JP2007168339A - 印刷装置のシャトル制御方法 - Google Patents

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【課題】 ハンマバンク反転区間の加速度を高く維持しつつ、等速区間前半部の速度超過を防ぎ、必要最小限の駆動電流で安定したシャトルの高速往復運動を行い、印刷速度を向上させることを課題とする。
【解決手段】 複数個の印字素子を搭載したハンマバンクと、少なくともマグネットとコイルとを有し、該コイルへ駆動電流を通電する事により前記ハンマバンクを往復移動させると共に、前記ハンマバンクの振幅の両端近傍で前記ハンマバンクの往復移動の反転を付勢する反転付勢手段を備えたリニアモータ方式のシャトル機構を有する印刷装置において、反転駆動用コイルに減速方向の推力が発生する駆動電流を加速方向に推力が発生する駆動電流より多く通電する事を特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リニアモータ方式のシャトル機構を有する印刷装置に関するもので、更に詳しくは、往復移動の反転を付勢する反転付勢手段を備えたリニアモータのシャトル機構の往復移動制御方法に関するものである。
リニアモータ方式のシャトル機構を有し、このシャトル機構でもって複数の印字素子(ドット印字ハンマ等)を備えたハンマバンクを往復移動せしめる印字装置において、印刷速度を向上させるため、ハンマバンクの反転時にバネ等の反発力を利用した反転付勢手段を備えたシャトル機構が開発されている。
図2に反転付勢手段を備えたリニアモータ方式のシャトル機構の構成の一例を示す。
複数個の印字素子を搭載したハンマバンク10は、直動軸受け12に支持され、ガイドシャフト11上を往復動作する。往復動作の動力源であるリニアモータ部20は少なくともコイル21とマグネット24を構成品とし、一般にコイル21は反転コイル22と等速コイル23からなる。ハンマバンク10とコイル21は少なくとも1本のタイミングベルト31に連結され、少なくとも1対の支持されたタイミングプーリ32より構成された反転機構部30によって、リニアモータ部20からの動力によりシャトル動作が可能なように構成されている。更に、前記ハンマバンク10またはコイル21の両端部には、反転を付勢する位置に反転付勢手段(例えばバネ)40が配置されている。前記反転付勢手段40はバネに限らず、マグネットの同極反発を利用した手段でもよい。
前記ハンマバンク10及びコイル21の反転往復動作は、可動部に取り付けられた位置検出センサ50によりハンマバンク10の位置及び往復運動速度を計算し、予め決められた往復運動の速度カーブ上を動作する。その制御は、コイル21に通電する電流値を変化させるシャトル制御回路60、動作環境温度を検出するサーミスタ61、コイル21へ電流を通電するシャトル駆動回路70によって行われている。
印字用紙は前記ハンマバンク10に対向して装着されており、図示しない紙送り手段により搬送される。そして、ハンマバンク10往復動作の過程で、インクリボンを介して印刷用紙へ向けて印字素子が駆動される事により、印刷がなされる。
次に、リニアモータシャトル機構のハンマバンク速度波形及びコイル駆動電流を図3に示す。図3において、ハンマバンク10のシャトル動作は、速度波形に示すように反転区間と等速区間に分けられる。反転区間では、反転コイル22に通電して、設定している反転区間の平均加速度を維持するよう減速制御及び加速制御を行い、等速区間では等速コイル23に通電して一定速移動の等速制御を行っている。
反転付勢手段による付勢力が作用する区間(以下付勢区間という)が等速区間に重なってしまう場合、等速区間の速度を安定させるため、付勢力または反発力に相反する方向に発生する駆動電流をコイルに通電する制御を備えた印字装置が開発されている(例えば、特許文献1参照。)。図3のコイル駆動電流は前記制御による駆動電流の一例である。反転付勢手段による左側付勢区間を位置X1〜左側反転位置XL〜位置X1、右側付勢区間を位置X2〜右側反転位置XR〜位置X2とする。付勢区間のうち、反転位置(グラフの横軸との交点)を境界として減速区間側は反発力が働き、加速区間側は付勢力が働く。
等速区間の速度安定性を高めるため、加速区間の後半部及び等速区間の前半部(速度V1に加速された位置〜位置X1、速度−V1に加速された位置〜位置X2)において、反転コイルに抑制電流を通電する。これにより、付勢力を打ち消す事ができ、等速区間前半部の速度超過を防止する事が可能となる。
一方、等速区間の後半部(位置X2〜位置X3、位置X1〜位置X0)において、反転コイルに増速電流を通電する。これにより、反発力を打ち消す事ができ、等速区間後半部の速度低下を防止する事が可能となる。
特許第3620627号公報
本装置の分野では、高速で高品質な印刷が常に求められおり、シャトル周期を短くすることが必須となっている。
このため、減速区間と加速区間からなる反転区間の平均加速度を上げるべく反転区間全体に反転コイルへ平均的に通電した場合、加速区間終了直後はその加速度を維持しようとする力が数msの間働いてしまう(シャトル機構部の質量や負荷などにより異なる)ため等速部前半の速度超過や変動を引き起こしてしまう。また、等速区間前半部の制御において、速度超過を抑えるための抑制電流を増加させるため、消費電力の増大やモータの発熱という問題も発生する。この問題は、数種の印刷速度パターンを有する印刷装置において反転付勢手段による付勢力が作用する区間が等速区間に重なってしまうような速度モードでは、更に大きな問題となる。
本発明は、ハンマバンク反転区間の加速度を高く維持しつつ、等速区間前半部の速度超過を防ぎ、必要最小限の駆動電流で安定したシャトルの高速往復運動を行い、印刷速度を向上させることを課題とする。
上記課題を解決する請求項1記載の発明は、複数個の印字素子を搭載したハンマバンクと、少なくともマグネットとコイルとを有し、該コイルへ駆動電流を通電する事により前記ハンマバンクを往復移動させると共に、前記ハンマバンクの振幅の両端近傍で前記ハンマバンクの往復移動の反転を付勢する反転付勢手段を備えたリニアモータ方式のシャトル機構を有する印刷装置において、反転駆動用コイルに減速方向の推力が発生する駆動電流を加速方向に推力が発生する駆動電流より多く通電することを特徴とする。
上記課題を解決する請求項2記載の発明は、複数個の印字素子を搭載したハンマバンクと、少なくともマグネットとコイルとを有し、該コイルへ駆動電流を通電する事により前記ハンマバンクを往復移動させると共に、前記ハンマバンクの振幅の両端近傍で前記ハンマバンクの往復移動の反転を付勢する反転付勢手段を備えたリニアモータ方式のシャトル機構を有する印刷装置において、連続駆動におけるモータ発熱時等の推力低下を検出することにより、反転駆動用コイルに減速方向の推力が発生する駆動電流を加速方向に推力が発生する駆動電流より多く通電することを特徴とする。
上記課題を解決する請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、動作環境温度を検出し、その温度により前記駆動電流を制御することを特徴とする。
上記課題を解決する請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の発明において、前記駆動電流の付勢区間と電流値は、印刷モードに応じて異ならせることを特徴とする。
本発明によれば、最小限の駆動電流で反転区間の加速度を高くすることができ、印刷速度の向上が可能となる。
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
シャトル機構部の構成については背景技術と同様の為、説明を省略する。図1に本発明における低速モード時のハンマバンクの速度波形と反転コイルの電流波形の例、図5に本発明における動作時の加減速電流のフィードバック処理の例を示す。図1、図5を用いて本発明における反転区間の電流プロフィール作成方法及び、動作時の反転区間で通電する加減速電流のフィードバック方法の実施例を説明する。
まず、基本となる反転区間の駆動電流のプロフィールを作成するため、反転区間の平均加速度を変えないよう減速区間の通電を増量しつつ、加速区間の通電を減量させるような調整する。これにより、加速力が減少し、等速区間開始時の速度が低下するため、理想の等速速度に沿うよう抑制電流を減量し、調整する。本機構は、図4の印刷速度設定別の付勢区間及び、コイル駆動電流波形に示すように、高速モードでは等速区間に付勢区間が重ならないことから等速区間開始付近の付勢力が小さくなるため、印刷モード毎に必要に応じて採用すると良い。
次に動作中は、連続動作時に発生する発熱等によるモータの推力低下を監視し、フィードバックする電流値を、例えば減速区間に1.0A加算、加速区間に0.5A加算するなどとする。 また、このフィードバックを動作環境温度により選択する方法もある。例えば、動作環境温度を基板上のサーミスタにより検出し、一般的に推力が大きくなる低温時は、本フィードバックを採用し、推力の小さくなる高温時は、反転区間に同等の電流フィードバックを行うなどである。尚、低温時にシャトル機構部の負荷が増大し、推力不足となる可能性も有り、その装置に合わせた方法を取るべきである。この動作環境温度によりフィードバックを選択する方法も必要に応じた印刷モードに採用すると良い。
本発明における低速モード時のハンマバンクの速度波形と反転コイルの電流波形を示す図。 リニアモータを用いたシャトル機構の一例を示す概略側面図。 従来技術におけるハンマバンクの速度波形及びコイル駆動電流波形を示す図。 印刷速度設定別の付勢区間及び、コイル駆動電流波形を示す図。 本発明におけるシャトル動作時の加減速電流のフィードバック処理を示すフローチャート。
符号の説明
10はハンマバンク、11はガイドシャフト、12は直動軸受け、20はリニアモータ部、21はコイル、22は反転コイル、23は等速コイル、24はマグネット、30は反転機構部、31はタイミングベルト、32はタイミングプーリ、50は位置検出センサ、60はシャトル制御回路、61は温度検出回路、70はシャトル駆動回路である。

