JP2007164193A - 光学フィルム、照明装置、および表示装置 - Google Patents

光学フィルム、照明装置、および表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光の利用効率の向上を図ることができる光学フィルム、およびそれを備えた照明装置および表示装置を提供する。
【解決手段】入射面にミラー構造を有する表面突起部が形成され、上記入射面から上記出射面へ伝搬する光のうち、光の伝搬方向に対し第1入射角範囲で入射され、反射せずに伝搬する光は、上記光の伝搬方向に対し第1出射角範囲で上記出射面から出射される一方、上記第1入射角範囲から、上限値側または下限値側にずれた入射角範囲である第2入射角範囲で入射され、上記ミラー構造で反射され伝搬する光は、上記光の伝搬方向に対し第2出射角範囲で出射され、上記第1出射角範囲と上記第2出射角範囲とが一部重なっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明器具、表示装置等に用いられ、照射角または視野角を制御するための光学フィルムに関する。本発明は、また、上記光学フィルムを備えた照明装置、表示装置に関する。
光の照射角または視野角を、制御または制限できるように構成されている種々の照明装置または表示装置が提案されている。例えば、自動車に用いられる表示装置では、表示装置からの垂直方向の光の出射角度を制限し、フロントガラスからの望ましくない反射を防ぎ、運転手の注意が反られるのを防止することが望ましい。また、一般に、下方向に、例えば、フロアに向かって伝播される光は、利用されない無駄な光となるため、光の利用効率を低下させてしまう。
特許文献1は、表示装置からの光の出射角度を制御するための公知のルーバフィルムを開示している。上記ルーバフィルムは、日よけ用ブラインドと同様の構成の透過層と非透過層とが交互に設けた積層構造を有している。
上記積層構造は、ルーバ表面に平行または略並行な方向に伝播される光は、透過させるもの、より大きい角度をもって伝播される光は、吸収してしまう。すなわち、望ましくない方向に伝播される光を吸収するため、光の利用効率を低下させてしまう。
特許文献2は、上記ルーバフィルムと同様の構成のルーバフィルムを開示している。このルーバフィルムは、透過層、反射層、および非透過層を備えている点で特許文献1のルーバフィルムと異なっている。特許文献1のルーバフィルムと同様に、ルーバ面に平行または略並行な方向に伝播される光は透過する。しかしながら、上記ルーバ表面より角度を持って、通常、上向きに伝播される光は、下方向に反射され、非視野領域に吸収されてしまう。したがって、特許文献1の構成と同様に、光の利用効率は低くなってしまう。
特許文献3は、プリズムフィルムの使用を開示している。このプリズムフィルムは、「オフ軸」からの光を集光し、「オン軸」へ再び導く構成を開示している。このように、利用されず、無駄な光となっていた光を再び表示視野領域へ導くことにより、光の利用効率の向上を図ることができる。しかしながら、この構成でも、かなりの量の光が視野領域の外に伝播されており、有効に光が利用されているとは言い難い。
特許文献4は、三次元ディスプレイのバックライトに用いられる平面導波路を開示している。この導波路は、1のエッジからの光を受光し、導光路の中で全反射で伝播するように構成されている。一連の並行に離間して形成された溝が、導光路の出射面に形成されており、光が導光路の外部に出射できるように構成されている。これらの溝は、線光源として機能するように構成されている。
特許文献5は、適切な入力に応じて、選択的に光を散乱させたり透過させたりする構成の表示装置を開示している。ディスプレイコントラストを高めて、光源は、光吸収の表面に表示装置の後方に配置され、周囲の透過光線の焦点を合わせるためにプリズムのようなレンズを含んでいる。
米国特許2003/0035231号公報は、反射表示装置に用いられる光学フィルムを開示している。この光学フィルムは、上記表示装置の光変調層の後方に配置され、プリズムで構成される反射構造を有している。
米国再発行特許第RE27,617号(1860年03月27日公開) 日本特許公開第2004/2452570号(2004年09月02日公開) 米国特許第6,091,547号(2000年7月18日公開) 国際公開第2005/031412号(2005年04月07日公開) 米国特許第4,726,662号(1988年02月23日公開) 米国特許出願公開第2003/0035231号(2003年02月20日公開)
以上のように、従来の光の出射角度または視野角を制御する構成では、使用されず無駄な光が多く、光の利用効率が低く、十分な明度が得られないといった問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、光の利用効率の向上を図ることができる光学フィルム、およびそれを備えた照明装置および表示装置を提供する。
本発明の光学フィルムは、上記の課題を解決するために、光源からの光が入射される入射面と、該光の出射面との少なくとも何れか一方に表面突起部が形成され、屈折率1以上の材料からなり、光透過性の基板を備えた光学フィルムであって、上記表面突起部は、ミラー構造を備え、上記ミラー構造が、複数の透過面からなる第1透過グループと、上記基板の材料に対し、鏡面反射する複数の反射面からなる第1反射グループとを含み、各透過面と各反射面とが、上記光の伝搬方向に直交する第1方向に交互に設けられており、上記複数の反射面は、すべて、上記第1方向と角度を持つように形成され、さらに、該複数の反射面のいくつかは、上記光の伝搬方向である第2方向とも角度を持つように形成されており、上記入射面から上記出射面へ伝搬する光のうち、上記第2方向に対し第1入射角範囲で入射され、反射せずに伝搬する光は、上記第2方向に対し第1出射角範囲で上記出射面から出射される一方、上記第1入射角範囲から、上限値側または下限値側にずれた入射角範囲である第2入射角範囲で入射され、上記ミラー構造で反射され伝搬する光は、上記第2方向に対し第2出射角範囲で出射され、上記第1出射角範囲と、上記第2出射角範囲とが、一部重なっていることを特徴としている。
上記の構成によれば、上記ミラー構造が、複数の透過面からなる第1透過グループと、上記基板の材料に対し、鏡面反射する複数の反射面からなる第1反射グループとを含み、各透過面と各反射面とが交互に設けられている。このため、入射面に入射され、出射面から出射される光の角度を、制限または小さくすることができる。
また、上記複数の反射面は、すべて、上記光の伝搬方向である第2方向に直交する第1方向と角度を持つように形成されており、さらに、上記第2方向とも角度を持つように形成された反射面を含むように構成されている。このため、上記第2方向に対し第1入射角範囲で入射される光を真っ直ぐに出射面から出射することができ、また、上記第2方向に対し第2入射角範囲で入射され、上記ミラー構造で反射される光の出射角度を小さくまたは制限することができる。これにより、所望の出射角範囲から出射する光の量を増加させることができ、望ましくない出射角範囲から出射される光の量を大幅に減少することができる。
