JP2018512637A - 高ダイナミックレンジ画像を処理する方法および装置 - Google Patents

高ダイナミックレンジ画像を処理する方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018512637A
JP2018512637A JP2017541323A JP2017541323A JP2018512637A JP 2018512637 A JP2018512637 A JP 2018512637A JP 2017541323 A JP2017541323 A JP 2017541323A JP 2017541323 A JP2017541323 A JP 2017541323A JP 2018512637 A JP2018512637 A JP 2018512637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
modulation value
level
sdr
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2017541323A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018512637A5 (ja
Inventor
ラセール,セバスチャン
ルリアネック,ファブリス
ボルデ,フィリップ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Thomson Licensing SAS
Original Assignee
Thomson Licensing SAS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Thomson Licensing SAS filed Critical Thomson Licensing SAS
Publication of JP2018512637A publication Critical patent/JP2018512637A/ja
Publication of JP2018512637A5 publication Critical patent/JP2018512637A5/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/90Dynamic range modification of images or parts thereof
    • G06T5/92Dynamic range modification of images or parts thereof based on global image properties
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/40Image enhancement or restoration using histogram techniques
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10016Video; Image sequence
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/20Special algorithmic details
    • G06T2207/20172Image enhancement details
    • G06T2207/20208High dynamic range [HDR] image processing

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

入力HDR画像は、SDR画像および変調値を使用して表され得る。SDR画像でHDR画像を見ることができるようにし、かつHDR画像を表すために、本発明者らは、変調値を計算する中間色調最適化技法を提案する。具体的には、本発明者らは、変調値を得る際に2つの条件:(1)黒がゼロまで過度にクリップされず、および(2)HDR画像の中間色調範囲を表すために使用されるSDR画像内の符号語の数が最大化されることを使用する。変調値がさらにクリップされて、非常に暗い画像と非常に明るい画像との両方でのオーバシュートを回避することができる。SDRビデオでの明るさの時間的変動を平滑化するために時間的安定化も使用され得る。変調値が決定された後、HDR画像および変調値に基づいてSDR画像を得ることができる。

