JP2007162986A - 二次循環冷却システム - Google Patents

二次循環冷却システム Download PDF

Info

Publication number
JP2007162986A
JP2007162986A JP2005357624A JP2005357624A JP2007162986A JP 2007162986 A JP2007162986 A JP 2007162986A JP 2005357624 A JP2005357624 A JP 2005357624A JP 2005357624 A JP2005357624 A JP 2005357624A JP 2007162986 A JP2007162986 A JP 2007162986A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
primary
heat transfer
cooling system
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005357624A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Fukushima
正人 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP2005357624A priority Critical patent/JP2007162986A/ja
Publication of JP2007162986A publication Critical patent/JP2007162986A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】二次冷媒として環境への影響が小さく不燃性であり、特に低温における圧力損失が小さく、熱伝達係数の大きな組成物を用いた二次循環冷却システムの提供。
【解決手段】一次冷媒を用いる一次冷却手段1、二次冷媒を用いる二次循環冷却手段13、および一次冷媒と二次冷媒との熱交換を行う熱交換手段6を備える二次循環冷却システムであって、二次冷媒として、C、C13HおよびC13等のC2n+1−C2m+1で表される化合物(ただし、nは2〜8の整数であり、mは0〜4の整数である。)の一種以上を用いることを特徴とする二次循環冷却システム。
【選択図】図1

