JP2007166103A - 定電流パルス発生回路及び試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力を削減する。
【解決手段】負荷に定電流パルスを供給する定電流パルス発生回路であって、直流電源と、直流電源に対して、負荷と並列に設けられたインダクタ部と、直流電源とインダクタ部とを接続するか否かを切り替えることにより、直流電源からインダクタ部にエネルギーを供給するか否かを切り替える第1スイッチと、インダクタ部と負荷とを接続するか否かを切り替えることにより、インダクタ部に蓄積されたエネルギーを負荷に供給するか否かを切り替える第2スイッチとを備える定電流パルス発生回路を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、定電流パルス発生回路及び試験装置に関する。特に本発明は、被試験デバイス等の負荷に対して定電流のパルスを供給する定電流パルス発生回路及び試験装置に関する。
従来より、試験装置は、被試験デバイスに対して定電流を供給した場合における特性測定用として、定電流パルスを発生する定電流パルス発生回路を備える。この定電流パルス発生回路は、負荷に電流を供給する主増幅器と、負荷に流される電流を電圧に変換する電流検出抵抗器と、当該電流検出抵抗器の両端の電位差を検出する差動増幅器とで構成され、前記主増幅器の出力電流が一定となるように前記差動増幅器から当該主増幅器にフィードバックすることにより、負荷に対して定電流を供給していた。
なお、現時点で先行技術文献の存在を認識していないので、先行技術文献に関する記載を省略する。
しかしながら、このような定電流パルス発生回路は、インピーダンスの低い負荷に対して定電流パルスを供給する場合、主増幅器により消費される電力が大きく、発熱量が大きかった。
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる定電流パルス発生回路及び試験装置を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
本発明の第1の形態によると、負荷に定電流パルスを供給する定電流パルス発生回路であって、直流電源と、直流電源に対して、負荷と並列に設けられたインダクタ部と、直流電源とインダクタ部とを接続するか否かを切り替えることにより、直流電源からインダクタ部にエネルギーを供給するか否かを切り替える第1スイッチと、インダクタ部と負荷とを接続するか否かを切り替えることにより、インダクタ部に蓄積されたエネルギーを負荷に供給するか否かを切り替える第2スイッチとを備える定電流パルス発生回路を提供する。
定電流パルス発生回路は、負荷に供給すべき定電流パルスの電流に基づいて、第1スイッチをオン状態にする時間を制御するスイッチ制御部を更に備えてよい。
スイッチ制御部は、負荷に供給すべき定電流パルスのパルス幅に基づいて、第2スイッチをオン状態にする時間を更に制御してよい。スイッチ制御部は、第1スイッチ及び第2スイッチの少なくともいずれかがオフ状態となるように、第1スイッチ及び第2スイッチを制御してよい。
定電流パルス発生回路は、インダクタ部の両端を短絡するループ経路と、インダクタ部が蓄積したエネルギーを、ループ経路に循環させるか否かを切り替える第3スイッチとを更に備えてよい。定電流パルス発生回路は、インダクタ部及びループ経路と並列に設けられ、カソード端子が第1スイッチを介して、直流電源の負端子に接続され、アノード端子が直流電源の正端子に接続されたツェナーダイオードを更に備えてよい。
スイッチ制御部は、第1スイッチをオン状態からオフ状態に切り替えるのと略同時に、第3スイッチをオフ状態からオン状態に切り替え、第2スイッチをオフ状態からオン状態に切り替えるのと略同時に、第3スイッチをオン状態からオフ状態に切り替えてよい。スイッチ制御部は、第2スイッチをオン状態に切り替えてから、第3スイッチをオフ状態に切り替えてよい。スイッチ制御部は、第2スイッチをオン状態からオフ状態に切り替えるのと略同時に、第3スイッチをオフ状態からオン状態に切り替えてよい。
