JP2007167266A - 歯垢検出システムおよび歯垢検出方法 - Google Patents

歯垢検出システムおよび歯垢検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】歯垢染色剤の高温での外観安定性(オリの無さ)に優れ、なおかつ、精度良く歯垢を検出でき、歯間、歯肉、口唇が染色されにくい歯垢検出システム、歯垢検出方法を提供する。
【解決手段】(a)紅麹黄色素、(b)非イオン界面活性剤、(c)グリセリンを含有する歯垢染色剤と、該歯垢染色剤を付着させた口腔内の対象物に250〜500nmの範囲内の波長を有する光を照射する発光装置10を備えた歯垢検出システム。上記構成の歯垢染色剤を口腔内の対象物に付着させた後、該対象物に250〜500nmの範囲内の波長を有する光を照射する歯垢検出方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、高温での外観安定性(オリの無さ)に優れた歯垢染色剤を備え、歯間、歯肉、口唇が染色されにくく、精度良く歯垢を検出できる歯垢検出システム、歯垢検出用照明器、歯垢検出用光源付き歯ブラシ、歯垢検出システム用歯垢染色剤、歯垢検出方法に関する。
う蝕または歯周疾患は、歯垢中に存在する細菌に起因する感染症として考えられており、歯垢の除去が、口腔の健康のために非常に重要であることが知られている。しかしながら、歯垢は肉眼的に容易に識別しにくく、正確にその付着部位、及びその程度を確認することが困難である。
そこで、付着した歯垢を明らかにするために、歯垢を色素含有の歯垢染色剤で染色し、その存在部位を顕示させるのが一般的である。従来市販されている歯垢染色剤においては、赤色3号(エリスロシン)、赤色104号(フロキシン)、赤色105号(ローズベンガル)等のタール色素が色素成分として多用されているが、これら歯垢染色剤は歯垢だけでなく、歯肉、口腔粘膜、口唇等も無差別に赤く染色してしまう。その赤色は、容易に除去し難く、通常の歯ブラシによる歯磨き行為では十分に除去できず、歯間部、歯肉、口唇等に残存する為、不快感を伴うという問題があった。
他の用途に用いられる染色剤として、紅麹黄色素がある。
前記紅麹黄色素は、子のう菌類ベニコウジカビの培養液から得られる黄色色素であり、着色を目的に、蒲鉾や魚卵、ゼリー、冷菓などに使用されている。口腔内への使用に関しては、水溶性色素の退色を防止したカチオン系殺菌剤を含有する口腔用組成物(特許文献1)が開示されている。
また、本願出願人は前記紅麹黄色素を含有することにより、歯垢を効果的に染色でき、優れた歯垢の視認性を与え、しかも歯間、歯肉を染色することが少ない、或いは容易にブラッシングによって染色を除去しやすい歯垢染色剤(特許文献2)を報告、開示している。
また、赤色3号(エリスロシン)、赤色213号(ローダミンB)、黄色201号(フルオレセイン)、クロロフィルなどの色素や蛍光剤で歯垢を染色し、特定の光を照射して歯垢を検出する技術(特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7)等が開示されている。
さらに、口腔内に光を照射する器具(特許文献8、特許文献9)や、特定の光を照射し、う蝕を検出する方法(特許文献10)が開示されている。また、特定の光を照射し、光のみで歯垢を検出する技術(特許文献11、特許文献12)等が開示されている。
さらに本願出願人は、特許文献13において、紅麹黄色素を含有する歯垢検出システム用歯垢染色剤と、該歯垢染色剤を付着させた口腔内の対象物に250〜500nmの範囲内の波長を有する光を出射する発光装置が備えられた歯垢検出システムを使用することにより、歯垢の検出精度に優れ、しかも歯間、歯肉など歯垢以外の部位が染色されるのを改善できることを既に報告している。
また、歯垢は歯面に付着した初期の歯垢から歯石化した歯垢まで経時的にその構造や菌種が変化するものであることが知られている。
特開平10−120539号公報 特開2005−179188号公報 米国特許第3309274号明細書 米国特許第3711700号明細書 米国特許第4292664号明細書 米国特許第4266535号明細書 米国特許第5957687号明細書 特開2002−85351号公報 実用新案登録第3066528号公報 特許第1944198号公報 特表2002−515276号公報 特開2004−65994号公報 特願2004−263879号明細書
しかしながら、特許文献1に記載の技術は歯垢染色を目的とするものではない。また、特許文献2や特許文献13に記載の技術は、歯垢染色剤を高温保存した際の外観安定性(オリの無さ)に問題があることが判明した。
また、特許文献3〜特許文献7に記載の色素と光を併用する方法では、色素が光によって励起され蛍光を発するだけでなく、色素そのものが歯垢に強く付着する必要がある。しかしながら、クロロフィルやフルオレセインといった現在知られている蛍光色素では歯垢の染色性が十分とは言えないという問題があった。さらに、特定の光のみで歯垢を検出する特許文献8〜特許文献12に記載の技術では、形成初期の歯垢が検出できないことが問題となっていた。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、歯垢染色剤の高温での外観安定性(オリの無さ)に優れ、なおかつ、精度良く歯垢を検出でき、歯間、歯肉、口唇が染色されにくい歯垢検出システム、歯垢検出用照明器、歯垢検出用光源付き歯ブラシ、歯垢検出システム用歯垢染色剤、歯垢検出方法を提供することを目的とする。
本発明者は上記目的を達成するために鋭意検討を行った結果、(a)紅麹黄色素、(b)非イオン界面活性剤、(c)グリセリンからなる歯垢染色剤とすることで、高温での外観安定性(オリの無さ)に優れ、口腔内に適用後、250〜500nmの範囲内に波長を有する光を照射すると、市販の歯垢染色剤よりも効果的に歯垢を検出でき、しかも、歯間、歯肉、口唇が染色されるのを改善できることを見出した。
また、(a)紅麹黄色素、(b)非イオン界面活性剤、(c)グリセリンからなる歯垢染色剤を用いた場合、フルオレセインなどの蛍光剤を使用した従来技術に比べて、形成初期の歯垢を含めた歯垢の視認性が著しく向上するにもかかわらず、自然光下ではその歯垢部位が視認されず、染色による不快感を伴わないことを見出した。
即ち、上記目的を達成するために本発明は以下の構成を採用した。
本発明の歯垢検出システムは、(a)紅麹黄色素、(b)非イオン界面活性剤、(c)グリセリンを含有する歯垢染色剤と、該歯垢染色剤を付着させた口腔内の対象物に250〜500nmの範囲内の波長を有する光を照射する発光装置とが備えられたことを特徴とする。
