JP2007160775A - ホログラム感光材料の貼付方法 - Google Patents

ホログラム感光材料の貼付方法 Download PDF

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Abstract


【課題】 ホログラム感光材料の貼り付け時の精度を高めると共に、プリズムの生産性の向上を図ること。
【解決手段】 バッファー部12は、感材繰り出し部10から帯状の積層シート7を引き出して各工程に搬送する。貼付工程では、ベースシート剥離工程においてベースシート1が剥離された帯状の積層シート9を、列状に配列されてプリズム供給部26から搬送されてくる第1プリズムに連続的且つ一体的に貼り付ける。そして、カバーシート剥離工程において積層シート9からカバーシート5を剥離し、切断工程において、切断部22に対する第1プリズムの位置を固定し、切断部22を第1プリズムに押し当てることで、ホログラム感材シート3を切断して、貼付シートと余剰シート32とに分断する。不要感材除去工程では、余剰シート32を除去部24によって除去する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ホログラム感光材料の貼付方法に関する。
近年、ホログラフィック光学素子(Holographic Optical Element;以下「ホログラム素子」と略す。)をガラス等のプリズム(光学基材)内に設け、このホログラム素子を介して使用者の眼に映像を映し出す表示装置の開発が進んでおり、その表示装置の一例として、眼鏡型ウエラブルディスプレイやヘッドマウント型ディスプレイ等が知られている。
ホログラム素子は、ホログラム基板面に対して平行でない干渉縞からなる2つの干渉縞パターンを有し、この干渉縞パターンによって、表示ユニットから投射した映像が回折反射して使用者の眼に導かれる。
このようなホログラム素子を内蔵したプリズムは、次のような方法で製造される。即ち、帯状のホログラム感光材料に切り込み刃を押し当てて枠状に切り出し、一枚ずつ枠状のホログラム感光材料をハンドリング機構によって拾い上げる。そして、2つのプリズムの一方にハンドリング機構でホログラム感光材料を乗せて貼り付け、露光・現像することでホログラム素子を形成して、他方のプリズムを接合する。
また、ホログラム感光材料を貼り付ける方法として、ロール状刃で枠状の切り込みを入れてホログラム記録部と検出用記録部とを形成したホログラム感光材料を板状部材に向けて搬送し、検出手段が検出用ホログラム記録部を検出した場合に、ホログラム感光材料の搬送速度を調整して、ホログラム記録部を板状部材の上側に静止させて位置合わせを行った後に貼り付ける方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−109811号公報
しかし、従来の製造方法では、ハンドリング機構と、ホログラム感光材料及びプリズムそれぞれとの相対位置による誤差(以下、「ハンドリング誤差」という。)が発生してしまう。即ち、ホログラム感光材料を一枚ずつ拾い上げる際のハンドリング機構とホログラム感光材料とのハンドリング誤差と、一枚ずつホログラム感光材料をプリズムに乗せる際のハンドリング機構とプリズムとのハンドリング誤差とがホログラム感光材料を貼り付けるまでに発生してしまう。
また、特許文献1の方法でホログラム感光材料を貼り付ける場合においては、ロール状刃を押し当てて切り取る際のロール状刃とホログラム感光材料との相対位置の誤差と、ホログラム感光材料を搬送して貼り付ける際の貼付機構とプリズムとの相対位置の誤差(以下、「貼り付け誤差」という。)とが発生してしまう。
このように、ホログラム感光材料を切り取って貼り付けるまでの間に、ハンドリング誤差や貼り付け誤差等の複数の誤差が発生し累積されてしまうため、複数のプリズムにホログラム感光材料を一枚ずつ貼り付けた場合に、プリズム毎にホログラム感光材料の貼り付け位置のバラツキが大きくなり、貼り付けの精度が低下してしまった。
また、ホログラム感光材料を一枚ずつ切り取ってプリズムに貼り付けるという製造工程では、プリズムの生産効率が低下してしまう。特に、特許文献1の方法は、ホログラム感光材料を梯子状に切断するため、無駄なホログラム感光材料が生じて材料コストが嵩む他、検出用ホログラム記録部を検出した場合に、ホログラム記録部を板状部材(プリズム)上に静止させ貼り付けるため、量産等における生産性が悪くなってしまった。
