JP2007167091A - 精神的ストレス検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】副交感神経と交感神経の両方の変化から、精神的ストレスを正確に検出する。
【解決手段】精神的ストレス検査装置は、心拍間隔(RR間隔)の変動からストレスを検出する。精神的ストレス検査装置は、所定時間における心拍間隔の変動をフーリエ変換して得られるパワースペクトルから、特定周波数よりも高い高周波帯域の積分値(HFpower)と、特定周波数よりも低い低周波帯域の積分値(LFpower)を検出するパワースペクトル検出部1と、このパワースペクトル検出部1で検出された、HFpowerと、LFpower/HFpowerをストレスを示すストレス指数に変換する変換部2と、HFpowerから換算されたストレス指数と、LFpower/HFpowerから換算されたストレス指数とを加算する加算部3と、加算部3で加算されたストレス値からストレス度を表示する表示部4とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】精神的ストレス検査装置は、心拍間隔(RR間隔)の変動からストレスを検出する。精神的ストレス検査装置は、所定時間における心拍間隔の変動をフーリエ変換して得られるパワースペクトルから、特定周波数よりも高い高周波帯域の積分値(HFpower)と、特定周波数よりも低い低周波帯域の積分値(LFpower)を検出するパワースペクトル検出部1と、このパワースペクトル検出部1で検出された、HFpowerと、LFpower/HFpowerをストレスを示すストレス指数に変換する変換部2と、HFpowerから換算されたストレス指数と、LFpower/HFpowerから換算されたストレス指数とを加算する加算部3と、加算部3で加算されたストレス値からストレス度を表示する表示部4とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、心拍間隔の揺らぎを検出して精神的なストレスを判定する精神的ストレス検査装置に関する。
心拍間隔のゆらぎで精神的ストレスを検査する装置は開発されている。(特許文献1〜4参照)
特許文献1〜3の装置は、拍動の時間間隔である心拍間隔(RR間隔)を検出して、心拍間隔が変動するパワースペクトルを検出する。パワースペクトルを、例えば、0.15Hzを境界として高周波成分と低周波成分とに分離し、高周波帯域の積分値(HFpower)の変化量を求めることにより精神的ストレスの判定を行う。この装置は、パワースペクトルの高周波成分(0.15〜0.5Hz)が、副交感神経系活動に関連し、精神的ストレスの指標として使用できることに基づいている。
しかしながら、心拍間隔(RR間隔)の変動から演算される、パワースペクトルの高周波帯域の変化量のみでメンタルストレスを判定する装置は、検出される精神的ストレスが時間や精神状態で変動しやすく、被験者の精神的ストレスを正確に検出できない欠点がある。
さらに、この特許文献1は、定常的ストレスとしてのメンタルストレスを客観的に判定するために、被験者に一時的ストレスを与えて、ストレス状態とストレスを与えないレスト状態の両方から、メンタルストレスを判定する。ストレス状態は、たとえば罫線で記入位置を特定した用紙に、できるだけ多くの丸印を書き込む作業をする状態とする。レスト状態は、中断する状態でする。ストレスとレストとを所定時間交互に与えながら、RRI検出回路でもって、被験者の心拍間隔(RR間隔)を検出する。RRI検出回路は、心拍間隔(RR間隔)を検出して、交感副交感神経活動度算出回路に出力する。交感副交感神経活動度算出回路は、タスク状態とレスト状態における心拍間隔(RR間隔)のばらつきの程度を算出し、タスク状態およびレスト状態でのデータを2次元平面上における分布エリアとして求める。これにより、メンタルストレス判定回路は、タスク状態またはレスト状態の各分布エリアの重なり状態から、メンタルストレスの有無を判定する。この方法によると、メンタルストレスの小さい被験者は、タスク状態とレスト状態における分布エリアが離れて重ならない。メンタルストレスの大きい被験者は分布エリアが重なるので、分布エリアの重なり状態でメンタルストレスを判定する。
この方式は、定常的ストレスとしてのメンタルストレスを客観的に判定できるとしても、被験者がタスクとレストを繰り返し行うので、簡単に、しかも楽にストレスを検出できない欠点がある。