上記の歯垢検出システムにおいては、前記発光装置に、250〜500nmの範囲内の波長の光を出射する発光素子が備えられたものとすることができる。
また、上記の歯垢検出システムにおいては、前記発光装置に、発光素子又はランプと、250〜500nmの範囲内の波長の光を選択的に透過するフィルターとの両方が備えられたものとすることができる。
また、上記の歯垢検出システムにおいては、前記発光装置に、受光部が備えられ、画像表示装置とプローブとがそれぞれ前記発光装置に接続され、前記プローブは、前記発光装置から出射された前記光を前記対象物に向けて照射でき、かつ、前記光が照射された対象物の画像情報を前記受光部に送信できる構成とされ、前記画像表示装置は、前記受光部で受信した前記対象物の画像情報を表示できる構成とされたものとすることができる。
また、上記の歯垢検出システムにおいては、前記プローブの前記対象物側に、前記対象物に照射した光の反射光のうち、520nm以上の波長の光を透過するハイパスフィルターが備えられたことを特徴とするものとすることができる。
なお、本文中で用いられる照射とは、歯面、歯垢などの対象物に対して照らされる光、出射とは発光装置および発光素子またはランプなどから発せられる光に対して使用される。また、発光装置から出射される光をフィルターなどを介さずに直接対象物に照射した場合、出射光と照射光の波長は同じとなる。
本発明の歯垢検出用照明器は、(a)紅麹黄色素、(b)非イオン界面活性剤、(c)グリセリンを含有する歯垢染色剤を付着させた口腔内の対象物に光を照射する光源が備えられた照明器であって、前記光源は、250〜500nmの範囲内の波長の光を出射する発光素子を有することを特徴とする。
本発明の歯垢検出用光源付き歯ブラシは、(a)紅麹黄色素、(b)非イオン界面活性剤、(c)グリセリンを含有する歯垢染色剤を付着させた口腔内の対象物に光を照射する光源が備えられた歯ブラシであって、前記光源は、250〜500nmの範囲内の波長の光を出射する発光素子を有することを特徴とする。
本発明の歯垢検出システム用歯垢染色剤は、(a)紅麹黄色素、(b)非イオン界面活性剤、(c)グリセリンを含有することを特徴とする。
本発明の歯垢検出方法は、(a)紅麹黄色素、(b)非イオン界面活性剤、(c)グリセリンを含有する歯垢染色剤を口腔内の対象物に付着させた後、該対象物に、250〜500nmの範囲内の波長を有する光を照射することを特徴とする。
本発明によれば、歯垢検出システム用歯垢染色剤を高温保存した際の紅麹黄色素由来のオリの発生を防止することができ、精度良く歯垢を検出でき、歯間、歯肉、口唇が染色されにくい歯垢検出システムを実現できる。
また、本発明の歯垢検出システム、歯垢検出用照明器、歯垢検出用光源付き歯ブラシ、及び歯垢検出システム用歯垢染色剤は、本発明の歯垢検出方法の実施に好適に用いることができ、歯垢検出染色剤を高温保存した際に発生する紅麹黄色素由来のオリを抑制でき、歯垢の検出制度に優れ、しかも歯間、歯肉、口唇が染色されるのを防止できる。
次に、図面を用いて本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施の形態に限定されない。また、図面における各構成部分の縮尺について、図面での表記を容易にするため、構成部分毎に縮尺を変えて記載している。
本発明は、歯垢の有無や付着箇所や付着程度を検査するために用いることができる。
ここで、歯垢は、一般的に、口腔内細菌が、歯面上のタンパク被膜に付着する初期状態を経て、菌体外多糖類を形成後、多種多様な常在菌が、更に、付着・定着して、増加するため、経時的に、その構造・菌種が変化することが知られている。そのため本発明に係わる歯垢とは、時間の経過に制限されず、歯の表面に付着・定着し、歯石状の物も含んだ、細菌や細菌の生産物からなる複合体の総称を指すものとする。すなわち、初期歯垢や歯石を含んだ総称を指すものとする。
本発明の歯垢検出方法は、(a)紅麹黄色素、(b)非イオン界面活性剤、(c)グリセリンを含有する歯垢染色剤を口腔内の対象物に付着させた後、該対象物に250〜500nmの範囲内の波長を有する光を照射することにより、歯垢染色剤を励起し、対象物に付着した歯垢のみが蛍光色に染色されたように視認できるようにしている。口腔内の対象物とは、具体的には歯の表面である。
本発明で使用する紅麹黄色素は、子のう菌類ベニコウジカビ、例えばモナスカス・アンカ(Monascus anka)、モナスカス・パーパレウス(Monascus purpureus)等の培養液を乾燥し粉砕したものより、塩酸酸性エタノールで抽出し、中和する等の方法で得られるもので、キサントモナシン類を主成分とする黄色色素である。
下記一般式(1)、(2)に、前記紅麹黄色素の化学構造を示す。
Figure 2007167266
上述した紅麹黄色素は、市販品を使用し得る。
即ち、本発明で使用可能な紅麹黄色素は、例えば、三栄源エフエフアイ株式会社製の商品名「サンエローNo.1244」、株式会社タイショーテクノス製の商品名「TSイエローM」、「TSイエローMP」、キリヤ化学株式会社製の商品名「モナスコイエローS」、神戸化成株式会社製の商品名「KCイエローMS」、ヤエガキ醗酵技研株式会社製の商品名「ハイムーンイエローS」等が挙げられる。
前記紅麹黄色素は、液体もしくは粉末として販売されている。液体の場合、紅麹黄色素80質量%、エタノール20質量%の割合で配合されたものが、製品として販売されているものが多く、粉末の場合、液体をスプレードライ法で乾燥させたものが販売されている。また、前記紅麹黄色素の主成分は、キサントモナシン類の混合物であるため、市販品の紅麹黄色素の純色素含有量は正確には測定できない場合が多い。そこで、濃度に代わる規格項目として色価を規定している。色価の測定法は、食品添加物公定書解説書に記載されている通りであるが、紅麹黄色素の場合は、以下の方法を用いる。
色素試料を460nmでの吸光度が0.3〜0.7の範囲になるように50体積%エタノールで希釈し、検液とする。対照として50体積%エタノールを用い、460nmで液層の長さ1cmでの吸光度Aを測定し、次式により色価を求める。
色価=10×A×F/試料の採取量
(前記式中、Fは、測定吸光度が、0.3〜0.7の範囲になるように試料を調製するための希釈倍率を表す)
本発明の歯垢染色剤に用いる市販品の紅麹黄色素の色価は、好ましくは10〜200、より好ましくは30〜150である。
本発明の歯垢染色剤中の紅麹黄色素配合量は、市販されている紅麹黄色素製品として例えば、色価60の市販品の紅麹黄色素を用いる場合は、歯垢検出の点で好ましくは10〜90質量%、より好ましくは20〜70質量%、特に好ましくは30〜50質量%である。色価120の市販品の紅麹黄色素を用いる場合は、好ましくは5〜90質量%、より好ましくは10〜35質量%、特に好ましくは15〜25質量%である。
