JP2007166526A - 可視光無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】精度の高い復号が得られるとともに、遠距離通信時に通信品質を阻害する原因となる背景光やノイズの影響を低減することが可能で、多階調(RGBの多階調化)を用いた可視光通信が容易な、延いては高速通信が可能となる可視光無線通信システムを提供する。
【解決手段】可視光による通信を行う可視光無線通信システムであって、送信装置1は、2次元配列セルからなるフレームを生成する変換手段11と、フレームのセルの中に補正セルを挿入するか、補正セルからなる補正フレームを生成する第1補正手段13と、フレームまたは補正フレームを表示する表示手段12とを備え、受信装置2は、送信装置1の画面に表示されたフレームおよび補正フレームを撮影する撮影手段21と、これで撮影した補正セルを用いてセルの補正を行う第2補正手段221と、撮影手段21で撮影したフレームを構成するセルまたは第2補正手段で補正されたセルに対応する2次元配列のコードを、変換前のデータに戻す復号手段222とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、所望のデータを可視光に変換しデータ転送を行う可視光無線通信システムに係り、特に2次元セルコード(動画)にエンコードした可視光を媒体として通信を行う可視光無線通信システムに関する。
既に実現されている可視光通信システムとして、例えばバーコードやQRコードなどケーブルを使わないデータ転送手段が知られている。ところが、これらに使用する色は白黒のみであり、かつ静止した画像データであるため、大容量データの転送には不向きである。また、近時、白黒に限らず、各種の色の動画などを用いて大容量データの転送を行うシステムの開発が試みられている。
ところで、可視光を通信媒体とする無線通信システムは、一般的に、既存の構成(例えば、モニタとカメラ)にソフトウェア(もちろんハードウェアで実現してもよい)などを追加するだけで実現可能な通信手段であるため、実現方法が容易である。また、この可視光を媒体とした無線通信システムは、近距離では秘匿性に優れた通信手段であり、また中距離・遠距離ではブロードキャスト、マルチキャストが可能で、応用アプリケーションが多岐にわたる。また、このような無線通信システムでは、可視光を通信媒体とするため、手軽であって、しかもデータ通信やダウンロードをしている様子がユーザにわかりやすい。さらに、有線通信と比較すると、有線ケーブルを必要としないため、配線の設置や作業にかかるコストが低い。また、無線通信と比較すると、電磁波の影響がなく、医療機関や電車など公共の場においても医療機器や人体に与える影響がない。また、電波法による制約を受けることもない。
次に、このような可視光通信について、具体的に説明する。
各種の情報の送受信を、直感的に、かつ容易に行うことができるものとして、例えば特許文献1に記載のものが知られている。即ち、これは、表示部を設けた表示装置と、リーダライタを備えるとともに表示部を設けた情報処理端末装置との間で、可視光通信を行う構成のものである。このような構成の光通信では、表示装置から情報処理端末装置に情報を転送する場合、表示装置において、画像のデータを表すシンボルの白黒のパターンが、表示部の1フレームの走査毎に切り替わり、画像データ全体を表す期間だけ連続して表示される。一方、これを受信する情報処理端末装置では、そのシンボルがリーダライタにより読み取られ、そのシンボルに基づいた画像のデータが取得される。次に、これとは逆に、情報処理端末装置から表示装置にデータを転送するときには、転送するデータを表すシンボルがリーダライタから出力され、それが表示部の所定の位置に形成された読み取り領域により読み取られる。従って、表示装置においては、読み取られたシンボルに基づいて、データが取得される。
また、このような可視光通信において、複数の異なる信号光を別々のエリアに送信したときに一部の受信エリアが重畳する場合、受信側の不要な信号を除去して所望の信号のみを受信できるものとして、例えば特許文献2に記載のように、カラオケ装置に適用した可視光通信装置が知られている。即ち、これは、RGBの可視光送信部がステージの天井にそれぞれ設置されており、これらの可視光送信部からR、G、Bの3原色がステージに向けて投光されてステージ上に投影されるようになっている。一方、ステージ上には、任意の場所へ自由に移動可能なマイクロフォンと一体で受信カードを備えており、可視光送信部からの可視光を受信カードが受信するようになっている。また、各可視光送信部では、3つのチャネルのオーディオ信号の各々でそれぞれ異なる波長の可視光を変調して目視可能な各種の色の信号光を生成するとともに、これらの信号光をステージ上で受信エリアの一部が重畳するように送信する。これにより、受信カードは、可視光送信部のいずれかにより送信された可視光から少なくとも1つの波長を色フィルタにより選択して受光し、その受光した波長を光電変換して復調することにより、マイクロフォンを持った使用者は、RGBの各色に対応する所望の音声チャンネルの音楽を聞くことができるようになっている。
また、この他に、照明器具での色温度(調光、色合い)について遠隔操作を行うことができるようにするために、安定かつ自在なワイヤレス光通信装置として、例えば特許文献3に記載のものが知られている。即ち、このワイヤレス光通信装置は、ワイヤレスリモコン装置を構成する携帯端末装置と、このワイヤレスリモコン装置である携帯端末装置との間で可視光通信を行うとともに室内を照明する複数のLED群を設けた照明装置とを備えたものであって、照明装置の方は、可視光4色以上、特に5色に対応する波長で照明を行う。この照明装置のLED群は、異なる波長群で発光しそれぞれデータをワイヤレスリモコン装置である携帯端末装置へ伝送する。これにより、LED群からの光を受信したワイヤレスリモコン装置である携帯端末装置では、各波長の光のパワーを検出することにより、これを補正するような制御光を照明装置へ出射し、これを受光した照明装置ではLED群の制御を行うことで、より細やかな照明としての色温度(色合い)を実現する。また、照明装置は、携帯端末装置から色温度(色合い)を補正するための値のフィードバックを受けることによって、LED照明特有の色温度(色合い)の不安定さを解消することができるようになっている。
特開2004−127272号公報 特開2004−193908号公報 特開2004−297425号公報
ところで、可視光を通信媒体とする無線通信システムにおいて、データ送信側とデータ受信側との間で色を正しく再現できるということは可視光通信を行う上で重要な要素であり、もし受信した光の色が歪んでしまうようなことがあると、データ復号に誤りが生じる可能性が高くなる。このような正しい色再現を妨げる要因として、通信環境に存在する背景光と、光学デバイスの特性やそのばらつき、などがあげられる。そこで、以下に色再現を妨げる要因について説明する。
(1)通信環境に存在する背景光の要因