さらに、特許文献4は、要約に以下のように記載している。
精神的ストレス検査装置は、被験者の心拍を計測する計測手段と、計測された心拍から心拍間隔(RR間隔)または心拍間隔の時間変動波形を生成する信号処理部と、心拍間隔(RR間隔)または心拍間隔の時間変動波形に基づいて、心拍変動に対応するパワースペクトルを生成するパワースペクトル生成手段と、このパワースペクトルにおける0.2Hz以下の所定周波数帯域に対する平均パワー値および/または平均パワー周波数を算出する平均パワー算出手段と、平均パワー値および/または平均パワー周波数の変動に基づいて、被験者の精神的ストレスを評価するストレス評価手段とを備える。
精神的ストレス検査装置は、被験者の心拍を計測する計測手段と、計測された心拍から心拍間隔(RR間隔)または心拍間隔の時間変動波形を生成する信号処理部と、心拍間隔(RR間隔)または心拍間隔の時間変動波形に基づいて、心拍変動に対応するパワースペクトルを生成するパワースペクトル生成手段と、このパワースペクトルにおける0.2Hz以下の所定周波数帯域に対する平均パワー値および/または平均パワー周波数を算出する平均パワー算出手段と、平均パワー値および/または平均パワー周波数の変動に基づいて、被験者の精神的ストレスを評価するストレス評価手段とを備える。
この精神的ストレス検査装置は、0.2Hz以下のパワースペクトルのみで精神的ストレスを検査するので、ストレスで変動する0.2Hz以上のパワースペクトルが精神的ストレスの判別に反映されない。とくに、0.15Hz以上のパワースペクトルは、副交感神経の変化を示すことから、0.2Hz以下のパワースペクトルのみでストレスを判定すると、副交感神経の変化をも考慮しながら、正確に精神的ストレスを検査できなくなる。
本発明は、以上の欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、副交感神経と交感神経の両方の変化から、精神的ストレスを正確に検出できる精神的ストレス検査装置を提供することにある。
本発明の精神的ストレス検査装置は、心拍間隔(RR間隔)の変動からストレスを検出する。この精神的ストレス検査装置は、所定時間における心拍間隔の変動をフーリエ変換して得られるパワースペクトルから、特定周波数よりも高い高周波帯域の積分値(HFpower)と、特定周波数よりも低い低周波帯域の積分値(LFpower)を検出するパワースペクトル検出部1と、このパワースペクトル検出部1で検出された、HFpowerと、LFpower/HFpowerをストレスを示すストレス指数に変換する変換部2と、HFpowerから換算されたストレス指数と、LFpower/HFpowerから換算されたストレス指数とを加算する加算部3と、加算部3で加算されたストレス値からストレス度を表示する表示部4とを備える。
本発明の精神的ストレス検査装置は、定周波数を0.15Hzとすることができる。また、変換部2は、LFpower/HFpowerの比率をストレス指数に変換することができる。さらに、変換部2は、HFpowerが小さくなるにしたがってストレス指数を大きくし、かつLFpower/HFpowerの比率が大きくなるとストレス指数を大きくすることからできる。
また、変換部2は、HFpowerに対するストレス指数をテーブルとして記憶しており、このテーブルを参照して、HFpowerをストレス指数に変換することができる。さらに、変換部2は、LFpowerとHFpowerの比率に対するストレス指数をテーブルとして記憶しており、このテーブルを参照して、LFpowerとHFpowerの比率をストレス指数に変換することができる。
さらに、変換部2は、HFpowerに対するストレス指数を示す関数を記憶しており、この関数に基づいて、HFpowerをストレス指数に変換することができる。さらにまた、変換部2は、LFpowerとHFpowerの比率に対するストレス指数を示す関数を記憶しており、この関数に基づいて、LFpowerとHFpowerの比率をストレス指数に変換することができる。