定電流パルス発生回路は、インダクタ部及びループ経路と並列に設けられ、カソード端子が第1スイッチを介して、直流電源の負端子に接続され、アノード端子が直流電源の正端子に接続されたツェナーダイオードを更に備え、スイッチ制御部は、負荷に定電流パルスを供給する毎に、第1スイッチ、第2スイッチ、及び第3スイッチをオフ状態に制御し、インダクタ部が蓄積したエネルギーをツェナーダイオードに消費させてよい。
定電流パルス発生回路は、インダクタ部に流れる電流量を検出する検出部を更に備え、スイッチ制御部は、負荷に定電流パルスを供給する場合に、検出部が検出した電流量に基づく時間、第1スイッチをオン状態に制御し、インダクタ部が蓄積するエネルギーを略一定に維持させてよい。
インダクタ部は、直流電源に対してそれぞれが負荷と並列に設けられ、それぞれ特性の異なる複数のインダクタと、いずれのインダクタを第1スイッチに接続するかを切り替えるインダクタ選択部とを有し、定電流パルス発生回路は、インダクタ部に流れる電流量を検出する検出部と、第1スイッチをオンとした状態において検出部により検出された電流量の降下量に基づいて、次に第1スイッチをオフ状態からオン状態に切り替える場合に接続すべきインダクタを決定する選択制御部とを更に備えてよい。
本発明の第2の形態によると、被試験デバイスを試験する試験装置であって、被試験デバイスに定電流パルスを供給する定電流パルス発生回路と、被試験デバイスの端子電圧を測定する電圧測定部と、電圧測定部が測定した端子電圧に基づいて、被試験デバイスの良否を判定する判定部とを備え、定電流パルス発生回路は、直流電源と、直流電源に対して、被試験デバイスと並列に設けられたインダクタ部と、直流電源とインダクタ部とを接続するか否かを切り替えることにより、直流電源からインダクタ部にエネルギーを供給するか否かを切り替える第1スイッチと、インダクタ部と被試験デバイスとを接続するか否かを切り替えることにより、インダクタ部に蓄積されたエネルギーを被試験デバイスに供給するか否かを切り替える第2スイッチとを有する試験装置を提供する。
定電流パルス発生回路は、被試験デバイスの電源電力として、定電流パルスを供給し、電圧測定部は、端子電圧として、被試験デバイスの電源電圧を測定してよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本発明によれば、少ない消費電力により定電流パルスを負荷又は被試験デバイスに供給することができる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、試験装置10の構成及びDUT100を示す。試験装置10は、被試験デバイス(以下、DUT100と称する。)を試験する試験装置である。試験装置10は、パターン発生部11と、定電流パルス発生回路12と、電圧測定部13と、判定部14とを備える。試験装置10は、少ない消費電力により定電流パルスをDUT100に供給することができる。
パターン発生部11は、DUT100に供給する試験信号を生成して、当該試験信号をDUT100に供給する。定電流パルス発生回路12は、定電流パルスをDUT100に供給する。一例として、定電流パルス発生回路12は、DUT100の出力特性測定用として、定電流パルスを供給する。
電圧測定部13は、定電流パルスを供給することに応じて発生したDUT100の端子電圧を測定する。一例として、電圧測定部13は、DUT100の出力電圧を測定する。判定部14は、電圧測定部13が測定した端子電圧に基づいて、DUT100の良否を判定する。なお、試験装置10は、一例として、定電流パルス発生回路12によって、パワーMOSFETのドレイン−ソース間に定電流パルスを供給して、当該パワーMOSFETのドレイン−ソース間オン抵抗を測定してもよい。
図2は、定電流パルス発生回路12の構成を、DUT100及び電圧測定部13とともに示す。定電流パルス発生回路12は、直流電源21と、インダクタ部22と、第1スイッチ23と、第2スイッチ24と、ループ経路25と、第3スイッチ26と、ツェナーダイオード27と、スイッチ制御部28とを有する。定電流パルス発生回路12は、負荷の一例としてのDUT100に対して、少ない消費電力で定電流パルスを供給する。