上記構成の光学フィルムを、SLM(Spacial Light Modulator;空間位相変調器)を備えた表示装置に用いた場合、視野領域での画像の明度を向上させることができ、視野領域外に出射される光の量を減少させることができる。これにより、光の利用効率の向上を図ることができると共に、望ましくない邪魔な反射光となる出射光を減少させることができる。
上記構成の光学フィルムは、第1入射角範囲と、上記第2入射角範囲とが連続した範囲であることが望ましい。
上記の構成によれば、2つの入射角範囲間が連続していない構成に比べ、利用されず無駄な光となる出射光を少なくできるため、光をより効率的に利用することができる。
上記構成の光学フィルムは、上記光学フィルムを伝搬する光のうち、上記第2方向に対し、上記第1入射角範囲から該第1入射角範囲の上記下限値側または上記上限値側のうち上記第2入射角範囲と異なる側にずれた第3入射角範囲で入射され、上記ミラー構造で反射される光は、上記第2方向に対し、第3出射角範囲から出射され、上記第3出射角範囲と、上記第1出射角範囲とは、一部重なっていることが望ましい。
上記の構成によれば、より多くの光を、所望の出射角範囲から出射させることができ、望ましくない出射角範囲から出射される光の量をより効果的に減少することができる。
これにより、光の利用効率のさらなる向上を図ることができると共に、望ましくない邪魔な反射光となる出射光をより効果的に減少させることができる。
上記構成の光学フィルムは、上記第1入射角範囲と、上記第3入射角範囲とが連続した範囲であることが望ましい。
上記の構成によれば、2つの入射角範囲間が連続していない構成に比べ、光をより効率的に利用することができる。
上記構成の光学フィルムは、上記各反射面が、上記出射面からの出射光を遮断し、所定の出射角範囲外から出射されないように設けられていることが望ましい。
上記の構成によれば、より多くの光を、所望の出射角範囲から出射させることができ、望ましくない出射角範囲から出射される光の量をより効果的に減少することができる。
これにより、光の利用効率のさらなる向上を図ることができると共に、望ましくない邪魔な反射光となる出射光をより効果的に減少させることができる。
上記構成の光学フィルムは、上記各反射面は、上記遮断した光を、上記入射面から再び反射するように設けられていることことが望ましい。
このように、反射面により遮断した光を再び、上記入射面から戻すことにより、反射光を再利用することができる。これにより、光の利用効率のさらなる向上を図ることができる。また、上記構成の光学フィルムを、表示装置に用いた場合、視野領域での画像の明度を向上させることがでる。
上記構成の光学フィルムは、上記第2出射面が、第1表面突起部を有し、上記各反射面が、上記遮断された光を上記基板を通じて反射し上記入射面側へ戻すことが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、上記入射面が、上記第1表面突起部を有することが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、上記複数の反射面が、溝を規定する第1および第2反射面を含むことが望ましい。
上記溝は、光学フィルムの製造方法において、容易に形成することができる。また、上記反射面も同様に、光学フィルムの製造方法において、容易に形成することができる。このため、光の利用効率のさらなる向上を図ることができる光学フィルムを容易に形成することができる。
上記構成の光学フィルムは、上記入射面は、上記第1表面突起部を有し、上記複数の反射面が、溝を規定する第1および第2反射面を含むことが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、上記各溝が、反射性のフィルで充填されていることが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、上記各フィルが、上記基板と反対側に設けられた鏡面反射面を有していることが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、上記溝は、非反射性のフィルで充填されていることが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、上記フィルは、透過性であることことが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、上記各フィル上に、鏡面反射膜が形成されていることが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、上記第1表面突起部は、複数のリッジの一次元配列からなることが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、各リッジが、長さ方向の大きさおよび形状が一定に形成されていることが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、上記複数のリッジが連続して形成されていることが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、上記各リッジが、第1透過面と、該第1透過面に向かってテーパ状に形成された第1および第2反射面とを備えていることが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、上記各リッジは、三角形の断面形状を有していることが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、上記各リッジは、反射面を有し、上記複数のリッジが、上記各透過面によって離間されていることが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、上記複数のリッジは、連続して形成されており、各リッジが、透過部と、上記複数の反射面うちの1反射面と、上記複数の透過面の1透過部とからなることが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、上記ミラー構造が、複数の透過面からなる第2透過グループと、上記基板の材料に対し、鏡面反射する複数の反射面からなる第2反射グループとを含み、各透過面と各反射面とが、上記光の伝搬方向に直交する第1方向に交互に設けられており、上記複数の反射面は、すべて、上記第1方向と角度を持つように形成され、さらに、該複数の反射面のいくつかは、上記光の伝搬方向である第2方向とも角度を持つように形成されており、上記入射面から上記出射面へ伝搬する光のうち、上記第2方向に対し第4入射角範囲で入射され、反射せずに伝搬する光は、上記第2方向に対し第4出射角範囲で上記出射面から出射される一方、上記第1入射角範囲から、上限値側または下限値側にずれた入射角範囲である第5入射角範囲で入射され、上記ミラー構造で反射され伝搬する光は、上記第2方向に対し第5出射角範囲で出射され、上記第4出射角範囲と、上記第5出射角範囲とが、一部重なっている構成とすることが望ましい。
