JP2007159771A - 装身具用錫合金及びこれを用いた装身具 - Google Patents

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Abstract

【課題】白色系である錫を主な素材とし、銀白色の光沢と美麗さを具備したアクセサリー機能と共に、遠赤外線による健康増進効果、治療、治癒機能を備えた、装身具用錫合金及びこれを用いた装身具を提供することである。
【解決手段】錫を主成分とし、ゲルマニウム、亜鉛及び銀の合金からなる、装身具用錫合金であって、錫の配分比を、全体重量の少なくとも77重量%〜99.95重量%、好ましくは93重量%とし、残部の配分比をゲルマニウム、亜鉛及び銀で配分されることを特徴とする、装身具用錫合金。
【選択図】なし

Description

本発明は、錫を主な素材とし、銀白色の鮮やかな光沢を備えた、アクセサリー機能と、遠赤外線による健康増進効果、治療、治癒機能を備えた、装身具用錫合金及びこれを用いた装身具に関する。
装身具の主な素材として、従来より、金又は銀が使用されているが、金は展延性が金属中最高で、その加工性は良好であり、貨幣、宝飾品、装身具等利用される分野は、多岐に亘る、世界的に金の生産量が極めて少量であるために、近年に至っては、その地金及び加工品は、資産として扱われ、金の価格は高騰している。そのため、金を用いた宝飾品、装身具等の素材としては各種の金属、例えば銀、銅、亜鉛等を含有させて、金含有率の低い金合金が製造されている。一般に、金含有率が58.3重量%の14金、金含有率が50重量%の12金、金含有率が41.7重量%の10金、金含有率が37.5重量%の9金及び8金以下の各合金が知られ、これらの各金合金は、含有される銀、銅、亜鉛その他の金属含有率によって、金色の色調等に差異が生じ、金含有率が低くなるほど耐食性が劣り、時間の経過とともに硫化と酸化が進み、色調が変化するという不具合がある。
一方、装身具の主な素材としての銀は、金と比較して低価格ではあるが、金と同様に展延性に富み、電気及び熱伝導度が大で高温での耐酸化性に優れているので、種々の工業製品にも利用され、またその色は白色系で、古来より銀貨や、銀細工と称される宝飾品、装身具等の主要な素材として使用されている。しかし純銀は強度が小さくて、靱性に乏しく加工材の場合に経時的に軟化し、また亜硫酸ガス等により硫化するという化学的性質があるので、装身具用の素材としてそれらの欠点を除去するために、各種の金属を配合した多くの銀合金が種々提案されている。
例えば、特開昭62−20850の耐変色性銀合金には、美術工芸品や装身具等に使用される銀合金が開示されており、銀を基材としてゲルマニウムの他に亜鉛、カリウムあるいはボロン等を含んでいる。また銀を基材としてインジウムの他に、錫や亜鉛等を含んだものも開示されている。
また、特開昭63−14830の耐硫化性硬質銀合金は、腕時計や指輪、ペンダント、食器等に使用される銀合金が開示されており、銀を基材としてゲルマニウム、インジウムの他にプラチナ、錫、亜鉛等を含んでいる。
また、特開2000−199020の装飾用銀合金は、銀と金との中間色としてピンク色の銀合金を得ることと、経時的な色変化の少ないものの提供を目的として、Ag35〜
45重量%、Pd2〜6重量%、Au0.5〜6重量%、残部が不可避成分及びCuであることを特徴としている。
さらに、特開2000−87157は、加工性、鋳造性に優れ、また優美な色調を呈し、耐食性に富み、その色調を変色させることなく、長期にわたり維持することができる装飾品用銀合金を提供することを目的として、Ag:30〜55重量%と、Pd:2〜6重量%と、Be−Cu:20〜50重量%と、Cu:10〜45重量%の組成であることを特徴としている。
特開昭62−20850号公報 特開昭63−14830号公報 特開2000−199020号公報 特開2000−87157号公報
装飾用品特に装身具用合金に要求されるのは、第1に、美麗さと優れた審美性で、第2は耐食性、耐変色性が高度であること、第3に易加工性と強度の具備、第4に製造コストの低廉化であるが、近年は、第5の要求として、人体に無害であると共に、健康志向型の装身具用合金の出現が切望されている。