直流電源21は、直流電圧を発生する電圧源である。直流電源21は、一例として、正端子がグランドに接続される。インダクタ部22は、所定のインダクタンス(L)を有する回路である。インダクタ部22は、直流電源21に対して、DUT100と並列に設けられる。インダクタ部22は、一例として、一端がグランドに接続され、他端が第2スイッチ24を介してDUT100に接続されるとともに第1スイッチ23を介して直流電源21の負端子に接続される。
第1スイッチ23は、直流電源21とインダクタ部22とを接続するか否かを切り替える。これにより第1スイッチ23は、直流電源21からインダクタ部22にエネルギーとしての電流を供給するか否かを切り替える。より具体的には、第1スイッチ23は、スイッチ制御部28によりオン及びオフが制御され、オン状態の場合に、直流電源21とインダクタ部22とを接続して、当該インダクタ部22に対して直流電源21から電流を供給してエネルギーを蓄積する。第1スイッチ23は、一例として、直流電源21の負端子と、インダクタ部22におけるグランドが接続されていない側の端子との間に設けられる。
第2スイッチ24は、インダクタ部22とDUT100とを接続するか否かを切り替える。これにより、第2スイッチ24は、インダクタ部22に蓄積されたエネルギーをDUT100に供給するか否かを切り替える。より具体的には、第2スイッチ24は、スイッチ制御部28によりオン及びオフが制御され、オン状態の場合に、インダクタ部22とDUT100とを接続して当該DUT100に対してインダクタ部22から発生する定電流を供給し、オフ状態の場合に、インダクタ部22とDUT100とを開放して当該DUT100に対する電流供給を停止する。すなわち、第2スイッチ24は、定電流パルスをDUT100に対して供給する。第2スイッチ24は、一例として、インダクタ部22におけるグランドが接続されていない側の端子と、DUT100における電流供給対象となる端子との間に設けられる。
ループ経路25は、インダクタ部22の両端を短絡する線路である。第3スイッチ26は、インダクタ部22が蓄積したエネルギーを、ループ経路25に循環させるか否かを切り替える。より具体的には、第3スイッチ26は、スイッチ制御部28によりオン及びオフが制御され、オン状態の場合にインダクタ部22の両端を短絡して無負荷のループを形成し、オフ状態の場合にインダクタ部22の両端を開放する。インダクタ部22にエネルギーが蓄積した状態において当該インダクタ部22の両端が第3スイッチ26により短絡された場合、ループ経路25には、インダクタ部22から発生された定電流が流れ続ける。
ツェナーダイオード27は、インダクタ部22及びループ経路25と並列に設けられ、カソード端子が第1スイッチ23を介して、直流電源21の負端子に接続され、アノード端子が直流電源21の正端子に接続される。ツェナーダイオード27は、DUT100に印加されるべき電圧よりも十分に高いツェナー電圧Vzを有する。
このように接続されたツェナーダイオード27は、DUT100に電流が流れている場合及び第3スイッチ26がオン状態とされている場合には、逆方向電圧がツェナー電圧Vz以下となるので、逆方向電流を流さない。これに対して、ツェナーダイオード27は、第1スイッチ23、第2スイッチ24及び第3スイッチ26がオフ状態とされ、且つ、インダクタ部22にエネルギーが蓄積されている場合には、逆方向電圧が上昇してツェナー電圧Vzに達することから、逆方向電流を流す。なお、ツェナーダイオード27は、なんらかの異常によりDUT100の電圧が上昇してツェナー電圧Vzを超えるような場合には、ツェナー電圧Vz以上の電圧上昇を停止させる保護回路としても機能する。
スイッチ制御部28は、第1スイッチ23、第2スイッチ24及び第3スイッチ26のオン状態及びオフ状態を切り替え制御する。ここで、スイッチ制御部28は、第1スイッチ23及び第2スイッチ24の少なくともいずれかがオフ状態となるように、第1スイッチ23及び第2スイッチ24を制御する。すなわち、スイッチ制御部28は、第1スイッチ23及び第2スイッチ24の両者が同時にオン状態となり、直流電源21から発生される電源電圧が直接DUT100に印加されないように制御する。より具体的には、スイッチ制御部28は、第1スイッチ23をオン状態とするとともに第2スイッチ24をオフ状態とすることにより直流電源21からインダクタ部22に対して電流を流してインダクタ部22にエネルギーを蓄積する蓄積状態と、第1スイッチ23をオフとするとともに第2スイッチ24をオン状態とすることによりインダクタ部22からDUT100に対して定電流を流す電流供給状態とを、繰り返すように制御する。蓄積状態と電流供給状態とを繰り返すことにより、定電流パルス発生回路12は、定電流パルスをDUT100に供給することができる。
