JP2007166250A - モニタ表示装置を備えるカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 カメラのモニタ表示装置において好ましい構図の決定を容易に行うことを可能にする一方でカメラの大型化を防止する。
【解決手段】 撮影する画像を表示するモニタ表示装置を備えるカメラであって、当該モニタ表示装置6は、複数の異なる構図テンプレートTEMP1を選択して表示可能とする。モニタ表示装置6に表示した構図テンプレートTEMP1を利用して被写体OBT1の構図を決定できるので優れた構図の写真を容易に撮影できる。構図テンプレートは被写体の画像に重畳してモニタ表示装置に表示させるので、複数の構図テンプレートを備えても構図テンプレートの交換や切り替えの操作が簡略化でき、しかも構図テンプレートを切り替えを行うための機械的な動作手段が不要であり、カメラの小型化を図る。
【選択図】 図3

Description

本発明はデジタルカメラ等のように撮影しようとする画像をモニタ画面に表示するモニタ表示装置を備えるカメラに関し、特にモニタ表示装置に撮影者が構図を決定する際に用いて有効な構図テンプレートを表示することが可能なカメラに関するものである。
デジタルカメラでは初心者でも好適な写真が撮影できるように「ピクチャーモード」や「シーンモード」等のように、撮影対象や撮影状況の相違にかかわらずカメラの撮影条件を自動的に設定するためのモードが用意されている。しかし、この種のモードは露出や焦点等の適切な画像を得るためのものであり、撮影する画像の構図を適切に設定するものではない。そのため、撮影者はあくまでも自身の判断で構図を決定する必要がある。デジタルカメラでは撮影する被写体の画像をファインダ装置で確認する代わりに、当該被写体の画像をLCD装置(液晶表示装置)等で構成されるモニタ表示装置に表示し、このモニタ表示装置を見ながら画像の構図を決定している。しかしながら、実際の撮影時にはシャッタータイミングに注意が向けられており、適切な構図を決定することは難しく、特に初心者が適切な構図を得ることは難しく、いわゆる絵になる写真、特に一般的に言われている黄金比に構図された写真を撮影することは難しい。また、黄金比の概念を知っている熟練の撮影者でも、実際にモニタ表示装置に表示されている被写体の画像がどの程度の比で構図されているのかを確認することは難しい。
このような構図を決定する際に有効な手段として、特許文献1では、好ましいとされる絵図を透光性を有する部材に描いてポーズ表示手段を用意しておき、撮影しようとする画像をこのポーズ表示手段に重ねて観察することで当該ポーズ表示手段に近いポーズの写真を容易に撮影することを可能にしたカメラが提案されている。
特開平11−352556号公報
特許文献1のポーズ表示手段は、透光性の平面部材に描いたものを交換しながらカメラに装着する構成であるため、風景や人物、静物等、様々な被写体を撮影する場合にはそれぞれに対応した種々のポーズ表示手段が必要になる。複数のポーズを交換するようにした場合には、複数のポーズを用意し、かつ保管したり交換する作業が面倒なものになる。また、交換する際に時間がかかり、実際の撮影時にシャッターチャンスを逃がしてしまうおそれもある。特許文献1では、複数のポーズ表示手段を機械的に構成された切替手段によって切り替えるように構成しているが、カメラの構造が複雑になり、カメラの小型化を図る上での障害になる。
本発明の目的は、モニタ表示装置において好ましい構図の決定を容易に行うことを可能にする一方で、複数のポーズ表示手段を用意することなく、また機械的な手段を不要にしてカメラの大型化を生じることのないカメラを提供するものである。
本発明は、撮影する被写体の画像を表示するモニタ表示装置を備えるカメラであって、当該モニタ表示装置は被写体の構図を決定する際に参照する構図テンプレートを当該被写体の画像に重畳して表示することが可能であることを特徴とする。特に、モニタ表示装置は複数の異なる構図テンプレートを選択して表示可能とする。また、この場合において、構図テンプレートの表示/非表示を切り替えるための構図テンプレート表示釦を備えること、あるいは複数の異なる構図テンプレートを切り替えて選択するための構図テンプレート選択釦を備えることが好ましい。
本発明においては、構図テンプレートは撮影する画像の測距領域を表示する測距表示を含むことが好ましい。また、モニタ表示装置は表示された構図テンプレートの利用方法を案内するためのガイドメッセージを表示することが好ましい。さらに、構図テンプレートに関係付けられた領域を測光する測光手段を備えることが好ましい。
