JP2007166105A - 伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】音声信号の多チャンネル化と制御信号の伝送効率向上が両立可能な伝送システムを提供する。
【解決手段】何れの端末装置1も音声信号を伝送しないときはCSMA方式による制御信号の伝送のみが行われるために制御信号の伝送効率を向上することができる。しかも、何れかの端末装置1がTDMA方式で音声信号を伝送するときは音声信号伝送期間(TDMA区間)と制御信号伝送期間(CSMA区間)を交互に切り換えているために音声信号伝送期間を相対的に長くして音声信号の多チャンネル化が図れる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の端末装置が一対のペア線からなる信号線で接続されてなり、これらの端末装置の間で信号線を介して音声信号並びに制御信号を伝送する伝送システムに関するものである。
従来より、異なる種類の信号を共通の信号線を介して伝送する伝送システムが種々提供されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されている従来システムは、任意の2つの通話端末間で音声信号を伝送して通話する拡声通話システムであって、複数の通話端末が一対のペア線からなる信号線で中央処理部に接続され、通話端末と中央処理部との間でディジタルの音声信号及び制御信号を信号線を介して伝送しており、信号の衝突を防ぐためにいわゆるピンポン伝送方式が用いられている。なお、ピンポン伝送方式とは、信号線の信号の伝送方向を数μ秒〜数m秒毎に切り換えて信号を伝送する方式である。
特開平11−4298号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている従来例のように音声信号と制御信号をピンポン伝送方式で伝送した場合、音声信号が伝送されないときでも音声信号の伝送期間が存在するため、相対的に制御信号の伝送期間が狭くなることで制御信号の伝送効率が低下してしまう。しかも、多チャンネル化を目的として音声信号の伝送期間を長くとろうとすると制御信号の伝送期間がさらに短くなってしまう。そもそも音声信号は受信側への到達遅延を管理しつつ受信させることが要求されている故、時分割多重方式によって確実な音声伝送を試みるシステムが多くなる。そのため、上述したような音声信号多チャンネル化と制御信号伝送効率向上の両立化は、避けて通れない課題となっている。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、音声信号の多チャンネル化と制御信号の伝送効率向上が両立可能な伝送システムを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、複数の端末装置が一対のペア線からなる信号線で接続されてなり、これらの端末装置の間で信号線を介して音声信号並びに制御信号を伝送する伝送システムにおいて、各端末装置は、TDMA(Time Division Multiple Access)方式で音声信号を伝送する音声信号伝送手段と、CSMA(Carrier Sense Multiple Access)方式で制御信号を伝送する制御信号伝送手段と、音声信号伝送手段による音声信号の伝送開始並びに伝送終了を他の端末装置に通知するための制御信号を生成して制御信号伝送手段から伝送させる制御信号生成手段とを具備し、何れかの端末装置が伝送開始を通知する制御信号を伝送した時点から伝送終了を通知する制御信号を伝送するまでの間、信号線にビーコン信号を送出するビーコン信号発生装置が信号線に接続され、各端末装置は、ビーコン信号を受信していないときは音声信号伝送手段に音声信号の伝送を許可せずに制御信号伝送手段のみに制御信号の伝送を許可し、ビーコン信号を受信しているときは音声信号伝送手段に音声信号の伝送を許可する音声信号伝送期間と制御信号伝送手段に制御信号の伝送を許可する制御信号伝送期間を交互に切り換える伝送方式切換手段を具備することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ビーコン信号発生装置は、音声信号伝送期間の始期を示す第1のビーコン信号と制御信号伝送期間の始期を示す第2のビーコン信号を交互に送出することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記ビーコン信