可視光を通信媒体とする無線通信システムにおいて、データ送信側とデータ受信側間の通信経路にはさまざまな背景光が混入する可能性があり、むしろ背景光の混入がない環境の方が稀で、背景光の存在は避けられない。例えば、室内での通信においては蛍光灯に代表される照明が、また、屋外での通信においては太陽などの光が混入するなど、通信環境によってさまざまである。通信媒体である可視光は、上記の背景光によって、色かぶりや色調の変化やダイナミックレンジの低下などさまざまな影響を受ける。このように、可視光通信において、背景光の影響は避けられない課題である。また、通信距離が遠距離になる程、背景光が混入しやすく影響を受け易いといった問題がある。さらに、背景光の影響により、多階調の光(中間色)を用いた可視光通信が難しいといった問題もある。
(2)光学デバイスの特性やそのばらつきに関する要因
可視光を通信媒体とする無線通信システムは、次のような光学的なデバイス、即ち、表示手段(モニタ:液晶やLEDなど)や撮影手段(受光素子、フィルタ)などを備えている。例えばLEDの場合、一般的に光度は温度依存性を持っており、接合部温度の上昇に従って光度が低下する。また、これらの光学デバイスは、製造工程でのばらつきや経年変化などにより、光学的特性にばらつきが生じるおそれがある。
このように、可視光を通信媒体とする無線通信システムでは、背景光による影響や、光学デバイスの特性やそのばらつきにより受信した可視光の色が歪むことで、正しい復号ができなくなるという問題が生じている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、精度の高い復号が得られるとともに、遠距離通信などの際に通信品質を阻害する原因となる背景光やノイズの影響を低減することが可能で、多階調(RGBの多階調化)を用いた可視光通信が容易となり、延いては高速通信が可能となる可視光無線通信システムを提供することを目的とする。
本発明の可視光無線通信システムは、可視光を媒体として、データ送信装置とデータ受信装置との間で無線通信を行う可視光無線通信システムであって、前記データ送信装置は、送信すべきデータをコードに変換し、そのコードを2次元配列させたセルからなるフレームを生成する変換手段と、前記フレームを構成するセルの中に補正セルを挿入するか、または前記セルとは別の2次元配列された補正セルからなる補正フレームを生成する第1補正手段と、前記フレームまたは前記補正フレームを表示画面に表示する表示手段と、を備えるとともに、前記データ受信装置は、前記データ送信装置の前記画面に表示された前記フレームおよび補正フレームを撮影する撮影手段と、前記撮影手段で撮影した前記補正セルを用いて、前記受信したコードを構成するセルの補正を行う第2補正手段と、前記撮影手段で撮影した前記フレームを構成する前記セル、または前記第2補正手段で補正された前記セルに対応する2次元配列のコードを、前記変換前のデータに戻す復号手段と、を備えたものである。
上記構成によれば、補正手段を設けることで、データ受信側において、受信データの補正が可能となる。例えば、補正を行うことにより背景光や光学デバイスの特性やそのばらつきの影響を低減することができ、正確なデータ復号が可能となる。また背景光の影響を低減することにより、遠距離通信が可能となる。また、多階調(RGBの多階調化)を用いた可視光通信が容易となり、高速通信が可能となる。
また、本発明の可視光無線通信システムは、前記2次元配列のコードに対応するセルで構成したフレームは、前記送信すべきデータに応じて時間とともに連続的に変化するものである。
また、本発明の可視光無線通信システムは、補正セルは、1つのグレーセルもしくは異なる階調の複数のグレーセルから構成されているものである。
また、本発明の可視光無線通信システムは、前記補正セルは、白及び黒を含む無彩色のセルと、R、G、Bの3原色のセルとを備えるものである。
また、本発明の可視光無線通信システムは、前記データ受信装置は、前記セルまたは前記補正セルの受信データ復号時の画像レベルを補正するダイナミックレンジ補正手段を備えたものである。
上記構成によれば、補正を行うことにより背景光や光学デバイスの特性やそのばらつきの影響を低減することができ、正確なデータ復号が可能となる。また、背景光の影響を低減することにより、遠距離通信が可能となる。また、データの補正は受信側(受信装置)で行うため、送信側と1つまたは複数の受信側間の通信環境の差異を送信側で吸収する必要がなく、受信装置それぞれが自ら補正を行えばよく、補正に関わるシステムの構築が容易である。
本発明の可視光無線通信システムは、前記ダイナミックレンジ補正手段は、前記補正セルから所定の補正変換式により前記セルの補正を行うものである。
本発明の可視光無線通信システムは、前記ダイナミックレンジ補正手段は、各補正セルの間の点をスプライン曲線やベジエ曲線等の近似曲線で補間して前記セルの補正を行うものである。
本発明の可視光無線通信システムは、前記データ受信装置は、トーンカーブを補正するコントラスト補正手段を備えたものである。
上記構成によれば、2次元セルCを受信(撮影)する際に、近傍に強い光源などがあった場合、受信セルの色が相対的に暗くなってしまうことがある。そのような影響を受けたときの受信特性の向上を図ることが可能となる。
本発明の可視光無線通信システムは、前記コントラスト補正手段は、RGBの各色のセルに対して同一の補正を行うものである。
本発明の可視光無線通信システムは、前記コントラスト補正手段は、RGBの各色のセルに応じてそれぞれ異なる補正を行うものである。
本発明の可視光無線通信システムは、前記コントラスト補正は、各補正セルの間の点はスプライン曲線やベジエ曲線等の近似曲線で補間して行うものである。
本発明の可視光無線通信システムは、前記データ受信装置は、前記セルの色調のバランスを補正するカラーバランス補正手段を備えたものである。
2次元セルコードによる可視光通信を行う際、背景光の影響は避けられない。可視光通信においては、例えば白いセル(R=G=B=255)を送信した場合、正しく白いセル(R=G=B=255)として受信されることが理想である。しかし、通信環境にある背景光により“色かぶり”(撮影した画面全体が赤や緑などの色がかぶって見えることで、早朝や夕方の屋外では赤やアンバーかぶり、日陰などでは青かぶり、室内の蛍光灯下では緑かぶりとなる)が発生した場合、受信した白いセルは正しい白(R=G=B=255)にならないことがある。また、一般的にデジタルカメラは、自動的に光を測定し撮影の調整を行う“オートホワイトバランス”機能を搭載している。しかしながら、複数の背景光が混じった状況下(ミックス光)においては必ずしも正しいホワイトバランスが得られるとは限らない。
そこで、上記のような構成によれば、背景光などの影響を受けてカラーバランス(色調のバランス)が劣化した場合に、補正セルを基にして、受信データ復号時にカラーバランス(色調のバランス)補正を行うことが可能となる。
本発明の可視光無線通信システムは、カラーバランス補正手段は、所定の補正変換式を用いて前記セルの色調のバランスを補正するものである。
本発明の可視光無線通信システムは、前記データ受信装置は、前記セルの色相(R、G、B)情報を取得する際に、前記セル内のピクセルの色調情報を平均化する手段を備えたものである。
