JP2007168712A - 車両の後部車体構造 - Google Patents
車両の後部車体構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007168712A JP2007168712A JP2005372128A JP2005372128A JP2007168712A JP 2007168712 A JP2007168712 A JP 2007168712A JP 2005372128 A JP2005372128 A JP 2005372128A JP 2005372128 A JP2005372128 A JP 2005372128A JP 2007168712 A JP2007168712 A JP 2007168712A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- plate member
- wheel house
- side frame
- body structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
【解決手段】ホイールハウスインナ2の下端縁部2bの下方に連結プレート部材5を配置して、連結プレート部材5の上端に上方に突出する突出接合フランジ5aを形成し、この突出接合フランジ5aをホイールハウスインナ2の後方下端縁部2bに接合することで、ホイールハウスインナ2の下端縁部2bを補強している。
【選択図】図3
Description
上記構成によれば、車幅方向に延びてサイドフレームとサイドパネルを連結するプレート部材で、車幅方向に延びるホイールハウスの下端縁部を補強することになる。
このため、ホイールハウスの車幅方向に延びる下端縁部は、プレート部材によって、車体側部材に固定されることになり、高い剛性を得ることができる。
特に、車両後方側の下端縁部をプレート部材で固定した場合には、車体のコーナー部である外方後端部のホイールハウス部分で捻れが生じないため、車体の捻れ剛性を確実に向上することができる。
また、プレート部材とホイールハウス下端縁部の結合構造も、溶接固定が望ましいが、締結固定や嵌合固定であっても良い。
上記構成によれば、後輪懸架装置の一部の取付け部を、車両のレイアウト要請や懸架装置の形式により、ホイールハウスの下端縁部の近傍、例えば、車両後方側端部等に設けた場合でも、ホイールハウス下端縁部が車幅方向に延びるプレート部材で補強されているため、取付け部に作用する後輪懸架装置の一部からの入力荷重は、サイドフレームやサイドパネルに分散伝達されて、ホイールハウスが容易に変位することがなくなる。
よって、後輪懸架装置の一部の取付け部が変位することによる車両の操安性の悪化を防止することができる。
なお、この後輪懸架装置の一部としては、ダンパーやコイルスプリング、サスペンションリンク等が考えられる。
上記構成によれば、プレート部材は、サイドフレームの側面と下面の二面に対して結合される。
このため、荷重の集中しやすいプレート部材とサイドフレームの結合部の結合強度を高めることができ、プレート部材に入力される荷重をサイドフレームの側面と下面の二面に分散することができる。
よって、プレート部材の補強機能をさらに高めることができる。
上記構成によれば、プレート部材は、メインプレートとサブブラケットの二部品で構成され、このうちサブブラケットによってサイドフレームの側面と下面に結合されることになる。
よって、サイドフレームの側面と下面、それにサイドパネルとホイールハウス下端縁部に結合されることで複雑な形状とならざるを得ないプレート部材を二部品で構成することができ、プレス成形性を向上して、プレート部材の成形性を確保することができる。また、サブブラケットでサイドフレームの二面に接合することで、プレート部材とサイドフレームの結合強度を高めることができる。
上記構成によれば、プレート部材は、車両前後方向位置に位置するフロアパネルに対しても結合されることになる。
このため、プレート部材は、フロアパネルにも入力荷重を分散して伝達できるため、さらにプレート部材による剛性向上を図ることができる。
よって、プレート部材の補強機能をさらに高めることができる。
上記構成によれば、プレート部材のサイドパネル側端部が、サイドパネルとフロアパネルで挟持されて結合されることで、強固に結合されることになる。
このため、荷重の集中しやすいプレート部材のサイドパネルの結合部の結合強度を高めることができ、プレート部材の剛性をより高めることができる。
よって、プレート部材の補強機能をさらに高めることができる。
上記構成によれば、プレート部材の上下方向高さがサイドフレームの上下方向高さに略一致するため、プレート部材の車両下方への突出を抑えつつ、プレート部材の剛性を最大限得ることができる。
また、車両の側突に際しても、高さ位置が一致することから、プレート部材がサイドフレームに上下方向均等に当接して変形するため、プレート部材によって、有効に衝突荷重を吸収できる。
