JP2007164231A - 半導体設計支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】レイアウト検証工程において、より高精度にレイアウトパターンの検証を行う。
【解決手段】上記課題を解決するために、パターンデータ生成部と、レイアウト実行部と、レイアウト検証部とを備えているレイアウトパターン検証装置を構成する。
パターンデータ生成部は第1対称軸(45)と、第1対称軸(45)に垂直な第2対称軸(46)とを有する領域(44)に認識パターン(40)を形成する。認識パターン(40)は、第1対称軸(45)と第2対称軸(46)に非線対称に構成される。レイアウト実行部は、認識パターン(40)を有するマクロセル(24)のレイアウトを決定してレイアウトパターンデータ(22)を生成する。レイアウト検証部は、レイアウトパターンデータに基づいてマクロセル(24)に含まれる認識パターン(40)のパターンデータを読み出し、認識パターンの状態に基づいてマクロセルの配置方向を検証する。
【選択図】図8

Description

本発明は、半導体設計支援装置に関し、特に半導体設計のレイアウト検証工程を支援する装置、方法に関する。
半導体技術の進歩に伴って、市場に流通する様々な製品に半導体集積回路が搭載されるようになってきている。半導体集積回路の設計は、いくつかの工程に分けることができ、一般的には、システム設計工程、論理設計工程、および、レイアウト設計工程がある。
システム設計工程において、開発計画に基づいて半導体集積回路の機能や性能が決定される。その後、論理設計工程において、決定された機能や性能を実現する論理回路が作成される。さらに、レイアウト設計工程において、作成された論理回路を半導体集積回路のマスクパターンとして構成する作業が行われる。一般的に、半導体集積回路は、あるまとまった単位の回路(マクロセル)の組み合わせとして構成されている。レイアウト設計工程では、そのマクロセルを配置し、配置されたマクロセル間の信号線を配線することで半導体集積回路のマスクパターンを構成している。
設計されたマスクパターンによって正しく半導体集積回路の製造が行えること、また、製造された半導体集積回路が正しく動作することを事前に確認するために、レイアウト検証が行われる(例えば、特許文献1参照)。特許文献1(特開2003−36285号公報)には、マスクレイアウトパターンを検証する装置および方法に関する技術が開示されている。
図1は、上記特許文献1に記載のマスクレイアウトパターン検証装置の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、このレイアウト検証装置110は、レイアウトパターンデータファイル及び検証コマンドファイルが入力される入力部101と、レイアウトパターンデータファイルを格納するレイアウトパターンデータファイル格納部102と、検証コマンドファイルを格納する検証コマンドファイル格納部103と、検証コマンドファイルからのデータにしたがって、レイアウトパターンデータファイルに含まれる配線およびデバイスパターンを認識する配線・デバイス認識部104と、配線・デバイス認識部4により認識されたヒューズ図形から方向・中心座標データを抽出する長方形データ方向・中心座標抽出部105と、抽出されたヒューズ長方形データ方向・中心座標を格納するヒューズ中心座標・方向データ格納部106とを有している。
レイアウト検証装置110は、更に、ヒューズ座標の算出式を定義したヒューズ中心座標・方向算出式定義ファイル(以下、TPL定義式ファイルという)を格納するヒューズ中心座標・方向算出式定義ファイル格納部107と、TPL定義式ファイルに定義された算出式,定数,変数等にしたがって検証対象の仮想ヒューズ中心座標・方向データを算出する仮想ヒューズ算出部108と、算出された仮想ヒューズ中心座標・方向データを格納する仮想ヒューズ中心座標・方向データ格納部109と、検証対象のヒューズに対してヒューズ中心座標・方向データと仮想ヒューズ中心座標・方向データとを比較し、それらが互いに一致しているか否かの判断を行なうヒューズ中心座標・方向比較部111と、ヒューズ中心座標・方向比較部111における比較結果に基づき、一致した若しくは一致していないヒューズの中心座標及び方向を出力する出力部112とを有している。
図2は、従来のマスクレイアウトパターン検証装置において、長方形データから、中心座標および長辺方向を抽出する具体例を示す説明図である。図2を参照すると、従来のマスクレイアウトパターン検証装置は、矩形データ113の4頂点(P1〜P4)の座標、P1(1,1)、P2(3,1)、P3(1,5)、P4(3,5)を求め、それらの座標から、矩形データの中心の座標(2,3)と長辺方向=Y方向の方向情報を取得している。
上述のように、従来のマスクレイアウトパターン検証装置では、レイアウトパターンデータファイルに含まれる各パターンについての中心座標および方向情報を抽出し、その抽出された中心座標および方向情報を、基準となる仮想ヒューズ中心座標・方向データと比較して、各レイアウトパターンの方向性を判定している。
換言すると、特許文献1では、半導体集積回路のマスクレイアウトパターン検証方法において、検証対象データに対して頂点数と長辺の存在を調べることにより、所定の矩形データを選別し、選別された矩形データに対して、4頂点の座標を抽出し、矩形データの長辺方向及び中心座標を算出する技術を開示している。また、算出された長辺方向を、所定の定義式に基づき予め指定された基準データの方向と比較して、矩形データの方向性の一致を判定する技術を開示している。
特開2003−36285号公報
半導体製造技術の微細化や、設計される半導体デバイスの複雑化に伴って、レイアウト設計によって生成されたレイアウトパターンを、より高精度に検証する技術が求められてきている。例えば、マクロセルを反転してレイアウトするミラー処理のように、上述のマスクレイアウトパターン検証装置では方向としては同一であると見なされるものを、区別して認識する必要が生じる場合がある。また、アライメントマークなどのような長辺方向が同一でも、配置角が異なるものを区別して認識する技術が必要になってきている。
図3は、セル内部の構成が、セル枠の対称軸に対して非線対称であるマクロセルのレイアウト状態を示すレイアウト図である。図3に示されている外部座標軸200は、マクロセルが配置される基板を基準にしたときのマクロセルの配置方向(以下、外部座標系と呼ぶ)を定義している。また、図3に示されているマクロセル枠の内側に記載された座標軸は、各マクロセルごとのセル内部のパターンの方向(以下、内部座標系と呼ぶ)を定義している。
図3の(a)は、外部座標の+Y方向と内部座標の+y方向とが等しく、かつ、外部座標の+X方向と内部座標の+x方向が等しい場合のマクロセル201のレイアウト状態を示している。また、図3の(b)は、外部座標の+Y方向と内部座標の−y方向とが等しく、かつ、外部座標の+X方向と内部座標の+x方向が等しい場合のマクロセル201のレイアウト状態を示している。
図3を参照すると、マクロセル201は、第1辺202とその第1辺202に対向する第2辺203とを備えている。また、図3に示されているように、マクロセル201に備えられている内部データ204は、セル枠の第1辺202と第1間隔d1を有し、第2辺203と第2間隔d2を有するように構成されている。図3に示されているように、マクロセル201において、
第1間隔d1≠第2間隔d2
である。
ここにおいて、図3の(a)に示されるレイアウト状態では、外部座標軸の+X方向と、マクロセル201の長辺方向が一致している。また、図3の(b)に示されるレイアウト状態でも、外部座標軸の+X方向とマクロセル201の長辺方向とが一致している。そして、マクロセル201は長方形データであるので、
長さl1=長さl3
である。
そのため、従来のマスクレイアウトパターン検証装置は、図3の(a)、(b)を区別することなく認識する。図3に示されているように、マクロセル201の内部データ204は、特定の軸に対して反転したように構成されている。半導体プロセスの微細化に伴って、このように反転して配置されるマクロセルを区別して認識することが可能な技術が求められてきている。
図4は、異なる向きで配置される複数のマクロセルの状態を示すレイアウト図である。図4を参照すると、第1パターン配置301は、基準パターン300を基準としたときに、同じ向きに配置された場合のレイアウト状態を示している。第2パターン配置302は、基準パターン300を反転させて配置した場合のレイアウト状態を示している。第3パターン配置303は、基準パターン300を90度回転させた場合のレイアウト状態を示し、第4パターン配置304は基準パターン300を270度回転させた場合のレイアウト状態を示している。図4に示されているように、従来のマスクレイアウトパターン検証装置では、第2パターン配置302と第3パターン配置303とを異なるレイアウト状態であると区別することが可能であるが、第1パターン配置301と第2パターン配置302や、第3パターン配置303と第4パターン配置304のように配置されたセル同士を区別することが困難な場合があった。
