JP2007162804A - 等速自在継手およびその外輪製造方法 - Google Patents

等速自在継手およびその外輪製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007162804A
JP2007162804A JP2005358844A JP2005358844A JP2007162804A JP 2007162804 A JP2007162804 A JP 2007162804A JP 2005358844 A JP2005358844 A JP 2005358844A JP 2005358844 A JP2005358844 A JP 2005358844A JP 2007162804 A JP2007162804 A JP 2007162804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer ring
track groove
universal joint
constant velocity
velocity universal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005358844A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Ishijima
実 石島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP2005358844A priority Critical patent/JP2007162804A/ja
Publication of JP2007162804A publication Critical patent/JP2007162804A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Abstract

【課題】生産性に優れ、しかも、止め輪等を使用することなく、内輪等の内部部品の抜けを防止することが可能な等速自在継手及びその外輪製造方法を提供する。
【解決手段】等速自在継手は、内径面にトラック溝1が形成されたカップ状の外輪2と、外径面にトラック溝3が形成された内輪4と、外輪2のトラック溝1と内輪4のトラック溝3との間に介在されるボール5と、外輪2の内径面と内輪4の外径面との間に配置されてボール5を保持するケージ6とを備える。カップ状の外輪2は、板材からのプレス成形品であり、プレス成形時に内径面及びトラック溝1が成形され、外輪2の底壁11に、内輪4に連結されるシャフト8が貫通される貫通孔12を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、等速自在継手およびその外輪製造方法に関する。
ダブルオフセットタイプ(DOJタイプ)のプロペラシャフト用の等速自在継手は、図6に示すように、内径面に軸方向のトラック溝51が形成された外輪52と、外径面に軸方向のトラック溝53が形成された内輪54と、外輪52のトラック溝51と内輪54のトラック溝53との間に介在されるボール55と、前記外輪52の内径面と内輪54の外径面との間に配置されて前記ボール55を保持するケージ56とを備える。内輪54の中心孔57にシャフト58を挿入してスプライン嵌合させ、そのスプライン嵌合により両者間でトルク伝達可能としている。外輪52の開口端にはシャフト(中空シャフト)65が溶接等にて接合されている。
また、内輪54とボール55とケージ56等で構成される内部部品60の抜けを防止する抜け防止手段61が、外輪52には設けられる。抜け防止手段61は、外輪52の内径面の開口端縁側に設けられた周方向凹溝62に止め輪63にて構成している。すなわち、この等速自在継手では、図6の状態から軸方向外方にスライドした場合、ボール55がこの止め輪63に当接して、内部部品60の抜けを防止している。
ところで、図6に示すようなプロペラ用DOJタイプ(中空シャフトと溶接等にて接合するタイプ)の外輪は、例えば、熱間鍛造、旋削、内径ブローチ加工、熱処理工程を行うことによって、成形される。
また、従来では、プレス加工等にて形成された外輪形成用のカップ体の底部に、軸部材を接合していた(特許文献1〜特許文献3)。
特開平9−29380号公報 特開平9−76026号公報 特開2000−24736号公報