まず、図1〜図11により、第一実施形態について説明する。図1は車両後部のホイールハウス内部を前方斜め下方から見た下方斜視図、図2は車両後部のホイールハウス近傍をサイドアウタパネルを透過させた状態での側面図、図3は図2のA−A線で切断した状態の車両前方からの正面図である。なお、図面では、車両の右側側部のみを示しているが、車両の左側側部も同様に構成している。
まず、連結プレート部材5とリアサイドフレーム1との接合部分では、図7、図8に示すように、フレーム側面接合フランジ52aとフレーム下面接合フランジ52bでリアサイドフレーム1の車外側側面1aと下面1bの二面に接合している。これにより、リアサイドフレーム1の車外側側面1aだけでなく、下面1bにも接合されるため、荷重の集中しやすいリアサイドフレーム1との結合部分において、上下方向の接合強度が高まり、確実に連結プレート部材5を接合固定しておくことができる。
よって、サイドパネルとの接合部分においても、連結プレート部材を強固に接合固定しておくことができる。
この実施形態の車両の後部車体構造は、車両前後方向に延びるリアサイドフレーム1と、そのリアサイドフレーム1の車幅方向外方位置に配置され車両内方側に膨出するホイールハウスインナ2と、そのホイールハウスインナ2の車幅方向外方位置に配置され車体側壁を形成するサイドパネル3とを備える車体構造であって、ホイールハウスインナ2の下端に車幅方向に延びる下端縁部2bを有し、リアサイドフレーム1とサイドパネル3との間に、車幅方向に延びてリアサイドフレーム1とサイドパネル3とを連結する連結プレート部材5を設け、その連結プレート部材5をホイールハウスインナ2の下端縁部2bに接合したものである。
このため、ホイールハウスインナ2の車幅方向に延びる下端縁部2bは、連結プレート部材5によって、車体側部材に固定されることになり、高い剛性を得ることができる。
よって、後輪を内部に収容するホイールハウスを備えた車両の後部車体構造において、ホイールハウスインナ2の下端縁部2bの剛性を高め、車体の捻れ剛性を高め、車両の操安性を向上することができる。
特に、車両後方側の下端縁部2bを連結プレート部材5で固定したことで、車体のコーナー部である外方後端部のホイールハウス部分で捻れが生じないため、車体の捻れ剛性を確実に向上することができる。
また、本実施形態の連結プレート部材5は、ホイールハウスの車両後方側に設置したもので説明したが、これに限定されるものではなく、車両前方側に設置したものであってもよい。
このため、リアダンパー10の取付け部11を、車両のレイアウト要請によりホイールハウスインナ2の車両後方側に設けても、ホイールハウスインナ2の下端縁部2bが連結プレート部材5で補強されていることから、取付け部11に作用するリアダンパー10からの入力荷重が、リアサイドフレーム1やサイドパネル3に分散伝達されて、ホイールハウスが容易に変位することがなくなる。
よって、リアダンパー10の取付け部11が変位することによる車両の操安性の悪化も防止することができる。
なお、リアダンパー10の取付け部11以外にも、コイルスプリングやサスペンションリンク等の取付け部を、ホイールハウスインナ2の下端縁部2bの近傍に設定してもよい。
このため、荷重の集中しやすい連結プレート部材5とリアサイドフレーム1の結合部の結合強度を高めることができ、連結プレート部材5に入力される荷重をリアサイドフレーム1の車外側側面1aと下面1bの二面に分散して伝達することができる。
よって、連結プレート部材5の補強機能をさらに高めることができる。
これにより、連結プレート部材5は、プレート体51とブラケット体52の二部品で構成され、このうち、ブラケット体52によってリアサイドフレーム1の車外側側面1aと下面1bに結合されることになる。
このため、リアサイドフレーム1の車外側側面1aと下面1b、それにサイドパネル3とホイールハウスインナ2の下端縁部2bに結合されることで複雑な形状とならざるを得ない連結プレート部材5を二部品で構成することで、プレス成形を容易に行なうことができ、連結プレート部材5の成形性を確保することができる。また、ブラケット体52でリアサイドフレーム1の二面に接合することで、連結プレート部材5とリアサイドフレーム1の結合強度も高めることができる。
このため、連結プレート部材5は、車両後方位置に位置するサイドフロアパネル9に対しても結合されることになり、サイドフロアパネル9にも入力荷重を分散して伝達できるため、さらにホイールハウスインナ2の下端縁部2bの剛性向上を図ることができる。
これにより、連結プレート部材5が、サイドパネル3とサイドフロアパネル9で挟持されて結合されることになるため、荷重の集中しやすい連結プレート部材5のサイドパネル3側の結合部の結合強度を高めることができ、ホイールハウスインナ2の下端縁部2bの剛性をより高めることができる。
これにより、連結プレート部材5の上下方向高さhがリアサイドフレーム1の上下方向高さHに略一致するため、連結プレート部材5の車両下方への突出を抑えつつ、連結プレート部材5の剛性を最大限得ることができる。
また、車両の側突時の際にも、高さ位置が一致することから、連結プレート部材5がリアサイドフレーム1に上下方向均等に当接して変形するため、連結プレート部材5によって、有効に衝突荷重を吸収できる。