本発明は、上述した課題に鑑みて為されたものであり、その目的は、ホログラム感光材料の貼り付け時の精度を高めると共に、光学基材(プリズム)の生産性の向上を図ることである。
以上の課題を解決するために、請求項1に記載のホログラム感光材料の貼付方法は、
一方向に配列することにより隣り合う光学基材それぞれの貼付面の間に隙間が形成された複数の光学基材に、帯状のホログラム感光材料を各貼付面に跨って連続的且つ一体的に貼り付ける貼付工程と、
前記ホログラム感光材料の前記各光学基材の貼付面への貼付部分を除く余剰部分を除去する除去工程と、
を含むことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記除去工程は、前記ホログラム感光材料を前記各光学基材の貼付面に合わせて切断する切断工程を含むことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、
前記各光学基材の貼付面は、台形型であり、
前記除去工程は、前記台形状の各貼付面の短辺側から長辺側に向けて前記余剰部分を除去することを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、
前記貼付工程は、前記各光学基材の貼付面に対して平行な押圧力を加えることで、前記ホログラム感光材料を当該光学基材に貼り付けることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、
前記貼付工程は、前記各光学基材の貼付面に対して平行にローラを転圧することで押圧力を加えることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の発明において、
前記貼付工程は、前記押圧力を前記ホログラム感光材料の貼付部分に加え、前記余剰部分上では当該押圧力を除くことを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載の発明において、
前記帯状のホログラム感光材料は、前記各光学基材の貼付面の幅以下の幅を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、帯状のホログラム感光材料を一方向に配列された複数の光学基材に連続的且つ一体的に貼り付けた後に、貼付面への貼付部分を除く余剰部分を除去するため、一枚ずつホログラム感光材料を切り取って貼り付ける際に生ずるハンドリング誤差や貼り付け誤差の発生を防止でき、貼り付け時の誤差を低減させることができる。また、配列時に隙間が形成された各貼付面にまとめてホログラム感光材料を貼り付けた後に、余剰部分を除去するという2つの工程で各光学基材にホログラム感光材料を貼り付けることができる。また、ホログラム感光材料の余剰部分は、隣り合う光学基材の隙間上に貼り付けられるため、その隙間を介して余剰部分を容易に除去することができる。従って、ホログラム感光材料の貼り付け時の精度を高めることができると共に、光学基材の生産性の向上を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、帯状のホログラム感光材料を各光学基材の貼付面に合わせて切断するため、貼付時の誤差を、切断する機構(例えば、カッター)と、ホログラム感光材料との相対位置の誤差に留めることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、貼付面が台形型であるため、隣り合う光学基材の短辺側には広い開口の隙間ができるため、その短辺側から容易に余剰部分を除去することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、例えば、貼付面に対して平行にローラを転圧することで、当該貼付面に対して平行な押圧力を加えるため、帯状のホログラム感光材料に撓みが発生することを防止できる。また、貼付面が台形状であった場合は、当該貼付面の側辺側ではホログラム感光材料の貼付面の面積が小さくなるが、貼付面に対して平行に押圧力を加えることで、側辺側でホログラム感光材料が撓むことを防止できる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項4又は5に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、余剰部分では押圧力を除くため、帯状のホログラム感光材料に撓みが生ずることを防止できる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項1〜6の何れか一項に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、帯状のホログラム感光材料の幅が、貼付面の幅以下であるため、ホログラム感光材料の材料コストを低減させることができる。