本発明によれば、モニタ表示装置に表示した構図テンプレートを利用して被写体の構図を決定できるので優れた構図の写真を容易に撮影することが可能となる。また、構図テンプレートは被写体の画像に重畳してモニタ表示装置に表示させるので、複数の構図テンプレートの交換や切り替えの操作が簡略化でき、しかも迅速な交換が可能でシャッターチャンスを逃がすようなこともない。また、複数の構図テンプレートを切り替えを行うための機械的な動作手段が不要であり、カメラの小型化を図る上で有利である。
次に、本発明の実施例を図面を参照して説明する。図1は本発明のモニタ表示装置を備えたカメラをデジタルカメラに適用した実施例であり、当該デジタルカメラを背面方向から見た斜視図である。カメラボディ1の上面にメインスイッチ3、各種撮影モードを設定するためのモードダイヤル4、シャッタ釦5が配置される。また、カメラボディ1の背面にLCD装置で構成されるモニタ表示装置6と、各種機能スイッチが配設される。この各種機能スイッチとして、ここでは1つの釦を構図テンプレート表示釦7として構成し、また十字釦8を構図テンプレート選択釦を兼ねる釦として配設されている。なお、カメラボディ1の前面には図には表れないが、後述する撮影レンズ2やストロボ9が配設されている。
図2は当該デジタルカメラのブロック構成図である。図1には表れない撮影レンズ2で結像した被写体像をシャッタを兼用しているシャッタ・絞り202で絞り、光学ローパスフィルタ203を通してCCD素子等で構成される撮像素子201で撮像する。撮像素子201からの撮像信号はアンプ(AMP)204で増幅され、A/D変換器205においてデジタルの画像信号に変換される。このデジタル画像信号は信号処理回路206においてカラープロセス処理やガンマ補正等の所定の信号処理が施され、圧縮回路207において圧縮され、あるいは圧縮されることなくVRAM(画像メモリ)208に書き込まれる。また、信号処理されたデジタル画像信号はモニタ駆動装置216により前記モニタ表示装置6にスルー画像として表示される。前記撮像素子201は、CPU200がクロックジェネレータ209を介してCCDドライバ210を制御することによって、撮像時における撮像素子201での蓄積時間を設定することが可能である。
前記CPU200は被写体を撮像する際には撮像素子201で撮像した撮像信号に基づいて画面上の任意の位置の測距を行い、この測距データに基づいてAF(自動焦点)機構211を制御し、同時に前記撮像素子201の撮像信号を利用して露出制御部215を制御し、露出を測定する。また、撮影レンズ2の焦点距離を変化させるズーム機構213を制御する。さらに、シャッタ・絞り駆動機構212を制御して前記シャッタ・絞り202を制御する。また、ストロボ9を発光させるストロボ制御部214を制御する。
前記CPU200には予め設定された各種の構図テンプレートのデータが記録された構図テンプレートテーブル220が接続されている。また、CPU200には前記メインスイッチ3、モードダイヤル4が接続されるとともに、前記構図テンプレート表示釦7と十字釦8が接続されており、これらスイッチ、ダイヤル、釦が操作されたときに所要の制御を実行する。特に、構図テンプレート表示釦7が操作されたときには構図テンプレートテーブル220から構図テンプレートを読み出し、この読み出した構図テンプレートをモニタ駆動回路216を制御してモニタ表示装置6に表示する。また、この表示した状態では十字釦8は構図テンプレート選択釦として機能し、当該十字釦8を操作すると構図テンプレートテーブル220から読み出す構図テンプレートを変更してモニタ表示装置6に表示する。この構図テンプレートはモニタ表示装置6において前述した被写体のスルー画像に重畳して表示される。また、後述するように各構図テンプレートにはそれぞれ被写体の測距を行って前記AF機構211によるAF制御を行うための測距点や測距範囲を示す枠状の測距表示が一体のデータとして記録されている。CPU200は読み出した構図テンプレートにおける測距表示の画面上の位置を認識し、この認識した位置において測距した測距データに基づいてAF機構211でのAF制御を行なうように構成されている。