上述したように、半導体技術の進歩に伴って、半導体装置における構造の複雑化やプロセスの微細化が進んできている。このような半導体装置の設計にはマクロセルを用いた設計手法が用いられ、そのマクロセルが複数配置されることによってレイアウトパターンが生成されている。設計段階におけるレイアウト検証工程では、そのマクロセルが適切に配置されているか否かを検証することによって、レイアウトパターンの検証が行われている。
レイアウト検証工程において、より高精度にレイアウトパターンの検証を行うことが可能な技術が求められている。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
上記課題を解決するために、パターンデータ生成部と、レイアウト実行部と、レイアウト検証部とを備えているレイアウトパターン検証装置を構成する。
ここにおいて、パターンデータ生成部は第1対称軸(45)と、前記第1対称軸(45)に垂直な第2対称軸(46)とを有する領域(44)に形成され、前記第1対称軸(45)に非線対称に構成され、かつ、前記第2対称軸(46)に非線対称に構成される認識パターン(40)のパターンデータを生成する。また、レイアウト実行部は、前記認識パターン(40)を有するマクロセル(24)のレイアウトを決定し、前記レイアウトに基づいてレイアウトパターンデータ(22)を生成する。そして、レイアウト検証部は、前記レイアウトパターンデータに基づいて前記マクロセル(24)に含まれる前記認識パターン(40)のパターンデータを読み出し、前記パターンデータで示される前記認識パターンの状態に基づいて前記マクロセルの配置方向を検証する。
互いに垂直な二つの軸に非対称な認識パターンを用いてレイアウト検証を行うことで、特定の配置状態を基準にして反転または回転した状態で配置されたとしても、その配置状態を認識することが可能となる。
上記のレイアウトパターン検証装置において、前記レイアウト検証部は、前記マクロセルが任意の向きで配置されたときの前記認識パターンに対して所定の図形演算処理を実行して得られるパターンに関するデータを検証用データとして保持する機能を有することが好ましい。そして、前記レイアウトパターンデータから読み出されたパターンデータで示される前記認識パターンに対して、前記所定の演算処理を実行して得られた検証対象パターンと前記検証用データとに基づいて前記マクロセルの配置方向を検証する構成であることが好ましい。
本発明によると、より高精度にレイアウトパターンの検証を行うことが可能となる。特に、セル内部の構成が同じであり、そのセルが回転して配置されたり反転して配置されたりする場合に、それぞれの配置状態を区別して認識することが可能となる。
以下に、図面を参照して本発明を実施すための形態について説明を行う。
[第1の実施形態]
図5は、本実施形態のレイアウトパターン検証装置10の構成を例示するブロック図である。本実施形態のレイアウトパターン検証装置10は、情報処理装置1と、入力装置2と、出力装置3とを含んで構成されている。また、図5を参照すると、情報処理装置1は、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)4と、メモリ5と、入出力インターフェース6と、大容量記憶装置7とを備え、それらはバス8を介して接続されている。また、大容量記憶装置7はデータ記憶部11とプログラム記憶部12とを含んで構成されている。
情報処理装置1は、パーソナルコンピュータやワークステーションなどに代表される高速演算処理装置である。入力装置2は、情報処理装置1に対して、データを入力する機能を備えたマンマシンインターフェースであり、例えば、キーボードやマウスなどがその代表である。以下の実施形態においては、入力装置2が、キーボードである場合を例示して説明を行う。出力装置3は、情報処理装置1の処理結果を外部に出力する機能を有するマンマシンインターフェースであり、例えば、CRTや液晶ディスプレイがその代表である。以下の実施形態においては、出力装置3が、ディスプレイ装置である場合を例示し、レイアウト検証結果などを視覚的に表示するものとして説明を行う。
CPU4は、レイアウトパターン検証装置10に備えられた各種装置の制御や、情報処理装置1に入出力されるデータの処理を行う演算処理装置であり、入力装置2などから受け取ったデータを解釈して演算し、その演算結果を出力装置3などで出力する。メモリ5は、データの書き込みと読み出しができる記憶媒体であり、例えば、SDRAMやDDR−SDRAMなどがその代表として例示される。入出力インターフェース6は、上述の入力装置2や出力装置3と情報処理装置1との間で実行されるデータ通信を制御する装置である。大容量記憶装置7は、記憶媒体に大量のデータを記録させるために使用する装置であり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などがその代表として例示される。図5に示されているように、大容量記憶装置7はデータ記憶部11とプログラム記憶部12とを含んで構成されている。
データ記憶部11は、大容量記憶装置7が保持する各種データの中で本実施形態に関連するデータを格納する記憶領域を示している。また同様に、プログラム記憶部12は、大容量記憶装置7が保持する各種データの中で本実施形態の動作に関連するコンピュータプログラムを格納する記憶領域を示している。以下に、図面を参照してデータ記憶部11とプログラム記憶部12の詳細な構成に関して説明を行う。
図6は、データ記憶部11の構成を例示するブロック図である。図6を参照すると、データ記憶部11は、認識パターンデータ21と、レイアウト情報22と、リサイズ条件データ23と、アライメント用セルデータ24と、検証用データ25とを含んで構成されている。認識パターンデータ21は、本実施形態のレイアウト検証に用いられるパターンの情報を示すデータである。レイアウト情報22は、基板上に形成されるパターンのレイアウトに関する情報である。リサイズ条件データ23は、後述するレイアウト検証動作において、上記認識パターンに対して実行される図形演算処理に関連する情報である。アライメント用セルデータ24は、本実施形態の認識パターンを備えるセルデータである。なお、以下の実施形態において、認識パターンがこのアライメント用セルデータ24に備えられる場合を例示して説明を行っていくが、これは、本発明において認識パターンが備えられるマクロセルを限定するものではない。検証用データ25は、後述するレイアウト検証の動作において、配置されたパターンのレイアウトが適切かどうかの判断に用いられる情報である。
図7は、プログラム記憶部12の構成を例示するブロック図である。図7を参照すると、プログラム記憶部12は、リサイズ実行部31と、検証実行部32とを含んで構成されている。リサイズ実行部31は、レイアウト検証を実行する場合に、上記認識パターンに対する図形演算処理(以下リサイズと称するものは、この図形演算処理と同義であるものとする)を行う手順を示すプログラムである。検証実行部32は、上記リサイズ実行部の処理に対応してレイアウト検証を行うための手順を示すプログラムである。
図8は、第1の実施形態における認識パターンデータ21が示す認識パターン40の構成を例示するレイアウト図である。図8を参照すると、第1の実施形態における認識パターン40は、第1パターン41と、第2パターン42と、第3パターン43とを含んで構成され、各々のパターンは基板の法線方向に投影して接することなく配置されている。また、各々のパターン(41、42、43)は、領域44に配置されている。ここにおいて、第1パターン41、第2パターン42および第3パターン43は、それぞれが独立して認識されるパターンであることが好ましい。
図8に示されているように、領域44は、第1対称軸45と、その第1対称軸45に直交する第2対称軸46とを軸とする線対称な図形で構成されている。第1の実施形態において、領域44に配置される複数のパターン(第1パターン41、第2パターン42および第3パターン43)は、第1対称軸45と第2対称軸46とに非線対称となるように配置されている。以下に述べる第1の実施形態においては、本願発明の理解を容易にするために第1パターン41、第2パターン42、および第3パターン43が矩形のパターンで構成されている場合を例示して説明を行う。なお、これは本発明における認識パターン40が、矩形パターンの組み合わせに制限されることを意味するものではない。
図8に示されている内部座標軸49は、認識パターン40を構成する各パターンの位置関係を定義している。また、外部座標軸48は、基板に配置されるマクロセルの配置方向を定義している。図8に示されている配置状態において、第1パターン41と第3パターン43とは第1距離D1の間隔を有するように構成され、第1パターン41と第2パターン42は第2距離D2の間隔を有するように構成されている。また、第2パターン42は、第1パターン41を基準としたときに、内部座標軸49で定義されるの+x方向に配置されている。そして、第3パターン43は、第1パターン41を基準としたときに、内部座標軸49で定義される−y方向に配置されている。