上記の構成によれば、上記光学フィルムと直交する2つの平面内で、出射角度範囲の調整を行うことができる。例えば、上記光学フィルムの使用状態において、出射光を2方向(例えば、垂直方向と水平方向)に集光することが要求される場合があり、本発明の上記の構成の光学フィルムは、上記の場合に特に効果を奏する。
上記構成の光学フィルムは、上記第1表面突起部が、リッジの2次元配列を含むことが望ましい。
出射光を互いに直交する2方向に制御する必要がある場合、上記複数の透過面および上記複数の反射面がすべて上記光学フィルムの入射面または出射面のいずれか一方に形成されていることが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、上記第4入射角範囲と、上記第5入射角範囲とが連続した範囲であることが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、上記光学フィルムを伝搬する光のうち、上記第2方向に対し、上記第4入射角範囲から該第1入射角範囲の上記下限値側または上記上限値側のうち上記第6入射角範囲と異なる側にずれた第6入射角範囲で入射され、上記ミラー構造で反射される光は、上記第2方向に対し、第6出射角範囲から出射され、上記第6出射角範囲と、上記第4出射角範囲とは、一部重なっている構成とすることが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、上記第4入射角範囲と、上記第6入射角範囲とが連続した範囲であることが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、上記第1表面突起部が、平坦化されていることが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、上記入射面と上記出射面との一方に、第2表面突起部が形成されていることが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、上記第2表面突起部を構成するすべての面が透過性であることが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、上記第2表面突起部が、平坦化されていることが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、上記複数の反射面が、平坦化された反射面を含み、上記複数の透過面は、平坦化された透過面を含むことが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、上記複数の反射面が、曲面上の反射面を含み、上記複数の透過面が、曲面状の透過面を含むことが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、上記入射面が、上記第1表面突起部を含み、上記曲面が、凸状に形成されていることが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、上記出射面が、上記第2表面突起部を含み、上記曲面が、凹状に形成されていることが望ましい。
上記構成の光学フィルムは、上記入射面と、上記出射面とは、略並行に設けられていることが望ましい。
本発明の照明装置は、上記の課題を解決するために、上記構成の光学フィルムと、出射面が形成された光源とを含み、上記光学フィルムが、上記光源に隣接して設けられていることを特徴としている。
上記構成の照明装置は、上記反射面が、上記光源からの光の一部を反射して、再び上記光源に導き、上記光源は、該反射光の一部を上記光学フィルムに導くことが望ましい。
本発明の表示装置は、上記の課題を解決するために、上記構成の光学フィルムと、上記構成の照明装置と、空間位相変調器とを備えていることを特徴としている。
上記構成の表示装置は、上記光学フィルムが、上記出射面と、上記光変調器との間に設けられたことを備えていることが望ましい。
本発明に係る光学フィルムは、以上のように、ミラー構造を備え、該ミラー構造が、複数の透過面からなる第1透過グループと、上記基板の材料に対し、鏡面反射する複数の反射面からなる第1反射グループとを含み、各透過面と各反射面とが、上記光の伝搬方向に直交する第1方向に交互に設けられており、上記複数の反射面は、すべて、上記第1方向と角度を持つように形成され、さらに、該複数の反射面のいくつかは、上記光の伝搬方向である第2方向とも角度を持つように形成されており、上記入射面から上記出射面へ伝搬する光のうち、上記第2方向に対し第1入射角範囲で入射され、反射せずに伝搬する光は、上記第2方向に対し第1出射角範囲で上記出射面から出射される一方、上記第1入射角範囲から、上限値側または下限値側にずれた入射角範囲である第2入射角範囲で入射され、上記ミラー構造で反射され伝搬する光は、上記第2方向に対し第2出射角範囲で出射され、上記第1出射角範囲と、上記第2出射角範囲とが、一部重なるように構成されている。
これにより、光の利用効率の向上を図ることができる光学フィルムを実現することができる。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら以下に説明する。
図1に示す表示装置25は、バックライト1を備え、矢印2で示す方向(第2方向)に出射される光を、ミクロ構造の光学フィルム3を介して表示パネル5に導くように構成されている。バックライト1は、例えば、単一または複数の冷陰極螢光燈または発光ダイオードの光源7、導光路9、反射鏡11および拡散板13を備えている。また、光源7から出射される光を、トップカップリングとして知られている技術で、主表面を介して導光路9に導くようにしてもよい。導光路9における、拡散板13に隣接する表面に複数の出射口(図示せず)が形成されている。これらの出射口は、導光路9内で光を逃がし、略均一の照明が得られるように構成されている。拡散板13は、比較的均一の照明プロファイルでバックライト1からの光を伝搬するように構成されている。
なお、バックライト1および光学フィルム3は、本実施の形態の照明装置を構成する。
表示パネル5は、透過型または半透過型の表示パネルである。表示パネル5(光変調器)は、単一の画像内または一連の画像内で、バックライト1から出射され、光学フィルム3を介して受光した光を変調するように構成されている。本発明の表示パネル5は、特に限定されるものではなく、液晶表示装置等の光変調型あいは光バルブ型のものを適宜用いることができる。
光学フィルム3は、バックライト1からの入射光を、1または複数の入射角度範囲に制限して、表示パネル5へ導くように構成されている。また、光学フィルム3は、図1に示ように、平面上に、鋭い複数の切り欠きが形成されている。光学フィルム3は、可視光を透過するアクリル、ポリカーボネート等の材料で形成されている。光学フィルム3の上記材料として、屈折率が1以上のものを用いている。