Description

本発明は、二次循環冷却システムに関する。
一般的な冷却装置は、冷凍サイクル内を循環する冷媒により間接的に対象物を冷却するシステムで構成されている。従来、上記冷媒としてはクロロジフルオロメタン等のハロゲン誘導体が一般に使用されているが、これらの多くは構造中に塩素原子を含む化合物であり、オゾン層破壊に関係があるとされ、段階的に廃止されている。
さらに、上記冷媒としてアンモニアや炭化水素類、二酸化炭素等を用いることが検討されているが、これらは毒性、引火性、腐食性等の安全性の問題や運転圧力が高くなる、エネルギー効率が劣る等の理由より商業的な利用が困難である。これらの問題点を改善する目的から、一次冷却手段と二次循環冷却手段とを備える二次循環冷却システムが使用されている。これは、一次冷却手段においては、アンモニアや炭化水素類等を熱伝達媒体(一次冷媒)として用い、二次循環冷却手段においては、環境への影響が小さく、より安全性の高い熱伝達媒体(二次冷媒)を用い、熱交換器により一次冷媒と二次冷媒とを非接触で熱エネルギー交換するシステムである。
二次冷媒としては、伝熱特性、流動性、防食性、安定性および安全性等に優れることが要求される。従来から使用されている二次冷媒としては、塩化カルシウム、塩化ナトリウム等の水溶液や、エチレングリコール、プロピレングリコール等のグリコール類、アルコール類、ポリジメチルシロキサン、炭化水素類やクロロフルオロカーボン(CFC)類やハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)類、PFC類が挙げられる。
しかし、CFC類やHCFC類は、環境残留性やオゾン層の破壊に関係があるとされるため、段階的に廃止されつつある。PFC類は地球温暖化係数が高く、排出を抑制する必要がある。一方、塩化カルシウムや塩化ナトリウムの水溶液やグリコール類、アルコール類等は腐食性がある、安全性が十分ではない、大きな輸送動力が必要とされる等、何れもいくつかの問題点を有している。
一方、特許文献1には、HFC類の一種である1−ヒドロ−n−ペルフルオロヘキサンが、伝熱剤として、特に冷却剤および絶縁材料として適当であると記載されているが、二次冷媒としての使用可能性を示唆するものではない。
特開平6−287550号公報(段落番号0004〜0006)
本発明は、不燃性で環境への影響が小さく、低温から高温まで使用できる熱伝達媒体であって、圧力損失が小さく熱伝達係数の大きな媒体を2次冷媒として用いた二次循環冷却システムの提供を目的とする。
本発明は、一次冷媒を用いる一次冷却手段、二次冷媒を用いる二次循環冷却手段、および一次冷媒と二次冷媒との熱交換を行う熱交換手段を備える二次循環冷却システムであって、二次冷媒として、下記式1で表される化合物の一種以上を用いることを特徴とする二次循環冷却システム(ただし、式1においてnは2〜8の整数であり、mは0〜4の整数である。)を提供する。
2n+1−C2m+1 ・・・式1
本発明において二次冷媒として用いる組成物は循環される際の圧力損失が小さいことから、二次循環冷却システムを作動させる場合に、循環ポンプ動力を低減することが可能となり、消費電力の低減、効率化が図られる。また、本発明において二次冷媒として用いる組成物は熱伝達係数が大きいことから、伝熱面積の低減、さらには機器の小型化が可能となる。
本明細書中において、「一次冷却工程」という用語は、二次循環冷却工程と安定的に熱エネルギー交換する熱源を維持する工程をいう。
「一次冷媒」という用語は、一次冷却工程中で使用される熱伝達媒体を指す。
「二次循環冷却工程」という用語は、一次冷却工程から熱エネルギーを伝達するために、一次冷却工程とは別の熱伝達媒体が循環する工程を指す。
「二次冷媒」という用語は、二次循環冷却工程中の熱伝達媒体を指す。
本発明の二次循環冷却システムでは、一次冷却手段において、二次冷媒を冷却するために用いる一次冷媒を冷却する。次いで、熱交換手段において一次冷媒と二次冷媒との熱交換を行い、冷却された二次冷媒は二次循環冷却手段へ送り、熱エネルギーを受け取った一次冷媒は一次冷却手段に戻す。二次循環冷却手段では、低温の二次冷媒をポンプ等で冷却器に強制的に循環させることにより、被冷却物を間接的に冷却する。
本発明における二次冷媒としては、前記式1で表される化合物の一種以上が用いられる。この化合物は環境に与える影響は小さいが、循環される際の圧力損失が小さく、熱伝達係数が高いことから熱伝達媒体として好適である。式1で表される化合物の構造は直鎖または分岐状のどちらであってもよいが、直鎖である化合物がより好ましい。式1で表される化合物としては、CH、CH等が挙げられるが、特には、nが4〜6の整数であり、mが0または2である化合物が好ましく、具体的には、C、C13HおよびC13が好ましい。
本発明における熱伝達媒体としては、その特性を十分に発現するという観点から、熱伝達媒体における上記化合物の含有割合が60質量%以上、特には80質量%以上、さらには95質量%以上であるものを用いるのが好ましい。
また、本発明における二次冷媒としては、式1で表される化合物と、炭素数1〜4のアルコールとを含有する組成物を用いることが好ましい。この組成物は、熱伝達特性および圧力損失の点で優れる。
炭素数1〜4のアルコールとしては、特には、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノールおよびn−ブタノールが好ましい。
また、上記組成物において、式1で表される化合物の含有割合は90〜99質量%であり、炭素数1〜4のアルコールの含有割合は1〜10質量%であるのが好ましい。各々の含有割合が上記範囲である場合は、熱伝達特性および圧力損失の点で優れた性能を示すとともに、不燃性となるため取り扱いが容易である。