一般に、可視光通信において、通信経路に明るい背景光が混入すると、撮影手段21は背景光の明るさに引きずられて露出を絞る可能性がある。その結果、2次元セルコードの明るさ(レベル)が低下してしまう。一般に、暗くなった画像の一部(シャドー部)にはノイズが発生しやすい。このノイズの発生の例を、図21に示す。ピクセルN1およびN2がセルC内で発生したノイズを示している。
そこで、上記のような構成によれば、前述した方法でピクセル間のRGBの平均化を行うことにより、ピクセル単位で発生するノイズの影響を低減でき、より正確なデータ復号が可能となる。また、このような平均化を行うことにより、遠距離通信時に課題となる背景光やノイズの影響を低減することが可能となる。
本発明の可視光無線通信システムは、前記データ受信装置は、受信した2次元セルデータの階調の歪に応じて階調を減らして復号を行う手段を備えたものである。
本発明の可視光無線通信システムは、前記データ送信装置は、送信すべきデータの中で重要なデータ(低周波情報)を階調の外側に、送信すべきデータの中で前記重要なデータ以外のデータ(高周波情報)を階調の内側にマッピングし送信を行う手段を備えたものである。
上記構成によれば、背景光やデバイスの光学的特性の影響によって2次元セルの受信特性が歪んでしまい、通信状態が望ましくない条件下においても、受信側で階調を減らして復号することで、比較的重要なデータ(低周波情報)は正しく復号することが可能となる。
本発明によれば、低下した2次元セルコードのレベル(ダイナミックレンジ)を、補正セルを用いて補正することにより、精度の高い復号が得られるとともに、レベル補正を行うことにより、遠距離通信時に通信品質を阻害する原因となる背景光やノイズの影響を低減することが可能となるので、多階調(RGBの多階調化)を用いた可視光通信が容易となり、延いては高速通信が可能となる可視光無線通信システムを提供できる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る可視光無線通信システムを示すものであり、この可視光無線通信システムは、変換手段11と、表示手段12と、第1補正手段13などとを備える送信端末装置1と、撮影手段21と、第2補正手段221及び復号手段222を設けた制御部22などとを備える受信端末装置2と、で構成されている。
送信端末装置1の変換手段11は、送信データを動画に変換するものであり、エンコーダで構成されている。ここでいう動画Mとは、2進数データを数ビット毎に可視光に変換し、図2に示すように、2次元配列のセルC(以下、これを「2次元セルコード」とよぶ)で構成されるフレームFが複数集まった動画のことであり、換言すれば、時間とともにフレームFが切り替わるようになっている。1つのフレームFには、図3に示すように、複数のセルCが横縦2次元的にX×Y個配列されており、また1つのセルCには、多数のピクセル(撮像素子の最小単位)Pが縦横2次元的にn×m個配列されている。
表示手段12は、動画Mをモニタに表示する液晶表示装置(LCD)で構成されている。第1補正手段13は、高精度の復号(受信端末装置2が受信データセル)を行うために後述する補正フレームHFを表示手段12へ出力するものであり、出力が表示手段12の入力に接続されている。
ここで、補正フレームHFについて説明する。
本実施形態の補正フレームHF1は、図4に示すように、黒の補正セルBC及び白の補正セルWCの他に、グレーの補正セルGCを含む構成となっている。この補正フレームHF1の階調(色の濃度)や各セルの配置は、予め決定しておく。なお、補正フレームHF1内のグレーの補正セルGCは、補正セルGC1〜GC6のように異なる階調の複数のグレーセルから構成されていてもよい。また、この補正フレームHF1の替わりに、例えば図5に示すように、フレームHF2内の1つもしくは複数のセルを補正セルHCに割り当ててもよい。また、この補正フレームHFは、図6に示すように、白、黒のセルWC、BC以外に、さらに赤・青・緑の原色のセルBLC・GRC・RECを備えた補正フレームHF3で構成してもよい。
受信端末装置2は、本実施形態の場合、携帯電話機、PHS、PDAなどの携帯端末装置で構成されており、図7に示すように、撮影手段21と、制御部22と、操作部23と、表示手段24と、無線部25と、アンテナ26と、BB部27と、外部メモリ28などとを備えている。また、制御部22は、第2補正手段221、復合手段222、変換手段223、内部メモリ224などを備えており、CPUで構成されている。
撮影手段21は、送信端末装置1の表示手段12に表示される動画を連続撮影するカメラ211と、カメラ制御部212とを備えており、この撮影した動画は第2補正手段221へ出力させるようになっている。即ち、この撮影手段21のカメラ211は、カメラ制御部212により起動し、表示手段12に表示される動画の連続撮影動作を行うようになっている。
第2補正手段221は、撮影手段21で撮影した受信データセルDC(2次元セルコードに対応する)を補正するものであり、出力が復号手段222の入力に接続されている。復号手段222は、第2補正手段221が補正した受信データセルDCから受信データを復号するものであり、デコーダで構成されている。
つぎに、本実施形態の可視光無線通信システムにおける送受信動作について、図8を参照しながら詳細に説明する。
(1)データ送信側について:
送信端末装置1は、表示手段12であるモニタに各種の2次元配列のセルからなる2次元セルコードCを表示する。この表示手段12のモニタに表示する2次元セルコードCは、送信データを変換手段11でエンコードして生成したものである。また、この2次元セルコードCは、補正フレームHFも交えたフレーム構成のものを予め生成しておいてもよい。
(2)データ受信側について:
受信端末装置2は、操作者が例えば手動操作により操作手段23である操作キーを操作し、撮影手段21であるカメラ211に対して、2次元セルコードCの撮影機能を制御部22により起動させる。そして、操作者は、操作手段23を操作することにより、送信端末装置1の表示手段12のモニタに表示される2次元セルコードCを、撮影手段21のカメラ211で撮影する。
即ち、操作者は、図9に示すように、受信端末装置2の表示手段24に設けたモニタ241に表示されるガイドマークGMを見ながら、このガイドマークGMに2次元セルコードCが収まるように撮影位置を保持する。
その後、撮影手段21は、全ての2次元セルコードCを録画する。そして、この録画が完了したら、録画完了を制御部22に通知する。また、この録画した2次元セルコードCは、例えば外部メモリ28などに格納しておく。
次に、制御部22は、外部メモリ28などから2次元セルコードCを内部メモリ224に読み出す。そして、この2次元セルコードCの中から補正フレームHFを検出し、後述する補正係数を算出する。この補正係数は、予めその算出方法が内部メモリ224に保存されている。
次に、この算出した補正係数を2次元セルコードC中のデータセルDCに適用しながらエンコードを行い、受信データを生成する。その後、制御部22は、操作者に対して2次元セルコードCからの受信データ取出動作が完了したことを、モニタ241を通じて通知する(同時に、例えば「ピッ」というような合成音を再生して知らせてもよい)。