第1および第2表面突起部は、図1に示すように、各リッジが、入射面および出射面の延長方向4・6と垂直方向に延びるように形成さされた複数のリッジの一次元配列を有している。上記一次元配列を構成する複数のリッジは、同一の大きさ、形状で、連続して設けられており、マイクロプリズムを形成している。上記各リッジ(プリズム)19は、透過面31と、該透過面31に向かってテーパ状に形成された第1および第2反射面15・17とを有している。第1表面突起部は、上記第1および第2反射面15・17により、両面が鏡面反射するように構成されている。上記複数の反射面は、光の伝搬方向(第2方向)と直交する方向(第1方向)に設けられた(図中、方向4)複数の透過面と交互に形成されている。
光出射面側に形成された第2表面突起部を構成する複数のプリズム21は、三角形の断面を有している。図1に示す実施の形態では、直角三角形の形をしている。本実施の形態では、各プリズム21の表面は、すべて透過面であるが、透過面および反射面の双方を備えた構成としてもよい。
本実施の形態において、上記ミラー構造は、複数の反射面15・17が、すべて平面4に非平行に設けられている。また、これらの複数の反射面15・17のうち、少なくとも一部の反射面15・17が上記第2方向と角度を持つように形成されている。図1に示す構成では、反射面15・17はすべて上記光の伝搬方向である第2方向に直交する第1方向と角度を持つように形成されている。
光学フィルム3の光透過性の基板23の厚さtと、プリズム19・21の高さh・hとは、互いに影響されるものではない。従って、例えば、基板23の厚さtは、例えば、表示装置25の薄型化、光学フィルム3の製造工程の簡素化を図るべく、適宜選択することができる。基板23厚さtとしては、150ミクロン台が望ましいが、特に限定されるものではない。
表示装置25の使用状態において、バックライト1からの光は、比較的広い入射角度範囲から光学フィルム3に入射する。上記入射角範囲は、例えば、第2方向に略線対称の角度範囲とすることができる。上記光学フィルム3の入射面に入射される光の多くが、反射面間に設けられた透過面31を透過する。また、反射面15・17に入射される光の少なくとも一部は、バックライト1側に反射される。このように、バックライト1側へ戻された光は、は、拡散板13、導光路9または反射鏡11で反射された後、光フィルム3へ再度導かれる。このように、ミラー構造から反射された光の多くを再び用いることができる。これにより、光の利用効率の向上および所望の視野角の範囲内で表示輝度を向上させることができる。
ミクロ構造の光学フィルム3を透過する光の一部は、例えば、反射および/または屈折によって部分的に再向され、表示装置25の垂直面における所望の視界角範囲に対応する所望の出射角範囲に集光される。本実施の形態における光学フィルム3は、第2方向における角度範囲には、全く影響しないか、ほとんど影響しない。光学フィルム3を通じて伝搬する光の一部は、反射せずにそのまま通り抜け、その一部または全部が、所望の出射角範囲内で出射される。光学フィルム3へ入射される光のうち、上記以外の光は、反射面15及び17によって、所望の出射角範囲内で反射される。光学フィルム3の構造は、所望の出射角範囲の一端或いは両端で、光の出射が、急激に減少するように構成されている。これにより、所望の角度範囲外では、表示装置25から出射される光の量を減らすことができる。例えば、表示装置25の近傍での反射面から散乱反射を抑制することができる。表示装置25を、乗物のダッシュボードに使用した場合、乗物のフロントガラスからの散乱反射を抑制することができる。
光学フィルム3の表面突起部は周期的構造を有し、表示装置25中の他の周期的構造と重なるとモアレ縞が生じ得る。例えば、表示装置25は、一般に、画素の行と列を有し、周期構造間に生じたモアレ縞は、ユーザに視認できるパターンを生じ得る。プリズム(リッジ)19・21を、光の伝搬方向である第1方向に対し、若干上下に動かした位置に形成してよい。また、光学フィルム3を複数の主表面(入射面・出射面)のうちの1の主表面のみが表面突起部を有する構成において、他の主表面に、例えば、エンボス加工により適切なパターンを形成してもよい。これにより、このモアレ縞を、抑制または防止ことができる。
図2は、図1に示す表面突起部が形成された平面状の出射面と入射面とを有する他の光学フィルム3を示している。上記表面突起部は、複数のプリズム(リッジ)27の一次元配列を有しており、各プリズム27は、その形成方向を横切る方向の断面が、台形に形成されている。各プリズム27は、第1ファセット(カット面)29、第2ファセット31、第ファセット33を有している。上記プリズム27の一次元配列は、基板35上に形成される。第1および第3ファセット29・33は、例えば、反射ミラー37・39で覆われており、第2ファセット31は透過面である。
上記の構成において、各プリズム27の高さh1、第1ないし第3ファセット29・31・33の角度と共に、光学フィルム3に用いる材料の屈折率を適宜選択し、遮断角θcut1及び遮断角θcut2を制御している。遮断角θcut1は、反射面或いはミラー39からの反射光に対し、出射面に垂直な方向(normal)の一方の側に、可能な限り大きい角度に設定されている。遮断角θcut2は、反射せずに光学フィルム3を透過する光に対し、上記垂直な方向(normal)の遮断角θcut1と同じ側に可能な限り大きい角度に設定されている。もし、これらの遮断角が、実質的に同じに角度に設定されれば、上記垂直な方向に対する角度で、輝度を大きく低下させることができる。上記角度は、光学フィルム3構造におけるパラメータを適宜選択することによって得ることができる。
図3は、図2に示す光学フィルム3の一例として、略1.49の屈折率を有するがあるアクリルポリマーからなる光学フィルム3の光学特性を示すグラフである。第1ないし第3ファセット29・31・33は、上記第2方向に対し、それぞれ87°・0°・79°の角度を持つように形成している。つまり、第2ファセット31は、上記第1方向と略平行方向に形成されている。一方、第1および第3ファセット29・33は、第2方向に対し、小さい鋭角で、互いに反対方向に延びるように形成されている。
曲線41は、光学フィルム3を省いた構成におけるバックライト1の光学的性能として、出射角度と、正規化輝度との関係を示している。曲線41は、最大値を1とし、垂直軸を任意の単位で規定して正規化している。X軸は、度(角度)を示し、垂直面上及び水平線下部における光出射方向間の角度を表す。このグラフでは、角度の負の値は、水平線方向上部の角度を表すが、正の値は、水平線方向下部の角度を表す。
曲線41は、水平方向に対する光の出射角度の変化に対し、正規化輝度が揺るやかに変化することを示している。すなわち、出射される光の大部分は、−30°よりもマイナス方向に大きい出射角度で出射され、乗物のフロントガラスからの比較的明るく邪魔な反射光となってしまう。