第1パターン41は4つの辺(第1パターン第1辺41a、第1パターン第2辺41b、第1パターン第3辺41cおよび第1パターン第4辺41d)を備えている。以下に述べる実施形態において、外部座標軸48の−Y方向の辺を第1パターン第1辺41aとし、+X方向の辺を第1パターン第2辺41bとし、+Y方向の辺を第1パターン第3辺41cとし、−X方向の辺を第1パターン第4辺41dと定義する。したがって、図8に示されるレイアウト状態の場合、第1パターン第1辺41aと第1距離D1の間隔で第3パターン43が配置され、第1パターン第2辺41bと第2距離D2の間隔で第2パターン42が配置される。
以下に、認識パターン40を含むアライメント用セルデータ24が異なるレイアウト状態で基板に配置される場合に関して説明を行う。図9は、認識パターン40を含むアライメント用セルデータ24が配置されるときのレイアウトパターン図である。図9の(a)は、矩形パターンで構成されるアライメント用セルデータ24に認識パターン40が配置され、そのアライメント用セルデータ24のセル枠47の長辺方向と外部座標軸48の+X方向とが同一のレイアウトパターンを示している。また、図9の(b)は、そのアライメント用セルデータ24のセル枠47の長辺方向と外部座標軸48の+Y方向とが同一のレイアウトパターンを示している。
図9に示されているように、図9の(a)の状態においては、領域44は、+Y方向と第1対称軸45とが平行で、+X方向と第2対称軸46とが平行になるように配置されている。図9の(b)の状態は、図9の(a)に示されるレイアウトパターンを90度回転して配置した状態となっている。アライメント用セルデータ24はレイアウトが実行される前に、認識パターン40を含んで構成される。したがって、図9の(b)に示されるように、その状態においては、領域44は、+Y方向と第2対称軸46とが平行で、+X方向と第1対称軸45とが平行になるように配置される。
上述のように、領域44に配置される認識パターン40は、第1対称軸45と第2対称軸46とに非線対称に配置される複数のパターン(41、42、43)で構成されている。そのため、図9の(a)のレイアウトパターンと図9の(b)のレイアウトパターンとにおいて、領域44の認識パターン40がどのような状態であるかを自動的に検出することで、アライメント用セルデータ24のレイアウト状態を自動的に検証することが可能となる。
所定の回路を構成しているマクロセルを基板に配置する場合に、そのマクロセルの内部の回路構成が同様であっても、配線の制限等により特定の配置状態を基準に回転・反転し状態(以下、配置角と呼ぶ)で配置する場合がある。配置角が異なっていても、回路構成自体は変更されていないため、動作検証においては同じ回路として判断される場合がある。上記のように、動作的には同じマクロセルとして判断される場合に、配置角を区別して認識することで、レイアウト検証における精度の向上が実現可能となる。
本実施形態において、認識パターン40の構成は図8に示される配置に制限されることは無い。図10は、認識パターン40を構成する複数のパターン(41、42、43)を例示するレイアウトパターン図である。以下、図10の(a)〜図10の(h)を第1状態〜第8状態として説明を行う。
図10(a)を参照すると、第1状態における認識パターン40は、第1パターン41と、その第1パターン41に対して外部座標軸48の+X方向に配置される第2パターン42と、第1パターン41に対して−Y方向に配置される第3パターン43とで構成されている。また、第1状態において、第1パターン41の第1パターン第1辺41aと、第3パターン43との間には第1距離D1の間隔が設けられ、第1パターン第2辺41bと第2パターン42との間には第2距離D2の間隔が設けられている。
図10(b)を参照すると、第2状態における認識パターン40は、第1状態の認識パターン40を90度回転させて配置したときと同様の配置状態である。第2状態において、第1パターン41の各辺の定義を図10(b)に示されているように、外部座標軸48の−Y方向の辺を第1パターン第1辺41aとし、+X方向の辺を第1パターン第2辺41bとし、+Y方向の辺を第1パターン第3辺41cとし、−X方向の辺を第1パターン第4辺41dと定義する。また、外部座標軸48の±Y方向と平行の対称軸を第1対称軸45とし、外部座標軸48の±X方向と平行の対称軸を第2対称軸46とする。
同様に、図10(c)は、第3状態における認識パターン40の配置状態を例示し、図10(d)は第4状態における認識パターン40の配置状態を例示している。第3状態における認識パターン40は、第1状態の認識パターン40を180度回転させて配置したときと同様の配置状態であり、第4状態における認識パターン40は、第1状態の認識パターン40を180度回転させて配置したときと同様の配置状態である。第3状態、第4状態ともに外部座標軸48の−Y方向の辺を第1パターン第1辺41aとし、+X方向の辺を第1パターン第2辺41bとし、+Y方向の辺を第1パターン第3辺41cとし、−X方向の辺を第1パターン第4辺41dと定義する。また、外部座標軸48の±Y方向と平行の対称軸を第1対称軸45とし、外部座標軸48の±X方向と平行の対称軸を第2対称軸46とする。
また、図10(e)を参照すると、第5状態における認識パターン40は、第1状態の認識パターン40を第2対称軸46を軸に180度反転させて配置したときと同様の配置状態である。第5状態において、第1パターン41の各辺の定義を図10(e)に示されているように、外部座標軸48の−Y方向の辺を第1パターン第1辺41aとし、+X方向の辺を第1パターン第2辺41bとし、+Y方向の辺を第1パターン第3辺41cとし、−X方向の辺を第1パターン第4辺41dと定義する。また、外部座標軸48の±Y方向と平行の対称軸を第1対称軸45とし、外部座標軸48の±X方向と平行の対称軸を第2対称軸46とする。
同様に、図10(f)、図10(g)および図10(h)は、第6状態、第7状態および第8状態における認識パターン40の配置状態を例示している。第6状態における認識パターン40は、第2状態の認識パターン40を、第2対称軸46を軸に180度反転させて配置したときと同様の配置状態である。第7状態における認識パターン40は、第3状態の認識パターン40を第2対称軸46を軸に180度反転させて配置したときと同様の配置状態である。第8状態における認識パターン40は、第4状態の認識パターン40を、第2対称軸46を軸に180度反転させて配置したときと同様の配置状態である。
第6状態、第7状態および第8状態において、第1パターン41の各辺の定義はそれぞれ、外部座標軸48の−Y方向の辺を第1パターン第1辺41aとし、+X方向の辺を第1パターン第2辺41bとし、+Y方向の辺を第1パターン第3辺41cとし、−X方向の辺を第1パターン第4辺41dと定義する。また、外部座標軸48の±Y方向と平行の対称軸を第1対称軸45とし、外部座標軸48の±X方向と平行の対称軸を第2対称軸46とする。
これによって、後述するレイアウト検証動作によって、第1状態から第8状態のそれぞれを基準としてアライメント用セルデータ24のレイアウト状態を検証することが可能となる。また、第1状態から第8状態のそれぞれは、各状態の一つを特定したときに、その配置状態を回転・反転させることで構成することが可能である。したがって、第1状態から第8状態の少なくとも一つを認識パターン40として保持しておくことで、それぞれの状態に対応した認識パターン40を構成することが可能となる。
以下に、上述の第1状態から第8状態に対応してレイアウト検証を行うための検証用データに関して説明を行う。図11は、リサイズ条件データ23の構成を例示するテーブルである。図11を参照すると、リサイズ条件データ23は、状態51〜変更方向56を保持している。図11に示されているように、リサイズ条件データ23の第1列には状態51が格納され、第1状態から第8状態のそれぞれに関連付けて方向特定用パターン52〜変更方向56が保持されている。
方向特定用パターン52は、基準状態に対して、各パターンがどの配置角かを示すパターンデータであり、各状態(第1状態〜第8状態)に一対一に関連付けられている。検証条件53は、各状態に対応する検証条件である。第1パターンデータ変更部分54は、各検証条件を特定したときに、リサイズ対象となる部分を示している。変更量55は、各検証条件を特定したときに、リサイズ対象となる部分に対するリサイズ量を示している。変更方向56は、各検証条件を特定したときに、リサイズ対象となる部分に対するリサイズ方向を示している。
図12は、データ記憶部11に格納される検証用データ25の構成を例示するテーブルである。図12を参照すると、検証用データ25は、リサイズ条件データ23と、後述するレイアウト検証の検証実行結果とに基づいて、認識パターン40がどの状態に配置されているかを特定するためのデータを保持している。例えば、検証実行部32は、第1検証条件に基づいてレイアウト検証を実行した結果、検証実行後の第1パターン41が、第2パターン42および第3パターン43に接する場合、その時に状態が第1状態であると特定し、第2パターン42および第3パターン43のどちらか一方にのみに接するか、または、どちらにも接しない場合には認識パターン40が第1状態で配置されていないと判断する。