本発明における二次冷媒は、さらに、従来、熱伝達媒体として用いられている化合物の1つ以上を含有していてもよい。このような熱伝達媒体としては、塩化メチレン、トリクロロエチレン等のクロロカーボン類、1,1−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエタン、1,1−ジクロロ−1−フルオロエタン、3,3−ジクロロ−1,1,1,2,2−ペンタフルオロプロパン、3,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン等のHCFC類が挙げられる。
また、本発明における二次冷媒は、ジフルオロメタン、1,1,1,2−テトラフルオロエタン、1,1,1−トリフルオロエタン、1,1−ジフルオロエタン、1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン、1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン、1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン、1,1,1,2,2,3,4,5,5,5−デカフルオロペンタン、1,1,2,2,3,3,4−ヘプタフルオロシクロペンタン等のHFC類や、1,1,2,2−テトラフルオロエチル−2,2,2−トリフルオロエチルエーテルや、パーフルオロプロピルメチルエーテル(COCH)、パーフルオロブチルメチルエーテル(COCH)およびパーフルオロブチルエチルエーテル(COC)等が例示される。
これらの、さらに含有してもよい化合物は、本発明の効果を著しく低下させない範囲であれば使用できる。上記化合物の好ましい含有割合は化合物により異なるが、通常30質量%以下、好ましくは20質量%以下の範囲とする。
本発明の熱伝達媒体は、熱や酸化物に対する安定性は高いが、特に耐酸化性向上剤および耐熱性向上剤、金属不活性剤等の安定剤を含むことにより熱や酸化物に対する安定性が顕著に高くなる。
耐酸化性向上剤および耐熱性向上剤としては、例えばN,N’−ジフェニルフェニレンジアミン、p−オクチルジフェニルアミン、p,p’−ジオクチルジフェニルアミン、N−フェニル−1−ナフチルアミン、N−フェニル−2−ナフチルアミン、N−(p−ドデシル)フェニル−2−ナフチルアミン、ジ−1−ナフチルアミン、ジ−2−ナフチルアミン、N−アルキルフェノチアジン、6−(t−ブチル)フェノール、2,6−ジ−(t−ブチル)フェノール、4−メチル−2,6−ジ−(t−ブチル)フェノール、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)およびそれらの2種類以上の組合せ等が挙げられる。
金属不活性剤としては、イミダゾール、ベンズイミダゾール、2−メルカプトベンズチアゾール、2,5−ジメチルカプトチアジアゾール、サリシリジン−プロピレンジアミン、ピラゾール、ベンゾトリアゾール、トルトリアゾール、2−メチルベンズアミダゾール、3,5−イメチルピラゾールおよびメチレンビス−ベンゾトリアゾール等が挙げられる。さらに、有機酸またはそれらのエステル、第1、第2または第3級の脂肪族アミン、有機酸または無機酸のアミン塩、複素環式窒素含有化合物、アルキル酸ホスフェートのアミン塩またはそれらの誘導体等が挙げられる。
上記安定剤の含有割合は、通常、熱伝達媒体用組成物中において5質量%以下であり、1質量%以下であるのが好ましい。
本発明における一次冷却手段は、冷凍サイクルによる冷却工程に限らず、温度を安定的に熱エネルギー交換する熱源を提供できる工程を有していればよく、本発明における一次冷媒は、それ自身が他の一次冷媒を用いて冷却された二次冷媒であってもよい。したがって、本発明で使用される一次冷媒としては、主に冷凍サイクル等に利用できる一般的な冷媒や二次冷却されたブラインが使用できる。具体的には、ギ酸、塩化カルシウムの水溶液、塩化ナトリウムの水溶液、アルコール、グリコール、アンモニア、炭化水素、エーテル、フルオロカーボン等が挙げられる。
二次循環冷却システムによって、陳列している商品を冷却する典型的な例を図1に示す。一次冷却手段1では、一次冷却手段を循環する一次冷媒がコンプレッサー3で圧縮され、凝縮器4にて熱を放出し、液化冷却される。この一次冷媒が膨張弁5を通過し、一次/二次熱交換器6にて、二次冷媒から熱を間接的に受け取る。その後、一次冷媒は蒸発器により適度に冷却され再度コンプレッサー3へ戻る。
一次/二次熱交換器6にて、一次冷媒により間接的に冷却された二次冷媒は、二次循環冷却用循環ポンプ7によって二次冷媒循環配管11を通じて陳列ケース12内にある各冷却板8へ送られる。冷却板8は陳列ケース12内の雰囲気や商品9を冷却し、その際、二次冷媒は熱を吸収する。その後、二次冷媒は、二次循環冷却戻り配管10によって一次/二次熱交換器6に戻り、再び冷却される。二次冷媒は二次循環冷却用循環ポンプ7によって循環する。このように、二次循環冷却システムにおいては、二次冷媒が二次ループ内を循環ポンプにて移動しながら熱移動を行うことになる。
熱交換を効率的に行うためには、熱伝達係数が大きいことが好ましい。円管内の平均熱伝達係数は、乱流域においては、ヌッセルト数、レイノルズ数、プラントル数の関係を示す下式2から導くことにより、下記式2−1であらわすことができる。
Nu=0.023Re0.8Pr0.4 ・・・ 式2
式2において、各符号は下記のとおりである。
Nu(ヌッセルト数)=hd/λ、
Re(レイノルズ数)=dG/η、
Pr(プラントル数)=Cη/λ。
h:熱伝達係数(W/(m・K))、d:管径(m)、λ:熱伝導率(W/(mK))、G:質量速度(kg/(m・s))、η:粘度(kg/(m・s))、C:定圧比熱(J/(kg・K))。
h=0.023(dG/η)0.8(C/λ)0.4(λ/d) ・・・ 式2−1