ここで、受信データの復号とレベル補正について、特に第2補正手段221について、図10を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態の第2補正手段221は、補正係数算出部221Aと補正部221Bとを備えている。このうち、補正係数算出部221Aは、例えば2次元セルコードCから補正セルHC(図5参照)を抽出し、この補正セルHCから補正係数を算出する。補正セルHCの色や階調は、予め決められており、受信した際の階調に従って補正係数Eを算出する。なお、補正セルHCの抽出は、その位置を予め決めておくことで容易に抽出が可能である。一方、補正部221Bは、2次元セルコードCからデータセルDCを抽出し、このデータセルDCに補正係数Eを適用(例えば乗算)し、補正後のデータセルDC(これを、「補正後データセル」とよぶ)を複合手段222に出力する。
復号手段222は、第2補正手段221が出力する補正後データセルDCをデコードし受信データを得る。
次に、補正係数算出部221Aが算出する補正係数Eの具体例を次の[表1]に示す。この表1に示すように、補正係数Eを次に説明するルックアップテーブルとして補正部221Bに通知してもよい。このルックアップテーブルには、受信時の階調毎に補正後の階調をテーブル化した情報が格納されており、補正部221Bは受信データの階調に従ってルックアップテーブルを参照(リード)し、補正後の階調に置き換えることで受信セルの階調補正が行える。なお、セルの階調のビット数をnとした場合、階調の最大値は2−1となり、0から2−1までの2個のテーブルになる。
Figure 2007166526
このように、第2補正手段221を設けることで、受信データのレベル補正が可能となる。さらに、このレベル補正を行うことにより、遠距離通信時に課題となる背景光やノイズの影響を低減することが可能となる。また、多階調(RGBの多階調化)を用いた可視光通信が容易となり、高速通信が可能となる。
なお、本発明によれば、データのレベル補正は受信端末装置で送信側とは独立して行うため、送信側と1つもしくは複数の受信端末装置の通信環境の差異を送信側で吸収する必要がなく、補正に関わるシステムの構築が容易である。
次に、本発明のレベル調整方法について説明する。なお、このレベル調整方法は、可視光無線通信システムでの前述した送受信動作において、受信側に設けたダイナミックレンジ補正手段を用いて受信データ復号時のレベル(ダイナミックレンジ)補正について行うものである。また、ここで、補正係数算出部221Aが算出する「補正係数ce」とは、この補正係数ceによるレベル調整をデータセルDCに施すことで、所定のレベル調整効果が得られる係数のことをいう。
2次元セルCを受信(撮影)して受信データセルDCを復号する時のレベル(ダイナミックレンジ)は、例えば逆光時のように2次元セルCの近傍に強い光源があった場合、受信データセルDCの受信レベルのヒストグラムは全体的に狭いダイナミックレンジになってしまう。ここで、図11は、受信データセルDCの理想的なヒストグラムを示す。一方、図12には、ダイナミックレンジが狭くなってしまったときのヒストグラムを示す。
そこで、上記のような影響を受けた際の受信データセルDCの補正について、以下に最も簡単な一次関数(g(y))を用いた補正方法を示す。
(1)上記のような影響を受けたときの補正について、以下に最も簡単な補正方法として、一次関数を用いた補正変換方法を示す。これには、後述する補正変換式g(y)を用いる。初めに、補正セルHCから補正変換式g(y)を求める。
送信端末装置1の第1補正手段13で生成した複数の階調の補正セルHCを有する補正フレームHF2を送信するが、このとき、例えば図13に示すように、それぞれ異なる階調の補正セルHCa,HCbを1フレーム内にマッピングしてもよい。なお、本実施形態では、補正セル(HCa)、及び補正セル(HCb)の階調を、次式の範囲
xa<xb ・・・(1)
とする(但し、xaは補正セル(HCa)の階調、xbは補正セル(HCb)の階調を示す)。
次に、図14に示すように、受信時の階調ヒストグラムを階調範囲[ya,yb]から階調範囲[za,zb]に変換する補正変換を、ダイナミックレンジ補正手段を構成する制御部22の第2補正手段221によって行う。なお、階調範囲[za,zb]は、補正すべき目標であり、すなわち補正セル(HCa)、(HCb)の階調範囲[xa,xb]に等しい(但し、補正セルの階調は予め決定しておく)。
図14は、上から順に、送信時、受信時および補正後の階調ヒストグラムを示している。なお、点(A)、(B)は、それぞれ、補正セル(HCa)、(HCb)の階調を示している。受信時の階調ヒストグラム中の矢印αは、通信路中に受けた影響を意味する。一方、補正後の階調ヒストグラム中の矢印βは、補正変換で行う変換を意味する。
ここで、受信時の階調範囲[ya,yb]を階調範囲[za,zb]に変換する補正変換を、
Z=g(y) ・・・(2)
とすると、関数g(y)は、次の式(これを、「補正変換式」とよぶ)になる。
Figure 2007166526
そこで、上記の補正変換式g(y)で補正変換を行うことで、図14(C)に示す補正後の階調ヒストグラムのように、送信時の階調を再現することが可能となる。
(2)補正変換式g(y)をデータセルに適用する。
次に、上記で求めた補正変換式g(y)を受信したデータセルに適用する。補正係数算出部221Aは、先に求めた(3)式で示す補正変換式g(y)からルックアップテーブルを算出し(例えば前述の[表1]参照)、補正係数として補正部221Bへ通知する。その後、補正部221Bは、ルックアップテーブルを基に、受信したデータセルDCの補正を行い、補正後データセルDCとして出力する。このように、通信路中で受けたレベル変化を補正変換式g(y)によって補正することで、送信側が送信したデータセルDCの階調レベルを受信側においても再現することが可能となる。
なお、本実施の形態では、補正セルHCから補正変換を求める際、一次元関数を用いた例を示したが、各補正セルHCの間の点はスプライン曲線やベジエ曲線等の近似曲線で補間してもよい。
以上、本実施形態によれば、低下した2次元セルコードのレベル(ダイナミックレンジ)を、ダイナミックレンジ補正手段を構成する第2補正手段221により、補正セルHCを用いてレベル調整することにより、従来よりも精度の高い復号結果が得られる。さらに、第1の実施形態における場合の同様に、レベル補正を行うことにより、遠距離通信時に課題となっていた背景光やノイズの影響を低減することが可能となる。また、多階調(RGBの多階調化)を用いた可視光通信が容易となり、高速通信が可能となる。
次に、本発明のトーンカーブ補正方法について説明する。また、本実施形態のトーンカーブ補正方法で用いる、コントラスト補正手段である補正係数算出部221Aが算出する補正係数ceは、この補正係数ceによる補正をデータセルDCに施すことで、所定のトーンカーブ効果が得られる係数とする。ただし、ここで使用する補正セルは、異なる階調の複数の補正セル(例えば図4に示すように、黒BC、グレーGC、白WCなどから構成されたもの)を用いなければいけない。
逆光時のように2次元セルCの近傍に強い光源などの影響を受けてコントラストが劣化した場合に、その補正を行うために用いる、受信データ復号時のトーンカーブ(コントラスト)補正について、具体例を示しながら説明する。