〔実施形態〕
以下、図1〜図10を参照しながら、本発明のホログラム貼付方法を含む接眼光学系の製造方法の各工程について説明する。
図1は、2つのプリズムからなる接眼光学系P(図2(a)参照)の製造方法の工程例を示す図である。図1に示すように、接眼光学系Pの製造方法は、光学基材としての第1プリズムL1と第2プリズムL2とを所定の形状に加工・成型するプリズム加工工程S1と、第1プリズムL1にホログラム素子100を形成するホログラム形成工程S3と、第1プリズムL1と第2プリズムL2とを一体化する一体化工程S5とからなる。
尚、以下の説明で、第1プリズムL1及び第2プリズムL2を総称して「プリズム」という。また、説明の簡便上、接眼光学系Pの面を境にして、図2(a)に示す矢印Vaの方向を背面方向、矢印Vbの方向を正面方向と定義する。以下、プリズム加工工程S1、一体化工程S5、ホログラム形成工程S3といった順に接眼光学系Pの製造方法を説明する。
1.プリズム加工工程
プリズム加工工程S1は、光学用の透明性プラスチック等の透明樹脂やガラスを材料とする第1プリズムL1及び第2プリズムL2を図2(a)に示すような形状に形成・成型する工程であり、例えば、射出圧縮成形工程、切削工程、研磨工程等により実現可能である。
図2(b)に、第1プリズムL1の正面図の一例を示す。第1プリズムL1は、第2プリズムL2の凹欠部106に嵌合可能な形状であり、その下端に傾斜面(下接合面102a)を形成する。後述するホログラム形成工程S3において、この傾斜面の矩形領域101内にホログラム感光材料シート(以下、「ホログラム感材シート」と略す。)が貼り付けられてホログラム素子100(図3(a)参照)が形成される。また、この傾斜面は、ホログラム素子100を介して使用者の眼に映像光を導くことができる傾斜角度で形成される。
第1プリズムL1の外部形状の下方向及び両側面方向の面には、第2プリズムL2の凹欠部106に嵌合する際に接合する接合面が形成される。こられらの接合面は、下方向の下接合面102aと、正面方向に対して左側の左接合面102bと、右側の右接合面102cとからなり、それぞれの接合面が背面方向に対して開く傾斜を有する。
また、第2プリズムL2の中央付近には、第1プリズムL1の外形形状の接合面に対応する凹欠部106を形成する。この凹欠部106の内周には、第1プリズムL1の左接合面102b、右接合面102c及び下接合面102aのそれぞれに接合する左接合面105b、右接合面105c及び下接合面105aが背面方向に対して開く傾斜を有して形成される。
このように各プリズムの接合面に傾斜を与えることで、図2(b)に示すように各接合面は台形状に形成される。これにより、第1プリズムL1を第2プリズムL2の凹欠部106に嵌合する際の位置決めが容易になると共に、第1プリズムL1に正面方向に力が加わった場合に第1プリズムL1が凹欠部106から抜けにくくなる。
2.一体化工程
一体化工程S5は、ホログラム形成工程S3においてホログラム素子100が形成された第1プリズムL1を第2プリズムL2に組み合わせて一体化する工程である。
一体化工程S5においては、図3(a)に示すように、第2プリズムL2の下接合面105a、左接合面105b及び右接合面105cに、例えば、光硬化型の接着剤ADを塗布する。そして、第2プリズムL2の凹欠部106に第1プリズムL1を嵌合させるようにして、第2プリズムL2の左接合面105b、右接合面105c及び下接合面105aを、第1プリズムL1の左接合面102b、右接合面102c及び下接合面102aそれぞれに接合する。次いで、一定時間及び一定の光量を接着剤ADが塗布された接合面に照射し、接着剤ADを硬化させる。これにより、図3(b)に示す接眼光学系Pが製造される。
3.ホログラム形成工程
ホログラム形成工程S3は、第1プリズムL1の下接合面102aの矩形領域101にホログラム感材シート3を貼り付けて、ホログラム素子100に形成する工程であり、ベースシート剥離工程S30、貼付工程S32、カバーシート剥離工程S34、切断工程S36、不要感材除去工程S38及び露光工程S40からなる。