曲線43は、図2の光学フィルム3の光学的性能を示している。角度が−35°および+60°より大きくなると、光学フィルム3からの出射される光が非常に少なくなる。従って、極僅かな光しか乗物のフロントガラスに導かれない。このため、潜在的に邪魔な反射光を大幅に減少させることができる。したがって、乗物の床方向へ導かれ、利用されない無駄な光の量を減少させることができる。
曲線43は、反射構造により反射された光の再利用を考慮しない光学フィルムの光学的性能を示している。従って、設計された、或いは意図された垂直方向の視野角の範囲内で、表示装置の明るさは、約10%に減少すると言える。一方、反射構造から反射され、バックライト1によって戻される光の再利用を考慮した場合、曲線45で示すような、光学フィルムの光学的性能を得ることができる。曲線45は、角度に伴い、輝度が高速に遮断され、表示装置25の明度が略50%上昇したことを示している。
図2に示す光学フィルム3は、上述の通り、垂直面における出射角の範囲が狭くなる。一方、光学フィルム3は、水平方向の出射角の範囲については、変更するものではない。しかしながら、光学フィルム3を、垂直方向の出射角の範囲を変更せず、水平方向の出射角の範囲を狭くするように構成してもよい。
図4は、図2に示すタイプの光学フィルム3を示している。図4の光学フィルム3は、図2の光学フィルム3と、プリズム(リッジ)27間の空間が、アルミニウム等の反射性のフィル137aで充填されている点で異なっている。図4の構成では、これらの空間は、光学フィルム3の入射面が、効果的に平面化されるように充填される。従って、フィル137aの入射光は、反射され、再びバックライト1に導くことができる一方、透過性の第2ファセット31に入射する光は、図2の構成で説明したように伝搬する。
図4に示す光学フィルム3は、隣接するプリズム27間のギャップ(溝)が、無反射性のフィル137bで充填されている構成としてもよい。この無反射性のフィル137bの材料は特に限定されるものではなく、例えば、光学フィルム3の表面を平面化する、または略平面化する材料であっても良く、例えば、透過性、非透過性材料を用いることができる。さらに、この構成では、無反射性のフィル137bの表面は、例えば、鏡面反射膜137cで覆われ、鏡面反射膜137cへの入射光が、バックライト1に直接反射されるように構成されている。
図5は、矢印2で示す方向のバックライト1からの光が入射される平面状の主入射面が形成された基板55を備えた本実施の形態の他の光学フィルム3を示している。一方、ベ基板55の出射面には、複数のプリズム47の一次元配列からなる表面突起部が形成されており、各プリズム47の側面に第1ファセット49及び第2ファセット51がそれぞれ形成されている。これらのプリズム47は、互いに第3ファセット(透過面、ギャップ)53によって分離されている。第1ファセット49及び第2ファセット51は、鏡面反射膜57・59で覆われ反射するように構成されている。第3ファセット53は、透過面である。
曲線61は、光学フィルム3を省いた構成におけるバックライト1の光学的性能として、出射角度と、正規化輝度との関係を示している。一方、曲線63は、図5の光学フィルム3を備えた構成における光学的性能を示している。
上記の構成によれば、光学フィルム3の出射面からの、マイナス方向に−35°より大きい角度で出射される光、および+60°より大きい角度で出射される光は、ないかあっても極僅かであるため、上記構成を乗物に用いた場合、乗物のウィンドウに導かれる光は無いかあっても極僅かであり、乗物のフロア方向へ導かれ使用されず無駄に消費される光は極僅かとなる。曲線63は、光の再利用されない場合の光学的性能を示すものであるが、光の再利用される場合を考慮すると、所定の入射光に対する画像の明度、光学フィルム3を備えないバックライト1に比べ、出射視野角の点で大幅に向上させることができる。
図7は、略平面状に形成された入射面と、出射面上に形成された表面突起部とを有するベース基板73を備えた他の光学フィルム3を示している。上記表面突起部は、複数のプリズム(リッジ)65の一次元配列からなり、各プリズム65は、第1ファセット67及び第2ファセット69を備え、隣接するプリズム65が、透過面(ギャップ)により離間されている。第1ファセット67・第2ファセット69は、鏡面反射膜75・77で覆われており、両面が鏡面反射するように構成されている。
図8は、略1.49の屈折率を有するアクリルポリマーを用いた光学フィルム3の光学的性能を示している。プリズム65は、45ミクロンの高さh1を有し、透過面71は、28ミクロンの幅である。第1ファセット67及び第2ファセット69は、この平面と垂直な反対側の平面6に対して、77.5度の角度を持つように形成されている。曲線79は、光学フィルム3を省いた場合の光学的性能として、出射角度と規格化輝度との関係を示している。一方、曲線81は、光学フィルム3を備えた構成における光学的性能を示している。本実施の形態では、各プリズム65が、線対称に形成されているため、曲線81も線対称となっていおり、−50°よりマイナス方向に大きい角度及び+50°より大きい角度で出射される光は、極僅かとなっている。曲線81も、光の再利用を考慮していない場合の光学的性能を示しているが、光の再利用される場合を考慮すると、表示装置の視野角範囲内で画像の明度を向上させることができる。
図9は、表面突起部が形成された入射面と、平面状の入射面とを備えた基板89を備えた光学フィルム3を示している。上記表面突起部は、複数のプリズム(リッジ)83の一次元配列からなり、隣接する各プリズム83同士が接触するように連続して設けられている。各プリズム83は、第1ファセット85および第2ファセット87を有している。第1ファセット85は、鏡面反射膜91で覆われており、両面反射性を有している。一方、第2ファセット87は透過面である。
図10は、略1.49の屈折率を有するアクリルポリマーを用いた図9に示す光学フィルム3を備えた場合の光学的性能を示している。図9に示す各プリズム83は、45ミクロンの高さh1に形成されている。第1ファセット85と第2ファセット87とは、それぞれ、第1方向(方向4)に対し、70°と20°の角度を持つように形成されている。
曲線91は、光学フィルム3を省いた場合のバックライト1の光学的性能として、出射角度と規格化輝度との関係を示している。一方、曲線95は、光学フィルム3を備えた場構成で、光の再利用を考慮しない場合における光学的性能を示している。図10のグラフに示すように、−45°よりもマイナス方向に大きい角度で出射される光を、鋭く遮断することができ、この出射角範囲での光の漏れはほとんどない。図9に示す光学フィルム3は、水平方向の他方の側の出射角の影響は少ない。
図11に示すように、光学フィルム3を光の伝搬方向と反対側に用いることもできる。この場合、光学フィルム3の平面状の主表面が、第2方向(矢印2の方向)に伝搬される入射面となり、光学フィルム3における、表面突起部が形成されている側の主表面が、出射面となる。
