JP2007166742A - 電気接続箱の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】布線電気接続箱におけるタブ端子と電線との電気的接合の信頼性を向上させる。
【解決手段】絶縁材であるインシュレーションパネル1(2)には係止孔1a(2a)が形成されている。金属のタブ端子4は、一端がU字状に折り曲げられており、このU字部4aが係止孔1a(2a)に嵌め込まれている。U字部4aは、配線材である電線3の導電材3bを抱え込むように保持している。係止孔1a(2a)の上方には、第1の電極11を配し、係止孔1a(2a)の下方には第2の電極12を配して、加圧の後第1及び第2の電極間に通電させる。
【選択図】図5
【解決手段】絶縁材であるインシュレーションパネル1(2)には係止孔1a(2a)が形成されている。金属のタブ端子4は、一端がU字状に折り曲げられており、このU字部4aが係止孔1a(2a)に嵌め込まれている。U字部4aは、配線材である電線3の導電材3bを抱え込むように保持している。係止孔1a(2a)の上方には、第1の電極11を配し、係止孔1a(2a)の下方には第2の電極12を配して、加圧の後第1及び第2の電極間に通電させる。
【選択図】図5
Description
本発明は、自動車のリレー、ヒューズ等が搭載され、電気部品の端子や配線を接続する電気接続箱の製造方法に関する。
近年、自動車等の多機能化に伴い、自動車等に搭載される電装部品は増加している。一般に、これらの電装部品の端子や電装部品の配線であるワイヤーハーネスは、接続される部位ごとにまとめられ電気接続箱に接続される。
電気接続箱は、電装部品を電気的に接続する回路と、内部にこの回路を収納し外面にリレー、ヒューズ及び他の電装部品と係合するコネクタを備えたケースとを備えて構成されている。
従来の電気接続箱の回路材料は、金属板を任意の形状に打ち抜いて折り曲げたバスバーによって構成されており、金属板を打ち抜く金型製作にコストがかかり、また回路設計の自由度も低かった。
そこで、回路材料としてバスバーの代わりに電線を用い、電装部品の端子及びワイヤーハーネスを電気的に接続する布線電気接続箱も提案されている(特許文献1、2)。これにより、バスバー電気接続箱のような金型作製の工程を必要せず、安価な電線を用いることでコストダウンが図れ、電線による配線で自由に形成できるため回路設計の自由度も高い。
特開平8−37719号
特開平8−185906号
しかしながら、このような布線配線箱では、電線と回路材料の端子として用いられるタブ端子とが圧接により電気的に接続されており、過圧接による電線切れや加圧不足により電気的接合が十分にされないなど信頼性が低いという問題点があった。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、電線とタブ端子との信頼性の高い接続を有する電気接続箱及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明による電気接続箱は、電線を収容する複数の溝とこの溝上に形成された端子収容部とを有する絶縁基材の前記溝に沿って、中間口出しされた電線を、前記端子収容部の部分に前記中間口出し部分が位置するように敷設する工程と、 基端側がU字状に折り返されて電線接続部を形成した板片からなるタブ端子を前記端子収容部に収容し前記電線接続部の内側に前記電線の中間口出しされた内部導体を収容する工程と、前記電線接続部とその内側に収容された内部導体とを固着する工程と、前記絶縁基材をケースの内部に収容する工程とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、電線が中間口出しされ、タブ端子のU字状の電線接続部の内側に中間口出しされた電線の内部導体を収容し、電線接続部と内部導体とを固着するようにしているので、従来の接続方法に比べて信頼性の高い接続を行うことができる。
以下、添付した図面を参照して本発明に係る電気接続箱の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電気接続箱の一部の展開斜視図である。
図1に示すように樹脂等の絶縁材からなる第1及び第2のインシュレーションパネル1、2の片面(配線面1S、2S)には、それぞれ所定の位置に電線2を収納する溝1a、2aと、図示しない外部電装部品と電気的に接合するタブ端子3が係合する端子収容部である係止孔1b、2bが形成されている。電線3は、所定の隙間dを介して配された2つのインシュレーションパネル1、2の配線面1S、2Sを一方の縁部1e、2eを介してまたぐように布線されており各溝1a、2aに収納される。
図2は、電線3の一部拡大図である。電線3は、任意の部分において被覆材3aが剥がされており、その位置で電線3内部の導電材3bとタブ端子4とが電気的に接合される。ここで、電線3は、大電流回路では撚り線の太物電線3cを用い、中及び小電流回路では撚り線もしくは単線の細物電線3dを用いることが好ましい。
図3は、図1のA−A’断面図である。金属からなるタブ端子4は、一方の端部がU字状に折り曲げられ、このU字部4aがインシュレーションパネル1(2)の係止孔1b(2b)に嵌め込まれる。このU字部4aの先端は、これと対向する係止孔1b(2b)が有するY側に面した段である第1の係止部1c(2c)と係合し、タブ端子4がX側に抜けるのを防止する。更に、このU字部4aには、先端が反対側に外側に折り曲げられた係止片4bが形成されている。この係止片4bは、係止孔1b(2b)の第1の係止部1c(2c)とは反対側の壁面に形成されたX側に面した段である第2の係止部1d(2d)と係合し、タブ端子4がY側に抜けるのを防止する。また、タブ端子4のU字部4aの内側は、電線3を抱え込むように保持する。タブ端子4のU字部4aとは反対側の端部は、上部に突出した板状に形成され図示しない外部電装部品のコネクタと電気的に接合する。
図4は、同電気接続箱の分解斜視図である。