このように、外輪製造には、多くの加工工程を必要とし、さらには、前記特許文献1〜特許文献3等に記載のものでは、カップ体の底部に軸部材を接合するものであり、開口部側に、抜け防止手段を設ける必要がある。このため、従来の製造方法では、生産性に劣り、しかも、抜け防止手段の止め輪のための溝加工を必要として、加工性に劣り、また、止め輪等を必要として部品点数が多くなって、組立性に劣っていた。
本発明は、上記課題に鑑みて、生産性に優れ、しかも、止め輪等を使用することなく、内輪等の内部部品の抜けを防止することが可能な等速自在継手及びその外輪製造方法を提供する。
本発明の等速自在継手は、内径面にトラック溝が形成されたカップ状の外輪と、外径面にトラック溝が形成された内輪と、外輪のトラック溝と内輪のトラック溝との間に介在されるボールと、前記外輪の内径面と内輪の外径面との間に配置されて前記ボールを保持するケージとを備えた等速自在継手において、前記カップ状の外輪は、板材からのプレス成形品であり、プレス成形により前記内径面及びトラック溝が成形され、底壁に、前記内輪に連結されるシャフトが貫通される貫通孔を設けたものである。
カップ状の外輪は、板材からのプレス成形品であり、プレス成形時に前記内径面及びトラック溝が成形されるものであるので、ブローチ加工等を省略することができる。また、外輪の底壁に、内輪に連結されるシャフトが貫通される貫通孔を設けたので、この貫通孔によって、シャフトの外輪軸心に対する傾斜角度を規制することができる。
前記貫通孔は、シャフトの外輪軸心に対する最大傾斜角度を規制する孔径を有する。また、前記外輪の底壁側のトラック溝端部に、前記ボールの抜けを防止する切り上がり部を設けた。
外輪の周壁において、トラック溝対応部の肉厚と、トラック溝非対応部の肉厚とを略同一とすることができる。また、外輪の開口端にプロペラシャフトを接合することができる。
本発明の等速自在継手の製造方法は、板材からプレス成形にて、その内径面にトラック溝を備えた有底カップ形状体を形成した後、有底カップ形状体の底壁に、内輪に連結されるシャフトが貫通する貫通孔を設ける。
カップ状の外輪は、板材からのプレス成形品であり、プレス成形時に前記内径面及びトラック溝が成形されるものであるので、ブローチ加工等を省略することができる。また、有底カップ形状体の底壁のシャフト貫通孔は、プレス成形時に同時成形してもよい。
本発明は、カップ状の外輪は、板材からのプレス成形品であり、プレス成形時に前記内径面及びトラック溝及び底壁のシャフト貫通孔が成形されるものであるので、ブローチ加工等を省略することができ、生産性に優れる。また、外輪の底壁に、内輪に連結されるシャフトが貫通される貫通孔を設けたので、シャフトの外輪軸心に対する傾斜角度を規制することができる。すなわち、傾斜角度を規制する手段を簡単な構成にて形成でき、全体構成の簡略化を図ることができる。
前記貫通孔を、シャフトが貫通孔の内周縁に当接してシャフトの外輪軸心に対する最大傾斜角度を規制する孔径とすることができる。すなわち、シャフトの最大傾斜角度を確実に規制することができる。また、この切り上がり部にて前記ボールの抜けを防止することができるので、従来のような止め輪を必要とせず、部品点数の削減を図ることができ、コスト低減を達成できるとともに、止め輪嵌合用の溝形成を必要とせず、生産性の向上を達成できる。
トラック溝対応部の肉厚と、トラック溝非対応部の肉厚とを略同一とすることができるので、プレス成形性に優れる。また、外輪の開口端にプロペラシャフトを接合することができ、プロペラシャフト用の等速自在継手に最適となる。
本発明の製造方法は、外輪の加工工数を削減することができ、コスト低減を図ることができる。
以下本発明の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。第1実施形態における等速自在継手は、トルク伝達手段にボールを使用した摺動式等速自在継手(DOJタイプ)の摺動式等速自在継手であって、外輪2、内輪4、ボール5およびケージ6を主要な構成要素としている。
外輪2は有底円筒体からなり、その周壁10の内周面(内径面)に軸方向に延びる複数(図例では8個)のトラック溝1が形成されている。また、底壁11には貫通孔12が設けられている。周壁10の開口端部は大径部13とされ、その大径部13の開口端13aにプロペラシャフト14の開口端14aが接続(接合)される。この接合は、溶接、摩擦圧接、接着等にて行うことができる。