本発明の精神的ストレス検査装置は、副交感神経と交感神経の両方の変化から、精神的ストレスを正確に検出できる特徴がある。それは、本発明の精神的ストレス検査装置が、心拍間隔の変動をフーリエ変換して得られるパワースペクトルから、特定周波数よりも高い高周波帯域の積分値(HFpower)と、特定周波数よりも低い低周波帯域の積分値(LFpower)を検出し、検出されたHFpowerと、LFpower/HFpowerをストレスを示すストレス指数に変換し、変換されたストレス指数を加算してストレス度としてこれを表示するからである。
とくに、本発明の精神的ストレス検査装置は、HFpowerをストレス指数に変換ると共に、LFpowerとHFpowerの比率もストレス指数に変換し、両ストレス指数を加算して被験者のストレス度を検出するので、被験者の精神的ストレスをより正確に検査できる。それは、HFpowerによる副交感神経と、LFpowerとHFpowerの比率による交感神経の両方を特定の割合で考慮しながら、被験者の精神的ストレスを検査できるからである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための精神的ストレス検査装置を例示するものであって、本発明は精神的ストレス検査装置を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1に示す精神的ストレス検査装置は、心拍間隔(RR間隔)の変動からストレスを検出する。この図の精神的ストレス検査装置は、所定時間における心拍間隔の変動をフーリエ変換して得られるパワースペクトルから、特定周波数よりも高い高周波帯域の積分値(HFpower)と、特定周波数よりも低い低周波帯域の積分値(LFpower)を検出するパワースペクトル検出部1と、このパワースペクトル検出部1で検出された、HFpowerと、LFpower/HFpowerをストレスを示すストレス指数に変換する変換部2と、HFpowerから換算されたストレス指数と、LFpower/HFpowerで換算されたストレス指数とを加算する加算部3と、加算部3で加算されたストレス指数からストレス度を表示する表示部4とを備える。
パワースペクトル検出部1は、心拍信号を検出するセンサー部5と、センサー部5で検出される心拍信号から心拍間隔(RR間隔)を検出する検出部6と、検出部6で検出された心拍間隔の変動をフーリエ変換してパワースペクトルを演算する演算部7と、演算部7で得られるパワースペクトルから、特定周波数よりも高い高周波帯域の積分値(HFpower)と、特定周波数よりも低い低周波帯域の積分値(LFpower)を検出する積算部8とを備える。
センサー部5は、心臓の鼓動を検出できる全ての回路が使用できる。センサー部5は、心臓の鼓動で発生する心電位を電極で検出し、あるいは、心臓の鼓動に同期して流れる血液の脈動を光で検出し、あるいはまた、心臓の鼓動で発生する音をマイクで検出して、心臓の鼓動を検出する。
図2は、手足に誘導される心電位を一対の電極で検出するセンサー部が検出する心電位のグラフである。この図は、横軸を時間、縦軸を手足の電極に誘導される心電位としている。一対の電極は、右手と左足に電気接続して装着される。一対の電極は、胸部と手足に電気接続して、心電位を検出することもできる。電極に検出される心電位は、心拍に同期する信号である。心電位は、ピークのRR間隔を検出して心拍間隔を検出することができる。
図3は、血液の脈動を光で検出するセンサー部が心拍を検出する波形を示すグラフである。このセンサー部は、体表面に光を照射する光源と、光源から照射される光の反射光を検出する光センサーとを備える。光源はLEDである。LEDは小さくて、集束した特定波長の光を体表面に連続して照射する。光源は、ヘモグロビンの吸収率の高い青色光が適している。光センサーは、体表面の反射光を受光して、図3に示す血液の脈動に対応する信号を出力する。図3は、横軸を時間、縦軸を光センサーの出力信号としている。光源は、指先に光を照射し、光センサーは光源の反射光を受光するように指先に装着される。光源と、光センサーは、外光の影響を受けないように、光を遮断するカバーで被覆して、指先に装着される。ただ、光源と光センサーは、必ずしも指先に装着する必要はなく、血流で光の反射が変動する全ての部位とすることができる。光センサーの出力信号は、心臓の鼓動、すなわち心拍に同期する信号である。この信号は、ピークの間隔を検出して心拍間隔を検出することができる。