号発生装置は、音声伝送信号伝送期間の時間長を示す情報を前記ビーコン信号に付加し、各端末装置の伝送方式切換手段は、前記情報に基づいて音声信号伝送期間の時間長を調節することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れかの発明において、前記音声信号伝送手段は、空いているタイムスロットのうちで順番の早いタイムスロットから順次使用することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れかの発明において、各端末装置は、マイクロホン並びにスピーカと、マイクロホンで集音した音声を音声信号として音声信号伝送手段に出力するとともに音声信号伝送手段から受け取った音声信号をスピーカに出力する通話処理手段と、タイムスロットに空きがない場合に話中であることを報知するための音あるいはメッセージをスピーカから鳴動させる報知手段とを具備することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、何れの端末装置も音声信号を伝送しないときは制御信号の伝送のみが行われるために制御信号の伝送効率を向上することができ、しかも、何れかの端末装置が音声信号を伝送するときは音声信号伝送期間と制御信号伝送期間を交互に切り換えているために音声信号伝送期間を相対的に長くして音声信号の多チャンネル化が図れる。
請求項2の発明によれば、第1及び第2のビーコン信号で音声信号伝送期間と制御信号伝送期間の始期を各々個別に設定できるから、各伝送期間の調節が自由に行える。
請求項3の発明によれば、請求項2の発明のように第2のビーコン信号を送出しなくても音声信号伝送期間の調節が行える。
請求項4の発明によれば、システムを構成する端末装置の台数分のタイムスロットを音声信号伝送期間に用意する必要がないから伝送効率が向上する。
請求項5の発明によれば、音声信号が伝送できない原因として、他端末の話し中だからか、それ以外の理由(信号線の断線や端末装置の故障など)なのかを容易に判断できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態の伝送システムは、図1に示すように複数の端末装置1とビーコン信号発生装置2とが一対のペア線からなる信号線Lsに接続されて構成されている。
各端末装置1は、マイクロホン10及びスピーカ11と、マイクロホン10の出力を増幅するアンプ12aと、スピーカ11への入力を増幅するアンプ12bと、アンプ12a,12bを介してマイクロホン10並びにスピーカ11と接続された通話処理部13と、呼出釦や応答釦などの操作釦を有し該操作釦が操作されたときに操作信号を出力する操作部14と、信号線Lsを介して音声信号並びに制御信号の送受信、ビーコン信号の受信を行う信号伝送部15と、全体の制御を行う制御部16とを具備している。通話処理部13は、音声スイッチやエコーキャンセラ(図示せず)を有することでハウリング並びに不快なエコーを防止するとともに、マイクロホン10で集音してアンプ12aで増幅される音声信号(送話信号)をディジタル信号に変換して信号伝送部15に出力し且つ信号伝送部15から受け取ったディジタルの音声信号(受話信号)をアナログ信号に変換してアンプ12bで増幅しスピーカ11に出力するものである。制御部16はCPUを主構成要素とし、通話処理部13の起動/停止、操作部14から受け取る操作信号や信号伝送部15で受信する制御信号に応じた種々の処理、制御信号の生成などを行う。また、各端末装置1には固有の識別符号が割り当てられて制御部16に記憶されており、この識別符号を使って個々の端末装置1同士が制御信号並びに音声信号の送受信を行うことができる。信号伝送部15は2種類の伝送方式に対応している。すなわち、制御信号についてはCSMA(Carrier Sense Multiple Access)方式が用いられ、音声信号についてはTDMA(Time Division Multiple Access)方式が用いられる。但し、制御信号の伝送方式に関しては、CSMA/CA方式又はCSMA/CD方式あるいはそれら各方式において受信ノードにACK返信を義務づけた方式の何れでも構わない。なお、本実施形態においては、制御部16と信号伝送部15と通話処理部13とで音声信号伝送手段を構成し、制御部16と信号伝送部15とで制御信号伝送手段及び伝送方式切換手段を構成し、制御部16で制御信号生成手段を構成している。ここで、音声信号並びに制御信号は、制御部16において多値変調方式、例えば、3値以上のASK(振幅偏移キーイング)方式、FSK(周波数偏移キーイング)方式、PSK(位相偏移キーイング)方式等で変調されて信号伝送部15より伝送される。