図4に、ホログラム形成工程S3を模式化した図を示す。ホログラム形成工程S3では、ホログラム感材シート3を一対の保護シートによって互いに剥離可能に接着した積層シート7を感材繰り出し部10から引き出して、各工程に搬送していく。
図5に積層シート7の断面図を示す。積層シート7は、紙、プラスチック、ガラス、金属等のカバーシート5とベースシート1との間にホログラム感材シート3が互いに剥離可能に接着されてサンドイッチ状に形成される。これらシート間には、シート間を密着させると共に剥離することができる粘着剤が塗布されている。
ホログラム感材シート3は、ホログラム感光性組成物、色素組成物、発熱吸熱組成物等の化学組成物等とバインダーとを含んだものをゲル状シートに形成したものであり、露光工程S40においてレーザ露光、紫外線照射、ベイク処理等が行われることによってホログラム素子100となる。
また、積層シート7は、第1プリズムL1の下接合面の幅a(図2(b)参照)よりも小さい幅c(図6参照)に予め裁断されて帯状に形成される。この帯状の積層シート7は、図4に示すように感材繰り出し部10にロール状に巻かれ、バッファー部12の回転駆動によって引き出されて、各工程に搬送されていく。
具体的には、バッファー部12の回転駆動によって積層シート7が感材繰り出し部10から引き出され、ベースシート剥離工程S30に送り込まれて、第1剥離部14によってベースシート1が剥離され、貼付工程S32に搬送される。貼付工程S32においては、プリズム供給部26から列状に配列された複数の第1プリズムL1が順次供給されて、ホログラム感材シート3を貼付部16によって各第1プリズムL1の貼付面に押圧して貼り付ける。
そして、ベースシート1が剥離された積層シート9が第1プリズムL1と共にカバーシート剥離工程S34に搬送されて、第2剥離部18によってカバーシート5が剥離される。切断工程S36においては、切断部22に対する各プリズムの位置を固定して切断部22をプリズムに押し当ててホログラム感材シート3をプリズム毎に切断し、不要感材除去工程S38に搬送する。不要感材除去工程S38においては、余剰部分のホログラム感材シート3を除去部24によって除去して、露光工程S40に搬送する。
尚、露光工程S40の図示は省略するが、レーザ光源からの赤色レーザ、緑色レーザ及び青色レーザを参照光と物体光とに分離して、各第1プリズムL1の下接合面102aに貼り付けられたホログラム感材シート3に照射して露光して、更に紫外線等を照射して現像することで実現可能であり適宜公知技術を採用可能である。この露光工程S40によって、ホログラム感材シート3の感光層に参照光及び物体光の干渉から生じる干渉縞が屈折率の変化として記録され、ホログラム素子100が形成される。
次に、ベースシート剥離工程S30、貼付工程S32、カバーシート剥離工程S34、切断工程S36及び不要感材除去工程S38の各工程について図6〜図9を参照して説明する。
3.1.ベースシート剥離工程
ベースシート剥離工程S30は、第1剥離部14によって積層シート7からベースシート1を剥離する工程であり、図6に第1剥離部14の概略構成図を示す。図6に示すように、第1剥離部14は、剥離ローラ142、巻き取りローラ144等を有して構成されている。
剥離ローラ142には、積層シート7のベースシート1の外面側を吸引して、ローラ表面に密着させるための吸引孔148が設けられている。巻き取りローラ144は、積層シート7からベースシート1を引き剥がして巻き取る。
ベースシート剥離工程S30において、第1剥離部14は、吸引ポンプ(図示略)を駆動して積層シート7からベースシート1を吸引孔148で吸引すると共に、ローラ軸を中心に剥離ローラ142を回転させることによって、当該ローラに吸着しているベースシート1を積層シート7から剥離する。そして、巻き取りローラ144を回転駆動して、ベースシート1を巻き取る。
3.2.貼付工程
貼付工程S32は、貼付部16によって複数の第1プリズムL1の各下接合面102aに跨って連続的且つ一体的に積層シート9を貼り付ける工程である。図7(a)及び(b)それぞれは、貼付部16の側面図と正面図とであり、貼付部16は、加圧ローラ160を備えて構成される。
加圧ローラ160は、ベースシート1が剥離された積層シート9を第1プリズムL1の下接合面102a上に押圧して貼り付けるためのローラである。その加圧ローラ160の両側の支持部材には、シリンダー、スプリング等の弾性部材が設けられ、この弾性部材によってカバーシート5を介してホログラム感材シート3を上方から押圧する際の押圧力が調整できる。