図3は複数種類用意された前記構図テンプレートのうちの「人物用テンプレート」TEMP1を示す。この「人物用テンプレート」TEMP1は撮影画面、すなわちモニタ表示装置6のモニタ画面の左右中央寄りの上下中間から下側に至る領域を囲むように表示される矩形のガイド線G1として構成される。また、この矩形のガイド線G1のほぼ中央位置には測距手段としての測距枠DSTが表示される。この「人物用テンプレート」TEMP1は、人物や集合写真を撮影する際の構図テンプレートとして利用されるものであり、スナップ写真として人物を撮影する際には、図3(a)のように、ガイド線G1の中に人物OBT11が入るように構図を決定する。また、集合写真を撮影する際には、図3(b)のように、ガイド線G1の中に集合人物OBT12が入るように構図を決定する。また、このようにモニタ表示装置6において被写体の構図を決定したときには、測距枠DSTは被写体OBT11,OBT12のほぼ中心に位置されることになり、当該被写体OBT11,OBT12までの撮影距離を測距する。さらに、ガイド線G1で囲まれた領域、あるいは測距枠DSTで囲まれた領域の露出を測光するように構成することも可能である。また、この例では、表示された「人物用テンプレート」の利用方法を案内するためのガイドメッセージGMをモニタ表示装置6の下辺に沿って水平方向に表示している。例えば、ガイドメッセージGMとして「人物をガイド線内に合わせて下さい」のような文字を表示させる。
この「人物用テンプレート」TEMP1を利用した実施例1のデジタルカメラの撮影動作を図4のフローチャートを参照して説明する。メインスイッチ3がオン操作され(S101)、モードダイヤル4により撮影モードが設定される(S102)。設定される撮影モードの1つにピクチャーモードがあり、ピクチャーモードに設定されたときには(S103)、構図テンプレート表示釦7の操作によりデフォルトの構図テンプレートが表示され、構図テンプレート表示釦7を操作しないときにはモニタ表示装置6に構図テンプレートは表示されない(S104)。すなわち、構図テンプレート表示釦7を偶数回押すことで構図テンプレートが表示されずにモニタ表示装置6のモニタ画面は通常の表示となり(S108)、奇数回押すことで表示される(S105)。次いで、撮影者はデフォルトの構図テンプレートが表示されている状態で十字釦8を押すことで別の構図テンプレートに変更することが可能であり、十字釦8を複数回押すことで複数種類の構図テンプレートを順次表示させながら選択することが可能である(S106)。ここでは、十字釦8により「人物用テンプレート」TEMP1を表示させるものとする(S107)。
次いで、撮影者は図3(a)のように表示された「人物用テンプレート」TEMP1を参照して被写体OBT11の構図を決定する。この構図の決定は前述の通りである。このとき、モニタ表示装置6に表示されたガイドメッセージGMの「人物をガイド線内に合わせて下さい」に従って「人物用テンプレート」TEMP1の矩形をしたガイド線G1の中に被写体の人物OBT11が入るように構図を決定する。また、集合写真を撮影する際には、図3(b)のように、ガイド線G1の中に被写体の集合人物OBT12が入るように構図を決定する。このようにして構図を決定した上でシャッタ釦5を半押しすると(S109)、測光スイッチがオンし、CPU200は被写体を測光するとともに、測距枠DSTで囲まれた領域、すなわち矩形のガイド線内のほぼ中心に構図決定された被写体の人物や集合人物の測距を行い、この測距データに基づいてAF機構211でのAF制御を実行する(S110)。また、同時に露出制御により絞り値とシャッタ速度を決定する(S111)。しかる上で、シャッタ釦5を全押しするとレリーズスイッチがオンし、CPU200はシャッタ・絞り機構212を駆動して撮影動作を行い(S113)、撮像素子201で撮像しかつ信号処理された撮像信号を画像メモリ208に書き込み、同時にモニタ表示装置6に撮影画像として表示する(S114)。メインスイッチ3がオフされていないときにはステップS102に戻る。
この実施例のように人物や集合人物を撮影する際に、モニタ表示装置6のモニタ画面には被写体のスルー画像に重畳して構図テンプレートとして「人物用テンプレート」が表示されるので、撮影者は人物や集合人物を「人物用テンプレート」TEMP1の矩形のガイド線G1の中に収まるように、あるいはガイド線G1を基準にして位置決めを行うことで構図を決めることができる。これにより、写真の基本構図等を知らないカメラ初心者であっても絵として満足する写真を容易に撮影することが可能になる。また、構図を決定すれば自動的に被写体の人物や集合人物に焦点のあった写真が撮れることになる。さらに、この場合にCPU200ではガイド線G1で囲まれた領域、あるいは測距枠DSTで囲まれた領域について測光を行い、この測光値に基づいて露出制御を実行することで被写体の人物や集合人物に対する適正露出の写真を得ることもできる。したがって、実施例のカメラでは、特許文献1のように構図テンプレートとして複数のポーズ表示手段を用意してこれを手作業で交換する必要はなく、またこれらを交換するための機械的な構造体も不要であり、撮影時の操作を簡略化するとともに、カメラの大型化が生じることもなく、これにより撮影時の操作の簡略化及びカメラの小型化を図ることが可能になる。