しかしながら、上記特許文献1〜特許文献4は、いずれも銀を主材料とした銀合金で、多種類の他金属を付加して製造されるので、美麗さと審美性等に満足する合金を得ることが可能であるとしても、各金属の特質、特性により、その配分率が微妙であり、そのため物質的に不安定となり、また銀そのものはもちろん、他の金属例えば金、銅、パラジウム、インジウム、チタン又はボロン等高価な素材を付加して製造されるので、その製造コストはかなりの高額となり、これらの合金で製作される装身具等の販売価格は高騰し、在庫率を高める結果となっている。
さらに特許文献3及び特許文献4は、装身具用銀合金等に要求される第1ないし第4の要求である、美麗さ、審美性、耐食性、耐変色性、易加工性、製造コスト等を少なくとも充たしてはいるが、両者共に、第5の要求である、健康志向型の装身具用合金となってはいない。
本発明が解決しようとする課題は、装身具用合金として要求される、第1ないし第5の要求を充足するために、白色系である錫を主な素材とし、銀白色の光沢と美麗さを具備したアクセサリー機能と共に、遠赤外線による健康増進効果、治療、治癒機能を備えた、装身具用錫合金及びこれを用いた装身具を提供することにある。
本発明における、上記課題を解決するための第1の解決手段は、錫を主成分とし、ゲル
マニウム、亜鉛及び銀の合金からなる、装身具用錫合金であって、錫の配分比を、全体重量の少なくとも77重量%〜99.95重量%、好ましくは93重量%とし、残部の配分比をゲルマニウム、亜鉛及び銀で配分されることを特徴としている。
また、第2の課題解決手段は、前記ゲルマニウムの配分比率が、全体重量の少なくとも0.05%〜10重量%、好ましくは0.5重量%であることを特徴としている。
また、第3の課題解決手段は、第1の解決手段及び第2の解決手段にあって、前記亜鉛の配分比率が、全体重量の少なくとも0.1重量%〜3重量%、好ましくは1.5重量%であることを特徴としている。
また、第4の課題解決手段は、第1の解決手段ないし第3の解決手段にあって、前記銀の配分比率が、全体重量の少なくとも0.1重量%〜10重量%、好ましくは5重量%であることを特徴としている。
また、第5の課題解決手段は、錫を主成分とし、ゲルマニウム及び亜鉛の合金からなる、装身具用錫合金であって、錫の配分比を、全体重量の少なくとも70重量%〜99.95重量%、好ましくは98重量%とし、残部の配分比をゲルマニウム及び亜鉛で配分されることを特徴としている。
また、第6の課題解決手段は、第5の解決手段にあって、前記ゲルマニウムの配分比率が、全体重量の少なくとも0.05%〜10重量%、好ましくは0.5重量%であることを特徴としている。
また、第7の課題解決手段は、第5の解決手段ないし第6の解決手段にあって、前記亜鉛の配分比率が、全体重量の少なくとも0.1重量%〜3重量%、好ましくは1.5重量%であることを特徴としている。
また、第8の課題解決手段は、錫を主成分とした、ゲルマニウムとの合金からなる、装身具用錫合金であって、錫の配分比を、全体重量の少なくとも70重量%〜99.95重量%、好ましくは99.5重量%とし、残部の配分比をゲルマニウムとしたことを特徴としている。
また、第9の課題解決手段は、第8の解決手段にあって、前記ゲルマニウムの配分比率は、全体重量の少なくとも0.05%〜10重量%、好ましくは0.5重量%であることを特徴としている。
また、第10の課題解決手段は、第1の解決手段ないし第9の解決手段にあって、前記
ゲルマニウムは、錫、亜鉛及び銀と共に溶解することを特徴としている。
また、第11の課題解決手段は、第1の解決手段ないし第10の解決手段にあって、前記装身具が、人体の各部位に直接又は間接的に、常時又は一時的に装着する、イヤリング、ピアス、ネックレス、ネックチェーン、ブレスレット、アンクレット、ペンダント、ブローチ、メダル、指輪、ロケット、腕時計ケース、腕時計裏蓋、腕時計バンドコマ、腕時計バックル、眼鏡フレーム及びブリッジ、ネクタイピン、カフスボタン等の装身具及びつぼ押し兼用装身具であることを特徴としている。