色価60である場合でも、色価120である場合でも、紅麹黄色素の配合量が上記範囲未満だと、歯垢の検出精度が悪く、上記範囲を超えると歯垢染色剤を高温保存した際にオリが発生する場合がある。
また前述したように、紅麹黄色素の主成分は、キサントモナシン類の混合物であるため、市販品の紅麹黄色素の主色素含有量は正確には測定できないこともあるが、市販品の紅麹黄色素中のキサントモナシン類の上限濃度が液状で1質量%、粉末状で2質量%程度である事を考慮すると、本発明の歯垢染色剤中の紅麹黄色素の主色素含有量は、好ましくは0.1〜2質量%、より好ましくは0.2〜1.4質量%、特に好ましくは0.3〜1質量%である。配合量が0.1質量%未満だと、歯垢の検出精度が悪く、2質量%を超えると歯垢染色剤を高温保存した際にオリが発生する場合がある。
本発明で用いる非イオン界面活性剤は、例えばショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、デカグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレン-ポリオキシプロプレングリコールブロックポリマーなどがあげられる。オリの防止の点ではエチレンオキサイドの平均付加モル数が10〜100であるポリオキシエチレン硬化ひまし油が望ましい。
歯垢染色剤中の非イオン界面活性剤の濃度は、オリの発生と口唇の染色を防止する点で、好ましくは0.05〜5質量%、より好ましくは0.1〜2質量%である。配合量が0.05質量%未満だと、オリが発生する場合があり、5質量%を超えると歯垢の染まり具合が不十分な場合がある。
本発明で用いるグリセリンは一般式C3(OH)であらわされる。一般に濃度84〜88質量%の日本薬局方、食品添加物公定書、化粧品原料基準適合品等を用いることができ、市販品としては、日本油脂、旭電化工業、鹿島ケミカル製のものなどが用いられる。歯垢検出システム用歯垢染色剤中のグリセリンの濃度はオリと口唇の染色を防止する点で、純分換算で、好ましくは8〜60質量%、より好ましくは15〜50質量%である。
グリセリンの濃度が、純分換算で8質量%未満であると、グリセリンを含有することによるオリと口唇の染色の防止効果が十分に得られない。また、グリセリンの濃度が、純分換算で60質量%を超えると、歯垢の染まり具合が不十分な場合がある。
本発明の歯垢染色剤は、液体、液状、ゲル等の形態に調製し、使用する事ができる。この場合、例えば、歯垢染色剤を溶液で用いる場合は、綿棒塗布法、刷毛塗布法、直滴下法および洗口法などの方法を採用し得る。
本発明の歯垢染色剤は、その形態に応じ、前述した成分に加えて、適宜、任意の成分を配合する事ができる。例えば、粘結剤、粘稠剤、界面活性剤、甘味剤、防腐剤、香料、染色促進剤、pH調製剤、水等の溶媒、その他成分を配合することができる。
以下に任意の成分の具体例を示すが、本発明の歯垢染色剤に配合可能な成分はそれらに制限されるものではない。
粘結剤としては、例えば、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、プルラン、ゼラチン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、アラビアガム、グアーガム、ローカストビーンガム、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、モンモリロナイト、カオリン、水和シリカ、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ヘクトライト等の中から適宜選択できる。
粘稠剤としては、例えば、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ソルビット、ポリエチレングリコール、キシリトール等の中から適宜選択できる。
界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム、N−ラウロイルザルコシネート、ラウロイルメチルタウリン、アシルアミノ酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、α−スルホ脂肪酸アルキルエステル・ナトリウム、アルキルリン酸エステル塩等のアニオン性界面活性剤、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタインなどの酢酸ベタイン型両性界面活性剤、N−脂肪酸アシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン塩などのイミダゾリン型両性界面活性剤、N−脂肪酸アシル−L−アルギネート塩等のアミノ酸型界面活性剤などを適宜選択できる。
甘味剤としては、例えば、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、グリチルリチン、ペリラルチン、p-メトキシシンナミックアルデヒド、ソーマチン等の中から適宜選択できる。
防腐剤としては、例えば、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸エステル、メチルパラベン、エチルパラベン、ブチルパラベン、エチレンジアミン四酢酸塩等の中から適宜選択できる。
香料としては、例えば、ペパーミント・スペアミント等の精油、レモン・ストロベリー等のフルーツ系のエッセンス、1-メントール、カルボン、オイゲノール、アネトール、リナロール、リモネン、オシメン、シネオール、n−デシルアルコール、シトロネロール、ワニリン、α−テルビネオール、サリチル酸メチル、チモール、ローズマリー油、セージ油、シソ油、レモン油、オレンジ油等の香料素材から適宜選択できる。
染色促進剤としては、例えば、炭酸カルシウム、リン酸水素カルシウム・2水塩およびリン酸水素カルシウム・無水塩、ピロリン酸カルシウム、リン酸ナトリウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、第3リン酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、非晶質シリカ、結晶性シリカ、沈降性無定形シリカ、ゼオライト、アルミノシリケート、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、レジン、デンプン・デキストランなどの多糖類やその分解生成物であるデキストリン、還元澱粉分解物などを必要に応じて選択できる。