図12は、略平面状に形成された入射面および表面突起部が形成された出射面とを有する基板73を備えた他の光学フィルム3を示している。表面突起部は、複数のリッジ99の一次元配列からなり、各リッジ99は、第1ファセット101及び第2ファセット103を備えている。隣接するプリズム(リッジ)99同士が接触するように連続して設けられている。各プリズム99は、第1ファセット101および第2ファセット103を有している。上記プリズム99の一次元配列は、基板105上に形成され、各第1ファセット101が、鏡面反射膜107で覆われており、両面反射性を有している。
図13は、略1.49の屈折率を有するアクリルポリマーを用いた図12に示す光学フィルムの光学的性能を示している。プリズム99は、45ミクロンの高さのh1に形成されている。図12に示すように、第1ファセット101と第2ファセット103とは、それぞれ、第1方向(方向6)に対し、45°と90°の角度を持つように形成されている。曲線109は、バックライト1の光学的性能として、出射角度と、規格化された輝度との関係を示している。曲線111は、図12に示す光学フィルム3を用いた場合であって光の再利用は考慮しない場合の光学的性能を示している。一方、曲線113は、図12に示す光学フィルム3を用い、光の再利用を考慮した場合の光学的性能を示している。
このグラフに示す曲線111および113は、光学フィルム3を用いない場合に比べ、出射角度に対し、輝度が急峻に変化することを示しており、−40°より大きい角度で出射される光については、光学フィルム3からのほとんど光漏れがないことを示している。
図14に示す光学フィルム3は、出射面に形成された表面突起部は、平坦化されている。具体的には、表面突起部は、平坦層121によって平坦化される。平坦層121に用いる透過材料については、適宜選択することができる。
図15に示す構成では、図12の光学フィルム3を、光の伝搬方向と反対側に設けている。この場合、バックライト1からの光は、表面突起部が形成された入射面(主表面)に入射され、光学フィルム3の略平面状の主表面から出射される。
図16に示す光学フィルム3は、図12に示す光学フィルム3とは、ファセット101が、部分的にしか反射ミラー115で覆われていない点で異なっている。ファセット101の反射ミラー115で覆われていないは、透過性を有しており、水平方向のストライプ状に形成された部分のみが、両面反射性を有するように形成されている。
図17のグラフにおいて、曲線117は、バックライト1の光学的性能を示し、曲線119は、図16に示す光学フィルム3の光学的性能を示している。図17のグラフに示すように、−45°より大きい角度で出射される光はほとんどなく、角度に対し、輝度が急峻に変化している。曲線119は、光の再利用を考慮していない場合の光学的性能を示しているが、光の再利用を考慮した場合、所望の視野角の範囲内での輝度については、光学フィルム3を備えた構成に劣らない輝度が期待できる。
以上説明した光学フィルム3では、すべてのファセットが平面状に形成されている。しかしながら、本実施の形態は、これに限らず、例えば、図18(a)および図18(b)に示すように、曲面状のファセットが形成された構成としてもよい。図18(a)の光学フィルム3は、平面状の主入射面と、隣接するリッジまたはプリズム129が、ギャップ129によって離間するように形成されたリッジまたはプリズム123の一次元配列として、表面突起部が形成された主出射面を有している。第1ファセット125および第2ファセット127は、曲面状に形成されている。特に、第1ファセット125および第2ファセット127は、それぞれ、両面が鏡面反射するように鏡面反射膜133および135で覆われている。
図18(b)に示す光学フィルム3は、ベース基板131が、平面状の入射面と、溝の一次元配列123からなる表面突起部が形成された出射面ベース基板132を有している点で図18(a)に示す光学フィルムと異なっている。各溝は、曲面状の形成された第1ファセット125および第2ファセット127とを有している。第1ファセット125および第2ファセット127は、例えば、円柱ストライプを形成するように凸(コンベックス)状に形成されている。第1ファセット125および第2ファセット127とは、両面が鏡面反射するように鏡面反射膜133・135で覆われている。
図19は、平面状の入射面と、複数のプリズム124の一次元配列からなる表面突起部が形成された出射面とを備えた光学フィルム3を示している。複数のプリズム124は、連続して形成されており、ファセット126・128が形成されている。ファセット128は、ミラーコートで覆われており、両面が鏡面反射するように構成されている。プリズム124の断面は、直角二等辺三角形に形成されている。
以上の構成により、上記光学フィルムは、垂直面の出射角に影響を与えることなく、一平面での出射角を小さくすることができる。また、2つの直交する面における出射角を制御するためには、図20(a)に示すように、1対の直交する光学フィルム3を用いてもよい。第1表面突起部140を備えた第1光学フィルム3aが、上記バックライト1に隣接して設けられており、垂直面での出射角がより制限されており、少なくとも出射角範囲の下限値または上限値側で出射された光を比較的鋭く遮断できるように配置されている。
第2光学フィルム3bは、水平方向の面における出射角度を制限する複数のプリズム(リッジ)の一次元配列を備えている。例えば、光学フィルム3aは、水平方向から30°で、光を鋭く遮断することができる。一方、光学フィルム3bは、水平方向から対称に45°での光を遮断することができる。
図20(a)に示す構成では、第1表面突起部140および第2表面突起部141は、それぞれ別の光学フィルム3a・3bに設けられているが、単一の光学フィルムに設ける構成としてもよい。図20(b)は、光学フィルム3の対向する主表面に、それぞれ第1表面突起部140および第2表面突起部141が形成された構成を示している。第1表面突起部140および第2表面突起部141には、それぞれプラズマ(リッジ)の一次元配列が形成されており、これらのプラズマ(リッジ)は、互いに直交する方向に形成されている。
図21は、単一の光学フィルム3による垂直および水平方向の出射角度を制御する構成を示している。図21に示す構成では、光学フィルム3は、平面状の入射面と、出射面状に形成された表面突起部を有している。表面突起部は、二次元または「クリスクロス」のリッジパターンを有している。図21の構成は、図20(a)に示す各光学フィルム3aと3bとを組み合わせて単一の表面突起構造としたものである。この構成によれば、垂直方向および水平方向の平面の同一または異なる出射光を制御することができる。