Description

本発明は、高ダイナミックレンジ画像を処理する方法および装置に関し、より詳細には、あるダイナミックレンジから別のダイナミックレンジに画像を変換する方法および装置に関する。
このセクションは、技術の様々な態様を読者に紹介するものであり、これらの態様は、以下で説明されかつ/または特許請求の範囲に記載されている本発明の様々な態様に関連し得る。本発明の様々な態様のよりよい理解を促進するための背景情報を読者に提供する際、この考察が有益であると考えられる。したがって、こうした説明は、この観点から読まれるべきであり、従来技術を認めるものとして読まれるべきではないことを理解されたい。
ピクチャ内の輝度のダイナミックレンジは、画像の最高輝度値と画像の最低輝度値との比率として以下のように定義することができる。
r=明/暗
ここで、「明」は画像の最高輝度値を表し、「暗」は画像の最低輝度値を表す。ダイナミックレンジ「r」は、一般に、fストップまたは均等なストップ(equivalent stops)と呼ばれる2の累乗の数として表される。たとえば、比率1000は、約10fストップであり、これは標準の非HDRビデオの典型的なダイナミックレンジであり、このビデオはSDR(標準ダイナミックレンジ)ビデオまたは均等にLDR(低ダイナミックレンジ)ビデオとも呼ばれる。
画像のダイナミックレンジは、非常に高くなることがあり、放送またはPC画像処理で使用される8〜10ビットのガンマ補正されたフォーマットなどの標準の画像フォーマットによって表すことができる範囲をはるかに超える場合がある。ここで、用語「ガンマ補正されたフォーマット」は、非線形領域で表される画像フォーマットを指す。たとえば、べき乗関数、対数、またはITU−R勧告BT.709/BT.2020で規定されたものなどのOETF(光/電気伝達関数)であり得る非線形関数を使用して、限定されないがRGBおよびYなどの線形成分がガンマ補正領域に変換される。
様々な画像は、様々なフォーマットによって表され得、様々なダイナミックレンジを有してもよい。たとえば、輝度が要素Yによってニトで線形に表される画像Iを考察する。Yの値は、いわゆる「シーン基準」フォーマットでのキャプチャされたシーンの真の明るさに対応してもよい(すなわち、このファイルフォーマットでは、Y=1が、キャプチャされたシーンでの輝度の1ニトに対応し、Y=xがxニトに対応する)。Yの範囲は、たとえばカメラによってキャプチャされる画像シーンの実現可能な全ての輝度範囲を含んでもよい。カメラの光学系(フィルタ、絞り)および/またはセンサ(露出時間、ISO)を変化させることにより、シーンの範囲を非常に広くすることができる。(たとえば、長い露出時間を使用する)望遠鏡観察のような非常に暗いシーンまたは(たとえば、非常に小さい絞りおよび強いフィルタを使用する)日没のような非常に明るいシーンの両方が可能であり、その結果、非常に暗いピクチャおよび非常に明るいピクチャになる。したがって、ダイナミックレンジは15fストップをはるかに上回ることがある。
要素Yの値はまた、いわゆる「表示基準」フォーマットで画像がポストプロダクション処理された表示装置によって示される明るさを表すために使用され得る(すなわち、このファイルフォーマットでは、Y=1が、分類分けのために使用される表示装置によって提示される輝度の1ニトに対応し、Y=xがxニトに対応する)。「表示基準」フォーマットによって示されるダイナミックレンジは、通常、「シーン基準」フォーマットのダイナミックレンジよりもはるかに低い。この結果、関連するピクチャのダイナミックレンジおよびピーク輝度がさらに制限されることになる。たとえば、ある種の限定された放送向きの仕様で定義されるのと同様に、これらの画像では、ダイナミックレンジが15fストップであり、ピーク輝度が1000ニトであり得る。
高ダイナミックレンジの画像またはビデオは、しばしば高ダイナミックレンジ(HDR)画像またはビデオと呼ばれる。HDRビデオアプリケーションがサポートする正確なダイナミックレンジは変化することがある。たとえば、SMPTE(映画テレビ技術者協会)が、知覚量子化方式EOTF(電気/光伝達関数)、別名PQ EOTF(SMPTE ST.2084で定義されている)非線形伝達曲線を定義しており、これは、12ビットで符号化されることが好ましく、0.005ニト〜10000ニト(ニトは、光強度の単位である1平方メートル単位当たりのカンデラ、すなわちcd/m2を指す用語である)の範囲で輝度を符号化してもよく、その結果、比率が200万または約21fストップになる。実際に、自宅でのHDRの最初の展開はテレビ受像機であると予想でき、このテレビ受像機は、ピーク明度が1000ニトに過ぎず、ダイナミックレンジは15fストップに過ぎず、可能であれば10ビットのデータフォーマット上であることが好ましい。この限定されたHDRは、拡張ダイナミックレンジ(EDR)とも呼ばれる。通常、SDRビデオのビット深度は、8ビットまたは10ビットであり、HDRビデオのビット深度は、10ビット以上である。たとえば、SDRビデオは、4:2:0のY’CbCrの10ビットビデオとすることができ、HDRビデオは、PQ OETFのY’CbCrの12ビットビデオとすることができる。
本出願では、表記を容易にするため、HDRビデオを「EDRビデオ」および「狭義のHDR」に分類し、ここで表1に示すように、「EDRビデオ」は、10〜15fストップのダイナミックレンジを有するビデオを指し、「狭義のHDR」ビデオは、15fストップを超えるビデオを指す。
テレビ受像機またはコンピュータ用モニタなどのSDR装置上にHDR画像を表示するには、SDR装置上で見えるように(すなわち、表示装置と互換性があり、知覚されたHDRビデオの明度および彩度の全てを保つフォーマットで)画像を変換しなければならない。輝度Yをマッピングすべきデータ範囲をRで表すと、たとえば、ITU−R BT.709もしくはBT.2020で定義される標準EOTFの場合、8ビットSDRフォーマットではR=[0,255]であり、または10ビットSDRフォーマットではR=[0,1023]となる。
「絶対」マッピング関数
π:線形領域→R
であり、これは、線形領域からの値をデータ範囲Rにマッピングし、変換用に使用することができる。ここで、「絶対」とは、マッピングされた値が固有の入力値に対応し、すなわちマッピング関数がコンテンツに適応しないと理解すべきである。このような「絶対」マッピングは、線形領域からの輝度Yをデータ範囲Rにマッピングし、必ずしも良好に機能するとは限らない。たとえば、このマッピングは、非常に暗いシーンを均一にゼロにマッピングし、非常に明るいシーンを、出力装置がサポートしているデータ範囲の上限(たとえば、255または1023)にマッピングすることがある。
本原理の一態様によれば、第1の画像を第2の画像に変換する方法であって、第1の画像はHDR(高ダイナミックレンジ)画像であり、第2の画像はSDR(標準ダイナミックレンジ)画像であり、方法は、第1の画像の中間色調レベルを決定することと、マッピング関数および第1の画像の中間色調レベルに応じて変調値を決定することと、変調値およびマッピング関数に応じて第1の画像を第2の画像に変換することとを含み、変換することは、変調値に基づいて第1の画像を縮小することを含み、縮小された第1の画像は、マッピング関数に基づいて第2の画像に変換される、方法が提供される。
中間色調レベルは、黒レベルおよび白レベルに基づいて決定され得る。たとえば、中間色調レベルは、黒レベルおよび白レベルの(1)幾何平均および(2)対数平均のうちの一方として決定され得る。黒レベルおよび白レベルは、ヒストグラムに基づいて決定され得、変調値は、第1の画像の変換が第1の画像の黒領域の情報を第2の画像に保つように決定され得る。第1の画像内の黒レベルに対応する第2の画像内の符号語は閾値を超え得る。
第1の画像がビデオに含まれる複数の画像のうちの1つであるとき、変調値の決定は、複数の画像のそれぞれについて実行され得、複数の画像についての変調値は時間的に平滑化される。
変調値の決定は、第2の画像で使用される符号語の数を実質的に最大化して、第1の画像内の中間色調レベルの周りの範囲を表し得る。変調値の決定は、マッピング関数の最も急勾配な傾きに応じてもよい。
