JP2007167399A - Mri用電磁石装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内筒1の軸心方向の少なくとも一方の端縁に、軸心方向に電磁石の内側に変位した変位部Aを設け、軸心方向の最外側に位置する超電導コイル411に、内筒1の変位部Aに対応して軸心の方向に電磁石の内側に変位する変位部を形成し、被験者10が内筒1に配置されているとき、被験者の視野を外部に確保することができるようにした。
【選択図】図4
Description
ことができる。
この発明の基礎となる、一般的なMRI用電磁石装置について説明する。図1は、そのMRI用電磁石装置を示す断面図である。図1に於いて、円筒状に形成された内筒1は、その内部に被験者が挿入されるよう構成されている。内筒1の軸心101方向の両端縁11、12は、軸心101に直交する平面内に存在している。
尚、図1に於いて、紙面に平行でZ軸に直交する方向がY軸、紙面に垂直の方向がX軸である。
図3はこの発明の実施の形態1に係るMRI用電磁石装置を示す斜視図、図4はそのY軸方向の断面を示す説明図である。図3及び図4に於いて、クライオスタット2の外壁21は、Z軸方向に延びる軸心101を中心として円筒形に形成されているが、その軸心101の方向、即ちZ軸方向の長さが、Y軸方向の最上部211及び最下部212に於いて最小となるよう構成されており、その両端縁213、214は軸心101の方向になだらかに湾曲している。クライオスタット2も、外壁21と同様の形状の形成されている。内筒1は、クライオスタット2の中央空間部に設けられ、その端縁11は外壁21の端縁213の最内周の形状と同様に形成されている。尚、クライオスタット2の内部に設けられる超電導コイル容器は図示を省略してある。
尚、図5ではZ軸方向の最外側の超電導コイル411と他の超電導コイル42との距離が遠いため、他の超電導コイル42には変位部を設けていないが、距離が近い場合には超電導コイル411と同様に他の超電導コイル42にも変位部を設けることもあり得る。
図10は、この発明の実施の形態2に係るMRI用電磁石装置の外観を示し、(a)はZ軸方向から見た側面図、(b)はX軸方向から見た側面図、(c)はY軸方向から見た平面図である。この実施の形態2では、円筒形に形成された外壁21のZ軸方向の長さが、そのX軸方向の両端部215及び216に於いて最小となるよう構成されており、その両端縁213、214は軸心の方向になだらかに傾斜している。図示していないクライオスタットも、外壁21と同様の形状の形成されている。内筒1は、クライオスタットの中央空間部に設けられ、その端縁は外壁21の端縁213、214の最内周の形状と同様に形成されている。
尚、クライオスタットに外壁21を設けず、クライオスタットを外壁21と同様の形状に構成してもよい。また、内筒、外壁、クライオスタットは、その軸心方向の一方の端縁のみに変位部を形成し、これに対応する超電導コイルのみに変位部を設けるようにしても良い。
図11はこの発明の実施の形態3に係るMRI用電磁石装置の外観を示す斜視図である。
図11に示すように、外壁21は、そのY軸方向の最上部211が軸心101の方向の最短部となり、最下部212が軸心101ほ方向の最長部となっている。そして、軸心101方向の端縁213、214は、最上部211と最下部212との間で直線状に傾斜するよう形成されている。内筒1の両端縁は、外壁21の両端縁213、214の形状に沿って軸心101に対して直線状に傾斜している。
尚、図示していない残りの3つの超電導コイルは、超電導コイル412、42、43に対して左右対称に同様の形状に構成されて配置されている。
尚、内筒1、外壁21、超電導コイル412を直線状に傾斜させた場合を示したが、これらを湾曲させて傾斜させても良い。また、内筒、外壁、クライオスタットは、その軸心方向の一方の端縁のみに変位部を形成し、これに対応する超電導コイルのみに変位部を設けるようにしても良い。
図5に示した実施の形態1に於ける超電導コイル411は、そのY軸方向の最上部及び最下部のコイル辺のZ軸方向の位置が、X軸方向のコイル辺のZ方向の位置に比べて電磁石の内側に変位しているため、そのコイルのZ軸位置に於けるX軸とY軸を含む面(Z=0面、即ちXY面)での磁界には、Y軸方向に強くX軸方向に弱い[ー(X2ーY2)]の誤差磁界が発生する。
図12に示した実施の形態3に於ける超電導コイル412は、Y軸方向の最上部のコイル辺が電磁石の内側方向に変位しており、Y軸方向の最下部に位置するコイル辺が電磁石の外側方向に変位している。即ち、図12に於いて41Zの位置を[Z=0面]とすれば、Y軸方向の最上部のコイル辺の位置は、 [Z=0面]により近く、最下部のコイル辺の位置は[Z=0面]から遠い。従って、超電導コイル412の水平方向の磁界はY軸の方向に一次あるいは三次の成分を持つことになり、補正手段が必要である。
この補正手段についても上記文献で述べられているシムコイルあるいは鉄シムを用いることができる。