Claims (4)

  1. 複数個の印字素子を搭載したハンマバンクと、少なくともマグネットとコイルとを有し、該コイルへ駆動電流を通電する事により前記ハンマバンクを往復移動させると共に、前記ハンマバンクの振幅の両端近傍で前記ハンマバンクの往復移動の反転を付勢する反転付勢手段を備えたリニアモータ方式のシャトル機構を有する印刷装置において、反転駆動用コイルに減速方向の推力が発生する駆動電流を加速方向に推力が発生する駆動電流より多く通電することを特徴とする印刷装置のシャトル制御方法。
  2. 複数個の印字素子を搭載したハンマバンクと、少なくともマグネットとコイルとを有し、該コイルへ駆動電流を通電する事により前記ハンマバンクを往復移動させると共に、前記ハンマバンクの振幅の両端近傍で前記ハンマバンクの往復移動の反転を付勢する反転付勢手段を備えたリニアモータ方式のシャトル機構を有する印刷装置において、連続駆動におけるモータ発熱時等の推力低下を検出することにより、反転駆動用コイルに減速方向の推力が発生する駆動電流を加速方向に推力が発生する駆動電流より多く通電することを特徴とする印刷装置のシャトル制御方法。
  3. 動作環境温度を検出し、その温度により前記駆動電流を制御することを特徴とする請求項1又は2記載の印刷装置のシャトル制御方法。
  4. 前記駆動電流の付勢区間と電流値は、印刷モードに応じて異ならせることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の印刷装置のシャトル制御方法。
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