マッピング関数は、gBa(z)=MSDRf(z)/f(P/Ba)として公式化され得、ここで、Pは第1の画像のダイナミックレンジの上限であり、Baは変調値であり、MSDRは第2の画像のデータ範囲の上限であり、f()は関数である。f()関数はSlog関数であり得る。
本原理の別の態様によれば、第1の画像を第2の画像に変換する装置であって、第1の画像はHDR(高ダイナミックレンジ)画像であり、第2の画像はSDR(標準ダイナミックレンジ)画像であり、装置は、第1の画像にアクセスするように構成された通信インターフェースと、第1の画像の中間色調レベルを決定し、マッピング関数および第1の画像の中間色調レベルに応じて変調値を決定し、かつ変調値およびマッピング関数に応じて第1の画像を第2の画像に変換するように構成された1つまたは複数のプロセッサとを含み、プロセッサは、変調値に基づいて第1の画像を縮小し、かつ縮小された第1の画像をマッピング関数に基づいて第2の画像に変換するように構成される、装置が提供される。
本原理はまた、前述の方法に従って第1の画像を第2の画像に変換する命令を記憶しているコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
本原理の一実施形態により、HDR画像をSDR画像に変換する例示的な方法を示す流れ図である。 本原理の一実施形態により、HDR輝度をSDR輝度にマッピングする関数の画像例を示す。 ヒストグラムを使用して画像の黒レベル、白レベル、および中間色調を示す画像例である。 本原理の一実施形態により、閾値を超える符号語に黒レベルがマッピングされることを示す画像例である。 本原理の一実施形態により、中間色調範囲を符号化するために使用される符号語の数が最大化されることを示す画像例である。 例示的なRGB HDR画像を示す画像例である。 対応する照明マップを示す画像例である。 例示的なSDR/HDR配信ワークフローを示す。 本原理の例示的な実施形態の様々な態様を実施し得る例示的なシステムを示すブロック図を示す。 1つまたは複数の実装形態で使用され得るビデオ処理システムの一例を示すブロック図を示す。 1つまたは複数の実装形態で使用され得るビデオ処理システムの別の例を示すブロック図を示す。
本原理は、通常、入力画像Iよりも低いダイナミックレンジをサポートしている、画像フォーマットの表現と互換性がある別の範囲にこの入力画像Iのダイナミックレンジを適合させる方法および装置を対象とする。以下の考察では、入力画像がHDR画像であり、それよりも低いダイナミックレンジの出力画像がSDR画像であると仮定する。より一般的には、本原理は、任意のダイナミックレンジ間の変換に適用することができる。本出願では、用語「画像」、「フレーム」、および「ピクチャ」を区別なく使用して、多くの場合に複数の成分についての値を含むサンプルアレイを識別する。
図1は、本原理により、HDR画像をSDR画像に変換する例示的な方法100を示す。方法100はステップ105から開始する。ステップ100では、HDR画像I全体について単一の変調値Baを決定する。一実施形態では、変調値Baは画像Iの中間色調値を表し、その結果、正規化された輝度Y(すなわち、Y/Ba)は実質的に値1を中心とする。
ステップ120では、変調値に応じて入力HDR画像IがSDR画像に変換される。一実施形態では、各範囲の適合を以下のように公式化してもよい。
πBa:[0,P]→R (1)
ここで、Pは、入力HDRフォーマットによって許される画素の最大明度(たとえば、1000ニト)である。マッピングπBaは以下のように分解することができる。
すなわち、HDR画像の輝度Yは、まずBaによって正規化され、次いで、たとえば関数g()を使用して、Rで表される範囲にマッピングされる。ここで、g()は、場合によりBaに依存する関数、すなわちg()=gBa()であり、この関数g()は、データ範囲Rの中間値に1をマッピングしてもよい。マッピングされた画像は、次いでステップ130で処理、たとえば符号化および送信される。方法100はステップ199で終了する。
変調値を決定すると、関数g()が事前決定されたと仮定する。以下では、範囲変換用に使用できる例示的な関数g()を説明する。
(範囲変換用の関数gBa())
本出願では、SDRデータ範囲Rでのそれぞれ実現可能な値を符号語とし、最大符号語値をMSDRとする。たとえば、出力画像が10ビットのR=[0,1023]と表される場合、符号語は、0、1、2、...、1023であり、MSDR=1023である。
画像変換中、ピーク明度Pが最大符号語値にマッピングされて、SDR範囲から十分な恩恵を受けることが予想される。すなわち、次式を得る。
πBa(P)=MSDR(全てのBaについて) (3)
好ましい一実施形態では、gは次式のように定義することができる。
Ba(z)=MSDRf(z)/f(P/Ba)=f(z)/N(Ba) (4)
ここで、f()は関数であり、N(Ba)はBaに依存する正規化項である。
N(Ba)=f(P/Ba)/MSDR (5)
これにより、次式が得られるようなピーク輝度条件が確実に満たされる。
πBa(P)=gBa(P/Ba)=MSDRf(P/Ba)/f(P/Ba)=MSDR (6)
一実施形態では、関数f()は、次式で定義されるSlog関数とすることができる。
f(z)=aln(b+z)+c (7)
ここで、Slog関数f()のパラメータa、b、およびcは次式のように決定することができる。
・f(0)=0
・f(1)=1、および
・1での微分係数はガンマ関数の微分係数と同じであり、すなわちf’(1)=γ。
これら3つの条件を使用して、γの関数として3つのパラメータa、b、およびcを得ることができる。すなわち、a(γ)、b(γ)、およびc(γ)である。a、b、およびcのいくつかの例示的な値が表2に示されている。
広範な試験は、1/2.5に近いγの値により、P=5000ニトのとき、マッピングされた画像πBa(I)について良好な画質が得られ、SDR画像が10ビットフォーマットで表されることを示している。すなわち、MSDR=1023である。したがって、パラメータa、b、およびcは、a=0.4495、b=0.1212、およびc=0.9485に設定することができる。対応する関数πBaが図2に示されている。図2から分かるように、マッピング曲線は、変調値Baに適合し、概してHDR画像が明るくなるにつれて通常は増大する。比較的大きい変調値については、マッピング曲線は明るい領域に比較的多くのディテールを保ち、なぜなら、ピーク輝度付近での曲線の微分係数が大きいからである。また、比較的小さい変調値については、マッピング曲線は最も暗い領域に比較的多くのディテールを保ち、なぜなら、Yの値が非常に小さいと曲線が穏やかにゼロまで降下するからである。
以下では、変調値を決定する様々な方法を論じる。
(中間色調最適化によるBaの決定)
一実施形態では、画像全体について、図3の例示的なヒストグラムに示すように、HDR画像の画素がその線形の輝度Yに応じてヒストグラムに分類される。図3に示すように、ヒストグラムの右端はピーク輝度Pである。このピーク輝度は、たとえば、画像フォーマットに基づいてシステムレベルによって実現されると考えられ、フレーム毎に変化するとは考えられない。
白レベルWをヒストグラムの最後のパーセンタイル値に対応する輝度レベルと定義し、黒レベルBをヒストグラムの第1のパーセンタイル値に対応する輝度レベルと定義し、中間色調レベルを黒レベルおよび白レベルの幾何平均(または対数平均)と定義する。
その結果、3つのレベルW、B、およびMは、画像のコンテンツに依存する。
一般に、変調値およびマッピング関数の選択は、非常に暗いレベルで情報を保ち、また中間色調範囲(すなわち、中間色調値の付近)でディテールを保たなければならない。したがって、変調値を得る際に2つの条件:(1)黒がゼロまで過度にクリップされず、および(2)HDR画像の中間色調範囲を表すために使用されるSDR画像内の符号語の数が最大化されることを使用する。
黒がゼロまで過度にクリップされてはならないという第1の条件を考えると、黒レベルには比較的低い境界を設定する。すなわち、以下の通りである。
πBa(B)≧ε (9)