また、第12の課題解決手段は、第11の解決手段にあって、前記装身具及びつぼ押し兼用装身具の一部に99.999%のゲルマニウムが装着されるとと共に、装身具及びつぼ押し兼用装身具の一部又は全体表面部が、硬質樹脂体で被覆されていることを特徴としている。
また、第13の課題解決手段は、第11ないし第12の解決手段にあって、前記硬質樹脂体が、エポキシ樹脂であることを特徴としている。
以下、本願特許請求の範囲、本願明細書において用いる用語の解釈上の疑義を解消するべく、用語の定義又は説明をすることとする。
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装身具とは、人体の各部位又は衣服等に直接又は間接的に、常時又は一時的に装着するアクセサリー及び人体のつぼ(経穴)又はその近傍に装着される粒状物をいう。
つぼ(経穴)とは、東洋医学上の用語で、人間の生命エネルギーの通り道といわれる、経路の上にある要点で、内蔵諸器官と密接に関連し、内蔵に異常が生じたとき、その場所に強い反応が現れるとされ、つぼ(経穴)は、頭部から足の先まで全身に存在し、例えば、頭頂部には、「百会」、へその真裏には生命力の要である「命門」、手の甲には「合谷」等全身に360以上(東洋医学上の公認分)、学者によっては約2000のつぼ(経穴)が点在するといわれ、関連するつぼ(経穴)を押圧等の刺激を与えれば、不調部分が改善されると共に、治療、治癒効果をもたらすとされている。
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本発明に係る、装身具用錫合金は、上記の構成になるから以下の効果を奏する。即ち、第1ないし第10の発明によれば、主材料が、錫からなるので、装飾用品ないし装身具用合金に要求される、銀白色系の美麗さと優れた審美性を有すると共に、耐食性、耐変色性を高め、かつ展延性、易加工性、強度及び靱性を具備し、製造コストをきわめて低価とし、併せて配分率は少量ではあるが、半導体元素で微弱な放射線(遠赤外線)を放射するゲルマニウムを使用するので、その遠赤外線による健康増進効果、治療、治癒機
能を備えた、装身具用錫合金を提供することができる。
また第11の発明によれば、ゲルマニウムが錫、亜鉛及び銀と共に固溶された装身具用合金で製作された、イヤリング、ピアス、ネックレス、ネックチェーン、ブレスレット、アンクレット、ペンダント、ブローチ、メダル、指輪、ロケット、腕時計ケース、腕時計裏蓋、腕時計バンドコマ、腕時計バックル、眼鏡フレーム及びブリッジ、ネクタイピン及びカフスボタン等及びつぼ押し具を装着すれば、ゲルマニウムの特性である32℃以上の体温を発する人体の各部位に接触すると、マイナスイオンである遠赤外線が放射され、その電子浸透圧の働きにより、該遠赤外線は皮下組織の毛細血管まで達し、そのゲルマニウムイオンは、血管に浸透し、血管壁に付着したコレストール等を分解、除去する。そのため血行が促進され、細胞が活性化し、バランスを崩した筋肉細胞は素早く正常に整えられ、自然治癒力を高め、老化防止に役立つ等々の効果が発揮される。
また第12及び第13の発明によれば、前記装身具及びつぼ押し兼用装身具の一部に99.999%のゲルマニウムが装着され、かつ装身具及びつぼ押し兼用装身具の一部又は全体表面部が、硬質樹脂であるエポキシ樹脂液で被覆されているので、アクセサリー機能と興趣をさらに高めると共に、ゲルマニウムが有する、遠赤外線効果に基づく、健康増進あるいは治療・治癒効果、例えば、具体的には内蔵の諸器官をコントロールしている自律神経の働きが整調され、血流やホルモンの分泌がスムーズになり、これによって現代人の多くが悩んでいる、ストレスや頭痛、肩こり、痛み、心身の不快感等の不定愁訴を和らげると共に、ダイエット効果をもたらす。
本発明に係る装身具用錫合金は、錫を主成分とし、ゲルマニウム、亜鉛及び銀の4金属からなる、装身具用錫合金であって、錫の配分比を、全体重量の少なくとも70重量%〜99.95重量%、好ましくは80重量%とし、残部の配分比をゲルマニウム、亜鉛及び銀で配分される。
本願発明者は、各種の実験等を重ねた結果、装身具用錫合金及びこれを用いた装身具に要求される、美麗さ、審美性、耐食性、耐変色性、易加工性、低廉な製造コスト及び健康