(1)初めに、送信端末装置1の第1補正手段13から、複数の階調の補正セルを含んだ補正フレームHF2を送信するが、このとき、例えば図15に示すように、それぞれ異なる階調の補正セルHCa〜HCcを1フレーム内にマッピングする(近傍のフレームにそれぞれをマッピングしてもよい)。なお、本実施形態では、補正セル(HCa)、補正セル(HCb)及び補正セル(HCc)の階調を、次式の範囲
xa<xb<xc ・・・(4)
とする(但し、xa〜xcは、補正セル(HCa)〜補正セル(HCc)の階調を示す)。
(2)ところで、2次元セルCを受信(撮影)する際に、近傍に強い光源などがあった場合、受信セルの色が相対的に暗くなってしまうことがある。そのような影響を受けたときの受信特性の例を、図16に示す。ここで、横軸(x)は送信時の階調で、縦軸(y)は受信時の階調を示す。各軸の“M”は、送信・受信時の階調の最大値を示す。階調が8bitの場合、M=255となる。また、図中の実線は、受信特性y=f(x)を示している。符号xa〜xc、ya〜ycは、それぞれ、階調がxa〜xcである補正セル(A)、(B)、(C)を送信した際、受信側での階調がそれぞれya〜ycになったことを示している。
例えば、補正セル(HCb)に着目すると、送信時はxbの階調であったが、受信時にはybとなり、xb>ybである。これは、受信画像が暗くなってしまったことを意味する。
ここで、補正セルの階調xa〜xcは、送受信間で予め決められた既知の情報とするため、受信側では受信時の階調ya〜ycを調べることで、通信路中での影響である受信特性f(x)がわかる。
このように、通信路上で受けた影響による受信特性f(x)を、図中点線で示したy=xの期待特性に変換する、補正変換式を求めればよい。
(3)そこで、図17、図18を参照しながら、補正セルHCa〜HCcから補正変換式g(y)を求める。なお、図17は、横軸(y)が受信時の階調で、縦軸(z)が補正後の階調であって、受信時の階調(y)に対する補正後の階調(z)の関係を示している。また、図18は、横軸(x)が送信時の階調で、縦軸(z)が補正後の階調で、送信時の階調(x)に対する補正後の階調(z)の関係を示している。
初めに、受信した補正セルHCa〜HCcの階調を調べ、受信時の階調(y)から通信路の影響であるf(x)を補正するための補正変換式g(y)を求める。ここで、受信時の階調(y)から補正後の階調(z)を得る補正変換式g(y)を図17に示す。このとき、補正後の階調(z)は、図18に示すように、送信時の階調(x)に対してz=xになる関係とする。
送信時の階調は通信路によってf(x)という変化を受けるが、補正変換g(y)を施すことによって、図18に示した補正後の特性z=g(f(x))を得ることができる。
(4)次に、補正変換式g(y)を受信したデータセルに適用する。
補正係数算出部221Aは、求めた補正変換式g(y)からルックアップテーブルを算出し(例えば、前述した[表1]参照)、補正係数ceとして補正部221Bへ通知する。一方、この補正部221Bは、ルックアップテーブルを基に、受信したデータセルDCの補正を行い、補正後データセルDCとして出力する。
このように、通信路中で受けた変化であるf(x)を補正変換式g(y)によって補正することで、送信側が送信したデータセルDCの階調を受信側においても再現することが可能となる。
なお、補正セルから補正変換式を求める際、各補正セルの間の点はスプライン曲線やベジエ曲線等の近似曲線で補間してもよい。また、トーンカーブ補正は、RGBの全チャネルに対して同一の補正を行ってもよい。さらに、そのトーンカーブ補正は、RGBのチャネル毎にそれぞれ異なる補正を行ってもよい(チャネル毎の補正係数を用意してもよい)。
従って、本実施形態によれば、補正セルHCを用いたデータセルDCの補正により、撮影時の露出状態や実際に撮影された2次元セルコードC部分のトーンカーブを、コントラスト補正手段である補正係数算出部221Aによって補正し、リニアな階調を得ることができる。これによってより正確なデータの復号が可能となる。
また、第1の実施形態と同様に、トーンカーブ補正を行うことにより、遠距離通信時に課題となる背景光やノイズの影響を低減することが可能となる。また、多階調(R、G、Bの多階調化)を用いた可視光通信が容易となり、高速通信が可能となる。
次に、本発明のカラーバランス補正方法について説明する。また、本実施形態のカラーバランス補正方法で用いる、カラーバランス補正手段を構成する補正係数算出部221Aが算出する補正係数ceは、この補正係数ceによる補正をデータセルDCに施すことで、所定のカラーバランス効果が得られる係数とする。
2次元セルコードによる可視光通信を行う際、背景光の影響は避けられない。つまり、可視光通信においては、送信した白いセルが正しい白いセル(R=G=B=255)として受信されることが理想であるが、通信環境にある背景光により“色かぶり”が発生することがある(撮影した画面全体が赤や緑などの色がかぶって見えることで、早朝や夕方の屋外では赤やアンバーかぶり、日陰などでは青かぶり、室内の蛍光灯下では緑かぶりとなる)。一般的にデジタルカメラは、自動的に光を測定し撮影の調整を行う“オートホワイトバランス”機能を搭載している。しかしながら、複数の背景光が混じった状況下(ミックス光)においては必ずしも正しいホワイトバランスが得られるとは限らない。
そこで、本発明では、背景光などの影響を受けてカラーバランス(色調のバランス)が劣化した場合に、補正セルを基にして、受信データ復号時にカラーバランス(色調のバランス)補正を行うようになっている。このカラーバランス(色調のバランス)補正について、具体例を示しながら以下に、説明する。
(1)初めに、RGBの各チャネルの階調が等しいグレーの補正セルが受けた“色かぶり”の色を判断し、色かぶりした色を補正する変換を施し、データセルDCのカラーバランスを補正する。
補正セルを理想的に受信できた場合、図2の補正フレームHF1に示したような補正セルが得られる。しかし、背景光の影響(例えば夕日などの赤)で、赤の色かぶりが起こったときの補正セルHCは図19のようになり、全体的に赤みがかってしまう。例えば、各チャネルの階調がR=G=B=128というような補正セル(グレー)HCを送信し、通信路中で赤かぶりが起こった場合、例えば受信時の各チャネルの階調はR>G=Bというように、Rチャネルの階調Rが他チャネルの階調(GとB)より高くなる。
ここで、送信時、受信時の各チャネルの階調は、以下の通りとする。
送信時の各チャネルの階調; R=G=B=128(グレー)
受信時の各チャネルの階調; R>G=B(赤みを帯びたグレー)
(2)このような場合、例えば以下のような補正変換式g(y)をチャネル毎に行うことで、赤かぶりの影響を補正することができる。
Figure 2007166526
なお、本実施形態では一次元関数を用いた例を示したが、それ以外の関数を用いてもよい。
従って、本実施形態によれば、補正セルHCを用いたデータセルDCの補正により、複数の背景光が混じった状況下(ミックス光)においても、データセルDCのカラーバランスを正確に補正することが可能となる。