貼付部16には、積層シート9が貼り付けられた複数の第1プリズムL1がプリズム供給部26によって順次搬送され、その第1プリズムL1は、図7(a)のようにその下接合面102aが加圧ローラ160側に向けられて配列される。
プリズム供給部26は、ローラ群やピンチローラ群、チェーンコンベア等により構成され、貼付部16、第2剥離部18、切断部22及び除去部24に複数の第1プリズムL1を一方向に列状に配列して搬送する。上述したように第1プリズムL1の下接合面102aは、台形型であるため、一方向に配列した際には、隣り合うプリズムの間に三角形状の隙間が形成される。尚、後述する切断部22において、プリズムとの位置を固定した後に、ホログラム感材シート3の切断を行うため、プリズム間の距離は任意である。本実施形態においては、プリズム同士を離間させて配列することとして説明するが、例えば、下接合面102aの側辺を接触させて配列させることとしてもよい。
貼付部16は、第1剥離部14によりベースシート1が剥離された積層シート9のホログラム感材シート3を、カバーシート5を介して下接合面102aに密着するように加圧ローラ160で押圧しながら、当該加圧ローラ160を下接合面102aの長手方向に順逆回転して転圧する。これにより、ホログラム感材シート3と第1プリズムL1の下接合面102aが貼り合わせられる。
尚、貼付部16の加圧ローラ160は、次のように駆動制御するのが望ましい。即ち、貼付部16は、加圧ローラ160のローラ面と下接合面102aとが常に平行になるように加圧ローラ160を保持して、下接合面102a上に均等な押圧力を加える。また、下接合面102aの長辺104aの長さbの間で加圧ローラ160を押し当て、隣り合うプリズムの間では加圧ローラ160を持ち上げて一時的に待避させる。
これは、第1プリズムL1の下接合面102aが台形型であるため、下接合面102aの斜辺104b及び104c側では、積層シート9に貼り付けられていない部分が生ずる。この場合、下接合面102aに対して平行に押圧しなければ、積層シート9に加わる押圧力が偏ってしまい、帯状の積層シート7に撓みが生じてしまう。
また、複数の第1プリズムL1に帯状の積層シート7を連続的に貼り付けているため、隣り合うプリズム間の積層シート9(以下、「ワーク間シート」という。)が下接合面102aに貼り付けられない。このワーク間シート9aを加圧ローラ160で押圧すると、貼り付けられた積層シート9に撓みが生じてしまう。
積層シート9は帯状に形成されているため、一部の撓みが他のプリズムの貼り合わせに影響を与えてしまう。このため、本実施形態では、加圧ローラ160を下接合面102aに対して平行に保持すると共に、ワーク間シート9a上で加圧ローラ160を一時的に待避することで、積層シート7に撓みが生ずることを防止することができる。
3.3.カバーシート剥離工程
カバーシート剥離工程S34は、第2剥離部18によって積層シート9からカバーシート5を剥離する工程である。第2剥離部18には、積層シート9が貼り付けられた第1プリズムL1がプリズム供給部26によって順次搬送され、その積層シート9からカバーシート5を第2剥離部18によって剥離する。尚、第2剥離部18の機能構成は、第1剥離部14と同様であるためその説明を省略する。
3.4.切断工程
切断工程S36は、貼り付けられたホログラム感材シート3を切断部22によってプリズム毎に切断する工程である。図8に切断部22の概略構成の一例を示す。切断部22は、2枚のカッター220と、プリズム検出センサ226と、ストッパー224と、押し付け部材222とを備え、CPU(Central Processing Unit)等を有する制御部によって各機能部の動作・駆動が制御される。
2枚のカッター220は、図2に示す矩形領域101の幅dで支持される。プリズム検出センサ226は、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサやCCD(Charge Coupled Device)等により構成され、第1プリズムL1が検出範囲e内に到達したか否かを光学的に検出する機能部である。
ストッパー224は、カッター220に対して予め定められた位置に設けられ、搬送されてくる第1プリズムL1を一時的に停止・固定するよう駆動制御される。押し付け部材222は、バネやゴム等の弾性体により構成され、第1プリズムL1を左接合面102b側からストッパー224に対して押し付けるように駆動制御される。