図3は、スイッチ制御部28によるスイッチング制御の動作シーケンスを示すとともに、スイッチングに伴う定電流パルス発生回路12内における各電圧及び電流の波形を示す。図3(A)は第1スイッチ23(S1)のスイッチングタイミングを示し、図3(B)は第1スイッチ23と第2スイッチ24との接続点の電位(以下、インダクタ電位Vと称する。)を示し、図3(C)はインダクタ部22に流れる電流(グランドに接続された端子から、他端側に向かう方向の電流、以下、インダクタ電流isと称する。)を示し、図3(D)は第1スイッチ23(S3)のスイッチングタイミングを示し、図3(E)は第1スイッチ23に流れる電流(以下、ループ電流ioffと称する。)を示し、図3(F)は第2スイッチ24(S2)のスイッチングのタイミングを示し、図3(G)はDUT100に供給される出力電流ioを示し、図3(H)はDUT100に印加されている出力電圧Voを示す。
まず、時刻t0において、スイッチ制御部28は、第1スイッチ23、第2スイッチ24及び第3スイッチ26を全てオフ状態とする。また、時刻t0において、インダクタ部22はエネルギーを蓄積していない。
続く時刻t1において、スイッチ制御部28は、第1スイッチ23をオフ状態からオン状態に切り替えることにより、インダクタ電位Vを、0(v)から直流電源21の発生電圧の逆電圧(−VDD)に変化させる。また、スイッチ制御部28は、逆電圧(−VDD)を印加することにより、直流電源21からインダクタ部22への電流供給を行ってエネルギーを蓄積し、インダクタ電流isをΔis/Δt=V/Lに従って直線的に上昇させる。
続く時刻t2において、スイッチ制御部28は、第1スイッチ23をオン状態からオフ状態に切り替えることにより、直流電源21からインダクタ部22への電流の供給を停止してインダクタ電流isの上昇を停止させる。ここで、インダクタ部22は、時刻t1から時刻t2までの時間(オン時間T1)において、is=VDD×T1/Lの電流量を蓄積する。インダクタ部22は、オン期間T1において蓄積した電流量を、DUT100に対して供給することができる。従って、スイッチ制御部28は、DUT100に供給すべき定電流パルスの電流値に基づいて、第1スイッチ23をオン状態にする時間(オン期間T1)を制御する。スイッチ制御部28は、例えば、インダクタ電流isが0から定電流パルスとして供給すべき値Iに達するまでに要する時間を予め記憶しており、当該時間に応じて第1スイッチ23のオン時間T1を制御する。
さらに、時刻t2において、スイッチ制御部28は、第1スイッチ23をオン状態からオフ状態に切り替えるのと略同時に、第3スイッチ26をオフ状態からオン状態に切り替えることにより、インダクタ部22の両端をループ経路25により短絡する。スイッチ制御部28は、インダクタ部22の両端を短絡することにより、インダクタ部22に蓄積した電流量Iのループ電流ioffを無負荷で巡回させて、インダクタ部22が蓄積したエネルギーを保持する。
続く時刻t3において、スイッチ制御部28は、第2スイッチ24をオフ状態からオン状態に切り替えるのと略同時に、第3スイッチ26をオン状態からオフ状態に切り替えることにより、インダクタ部22とDUT100とを接続するとともにインダクタ部22を開放する。これにより、定電流パルス発生回路12は、インダクタ部22に蓄積された電流量Iを、出力電流ioとしてDUT100に供給することができる。そして、スイッチ制御部28は、DUT100に供給すべき定電流パルスのパルス幅に基づいて、第2スイッチ24をオン状態にする時間T2を制御する。なお、出力電流ioは、インダクタ部22のインダクタンスとDUT100の入力インピーダンスとの関係に従って、時間経過に応じて徐々に減少する。