以下に、図面を参照して本実施形態の認識パターン40を用いたレイアウト検証の動作に関して説明を行う。図13は、本実施形態における動作を例示するフローチャートである。このフローチャートに示される動作は、レイアウト検証実効命令に応答して開始する。また、以下に述べる動作は、リサイズ実行部31および検証実行部32のコンピュータプログラムに示される手順に基づいて、情報処理装置1が動作することによって実行されるものとする。
図13を参照すると、ステップS101において、リサイズ実行部31は、データ記憶部11からレイアウト情報22を読み出し、検証対象のレイアウトパターンを特定する。ステップS102において、リサイズ実行部31は、データ記憶部11からリサイズ条件データ23を読み出す。ステップS103において、リサイズ実行部31は、ステップS102で読み出したレイアウト情報22とステップS103で読み出したリサイズ条件データ23とに基づいて、特定したレイアウトパターンにおける認識パターン40の第1パターン41のサイズを変更して、サイズ変更第1パターンデータを生成する。上述したように、第1パターン41、第2パターン42および第3パターン43は、それぞれ独立して認識されるパターンであることが好ましい。そのため、第1パターン41のサイズを変更することで、ある配置状態においては、第1パターン41と第2パターン42、または、第1パターン41と第3パターン43とが接することとなる。この接合の状態を検出することで、レイアウトパターンの配置角を検証する。
ステップS104において、検証実行部32は、データ記憶部11から検証用データ25を読み出す。ステップS105において、検証実行部32は、ステップS103の実行結果に基づいて、サイズ変更第1パターンデータが第2パターン42および第3パターン43に接合するかどうか検証する。ステップS106において、検証実行部32は、その検証によって得られた検証結果に基づいて、読み出した検証用データ25を参照し、ステップS101で特定したレイアウトパターンの配置角が、適切であるかどうかを求める。これによって、本実施形態のレイアウトパターン検証装置10は、内部の構成が同様であるセルが異なる配置角で配置された場合に、それぞれの配置角の違いを区別して認識することが可能となる。また、この検証結果は自動的に実行することが可能である。したがって、本実施形態のレイアウト検証に基づいてフォトマスクを生成することで、半導体装置の製造工程における工数を低減させることが可能となる。
以下に、上述したサイズ変更第1パターンデータを生成する動作に関して図面を参照して説明する。図14は、第1状態を基準として、第1状態検証条件に基づいて第1パターンのサイズを変更した場合のレイアウトパターンの遷移を例示するレイアウトパターン図である。以下の説明において、第1状態の認識パターン40を有するアライメント用セルデータ24が、適切に配置されている場合のレイアウトパターンを図14の(a)で示し、第1状態の認識パターン40を有するアライメント用セルデータ24が、何らかの要因によって回転または反転されて配置された場合のレイアウトパターンを図14の(b)〜図14の(h)で示す。
図14を参照すると、データ記憶部11からリサイズ条件データ23を読み出したリサイズ実行部31は、そのリサイズ条件データ23の第1状態検証条件に基づいて、第1パターン41を構成している各辺から変更対象となる辺(第1パターンデータ変更部分54)を特定する。ここにおいて、第1状態検証条件に示される第1パターンデータ変更部分54は、第1パターン第1辺41aと第1パターン第2辺41bであるので、リサイズ実行部31は、図14の(a)〜(h)に示されている各状態の第1パターン41に対して、+X方向を構成する辺と−Y方向を構成する辺とをそれぞれ第1パターン第1辺41aと第1パターン第2辺41bとして特定する。
リサイズ実行部31は、リサイズ条件データ23の変更量55を参照して特定した辺に対する変更量を決定する。また、リサイズ実行部31は、リサイズ条件データ23の変更方向56を参照して特定した辺に対する変更方向を決定する。ここにおいて、第1様態検証条件に示される変更量55を参照すると、第1パターン第1辺41aに対する変更量55は第1距離D1であり、第1パターン第2辺41bに対する変更量55は第2距離D2である。また、第1パターン第1辺41aに対する変更方向56は−Y方向であり、第1パターン第2辺41bに対する変更方向56は+X方向である。
リサイズ実行部31は、これらの条件に基づいて第1パターン41のサイズを変更してサイズ変更第1パターンデータを生成する。図14を参照すると、配置角が異なるアライメント用セルデータ24の認識パターン40に対して、第1状態検証条件による変更処理が行われた結果が示されている。図14に示されているように、第1状態検証条件に対応して第1パターン41のサイズを変更した場合、サイズ変更第1パターンデータは、第1状態の認識パターン40を含むアライメント用セルデータ24が適切に配置されているときには、第2パターン42と第3パターン43との両方に接して構成される。上述したように検証用データ25は、このときの配置状態を第1状態と判断するためのデータを保持している。そのため、検証実行部32は、上述したリサイズ実行部31の処理結果と検証用データ25とに基づいてアライメント用セルデータ24のレイアウト状態を高精度に検証することが可能となる。
図15は、第2状態を基準として、第2状態検証条件に基づいて第1パターンのサイズを変更した場合のレイアウトパターンの遷移を例示するレイアウトパターン図である。図15は、上述の図14と同様に、第2状態の認識パターン40を有するアライメント用セルデータ24が、適切に配置されている場合のレイアウトパターンを図15の(a)で示し、第2状態の認識パターン40を有するアライメント用セルデータ24が、何らかの要因によって回転または反転されて配置された場合のレイアウトパターンを図15の(b)〜図14の(h)で示している。
第2状態検証条件に示される第1パターンデータ変更部分54は、第1パターン第2辺41bと第1パターン第3辺41cであるので、リサイズ実行部31は、図14の(a)〜(h)に示されている各状態の第1パターン41に対して、+X方向を構成する辺と+Y方向を構成する辺とをそれぞれ第1パターン第2辺41bと第1パターン第3辺41cとして特定する。また、第2様態検証条件に示される変更量55を参照すると、第1パターン第2辺41bに対する変更量55は第1距離D1であり、第1パターン第3辺41cに対する変更量55は第2距離D2である。また、第1パターン第2辺41bに対する変更方向56は+X方向であり、第1パターン第3辺41cに対する変更方向56は+Y方向である。
図15を参照すると、リサイズ実行部31は、これらの条件に基づいて第1パターン41のサイズを変更してサイズ変更第1パターンデータを生成する。図15には、配置角が異なるアライメント用セルデータ24の認識パターン40に対して、第2状態検証条件による変更処理が行われた結果が示されている。第2状態検証条件に基づく第1パターン41のサイズ変更処理を実行した場合、サイズ変更第1パターンデータは、第2状態の認識パターン40を含むアライメント用セルデータ24が適切に配置されているとき(図15の(a)に示される状態で構成されるとき)には、第2パターン42と第3パターン43との両方に接して構成される。検証実行部32は、第1状態検証条件と同様に、第2状態検証条件に対応してサイズ変更処理が実行された結果と、検証用データ25から得られるデータとに基づいて、第2状態の認識パターン40を含むアライメント用セルデータ24が、適切に配置されているかどうかを検証する。
本実施形態のレイアウトパターン検証装置10は、基準となる認識パターン40の状態を特定し、その基準状態に対応する検証条件を用いてレイアウト検証を行うことで、レイアウトパターンの検証を高精度に行うことが可能となる。また、上述したように、認識パターン40が第1状態〜第8状態のどの状態であったとしても、その時の配置を基準とすることができるため、汎用性の高いレイアウト検証を実行することが可能となる。
[第2の実施形態]
以下に、本発明の第2の実施形態について説明を行う。なお、以下に述べる第2の実施形態において、レイアウトパターン検証を実行する装置は、上述した第1の実施形態におけるレイアウトパターン検証装置10と同様の構成を備えている。したがって、以下の説明においては、その装置に関する詳細な説明は省略するものとする。