切断部22は、第1プリズムL1の右接合面102cが検出範囲e内まで搬送されるまで待機する。そして、プリズム検出センサ226によって右接合面102cが検出範囲e内に到達したことが検出されると、図8(a)のようにストッパー224を駆動して、プリズム供給部26により搬送されてくる第1プリズムL1を一時的に停止させる。そして、図8(b)のように、押し付け部材222を駆動して、左接合面102b側から第1プリズムL1をストッパー224に押し付けて第1プリズムL1の位置を固定する。このように、切断部22と第1プリズムL1との位置を切断工程S32において固定するため、各プリズムを配列する際のプリズム間の間隔は任意であってよい。
次いで、切断部22は、固定された第1プリズムL1の下接合面102aにカッター220を押し当てる。これにより、図8(c)に示すように、下接合面102a上のホログラム感材シート3に切り込み40が入る。
切断部22は、ホログラム感材シート3に切り込み40を入れると、カッター220、ストッパー224及び押し付け部材222を第1プリズムL1から離間させ、次の第1プリズムL1が検出範囲内に搬送されてくるまで待機する。このように、逐次搬送されてくる第1プリズムL1に切り込み40を入れていくことで、帯状のホログラム感材シート3を、下接合面102aの矩形領域101内に貼り付けられる貼付シート30と、各プリズム間の余剰シート32とに分断する。
3.5.不要感材除去工程
不要感材除去工程S38は、貼付シート30と余剰シート32とに分断されたホログラム感材シート3から余剰シート32を除去部24によって除去する工程である。
除去部24は、隣り合うプリズムの一方の下接合面102aの斜辺104bと、他方の下接合面102aの斜辺104cとが閉じる矢印Vcの方向に図9のように余剰シート32を捲り取る機能部である。除去部24は、吸着パッドや粘着シート、エアーの吹き付け等により実現可能であり、例えば、斜辺104b及び104cの開く側の余剰シート32の端部320を吸着パッドで吸着してシリンダー駆動によって矢印Vcの方向に捲り取る構成や、端部320を粘着テープに付着させて捲り取る構成、斜辺104b及び104cの開く側からエアーを吹き付けて余剰シート32を吹き飛ばす構成等により実現可能である。
ホログラム感材シート3を貼り付ける下接合面102aは、図9に示すような台形型であるため、隣り合う第1プリズムL1の間には図9に示すような略三角形の隙間SPができる。このため、この隙間SPの開口側、即ち、下貼付面102aの短辺104d側から長辺104a側へ向けた矢印Vcの方向に余剰シート32を捲り取ることで、第1プリズムL1の損傷を防止でき、容易に余剰シート32を除去できるようになる。
不要感材除去工程S38を経た第1プリズムL1の矩形領域101内には、切断されたホログラム感材シート3(貼付シート30)が貼り付けられる。そして、上述した露光工程S40へ搬送されて、露光及び現像が施される。これにより、各プリズムの下接合面102aに貼り付けられたホログラム感材シート3は、ホログラム素子100に形成される。
以上、本実施形態によれば、帯状のホログラム感材シート3を複数の第1プリズムL1に連続的且つ一体的に貼り付けた後に、各プリズムの下接合面102aにカッター220を押し当てて当該ホログラム感材シートをプリズム毎に切断する。このように、ホログラム感材シート3を複数のプリズムに連続的且つ一体的に貼り付けるため、ハンドリング誤差や貼り付け誤差が発生することを防止できる。従って、ホログラム感材シート3の貼り付け時の精度を高めることができる。
また、複数の第1プリズムL1にホログラム感材シート3を連続的且つ一体的に貼り付けて、余剰シート32を除去することで、プリズム毎にホログラム感材シート3を貼り付けることができる。また、隣り合うプリズムの間に隙間SPが形成されるため、その隙間SPを介して余剰シート3を容易に除去することができる。従って、接眼光学系Pの生産性の向上を図ることができる。
尚、上述した実施形態では、カッター220を2枚平行に保持することで、図9に示すようにホログラム感材シート3に切り込み40入れることとして説明したが、次のようにしてもよい。即ち、隣り合うプリズムの下接合面102aの斜辺104b及び104cそれぞれに平行になるよう2枚のカッター220を保持して押し当てることにより、図10に示すような切り込み42をホログラム感材シート3に入れる。このように、下接合面102aの台形状に合わせてホログラム感材シート3を切断することにより、ホログラム感材シート3の無駄を減らすことができると共に、映像光を投射する投射面の面積が広がる。