同一管径、同一流速においては、平均熱伝達係数は、二次冷媒の熱伝導率、比熱、粘度、密度に依存する。この平均熱伝達係数は高い程、効率的に熱伝達を行うことが可能となり、機器の小型化が可能となる。
二次冷媒は二次ループ内を循環するために必要とされる循環ポンプ動力に影響を与える因子として圧力損失がある。圧力損失△ρは下記式3で表される。式3において、fは摩擦係数、ρは密度(kg/m)、uは速度(m/s)、lは管の長さ(m)、dは管径(m)である。
△p=4f(ρu/2)(l/d) ・・・ 式3。
同一の吸入、吐出圧力条件においては、配管内の圧力損失が小さい方が小さい循環ポンプ動力で仕事をすることができ、効率的である。式3中の摩擦係数fは、乱流域においては、平滑管や銅管や鋳鉄管等平滑管に近いものに対しては下記式4で表すことができる。式4において、Reはレイノルズ数である。
f=0.0791Re−1/4 ・・・ 式4
従って、圧力損失は二次冷媒の粘度と密度に依存する。本発明において用いられる二次冷媒は、適度な粘度と密度を有することから圧力損失が小さく、かつ、熱伝達係数が大きい。
<例1〜3、例4〜6(比較例)>
1)標準沸点と凝固点
本発明の実施例であるn−C(例1)、n−C13H(例2)およびn−C13(例3)の基礎特性を、比較例であるC14(例4)、C18(例5)および水(例6)と対比して表1に示す。表1より、本発明において用いる媒体は凝固点が極めて低く、二次冷媒として使用できる作動温度範囲が広範囲にわたることが理解できる。特にn−C13(例3)は、例5および例6と比較し、作動可能温度が広範囲であることがわかる。また、例1〜3の化合物は何れも水素を含有するため、大気中での寿命がより短命であり、地球温暖化への影響を大幅に低減できる。
なお、例4は完全にフッ素化された化合物であり、極めて大きな地球温暖化係数を有しており、地球温暖化の観点から京都議定書にて排出を抑制すべき化合物として規定されているものである。
Figure 2007162986
2)圧力損失と熱伝達係数の算出
n−C、n−C13H、n−C13およびC18について、C14に対する圧力損失相対比P(−80/−70〜150℃の範囲)を各々算出した。
圧力損失相対比P=△p/△p
△p:C14の圧力損失
△p:n−C、n−C13H、n−C13またはC18の圧力損失
△pおよび△pは式3にもとづいて算出した。結果を図2に示す。
また、n−C、n−C13H、n−C13およびC18について、C14に対する熱伝達係数相対比H(−80〜150℃の範囲)を各々算出した。
熱伝達係数相対比 H=h/h
:C14の熱伝達係数
:n−C、n−C13H、n−C13またはC18の熱伝達係数
およびhは、式2−1にもとづいて算出した。結果を図3に示す。
なお、密度ρおよび粘度ηは文献値および自社で測定した値を用い、定圧比熱Cおよび熱伝導率λは物質構造から推算して仮定した。管径d、長さlおよび速度uについてはどのケースにおいても同一と仮定した。
図2において、n−Cは、比較例であるC18およびC14よりも図に示した全ての温度領域で圧力損失が小さく、一方、n−C13Hおよびn−C13は、C14とほぼ同等の圧力損失であるが、C18よりも大幅に圧力損失が低下していることがかわる。
一方、図3において、n−C、n−C13Hおよびn−C13は、比較例であるC18およびC14と対比すると、n−C13 −50℃前後の温度域を除き、熱伝達係数が大幅に増加していることがわかる。特にC18との比較においてはその増加の割合が顕著である。
これらの結果より、n−C、n−C13Hおよびn−C13の二次冷媒としての総合的な性能は優れたものであるといえる。
[例1−1〜例1−3]
表2に示すn−Cとエタノールとの混合物の圧力損失と伝熱係数を、C14との相対比、またはC18との相対比として算出した。結果を表2に示す。エタノールの混合割合が増加するにしたがい、圧力損失が低下し、一方、伝熱係数は増加していることが理解される。すなわち、エタノールを含有させることにより、二次冷媒としての性能を改善できることが確認された。
Figure 2007162986
[例2−1〜例2−3]
表3に示すn−C13Hとエタノールとの混合物の圧力損失と伝熱係数を、C14との相対比、またはC18との相対比として算出した。結果を表3に示す。エタノールの混合割合が増加するにしたがい、圧力損失はほぼ同等であるが、伝熱係数が増加していることが理解される。特に、高温度域において、増加の割合が顕著である。すなわち、エタノールを含有させることにより、二次冷媒としての性能を改善できることが確認された。
Figure 2007162986
[例3−1〜3−3]
表4に示すn−C13と2−プロパノールとの混合物の圧力損失と伝熱係数を、C18との相対比として表4に示す。50℃においては、2−プロパノールの混合割合が増加するにしたがい、圧力損失が低下し、一方、伝熱係数は大幅に増加していることが理解される。2−プロパノールを含有させることにより、温度が上昇するに伴い、二次冷媒としての性能を大幅に改善できることが確認された。
Figure 2007162986
本発明は、一次冷媒を用いる一次冷却手段、二次冷媒を用いる二次循環冷却手段、および一次冷媒と二次冷媒との熱交換を行う熱交換手段を備える二次循環冷却システムとして有用である。
二次循環冷却システムの一例 14に対する、n−C、n−C13H、n−C13およびC18の圧力損失の相対比 14に対する、n−C、n−C13H、n−C13およびC18の熱伝達係数の相対比
符号の説明
1:一次冷却工程
2:蒸発器
3:コンプレッサー
4:凝縮器
5:膨張弁
6:一次/二次熱交換器
7:二次循環冷却用循環ポンプ
8:冷却板
9:商品
10:二次循環冷却もどり配管
11:二次冷媒循環配管
12:陳列ケース
13:二次循環冷却手段