ここで、εはパラメータである。図4では、例示的な関数πBaを使用して、マッピングされた値πBa(B)をεに設定することを示す。不等式(9)は、特定の変調値Baを決定しない。その代わりに、Baについてある範囲の許容可能な値を提示する。
中間色調範囲を符号化するために使用される符号語の数を最大化しなければならないという第2の条件について、図5に示すように、中間色調レベルMでのπBaについて最も急勾配な傾きを選択する。
両方の条件を組み合わせると、以下の最大化問題を解決することによって変調値を一義的に決定することができる。
関数g()の場合の最適化問題(10)を解決するには、受入れ可能なBa値の範囲内のBaの系統的な力まかせ探索を実行して、各フレームの値Baを計算してもよい。関数g()は、式(6)に示したものとすることができ、関数g()の他の形式に本原理を適用することができる。式(10)では、人間の輝度知覚を線形領域よりも良好に表すことができるので、輝度Yには対数スケールが使用される。一変形形態では、説明を簡単にするために、lnYの代わりにYに基づいて傾きを決定してもよい。
ここでは、中間色調の最適化に基づいて変調値を決定することを論じた。他の実施形態では、様々な方法を使用して、たとえば、限定されないが画像Iの輝度の平均値、中央値、最小値、または最大値を使用して変調値を計算することができる。これらの演算は、線形輝度領域またはln(I)もしくはIγ(γ<1)などの非線形領域で実行してもよい。
マッピング曲線をさらに改善するため、非常に暗いフレーム(Baが低過ぎる)と非常に明るいフレーム(Baが高過ぎる)との両方でのオーバシュートを避けるために、いくつかの境界をBa値に課すことができる。たとえば、Ba値を次式
のように設定して、減衰したバックライトBaattを決定してもよく、視覚的に決定された値は、Bamin=2ニト、Bamax=50ニト、Bamid=5ニト、および減衰率σ=0.5である。これにより、表3に示すように、視覚的に最適な変調値にさらに近い変調値を実現することができ、ここで、各シーケンスの第1の画像が試験用に使用される。
実験を通して、圧縮されたビデオの表示品位を最適化する変調値の時間間隔を取得し、時間間隔の下限および上限を指すために、それぞれ「低」および「高」を使用する。表3から分かるように、この時間間隔は、ビデオシーケンスによって変化する。
実験から、変調値が圧縮性能に影響を及ぼすが、それほど感度が高くないことも観察される。具体的には、変調値が[低、高]の時間間隔に近い場合、圧縮性能は視覚的な最適値に近い。ここで、減衰した変調値は、[低、高]の時間間隔内にあるか、またはこの時間間隔に近いことが表3から分かる。したがって、本原理に従って決定された変調値は、最適であるかまたは視覚的に最適なものに近い。
表3から、通常、変調値が明度レベル全体を反映し、入力画像の明度印象全体を提示できることも理解できる。たとえば、入力HDR画像が明るくなると、単一の変調値が高くなることがある。ビデオシーケンス「風船」および「マーケット」は、日没または夏の日中に撮られたシーンを含む非常に明るいシーンから構成され、したがって、その変調値は、大聖堂の内部または夜間に撮られた非常に暗いシーンから構成される「大聖堂」および「火食い術の奇術師」などの他のシーケンスよりも高くなる。
(Baの時間的安定化)
ビデオシーケンスでは、各フレームについて値Baを計算することができる。急激な明度変化を伴うシーンでの時間的な不一致を避けるために、時間的安定化が望ましい。爆発または花火を示すシーンのような高速に変化するビデオにより、フレーム毎に変調値が急速に変化し、照明効果を乱すことになる場合がある。たとえば、静的な背景および(爆発または花火のような)突発的なフラッシュが前景にあるシーンを仮定する。フラッシュのために、白Wが増加するとともに、Mおよび次いでBaが増加することになる。図2から分かるように、Baが高いときにはマッピング曲線が暗い部分をさらに抑制し、これにより、その結果得られるSDRピクチャにおいて背景が予期せずに突然暗くなることがある。その結果得られるSDRビデオでの明るさのこのような不自然で煩わしい時間的変化を防止するために、SDRビデオの明るさの変化全体を平滑化するための時間的安定化を提案する。
指数安定化法を使用することができる。Baをフレームnで決定された変調とし、Bat,nを時間的安定化後の変調値とする。以下の方式を使用してもよい。
Bat,n=λBa+(1−λ)Bat,n−1 (12)
λはフレームレートに適合されている。他の時間的な平滑フィルタを、変調値を安定化させるために使用してもよい。
上記では、単一の変調値を使用してHDR画像をSDR画像に変換することを論じた。別の実施形態では、HDRコンテンツのバックライトを表すことができる照明マップを使用して、HDR画像をSDR画像に変換してもよい。
ここで、バックライトという用語は、LCDパネルなどのカラーパネル、およびLEDアレイなどの背面照明装置で製造されるテレビ受像機から類推して使用される。通常白色光を生成する背面装置は、カラーパネルを照射してテレビをさらに明るくするために使用される。その結果、テレビの輝度は、背面照明装置の輝度とカラーパネルの輝度との積である。この背面照明装置は「バックライト」と呼ばれることが多い。
照明マップが与えられると、次いで、HDRフレームを照明マップで除算することにより、残りのフレーム(すなわち、SDRフレーム)が得られる。HDRがSDRをバックライトに乗じたものに等しいという類推に戻ると、SDRフレームは(SDR)カラーパネルの応答として理解することもできる。2次元配列Bamap(x,y)によって表すことができる照明マップは、HDR画像と比較して解像度が相対的に低くてもよい。場合により、Bamap(x,y)をアップサンプリングしてHDR画像解像度に一致させた後、HDR画素をこれらの同じ位置にあるバックライト画素で画素毎に除算することにより、SDRフレームを得ることができる。
SDRフレームおよび照明マップは、互いに異なるフォーマットを有してもよく、たとえば、照明マップはモノクロームでもよく、SDRフレームはY’CbCrまたはRGBフォーマットを使用してもよい。また、各構成要素は、様々なフォーマット(たとえば、Y’CbCr、YUV、RGB、およびXYZ)を有することができる。
図6Aは、例示的なRGB HDR画像を示し、図6Bは、対応する照明マップを示す。図6Aおよび図6Bから分かるように、照明マップは、一般に、画像自体よりも空間的に滑らかなHDR画像での明度レベルを反映する。単一の変調値は、HDR画像の明度印象全体を提示し、照明マップは、さらに細かい粒状度でHDR画像での明度を追跡する。したがって、ローカルバックライト値またはローカル変調値として照明マップ内のサンプルも参照する。本出願では、照明情報として単一の変調値と照明マップとの両方も参照する。
前述の通り、たとえば単一の変調値または照明マップに基づくHDR画像からSDR画像への変換は、様々な用途、たとえば、限定されないがトーンマッピング、HDRからSDRへのマッピング後のSDRコーデックを使用する圧縮、次いでSDRフォーマットと互換性のあるSDR、HDR配信の圧縮で使用することができる。
図7は、SDRデコーダとの下位互換性を提供しながらHDRビデオを送信する、例示的なSDR/HDR配信ワークフロー700を示す。ワークフロー700では、HDRフレームが処理されて、対応するSDRフレームおよび照明情報、たとえば単一の変調値および/または照明マップを取得する(710)。続いて、たとえば、限定されないがH.264/AVCまたはH.265/HEVCエンコーダを使用して、照明情報とSDRフレームとの両方がビットストリーム内に符号化される(720)。
復号側では、後方互換性のためにSDRデコーダを使用してSDRフレームを復号することができ(730)、このデコーダが、復号されたSDRビデオを出力として提供する。あるいは、HDRデコーダ(740)を使用して、SDRフレームと照明情報との両方を復号することができる。復号されたSDRフレームおよび照明情報を使用すると、たとえば、πBaをマッピングする逆プロセスを使用して、SDRフレームを、復号されたHDRフレームにマッピングすることができる(750)。SDRからHDRへのマッピング(750)は、HDRデコーダ(740)によって実行することもできる。