検出部6は、センサー部5から出力され信号のピークを検出して、心拍間隔を検出する。信号のピーク間隔は心拍間隔となるからである。検出部6は、センサー部5から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータと、A/Dコンバータから出力されるデジタル信号からピーク時間を検出するピーク検出回路を備える。A/Dコンバータは、所定のサンプリング周期でアナログ信号をデジタル信号に変換する。ピーク検出回路は、所定の周期で入力されるデジタル信号を前回の信号に比較し、また指定のレベル信号に比較し、さらに信号の上昇勾配や低下勾配からピーク時間を検出する。
演算部7は、検出部6で検出された図4の心拍間隔の変動をフーリエ変換して、図5に示すパワースペクトルを演算する。図4は、横軸を時間(sec)、縦軸を心拍変動時間(msec)としている。図5は、横軸を周波数(Hz)とし、縦軸を周波数成分のパワー(msec2/Hz)としている。演算部7が、心拍間隔の変動をフーリエ変換する検出時間は、好ましくは3分以上、好ましくは4分以上、さらに好ましくは5分以上とする。検出時間を長くすると、検出される心拍数が増加して、検出精度を高くできる。ただ、検出時間が長すぎると被験者にストレスを与える影響もあるので、検出時間はたとえば10分以内、好ましくは8分以内とする。
積算部8は、図5のパワースペクトルから、特定周波数よりも高い高周波帯域の積分値(HFpower)と、特定周波数よりも低い低周波帯域の積分値(LFpower)を演算する。特定周波数は0.15Hzとする。ただし、特定周波数は、たとえば0.13Hz〜0.17Hz、好ましくは0.14Hz〜0.16Hzとすることもできる。LFpowerは、好ましくは、0.03Hz〜0.04Hzから特定周波数までのパワースペクトルの積分値とする。
変換部2は、HFpowerと、LFpower/HFpowerの比率をストレス指数に変換する。この変換部2は、図6に示すテーブルに基づいて、HFpowerとLFpower/HFpowerをストレス指数に変換する。この図のテーブルは、HFpowerが小さくなるにしたがってストレス指数を大きくする。また、LFpower/HFpowerの比率が大きくなるとストレス指数を大きくする。HFpowerは副交感神経の興奮を示し、副交感神経が興奮すると、HFpowerは小さくなる。LFpower/HFpowerは交感神経の興奮を示し、交感神経が興奮するとLFpower/HFpowerの比率は高くなる。副交感神経と交感神経は、図7に示すように互いにきっこう的に働き、交感神経が興奮するにしたがって、副交感神経の興奮は低下する。
変換部2は、HFpowerに対するストレス指数を、図8に示す関数として記憶し、この関数に基づいて、HFpowerからストレス指数に変換することもできる。図8は、横軸をHFpower、縦軸をストレス指数とする。図8の関数は、Y=−8×log(X)+26としてストレス指数を演算する。この関数において、Yはストレス指数、XはHFpowerである。変換部2は、この関数に基づいてHFpowerをストレス指数に変換できる。また、変換部2は、LFpowerとHFpowerに対するストレス指数を、図9に示す関数として記憶し、この関数に基づいて、LFpower/HFpowerの比率をストレス指数に変換することもできる。図9の関数は、y=0.6x2+0.5x+0.9としてストレス指数を演算する。この関数において、yはストレス指数、xはLFpower/HFpowerである。図9は、横軸をLFpower/HFpower、縦軸をストレス指数としている。さらに、変換部2は、LFpower/HFpowerの逆数のHFpower/LFpowerを、図10に示す関数として記憶し、この関数に基づいて、HFpower/LFpowerをストレス指数に変換することもできる。図10の関数は、y=0.6x−2+0.5x−1+0.9としてストレス指数を演算する。この関数において、yはストレス指数、xはHFpower/LFpowerである。テーブルに基づいてLFpowerとHFpowerの比率をストレス指数に変換する変換部も、HFpower/LFpowerに対するストレス指数をテーブルに記憶することもできる。
加算部3は、HFpowerから得られるストレス指数と、LFpowerとLFpower/HFpowerの比率から得られるストレス指数とを加算して、被験者の精神的ストレス値を演算する。