本発明の歯垢染色剤は、使用する紅麹黄色素の染色性に悪影響を及ぼさず、口腔内で安全な範囲内のpHに調節し得るが、使用することができるpH調整剤としては、例えば、塩酸、リン酸、クエン酸、リンゴ酸、酢酸およびこれらの塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸水素ナトリウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、ピロリン酸四ナトリウム、リン酸水素2ナトリウム12水和物、リン酸2水素ナトリウム2水和物などから適宜選択できる。
さらにその他の有効成分として、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化スズなどのフッ化物、クロロギキシジン、トリクロサン、塩化セチルピリジニウム、イソプロピルメチルフェノールなどの殺菌/抗菌剤、縮合リン酸塩、エタンヒドロキシジホスフォネートなどの歯石予防剤、トラネキサム酸、グリチルリチン2カリウム塩などの抗炎症剤、デキストラナーゼ、ムタナーゼなどの酵素剤、塩化ナトリウム、乳酸アルミニウムなどの収斂剤、硝酸カリウム、塩化ストロンチウムなどの知覚過敏抑制剤、クエン酸亜鉛、グルコン酸などのプラーク抑制剤などを、薬剤学的に許容できる範囲で使用することができる。
また、本発明の視認性を阻害しない範囲で、赤色104号(フロキシン)、赤色105号(ローズベンガル)、赤色106号(アシッドレッド)、黄色5号(サンセットイエロー)、カーサマス(ベニバナ)黄色素、パプリカ(カプシカム)色素、紅麹赤色素、マリーゴールド色素、スピルリナ青色素、リボフラビン(ビタミンB2)、サフラン抽出物、N−メチルアントラニル酸メチル、クミン抽出物、ビタミンA等の色素を、0.001〜0.5質量%で、配合することができる。
さらに溶剤として、エタノール、水などを配合することができる。
なお、これら任意成分の配合量は、本発明の効果を損なわない範囲の常用量とすることができる。
本発明の歯垢染色剤を付着させた口腔内の対象物に照射する光は、250〜500nmの範囲内に波長を有するものが用いられる。前記範囲内の波長を有する光を出射可能であれば、光源は種類を問わない。例えば、250〜500nmの範囲内の波長を有する光を出射する発光ダイオード(LED)などの発光素子を用いることができる。
また、キセノンランプ、キセノンフラッシュランプ、メタルハライドランプ、ホローカソードランプ等を用いることもできる。該ランプから出射される光が、広範囲の波長を有する場合、250〜500nmの範囲内の波長の光を選択的に透過させるバンドパスフィルターを用いることにより、あるいは、ハイパスフィルターとローパスフィルターを組み合わせたものを用いることにより、250〜500nmの範囲内の波長の光を選択的に透過させることができる。容易性の点でバンドパスフィルターを用いるのが好ましい。
また、発光素子から出射される光の波長が、250〜500nmの範囲から外れる場合は、この発光素子と前記バンドパスフィルターを組み合わせて用いることが好ましい。
前記ローパスフィルターとしては、例えば、500nm以下の波長の光を透過するものが用いられる。前記ハイパスフィルターとしては、例えば、250nm以上の波長の光を透過するものが用いられる。
口腔内の対象物に照射する光の波長は、歯垢検出の点で、さらに好ましくは、330nm〜470nmの範囲であり、よりさらに好ましくは、380〜420nm、特に好ましくは395nm〜410nmの範囲である。250nmより小さい場合と、500nmより大きい場合は、歯垢が検出できない場合がある。
前記光源としては、携帯性、簡易性の点で、発光ダイオードがより好ましい。また、眼や皮膚等に対する安全性を考慮すると、実用上、前記対象物に照射する光は、可視光であることがより好ましい。
図1に、本発明の歯垢検出方法の実施に好適に用いられる歯垢検出システムの実施形態の一例を示した。
本実施形態の歯垢検出システムは、前記構成の本発明の歯垢染色剤と、該歯垢染色剤を付着させた口腔内の対象物40に、250〜500nmの範囲内の波長を有する光を照射する発光装置10と、発光装置10にそれぞれ接続されたパーソナルコンピュータ等の画像表示装置20と、プローブ(ハンドピース)30と、プローブ30の前方(対象物側)に配置されたハイパスフィルター45から概略構成されている。
発光装置10は、発光部16と受光部17を有し、該発光部16には、光源12と、250nm〜500nmの範囲内の波長を有する光を選択的に透過するバンドパスフィルター15とが備えられている。
光源12としては、前記発光ダイオード(LED)などの発光素子又は前記キセノンランプ等のランプが用いられる。
バンドパスフィルター15は、250〜500nm、より好ましくは330nm〜410nmの範囲内の波長の光を選択的に透過するものであることが好ましい。
この発光部16では、光源12から出射された光が、バンドパスフィルター15によって、250nm〜500nm、より好ましくは330nm〜410nmの範囲内の波長の光Lのみ透過するようになっている。
なお、光源12に備えられる発光素子が、250〜500nmの範囲内の波長の光のみ出射するものである場合は、バンドパスフィルター15は、発光装置10に備えられていなくてもよい。
プローブ30は、光ファイバなどの光導波路を有する第1のケーブル35を介して、発光装置10の発光部16に接続されている。また、プローブ30は、光ファイバなどの光導波路を有する第2のケーブル36を介して、発光装置10の受光部17に接続されている。
第1のケーブル35は、発光装置10の発光部16から出射された光Lを導光して、プローブ30に伝搬できるようになっている。プローブ30は、第1のケーブル35から伝搬された光Lを、対象物40に向けて照射できるようになっている。また、このプローブ30は、光Lが照射された対象物40の画像情報を、第2のケーブル36を介して、発光装置10の受光部17に送信できるようになっている。
ハイパスフィルター45は、プローブ30から対象物40に照射した光Lの反射光Rのうち、520nm以上の波長の反射光を透過するように構成されたものである。前記受光部17に送信される画像情報には、ハイパスフィルター45を透過した反射光Rが含まれる。
対象物40に歯垢が存在する場合、歯垢に付着した歯垢染色剤が前記光Lによって励起され、蛍光を発し、ハイパスフィルター45を透過した反射光Rが受光部17に送信される。
画像表示装置20は、発光装置の受光部17で受信した対象物40の画像情報を表示できるように構成されている。