上記では、様々な数値が様々な動作で論じられている。これらの数値は例示的な目的のためのものであり、用途に応じて調整することができる。たとえば、SDRビデオが主として10ビットビデオとして先に述べられたとき、このSDRビデオは、他のダイナミックレンジまたはビット深度をとることもできる。黒レベルおよび白レベルを決定するために使用されるパラメータの値、たとえばa、b、およびcまたはパーセンタイルも、ユーザ要求条件またはシステム構成に基づいて調整することができる。さらに、フレーム全体に単一の変調値を使用することを論じたとき、ピクチャの解像度が非常に高い場合、たとえばスライスまたはタイルなどのピクチャ領域での変調値を有することもできる。
図8は、本原理の例示的な実施形態の様々な態様を実施し得る例示的なシステムのブロック図を示す。システム800は、以下に述べる様々な構成要素を含む装置として実施してもよく、前述のプロセスを実行するように構成される。このような装置の例には、限定されないがパーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、スマートフォン、タブレットコンピュータ、デジタルマルチメディアセットトップボックス、デジタルテレビジョン受信機、パーソナルビデオ記録システム、接続された家庭用電気製品、およびサーバが含まれる。システム800は、他の同様のシステムに通信可能なように結合してもよく、図8に示すように、また当業者に知られているように前述の例示的なビデオシステムを実施するために、通信チャネルを介して表示装置に通信可能なように結合してもよい。
システム800は、前述の通り様々なプロセスを実施するために、内部にロードされた命令を実行するように構成された少なくとも1つのプロセッサ810を含んでもよい。プロセッサ810は、組込みメモリ、入出力インターフェース、および当技術分野で知られている他の様々な回路を含んでもよい。システム800はまた、少なくとも1つのメモリ820(たとえば、揮発性メモリデバイス、不揮発性メモリデバイス)を含んでもよい。システム800は、限定されないがEEPROM、ROM、PROM、RAM、DRAM、SRAM、フラッシュを含む不揮発性メモリ、磁気ディスクドライブ、および/または光ディスクドライブをさらに含んでもよい記憶装置840を含み得る。記憶装置840は、非限定的な例として、内部記憶装置、付加記憶装置、および/またはネットワークアクセス可能な記憶装置を含んでもよい。システム800はまた、データを処理して、符号化されたビデオまたは復号されたビデオを生成するように構成されたエンコーダ/デコーダモジュール830を含んでもよい。
エンコーダ/デコーダモジュール830は、符号化および/または復号の機能を実行する装置に含み得る1つまたは複数のモジュールを表す。知られているように、装置は、符号化モジュールおよび復号モジュールのうちの一方または両方を含んでもよい。さらに、エンコーダ/デコーダモジュール830は、システム800の別々の要素として実装してもよく、または当業者に知られているハードウェアとソフトウェアとの組合せとしてプロセッサ810内に組み込んでもよい。
上記に記載の様々なプロセスを実行するためにプロセッサ810にロードされるプログラムコードは、記憶装置840に記憶してもよく、続いて、プロセッサ810による実行のためにメモリ820にロードしてもよい。本原理の例示的な実施形態によれば、1つまたは複数のプロセッサ810、メモリ820、記憶装置840、およびエンコーダ/デコーダモジュール830のうちの1つまたは複数は、先に本明細書において述べた各プロセスの実行中に様々なアイテムのうちの1つまたは複数を記憶してもよく、これは、限定されないが変調値、SDRビデオ、HDRビデオ、等式、公式、行列、変数、演算、および演算論理を含む。
システム800はまた、通信チャネル860を介して他の装置との通信を可能にする通信インターフェース850を含んでもよい。通信インターフェース850は、限定されないが、通信チャネル860との間でデータを送受信するように構成された送受信機を含んでもよい。通信インターフェースは、限定されないがモデムまたはネットワークカードを含んでもよく、通信チャネルは、有線媒体および/または無線媒体内に実装してもよい。システム800の様々な構成要素は、限定されないが内部バス、ワイヤ、およびプリント回路板を含め、様々な適した接続を使用して接続してもよく、または通信可能なように結合してもよい。
本原理による例示的な実施形態は、プロセッサ810によって実装されるコンピュータソフトウェアもしくはハードウェアにより、またはハードウェアとソフトウェアとの組合せにより実行してもよい。非限定的な例として、本原理による例示的な実施形態は、1つまたは複数の集積回路によって実装してもよい。メモリ820は、技術的な環境に適した任意のタイプのものでよく、非限定的な例として、光学メモリデバイス、磁気メモリデバイス、半導体ベースのメモリデバイス、固定メモリ、取外し可能なメモリなど、任意の適切なデータ記憶技術を使用して実装してもよい。プロセッサ810は、技術的な環境に適した任意のタイプのものでよく、非限定的な例として、マイクロプロセッサ、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、およびマルチコアアーキテクチャに基づくプロセッサのうちの1つまたは複数を含んでもよい。
図9を参照すると、上記の特徴および原理が適用され得るデータ送信システム900が示されている。データ送信システム900は、たとえば、衛星、ケーブル、電話回線、または地上波放送などの様々な媒体のいずれかを使用して信号を送信するヘッドエンドまたは送信システムであってもよい。データ送信システム900を使用して記憶用の信号を生成してもよい。送信は、インターネットまたは他の何らかのネットワークを介して実現してもよい。データ送信システム900は、たとえば、ビデオコンテンツおよび他のコンテンツを生成および送達することができる。
データ送信システム900は、プロセッサ901から処理済みデータおよび他の情報を受信する。一実施形態では、プロセッサ901は、HDRビデオを生成し、かつ/またはたとえば方法100を使用して、HDRピクチャを表す単一の変調値およびSDRピクチャを使用してHDRピクチャを表す。プロセッサ901はまた、たとえば、マッピング曲線に使用される関数または定数の値を示すメタデータを900に提供してもよい。
データ送信システム、すなわち装置900は、エンコーダ902および符号化された信号を送信できる送信機904を含む。エンコーダ902は、プロセッサ901からデータ情報を受信する。エンコーダ902は、1つまたは複数の符号化された信号を生成する。
エンコーダ902は、たとえば、様々な情報片を受信し、記憶または送信のための構造化されたフォーマットにするアセンブリユニットを含むサブモジュールを含んでもよい。様々な情報片は、たとえば、符号化されたビデオまたは符号化されていないビデオ、および符号化された要素または符号化されていない要素を含んでいてもよい。実装形態によっては、エンコーダ902がプロセッサ901を含み、したがってプロセッサ901の動作を実行する。
送信機904は、エンコーダ902から1つまたは複数の符号化された信号を受信し、この1つまたは複数の符号化された信号を1つまたは複数の出力信号で送信する。送信機904は、たとえば、符号化されたピクチャおよび/またはそれに関連する情報を表す、1つまたは複数のビットストリームを有するプログラム信号を送信するように構成されてもよい。典型的な送信機は、たとえば、誤り訂正符号化を提供すること、信号中のデータをインターリーブすること、信号中のエネルギーをランダム化すること、および変調器906を使用して信号を1つまたは複数の搬送波に信号を変調することのうちの1つまたは複数などの機能を実行する。送信機904は、アンテナ(図示せず)を含んでもよく、またはアンテナとインターフェースしてもよい。さらに、送信機904の実装は、変調器906に限定されてもよい。