図16は、第2の実施形態における認識パターン40の構成を例示するレイアウトパターン図である。以下に述べる第2の実施形態において、認識パターン40は第1頂点Aから第8頂点Hを備えた不等辺多角形であり、第2の実施形態における認識パターン40は、全ての辺(第1辺61a〜第8辺61h)の長さが異なる多角形で構成されている。第2の実施形態において、認識パターンを構成する多角形は、4つ以上の辺を備えていることが好ましい。以下では、認識パターン40が8つの辺を備えている場合を例示して説明を行う。図16を参照すると、第2の実施形態における認識パターン40は、第1の実施形態と同様に領域44に配置されている。図16に示されているように、その領域44は、第1対称軸45と第2対称軸46とを備え、各々の軸に対象に構成されている。認識パターン40は、第1対称軸45を軸に反転させたときに非対称であり、かつ、第2対称軸46を軸に反転させたときも非対称である単一の多角形として構成されている。
図17は、第2の実施形態におけるリサイズ条件データ23の構成を例示するテーブルである。図17を参照すると、第2の実施形態におけるリサイズ条件データ23は、状態62から検証対象長さ67を備えて構成されている。状態62、方向特定用パターン63および検証条件64は第1の実施形態の状態51、方向特定用パターン52および検証条件53と同様の構成である。
変更対象頂点65は、リサイズ対象となる頂点を示している。変更方向66は、変更対象頂点65に示される頂点のリサイズ方向を示している。なおこのときのリサイズ量に制限は無い。検証対象長さ67は、変更対象頂点65のなかで、検証に用いられる2頂点間の長さを示している。なお、第2の実施形態において、認識パターン40の構成は図16に示される配置に制限されることは無い。第2の実施形態のレイアウトパターン検証装置10も、第1の実施形態と同様に、認識パターン40を回転・反転させた構成を第1状態〜第8状態として、レイアウト検証を実行することが可能である。また、第2の実施形態においては、図16に示されている状態を基準とした場合に、領域44に配置された認識パターン40の各頂点に付される識別子(例えば、頂点Aなど)は、認識パターン40の重心と内部座標とによって固定的に定義されているものとする。したがって、第2の実施形態において、データ記憶部11は、認識パターンデータ21として第1状態〜第8状態の各状態におけるパターンデータを保持していることが好ましい。
図18は、第2の実施形態における動作を例示するフローチャートである。第2の実施形態の動作は、レイアウト検証実効命令に応答して開始する。また、以下に述べる動作は、リサイズ実行部31および検証実行部32のコンピュータプログラムに示される手順に基づいて、情報処理装置1が動作することによって実行されるものとする。また以下の動作においては、第2の実施形態の認識パターン40が、アライメント用セルデータ24に第1状態(図16に示される配置状態)で配置されているものとし、そのアライメント用セルデータ24のレイアウト検証を実行する場合に対応して説明を行う。ここにおいて、アライメント用セルデータ24が適切に配置されているときの認識パターン40の情報は予め保持されているものとする。
図18を参照すると、ステップS201において、情報処理装置1は、リサイズ実行部31に示される手順に従ってデータ記憶部11からリサイズ条件データ23を読み出す。リサイズ実行部31は、読み出したリサイズ条件データ23の検証条件64に基づいて、多角形状の認識パターン40を構成する複数の頂点の中から、変更対象となる頂点を特定する。リサイズ実行部31は、検証条件64に基づいて特定した頂点を変更方向66に所定の長さ(例えば1um)だけ移動して認識パターン40の形状を変更し、サイズ変更認識パターンデータを生成する。
ステップS202において、情報処理装置1は検証実行部32に示される手順に従って、認識パターン40とサイズ変更認識パターンデータとの差分となる差分データを生成する。ステップS203において、検証実行部32は、差分データと認識パターン40とに基づいて、検証対象となる頂点を特定し、その長さ(以下、検証対象長さと称する)を算出する。
ステップS204において、検証実行部32は、算出した検証対象長さが、アライメント用セルデータ24が適切に配置されているときの認識パターン40から導き出される長さに合致するかどうかを検証し、その検証結果に基づいてアライメント用セルデータ24の配置角を求める。
第2の実施形態におけるサイズ変更認識パターンデータを生成する動作に関して、図面を参照して以下に説明を行う。図19は、第1状態を基準として第1状態検証条件に基づいて、第2の実施形態の認識パターン40のサイズを変更した場合のレイアウトパターンを例示するレイアウトパターン図である。以下の説明において、第1状態の認識パターン40を有するアライメント用セルデータ24が、適切に配置されている場合のレイアウトパターンを図19の(a)で示し、第1状態の認識パターン40を有するアライメント用セルデータ24が、何らかの要因によって回転または反転されて配置された場合のレイアウトパターンを図19の(b)〜図14の(h)で示す。
図19を参照すると、データ記憶部11からリサイズ条件データ23を読み出したリサイズ実行部31は、そのリサイズ条件データ23の第1状態検証条件に基づいて、認識パターン40を構成している各頂点から変更対象となる頂点(変更対象頂点65)を特定する。このとき、リサイズ実行部31は、リサイズ条件データ23の変更対象頂点65に基づいて、認識パターン40に重なる第1対称軸45(または第2対称軸46)を基準としたときに−Y方向および+X方向に位置する頂点を特定する。
その後、変更方向66にしたがって、各頂点を所定の移動量だけ移動させる。第1状態検証条件に対応して、第2の実施形態における認識パターン40のサイズを変更した結果、図19の(a)〜図19の(h)に示されているようなサイズ変更認識パターンデータが形成される。ここで、検証実行部32によって、認識パターン40とサイズ変更認識パターンデータとの比較が行われ、その差分データが抽出される。例えば、図19の(a)に示されている状態で、サイズ変更処理が実行された場合、差分データとしてG−F−E−D−D’−E’−F’−G’で囲まれる図形と、B−C−D−E−E’’−D’’−C’−B’で囲まれる図形が抽出される。検証実行部32は、この抽出した差分データと元となる認識パターン40のデータとに基づいて検証対象長さ67と比較する辺の長さを特定する。
図19に示されているように、第1状態検証条件に示されている検証対象長さ67と同じ長さを特定することができるレイアウトパターンは、図19の(a)の状態である。したがって、第2の実施形態におけるレイアウトパターン検証装置10は、上述の構成・動作によって高精度にレイアウト検証を実行することが可能となる。
[第3の実施形態]
以下に、本発明の第3の実施形態について説明を行う。なお、以下に述べる第3の実施形態において、レイアウトパターン検証を実行する装置は、上述した第1、第2の実施形態におけるレイアウトパターン検証装置10と同様の構成を備えている。したがって、第2の実施形態と同様に以下の説明においては、その装置に関する詳細な説明を省略するものとする。
図20は、本発明の第3の実施形態の認識パターン40の構成を例示するレイアウトパターン図である。図20を参照すると、第3の実施形態の認識パターン40は、領域44に配置されている。またその認識パターン40は、第1パターン71と、第2パターン72と、第3パターン73とを含んで構成されている。第3の実施形態において、各パターンは同じ形状で構成されている。以下の説明においては書くパターンは同じ長さの辺を有する矩形データであるものとする。図20に示されているように、第1パターン71と第1パターン71は、第1距離D3の間隔で配置され、第1パターン71と第2パターン72とは、第2距離D4の間隔で配置されている。
さらに、図20に示されているように、第1パターン71は4つの辺(第1パターン第1辺71a、第1パターン第2辺71b、第1パターン第3辺71cおよび第1パターン第4辺71d)を備えている。第3の実施形態において、−Y方向の辺を第1パターン第1辺71aとし、+X方向の辺を第1パターン第2辺71bとし、+Y方向の辺を第1パターン第3辺71cとし、−X方向の辺を第1パターン第4辺71dと定義する。したがって、図20に示されるレイアウト状態の場合、第1パターン第1辺71a第1距離D3の間隔で第3パターン73が配置され、第1パターン第2辺71bと距離D4の間隔で第2パターン72が配置される。第3の実施形態において、第1パターン71〜第3パターン73の各辺が1umである場合を例示し、また、第1距離D3が1umであり、第2距離D4が2umであるものとする。
第3の実施形態においても、初期状態の認識パターンの構成は図20に示される配置に制限されることは無い。図21は、認識パターン40を構成する複数のパターン(71、72、73)を例示するレイアウトパターン図である。以下、第3の実施形態の説明において、図21の(a)〜図21の(h)を第1状態〜第8状態とする。第3の実施形態は、第1状態から第8状態のそれぞれを基準としてレイアウト状態を検証することが可能となる。また、第1状態から第8状態のそれぞれは、各状態の一つを特定したときに、その配置状態を回転・反転させることで構成することが可能である。したがって、第1状態から第8状態の少なくとも一つを認識パターン40として保持しておくことで、それぞれの状態に対応した認識パターン40を構成することが可能となる。