また、第1の実施形態と同様に、カラーバランス補正を行うことにより、遠距離通信時に問題となる背景光やノイズの影響を低減することが可能となる。また、多階調(RGBの多階調化)を用いた可視光通信が容易となり、高速通信が可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係るセル内のピクセルの色調情報の平均化方法について説明する。なお、本実施形態において、2次元セルコードの1セルCは、第1の実施形態の場合と同様に、図3に示すようにn×mのピクセルP(撮像素子の最小単位)で構成されている。
本実施形態における構成は、基本的には、図20に示すように、第1の実施形態に係る可視光無線通信システムの構成と同様であるが、データ受信側である受信端末装置2が、あるセルCの色相情報(RGB)を取得する際、セルC内のピクセルPの色情報を平均化することで1セルCの色情報を得るシステムとする(ノイズの影響を抑え、遠距離通信を可能とする)。そこで、本実施形態では、図20に示すように、データ受信側である受信端末装置2において、撮影手段21と第2補正手段221との間に平均化手段225を備えている。この平均化手段225には、データピクセル平均部225Aと補正ピクセル平均部225Bとを設けている。
次に、本実施形態の可視光無線通信システムにおける動作について説明する。
本実施形態における基本的な動作は、第1の実施形態で示した動作と同様であるが、データピクセル平均部225Aは、撮影手段21が出力するあるデータセルDCについて、そのセルCに含まれる全ピクセルPのRGBを平均化し、このデータセルDCのRGBとして出力する。同様に、補正ピクセル平均部225Bは、撮影手段21が出力するある補正セルHCについて、そのセルHCに含まれる全ピクセルPのRGBを平均化し、この補正セルHCのRGBとして出力する。
一般に、可視光通信において、通信経路に明るい背景光が混入すると、撮影手段21は背景光の明るさに引きずられて露出を絞る可能性がある。その結果、2次元セルコードの明るさ(レベル)が低下してしまう。一般に、暗くなった画像の一部(シャドー部)にはノイズが発生しやすい。このノイズの発生の例を、図21に示す。
そこで、本実施形態では、前述した方法でピクセル間のRGBの平均化を行うことにより、ピクセル単位で発生するノイズの影響を低減でき、より正確なデータ復号が可能となる。
また、このような平均化を行うことにより、遠距離通信時に課題となる背景光やノイズの影響を低減することが可能となる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る階調調整方法について説明する。
この発明の階調調整方法を適用する本実施形態の可視光無線通信システムは、基本的には、第1の実施形態と同様の構成であるが、これに後述する一部の機能を加えている。これについて、以下に具体的に説明する。
(1)データ送信側である送信端末装置1:
送信端末装置1では、例えば比較的重要なデータ(低周波情報)を階調の外側に、比較的重要でないデータ(高周波情報)を階調の内側にマッピングし、送信を行う。そのため、変換手段には、送信データの重要度を判別する機能と、その判断に基づいてデータをマッピングする機能といった機能を付与している。
(2)データ受信側である受信端末装置2:
一方、受信端末装置2では、多階調の2次元セルを用いて通信している動作中に、受信した2次元セルデータの階調の歪に応じて階調を減らして復号を行う。そのため、第2補正手段には、2次元セルデータの階調の歪の度合いを判断する機能と、その判断に基づいて補正係数を切り替える機能といった機能を付与している。
次に、本実施形態の可視光無線通信システムにおける動作について説明する。
本実施の形態における動作は、基本的には、第1の実施形態で示した動作と同様であるが、下記のような部分が大きく異なる。
即ち、図22に示すように、受信端末装置2での歪んだ受信特性の例を示す。同図のような受信特性の歪みによって、点(b)や点(c)の階調は、それぞれ点(a)や点(d)の階調に近い値となっている。
一般に、このような場合、点(b)の復号時は左下の点線で囲ったように点(a)と同等の復号を行い、また点(c)の復号時は右上の点線で囲ったように点(d)と同等の復号を行う。なお、このような復号を行う際、データ送信側の送信端末装置1では、比較的重要なデータ(低周波情報)を、予め階調の外側、つまり0やMに近い方にマッピングし、比較的重要でないデータ(高周波情報)を階調の内側にマッピングしておく。
上記の動作をプログレッシブJPEG形式の画像データを例に説明する。画像ファイル形式であるJPEG形式の拡張仕様の一つにプログレッシブJPEG形式がある。通常のJPEG画像はユーザのコンピュータにダウンロードされるに従って上から徐々に画像が表示されるが、プログレッシブJPEG形式の画像では、最初はぼんやりした低解像度の画像が現れ、ダウンロードが進むと次第に画像が鮮明になってくる。このため、ダウンロードの途中でも画像のおおよそのイメージを知ることができる。本実施形態では、最初に表示される低解像度の画像情報を予め階調の外側にマッピングし、後から表示される高解像度の画像情報を階調の内側にマッピングする。
このような構成にすることで、背景光やデバイスの光学的特性の影響によって2次元セルの受信特性が歪んでしまい、通信状態が望ましくない条件下においても、受信側で階調を減らして復号することで、比較的重要なデータ(低周波情報)は正しく復号でき、完全な復号には至らないがユーザに対して情報の概要を伝えることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係る可視光無線通信システムについて説明する。
本実施形態の可視光無線通信システムでは、基本的には第1の実施形態と同様の構成となっているが、図23に示すように、具体的にはデータ送信側とデータ受信側とに、それぞれ、携帯端末装置3、4を、送信装置及び受信装置として構成している。これらの携帯端末装置3、4間で近距離可視光通信を行う場合の実施形態について、以下に詳細に述べる。
データ送信側の携帯端末装置3は、具体的には、図7及び図8に示すものと同じ構成となっているが、撮像手段21(カメラ211)は特になくてもよい。変換手段223は、制御部22のプログラムの一部として実装されている。また、この変換手段223は、外部メモリ28に格納されている転送データを2次元セルコードCに変換する。さらに、この変換手段223は、生成した2次元セルコードCを外部メモリ28に格納する(なお、この生成した2次元セルコードCは、内部メモリ224に格納したままでもよい)。表示手段24は、外部メモリ28に格納されている2次元セルコードCをモニタ241に表示する。
一方、データ受信側の携帯端末装置4も、同じく図7及び図8に示すものと同じ構成となっている。撮影手段は、携帯端末装置3のモニタ241に表示される2次元セルコードCを連続撮影する。撮影手段21は、撮影データを外部メモリ28に格納する。復号手段222は、制御部22のプログラムの一部として実装されている。この復号手段222は、撮影データを外部メモリ28から読み込む。また、復号手段222は、撮影データから転送データを復号し、外部メモリ28に格納する。