本実施形態の歯垢検出システムを用いて歯垢を検出するには、前記構成の本発明の歯垢染色剤を、先に述べた方法により、口腔内の対象物40に付着させた後、プローブ30を対象物40に近づけて、該対象物40を画像表示装置20でモニタしながら、発光装置10の発光部16から250nm〜500nmの範囲内の波長を有する光Lを出射し、対象物40に照射する。例えば、光源12が長波長の光(白色の光)を出射するランプで、バンドパスフィルター15が290nm〜450nmの光を選択的に透過するものである場合、発光部16から出射される光Lは青〜紫色を帯びた光になる。対象物40に歯垢が存在する場合は、歯垢のみが蛍光色(例えば、青み以外の色の蛍光色、黄色を帯びた蛍光色)に染色される。歯垢以外の部位(歯の表面で歯垢がない部分、歯間、歯肉、口唇等)は染色されないので、画像表示装置20に映し出された対象物40は、歯垢が光って見え、歯垢を容易に視認できる。このように、本実施形態の歯垢検出システムは、歯垢の検出精度に優れ、特に、形成初期の歯垢も精度良く検出できる。また、自然光下ではその歯垢部位が視認されないため、染色による不快感の問題を改善できる。
ハイパスフィルター45が設けられている場合、蛍光以外の反射光は透過しない(520nm未満の短波長の光をカットする)ので、520nm以上の波長の反射光のみを受光部17で受光することができ、ノイズ光は除去される。これにより、画像表示装置20に写しだされた対象物40は、歯垢が存在する部分のみ光って見え、歯垢の検出感度を高めることができる。
図2に、本発明の歯垢検出方法の実施に好適に用いられる歯垢検出用光源付き歯ブラシの実施形態の一例を示した。
図2の歯垢検出用光源付き歯ブラシは、グリップ部50と、ブラシが植えられたヘッド部55と、グリップ部50とヘッド部55を接続する柄部58を有する。前記グリップ部50の内部には、250〜500nmの範囲内の波長の光を出射する発光素子を有する光源52と、該光源52に電力を供給する電池を収納する電池ボックス53が設けられ、グリップ部50の外部には、光源52への電力供給をオン、オフするスイッチ54が設けられている。ヘッド部55のブラシ側には、前記発光素子から出射された光を、本発明の歯垢染色剤を付着させた口腔内の対象物に出射する発光口56が、形成されている。前記発光口56と光源52間には、光ファイバガイド等からなる光導波路59が形成されている。
このような構成の歯垢検出用光源付き歯ブラシは、スイッチ54をオンにすることにより、光源52の発光素子から、250〜500nmの範囲内の波長の光が出射され、さらに、この光は前記光導波路59を通って、発光口56から外部に出射される。
図3に、本発明の歯垢検出方法の実施に好適に用いられる歯垢検出用光源付き歯ブラシの実施形態のその他の例を示した。
図3の歯垢検出用光源付き歯ブラシが、図2の歯垢検出用光源付き歯ブラシと特に異なるところは、光源52が、発光口56近傍のヘッド部55の内部に設けられ、この光源52と電池ボックス53とが配線60で接続されている点である。
図2や図3に示した歯垢検出用光源付き歯ブラシを用いて歯垢を検出するには、例えば、前記本発明の歯垢染色剤を、先に述べた方法により、口腔内の対象物に付着させた後、鏡等で対象物を観察しながら、ヘッド部55を、前記対象物に近づけてスイッチ54をオンし、対象物に、前記250〜500nmの範囲内の波長の光を照射する。
前記対象物に歯垢が存在している場合は、歯垢のみが蛍光色に染色され、歯垢以外の部位は染色されないので、鏡に映し出された対象物は、歯垢が光って見え、歯垢を容易に視認できる。このように、本発明の歯垢検出用光源付き歯ブラシを用いることにより、歯垢の検出精度を高めることができる。
図4は、本発明の歯垢検出方法の実施に好適に用いられる歯垢検出用照明器の実施形態の一例を示した図である。
図4(a)の歯垢検出用照明器は、グリップ部70と、直線状のスティック部78を有するペンライト型のものである。前記スティック部78の先端には、本発明の歯垢染色剤を付着させた口腔内の対象物に250〜500nmの範囲内の波長の光を照射する発光素子を有する光源72が設けられ、グリップ70の内部には、光源72に電力を供給する電池を収納する電池ボックス73が設けられている。前記グリップ部70の外部には、光源72への電力供給をオン、オフするスイッチ74が設けられ、光源72と電池ボックス73は、配線80により接続されている。
このような構成の歯垢検出用照明器は、スイッチ74をオンにすることにより、光源72の発光素子から250〜500nmの範囲内の波長の光が出射されるようになっている。
また、図4(b)は、スティック部78’および配線80’の先端が湾曲したペンライト型のものである。図4(b)は、湾曲角度が30度の実施形態を示すが、通常、湾曲角度が10〜50度程度のものが好ましい。
更に、本発明の歯垢検出用照明器には、必要に応じて、図4(c)に示すような、ミラースティック部79と、ミラースティック部79の先端に取り付けられたミラー部75と、ミラースティック部の後端に取り付けられたキャップ部77とを有するミラーを付属させることができる。このような構造を有するミラーは、キャップ部77の後端部77aを、例えば、図4(a)もしくは図4(b)のステッィク部78もしくは78’の先端部に、固定式(一体型)又は着脱式に、はめ込むことにより取り付けることができる。
あるいは、図4(d)に示すように、ミラースティック部79と、ミラースティック部の先端に取り付けられたミラー部75とを有するミラー単体を、本発明の歯垢検出用照明器と併用して使用することもできる。
図5は、本発明の歯垢検出方法の実施に好適に用いられる歯垢検出用照明器の実施形態のその他の例を示した図である。
図5に示す歯垢検出用照明器が、図4に示す歯垢検出用照明器と、特に異なるところは、スティック部78の先端部分に拡径部78aが設けられ、該拡径部78aの内部に、電池ボックス73が設けられ、スティック部78の先端の光源72と電池ボックス73が配線80により接続されている点である。
図4や図5に示した歯垢検出用照明器を用いて歯垢を検出するには、例えば、前記構成の本発明の歯垢染色剤を、先に述べた方法により、口腔内の対象物に付着させた後、鏡等で対象物を観察しながら、スティック部78の先端を、前記対象物に近づけてスイッチ74をオンし、対象物に前記250〜500nmの範囲内の波長の光を照射する。
前記対象物に歯垢が存在する場合は、歯垢のみが蛍光色に染色され、歯垢以外の部位は染色されないので、鏡に映し出された対象物は、歯垢が光って見え、歯垢を容易に視認できる。このように、本発明の歯垢検出用照明器を用いることにより、歯垢の検出精度を高めることができる。