図22は、第3の実施形態におけるリサイズ条件データ23の構成を例示するテーブルである。図22を参照すると、第3の実施形態のリサイズ条件データ23は、状態81と、方向特定用パターン82と、検証条件83と、第1パターン変更対象部分84と、変更方向85と、変更量86とを保持している。ここで、状態81、方向特定用パターン82および検証条件83には、第1の実施形態における状態51、方向特定用パターン52および検証条件53と同様の情報が保持されている。
第1パターン変更対象部分84は、各検証条件を特定したときに、リサイズ対象となる部分を示している。変更方向85は、各検証条件を特定したときに、リサイズ対象となる部分に対するリサイズ方向を示している。変更量86は、各検証条件を特定したときに、リサイズ対象となる部分に対するリサイズ量を示している。
図23は、第3の実施形態における検証用データ25の構成を例示するテーブルである。図23を参照すると、第3の実施形態における検証用データ25は、認識パターン40の第1パターン71に対してサイズ変更処理を実行した結果と、認識パターン40の配置状態(上述の第1状態〜第8状態)と関連付けを行うための情報を保持している。後述するように、サイズ変更処理を実行した結果、認識パターン40を構成する各パターン(第1パターン71〜第3パターン73)は、パターンのサイズが変わることとなる。第3の実施形態のレイアウトパターン検証装置10は、変更後のパターンのサイズの組み合わせからレイアウト検証を行っている。
図24は、第3の実施形態の動作を例示するフローチャートである。第3の実施形態の動作は、レイアウト検証実効命令に応答して開始する。また、以下に述べる動作は、リサイズ実行部31および検証実行部32のコンピュータプログラムに示される手順に基づいて、情報処理装置1が動作することによって実行されるものとする。また図24の示される動作は、第3の実施形態の認識パターン40が、第1状態(図20に示される配置状態)でアライメント用セルデータ24に配置されているものとし、そのアライメント用セルデータ24のレイアウト検証を実行する場合の動作であるものとして説明を行う。
図24を参照すると、ステップS301において、情報処理装置1は、リサイズ実行部31に示される手順に基づいてデータ記憶部11からレイアウト情報22を読み出し、検証対象のレイアウトパターンを特定する。このとき、リサイズ実行部31は、データ記憶部11からリサイズ条件データ23を読み出し、読み出したレイアウト情報22およびリサイズ条件データ23に基づいて、特定したレイアウトパターンにおける認識パターン40の第1パターン71のサイズを変更して、サイズ変更第1パターンデータを生成する。
ステップS302において、検証実行部32は、ステップS301で生成されたサイズ変更第1パターンデータに基づいて、リサイズ処理が行われた後のパターンの面積を特定する。ステップS303において、検証実行部32は、データ記憶部11から検証用データ25を読み出し、ステップS302で特定した面積と検証用データ25から得られる情報との照合を行う。検証実行部32は、その照合の結果に基づいて、アライメント用セルデータ24の配置角を特定する。
以下に、図面を参照して上記の動作を具体的に説明する。図25は、上記の構成・動作によって、認識パターン40のサイズ変更処理が実行された場合のパターンを示すレイアウトパターン図である。図25は、第3の実施形態の認識パターン40を有するアライメント用セルデータ24が、異なる配置角で配置され、それぞれのアライメント用セルデータ24の認識パターン40に対してサイズ変更処理を実行した結果を例示している。また、図25は、第1状態の認識パターン40がアライメント用セルデータ24に配置された場合におけるレイアウト検証の実行結果を示している。ここにおいて、図25の(a)は、上記アライメント用セルデータ24が適切に配置されたときの配置状態を示し、図25の(b)は、上記アライメント用セルデータ24が何らかの要因で、適切に配置されなかったときの状態を示しているものとする。
図25に示されているように、情報処理装置1は、上述したフローチャートの動作に従って、アライメント用セルデータ24の認識パターン40を特定し、その認識パターン40を構成する第1パターン71に対してサイズ変更処理を実行する。図25を暗証すると、データ記憶部11からリサイズ条件データ23を読み出したリサイズ実行部31は、そのリサイズ条件データ23の第1状態検証条件に基づいて、第1パターン71を構成している各辺から変更対象となる辺(第1パターン変更対象部分84)を特定する。ここにおいて、第1状態検証条件に示される第1パターン変更対象部分84は、第1パターン第1辺71aと第1パターン第2辺71bであるので、リサイズ実行部31は、図25の(a)、(b)に示されている各状態の第1パターン41に対して、+X方向を構成する辺と−Y方向を構成する辺とをそれぞれ第1パターン第1辺41aと第1パターン第2辺41bとして特定する。
リサイズ実行部31は、リサイズ条件データ23の変更方向85を参照して特定した辺に対する変更量を決定する。また、リサイズ実行部31は、リサイズ条件データ23の変更量86を参照して特定した辺に対する変更方向を決定する。ここにおいて、第1様態検証条件に示される変更方向85を参照すると、第1パターン第1辺71aに対する変更方向85は第1距離D3であり、第1パターン第2辺71bに対する変更方向85は第2距離D4である。また、第1パターン第1辺71aに対する変更量86は−Y方向であり、第1パターン第2辺71bに対する変更量86は+X方向である。
リサイズ実行部31は、これらの条件に基づいて第1パターン71のサイズを変更してサイズ変更第1パターンデータを生成する。図25を参照すると、配置角が異なるアライメント用セルデータ24の認識パターン40に対して、第1状態検証条件による変更処理が行われた結果が示されている。
第1状態検証条件に対応して第1パターン71のサイズを変更した場合、第1状態の認識パターン40を含むアライメント用セルデータ24が適切に配置されているときには、−Y方向にサイズ変更処理を行った結果から得られるパターン面積と+X方向にサイズ変更処理を行った結果から得られるパターン面積は、特定の組み合わせとして提供される。ここで、レイアウトパターン検証装置10の情報処理装置1は、検証実行部32に示される手順に従って検証用データ25を読み出し、レイアウト検証を行う。上述したように検証用データ25は、このときの配置状態を第1状態と判断するためのパターン面積の組をデータとして保持している。そのため、検証実行部32は、上述したリサイズ実行部31の処理結果と検証用データ25とに基づいてアライメント用セルデータ24のレイアウト状態(配置角)を高精度に検証することが可能となる。
以上述べてきたように、上記の実施形態に示したレイアウトパターン検証装置10を構成し、そのレイアウトパターン検証装置10を上述の手順に従って動作させることによって、より高精度にレイアウト検証を行うことが可能となる。本明細書において、複数の実施形態を例示して本願発明の説明を行っている。この複数の実施形態は、認識パターン40の構成が異なる複数のパターンに対応して、本願発明の説明が行われている。本発明において、認識パターン40の構成は、それぞれの実施形態に示す認識パターン40に限定されるものではない。
なお、上述してきた複数の実施形態は、その構成・動作に矛盾が生じない場合において組み合わせて実施することが可能である。
図1は、従来のマスクレイアウトパターン検証装置の構成を示すブロック図である。 図2は、従来のマスクレイアウトパターン検証装置において、長方形データから、中心座標および長辺方向を抽出する具体例を示す説明図である。 図3は、従来のマクロセルのレイアウト状態を示すレイアウト図である。 図4は、異なる向きで配置される複数のマクロセルの状態を示すレイアウト図である。 図5は、本発明の実施形態のレイアウト検証装置の構成を例示するブロック図である。 図6は、データ記憶部11の構成を例示するブロック図である。 図7は、プログラム記憶部12の構成を例示するブロック図である。 図8は、認識パターンデータ21に基づく認識パターン40のレイアウトパターンを示すパターン図である。 図9は、認識パターン40を含むアライメント用セルデータ24が配置されるときのレイアウトパターン図である。 図10は、認識パターン40を構成する複数のパターンを例示するレイアウトパターン図である。 図11は、リサイズ条件データ23の構成を例示するテーブルである。 図12は、検証用データ25の構成を例示するテーブルである。 図13は、本実施形態における動作を例示するフローチャートである。 図14は、第1状態検証条件に基づいて第1パターンのサイズを変更した場合のレイアウトパターンの遷移を例示するレイアウトパターン図である。 図15は、第2状態検証条件に基づいて第1パターンのサイズを変更した場合のレイアウトパターンの遷移を例示するレイアウトパターン図である。 図16は、第2の実施形態における認識パターン40の構成を例示するレイアウトパターン図である。 図17は、第2の実施形態におけるリサイズ条件データ23の構成を例示するテーブルである。 図18は、第2の実施形態における動作を例示するフローチャートである。 図19は、第2の実施形態の認識パターン40のサイズを変更した場合のレイアウトパターンを例示するレイアウトパターン図である。 図20は、第3の実施形態の認識パターン40の構成を例示するレイアウトパターン図である。 図21は、第3の実施形態の認識パターン40を構成する複数のパターン(71、72、73)を例示するレイアウトパターン図である。 図22は、第3の実施形態におけるリサイズ条件データ23の構成を例示するテーブルである。 図23は、第3の実施形態におけるリサイズ条件データ23の構成を例示するテーブルである。 図24は、第3の実施形態の動作を例示するフローチャートである。 図25は、認識パターン40のサイズ変更処理が実行された場合のパターンを示すレイアウトパターン図である。