次に、2進数データとRGBの変換方法および復号方法について説明する。
初めに、図24に光の3原色とRGBとの一般的な関係を示す。また、図25には、2進数データを3原色のON/OFFに置き換えて1つのセルとする場合の2進数データとRGBとの変換・復号の関係の一例を示す。
2次元セルコードの1つのセルのRGBの決定方法は、図25に示すように、2進数データを3bit取り出し、それを1bitずつR、G、Bに割り当てる。この図25の関係に従って変換を行う場合、2進数データが「100 010 001 011 101 110」と続いた場合は、変換されるRGBは『R G B C M Y』の順になる。
なお、図25では、3ビットごとに取り出した各ビットをMSB(Most Significant Bit;LSBに対応した、高い桁を意味する側のビット)から順にR・G・Bと置き換えているが、その関係はこの限りでない。例えば、3ビットの各ビットをMSBから順にB・G・Rとしてもよい。
次に、本実施形態の可視光無線通信システムにおける変換動作および復号動作について、図2、7、8、9、23を参照しながら説明する。
(1)データ送信側について、
送信側の操作者(以下、これを「送信者」とする)は、表示手段24のモニタ241に表示される画面情報を見ながら操作手段23を操作し、受信側の操作者(以下、これを「受信者」とする)に送信したいデータを外部メモリ28の中から選択する。
送信者は、選択した送信データを2次元セルコードC(図2または図9参照)にエンコードし、モニタ241に表示する指示を制御部22に送る。このとき、送信者は、1フレームのセル数やフレームレートを選択してもよい。次に、制御部22は、送信者から指定された送信データを変換する指示を変換手段223に対して変換指示を与える。変換手段223は、外部メモリ28に格納されている送信データを内部メモリ224に読み込む。また、この変換手段223は、制御部22から指示されたエンコード条件のもと、転送データを2次元セルコードCに変換する。さらに、この変換手段223は、生成した2次元セルコードCを外部メモリ28に格納する(内部メモリ224に格納したままでもよい)。一方、制御部22は、変換手段223が生成した2次元セルコードCを表示手段24に転送する。表示手段24は、転送されてくる2次元セルコードCをモニタ241上に表示する。表示手段24は、2次元セルコードCの全フレームFの表示が終了したら、先頭フレームFから再生を行う。
(2)データ受信側について、
受信者は、操作手段23を操作し、2次元セルコードCの撮影機能を起動させる。制御部22は、撮影手段21を動画が撮影できる状態で起動させる。受信者は、携帯端末装置3のモニタ241に表示される2次元セルコードを、自身の携帯端末装置4のカメラ211で撮影する。また、受信者は、図23に示すように携帯端末装置4のモニタに表示されるガイドマークGM(図9参照)を見ながら、ガイドマークGMに2次元セルコードCが収まるように撮影位置を保持する。撮影手段21は、カメラ211で連続撮影しながら2次元セルコードCの録画を開始する。この時、表示手段24において、図9に示すように、録画中であることを受信者がわかるような表示をモニタ241に示す(また、「ピッ」というような合成音を再生して知らせてもよい)。
撮影手段21は、全ての2次元セルコードを録画したら、録画完了を制御部22に通知する。録画した2次元セルコードは、例えば外部メモリ28に格納しておく。制御部22は、復号手段222に2次元セルコードCを復号するよう指示を与える。復号手段222は、外部メモリ28から2次元セルコードCを内部メモリ224に読み出し、デコードを開始する。また、この復号手段222は、2次元セルコードCから取り出した受信データを外部メモリ28に格納し、デコードが完了したことを制御部22に通知する。制御部22は、受信者に対して2次元セルコードCからの受信データ取り出しが完了したことを、モニタ241を通じて通知する(また、前述のように、同時に「ピピッ」というような合成音を再生して知らせてもよい)。
従って、送信者(および受信者)は、携帯端末装置4が制御部22のデコード完了通知によって、通信が完了したことを知る。
次に、図26乃至図28を参照しながら、2進数データとRGBとの変換方法および復号方法について、他の方法を具体的に説明する。なお、図26には、セル間のRGBの変化を情報とする場合のエンコードの例を示す(以下、便宜上、BLACKを“K”として表示する)。
ここでの方法では、エンコードを数式で表すと次式のようになる。
Figure 2007166526
その後、上式で得られるY(n)を図25の対応を用いてRGBに変換する。
次に、図27に、セル間のRGBの変化を情報とする場合のデコードの例を、具体的に示す。
例えば、セルが『K・B G C R M Y W』と続いた場合、『K→B』から「001」、『B→G』から「011」・・・、『Y→W』から「001」というようにデコードでき、『K』から『W』まで変化境界は7箇所あるので、結果「001 011 001 111 001 011 001」という3bit×7の情報を復号できる。
なお、上記のデコード例では、境界前と後のセルのRGBをEXORしてデコードしている。つまり、
(境界から得られる3bitの2進数データ)=
(境界前セルRGB)EXOR(境界後セルRGB) ・・・(9)
但し、(境界前セルRGB)と(境界後セルRGB)は、図25の対応を用いている。
図28は、図26、図27のエンコード、デコードをまとめて図に表したものであり、転送データが「000 001 010 011 100 101 110 111」の場合の具体例である。このエンコード結果として『KKBCKRBWK』が得られる。一方、再度『KKBCKRBWK』をデコードすると「000 001 010 011 100 101 110 111」となり、転送データが復元できる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について、図29を参照しながら説明する。
本実施形態では、同図に示すように、データ送信側の送信端末装置5を大型モニタで構成しているとともに、データ受信側の送信端末装置6を第1の実施形態と同様の携帯端末装置で構成しており、遠距離可視光通信が可能となっている。
なお、本実施形態での送受信動作は、第1の実施形態から第4の実施形態での送受信動作と同様である。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施し得るものである。
本発明の可視光無線通信システムは、精度の高い復号が得られるとともに、遠距離通信などの際に通信品質を阻害する原因となる背景光やノイズの影響を低減することが可能で、多階調(RGBの多階調化)を用いた可視光通信が容易となり、延いては高速通信が可能となる効果を有し、所望のデータを可視光に変換しデータ転送を行う可視光無線通信装置等に有用である。