前記実施形態の歯垢検出用光源付き歯ブラシや歯垢検出用照明器において、その性能、安全性を損なわない範囲で、必要に応じて、複数の発光素子からなる光源(例えば、緑色光・赤色光・白色光等の複数の発光ダイオードが設けられていてもよく、例えば、白色光と250〜500nmの範囲内の波長を有する光を自由に切替えることができる構成を有する、もしくは、同質の発光ダイオードが束ねられた構成を有する)を使用することもできる。
口腔内の対象物に照射される光の強度は、任意であるが、口腔粘膜や眼等に弊害を及ぼさないレベルが好ましい。
また、歯垢染色剤付着部位の視認性向上のために、視認性を妨害する光(ノイズ)を除外する、あるいは、歯垢染色剤付着部位から放出される蛍光をより明確化する性能を有するフィルターを使用することもでき、その材質、色、厚さ等に特に制限はない。例えば、オレンジや黄色等に着色された市販のセロハン、フィルム、プラスチックレンズ・板、または、ガラスレンズ・板等を用いることができる。また、励起された蛍光波長を透過させるハイパスフィルター等を用いることができる。さらに、オレンジや黄色等に着色されたフィルターを、鏡に貼付して、使用することもできる。これらのように、歯垢染色剤付着部位を、フィルターを介して観察することにより、歯垢の視認性が向上する。
前記歯垢検出システムに用いられる前記本発明の歯垢染色剤は、歯垢検出システム用歯垢染色剤として単独で販売可能である。また、この歯垢検出システム用歯垢染色剤は前記歯垢検出用光源付き歯ブラシや歯垢検出用照明器を用いて歯垢を検出するときに用いる歯垢染色剤として用いることができる。
以下、実施例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお下記例において、%は質量百分率を示す。
表1、表2および下記に示す実施例1〜実施例11、比較例1〜比較例8の組成の歯垢染色剤をそれぞれ調製した。そして、実施例1〜実施例11、比較例1〜比較例4、比較例7〜比較例8については、得られた歯垢染色剤と歯垢検出システム用発光器(発光装置)とを備えた歯垢検出システムとした。
Figure 2007167266
Figure 2007167266
(実施例1)
<歯垢染色剤>
サンエローNo.1244(*1) 50%
ポリオキシエチレン(60)硬化ひまし油(*2) 1%
85%グリセリン(*3) (純分換算で25.5%) 30%
水 残部
(*1)三栄源エフ・エフ・アイ(株)製 紅麹黄色素(色価63.1)
(*2)日光ケミカルズ株式会社製 HCO−60
(*3)ライオン株式会社製 食品添加物グリセリン
<歯垢検出システム用発光器>
発光部:砲弾型発光ダイオードL405−06V(EPITEX INC.製)
光の波長:405nm
(実施例2)
<歯垢染色剤>
TSイエローM(*4) 40%
ポリオキシエチレン(20)ヤシ油脂肪酸ソルビタン(*5) 1%
84%グリセリン(*6) (純分換算で33.6%) 40%
水 残部
(*4)株式会社タイショーテクノス製 紅麹黄色素(色価65.5)
(*5)日本エマルジョン株式会社製 EMALEX ET-2020
(*6)新日本理化株式会社製 日局グリセリン
<歯垢検出システム用発光器>
発光部:QLFsystem(Inspektor Research Systems製)
光の波長:370±40nm(キセノンアークランプとバンドパスフィルターを使用)
(実施例3)
<歯垢染色剤>
ハイムーンイエローS(*7) 20%
ポリオキシエチレン(60)硬化ひまし油(*8) 0.05%
88%グリセリン(*9) (純分換算で10.58%) 12%
水 残部
(*7)ヤエガキ醗酵技研製 (色価60.5)
(*8)日光ケミカルズ株式会社製 HCO−60
(*9)日本油脂製 日本薬局方グリセリンPG
<歯垢検出システム用発光器>
発光部:VL-6LC(VILBER LOURMAT製)
光の波長:254nm
(実施例4)
<歯垢染色剤>
モナスコイエローS(*10) 30%
ポリオキシエチレン(60)硬化ひまし油(*11) 0.05%
88%グリセリン(*12) (純分換算として10.58%) 10%
水 残部
(*10)キリヤ化学株式会社製 (色価58.9)
(*11)日光ケミカルズ株式会社製 HC0−60
(*12)日本油脂製 日本薬局方グリセリンPG
<歯垢検出システム用発光器>
発光部:砲弾型発光ダイオードL405−06V(EPITEX INC.製)
光の波長:405nm
(実施例5)
<歯垢染色剤>
KCイエローMS(*13) 60%
ポリオキシエチレン(25)セチルエーテル(*14) 0.3%
88%グリセリン(*15) (純分換算として17.6%) 20%
水 残部
(*13)神戸化成株式会社製 (色価63.2)
(*14)日本エマルジョン株式会社製 EMALEX 125
(*15)日本油脂製 日本薬局方グリセリンPG
<歯垢検出システム用発光器>
発光部:QLFsystem(Inspektor Research Systems製)
光の波長:370±40nm(キセノンアークランプとバンドパスフィルターを使用)
(実施例6)
<歯垢染色剤>
TSイエローM (*16) 15%
ポリオキシエチレン(20)ヤシ油脂肪酸ソルビタン(*17) 1%
85%グリセリン(*18) (純分換算として34%) 40%
水 残部
(*16)株式会社タイショーテクノス製 紅麹黄色素(色価65.5)
(*17)日本エマルジョン株式会社製 EMALEX ET-2020
(*18)ライオン株式会社製 食品添加物グリセリン
<歯垢検出システム用発光器>
発光部:砲弾型発光ダイオードL405−06V(EPITEX INC.製)
光の波長:405nm
(実施例7)
<歯垢染色剤>
サンエローNo.1244(*19) 20%
ポリオキシエチレン(60)硬化ひまし油(*20) 1%
88%グリセリン(*21) (純分換算として44%) 50%
サッカリンナトリウム 1.5%
キシリトール 1%
塩化セチルピリジニウム 0.1%
水 残部
(*19)三栄源エフ・エフ・アイ(株)製 紅麹黄色素(色価63.1)
(*20)日光ケミカルズ株式会社製 HCO−60
(*21)日本油脂製 日本薬局方グリセリンPG
<歯垢検出システム用発光器>
発光部:QLFsystem(Inspektor Research Systems製)
光の波長:370±40nm(キセノンアークランプとバンドパスフィルターを使用)
(実施例8)
<歯垢染色剤>
TSイエローM(*22) 70%
ポリオキシエチレン(25)セチルエーテル(*23) 1%
85%グリセリン(*24) (純分換算として25.5%) 30%
サッカリンナトリウム 1%
イソプロピルメチルフェノール 0.05%
エタノール 2%
水 残部
(*22)株式会社タイショーテクノス製 紅麹黄色素(色価65.5)
(*23)日本エマルジョン株式会社製 EMALEX 125