一方、ビーコン信号発生装置2は、ビーコン信号を生成するビーコン信号生成部20と、ビーコン信号生成部20で生成されたビーコン信号を信号線Lsに送出するとともに信号線Lsを介して制御信号を送受信する信号伝送部21と、CPUを主構成要素とし制御信号の生成や制御信号に応じた種々の処理等を行う制御部22とを具備する。ここで、ビーコン信号とは音声信号をTDMA方式で伝送する際に同期を取るための信号であって、図2に示すようにTDMA区間(音声信号伝送期間)の開始時に送出される第1のビーコン信号B1と、CSMA区間(制御信号伝送期間)の開始時に送出される第2のビーコン信号B2との2種類が有り、ビーコン信号生成部20において第1のビーコン信号B1と第2のビーコン信号B2が所定の間隔で交互に生成されて信号伝送部21に出力される。ただし、所定の間隔とはいっても、TDMA区間(音声信号伝送期間)を規定する第1のビーコン信号B1から第2のビーコン信号B2までの時間間隔と、CSMA(制御信号伝送期間)を規定する第2のビーコン信号B2から次の第1のビーコン信号B1までの時間間隔とは、互いに同じ時間長とは限らない。また、TDMA区間においては上り方向と下り方向でそれぞれ1以上のスロット数であるNスロット(合計、Nの2倍数のスロット)のタイムスロット(チャンネル)が設定されており、何れか2つの端末装置1,1間で通話する場合、上り及び下りのタイムスロットをひとつずつ占有して音声信号を相互に伝送することになる。ここで、ビーコン信号発生部20では、音声信号並びに制御信号と比較して多値度の低い変調方式、例えば、2値のASK方式又はFSK方式又はPSK方式等で変調しているから、音声信号や制御信号に比べてビーコン信号の耐ノイズ性が向上し各端末装置1で確実に受信できるようになっている。
次に、本実施形態の動作を説明する。
図2は、各信号の発生を時系列であらわした例である。通常のCSMA区間で、通話を申し込みたい音声端末1、2、3がそれぞれ発する制御信号Tx1、Tx2、Tx3に応じて、指定された別の3台の音声端末がそれぞれ制御信号Rx1、Rx2、Rx3で応答し、この後にCSMA区間が時間切れした結果、3組の通話ペアが成立したことをあらわしている。CSMA区間が時間切れした後、第1のビーコン信号B1が発せられてTDMA区間が始まり、3組の通話ペアは、計6つのスロット(送話又は受話のチャンネル)に、伝送したい音声信号をのせる。所定回数M1回だけTDMAサイクルを経て、第2のビーコン信号B2が発せられてCSMA区間が始まる。このCSMA区間では、例として、(本願発明とは直接には関係しないが)火災感知器などの火報センサや人体検出器などの防犯センサが異常検知時に発報するセンサ発報も発信を許されている。同CSMA区間では、それまで制御信号Tx1、Tx2、Rx1、Rx2で通話していた2組のペアは継続して通話を希望し、制御信号Tx3、Rx3で通話していた3組目のペアだけは通話終了の連絡を取り合っているものとする。この後にCSMA区間が時間切れした結果、2組の通話ペアが成立したので、同CSMA区間が時間切れした後、再び第1のビーコン信号B1が発せられてTDMA区間が始まり、2組の通話ペアは、計4つのスロット(送話又は受話のチャンネル)に、伝送したい音声信号をのせる。所定回数M2回だけTDMAサイクルを経て、第2のビーコン信号B2が発せられてCSMA区間が始まる。同CSMA区間では、それまで制御信号Tx1、Tx2、Rx1、Rx2で通話していた2組のペアも通話終了の連絡を取り合っているものとする。この後に同CSMA区間が時間切れした結果、もはや通話希望ペアがなくなったので、同CSMA区間が時間切れした後、第1のビーコン信号B1が発せられることもなく、各端末装置1およびビーコン信号発生装置2は、通常のCSMA区間(図2の開始段階)に、通信シーケンス状態を戻すわけである。
以上は概略説明であり、以下に、さらに詳しい動作手順を説明する。