また、時刻t3において、スイッチ制御部28は、第2スイッチ24をオン状態に切り替えてから、第3スイッチ26をオフ状態に切り替えてよい。これにより、スイッチ制御部28は、第2スイッチ24及び第3スイッチ26がともにオフ状態となりインダクタ電流isがツェナーダイオード27により消費されることを確実に防止できる。
続く時刻t4において、スイッチ制御部28は、第2スイッチ24をオン状態からオフ状態に切り替えるのと略同時に、第3スイッチ26をオフ状態からオン状態に切り替えることにより、インダクタ部22とDUT100とを開放するとともにインダクタ部22の両端を短絡する。これにより、定電流パルス発生回路12は、負荷としてのDUT100に対する出力電流ioの供給を停止する。また、定電流パルス発生回路12は、インダクタ部22の両端を短絡することにより、インダクタ部22に蓄積されている電流量(I−Δ)のループ電流ioffを無負荷で巡回させて、インダクタ部22が蓄積しているエネルギーを保持する。
続く時刻t5において、スイッチ制御部28は、第3スイッチ26をオン状態からオフ状態に切り換える。すなわち、スイッチ制御部28は、第1スイッチ23、第2スイッチ24及び第3スイッチ26を全てオフ状態とすることにより、インダクタ部22から発生されるインダクタ電流isを、ツェナーダイオード27の逆方向電流として供給する。これにより、スイッチ制御部28は、インダクタ電位Vをツェナー電位Vzまで上昇させ、インダクタ部22に蓄積されたエネルギーをツェナーダイオード27に消費されることができる。
ツェナーダイオード27によりインダクタ部22に蓄積されているエネルギーが消費されると、インダクタ電流isは、時刻t5から直線的に減少し、時刻t5から所定時間後の時刻t6において0となる。このようにスイッチ制御部28は、DUT100に定電流パルスを供給する毎に、第1スイッチ23、第2スイッチ24、及び第3スイッチ26をオフ状態に制御し、インダクタ部22が蓄積したエネルギーをツェナーダイオード27に消費させる。スイッチ制御部28は、定電流パルスを供給する毎にインダクタ部22のエネルギーを消費させることにより、次の定電流パルスの供給の場合における電流値を正確に蓄積することができる。
時刻t6を経過した後、スイッチ制御部28は、時刻t0〜時刻t6と同様の制御を繰り返す。これにより、定電流パルス発生回路12は、負荷としてのDUT100に対して、定電流のパルスを繰り返して供給することができる。定電流パルス発生回路12によれば、能動素子等による電力消費が無いので、非常に小さい消費電力で定電流パルスを負荷であるDUT100に供給することができる。
図4は、本実施形態の第1の変形例に係る定電流パルス発生回路12の構成を、DUT100及び電圧測定部13とともに示す。本実施形態の第1の変形例は、図1及び図2に示した試験装置10の構成と略同一の構成を採るので、以下相違点を除き説明を省略する。
第1の変形例に係る定電流パルス発生回路12は、検出部41を更に有する。検出部41は、インダクタ部22に流れる電流量を検出する。スイッチ制御部28は、DUT100に定電流パルスを供給する場合に、検出部41が検出した電流量に基づく時間、第1スイッチ23をオン状態に制御し、インダクタ部22が蓄積するエネルギーを略一定に維持させる。すなわち、スイッチ制御部28は、インダクタ部22に蓄積された電流値が発生すべき電流値となるまでの時間、第1スイッチ23をオン状態とする。
第1の変形例によれば、ツェナーダイオード27によって電流消費がされた後にもインダクタ部22にエネルギーが残存している場合であっても、動作シーケンス上において図3における時刻5からT6までの期間を設けずに、出力電流ioを定電流とすることができる。これにより、第1の変形例によれば、定電流パルスを供給する毎に、インダクタ部22が蓄積したエネルギーをツェナーダイオード27に消費させなくてもよく、消費電力をより少なくすることができる。
図5は、本実施形態の第2の変形例に係る定電流パルス発生回路12の構成を、DUT100とともに示す。本実施形態の第2の変形例は、図1及び図2に示した試験装置10の構成と略同一の構成を採るので、以下相違点を除き説明を省略する。