志向性等を充足させる装身具として、上記の配分比で最も好ましいのは、全体重量において、錫は93重量%、ゲルマニウムは0.5重量%、亜鉛は1.5重量%、銀は5重量%であることを知見し、この発明を完成した。
公知技術による錫合金製造法、例えば溶融窯に下記の各金属を所定の配合比率即ち、
錫:93重量%
ゲルマニウム:0.5重量%
亜鉛:1.5重量%
銀−5重量%
を混練した後、徐々に加熱していき、融点が最も高いゲルマニウム及び銀の融解温度である、約900℃〜950℃で加熱溶解し、この溶解液を鋳型に注湯して冷却することにより、錫を主成分とした、ゲルマニウム、亜鉛及び銀からなる、装身具用錫合金が得られた。
乾燥後の錫合金の色合いは、銀合金と略同色の白色系で、表面部を研磨すると鮮やかな光沢を発した。
公知技術による錫合金製造法、例えば溶融窯に下記の各金属を所定の配合比率即ち、
錫:97重量%
ゲルマニウム:1重量%
亜鉛:2重量%
を混練した後、徐々に加熱していき、融点が最も高いゲルマニウムの融解温度である、約900℃〜950℃で加熱溶解し、この溶解液を鋳型に注湯して冷却することにより、錫を主成分とした、ゲルマニウム、亜鉛からなる、装身具用錫合金が得られた。乾燥後の錫合金の色合いは、やや青みがかった白色系で、加工性も良好であった。
公知技術による錫合金製造法、例えば溶融窯に下記の各金属を所定の配合比率即ち、
錫:77重量%
ゲルマニウム:10重量%
亜鉛:3重量%
銀:10重量%
を混練した後、徐々に加熱していき、融点が最も高いゲルマニウム及び銀の融解温度である、約900℃〜950℃で加熱溶解し、この溶解液を鋳型に注湯して冷却することにより、錫を主成分とした、ゲルマニウム、亜鉛及び銀からなる、装身具用錫合金が得られた。
乾燥後の錫合金の色合いは、銀合金と略同色の白色系で、表面部を研磨すると鮮やかな光沢を発した。
公知技術による錫合金製造法、例えば溶融窯に下記の各金属を所定の配合比率即ち、
錫:99.5重量%
ゲルマニウム:0.5重量%
を混練した後、徐々に加熱していき、融点が高いゲルマニウムの融解温度である、約900℃〜950℃で加熱溶解し、この溶解液を鋳型に注湯して冷却することにより、錫を主成分とした、ゲルマニウム含有の装身具用錫合金が得られた。乾燥後の錫合金の色合いは、やや青みがかった白色系で、加工性も良好であった。
上述した、実施例1〜実施例4によって製造された装身具用錫合金は、インゴットの他、
箔、板、線、棒、パイプ等の各種形態とされ、製作される装身具によって最適の素材が選択される。
図1以下は、本発明に係る、装身具用錫合金を用いた装身具の一例である、ブレスレットの一部省略正面図、図2は、図1におけるA部拡大正面図、図3(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)は、図2に示す各装飾珠を鋳型から取り出した状態の正面図、図4は、図3(イ)に示す装飾珠の一部切欠断面図、図5は、図3(ニ)に示す装飾珠の一部切欠断面図、図6は、装身具を兼ねた、つぼ(経穴)押具の断面図である。
図1は、本発明に係る、装身具用錫合金(以下、錫合金Sという)を基材として製作された装飾珠を、複数個連結してなるブレスレットBを例示するもので、該ブレスレットBは、表面模様が異なる、直径約7mm〜8mmとした複数の略球体状の装飾珠1、2、3、4、…及び興趣ある特殊装飾体、例えば表面に縞模様が浮き出ている、長径約15mm〜16mmとしたラグビーボール状の瑪瑙(メノウ)Mと、上記の装飾珠1、2、3、4、…及び瑪瑙を数珠状に一体化する紐体100からなっている。また瑪瑙(メノウ)Mに替えて、購買意欲と興趣を高めるために、真珠、オパール、トパーズ、ガーネット、アメジスト、アクアマリン、翡翠、ルビー、サファイア、トルコ石又はダイヤモンド等の誕生石が連結される。また装飾珠1、2、3、4、…の数を増減し、例示したブレスレットBの他、ネックレス又はアンクレットとすることも可能である。なおCは、マグネット付きの着脱具である。