符号の説明
10…レイアウトパターン検証装置
1…情報処理装置、2…入力装置、3…表示装置
4…CPU(中央演算処理装置)、5…メモリ
6…入出力インターフェース、7…大容量記憶装置、8…バス
11…データ記憶部、12…プログラム記憶部
21…認識パターンデータ、22…レイアウト情報
23…リサイズ条件データ、24…アライメント用セルデータ
25…検証用データ
31…リサイズ実行部、32…検証実行部
40…認識パターン
41…第1パターン
41a…第1辺、41b…第2辺、41c…第3辺、41d…第4辺
42…第2パターン、43…第3パターン
44…認識パターン配置領域
45…第1対称軸、46…第2対称軸
D1…第1距離、D2…第2距離
47…セル枠
48…外部座標軸、49…内部座標軸
51…状態
52…方向特定用パターン
53…検証条件
54…第1パターンデータ変更部分
55…変更量
56…変更方向
61a…第1辺、61b…第2辺、61c…第3辺、61d…第4辺
61e…第5辺、61f…第6辺、61g…第7辺、61h…第8辺
62…状態
63…方向特定用パターン
64…検証条件
65…変更対象頂点
66…変更方向
67…検証対象長さ
71…第1パターン、72…第2パターン、73…第3パターン
71a…第1パターン第1辺、71b…第1パターン第2辺
71c…第1パターン第3辺、71d…第1パターン第4辺
D3…第1長さ、D4…第2長さ
81…状態
82…方向特定用パターン
83…検証条件
84…第1パターン変更対象部分
85…変更方向
86…変更量
110…レイアウト検証装置
101…入力部
102…レイアウトパターンデータ格納部
103…検証コマンドファイル格納部
104…配線・デバイス認識部
105…長方形データ方向・中心座標抽出部
106…ヒューズ中心座標・方向データ格納部
107…ヒューズ中心座標・方向データ格納部
108…仮想ヒューズ算出部
109…仮想ヒューズ中心座標・方向データ格納部
111…ヒューズ中心座標・方向比較部
112…出力部
113…矩形データ
200…外部座標軸
201…マクロセル
202…第1辺
203…第2辺
204…内部データ
d1…第1間隔
d2…第2間隔
300…基準パターン
301…第1パターン
302…第2パターン
303…第3パターン
304…第4パターン

Claims (17)

  1. 第1対称軸と、前記第1対称軸に直角な第2対称軸とを有する領域に形成され、前記第1対称軸に非線対称に構成され、かつ、前記第2対称軸に非線対称に構成される認識パターンのパターンデータを生成するパターンデータ生成部と、
    前記認識パターンを有するマクロセルのレイアウトを決定し、前記レイアウトに基づいてレイアウトパターンデータを生成するレイアウト実行部と、
    前記レイアウトパターンデータに基づいて前記マクロセルに含まれる前記認識パターンのパターンデータを読み出し、前記パターンデータで示される前記認識パターンの状態に基づいて前記マクロセルの配置方向を検証するレイアウト検証部と
    を具備する
    半導体設計支援装置。
  2. 請求項1に記載の半導体設計支援装置において、
    前記レイアウト検証部は、
    前記マクロセルが任意の向きで配置されたときの前記認識パターンに対して所定の図形演算処理を実行して得られるパターンに関するデータを検証用データとして保持し、
    前記レイアウトパターンデータから読み出されたパターンデータで示される前記認識パターンに対して前記所定の演算処理を実行して得られた検証対象パターンと前記検証用データとに基づいて前記マクロセルの配置方向を検証する
    半導体設計支援装置。
  3. 請求項2に記載の半導体設計支援装置において、
    前記認識パターンは、
    第1パターンと、
    前記第1パターンと第1の間隔を隔てて構成される第2パターンと、
    前記第1パターンと第2の間隔を隔てて構成される第3パターンとを含み、
    前記パターンデータ生成部は、
    前記第1対称軸の方向に前記第1の間隔を有し、前記第2対称軸の方向に前記第1の間隔と異なる第2の間隔を有するように前記認識パターンを構成し、
    前記レイアウト検証部は、
    前記第1の間隔に対応する第1長さと前記第2の間隔に対応する第2長さとに基づいて前記第1パターンの形状を変更して新たな第1パターンを形成し、
    前記新たな第1パターンと前記第2パターンとが接するか否か、または前記新たな第1パターンと前記第3パターンとが接するか否かに基づいて、前記マクロセルの配置方向を検証する
    半導体設計支援装置。
  4. 請求項2に記載の半導体設計支援装置において、
    前記パターンデータ生成部は、
    前記認識パターンを、各々の辺の長さが異なる不等辺多角形状のパターンで構成し、
    前記レイアウト検証部は、
    前記マクロセルが正しく配置されるときの前記認識パターンのパターンデータから、前記第1対称軸、または前記第2対称軸の少なくとも一方に対応する辺を示す基準辺データを読み出し、
    前記レイアウトデータから読み出されたパターンデータに基づいて、前記不等辺多角形状のパターンを構成する辺から、前記第1対称軸、または前記第2対称軸の少なくとも一方に対応する辺を示す検証辺データを抽出し、
    前記基準辺データと前記検証辺データとの比較に基づいて、前記マクロセルの配置方向を検証する
    半導体設計支援装置。
  5. 請求項2に記載の半導体設計支援装置において、
    前記認識パターンは、第1パターンと第2パターンと第3パターンとを含んで構成され、
    前記パターンデータ生成部は、
    前記第1対称軸に沿って、第1の間隔で前記第1パターンと前記第2パターンとを形成し、
    前記第2対称軸に沿って、前記第1の間隔と異なる第2の間隔で前記第1パターンと前記第3パターンとを形成することで前記認識パターンを構成し、
    前記レイアウト検証部は、
    前記第1の間隔に対応する第1長さ、または前記第2の間隔に対応する第2長さの少なくとも一方に基づいて前記第1パターンの形状を変更して新たな第1パターンを形成し、
    前記新たな第1パターンの形状に基づいて、前記マクロセルの配置方向を検証する
    半導体設計支援装置。
  6. コンピュータに、半導体設計におけるレイアウト検証を実行させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    (a)第1対称軸と、前記第1対称軸に垂直な第2対称軸とを有する領域に形成され、前記第1対称軸に非線対称に構成され、かつ、前記第2対称軸に非線対称に構成される認識パターンのパターンデータを生成するステップと、
    (b)前記認識パターンを有するマクロセルのレイアウトを決定し、前記レイアウトに基づいてレイアウトパターンデータを生成するステップと、
    (c)前記レイアウトパターンデータに基づいて前記マクロセルに含まれる前記認識パターンのパターンデータを読み出すステップと、
    (d)読み出した前記パターンデータで示される前記認識パターンの状態に基づいて前記マクロセルの配置方向を検証するステップ
    を実行させるための
    プログラム。
  7. 請求項6に記載のプログラムにおいて、
    前記(d)ステップは、
    検証用データを読み出すステップと、前記検証用データは、前記マクロセルが配置されたときの前記認識パターンに対して、所定の図形演算処理を実行して得られるパターンに関するデータを含み、
    前記レイアウトパターンデータから読み出されたパターンデータで示される前記認識パターンに対して、前記所定の演算処理を実行して得られた検証対象パターンと前記検証用データとに基づいて前記マクロセルの配置方向を検証するステップ
    を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムにおいて、
    前記認識パターンは、
    第1パターンと、
    前記第1パターンと第1の間隔を隔てて構成される第2パターンと、
    前記第1パターンと第2の間隔を隔てて構成される第3パターンとで構成されるものであり、
    前記(a)ステップは、