Claims (4)

  1. 一次冷媒を用いる一次冷却手段、二次冷媒を用いる二次循環冷却手段、および一次冷媒と二次冷媒との熱交換を行う熱交換手段を備える二次循環冷却システムであって、二次冷媒として、下記式1で表される化合物の一種以上を用いることを特徴とする二次循環冷却システム(ただし、式1においてnは2〜8の整数であり、mは0〜4の整数である。)。
    2n+1−C2m+1 ・・・式1
  2. 式1で表される化合物が、C、C13HまたはC13である請求項1に記載の二次循環冷却システム。
  3. 二次冷媒として、式1で表される化合物と、炭素数1〜4のアルコールとを含有する組成物を用いる請求項1または2に記載の二次循環冷却システム。
  4. 上記組成物における、式1で表される化合物の含有割合が90〜99質量%であり、炭素数1〜4のアルコールの含有割合が1〜10質量%である請求項3に記載の二次循環冷却システム。
JP2005357624A 2005-12-12 2005-12-12 二次循環冷却システム Pending JP2007162986A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005357624A JP2007162986A (ja) 2005-12-12 2005-12-12 二次循環冷却システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005357624A JP2007162986A (ja) 2005-12-12 2005-12-12 二次循環冷却システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007162986A true JP2007162986A (ja) 2007-06-28