装飾珠1、2、3、4、…は、従来の公知技術、例えばダイキャスト法によって製造することができる。すなわち、装飾珠1、2、3、4、…の基材となる錫合金Sを溶解し、これに高圧を付加して鋳型に注入して略球体状に成形し、冷却させた後、該球体の略全表面と予め凹設された溝部にエポキシ樹脂液を塗布、充填して被覆層を形成してなるもので、図2に示すように、装飾珠1、2、3、4…のそれぞれ球体表面部には、異なった蛇行状曲線1a、1b、2a、円形模様3a、3b又は蛇行状曲線4aとゲルマニウム(白色体)Gが鮮やかに現出される。
図3(イ)〜(ニ)は、ダイキャスト法で製造され、鋳型から取り出した状態の各装飾珠1、2、3、4を例示するもので、図3(イ)に示すように、装飾珠1の周面には2本の蛇行状曲線1aと1bが突設され、両側端には連結部1c、1dと、紐体100を挿通する、貫通孔1hが形成されている。図3(ロ)は、装飾珠2を示し、その周面には1本の蛇行状曲線2aが突設され、両側端には連結部2b、2cと、紐体100を挿通する、貫通孔2hが形成されている。図3(ハ)は、装飾珠3を示し、その周面には複数の円形模様3a、3bが突設され、両側端には連結部3c、3dと、紐体100を挿通する、貫通孔3hが形成されている。図3(ニ)は、装飾珠4を示し、その周面には1本の蛇行状曲線4aが突設されると共に、円形状の凹部4bが形成され、該凹部4bには99.999%のゲルマニウムGが接着剤を介して嵌合、装着される(図2参照)。4c、4dは連
結部、4h紐体100を挿通する貫通孔である。
図3(イ)〜(ニ)に示す2点鎖線と斜線部は、エポキシ樹脂5を示し、例えば図3(イ)の蛇行状曲線1aと1b間に形成された溝部5a及び連結部1c、1dのそれぞれに形成された溝部5b、5cと、蛇行状曲線1aと1bを含む装飾珠1の全周面が、エポキシ樹脂5により被覆される。同様に装飾珠2、3、4もその全周面をエポキシ樹脂5により被覆される。なお、エポキシ樹脂5による被覆作業は、各貫通孔1h〜4hを、密封栓等により閉塞して行われる。
エポキシ樹脂は、装身具として使用したとき、汗等によってほとんど影響を受けないことや、強度、耐久性等においても他の樹脂塗料に比較して良好な特性を発揮するので、装身具として好適である。また硬質塗膜を形成するエポキシ樹脂系塗料の1例としては、顔料ないし可溶性染料を混入した着色用ペースト(アラルダイト:登録商標−日本チバガイギー社)が挙げられる。また上記顔料ないし可溶性染料を選択することにより、黒、赤、青、緑、黄その他の色彩とすることができ、銀合金Sの白色が鮮やかに映え、興趣のある装身具とすることができる。
エポキシ樹脂5による被覆作業が終了し、乾燥工程を経た後、各装飾珠1、2、3、4、…は、研磨機による研磨作業が行われ、図2、図4及び図5に示すように製作される。図4は、装飾珠1の一部切欠断面図で、エポキシ樹脂5の被覆部は、蛇行状曲線1aと1bと略面一になるよう研磨されると、該蛇行状曲線1aと1bは、鮮やかな光沢を放つ銀白色を呈する。
図5は、研磨作業を終了した装飾珠4を示し、錫合金Sの周面には1本の蛇行状曲線4aが現出し、錫合金Sの頂部に形成された凹部4bには、ゲルマニウム99.999%の白色体Gが接着剤(図示しない)を介して装着されている。また装飾珠2及び装飾珠3も研磨作業を経た後には、図2に示すように、光沢を有する銀白色系の1本の蛇行状曲線2aや円形模様3a、3bが現出する。
図6は、銀合金Sを粒子状とした、つぼ(経穴)押具6を示すもので、直径約1mm〜1.5mmの球状錫合金Sの頂部Saを水平状に裁断し、貼付用シート7の接着剤塗布面7aを錫合金Sの頂部Saに装着してなり、錫合金Sの底面部Sbないし側面部Scを、身体の頭部から足先まで多数に散在する各部位のつぼ(経穴)に、圧着しながら貼付用シート7を介して固定して使用する。
は、本発明に係る、装身具用錫合金を用いた装身具の一例である、ブレスレットの一部省略正面図である。 は、図1におけるA部拡大正面図である。 (イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)は、図2に示す各装飾珠を鋳型から取り出した状態の正面図である。 は、図3(イ)に示す装飾珠の一部切欠断面図である。 は、図3(ニ)に示す装飾珠の一部切欠断面図である。 は、つぼ(経穴)押具の断面図である。