    前記第1対称軸の方向に前記第1の間隔を有し、前記第2対称軸の方向に前記第1の間隔と異なる第2の間隔を有するように前記認識パターンを構成するステップを含み、
    前記(d)ステップは、
    前記第1の間隔に対応する第1長さと前記第2の間隔に対応する第2長さとに基づいて前記第1パターンの形状を変更して新たな第1パターンを形成するステップと、
    前記新たな第1パターンと前記第2パターンとが接するか否か、または前記新たな第1パターンと前記第3パターンとが接するか否かに基づいて、前記マクロセルの配置方向を検証するステップ
    を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
  9. 請求項7に記載のプログラムにおいて、
    前記(a)ステップは、
    前記認識パターンを、各々の辺の長さが異なる不等辺多角形状のパターンで構成するステップを含み、
    前記(d)ステップは、
    前記マクロセルが正しく配置されるときの前記認識パターンのパターンデータから、前記第1対称軸、または前記第2対称軸の少なくとも一方に対応する辺を示す基準辺データを読み出すステップと、
    前記レイアウトデータから読み出されたパターンデータに基づいて、前記不等辺多角形状のパターンを構成する辺から、前記第1対称軸、または前記第2対称軸の少なくとも一方に対応する辺を示す検証辺データを抽出するステップと、
    前記基準辺データと前記検証辺データとの比較に基づいて、前記マクロセルの配置方向を検証するステップ
    を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 請求項7に記載のプログラムにおいて、
    前記認識パターンは、第1パターンと第2パターンと第3パターンとを含んで構成されるものであり、
    前記(a)ステップは、
    前記第1対称軸に沿って、第1の間隔で前記第1パターンと前記第2パターンとを形成するステップと、
    前記第2対称軸に沿って、前記第1の間隔と異なる第2の間隔で前記第1パターンと前記第3パターンとを形成するするステップ
    を含み、
    前記(d)ステップは、
    前記第1の間隔に対応する第1長さ、または前記第2の間隔に対応する第2長さの少なくとも一方に基づいて前記第1パターンの形状を変更して新たな第1パターンを形成するステップと、
    前記新たな第1パターンの形状に基づいて、前記マクロセルの配置方向を検証するステップ
    を前記コンピュータに実行させるためのプログラム。
  11. (a)第1対称軸と、前記第1対称軸に垂直な第2対称軸とを有する領域に形成され、前記第1対称軸に非線対称に構成され、かつ、前記第2対称軸に非線対称に構成される認識パターンのパターンデータを生成するステップと、
    (b)前記認識パターンを有するマクロセルのレイアウトを決定し、前記レイアウトに基づいてレイアウトパターンデータを生成するステップと、
    (c)前記レイアウトパターンデータに基づいて前記マクロセルに含まれる前記認識パターンのパターンデータを読み出すステップと、
    (d)読み出した前記パターンデータで示される前記認識パターンの状態に基づいて前記マクロセルの配置方向を検証するステップ
    を具備する
    レイアウトパターン検証方法。
  12. 請求項11に記載のレイアウトパターン検証方法において、
    前記(d)ステップは、
    検証用データを読み出すステップと、前記検証用データは、前記マクロセルが配置されたときの前記認識パターンに対して、所定の図形演算処理を実行して得られるパターンに関するデータを含み、
    前記レイアウトパターンデータから読み出されたパターンデータで示される前記認識パターンに対して、前記所定の演算処理を実行して得られた検証対象パターンと前記検証用データとに基づいて前記マクロセルの配置方向を検証する
    レイアウトパターン検証方法。
  13. 請求項12に記載のレイアウトパターン検証方法において、
    前記認識パターンは、
    第1パターンと、
    前記第1パターンと第1の間隔を隔てて構成される第2パターンと、
    前記第1パターンと第2の間隔を隔てて構成される第3パターンとを含み、
    前記(a)ステップは、
    前記第1対称軸の方向に前記第1の間隔を有し、前記第2対称軸の方向に前記第1の間隔と異なる第2の間隔を有するように前記認識パターンを構成するステップを含み、
    前記(d)ステップは、
    前記第1の間隔に対応する第1長さと前記第2の間隔に対応する第2長さとに基づいて前記第1パターンの形状を変更して新たな第1パターンを形成するステップと、
    前記新たな第1パターンと前記第2パターンとが接するか否か、または前記新たな第1パターンと前記第3パターンとが接するか否かに基づいて、前記マクロセルの配置方向を検証するステップ
    を含む
    レイアウトパターン検証方法。
  14. 請求項12に記載のレイアウトパターン検証方法において、
    前記(a)ステップは、
    前記認識パターンを、各々の辺の長さが異なる不等辺多角形状のパターンで構成するステップを含み、
    前記(d)ステップは、
    前記マクロセルが正しく配置されるときの前記認識パターンのパターンデータから、前記第1対称軸、または前記第2対称軸の少なくとも一方に対応する辺を示す基準辺データを読み出すステップと、
    前記レイアウトデータから読み出されたパターンデータに基づいて、前記不等辺多角形状のパターンを構成する辺から、前記第1対称軸、または前記第2対称軸の少なくとも一方に対応する辺を示す検証辺データを抽出するステップと、
    前記基準辺データと前記検証辺データとの比較に基づいて、前記マクロセルの配置方向を検証するステップ
    を含む
    レイアウトパターン検証方法。
  15. 請求項12に記載のレイアウトパターン検証方法において、
    前記認識パターンは、第1パターンと第2パターンと第3パターンとを含み、
    前記(a)ステップは、
    前記第1対称軸に沿って、第1の間隔で前記第1パターンと前記第2パターンとを形成するステップと、
    前記第2対称軸に沿って、前記第1の間隔と異なる第2の間隔で前記第1パターンと前記第3パターンとを形成するするステップ
    を含み、
    前記(d)ステップは、
    前記第1の間隔に対応する第1長さ、または前記第2の間隔に対応する第2長さの少なくとも一方に基づいて前記第1パターンの形状を変更して新たな第1パターンを形成するステップと、
    前記新たな第1パターンの形状に基づいて、前記マクロセルの配置方向を検証するステップ
    を含む
    レイアウトパターン検証方法。
  16. 半導体装置を設計するステップと、
    前記半導体装置を製造するステップと
    を具備する半導体装置の製造方法であって、
    前記設計するステップは、
    (a)第1対称軸と、前記第1対称軸に垂直な第2対称軸とを有する領域に形成され、前記第1対称軸に非線対称に構成され、かつ、前記第2対称軸に非線対称に構成される認識パターンのパターンデータを生成するステップと、
    (b)前記認識パターンを有するマクロセルのレイアウトを決定し、前記レイアウトに基づいてレイアウトパターンデータを生成するステップと、
    (c)前記レイアウトパターンデータに基づいて前記マクロセルに含まれる前記認識パターンのパターンデータを読み出すステップと、
    (d)読み出した前記パターンデータで示される前記認識パターンの状態に基づいて前記マクロセルの配置方向を検証するステップ
    を含み、
    前記製造するステップは、
    前記(d)ステップの検証結果に基づいて前記半導体装置を製造するステップ
    を含む
    半導体装置の製造方法。
  17. 半導体装置を設計するステップと、
    前記設計に基づいてフォトマスクを製造するステップと
    を具備し、
    前記設計するステップは、
    (a)第1対称軸と、前記第1対称軸に垂直な第2対称軸とを有する領域に形成され、前記第1対称軸に非線対称に構成され、かつ、前記第2対称軸に非線対称に構成される認識パターンのパターンデータを生成するステップと、
    (b)前記認識パターンを有するマクロセルのレイアウトを決定し、前記レイアウトに基づいてレイアウトパターンデータを生成するステップと、
    (c)前記レイアウトパターンデータに基づいて前記マクロセルに含まれる前記認識パターンのパターンデータを読み出すステップと、
    (d)読み出した前記パターンデータで示される前記認識パターンの状態に基づいて前記マクロセルの配置方向を検証するステップ
    を含み、
    前記製造するステップは、
    前記(d)ステップの検証結果に基づいて前記フォトマスクを製造するステップ
    を含む製造方法で製造される
    フォトマスク。
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