表示部4は、精神的ストレス値を数字で表示し、あるいは色や文字で表示する。たとえば、被験者は、図11に示すように、被験者の精神的ストレスを11段階に表示する。表示部は、精神的ストレスを必ずしも11段階に表示する必要はなく、11段階よりも少ない区分で、あるいは12段階よりも多い区分で表示することができる。さらに、表示部は、被験者の精神的ストレスを光源の発光色で表示し、あるいは点灯させるパイロットランプの個数で表示することもできる。
以上の精神的ストレス検査装置を使用して、複数の被験者のストレスを測定した結果を表1に示す。
ただし、この測定結果は、各被験者から検出した心電位から心拍間隔を検出し、この心拍間隔の変動のパワースペクトルを積算したHFpowerとLFpower/HFpowerの比率とを図6のテーブルに基づいてストレス指数に変換し、さらに、変換されたストレス指数を加算したストレス値を図11の区分表に基づいて評価したものである。なお、各被験者の心電位の検出は、5分間隔で4回〜6回行っている。
ただし、この測定結果は、各被験者から検出した心電位から心拍間隔を検出し、この心拍間隔の変動のパワースペクトルを積算したHFpowerとLFpower/HFpowerの比率とを図6のテーブルに基づいてストレス指数に変換し、さらに、変換されたストレス指数を加算したストレス値を図11の区分表に基づいて評価したものである。なお、各被験者の心電位の検出は、5分間隔で4回〜6回行っている。
以上の測定結果から、被験者A〜Eのストレス評価は3〜6であり、ストレスが少しあるといえる。また、被験者F及びGについては、ストレス評価が6〜8であり、ストレスがやや強くあると判定できる。さらに、被験者H及びIについては、ストレス評価が8〜10であり、ストレスがかなり強く影響していると判定できる。
1…パワースペクトル検出部
2…変換部
3…加算部
4…表示部
5…センサー部
6…検出部
7…演算部
8…積算部
2…変換部
3…加算部
4…表示部
5…センサー部
6…検出部
7…演算部
8…積算部
Claims (8)
- 心拍間隔の変動からストレスを検出する精神的ストレス検査装置であって、
所定時間における心拍間隔の変動をフーリエ変換して得られるパワースペクトルから、特定周波数よりも高い高周波帯域の積分値(HFpower)と、特定周波数よりも低い低周波帯域の積分値(LFpower)を検出するパワースペクトル検出部(1)と、このパワースペクトル検出部(1)で検出された、HFpowerと、LFpowerとHFpowerの比率を、ストレスを示すストレス指数に変換する変換部(2)と、HFpowerから換算されたストレス指数と、LFpower/HFpowerから換算されたストレス指数とを加算する加算部(3)と、加算部(3)で加算されたストレス値からストレス度を表示する表示部(4)とを備える精神的ストレス検査装置。 - 特定周波数が0.15Hzである請求項1に記載される精神的ストレス検査装置。
- 変換部(2)がLFpower/HFpowerの比率をストレス指数に変換する請求項1に記載される精神的ストレス検査装置。
- 変換部(2)が、HFpowerが小さくなるにしたがってストレス指数を大きくし、かつLFpower/HFpowerの比率が大きくなるとストレス指数を大きくする請求項1に記載される精神的ストレス検査装置。
- 変換部(2)が、HFpowerに対するストレス指数をテーブルとして記憶しており、このテーブルを参照して、HFpowerをストレス指数に変換する請求項1に記載される精神的ストレス検査装置。
- 変換部(2)が、LFpowerとHFpowerの比率に対するストレス指数をテーブルとして記憶しており、このテーブルを参照して、LFpowerとHFpowerの比率をストレス指数に変換する請求項1に記載される精神的ストレス検査装置。
- 変換部(2)が、HFpowerに対するストレス指数を示す関数を記憶しており、この関数に基づいて、HFpowerをストレス指数に変換する請求項1に記載される精神的ストレス検査装置。
- 変換部(2)が、LFpowerとHFpowerの比率に対するストレス指数を示す関数を記憶しており、この関数に基づいて、LFpowerとHFpowerの比率をストレス指数に変換する請求項1に記載される精神的ストレス検査装置。
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