何れの端末装置1も通話していない状態ではビーコン信号発生装置2からビーコン信号B1,B2が信号線Lsに送出されていない。したがって、各端末装置1においては制御部16が通話処理部13やアンプ12a,12bを停止させて音声信号が送出されないようにしている。そして、何れかの端末装置1(以下、「1A」とする。)において操作部14の呼出釦(図示せず)が操作されて制御部16に操作信号が入力されると、相手の端末装置1(以下、「1B」とする。)に対応する識別符号と自己の識別符号を含む制御信号が制御部16で生成されて信号伝送部15から信号線Lsに送出される。なお、相手(呼出先)の端末装置1Bを特定する方法としては、個々の端末装置1(1A,1B以外を「1C」、「1D」とする。)に対応する複数の呼出釦を操作部14に具備するか、あるいは操作部14に具備したテンキーを操作して呼出先の端末装置1Bに割り当てられている識別符号を直接入力する方法などが考えられる。
一方、上記制御信号を送出した端末装置1A以外の端末装置1B,1C,1D,…では信号線Lsを介して伝送される前記制御信号を信号伝送部15で受信し、制御部16において当該制御信号に含まれる識別符号が自己の識別符号と一致しなければ破棄され、一致すればアンプ12bを介してスピーカ11から呼出音を鳴動させる処理が行われる。そして、呼出音を聞いた人によって呼出先の端末装置1Bの応答釦(図示せず)が操作されると操作部14から操作信号が制御部16に入力され、呼出元の端末装置1Aに対応する識別符号と自己の識別符号を含み且つ通話の開始(音声信号の伝送開始)を呼出元の端末装置1Aに通知するための制御信号が制御部16で生成されて信号伝送部15から信号線Lsに送出される。さらに制御部16はアンプ12a,12bと通話処理部13を起動して通話の開始に備える。
呼出元の端末装置1Aでは信号線Lsを介して伝送される前記制御信号を信号伝送部15で受信し、制御部16において当該制御信号に含まれる識別符号が自己の識別符号と一致しなければ破棄され、一致すれば制御部16によってアンプ12a,12b並びに通話処理部13が起動される。
一方、ビーコン信号発生装置2においては、音声信号の伝送開始を通知するための前記制御信号が信号伝送部21で受信されると、制御部22がビーコン信号生成部20を起動し第1及び第2のビーコン信号B1,B2を生成させて信号伝送部21から信号線Lsに送出させる(図2参照)。呼出元並びに呼出先の端末装置1A,1Bにおいては、信号伝送部15で第1のビーコン信号B1が受信されるとTDMA区間が開始され、第1のビーコン信号B1に同期して(直前のCSMA区間で発生した通話希望端末のペア組数だけ)設定される上り及び下りのタイムスロットを使用して信号伝送部21から音声信号が伝送される。なお、ビーコン信号発生装置2では呼出先又は呼出元の端末装置1Aから通話の終了(音声信号の伝送終了)を通知するための制御信号(通話終了につきタイムスロット解放を意味する制御信号)が伝送されるまでの間、第1及び第2のビーコン信号B1,B2を交互に周期的に送出し続ける。
そして、通話を終了するため、例えば呼出元の端末装置1Aで応答釦が操作されると操作部14から操作信号が制御部16に入力され、呼出先の端末装置1Bに対応する識別符号と自己の識別符号を含み且つ通話の終了(音声信号の伝送終了)を呼出先の端末装置1Bに通知するための制御信号(通話終了につきタイムスロット解放を意味する制御信号)が制御部16で生成されて、TDMA区間にはさまれたCSMA区間中に信号処理部15から信号線Lsに送出される。さらに制御部16はアンプ12a,12bと通話処理部13を停止させて通話を終了する。
呼出先の端末装置1Bでは信号線Lsを介して伝送される前記制御信号(通話終了につきタイムスロット解放を意味する制御信号)を信号伝送部15で受信し、制御部16において当該制御信号に含まれる識別符号が自己の識別符号と一致しなければ破棄され、一致すれば制御部16がアンプ12a,12b並びに通話処理部13を停止して通話を終了する。また、ビーコン信号発生装置2においては音声信号の伝送終了を通知するための前記制御信号が信号伝送部21で受信されると、制御部22がビーコン信号生成部20を停止させる。
次に、一組の端末装置1A,1Bが通話中に別の端末装置1(以下、「1C」とする。)で呼出釦が操作された場合について説明する。操作部14の呼出釦(図示せず)が操作されて制御部16に操作信号が入力されると、新たな呼出先の端末装置1(以下、「1D」とする。)に対応する識別符号と自己(新たな呼出元)の識別符号を含む制御信号が制御部16で生成され、第2のビーコン信号B2に同期したCSMA区間(制御信号伝送区間)に信号伝送部15から信号線Lsに送出される。そして、新たな呼出先の端末装置1Dにおいて呼出音がスピーカ11から鳴動され、応答釦が操作されることで新たな呼出元の端末装置1Cに対して音声信号の伝送開始を通知する制御信号が返信されると、当該制御信号を受け取った新たな呼出元の端末装置1Cと新たな呼出先の通話装置1Dとの間で直後のTDMA期間のなかで、新規参入の通話ペア用に二組目のタイムスロットを使用した音声信号の伝送が行われる。