他の表示装置としては、少なくとも1つの制限された視野範囲または視野窓が形成された表示装置が知られている。例えば、バックライトまたは空間位相変調器dを、視差バリアまたはレンズ状スクリーン等の視差生成素子と組み合わせた構成が知られている。バックライト1を、空間光変調構造と組み合わせることにより、図22に示すように、表示された画像を見るための一次視野窓と、望ましくない2次視野窓を形成することができる。上述した光学フィルムを用いることにより、望ましくない2次ウインドウへ入射する光を遮断することにより、該2次ウインドウを低減または防止することができる。これにより、例えば、独立した複数の画像を異なるビューアに表示するマルチビュー表示装置、立体的に関連する画像を表示するオートステレオスコーピック表示装置において、光学的性能の向上を図ることができる。
以上のように、本発明の光学フィルムの構成によれば、光の伝搬角度により、光を鋭く遮断することができる。これにより、表示視野角を制御したり、望ましくない視野角領域に出射される光を大幅に減少させることができる。例えば、フロントガラスからの望ましくない反射を防止または抑制することができる。また、所望の視野角領域に入射されなかった光を再度所望の視野角領域に導くことができるため、光の利用効率の向上を図ることができる。遮断された光も、例えば、バックライト構造に戻され再利用される。この戻り光は、光学フィルムに再度導かれ、少なくとのその一部が、所望の入射角範囲で入射される。この結果、画像の明度を向上させることができ、光の入力パワーを低減することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の光学フィルムは、例えば、マルチビュー表示装置、オートステレオスコーピック表示装置等に用いることができる。
本発明の一実施例にかかる光学フィルム、照明装置および表示装置の断面形状を示す説明図である。 本発明の他の実施例にかかる光学フィルムの断面形状を示す説明図である。 図3に示す光学フィルムの性能として、任意のユニットにおける光強度と、垂直方向の面における出射角との関係を示すグラフである。 図2に示す光学フィルムの変形例の断面構造を示す説明図である。 本発明の他の実施例に係る光学フィルムの断面構造を示す説明図である。 図5に示す光学フィルムの性能として、任意のユニットにおける光強度と、垂直方向の面における出射角との関係を示すグラフである。 本発明の他の実施例に係る光学フィルムの断面構造を示す説明図である。 図7に示す光学フィルムの性能として、任意のユニットにおける光強度と、垂直方向の面における出射角との関係を示すグラフである。 本発明の他の実施例に係る光学フィルムの断面構造を示す説明図である。 図9に示す光学フィルムの性能として、任意のユニットにおける光強度と、垂直方向の面における出射角との関係を示すグラフである。 図9に示す光学フィルムの光の伝搬方向と反対側の使用を説明する説明図である。 本発明の他の実施例に係る光学フィルムの断面構造を示す説明図である。 図12に示す光学フィルムの性能として、任意のユニットにおける光強度と、垂直方向の面における出射角との関係を示すグラフである。 図2に示す光学フィルムの変形例の断面構造を示す説明図である。 図9に示す光学フィルムの光の伝搬方向と反対側の使用を説明する説明図である。 図12に示す構成と同様の構成の本発明の他の実施例に係る光学フィルムの断面構造を示す説明図である。 図16に示す光学フィルムの性能として、任意のユニットにおける光強度と、垂直方向の面における出射角との関係を示すグラフである。 本発明の他の実施例に係る光学フィルムの断面構造を示す説明図である。 本発明の他の実施例に係る光学フィルムの断面構造を示す説明図である。 本発明の他の実施例に係る光学フィルムの断面構造を示す説明図である。 本発明の一実施例に係る照明装置の概略構成を示す説明図である。 本発明の他の実施例に係る光学フィルムの断面構造を示す説明図である。 本発明の他の実施例に係る照明装置の概略構成を示す説明図である。 本発明の実施例の光学フィルムの性能として、任意のユニットにおける光強度と、垂直方向の面における出射角との関係を示すグラフである。
符号の説明
1 バックライト
3 光学フィルム
3a 第1光学フィルム(光学フィルム)
3b 第2光学フィルム(光学フィルム)
5 表示パネル
15 反射面
17 反射面
19 プリズム(リッジ)
23 基板
25 表示装置
27 プリズム(リッジ)
29 第1ファセット
31 透過面
37 反射ミラー
33 第3ファセット
35 基板
37 反射面
39 反射ミラー(反射面)
47 プリズム
53 第3ファセット(透過面)
55 基板
57 鏡面反射膜(反射面)
59 鏡面反射膜(反射面)
65 プリズム
71 透過面(ギャップ)
73 基板
75 鏡面反射膜(反射面)
77 鏡面反射膜(反射面)
83 プリズム
85 第1ファセット
87 第2ファセット
87 透過面
89 基板
91 鏡面反射膜(反射面)
99 プリズム
103 反射面
107 鏡面反射膜(反射面)
115 反射ミラー(反射面)
121 平坦層
126 ファセット(反射面)
129 プリズム(反射面)
133 反射面
134 反射面
135 反射面
137a フィル
137b フィル
137c 鏡面反射膜
140 表面突起部
141 表面突起部

Claims (40)

  1. 光源からの光が入射される入射面と、該光の出射面との少なくとも何れか一方に表面突起部が形成され、屈折率1以上の材料からなり、光透過性の基板を備えた光学フィルムであって、
    上記表面突起部は、ミラー構造を備え、
    上記ミラー構造が、
    複数の透過面からなる第1透過グループと、
    上記基板の材料に対し、鏡面反射する複数の反射面からなる第1反射グループとを含み、
    各透過面と各反射面とが、上記光の伝搬方向に直交する第1方向に交互に設けられており、
    上記複数の反射面は、すべて、上記第1方向と角度を持つように形成され、さらに、該複数の反射面のいくつかは、上記光の伝搬方向である第2方向とも角度を持つように形成されており、
    上記入射面から上記出射面へ伝搬する光のうち、上記第2方向に対し第1入射角範囲で入射され、反射せずに伝搬する光は、上記第2方向に対し第1出射角範囲で上記出射面から出射される一方、上記第1入射角範囲から、上限値側または下限値側にずれた入射角範囲である第2入射角範囲で入射され、上記ミラー構造で反射され伝搬する光は、上記第2方向に対し第2出射角範囲で出射され、
    上記第1出射角範囲と、上記第2出射角範囲とが、一部重なっていることを特徴とする光学フィルム。
  2. 上記第1入射角範囲と、上記第2入射角範囲とが連続した範囲であることを特徴とする請求項1に記載の光学フィルム。
  3. 上記光学フィルムを伝搬する光のうち、上記第2方向に対し、上記第1入射角範囲から該第1入射角範囲の上記下限値側または上記上限値側のうち上記第2入射角範囲と異なる側にずれた第3入射角範囲で入射され、上記ミラー構造で反射される光は、上記第2方向に対し、第3出射角範囲から出射され、
    上記第3出射角範囲と、上記第1出射角範囲とは、一部重なっていることを特徴とする請求項1または2に記載の光学フィルム。
  4. 上記第1入射角範囲と、上記第3入射角範囲とが連続した範囲であることを特徴とする請求項3に記載の光学フィルム。
