロデキストリン
A.a.LPS−ヒトLBP間の結合阻害試験;
歯周病原因菌Actinobacillus actinomycetemcomitans(アクチノバシラス アクチノミセテムコミタンス)ATCC43718(以下、A.a.と略す。)からのLPS調製は、J Periodont Res 21,521−530,1986を参照した。即ち、歯周病原因菌A.a.はTodd Hewitt Broth(Becton Dickinson社)中で培養し、集菌した。集めた菌を凍結乾燥後、90%フェノール溶液に懸濁し、56℃に加温してLPSを抽出する熱フェノール法を用いて調製した。歯周病原因菌A.a.より得たLPSをA.a.LPSとし、以下の試験に用いた。
A.a.LPSとLBPとの結合を阻害したかどうかを評価するためには、A.a.LPSのLBPへの結合量を測定する必要がある。そこで、A.a.LPSをビオチンでラベルし、ビオチンを発色させ吸光度測定によりLBPと結合したA.a.LPSの量を測定することとした。即ち、A.a.LPS 1mgをビオチンラベル試薬EZ−Link PFP−biotin(Pierce社)3mg/ジメチルスルホキシド(和光純薬工業(株))0.3mL中に溶解し、注射用水0.05mLを加え、4℃で16時間反応させた。メタノール(和光純薬工業(株))1mLを加えた後、透析チューブ(Spektra/Por7、Spectrum Laboratories Inc.)に移し、メタノール中で一晩、透析した。透析内液を回収・減圧乾燥し、ビオチンラベル化したA.a.LPSを得た(以下、ビオチンラベル化A.a.LPSと略す。)。
試験方法は、J Immunol 164,549−553,2000を参照した。即ち、LBPを酵素免疫測定法専用マイクロプレート(costar社)に固定するために、抗ヒトLBPモノクローナル抗体(Hycult biotechnology社)10μg/mLを100μLずつウエルに入れ4℃で一晩インキュベートし、抗体をプレート上に固定させた。0.1%Tween20 400μLで2回洗浄して余分な抗体を除き、抗体が付着しなかった部分を牛血清アルブミンで被覆するために1%牛血清アルブミン/リン酸緩衝液300μLを添加して1時間室温で放置した。0.1%Tween20 400μLで2回洗浄して余分な牛血清アルブミンを除き、リコンビナント ヒトLBP(Genzyme−techne社)50μg/mLを100μLずつ入れて室温で1.5時間放置し、プレートに固定させた。0.1%Tween20 400μLで2回洗浄して余分なリコンビナント ヒトLBPを除いた。
塩化ナトリウム・塩化カリウム含有リン酸緩衝液(タカラバイオ(株))でビオチンラベル化A.a.LPS 2μg/mLと実施例2、あるいは比較例10〜16の20mmol/L溶液を調製し、同量混合して37℃で30分間、プレインキュベーションした。プレインキュベーション後、100μLずつリコンビナント ヒトLBPを固定したプレートに添加して1時間、室温で放置し、ビオチンラベル化A.a.LPSとプレートに固定したリコンビナント ヒトLBPを結合させた。0.1%Tween20 400μLで2回洗浄して余分なビオチンラベル化A.a.LPSを除き、LBPと結合したビオチンラベル化A.a.LPSを検出するために、ストレプトアビジン−ホースラディッシュペルオキシダーゼ(Zymed社)を100μLに添加し、1時間室温で放置した。0.1%Tween20 400μLで2回洗浄して余分なストレプトアビジン−ホースラディッシュペルオキシダーゼを除き、ビオチンと結合したストレプトアビジン−ホースラディッシュペルオキシダーゼを、ペルオキシダーゼ発色キット(SUMILON社)を用いて発色させ、450nmの吸光度を測定した。
ビオチンラベル化A.a.LPSとリコンビナント ヒトLBP間の結合阻害率は下記の式より求めた。結果を表2に示す。
Figure 2007169228
Figure 2007169228
以上の結果より、メチルメルカプタンの消臭効果は、比較例1〜9に比べて実施例1が最も高く、また、歯周病原因菌A.a.LPSとLBPとの結合阻害効果は、比較例10〜16では結合阻害ではなく逆に結合促進が認められたが、実施例2には明らかな結合阻害効果が確認され、本発明にかかわる2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリンが、メチルメルカプタンに対する消臭効果に優れ、かつ歯周病原因菌LPSの不活性化効果にも優れることがわかった。
下記配合例1〜11の口腔用組成物を常法により調製した。得られた口腔用組成物について、上記実験例と同様にして消臭効果及び歯周病原因菌A.a.LPSとLBPとの結合阻害効果を評価したところ、いずれも良好であった。
〔配合例1〕 練歯磨
2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリン 5.00%
第2リン酸カルシウム・2水和物 50.00
グリセリン 20.00
カルボキシメチルセルロース 2.00
ラウリル硫酸ナトリウム 2.00
香料 1.00
サッカリンナトリウム 1.00
精製水 残 合 計 100.00%
〔配合例2〕 練歯磨
2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリン 3.00%
無水ケイ酸 20.00
ソルビット 40.00
グリセリン 20.00
プロピレングリコール 2.00
カルボキシメチルセルロース 1.50
サッカリンナトリウム 1.00
パラオキシ安息香酸メチル 0.10
トリクロサン 0.02
塩化アンモニウム 0.50
ラウリル硫酸ナトリウム 1.00
香料 1.00
精製水 残 合 計 100.00%