第2の変形例に係る定電流パルス発生回路12は、検出部53と、選択制御部54とを更に有する。また、第2の変形例に係るインダクタ部22は、複数のインダクタ51と、インダクタ選択部52とを含む。複数のインダクタ51(例えばインダクタ51−1〜51−3)は、直流電源21に対してそれぞれがDUT100と並列に設けられ、それぞれ特性が異なる。すなわち、複数のインダクタ51は、それぞれインダクタンスが異なる。インダクタ選択部52は、いずれのインダクタ51を第1スイッチ23に接続するかを切り替える。
検出部53は、インダクタ部22に流れる電流量を検出する。選択制御部54は、第1スイッチ23をオンとした状態において検出部53により検出された電流量の降下量に基づいて、次に第1スイッチ23をオフ状態からオン状態に切り替える場合に接続すべきインダクタ51を決定する。選択制御部54は、例えば、最初にテストモードとして、いずれか任意のインダクタ51を選択させ、定電流パルスの供給を行う。この場合において、選択制御部54は、定電流パルスの供給期間中おける電流量の降下量をモニタし、例えば、複数のインダクタ51のうち、降下量の値に応じたインダクタンスを有するインダクタ51を選択する。選択制御部54は、一例として、電流降下量が所定の下限値以上となるインダクタ51を選択して、パルス供給期間中における電流降下量が許容範囲に収まるようにする。さらに、選択制御部54は、電流降下量が所定の下限値以上となるとともに、電流降下量が所定の上限値(上限値は下限値より大きい。)以下となるインダクタ51を選択して、電流降下量が許容範囲に収まるとともに、より応答特性を早くしてもよい。第2の変形例によれば、負荷の大きさに関わらず定電流を供給できるとともに、負荷の大きさに関わらず消費電力を少なくすることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
試験装置10の構成及びDUT100を示す。 定電流パルス発生回路12の構成を、DUT100及び電圧測定部13とともに示す。 スイッチ制御部28によるスイッチング制御の動作シーケンスを示すとともに、スイッチングに伴う定電流パルス発生回路12内における各電圧及び電流の波形を示す。 本実施形態の第1の変形例に係る定電流パルス発生回路12の構成を、DUT100及び電圧測定部13とともに示す。 本実施形態の第2の変形例に係る定電流パルス発生回路12の構成を、DUT100とともに示す。
符号の説明
10 試験装置
11 パターン発生部
12 定電流パルス発生回路
13 電圧測定部
14 判定部
21 直流電源
22 インダクタ部
23 第1スイッチ
24 第2スイッチ
25 ループ経路
26 第3スイッチ
27 ツェナーダイオード
28 スイッチ制御部
41 検出部
51 インダクタ
52 インダクタ選択部
53 検出部
54 選択制御部
100 DUT

Claims (14)

  1. 負荷に定電流パルスを供給する定電流パルス発生回路であって、
    直流電源と、
    前記直流電源に対して、前記負荷と並列に設けられたインダクタ部と、
    前記直流電源と前記インダクタ部とを接続するか否かを切り替えることにより、前記直流電源から前記インダクタ部にエネルギーを供給するか否かを切り替える第1スイッチと、
    前記インダクタ部と前記負荷とを接続するか否かを切り替えることにより、前記インダクタ部に蓄積されたエネルギーを前記負荷に供給するか否かを切り替える第2スイッチと
    を備える定電流パルス発生回路。
  2. 前記負荷に供給すべき前記定電流パルスの電流に基づいて、前記第1スイッチをオン状態にする時間を制御するスイッチ制御部を更に備える
    請求項1に記載の定電流パルス発生回路。
  3. 前記スイッチ制御部は、前記負荷に供給すべき前記定電流パルスのパルス幅に基づいて、前記第2スイッチをオン状態にする時間を更に制御する
    請求項2に記載の定電流パルス発生回路。
  4. 前記スイッチ制御部は、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチの少なくともいずれかがオフ状態となるように、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを制御する
    請求項3に記載の定電流パルス発生回路。
  5. 前記インダクタ部の両端を短絡するループ経路と、