ここで、全てのタイムスロット(チャンネル)が使用中の状態において別の端末装置1で呼出釦が操作された場合、当該端末装置1の制御部16ではタイムスロットに空きがないことを把握できるので、話中であり自機の希望する通話は未だ行えないことを報知するための音あるいはメッセージをアンプ12bを介してスピーカ11から鳴動させる。すなわち、本実施形態では制御部16で報知手段が構成されている。このようにタイムスロットに空きがない場合に話中であることを報知するための音あるいはメッセージをスピーカ11から鳴動させれば、音声信号が伝送できない原因として、他の端末装置1の話し中だからか、それ以外の理由(信号線Lsの断線や端末装置1の故障など)なのかを容易に判断できる。
なお、本実施形態では第1及び第2のビーコン信号B1,B2を用いて音声信号伝送期間と制御信号伝送期間の始期をそれぞれ個別に設定しているので、各伝送期間の調節が自由に行えるという利点がある。但し、音声信号伝送期間の時間長を固定するのであれば、続く短期のCSMAの開始タイミングは各端末装置1で自主判断可能なので、第2のビーコン信号B2を送出する必要はない。また、各端末装置1が使用するタイムスロットについては、予め個々の端末装置1に割り当ててもよいが、制御部16が空いているタイムスロットのうちで順番の早いタイムスロットから順次使用すれば、システムを構成する端末装置1の台数分のタイムスロットを用意する必要がないから伝送効率が向上するという利点がある。さらに、本実施形態ではマイクロホン10とスピーカ11を具備して拡声通話が行える端末装置1を例示したが、マイクロホンのみ若しくはスピーカのみを具備する端末装置1であっても構わない。また、受信機能をもたずCSMA期間でのみ発報可能な防災センサまたは防犯センサが信号線Lsに接続されていても構わない。 ここで、本実施形態では音声信号伝送期間(TDMA区間)におけるタイムスロットを上り、下り各Nスロットの合計Nの2倍数のスロットとしているが、これらNの2倍数を1組とする上り及び下りのタイムスロット群の複数群を各TDMA区間に収容しても構わない。
ところで、第2のビーコン信号B2によって制御信号伝送期間の始期、つまり、音声信号伝送期間の終期を決定する代わりに、音声信号伝送期間の始期を設定するビーコン信号(第1のビーコン信号B1)に音声伝送信号伝送期間の時間長を示す情報を付加し、各端末装置1の伝送方式切換手段(制御部16)が、その情報に基づいて音声信号伝送期間の時間長を調節することも可能である。このようにすれば、第2のビーコン信号B2を送出せずに第1のビーコン信号B1のみで音声信号伝送期間の調節が行える。
上述のように本実施形態では、何れの端末装置1も音声信号を伝送しないときはCSMA方式による制御信号の伝送のみが行われるために制御信号の伝送効率を向上することができ、しかも、何れかの端末装置1がTDMA方式で音声信号を伝送するときは音声信号伝送期間(TDMA区間)と制御信号伝送期間(CSMA区間)を交互に切り換えているために制御信号伝送用のCSMA区間を必ず入れつつ音声信号伝送期間を相対的に長くして音声信号の多チャンネル化が図れるものである。なお、本実施形態では個々の端末装置1が自ら呼出制御やタイムスロットの状態監視などを行う分散型のシステムを例示したが、これら呼出制御やタイムスロットの状態監視等をまとめて行う親機を信号線Lsに接続し、各端末装置1からは親機に対して呼出の依頼やタイムスロットの状態を問い合わせる集中管理型のシステムとしても構わない。この場合、ビーコン信号発生装置2に代えて親機からビーコン信号を送出してもよい。
なお、本実施形態では、所定の間隔および周期的に第1、第2のビーコン信号をそれぞれ発生させるようにしたが、本発明はこれに限らず、TDMA区間が早く終わればその分だけ第2のビーコン信号を早く発生させてもよいし、TDMA区間中での音声パケット通信によって通話終了の連絡が送受信端末間で行えれば、第2のビーコン信号およびその直後のCSMA区間を発生させずに、通常のCSMA区間に状態を戻してもかまわない。