その他の作用効果については、前述の第一実施形態と同様である。
この発明のサイドフレームは、実施形態のリアサイドフレーム1に対応し、
以下、同様に、
ホイールハウスは、ホイールハウスインナ2に対応し、
プレート部材は、連結プレート部材5に対応し、
後輪懸架装置の一部は、リアダンパー10に対応し、
メインプレートは、プレート体51に対応し、
サブブラケットは、ブラケット体52、152に対応し、
フロアパネルは、サイドフロアパネル9に対応するも、
この発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、あらゆる車両の後部車体構造に適用する実施形態を含むものである。
2…ホイールハウスインナ(ホイールハウス)
2b…下端縁部
3…サイドパネル
5…連結プレート部材(プレート部材)
5a…突出接合フランジ
9…サイドフロアパネル
10…リアダンパー(後輪懸架装置の一部)
11…取付け部
51…プレート体(メインプレート)
52,152…ブラケット体(サブブラケット)
Claims (7)
- 車両前後方向に延びるサイドフレームと、該サイドフレームの車幅方向外方位置に配置され車両内方側に膨出するホイールハウスと、該ホイールハウスの車幅方向外方位置に配置され車体側壁を形成するサイドパネルとを備える車両の後部車体構造であって、
前記ホイールハウスの下端には、車幅方向に延びる下端縁部を有し、
前記サイドフレームと前記サイドパネルとの間に、車幅方向に延びて該サイドフレームと該サイドパネルとを連結するプレート部材を設け、
該プレート部材を前記ホイールハウスの下端縁部に結合した
車両の後部車体構造。 - 前記ホイールハウスの下端縁部の近傍に、後輪を懸架する後輪懸架装置の一部を取付ける取付け部を設けた
請求項1記載の車両の後部車体構造。 - 前記プレート部材と前記サイドフレームとの間の結合を、該サイドフレームの側面と下面で行なった
請求項2記載の車両の後部車体構造。 - 前記プレート部材を、メインプレートとサブブラケットで構成し、
該サブブラケットによってサイドフレームの側面と下面に結合した
請求項3記載の車両の後部車体構造。 - 前記プレート部材の車両前後方向位置に、水平面状に延びるフロアパネルを設け、
該フロアパネルを前記プレート部材に結合した
請求項1〜4何れか一項記載の車両の後部車体構造。 - 前記プレート部材のサイドパネル側端部を、前記サイドパネルと前記フロアパネルの間で挟持して結合した
請求項5記載の車両の後部車体構造。 - 前記プレート部材の上下方向高さを、前記サイドフレームの上下方向高さと略一致するように設定した
請求項1〜6何れか一項記載の車両の後部車体構造。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005372128A JP4784301B2 (ja) | 2005-12-26 | 2005-12-26 | 車両の後部車体構造 |
US11/634,149 US7364225B2 (en) | 2005-12-15 | 2006-12-06 | Vehicle body structure |
CN2006101689905A CN1982139B (zh) | 2005-12-15 | 2006-12-15 | 车辆的车身结构 |
CN2010100052686A CN101823506B (zh) | 2005-12-15 | 2006-12-15 | 车辆的车身结构 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005372128A JP4784301B2 (ja) | 2005-12-26 | 2005-12-26 | 車両の後部車体構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007168712A true JP2007168712A (ja) | 2007-07-05 |
JP4784301B2 JP4784301B2 (ja) | 2011-10-05 |
Family
ID=38295848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005372128A Active JP4784301B2 (ja) | 2005-12-15 | 2005-12-26 | 車両の後部車体構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4784301B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017178027A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 株式会社Subaru | 車両の車体後部構造 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5763784U (ja) * | 1980-10-03 | 1982-04-15 | ||