第1及び第2のインシュレーションパネル1、2は、間に絶縁材8を介して配線されていない背面同士が重なり合わせられる。上側の第1のインシュレーションパネル1の配線面側には、第1のインシュレーションパネル1と対向する方向に開口した箱状の上ケース5が配され、下側に配された第2のインシュレーションパネル2の配線面側には、上ケース5と脱着可能に係合する下ケース6が配される。ここで、上ケース5の上面には、ヒューズ9及びリレー10と脱着可能に係合するヒューズ装着部5b及びリレー装着部5aが一体形成されており、下ケース6の底面には、コネクタ11が脱着可能に係合するコネクタ装着部6aが一体成形されている。
このように構成された電気接続箱の製造方法について説明する。
はじめに、[A]インシュレーションパネル1、2を、間隔dを介して配置した後、所定の位置の被覆材3aが剥がされた電線3をインシュレーションパネル1、2にまたがるよう配線し、溝1a(2a)に収納する。ここで、電線3の被覆材3aが剥がされた導電材3bは、インシュレーションパネル1(2)の係止孔1a(2a)と重なる位置に配する。次に、[B]インシュレーションパネル1(2)の有する係止孔1a(2a)にタブ端子4のU字部4aを嵌め込み、タブ端子4がU字部4aにおいて導電材3bを抱え込むように配する。ここで、[C]図5に示すように、電線3の導電材3bとタブ端子4のU字部4aとを第1の電極12と第2の電極13により挟み込み、加圧後通電して抵抗溶接を行う。続いて、[D]インシュレーションパネル1(2)の配線されていない背面同士を絶縁材8を介して重ね合わせ、[E]最後に、タブ端子4が外部電装部品係合部5a,5b(6a)に対応するように上下ケース5、6に収納する。
このように、電線3の導電材3bとタブ端子4とを抵抗溶接により接続することにより従来の圧接と比較し、確実に電線3とタブ端子4とを接続することが可能となる。
なお、以下図6〜図9に示すように製造工程中の[C]の電線3とタブ端子4とを接続する方法として他の接続方法を用いることができる。
図6は、本発明に係る電気接続箱の他の製造方法を示す断面図である。
係止孔1a(2a)の背面側に台14を配して、インシュレーションパネル1(2)を固定し、係止孔1a(2a)の配線面側にレーザ照射口15を配して、レーザ溶接を行う。また、同様にレーザ照射口15に変えて電極を配し、マイクロアーク溶接を行うこともできる。
図7は、本発明に係る電気接続箱の更に他の製造方法を示す断面図である。
インシュレーションパネル1(2)の係止孔1a(2a)の配線面側から、半田16を導電材3bに近接させ、コテ17によって加熱し半田付けを行う。
図8は、本発明に係る電気接続箱の更に他の製造方法を示す断面図である。
インシュレーションパネル1(2)の係止孔1a(2a)の背面側にアンビル18を配置し、配線面側にホーン19を配置して超音波溶接を行う。
図9は、本発明に係る電気接続箱の更に他の製造方法を示す。
(a)インシュレーションパネル1(2)の係止孔1a(2a)の背面側に台20を配し、配線面側にヘッド21を配して、(b)タブ端子4のU字部4aの端部を導電材4bを巻き込むようにして圧接する。
このように任意で様々な接続方法を用いて本発明を実施することができる。
1,2…インシュレーションパネル、3…電線、4…端子、5…上ケース、6…下ケース、7…ヒンジ、8…絶縁材、9…ヒューズ、10…リレー、11…コネクタ、12…第1の電極、13…第2の電極、14、20…台、15…レーザー照射口、16…半田、17…コテ、18…アンビル、19…ホーン、21…ヘッド。
Claims (2)
- 電線を収容する複数の溝とこの溝上に形成された端子収容部とを有する絶縁基材の前記溝に沿って、中間口出しされた電線を、前記端子収容部の部分に前記中間口出し部分が位置するように敷設する工程と、
基端側がU字状に折り返されて電線接続部を形成した板片からなるタブ端子を前記端子収容部に収容し前記電線接続部の内側に前記電線の中間口出しされた内部導体を収容する工程と、
前記電線接続部とその内側に収容された内部導体とを固着する工程と、
前記絶縁基材をケースの内部に収容する工程と
を備えたことを特徴とする電気接続箱の製造方法。 - 前記電線接続部と前記内部導体とを固着する工程は、抵抗溶接、レーザ溶接、マイクロアーク溶接、半田付け、超音波溶着又は圧接であることを特徴とする請求項1記載の電気接続箱の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005358075A JP2007166742A (ja) | 2005-12-12 | 2005-12-12 | 電気接続箱の製造方法 |
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JP2007166742A true JP2007166742A (ja) | 2007-06-28 |
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JP2005358075A Pending JP2007166742A (ja) | 2005-12-12 | 2005-12-12 | 電気接続箱の製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013504259A (ja) * | 2009-09-02 | 2013-02-04 | ローズマウント インコーポレイテッド | 危険場所において使用されるフィールド装置のためのワイヤ・ハーネス |
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2005
- 2005-12-12 JP JP2005358075A patent/JP2007166742A/ja active Pending
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