ここで、図3に示すようにゲート装置103の接続口に対して機能モジュール108のコネクタを接続するだけで機能モジュール108の電力路と、情報路とを同時に確保でき、しかも機能モジュール108をどのゲート装置103にも接続できるレイアウトフリーで施工性に優れた配線システムがある。かかる配線システムは、建物内の適所において埋め込み配設している1乃至複数のスイッチボックス102を設け、各スイッチボックス102間に壁面内に先行配線した電力線110と、情報線111とを送り配線するとともに、始端のスイッチボックス102に対しては、配線盤101内に引き込まれた主幹ブレーカMBと分岐ブレーカBBとを介して屋内に引き込まれた電力線110と、外部のインターネット網NTにゲートウェイ120(ルータ、ハブ内蔵)を介して接続されている情報線111とが、接続されている。そして、このような配線システムに本発明に係る伝送システムを組み込むことも可能である。より具体的には、本発明に係る端末装置1やビーコン信号発生装置2がそれぞれ機能モジュール108となりゲート装置103に接続され、情報線111を上述の一対のペア線である信号線Lsとすればよい。また別の接続形態として、本発明に係るビーコン信号発生装置2または1台の端末装置1が機能モジュール108となりゲート装置103に接続され、情報線111とは異なりローカル線として枝分かれされた信号線Ls(やはり一対のペア線)に、本発明に係る端末装置1群が図1の如く接続されていてもよい。
本発明の実施形態を示すシステム構成図である。 同上の動作説明図である。 同上を用いる配線システムのシステム構成図である。
符号の説明
1 端末装置
2 ビーコン信号発生装置
13 通話処理部
15 信号伝送部
16 制御部
20 ビーコン信号生成部
21 信号伝送部
22 制御部
Ls 信号線

Claims (5)

  1. 複数の端末装置が一対のペア線からなる信号線で接続されてなり、これらの端末装置の間で信号線を介して音声信号並びに制御信号を伝送する伝送システムにおいて、
    各端末装置は、TDMA(Time Division Multiple Access)方式で音声信号を伝送する音声信号伝送手段と、CSMA(Carrier Sense Multiple Access)方式で制御信号を伝送する制御信号伝送手段と、音声信号伝送手段による音声信号の伝送開始並びに伝送終了を他の端末装置に通知するための制御信号を生成して制御信号伝送手段から伝送させる制御信号生成手段とを具備し、
    何れかの端末装置が伝送開始を通知する制御信号を伝送した時点から伝送終了を通知する制御信号を伝送するまでの間、信号線にビーコン信号を送出するビーコン信号発生装置が信号線に接続され、
    各端末装置は、ビーコン信号を受信していないときは音声信号伝送手段に音声信号の伝送を許可せずに制御信号伝送手段のみに制御信号の伝送を許可し、ビーコン信号を受信しているときは音声信号伝送手段に音声信号の伝送を許可する音声信号伝送期間と制御信号伝送手段に制御信号の伝送を許可する制御信号伝送期間を交互に切り換える伝送方式切換手段を具備することを特徴とする伝送システム。
  2. 前記ビーコン信号発生装置は、音声信号伝送期間の始期を示す第1のビーコン信号と制御信号伝送期間の始期を示す第2のビーコン信号を交互に送出することを特徴とする請求項1記載の伝送システム。
  3. 前記ビーコン信号発生装置は、音声伝送信号伝送期間の時間長を示す情報を前記ビーコン信号に付加し、
    各端末装置の伝送方式切換手段は、前記情報に基づいて音声信号伝送期間の時間長を調節することを特徴とする請求項1記載の伝送システム。
  4. 前記音声信号伝送手段は、空いているタイムスロットのうちで順番の早いタイムスロットから順次使用することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の伝送システム。
  5. 各端末装置は、マイクロホン並びにスピーカと、マイクロホンで集音した音声を音声信号として音声信号伝送手段に出力するとともに音声信号伝送手段から受け取った音声信号をスピーカに出力する通話処理手段と、タイムスロットに空きがない場合に話中であることを報知するための音あるいはメッセージをスピーカから鳴動させる報知手段とを具備することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の伝送システム。
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