  5. 上記各反射面は、上記出射面からの出射光を遮断し、所定の出射角範囲外から出射されないように設けられていることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の光学フィルム。
  6. 上記各反射面は、上記遮断した光を、上記入射面から再び反射するように設けられていることを特徴とする請求項5に記載の光学フィルム。
  7. 上記第2出射面が、第1表面突起部を有し、上記各反射面が、上記遮断された光を上記基板を通じて反射し上記入射面側へ戻すことを特徴とする請求項6記載の光学フィルム。
  8. 上記入射面が、上記第1表面突起部を有することを特徴とする請求項6記載の光学フィルム。
  9. 上記複数の反射面が、溝を規定する第1および第2反射面を含むことを特徴とする請求項8記載の光学フィルム。
  10. 上記入射面は、上記第1表面突起部を有し、上記複数の反射面が、溝を規定する第1および第2反射面を含むことを特徴とする請求項10記載の光学フィルム。
  11. 上記各溝が、反射性のフィルで充填されていることを特徴とする請求項10記載の光学フィルム。
  12. 上記各フィルが、上記基板と反対側に設けられた鏡面反射面を有していることを特徴とする請求項11記載の光学フィルム。
  13. 上記溝は、非反射性のフィルで充填されていることを特徴とする請求項10記載の光学フィルム。
  14. 上記フィルは、透過性であることを特徴とする請求項13記載の光学フィルム。
  15. 上記各フィル上に、鏡面反射膜が形成されていることを特徴とする請求項13または14記載の光学フィルム。
  16. 上記第1表面突起部は、複数のリッジの一次元配列からなることを特徴とする請求項1ないし8の何れかに記載の光学フィルム。
  17. 各リッジが、長さ方向の大きさおよび形状が一定に形成されていることを特徴とする請求項16記載の光学フィルム。
  18. 上記複数のリッジが連続して形成されていることを特徴とする請求項17記載の光学フィルム。
  19. 上記各リッジが、第1透過面と、該第1透過面に向かってテーパ状に形成された第1および第2反射面とを備えていることを特徴とする請求項16ないし18の何れかに記載の光学フィルム。
  20. 上記各リッジは、三角形の断面形状を有していることを特徴とする請求項17または18記載の光学フィルム。
  21. 上記各リッジは、反射面を有し、上記複数のリッジが、上記各透過面によって離間されていることを特徴とする請求項20記載の光学フィルム。
  22. 上記複数のリッジは、連続して形成されており、各リッジが、透過部と、上記複数の反射面うちの1反射面と、上記複数の透過面の1透過部とからなることを特徴とする請求項20記載の光学フィルム。
  23. 上記ミラー構造が、
    複数の透過面からなる第2透過グループと、
    上記基板の材料に対し、鏡面反射する複数の反射面からなる第2反射グループとを含み、
    各透過面と各反射面とが、上記光の伝搬方向に直交する第1方向に交互に設けられており、
    上記複数の反射面は、すべて、上記第1方向と角度を持つように形成され、さらに、該複数の反射面のいくつかは、上記光の伝搬方向である第2方向とも角度を持つように形成されており、
    上記入射面から上記出射面へ伝搬する光のうち、上記第2方向に対し第4入射角範囲で入射され、反射せずに伝搬する光は、上記第2方向に対し第4出射角範囲で上記出射面から出射される一方、上記第1入射角範囲から、上限値側または下限値側にずれた入射角範囲である第5入射角範囲で入射され、上記ミラー構造で反射され伝搬する光は、上記第2方向に対し第5出射角範囲で出射され、
    上記第4出射角範囲と、上記第5出射角範囲とが、一部重なっていることを特徴とする請求項1ないし22の何れかに記載の光学フィルム。
  24. 上記第1表面突起部が、リッジの2次元配列を含むことを特徴とする請求項23記載の光学フィルム。
  25. 上記第4入射角範囲と、上記第5入射角範囲とが連続した範囲であることを特徴とする請求項23または24記載の光学フィルム。
  26. 上記光学フィルムを伝搬する光のうち、上記第2方向に対し、上記第4入射角範囲から該第1入射角範囲の上記下限値側または上記上限値側のうち上記第6入射角範囲と異なる側にずれた第6入射角範囲で入射され、上記ミラー構造で反射される光は、上記第2方向に対し、第6出射角範囲から出射され、
    上記第6出射角範囲と、上記第4出射角範囲とは、一部重なっていることを特徴とする請求項23ないし25の何れかに記載の光学フィルム。
  27. 上記第4入射角範囲と、上記第6入射角範囲とが連続した範囲であることを特徴とする請求項26記載の光学フィルム。
  28. 上記第1表面突起部が、平坦化されていることを特徴とする請求項1ないし27の何れかに記載の光学フィルム。
  29. 上記入射面および上記出射面の一方に、第2表面突起部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし28の何れかに記載の光学フィルム。
  30. 上記第2表面突起部を構成するすべての面が透過性であることを特徴とする請求項29の何れかに記載の光学フィルム。
  31. 上記第2表面突起部が、平坦化されていることを特徴とする請求項29の何れかに記載の光学フィルム。
  32. 上記複数の反射面は、平坦化された反射面を含み、
    上記複数の透過面は、平坦化された透過面を含むことを特徴とする請求項1ないし31の何れかに記載の光学フィルム。
  33. 上記複数の反射面は、曲面上の反射面を含み、
    上記複数の透過面は、曲面状の透過面を含むことを特徴とする請求項1ないし32の何れかに記載の光学フィルム。
  34. 上記入射面が、上記第1表面突起部を含み、上記曲面が、凸状に形成されていることを特徴とする請求項33に記載の光学フィルム。
  35. 上記出射面が、上記第2表面突起部を含み、上記曲面が、凹状に形成されていることを特徴とする請求項33に記載の光学フィルム。
  36. 上記入射面と、上記出射面とは、略並行に設けられていることを特徴とする請求項1ないし35に記載の光学フィルム。
  37. 請求項1ないし36の何れかに記載の光学フィルムと、
    出射面が形成された光源とを含み、
    上記光学フィルムが、上記光源に隣接して設けられていることを特徴とする照明装置。
  38. 上記反射面は、上記光源からの光の一部を反射して、再び上記光源に導き、上記光源は、該反射光の一部を上記光学フィルムに導くことを特徴とする請求項37に記載の照明装置。
  39. 請求項37または38記載の照明装置と、空間位相変調器とを備えたことを特徴とする表示装置。
  40. 上記光学フィルムは、上記出射面と、上記空間位相変調器との間に設けられたことを備えたことを特徴とする請求項39に記載の表示装置。
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