Family

ID=38246090

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005357624A Pending JP2007162986A (ja) 2005-12-12 2005-12-12 二次循環冷却システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007162986A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008105410A1 (ja) * 2007-02-26 2008-09-04 Asahi Glass Company, Limited 熱サイクル用作動媒体
JP2014098106A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Asahi Glass Co Ltd 二次循環冷却システム用二次冷媒および二次循環冷却システム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11505249A (ja) * 1995-05-16 1999-05-18 ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー 共沸混合物様組成物およびその使用
JP2003507146A (ja) * 1999-08-23 2003-02-25 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー ハロゲン化有機伝熱流体を用いた装置
JP2005502770A (ja) * 2001-09-07 2005-01-27 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 共沸様組成物およびその使用

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11505249A (ja) * 1995-05-16 1999-05-18 ミネソタ マイニング アンド マニュファクチャリング カンパニー 共沸混合物様組成物およびその使用
JP2003507146A (ja) * 1999-08-23 2003-02-25 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー ハロゲン化有機伝熱流体を用いた装置
JP2005502770A (ja) * 2001-09-07 2005-01-27 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 共沸様組成物およびその使用

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008105410A1 (ja) * 2007-02-26 2008-09-04 Asahi Glass Company, Limited 熱サイクル用作動媒体
US8236193B2 (en) 2007-02-26 2012-08-07 Asahi Glass Company, Limited Working medium for heat cycle
JP5471438B2 (ja) * 2007-02-26 2014-04-16 旭硝子株式会社 ランキンサイクルシステム、ヒートポンプサイクルシステムまたは冷凍サイクルシステム用作動媒体
JP2014098106A (ja) * 2012-11-15 2014-05-29 Asahi Glass Co Ltd 二次循環冷却システム用二次冷媒および二次循環冷却システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2092037B1 (fr) Compositions utilisables comme fluide frigorigene
JP6019759B2 (ja) フルオロアルケンを含有する熱伝達媒体
JP5190199B2 (ja) 二次循環冷却システム
JP5062170B2 (ja) ランキンサイクルシステム、ヒートポンプサイクルシステムまたは冷凍サイクルシステム用作動媒体、ならびにランキンサイクルシステム、ヒートポンプサイクルシステムおよび冷凍サイクルシステム
JP6299763B2 (ja) 熱伝達方法および高温ヒートポンプ装置
US9309451B2 (en) Azeotropic mixture-like composition, heat transfer composition, cleaner, high-temperature heat pump device, and heat transfer method
MXPA01010795A (es) Aparato y metodo de refrigeracion rapida de etapas multiples para productos.
US8236193B2 (en) Working medium for heat cycle
JP2014005418A (ja) フッ素化不飽和炭化水素を含む熱伝達媒体
JP6418284B1 (ja) 冷媒を含有する組成物、その使用、それを用いた冷凍方法、及びそれを含む冷凍機
JP2009024152A (ja) 温暖化係数が低いトリフルオロヨードメタンとジフルオロメタンの不燃性組成物
US11306234B2 (en) Composition containing refrigerant and application thereof
WO2015083834A1 (ja) ジフルオロメタン(HFC32)、ペンタフルオロエタン(HFC125)及び1,1,1,2-テトラフルオロエタン(HFC134a)を含む組成物
JP4843939B2 (ja) 二次循環冷却システム
JP2007162986A (ja) 二次循環冷却システム
JP2007192427A (ja) 二次循環冷却システム
US20210355361A1 (en) Refrigerant-containing composition, and refrigerating method, refrigerating device operating method, and refrigerating device using said composition
US10648745B2 (en) Azeotropic working fluids and thermal management systems utilizing the same
JP2012077203A (ja) 溶剤組成物
JP2009001651A (ja) 温暖化係数の低い1,1−ジフルオロエタンとトリフルオロヨードメタンの不燃性組成物
JP2014098106A (ja) 二次循環冷却システム用二次冷媒および二次循環冷却システム
JP2014094978A (ja) 潜熱輸送装置用作動液および潜熱輸送装置の作動方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081021

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101102

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20101102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20101104

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110614