ここで本発明において適用可能な構図テンプレートについて数種類の例を説明する。なお、以降の説明ではガイドメッセージは表示していない場合を示している。図5の構図テンプレートはデフォルトとしての「基本テンプレート」TEMP0であり、モニタ表示装置6のモニタ画面を縦横にそれぞれ3分する垂直ガイド線Gv01,Gv02と水平ガイド線Gh01,Gh02で構成される。これらのガイド線は縦横比が黄金比となるように設計されている。そして、これら各2本のガイド線Gv01,Gv02とGh01,Gh02のうち、いずれか1本の垂直ガイド線と1本の水平ガイド線は太線で目立つように表示され、他の各1本のガイド線は細線で表示されるようになっており、これら太線が交差した箇所に測距表示として測距枠DSTが配設されている。例えば、図5(a)では、1本の垂直ガイド線Gv01と1本の水平ガイド線Gh01がそれぞれ太線で表示されている。同様に、図5(b)では、垂直ガイド線Gv02と1本の水平ガイド線Gh01がそれぞれ太線で表示され、図5(c)では、垂直ガイド線Gv01と1本の水平ガイド線Gh02がそれぞれ太線で表示され、図5(d)では、垂直ガイド線Gv02と1本の水平ガイド線Gh02がそれぞれ太線で表示されている。
図5の「基本テンプレート」TEMP0を用いた撮影では遠景を撮影する場合に、主体となる物体OBT0を太線の垂直ガイド線と水平ガイド線の交点に位置合わせする。この場合に撮影者の好みにより太線で表示される垂直ガイド線と水平ガイド線の組み合わせを選択することで、図5(a)〜(d)に示したように異なった構図を得ることができる。これにより、いずれの構図においても、撮影画面を縦横に黄金分割したポイントに主体となる物体OBT0を配置した構図が得られ、いわゆる絵になる写真を容易に撮影することができる。また、同時に主体となる物体OBT0に対して適切に焦点合わせした写真を撮影することができる。
図6は「静物用テンプレート」TEMP2であり、モニタ表示装置6の四隅を結ぶ対角線からなる2本の斜めガイド線G21,G22で構成される。また、各斜めガイド線の上側寄り位置と下側寄り位置にそれぞれ測距表示として測距枠DSTが配設されている。ここでは、測距枠DSTの配設位置の相違により図6(a)〜(d)の4種類の静物用の構図テンプレートが構成されることになる。この「静物用テンプレート」TEMP2を用いた撮影では、例えば複数本の花を撮影する際に最も手前にある主体となる花OBT2をいずれかの斜めガイド線G21,G22上の測距枠DSTが存在する上側寄り或いは下側寄りの位置に配置する。これにより、複数本の花を遠近法により配置した絵になる構図が得られるとともに、主体となる花OBT2に焦点を合わせた写真を容易に撮影することができる。
図7は「風景用テンプレート」TEMP3であり、頂点位置が左右にずれた2つの三角形をそれぞれ規定するようにした各2本の斜線からなる山型ガイド線G31,G32で構成される。この山型ガイド線G31,G32は図7(a),(b)に示すように、撮影方向、すなわちモニタ表示装置6の横位置と縦位置のそれぞれに対応して設定される。なお、この「風景用テンプレート」TEMP3では、測距表示としての測距枠DSTはモニタ表示装置6の中央に配設される。この「風景用テンプレート」TEMP3を用いた撮影では、例えは図7(a)のように被写体として山岳OBT31を撮影する際には各山型ガイド線G31,G32に山岳OBT31の稜線が合うように構図を決める。この場合には風景の中央に焦点が合わせられる。また、図7(b)のように被写体として奥行きのある道OBT32を撮影する場合には任意の山型ガイド線G31,G32に道が沿うように構図を決める。この場合も風景の中央に焦点が合わせられる。これにより、絵になる構図で、かつ焦点のあった風景写真を容易に撮影することができる。
図8は「ポートレート用テンプレート」TEMP4であり、図8(a),(b)に示すように、モニタ表示装置6の縦位置に対して画面の左側領域又は右側領域をそれぞれ囲む左領域ガイド線G41と右領域ガイド線G42のいずれかを選択して構成される。この「ポートレート用テンプレート」TEMP4の場合には、測距枠DSTは各ガイド線G41又はG42で囲まれる領域の左右方向のほぼ中央で上下方向の若干上側寄りに配設される。この「ポートレート用テンプレート」TEMP4を用いた撮影では、被写体としての人物OBT4の上半身を左又は右の領域ガイド線G41,G42で囲まれる領域に入るように構図を決める。これにより、人物OBT4の顔に焦点が合わせられ、絵になる構図のポートレート写真を容易に撮影することができる。