符号の説明
S 錫合金
B ブレスレット
M 瑪瑙
C 着脱具
G ゲルマニウム(白色体)
1、2、3、4、… 装飾珠
1a、1b、2a、4a 蛇行状曲線
3a、3b 円形模様
4b 凹部
5 エポキシ樹脂
5a、5b 溝部
6 つぼ(経穴)押具

Claims (13)

  1. 錫を主成分とし、ゲルマニウム、亜鉛及び銀の合金からなる、装身具用錫合金であって、
    錫の配分比を、全体重量の少なくとも77重量%〜99.95重量%、好ましくは93重量%とし、残部の配分比をゲルマニウム、亜鉛及び銀で配分されることを特徴とする、装身具用錫合金。
  2. 前記ゲルマニウムの配分比率が、全体重量の少なくとも0.05%〜10重量%、好ましくは0.5重量%であることを特徴とする、請求項1記載の装身具用錫合金。
  3. 前記亜鉛の配分比率が、全体重量の少なくとも0.1重量%〜3重量%、好ましくは1.5重量%であることを特徴とする、請求項1及び請求項3記載の装身具用錫合金。
  4. 前記銀の配分比率が、全体重量の少なくとも0.1重量%〜10重量%、好ましくは5重量%であることを特徴とする、請求項1ないし請求項3記載の装身具用錫合金。
  5. 錫を主成分とし、ゲルマニウム及び亜鉛の合金からなる、装身具用錫合金であって、
    錫の配分比を、全体重量の少なくとも70重量%〜99.95重量%、好ましくは98重量%とし、残部の配分比をゲルマニウム及び亜鉛で配分されることを特徴とする、装身具用錫合金。
  6. 前記ゲルマニウムの配分比率が、全体重量の少なくとも0.05%〜10重量%、好ましくは0.5重量%であることを特徴とする、請求項5記載の装身具用錫合金。
  7. 前記亜鉛の配分比率が、全体重量の少なくとも0.1重量%〜3重量%、好ましくは1.5重量%であることを特徴とする、請求項5及び請求項6記載の装身具用錫合金。
  8. 錫を主成分とした、ゲルマニウムとの合金からなる、装身具用錫合金であって、
    錫の配分比を、全体重量の少なくとも70重量%〜99.95重量%、好ましくは99.5重量%とし、残部の配分比をゲルマニウムとしたことを特徴とする、装身具用錫合金。
  9. 前記ゲルマニウムの配分比率は、全体重量の少なくとも0.05%〜10重量%、好ましくは0.5重量%であることを特徴とする、請求項8記載の装身具用錫合金。
  10. 前記ゲルマニウムは、錫、亜鉛及び銀と共に溶解することを特徴とする、請求項1ないし請求項9記載の装身具用錫合金。
  11. 前記装身具が、人体の各部位に直接又は間接的に、常時又は一時的に装着する、請求項1ないし請求項10からなる装身具用錫合金で製作された、イヤリング、ピアス、ネック
    レス、ネックチェーン、ブレスレット、アンクレット、ペンダント、ブローチ、メダル、指輪、ロケット、腕時計ケース、腕時計裏蓋、腕時計バンドコマ、腕時計バックル、眼鏡フレーム及びブリッジ、ネクタイピン、カフスボタン等の装身具及びつぼ押し兼用装身具。
  12. 前記装身具及びつぼ押し兼用装身具の一部に99.999%のゲルマニウムが装着されると共に、装身具及びつぼ押し兼用装身具の一部又は全体表面部が、硬質樹脂体で被覆されていることを特徴とする、請求項11記載の装身具。
  13. 前記硬質樹脂体が、エポキシ樹脂であることを特徴とする、請求項11及び請求項12記載の装身具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009178297A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Nosaku:Kk 錫構造体
JP2015024130A (ja) * 2013-06-17 2015-02-05 株式会社小泉製作所 金属装飾品とその製造方法
JP2018007744A (ja) * 2016-07-12 2018-01-18 西濃株式會社 自由に組み合わせ可能なエネルギーアクセサリーの製造工程

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