データ送信システム900はまた、記憶ユニット908に通信可能なように結合されている。一実装形態では、記憶ユニット908は、エンコーダ902に結合され、エンコーダ902からの符号化されたビットストリームを記憶する。別の実装形態では、記憶ユニット908は、送信機904に結合され、この送信機904からのビットストリームを記憶する。送信機904からのビットストリームは、たとえば、送信機904によってさらに処理された、1つまたは複数の符号化されたビットストリームを含んでもよい。様々な実装形態では、記憶ユニット908は、標準DVD、ブルーレイディスク、ハードドライブ、または他の何らかの記憶装置のうちの1つまたは複数である。
図10を参照すると、上記の特徴および原理が適用され得るデータ受信システム1000が示されている。データ受信システム1000は、記憶装置、衛星、ケーブル、電話線、または地上波放送など、様々な媒体を介して信号を受信するように構成されていてもよい。信号は、インターネットまたは他の何らかのネットワークを介して受信されてもよい。
データ受信システム1000は、たとえば、携帯電話、コンピュータ、セットトップボックス、テレビジョン、または符号化されたビデオを受信して、たとえば、表示(たとえば、ユーザへの表示)、処理、または記憶のために、復号されたビデオ信号を供給する他の装置であってもよい。したがって、データ受信システム1000は、たとえば、テレビジョンの画面、コンピュータモニタ、(記憶、処理、もしくは表示用の)コンピュータ、または他の何らかの記憶、処理、もしくは表示用の装置にその出力を提供してもよい。
データ受信システム1000は、データ情報を受信および処理することができる。データ受信システム、すなわち装置1000は、たとえば本出願の実装において記載された信号など、符号化された信号を受信する受信機1002を含む。受信機1002は、たとえば、HDRビデオおよびSDRビデオのうちの1つまたは複数を提供する信号、または図9のデータ送信システム900から出力される信号を受信してもよい。
受信機1002は、たとえば、符号化されたHDRピクチャを表す複数のビットストリームを有するプログラム信号を受信するように構成されてもよい。典型的な受信機は、たとえば、変調され符号化されたデータ信号を受信すること、復調器1004を使用して1つまたは複数の搬送波からデータ信号を復調すること、信号中のエネルギーをランダム化解除すること、信号中のデータをインターリーブ解除すること、および信号を誤り訂正復号することのうちの1つまたは複数などの機能を実行する。受信機1002は、アンテナ(図示せず)を含んでもよく、またはアンテナとインターフェースしてもよい。受信機1002の実装は、復調器1004に限定されてもよい。
データ受信システム1000は、デコーダ1006を含む。受信機1002は、受信信号をデコーダ1006に供給する。受信機1002によってデコーダ1006に供給される信号は、1つまたは複数の符号化されたビットストリームを含んでもよい。デコーダ1006は、たとえば、ビデオ情報を含む復号されたビデオ信号など、復号された信号を出力する。
データ受信システム、すなわち装置1000はまた、記憶ユニット1007に通信可能なように結合されている。一実装形態では、記憶ユニット1007が受信機1002に結合され、この受信機1002は記憶ユニット1007からのビットストリームにアクセスする。別の実装形態では、記憶ユニット1007がデコーダ1006に結合され、このデコーダ1006は記憶ユニット1007からのビットストリームにアクセスする。様々な実装形態では、記憶ユニット1007がアクセスするビットストリームは、1つまたは複数の符号化されたビットストリームを含む。様々な実装形態では、記憶ユニット1007は、標準DVD、ブルーレイディスク、ハードドライブ、または他の何らかの記憶装置のうちの1つまたは複数である。
一実装形態では、デコーダ1006からの出力データがプロセッサ1008に供給される。一実装形態では、プロセッサ1008は、SDRからHDRへのマッピングを実行するように構成されたプロセッサである。実装形態によっては、デコーダ1006がプロセッサ1008を含み、したがってプロセッサ1008の動作を実行する。他の実装形態では、プロセッサ1008は、たとえば、セットトップボックスまたはテレビジョンなどのダウンストリーム装置の一部分である。
本明細書に記載の実装形態は、たとえば、方法もしくはプロセス、装置、ソフトウェアプログラム、データストリーム、または信号で実装してもよい。(たとえば、方法としてのみ論じた)単一形式の実装形態との関連でもっぱら論じたとしても、論じた特徴の実装形態は、他の形式(たとえば、装置またはプログラム)で実装してもよい。装置は、たとえば、適切なハードウェア、ソフトウェア、またはファームウェアで実装してもよい。たとえば、方法は、たとえばコンピュータ、マイクロプロセッサ、集積回路、またはプログラマブル論理デバイスを含む処理装置を一般に指す、たとえばプロセッサなどの装置で実施してもよい。プロセッサはまた、たとえば、コンピュータ、携帯電話、ポータブル/携帯型情報端末(「PDA」)、およびエンドユーザ間での情報の通信を容易にする他の装置などの通信装置を含む。
本原理の「1つの実施形態」もしくは「実施形態」または「1つの実装形態」もしくは「実装形態」、ならびに本原理の他の変形形態への言及は、実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造、特性などが本原理の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体を通して様々な箇所に現れる語句「1つの実施形態において」もしくは「実施形態において」または「1つの実装形態において」もしくは「実装形態において」、ならびに他の任意の変形形態の出現は、必ずしも全てが同じ実施形態を指しているのではない。
さらに、本出願またはその特許請求の範囲は、様々な情報を「決定すること」に言及してもよい。情報の決定は、たとえば、情報を推定すること、情報を計算すること、情報を予測すること、またはメモリから情報を検索することのうちの1つまたは複数を含んでもよい。
さらに、本出願またはその特許請求の範囲は、様々な情報に「アクセスすること」に言及してもよい。情報にアクセスすることは、たとえば、情報を受信すること、情報を(たとえば、メモリから)検索すること、情報を記憶すること、情報を処理すること、情報を送信すること、情報を移動すること、情報をコピーすること、情報を消去すること、情報を計算すること、情報を決定すること、情報を予測すること、または情報を推定することのうちの1つまたは複数を含んでもよい。
さらに、本出願またはその特許請求の範囲は、様々な情報を「受信すること」に言及してもよい。受信することは、「アクセスすること」と同様に、広義の用語とすることが意図される。情報の受信は、たとえば、情報にアクセスすること、または(たとえば、メモリから)情報を検索することのうちの1つまたは複数を含んでもよい。さらに、「受信すること」は、通常、たとえば、情報を記憶すること、情報を処理すること、情報を送信すること、情報を移動すること、情報をコピーすること、情報を消去すること、情報を計算すること、情報を決定すること、情報を予測すること、または情報を推定することなどの動作中、ある方式または別の方式で実行される。
当業者に明らかになるように、実装形態は、たとえば記憶または送信してもよい情報を運ぶようにフォーマットされた様々な信号を生成してもよい。この情報は、たとえば、方法を実行する命令または説明した実装形態のうちの1つによって生成されるデータを含んでもよい。たとえば、信号は、説明した実施形態のビットストリームを運ぶようにフォーマットしてもよい。たとえば、このような信号は、(たとえば、スペクトルの無線周波数部分を使用する)電磁波としてまたはベースバンド信号としてフォーマットしてもよい。フォーマットすることは、たとえば、データストリームを符号化することと、符号化されたデータストリームで搬送波を変調することとを含んでもよい。信号が運ぶ情報は、たとえば、アナログ情報またはデジタル情報であってもよい。知られているように、信号は、様々な別々の有線リンクまたは無線リンクを介して伝送してもよい。信号は、プロセッサ可読媒体に記憶してもよい。