また、図10のようにホログラム感材シート3を切断する場合は、下接合面102aの長辺104a側から短辺104d側へ向けた矢印Vdの方向に余剰シート36を捲り取ることが望ましい。より具体的には、除去部24によって、余剰シート36の短辺側の端部332を例えば吸着して、矢印Vdの方向に捲りとる。この場合、余剰シート36が図10に示すような台形状となるため、矢印Vdの方向に捲り取ることで、下接合面102aに貼り付けられた貼付シート34の切断面に余分な負荷を与えずに除去できるようになる。
また、第1プリズムL1の下接合面102aが台形型である場合を例にとって説明したが、例えば、下接合面102aを矩形型や三角型に形成することとしてもよい。この場合、各プリズムを離間するように一方向に配列することで、隣り合うプリズムの間に隙間が形成されるため、上述した実施形態と同様の効果が得られるのは無論である。
接眼光学系の製造方法の工程例を示すフローチャート。 (a)は第1プリズム及び第2プリズムの斜視図、(b)は第1プリズムの正面図の一例。 (a)は一体化工程における第1プリズム及び第2プリズムの斜視図、(b)は接眼光学系の斜視図の一例。 ホログラム形成工程の工程例を模式化した図。 積層シートの断面図の一例。 第1剥離部の概略構成の一例を示す図。 貼付工程を説明するための図。 切断工程を説明するための図。 不要感材除去工程を説明するための図。 変形例における切断工程及び不要感材除去工程を説明するための図。
符号の説明
1 ベースシート
3 ホログラム感光材料シート
5 カバーシート
7 積層シート
14 第1剥離部
16 貼付部
18 第2剥離部
22 切断部
24 除去部
26 プリズム供給部
30 貼付シート
32 余剰シート
100 ホログラム素子
160 加圧ローラ
220 カッター
222 押し付け部材
224 ストッパー
226 プリズム検出センサ
L1 第1プリズム
L2 第2プリズム
P 接眼光学系
S1 プリズム加工工程
S3 ホログラム形成工程
S30 ベースシート剥離工程
S32 貼付工程
S34 カバーシート剥離工程
S36 切断工程
S38 不要感材除去工程
S40 露光工程
S5 一体化工程

Claims (7)

  1. 一方向に配列することにより隣り合う光学基材それぞれの貼付面の間に隙間が形成された複数の光学基材に、帯状のホログラム感光材料を各貼付面に跨って連続的且つ一体的に貼り付ける貼付工程と、
    前記ホログラム感光材料の前記各光学基材の貼付面への貼付部分を除く余剰部分を除去する除去工程と、
    を含むことを特徴とするホログラム感光材料の貼付方法。
  2. 前記除去工程は、前記ホログラム感光材料を前記各光学基材の貼付面に合わせて切断する切断工程を含むことを特徴とする請求項1に記載のホログラム感光材料の貼付方法。
  3. 前記各光学基材の貼付面は、台形型であり、
    前記除去工程は、前記台形状の各貼付面の短辺側から長辺側に向けて前記余剰部分を除去することを特徴とする請求項1又は2に記載のホログラム感光材料の貼付方法。
  4. 前記貼付工程は、前記各光学基材の貼付面に対して平行な押圧力を加えることで、前記ホログラム感光材料を当該光学基材に貼り付けることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のホログラム感光材料の貼付方法。
  5. 前記貼付工程は、前記各光学基材の貼付面に対して平行にローラを転圧することで押圧力を加えることを特徴とする請求項4に記載のホログラム感光材料の貼付方法。
  6. 前記貼付工程は、前記押圧力を前記ホログラム感光材料の貼付部分に加え、前記余剰部分上では当該押圧力を除くことを特徴とする請求項4又は5に記載のホログラム感光材料の貼付方法。
  7. 前記帯状のホログラム感光材料は、前記各光学基材の貼付面の幅以下の幅を有することを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のホログラム感光材料の貼付方法。
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WO2023287237A1 (ko) * 2021-07-16 2023-01-19 주식회사 엘지화학 회절광학소자 제조장치 및 방법

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