(*24)ライオン株式会社製 食品添加物グリセリン
<歯垢検出システム用発光器>
発光部:QLFsystem(Inspektor Research Systems製)
光の波長:370±40nm(キセノンアークランプとバンドパスフィルターを使用)
(実施例9)
<歯垢染色剤>
ハイムーンイエローS(*25) 30%
ポリオキシエチレン(20)ヤシ油脂肪酸ソルビタン(*26) 1%
88%グリセリン(*27) (純分換算として17.6%) 20%
フッ化ナトリウム 0.2%
エタノール 1%
水 残部
(*25)ヤエガキ醗酵技研製 (色価60.5)
(*26)日本エマルジョン株式会社製 EMALEX ET-2020
(*27)日本油脂製 日本薬局方グリセリンPG
<歯垢検出システム用発光器>
発光部:VL-6LC(VILBER LOURMAT製)
光の波長:254nm
(実施例10)
<歯垢染色剤>
モナスコスイエロー(*28) 40%
ポリオキシエチレン(60)硬化ひまし油(*29) 0.5%
85%グリセリン(*30) (純分換算として17%) 20%
サッカリン 1%
キシリトール 1%
リン酸水素2ナトリウム12水和物 0.4%
リン酸2水素ナトリウム2水和物 0.05%
カルボキシメチルセルロース 3%
水 残部
(*28)キリヤ化学株式会社製 (色価58.9)
(*29)日光ケミカルズ株式会社製 HCO−60
(*30)ライオン株式会社製 食品添加物グリセリン
<歯垢検出システム用発光器>
発光部:砲弾型発光ダイオードL405−06V(EPITEX INC.製)
光の波長:405nm
(実施例11)
<歯垢染色剤>
KCイエローS (*31) 25%
ポリオキシエチレン(25)セチルエーテル(*32) 0.5%
85%グリセリン(*33) (純分換算として8.5%) 10%
キシリトール 3%
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.1%
カルボキシメチルセルロース 3%
香料 0.5%
水 残部
(*31)神戸化成株式会社製 (色価63.2)
(*32)日本エマルジョン株式会社製のEMALEX 125
(*33)ライオン株式会社製 食品添加物グリセリン
<歯垢検出システム用発光器>
発光部:QLFsystem(Inspektor Research Systems製)
光の波長:370±40nm(キセノンアークランプとバンドパスフィルターを使用)
(比較例1)
<歯垢染色剤>
サンエローNo.1244(*34) 50%
ポリオキシエチレン(25)セチルエーテル(*35) 2%
84%グリセリン(*36) (純分換算として25.2%) 30%
水 残部
(*34)三栄源エフ・エフ・アイ(株)製 紅麹黄色素(色価63.1)
(*35)日本エマルジョン株式会社製 EMALEX 125
(*36)新日本理化株式会社製 日局グリセリン
<歯垢検出システム用発光器>
発光部:砲弾型発光ダイオードSDL-10N3SPG(SANDER ELECTRONIC CO.,LTD製)
光の波長:525nm
(比較例2)
<歯垢染色剤>
サンエローNo.1244(*37) 50%
グリセリン(85%)(*38) (純分換算として25.5%) 30%
水 残部
(*37)三栄源エフ・エフ・アイ(株)製 紅麹黄色素(色価63.1)
(*38)ライオン株式会社製 食品添加物グリセリン
<歯垢検出システム用発光器>
発光部:砲弾型発光ダイオードL405−06V(EPITEX INC.製)
光の波長:405nm
(比較例3)
<歯垢染色剤>
サンエローNo.1244(*39) 50%
ポリオキシエチレン(25)セチルエーテル(*40) 2%
水 残部
(*39)三栄源エフ・エフ・アイ(株)製 紅麹黄色素(色価63.1)
(*40)日本エマルジョン株式会社製 EMALEX 125
<歯垢検出システム用発光器>
発光部:砲弾型発光ダイオードL405−06V(EPITEX INC.製)
光の波長:405nm
(比較例4)
<歯垢染色剤>
サンエローNo.1244(*41) 50%
水 残部
(*41)三栄源エフ・エフ・アイ(株)製の紅麹黄色素(色価63.1)
<歯垢検出システム用発光器>
発光部:砲弾型発光ダイオードL405−06V(EPITEX INC.製)
光の波長:405nm
(比較例5)
<歯垢染色剤>
サンエローNo.1244(*42) 50%
ポリオキシエチレン(25)セチルエーテル(*43) 2%
85%グリセリン(*44) (純分換算として25.5%) 30%
水 残部
(*42)三栄源エフ・エフ・アイ(株)製 紅麹黄色素(色価63.1)
(*43)日本エマルジョン株式会社製 EMALEX 125
(*44)ライオン株式会社製 食品添加物グリセリン
(比較例6)
<歯垢染色剤>
赤色3号(*45) 3%
ポリオキシエチレン(25)セチルエーテル(*46) 2%
84%グリセリン(*47) (純分換算として25.2%) 30%
水 残部
(*45)和光純薬工業株式会社製 エリトロシンB
(*46)日本エマルジョン株式会社製 EMALEX 125
(*47)新日本理化株式会社製 日局グリセリン
(比較例7)
<歯垢染色剤>
サンエローNo.1244(*48) 50%
ラウリル硫酸ナトリウム 1%
85%グリセリン(*49) (純分換算として17%) 20%
水 残部
(*48)三栄源エフ・エフ・アイ(株)製 紅麹黄色素(色価63.1)
(*49)ライオン株式会社製 食品添加物グリセリン
<歯垢検出システム用発光器>
発光部:砲弾型発光ダイオードL405−06V(EPITEX INC.製)
光の波長:405nm
(比較例8)
<歯垢染色剤>
銅クロロフィリンナトリウム(*50) 1%
ポリオキシエチレン(60)硬化ひまし油(*51) 1%
85%グリセリン(*52) (純分換算として25.5%) 30%
水 残部
(*50)和光純薬工業株式会社製(クロロフィルの中心元素をマグネシウムから銅に置換した水溶性色素)
(*51)日光ケミカルズ株式会社製 HCO−60
(*52)ライオン株式会社製 食品添加物グリセリン
<歯垢検出システム用発光器>
発光部:砲弾型発光ダイオードL405−06V(EPITEX INC.製)
光の波長:405nm
実施例1〜実施例11、比較例1〜比較例8の組成の歯垢染色剤について、以下に示すように、高温での外観安定性と歯面、歯間、歯肉の染色性のなさ及び歯垢の視認性の良さを評価した。
1.高温での外観安定性評価
実施例1〜実施例6、比較例1〜比較例8の組成の歯垢染色剤を80mLの透明PET容器に入れ、50℃恒温槽に一ヶ月保存した後の外観安定性(オリの有無)を下記評価基準に従って目視判定した。