Claims (15)

  1. 第1の画像を第2の画像に変換する方法であって、前記第1の画像はHDR(高ダイナミックレンジ)画像であり、前記第2の画像はSDR(標準ダイナミックレンジ)画像であり、前記方法は、
    前記第1の画像の中間色調レベルを決定することと、
    マッピング関数および前記第1の画像の前記中間色調レベルに応じて変調値を決定すること(110)と、
    前記変調値および前記マッピング関数に応じて前記第1の画像を前記第2の画像に変換すること(120)と
    を含み、前記変換することは、前記変調値に基づいて前記第1の画像を縮小することを含み、前記縮小された第1の画像は、前記マッピング関数に基づいて前記第2の画像に変換される、方法。
  2. 前記中間色調レベルは、黒レベルおよび白レベルに基づいて決定される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記中間色調レベルは、前記黒レベルおよび前記白レベルの(1)幾何平均および(2)対数平均のうちの一方として決定される、請求項2に記載の方法。
  4. 前記黒レベルおよび前記白レベルは、ヒストグラムに基づいて決定される、請求項2に記載の方法。
  5. 前記第1の画像の前記変換が前記第1の画像の黒領域の情報を前記第2の画像に保つように、前記変調値は決定される、請求項2に記載の方法。
  6. 前記第1の画像内の前記黒レベルに対応する前記第2の画像内の符号語は閾値を超える、請求項5に記載の方法。
  7. 前記第1の画像は、ビデオに含まれる複数の画像のうちの1つであり、前記変調値を前記決定することは、前記複数の画像のそれぞれについて実行され、前記複数の画像についての前記変調値は時間的に平滑化される、請求項1に記載の方法。
  8. 前記変調値を前記決定することは、前記第2の画像で使用される符号語の数を実質的に最大化して、前記第1の画像内の前記中間色調レベルの周りの範囲を表す、請求項1に記載の方法。
  9. 前記変調値を前記決定することは、前記マッピング関数の最も急勾配な傾きに応じる、請求項8に記載の方法。
  10. 前記マッピング関数は、gBa(z)=MSDRf(z)/f(P/Ba)として公式化され、ここで、Pは前記第1の画像のダイナミックレンジの上限であり、Baは前記変調値であり、MSDRは前記第2の画像のデータ範囲の上限であり、f()は関数である、請求項1に記載の方法。
  11. 前記f()関数はSlog関数である、請求項10に記載の方法。
  12. 第1の画像を第2の画像に変換する装置(800)であって、前記第1の画像はHDR(高ダイナミックレンジ)画像であり、前記第2の画像はSDR(標準ダイナミックレンジ)画像であり、前記装置は、
    前記第1の画像にアクセスするように構成された通信インターフェース(850)と、
    前記第1の画像の中間色調レベルを決定し、
    マッピング関数および前記第1の画像の前記中間色調レベルに応じて変調値を決定し、かつ
    前記変調値および前記マッピング関数に応じて前記第1の画像を前記第2の画像に変換する
    ように構成された1つまたは複数のプロセッサ(810)と
    を含み、前記プロセッサは、前記変調値に基づいて前記第1の画像を縮小し、かつ前記縮小された第1の画像を前記マッピング関数に基づいて前記第2の画像に変換するように構成される、装置。
  13. 前記中間色調レベルは、黒レベルおよび白レベルに基づいて決定される、請求項12に記載の装置。
  14. 前記変調値を前記決定することは、前記第2の画像で使用される符号語の数を実質的に最大化して、前記第1の画像内の前記中間色調レベルの周りの範囲を表す、請求項12に記載の装置。
  15. 請求項1〜11のいずれか一項に従って第1の画像を第2の画像に変換する命令を記憶している非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
JP2017541323A 2015-02-06 2016-01-26 高ダイナミックレンジ画像を処理する方法および装置 Ceased JP2018512637A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP15305183.4 2015-02-06
EP15305183.4A EP3054418A1 (en) 2015-02-06 2015-02-06 Method and apparatus for processing high dynamic range images
PCT/EP2016/051596 WO2016124451A1 (en) 2015-02-06 2016-01-26 Method and apparatus for processing high dynamic range images