    前記インダクタ部が蓄積したエネルギーを、前記ループ経路に循環させるか否かを切り替える第3スイッチと
    を更に備える
    請求項4に記載の定電流パルス発生回路。
  6. 前記インダクタ部及び前記ループ経路と並列に設けられ、カソード端子が前記第1スイッチを介して、前記直流電源の負端子に接続され、アノード端子が前記直流電源の正端子に接続されたツェナーダイオードを更に備える
    請求項5に記載の定電流パルス発生回路。
  7. 前記スイッチ制御部は、
    前記第1スイッチをオン状態からオフ状態に切り替えるのと略同時に、前記第3スイッチをオフ状態からオン状態に切り替え、
    前記第2スイッチをオフ状態からオン状態に切り替えるのと略同時に、前記第3スイッチをオン状態からオフ状態に切り替える
    請求項5に記載の定電流パルス発生回路。
  8. 前記スイッチ制御部は、前記第2スイッチをオン状態に切り替えてから、前記第3スイッチをオフ状態に切り替える
    請求項7に記載の定電流パルス発生回路。
  9. 前記スイッチ制御部は、
    前記第2スイッチをオン状態からオフ状態に切り替えるのと略同時に、前記第3スイッチをオフ状態からオン状態に切り替える
    請求項7に記載の定電流パルス発生回路。
  10. 前記インダクタ部及び前記ループ経路と並列に設けられ、カソード端子が前記第1スイッチを介して、前記直流電源の負端子に接続され、アノード端子が前記直流電源の正端子に接続されたツェナーダイオードを更に備え、
    前記スイッチ制御部は、前記負荷に前記定電流パルスを供給する毎に、前記第1スイッチ、前記第2スイッチ、及び前記第3スイッチをオフ状態に制御し、前記インダクタ部が蓄積したエネルギーを前記ツェナーダイオードに消費させる
    請求項9に記載の定電流パルス発生回路。
  11. 前記インダクタ部に流れる電流量を検出する検出部を更に備え、
    前記スイッチ制御部は、前記負荷に前記定電流パルスを供給する場合に、前記検出部が検出した前記電流量に基づく時間、前記第1スイッチをオン状態に制御し、前記インダクタ部が蓄積するエネルギーを略一定に維持させる
    請求項2に記載の定電流パルス発生回路。
  12. 前記インダクタ部は、
    前記直流電源に対してそれぞれが前記負荷と並列に設けられ、それぞれ特性の異なる複数のインダクタと、
    いずれの前記インダクタを前記第1スイッチに接続するかを切り替えるインダクタ選択部と
    を有し、
    前記定電流パルス発生回路は、
    前記インダクタ部に流れる電流量を検出する検出部と、
    前記第1スイッチをオンとした状態において前記検出部により検出された前記電流量の降下量に基づいて、次に前記第1スイッチをオフ状態からオン状態に切り替える場合に接続すべき前記インダクタを決定する選択制御部と
    を更に備える
    請求項1に記載の定電流パルス発生回路。
  13. 被試験デバイスを試験する試験装置であって、
    前記被試験デバイスに定電流パルスを供給する定電流パルス発生回路と、
    前記被試験デバイスの端子電圧を測定する電圧測定部と、
    前記電圧測定部が測定した前記端子電圧に基づいて、前記被試験デバイスの良否を判定する判定部と
    を備え、
    前記定電流パルス発生回路は、
    直流電源と、
    前記直流電源に対して、前記被試験デバイスと並列に設けられたインダクタ部と、
    前記直流電源と前記インダクタ部とを接続するか否かを切り替えることにより、前記直流電源から前記インダクタ部にエネルギーを供給するか否かを切り替える第1スイッチと、
    前記インダクタ部と前記被試験デバイスとを接続するか否かを切り替えることにより、前記インダクタ部に蓄積されたエネルギーを前記被試験デバイスに供給するか否かを切り替える第2スイッチと
    を有する試験装置。
  14. 前記定電流パルス発生回路は、前記被試験デバイスの電源電力として、前記定電流パルスを供給し、
    前記電圧測定部は、前記端子電圧として、前記被試験デバイスの電源電圧を測定する
    請求項13に記載の試験装置。
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