・外観安定性の評価基準
○:オリがまったくない
△:オリが少しある
×:オリがかなりある
その結果を表1及び表2に示す。
2.歯面、歯間、歯肉の染色性のなさ及び歯垢の視認性の良さの評価
歯垢蓄積量が、染色剤の付着量の程度に影響しないように、10名の被験者(A〜J)について、各歯垢染色剤使用前の24時間、歯磨きを中止した(形成初期の歯垢)。その後、実施例1〜実施例6、比較例1〜比較例8の歯垢染色剤を、歯面、歯間、歯肉および口唇に綿棒で塗布し、軽く洗口後、歯垢検出システム用発光器の発光部から光を出射し、歯垢の視認性および歯間、歯肉、口唇の染色性を目視判定して平均値を求めた。なお、歯垢検出システム用発光器を備えない比較例5および比較例6では、自然光下にて観察を行い、下記評価基準に従って目視判定して平均値を求めた。
・歯間、歯肉、口唇の染色性のなさの評価基準
5点:染色しない
4点:染色がほとんどない
3点:染色がややある
2点:染色がやや多い
1点:染色が多い
・歯垢の視認性の良さの評価基準
5点:視認性がかなり良い
4点:視認性が良い
3点:視認性がやや良い
2点:視認がやや良くない
1点:視認できない
その結果を表1及び表2に示す。
表1および表2に示した結果から、紅麹黄色素、非イオン界面活性剤、グリセリンを含有する歯垢染色剤である実施例1〜実施例11では、外観安定性の評価が全て○となった。これに対し、非イオン界面活性剤を含まない比較例2、非イオン界面活性剤およびグリセリンを含まない比較例4では、外観安定性の評価が×となった。よって、紅麹黄色素、非イオン界面活性剤、グリセリンを含有する歯垢染色剤とすることで、紅麹黄色素由来のオリが改善されることが確認できた。
また、グリセリンを含まない比較例3、非イオン界面活性剤を含まず、アニオン界面活性剤を含む比較例7、紅麹黄色素に代えて銅クロロフィリンナトリウムを用いた比較例8では、△となった。よって、紅麹黄色素、非イオン界面活性剤、グリセリンを含有する歯垢染色剤とすることで、外観安定性(オリの無さ)に優れた歯垢染色剤が得られることが確認できた。
また、表1および表2より、歯垢染色剤を歯面、歯間、歯肉、口唇に塗布し、洗口後、250〜500nmの範囲内に波長を有する光を照射する実施例1〜実施例11の歯垢検出方法を用いると、500nmを越える波長を有する光を照射した比較例1や、光を使用しない比較例5と比べて、歯垢の視認性が著しく高いことが確認できた。
また、紅麹黄色素に代えて赤色3号色素(歯垢染色剤用色素として広く使用されている)を用いた比較例6や、銅クロロフィリンナトリウムを用いた比較例8では、実施例1〜実施例11と比較して、歯間、歯肉、口唇の染色が多く、実施例1〜実施例11では、歯間、歯肉、口唇の染色が防止され、歯垢を選択的に染色できることが確認できた。
本発明の歯垢検出システムの実施形態の一例を示す概略構成図である。 本発明の歯垢検出用光源付き歯ブラシの実施形態の一例を示す概略構成図である。 本発明の歯垢検出用光源付き歯ブラシの実施形態のその他の例を示す概略構成図である。 図4(a)は、本発明の歯垢検出用照明器の実施形態の一例を示す概略構成図である。図4(b)は、本発明の歯垢検出用照明器の別の実施形態の一例を示す概略構成図である。図4(c)は、本発明の歯垢検出用照明器に、固定式又は着脱式で付属可能なミラーの実施形態の一例を示す概略構成図である。図4(d)は、本発明の歯垢検出用照明器と併用して使用可能なミラー単体の実施形態の一例を示す概略構成図である。 本発明の歯垢検出用照明器の実施形態のその他の例を示す概略構成図である。
符号の説明
10・・・発光装置、12・・・光源、15・・・バンドパスフィルター、16・・・発光部、17・・・受光部、20・・・画像表示装置、30・・・プローブ、35・・・第1のケーブル、36・・・第2のケーブル、40・・・口腔内の対象物、45・・・ハイパスフィルター、50,70・・・グリップ部、52,72・・・光源、53,73・・・電池ボックス、54,74・・・スイッチ、55・・・ヘッド部、56・・・発光口、58・・・柄部、59・・・光導波路、60,80、80’・・・配線、75・・・ミラー部、77・・・キャップ部、77a・・・後端部、78、78’・・・スティック部、78a・・・拡径部、79・・・ミラースティック部、L・・・光、R・・・反射光

Claims (9)

  1. (a)紅麹黄色素、(b)非イオン界面活性剤、(c)グリセリンを含有する歯垢染色剤と、
    該歯垢染色剤を付着させた口腔内の対象物に250〜500nmの範囲内の波長を有する光を照射する発光装置とが備えられた歯垢検出システム。
  2. 前記発光装置に、250〜500nmの範囲内の波長の光を出射する発光素子が備えられた請求項1に記載の歯垢検出システム。
  3. 前記発光装置に、発光素子又はランプと、250〜500nmの範囲内の波長の光を選択的に透過するフィルターとの両方が備えられた請求項1に記載の歯垢検出システム。
  4. 前記発光装置に、受光部が備えられ、画像表示装置とプローブとがそれぞれ前記発光装置に接続され、前記プローブは、前記発光装置から出射された前記光を前記対象物に向けて照射でき、かつ、前記光が照射された対象物の画像情報を前記受光部に送信できる構成とされ、前記画像表示装置は、前記受光部で受信した前記対象物の画像情報を表示できる構成とされた、請求項1から3のいずれか一項に記載の歯垢検出システム。
  5. 前記プローブの前記対象物側に、前記対象物に照射した光の反射光のうち、520nm以上の波長の光を透過するハイパスフィルターが備えられたことを特徴とする請求項4に記載の歯垢検出システム。
  6. (a)紅麹黄色素、(b)非イオン界面活性剤、(c)グリセリンを含有する歯垢染色剤を付着させた口腔内の対象物に光を照射する光源が備えられた照明器であって、
    前記光源は、250〜500nmの範囲内の波長の光を出射する発光素子を有する歯垢検出用照明器。
  7. (a)紅麹黄色素、(b)非イオン界面活性剤、(c)グリセリンを含有する歯垢染色剤を付着させた口腔内の対象物に光を照射する光源が備えられた歯ブラシであって、
    前記光源は、250〜500nmの範囲内の波長の光を出射する発光素子を有する歯垢検出用光源付き歯ブラシ。
  8. (a)紅麹黄色素、(b)非イオン界面活性剤、(c)グリセリンを含有する歯垢検出システム用歯垢染色剤。
  9. (a)紅麹黄色素、(b)非イオン界面活性剤、(c)グリセリンを含有する歯垢染色剤を口腔内の対象物に付着させた後、該対象物に、250〜500nmの範囲内の波長を有する光を照射する歯垢検出方法。

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