本発明の第1の実施形態に係る可視光無線通信システムの構成を示すブロック図 本発明に係る2次元セルコードが時間的に変化する状態を示す説明図 その2次元セルの構成を示す説明図 本発明に係る補正フレームを示す説明図 本発明に係る補正セルを設けたフレームを示す説明図 本発明に係る補正フレームの変形例を示す説明図 本発明の第1の実施形態に係る受信端末装置の構成を示すブロック図 本発明の第1の実施形態に係る可視光無線通信システムの動作を示す説明図 本発明の第1の実施形態に係る受信端末装置での2次元セルコードの受信状態を示す説明図 本発明の第1の実施形態に係る可視光無線通信システムの第2補正手段の具体的構成を示すブロック図 本発明の可視光無線通信システムでの受信データ復号時の2次元セルの理想的なヒストグラムを示す説明図 背景光の影響などをうけたときの受信データ復号時の2次元セルのヒストグラムを示す説明図 本発明の可視光無線通信システムに用いる多階調の補正セルで構成されたフレームを示す説明図 本発明の可視光無線通信システムによりレベル補正を行うときの様子を示すものであり、(A)は送信時の階調を示すグラフ、(B)は受信時の階調を示すグラフ、(C)は補正後の階調を示すグラフ 多階調の補正セルで構成されたフレームを示す説明図 本発明の可視光無線通信システムにおける受信時の階調特性と期待特性を示すグラフ 本発明の可視光無線通信システムに用いる補正変換式のグラフを示す説明図 本発明の可視光無線通信システムにより補正された後の階調特性を示すグラフ フレームの赤かぶりした補正セルの状態を示す説明図 本発明の第2の実施形態に係る可視光無線通信システムの受信端末装置の構成を示すブロック図 フレームでのノイズの発生例を示す説明図 本発明の第3の実施形態に係る可視光無線通信システムでの歪んだ受信特性を示すグラフ 本発明の第4の実施形態に係る可視光無線通信システムの送受信動作を示す説明図 RGB(光の3原色)およびその合成色を示す説明図 RGB(光の3原色)と2進数との関係を示す表 セル間のRGBの変化を情報とする場合のエンコード例を示す表 セル間のRGBの変化を情報とする場合のデコード例を示す表 セル間のRGBの変化を情報とする場合のエンコード・デコード例を示す説明図 本発明の第5の実施形態に係る可視光無線通信システムの送受信動作を示す説明図
符号の説明
1 送信端末装置
11 変換手段
12 表示手段
13 第1補正手段
2 受信端末装置
21 撮影手段
211 カメラ
212 カメラ制御部
22 制御部
221 第2補正手段
221A 補正係数算出部(コントラスト補正手段、カラーバラス補正手段)
221B 補正部
222 復号手段
223 変換手段
224 内部メモリ
225A データピクセル平均部
225B 補正ピクセル平均部
23 操作部
24 表示手段
25 無線部
26 アンテナ
27 BB部
28 外部メモリ
21 撮影手段
3 携帯端末装置(データ送信側)
4 携帯端末装置(データ受信側)
5 大型モニタ(データ送信側の送信端末装置)
6 携帯端末装置(データ受信側の送信端末装置)
C セル
BC (黒)セル
GC (グレー)セル
WC (白)セル
BLC (青)セル
GRC (緑)セル
REC (赤)セル
DC 受信データセル(2次元セルコード)
F フレーム
HF1〜HF3 フレーム
M 動画
P ピクセル
GM ガイドマーク

Claims (16)

  1. 可視光を媒体として、送信装置と受信装置との間で無線通信を行う可視光無線通信システムであって、
    前記送信装置は、
    送信すべきデータをコードに変換し、そのコードを2次元配列させたセルからなるフレームを生成する変換手段と、
    前記フレームを構成するセルの中に補正セルを挿入するか、または前記セルとは別の2次元配列された補正セルからなる補正フレームを生成する第1補正手段と、
    前記フレームまたは前記補正フレームを表示画面に表示する表示手段と、
    を備えるとともに、
    前記受信装置は、
    前記データ送信装置の前記画面に表示された前記フレームおよび補正フレームを撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段で撮影した前記補正セルを用いて、前記受信したコードを構成するセルの補正を行う第2補正手段と、
    前記撮影手段で撮影した前記フレームを構成する前記セル、または前記第2補正手段で補正された前記セルに対応する2次元配列のコードを、前記変換前のデータに戻す復号手段と、
    を備えた可視光無線通信システム。
  2. 前記2次元配列のコードに対応するセルで構成したフレームは、前記送信すべきデータに応じて時間とともに変化する請求項1に記載の可視光無線通信システム。
  3. 前記補正セルは、1つのグレーセルもしくは異なる階調の複数のグレーセルから構成されている請求項1または2に記載の可視光無線通信システム。
  4. 前記補正セルは、白及び黒を含む無彩色のセルと、R、G、Bの3原色のセルとから構成されている請求項1から3のいずれか1項に記載の可視光無線通信システム。
  5. 前記受信装置は、前記セルまたは前記補正セルの受信データ復号時の色のレベルを補正するダイナミックレンジ補正手段を備えた請求項1から4のいずれか1項に記載の可視光無線通信システム。
  6. 前記ダイナミックレンジ補正手段は、前記補正セルから所定の補正変換式により前記セルの補正を行う請求項5に記載の可視光無線通信システム。
  7. 前記ダイナミックレンジ補正手段は、各補正セルの間の点をスプライン曲線やベジエ曲線等の近似曲線で補間して前記セルの補正を行う請求項5に記載の可視光無線通信システム。
  8. 前記受信装置は、トーンカーブを補正するコントラスト補正手段を備えた請求項1から7のいずれか1項に記載の可視光無線通信システム。
  9. 前記コントラスト補正手段は、前記RGBの各色のセルに対して同一の補正を行う請求項8に記載の可視光無線通信システム。
  10. 前記コントラスト補正手段は、前記RGBの各色のセルに応じてそれぞれ異なる補正を行う請求項8に記載の可視光無線通信システム。
  11. 前記コントラスト補正手段は、各補正セルの間の点は近似曲線で補間して行う請求項1から5のいずれか1項に記載の可視光無線通信システム。
  12. 前記データ受信装置は、前記セルの色調のバランスを補正するカラーバランス補正手段を備えた請求項1から11のいずれか1項に記載の可視光無線通信システム。
  13. カラーバランス補正手段は、所定の補正変換式を用いて前記セルの色調のバランスを補正する請求項12に記載の可視光無線通信システム。
  14. 前記受信装置は、前記セルの色相(R、G、B)情報を取得する際に、前記セル内のピクセルの色調情報を平均化する手段を備えた請求項1から13のいずれか1項に記載の可視光無線通信システム。
  15. 前記受信装置は、受信した2次元セルデータの階調の歪に応じて階調を減らして復号を行う手段を備えた請求項1から14のいずれか1項に記載の可視光無線通信システム。
  16. 前記送信装置は、送信すべきデータの中で重要なデータを階調の外側に、送信すべきデータの中で前記重要なデータ以外のデータを階調の内側にマッピングし送信を行う手段を備えた請求項請求項1から15のいずれか1項に記載の可視光無線通信システム。
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