外輪2に設けられるトラック溝1は、大径部13の近傍から底壁11の近傍まで延び、底壁11の近傍において、切り上げ部1aが形成されている。切り上げ部1aは、底壁11側から大径部13側に向かって拡径するテーパー部にて構成される。このため、図1に示す状態から、内部部品15(内輪4とボール5とケージ6等から構成される)が、外輪2に対して矢印A方向に移動すれば、ボール5がトラック溝1に沿って矢印A方向に移動して、切り上げ部1aに当接する。これによって、内部部品15の外輪2からの抜けを規制することができる。
内輪4の中心孔7にシャフト8を挿入してスプライン嵌合させ、そのスプライン嵌合により両者間でトルク伝達可能としている。また、シャフト8のスプライン端部に、周溝16が形成され、この周溝16に止め輪17が嵌合されている。そして、シャフト8が外輪2の底壁11の貫通孔12を介して外部へ突出している。なお、外輪2の大径部13側には、エンドプレート18が装着されている。
図1に示す状態(シャフト8の軸心と、外輪2の軸心とが一致した状態)から、シャフト8が仮想線で示すように、屈曲すれば、貫通孔12の周縁にシャフト8が当接して、シャフト8のこれ以上の屈曲を規制する。すなわち、貫通孔12がシャフト8の屈曲角を規制する角度規制手段を構成することになる。このため、貫通孔12の孔径を変更することによって、シャフト8の最大角度(最大屈曲角)を変更することができる。
次に、前記外輪2の製造方法を説明する。まず、板材をプレス加工にて、図3に示すように、カップ状の有底円筒体20を成形する。この成形時には、内径面及びトラック溝1、さらには大径部13を成形する。トラック溝1を成形する場合、底壁側の切り上げ部1aを残すことになる。その後は、プレスや切削加工にて底壁11に貫通孔12を設ける。これによって、外輪2を製造することができる。なお、有底カップ形状体の底壁のシャフト貫通孔は、プレス成形時に同時成形してもよい。
本発明は、カップ状の外輪2は、板材からのプレス成形品であり、プレス成形時に前記内径面及びトラック溝1が成形されるものであるので、ブローチ加工等を省略することができ、生産性に優れる。また、外輪2の底壁11に、内輪4に連結されるシャフト8が貫通される貫通孔12を設けたので、シャフト8の外輪軸心に対する傾斜角度を規制することができる。すなわち、傾斜角度を規制する手段を簡単な構成にて形成でき、全体構成の簡略を図ることができる。
前記貫通孔12は、シャフト8が貫通孔12の内周縁に当接してシャフト8の外輪軸心に対する最大傾斜角度を規制する孔径であり、シャフト8の最大傾斜角度を確実に規制することができる。また、この切り上がり部1aにてボール5の抜けを防止することができるので、従来のような止め輪を必要とせず、部品点数の削減を図ることができ、コスト低減を達成できるとともに、止め輪嵌合用の溝形成を必要とせず、生産性の向上を達成できる。
次に図4と図5は、第2実施形態を示し、この場合、外輪2の周壁において、トラック溝対応部21の肉厚T1と、トラック溝非対応部22の肉厚T2とを略同一としている。なお、図1と図2に示す第1実施形態では、トラック溝対応部21の肉厚T1が、トラック溝非対応部22の肉厚T2よりも小となっている。
この図4と図5に示す等速自在継手の他の構成は、前記図1と図2に示す等速自在継手と同一の構成であるので、図1等に付した符号と同一の符号を付してその説明を省略する。また、外輪2の製造方法も、図1等に記載した外輪2と同様の製造方法にて製造することができる。
このため、図4と図5に示す第2実施形態においても、図1と図2に示す第1実施形態と同様の作用効果を奏する。特に、トラック溝対応部21の肉厚T1と、トラック溝非対応部22の肉厚T1とを略同一としたので、プレス成形性に優れる利点がある。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、トラック溝1、3の数としては、8個に限るものではなく、6個等であってもよい。また、貫通孔12の孔径によって、シャフト8の最大屈曲角を変更できるので、この等速自在継手の使用する部位に応じて変更できる。
本発明の第1実施形態を示す等速自在継手の縦断面図である。 前記等速自在継手の外輪の横断面図である。 前記等速自在継手の外輪製造方法を示す断面図である。 本発明の第2実施形態を示す等速自在継手の縦断面図である。 前記等速自在継手の外輪の横断面図である。 従来の等速自在継手の断面図である。
符号の説明
1 トラック溝
1a 切り上がり部
2 外輪
4 内輪
5 ボール
6 ケージ
8 シャフト
11 底壁
12 貫通孔
13 大径部
13a 開口端
14 プロペラシャフト
21 トラック溝対応部
22 トラック溝非対応部