JPS63195047A (ja) * | 1987-02-10 | 1988-08-12 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車の後部車体構造 |
JPH0717228A (ja) * | 1993-07-05 | 1995-01-20 | Nissan Motor Co Ltd | サスペンション取付部構造 |
-
2005
- 2005-12-26 JP JP2005372128A patent/JP4784301B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5763784U (ja) * | 1980-10-03 | 1982-04-15 | ||
JPS63195047A (ja) * | 1987-02-10 | 1988-08-12 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車の後部車体構造 |
JPH0717228A (ja) * | 1993-07-05 | 1995-01-20 | Nissan Motor Co Ltd | サスペンション取付部構造 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017178027A (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 株式会社Subaru | 車両の車体後部構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4784301B2 (ja) | 2011-10-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5029135B2 (ja) | 自動車の側部車体構造 | |
JP4774976B2 (ja) | 車両の後部車体構造 | |
JP4539366B2 (ja) | 車体の前部構造 | |
JP4956268B2 (ja) | 車体後部構造 | |
WO2013054565A1 (ja) | 車体後部のフロア構造 | |
US10717469B2 (en) | Vehicle body front part structure | |
US10017209B2 (en) | Vehicle-body front structure | |
JP2008230460A (ja) | 車両の下部車体構造 | |
JP2017144955A (ja) | 車体構造 | |
JPH11348826A (ja) | 車体構造 | |
JP2011168121A (ja) | 車両の後部車体構造 | |
CN111791658B (zh) | 车辆的减振器壳体 | |
JP4517812B2 (ja) | 車両の前部構造 | |
JP2022097811A (ja) | 車両下部構造 | |
JP4616015B2 (ja) | 三角窓補強構造 | |
JP4784301B2 (ja) | 車両の後部車体構造 | |
JP2008024236A (ja) | 車体構造 | |
JP5157691B2 (ja) | 車体後部構造 | |
JP4592399B2 (ja) | 車両のフロントピラー構造 | |
JP2014213764A (ja) | 車体前部構造 | |
JP5556479B2 (ja) | 車両前部構造 | |
JP2016150735A (ja) | 車両後部構造 | |
US20230101545A1 (en) | Seat connection structure | |
US20230311995A1 (en) | Rear part structure of vehicle body | |
KR20110136124A (ko) | 차량용 프런트 필라부 보강 구조 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081118 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110121 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110201 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110401 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110614 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110627 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4784301 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140722 Year of fee payment: 3 |