実施の形態6
尚、外壁は、その軸心方向の一方の端縁のみに変位部を形成しても良い。また、外壁21もX軸の方向に長径を有する楕円形状としても良い。
実施の形態1及び実施の形態2の超電導コイルは、そのコイル辺が軸心の方向に変位しているので、コイル導体を巻回するにはソレノイド巻方式よりもパンケーキ巻方式の方が巻き線作業が容易になる。そこで、実施の形態7に係るMRI用電磁石装置では、超電導コイルのうち、少なくとも軸心の方向に変位した変位部を有する超電導コイルを、パンケーキ巻方式としたものである。勿論、軸心の方向に変位した変位部を有しない超電導コイルについてもパンケーキ巻方式としても良いことは勿論である。
図16及び図17は、実施の形態8に係るMRI用電磁石装置を示す斜視図及び断面の構成を示す説明図である。図16に示すように、この実施の形態8では、内筒115の軸心101方向の端縁は、軸心101に直交する平面内に存在するよう構成されているが、そのY軸方向の上端部に、Z軸の方向に電磁石の内側に変位する矩形状の変位部115aを有している。また、外壁21も、内筒115の変位部115aに対応する端縁がZ軸の方向に電磁石の内側に変位している。その結果、変位部Aが形成され、被験者の視界を内筒115及び外壁21の外部に確保することができる。
101 軸心
11、12 内筒の両端縁
2 クライオスタット
2a クライオスタットの端面
21 外壁
211 外壁の最上部
212 外壁の最下部
213、214 外壁の両端縁
215、216 外壁の両端部
3 超電導コイル容器
41、411、412、42、43、431 超電導コイル
411a 超電導コイルの変位部
411b 超電導コイルの両端部
5 絶縁構造物
61、611、62 熱シールド
611a 熱シールドの端面
8 傾斜コイル
9 RFコイル
10 被験者
A 変位部
Claims (11)
- 被験者が挿入される空間を形成し軸心の方向に延びる環状の内筒と、該内筒の外周部に設けられた環状のクライオスタットと、該クライオスタットの内部に収容され前記クライオスタットとほぼ同心に配置された環状の超電導コイル容器と、該超電導コイル容器の内部に収容され前記超電導コイル容器とほぼ同心に配置されると共に前記軸心の方向に並べて設けられた複数の超電導コイルとを備えたMRI用電磁石装置であって、前記内筒の前記軸心の方向の少なくとも一方の端縁は、前記軸心の方向に変位した変位部を備えたことを特徴とするMRI用電磁石装置。
- 前記クライオスタットの前記軸心方向の端縁は、前記内筒の変位部に対応して前記軸心の方向に変位した変位部を有することを特徴とする請求項1に記載のMRI用電磁石装置。
- 前記クライオスタットを覆う外壁を備え、前記外壁の端縁は前記内筒の変位部に対応して前記軸心の方向に変位した変位部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のMRI用電磁石装置。
- 前記複数の超電導コイルのうち前記軸心の方向の最外側に位置する少なくとも一方の超電導コイルは、前記内筒の変位部に対応して前記軸心の方向に変位した変位部を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のMRI用電磁石装置。
- 前記超電導コイルの変位部は、前記超電導コイルのコイル面を前記軸心に対して傾斜させることにより形成したことを特徴とする請求項4に記載のMRI用電磁石装置。
- 前記超電導コイルの変位部は、前記超電導コイルのコイル面を湾曲させることにより形成したことを特徴とする請求項4に記載のMRI用電磁石装置。
- 前記変位部を備えた超電導コイルの発生する磁界を補正する磁界補正手段を備えたことを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載のMRI用電磁石装置。
- 前記変位部を備えた超電導コイルは、パンケーキ巻としたことを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載のMRI用電磁石装置。
- 前記内筒及び前記超電導コイルは、前記軸心方向の断面が楕円形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のMRI用電磁石装置。
- 前記クライオスタットは、その内部に前記超電導コイル容器の内部への熱の侵入を阻止する熱シールドを備え、前記熱シールドの前記軸心方向の端面は、前記内筒の前記変位部に対応する位置以外の位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のMRI用電磁石装置。
- 前記超電導コイル容器は、前記内筒の前記変位部に対応する位置の前記軸心の方向の長さが他の位置における前記軸心の方向の長さより短く形成されていることを特徴とする請求項1に記載のMRI用電磁石装置。
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