以上の各実施例の構図テンプレートはそれぞれ汎用的なテンプレートの例であり、必要に応じてより具体化した構図テンプレートをモニタ表示装置に表示させることも可能である。例えば、人物写真を撮影するための「人物用テンプレート」の例で言えば、1人用テンプレート、2人用テンプレート、3人用テンプレート等のように、1人あるいは2人又は3人が並んだときの人間の輪郭に沿った曲線からなるガイド線を構図テンプレートとして表示するようにしてもよい。この場合には、当該ガイド線に一致するように被写体をモニタ表示装置に表示するように焦点距離(ズーム値)を調整しながら構図合わせすればよく、極めて容易に構図合わせして絵になる写真を容易に撮影することが可能になる。
また、実施例では構図テンプレートをガイド線で表示する例を示したが、モニタ表示装置のモニタ画面の一部或いは複数箇所を異なる色、あるいは所要の模様パターンで塗り潰した領域として表示することで被写体を構図合わせする際のガイドとして利用したテンプレートとして構成するようにしてもよい。
以上の説明は本発明を静止画を撮影するデジタルカメラに適用した例を示したが、撮影する被写体の画像をモニタ表示装置に表示することが可能なカメラであれば、ビデオカメラにも適用することができる。勿論、フィルムを用いたカメラでもモニタ表示装置を備えていれば適用することが可能である。さらに、モニタ表示装置は実施例のLCD表示装置に限られるものではなく、EL(エレクトロルミネッセンス)表示装置で構成されるモニタ表示装置であってもよい。
本発明の実施例のデジタルカメラを背面方向から見た斜視図である。 実施例のデジタルカメラの回路構成を示すブロック図である。 「人物用テンプレート」の表示例を示す図である。 構図テンプレートを利用した撮影方法を説明するフローチャートである。 「基本テンプレート」の表示例を示す図である。 「静物用テンプレート」の表示例を示す図である。 「風景用テンプレート」の表示例を示す図である。 「ポートレート用テンプレート」の表示例を示す図である。
符号の説明
1 カメラボディ
2 撮影レンズ
3 メインスイッチ
4 モードダイヤル
5 シャッター釦
6 モニタ表示装置
7 構図テンプレート表示釦
8 十字釦
TEMP* 構図テンプレート
G** ガイド線
DST 測距枠
OBT* 被写体

Claims (9)

  1. 撮影する被写体の画像を表示するモニタ表示装置を備えるカメラであって、前記モニタ表示装置は被写体の構図を決定する際に参照とする構図テンプレートを当該被写体の画像に重畳して表示することが可能であることを特徴とするモニタ表示装置を備えるカメラ。
  2. 前記モニタ表示装置は複数の異なる構図テンプレートを選択して表示可能であることを特徴とする請求項1に記載のモニタ表示装置を備えるカメラ。
  3. 構図テンプレートの表示/非表示を切り替えるための構図テンプレート表示釦を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のモニタ表示装置を備えるカメラ。
  4. 複数の異なる構図テンプレートを切り替えて選択するための構図テンプレート選択釦を備えることを特徴とする請求項2又は3に記載のモニタ表示装置を備えるカメラ。
  5. 前記構図テンプレートは撮影する画像の測距領域を表示する測距表示を含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のモニタ表示装置を備えるカメラ。
  6. 前記モニタ表示装置は表示された構図テンプレートの利用方法を案内するためのガイドメッセージを表示することが可能であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のモニタ表示装置を備えるカメラ。
  7. 前記構図テンプレートに関係付けられた領域を測光する測光手段を備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のモニタ表示装置を備えるカメラ。
  8. 前記モニタ装置はLCD表示装置である請求項1ないし7のいずれかに記載のモニタ表示装置を備えるカメラ。
  9. 前記カメラはデジタルカメラであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載のモニタ表示装置を備えるカメラ。

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