Claims (6)

  1. 内径面にトラック溝が形成されたカップ状の外輪と、外径面にトラック溝が形成された内輪と、外輪のトラック溝と内輪のトラック溝との間に介在されるボールと、前記外輪の内径面と内輪の外径面との間に配置されて前記ボールを保持するケージとを備えた等速自在継手において、前記カップ状の外輪は、板材からのプレス成形品であり、プレス成形により前記内径面及びトラック溝が成形され、底壁に、前記内輪に連結されるシャフトが貫通される貫通孔を設けたことを特徴とする等速自在継手。
  2. 前記貫通孔は、シャフトの外輪軸心に対する最大傾斜角度を規制する孔径を有することを特徴とする請求項1の等速自在継手。
  3. 前記外輪の底壁側のトラック溝端部に、前記ボールの抜けを防止する切り上がり部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の等速自在継手。
  4. 外輪の周壁において、トラック溝対応部の肉厚と、トラック溝非対応部の肉厚とを略同一としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の等速自在継手。
  5. 外輪の開口端にプロペラシャフトを接合したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の等速自在継手。
  6. 板材からプレス成形にて、その内径面にトラック溝を備えた有底カップ形状体を形成した後、有底カップ形状体の底壁に、内輪に連結されるシャフトが貫通する貫通孔を設けることを特徴とする等速自在継手の外輪製造方法。
JP2005358844A 2005-12-13 2005-12-13 等速自在継手およびその外輪製造方法 Withdrawn JP2007162804A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005358844A JP2007162804A (ja) 2005-12-13 2005-12-13 等速自在継手およびその外輪製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005358844A JP2007162804A (ja) 2005-12-13 2005-12-13 等速自在継手およびその外輪製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007162804A true JP2007162804A (ja) 2007-06-28

Family

ID=38245943

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005358844A Withdrawn JP2007162804A (ja) 2005-12-13 2005-12-13 等速自在継手およびその外輪製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007162804A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010265925A (ja) * 2009-05-12 2010-11-25 Ntn Corp 等速自在継手
JP2013121653A (ja) * 2013-02-05 2013-06-20 Toyota Auto Body Co Ltd 自在締結工具、及びこれを用いた締結装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010265925A (ja) * 2009-05-12 2010-11-25 Ntn Corp 等速自在継手
JP2013121653A (ja) * 2013-02-05 2013-06-20 Toyota Auto Body Co Ltd 自在締結工具、及びこれを用いた締結装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7775724B2 (en) Thrust bearing arrangement
US7008325B2 (en) Retainer ring for tripod constant velocity joints
CN102554583A (zh) 汽车用转向装置的轴接头及其制造方法
WO2009145034A1 (ja) 固定型等速自在継手
JP2007064264A (ja) 固定型等速自在継手
JP2007162804A (ja) 等速自在継手およびその外輪製造方法
WO2016203975A1 (ja) ドライブシャフトの支持構造
JP2007075824A (ja) 中空シャフト
JP5355876B2 (ja) 等速自在継手
JP2006064124A (ja) クラッチハウジング及びその製造方法
JPH0849727A (ja) 等速ジョイントの外輪と軸の接合構造
JP5410163B2 (ja) ドライブシャフトおよびドライブシャフトの組立方法
JP2008133855A (ja) クロスグルーブ形等速ジョイント
JP2006266459A (ja) 高角固定式等速自在継手
JP5117305B2 (ja) 等速自在継手の内側継手部材、等速自在継手の組立方法、ドライブシャフトアッシー、およびプロペラシャフトアッシー
JP2018135960A (ja) 等速自在継手
JP5749912B2 (ja) ダブルオフセット型等速ジョイント
JP5128396B2 (ja) 等速自在継手の内側継手部材、等速自在継手の組立方法、ドライブシャフトアッシー、およびプロペラシャフトアッシー
JP5125473B2 (ja) 等速ジョイントの保持器の製造方法
JP2007064266A (ja) 中空シャフト
JP2011231792A (ja) 摺動式等速自在継手およびその外側継手部材のしごき加工方法
JP6486694B2 (ja) 等速自在継手
WO2015076051A1 (ja) 固定式等速自在継手
JP2006064060A (ja) 等速自在継手
JP7224107B2 (ja) 後輪用ドライブシャフト専用の摺動式等速自在継手

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090303