〔配合例3〕 練歯磨
2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリ 4.00%
重質炭酸カルシウム 35.00
軟質炭酸カルシウム 10.00
グリセリン 20.00
ポリエチレングリコール400 3.00
ポリエチレングリコール6000 0.30
キサンタンガム 1.00
サッカリンナトリウム 1.00
パラオキシ安息香酸メチル 0.10
塩化セチルピリジニウム 0.05
β−グリチルレチン酸 0.05
塩化アンモニウム 0.50
ラウリル硫酸ナトリウム 1.00
香料 1.00
精製水 残 合 計 100.00%
〔配合例4〕 練歯磨
2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリン 2.50%
水酸化アルミニウム 45.00
アルギン酸ナトリウム 0.50
グリセリン 20.00
ソルビット 10.00
ポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油 0.80
サッカリンナトリウム 0.20
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.70
ピロリン酸カリウム 2.00
安息香酸ナトリウム 0.50
ラウリル硫酸ナトリウム 1.00
香料 1.00
精製水 残 合 計 100.00%
〔配合例5〕 練歯磨
2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリン 3.50%
研磨性シリカ 18.00
増粘性シリカ 0.50
酸化チタン 1.50
ラウリル硫酸ナトリウム 0.50
ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油 0.50
トラネキサム酸 0.05
ポリエチレングリコール600 35.00
ポリエチレングリコール1000 0.30
サッカリンナトリウム 0.15
ラウリル硫酸ナトリウム 1.00
香料 1.00
精製水 残 合 計 100.00%
〔配合例6〕 洗口剤
2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリン 1.00%
エタノール 8.00
グリセリン 10.00
クエン酸 0.10
クエン酸三ナトリウム 0.30
サッカリンナトリウム 0.01
パラオキシ安息香酸メチル 0.10
香料 0.20
精製水 残 合 計 100.00%
〔配合例7〕 洗口剤
2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリン 0.50%
プロピレングリコール 4.00
グリセリン 5.00
リン酸一水素二ナトリウム 0.10
リン酸二水素一ナトリウム 0.30
キシリトール 2.00
安息香酸ナトリウム 0.10
香料 0.20
精製水 残 合 計 100.00%
〔配合例8〕 洗口剤
2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリン 0.30%
エタノール 8.00
プロピレングリコール 1.00
グリセリン 5.00
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 0.30
トリクロサン 0.02
クエン酸 0.10
クエン酸三ナトリウム 0.30
サッカリンナトリウム 0.01
パラオキシ安息香酸メチル 0.10
ラウリル硫酸ナトリウム 0.10
香料 0.20
精製水 残 合 計 100.00%
〔配合例9〕 洗口剤
2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリン 0.40%
プロピレングリコール 4.00
グリセリン 5.00
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 0.60
リン酸一水素二ナトリウム 0.10
リン酸二水素一ナトリウム 0.30
塩化セチルピリジニウム 0.05
キシリトール 2.00
安息香酸ナトリウム 0.10
香料 0.20
精製水 残 合 計 100.00%
〔配合例10〕 マウスウォッシュ
2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリン 0.50%
グリセリン 15.00
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 1.00
サッカリンナトリウム 0.01
安息香酸ナトリウム 0.10
モノグリセリド硫酸ナトリウム 0.30
リン酸一水素二ナトリウム 0.05
グリセロールリン酸ナトリウム 1.50
塩化セチルピリジニウム 0.05
キシリトール 2.00
精製水 残 合 計 100.00%
〔配合例11〕 ガム
2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリン 3.00%
キシリトール 30.00
マルチトール 30.00
3−メチル−4−イソプロピルフェノール 0.10
トリクロサン 0.02
ガムベース 36.88
合 計 100.00%

Claims (2)

  1. 2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリンからなる口臭の消臭及び/又は歯周組織の炎症抑制剤。
  2. 2,6−ジ−オルト−メチル−3−アセチル−β−シクロデキストリンを有効成分として含有することを特徴とする口腔用組成物。
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