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018512637A true JP2018512637A (ja) 2018-05-17
JP2018512637A5 JP2018512637A5 (ja) 2020-05-14

Family

ID=52596899

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017541323A Ceased JP2018512637A (ja) 2015-02-06 2016-01-26 高ダイナミックレンジ画像を処理する方法および装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US10360666B2 (ja)
EP (2) EP3054418A1 (ja)
JP (1) JP2018512637A (ja)
KR (1) KR20170115540A (ja)
CN (1) CN107209929B (ja)
WO (1) WO2016124451A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020141334A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法及びプログラム

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11182882B2 (en) 2015-07-16 2021-11-23 Interdigital Madison Patent Holdings, Sas Method and device for tone-mapping a picture by using a parametric tone-adjustment function
CN109417616B (zh) * 2016-08-22 2020-05-08 华为技术有限公司 用于图像处理的方法和装置
US10218952B2 (en) 2016-11-28 2019-02-26 Microsoft Technology Licensing, Llc Architecture for rendering high dynamic range video on enhanced dynamic range display devices
GB2558234B (en) * 2016-12-22 2020-05-13 Apical Ltd Image processing
US10104334B2 (en) 2017-01-27 2018-10-16 Microsoft Technology Licensing, Llc Content-adaptive adjustment of display device brightness levels when rendering high dynamic range content
US10176561B2 (en) 2017-01-27 2019-01-08 Microsoft Technology Licensing, Llc Content-adaptive adjustments to tone mapping operations for high dynamic range content
CN107277399B (zh) * 2017-06-09 2020-10-20 深圳Tcl新技术有限公司 电视终端及hdr图像转为sdr的方法和计算机可读存储介质
CN110770787B (zh) * 2017-06-16 2023-04-07 杜比实验室特许公司 高效端到端单层逆向显示管理编码
TWI650998B (zh) * 2017-12-15 2019-02-11 晨星半導體股份有限公司 應用在機上盒的格式轉換電路及相關的方法
US20210217151A1 (en) * 2018-08-29 2021-07-15 Tonetech Inc. Neural network trained system for producing low dynamic range images from wide dynamic range images
CN112771567B (zh) * 2018-09-24 2023-07-11 杜比实验室特许公司 Sdr到hdr图像转换中的图像去噪
US10957024B2 (en) 2018-10-30 2021-03-23 Microsoft Technology Licensing, Llc Real time tone mapping of high dynamic range image data at time of playback on a lower dynamic range display
EP3734588B1 (en) * 2019-04-30 2022-12-07 Dolby Laboratories Licensing Corp. Color appearance preservation in video codecs
US11182884B2 (en) * 2019-07-30 2021-11-23 Nvidia Corporation Enhanced high-dynamic-range imaging and tone mapping
KR102564447B1 (ko) * 2021-11-30 2023-08-08 엘지전자 주식회사 디스플레이 장치

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3528461A1 (de) 1985-08-08 1987-02-19 Basf Ag Verfahren zur herstellung von vinylesterharzen
US7113649B2 (en) * 2002-06-24 2006-09-26 Eastman Kodak Company Enhancing the tonal characteristics of digital images
US7158686B2 (en) * 2002-09-19 2007-01-02 Eastman Kodak Company Enhancing the tonal characteristics of digital images using inflection points in a tone scale function
JP4214457B2 (ja) * 2003-01-09 2009-01-28 ソニー株式会社 画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
US20050117799A1 (en) * 2003-12-01 2005-06-02 Chiou-Shann Fuh Method and apparatus for transforming a high dynamic range image into a low dynamic range image
JP4687320B2 (ja) * 2005-08-11 2011-05-25 ソニー株式会社 画像処理装置および方法、記録媒体、並びに、プログラム
US7636496B2 (en) * 2006-05-17 2009-12-22 Xerox Corporation Histogram adjustment for high dynamic range image mapping
US7639893B2 (en) * 2006-05-17 2009-12-29 Xerox Corporation Histogram adjustment for high dynamic range image mapping
CN101082992A (zh) * 2007-07-06 2007-12-05 浙江大学 实时高动态范围图像的绘制和显示方法
US8330768B2 (en) * 2007-07-27 2012-12-11 Sharp Laboratories Of America, Inc. Apparatus and method for rendering high dynamic range images for standard dynamic range display
US9830691B2 (en) * 2007-08-03 2017-11-28 The University Of Akron Method for real-time implementable local tone mapping for high dynamic range images
ES2389458T3 (es) * 2008-07-10 2012-10-26 The University Of Warwick Métodos y dispositivos para la compresión de datos de vídeo HDR
CN101707666A (zh) * 2009-11-26 2010-05-12 北京中星微电子有限公司 一种高动态范围的调整方法和装置
TWI538473B (zh) * 2011-03-15 2016-06-11 杜比實驗室特許公司 影像資料轉換的方法與設備
US8891863B2 (en) * 2011-06-13 2014-11-18 Dolby Laboratories Licensing Corporation High dynamic range, backwards-compatible, digital cinema
CN102509279B (zh) * 2011-11-02 2013-11-06 北京工业大学 根部欠照明舌图像的自适应暗部细节复现方法
EP2819414A3 (en) 2013-06-28 2015-02-25 Samsung Electronics Co., Ltd Image processing device and image processing method
CN103916669B (zh) * 2014-04-11 2017-06-13 浙江宇视科技有限公司 高动态范围图像压缩方法及装置
EP3051488A1 (en) * 2015-01-30 2016-08-03 Thomson Licensing A method and apparatus for inverse-tone mapping a picture
US20180152686A1 (en) * 2016-11-28 2018-05-31 Microsoft Technology Licensing, Llc Tone mapping functions for rendering high dynamic range video on enhanced dynamic range display devices
US10218952B2 (en) * 2016-11-28 2019-02-26 Microsoft Technology Licensing, Llc Architecture for rendering high dynamic range video on enhanced dynamic range display devices

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020141334A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
KR20170115540A (ko) 2017-10-17
CN107209929A (zh) 2017-09-26
US20190156467A1 (en) 2019-05-23
US10360666B2 (en) 2019-07-23
WO2016124451A1 (en) 2016-08-11
EP3254259A1 (en) 2017-12-13
EP3254259B1 (en) 2022-06-22
CN107209929B (zh) 2021-05-25
EP3054418A1 (en) 2016-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107209929B (zh) 用于对高动态范围图像进行处理的方法和装置
EP3220350B1 (en) Methods, apparatus, and systems for extended high dynamic range hdr to hdr tone mapping
CN108476312B (zh) 双频带自适应色调映射
TWI727968B (zh) 用於視訊編碼及解碼中量化之方法及設備
KR102529013B1 (ko) 컬러 픽처를 인코딩 및 디코딩하는 방법 및 장치
KR102631484B1 (ko) 이미지들 및 비디오의 전기-광학 및 광-전기 변환을 위한 방법들, 시스템들 및 장치
US20180005357A1 (en) Method and device for mapping a hdr picture to a sdr picture and corresponding sdr to hdr mapping method and device
US10701359B2 (en) Real-time content-adaptive perceptual quantizer for high dynamic range images
JP6948309B2 (ja) パラメトリック・トーン調整関数を使用してピクチャをトーン・マッピングする方法およびデバイス
US9979973B2 (en) Encoding and decoding methods for adapting the average luminance of high dynamic range pictures and corresponding encoder and decoder
EP3054417A1 (en) Method and apparatus for encoding and decoding high dynamic range images
KR20160125382A (ko) 이미지/비디오 신호에 관련된 비트 스트림을 생성하기 위한 방법, 특정 정보 데이터를 포함하는 비트 스트림, 그와 같은 특정 정보 데이터를 획득하기 위한 방법
WO2024156544A1 (en) Energy aware sl-hdr
CN116508054A (zh) 用于避免色调映射器中的色度削波同时维持饱和度并保持色调的方法、设备和装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190110

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190110

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20191106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200107

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20200406

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200518

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20200923