JP2007159707A - ミスト噴出装置 - Google Patents

ミスト噴出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007159707A
JP2007159707A JP2005357755A JP2005357755A JP2007159707A JP 2007159707 A JP2007159707 A JP 2007159707A JP 2005357755 A JP2005357755 A JP 2005357755A JP 2005357755 A JP2005357755 A JP 2005357755A JP 2007159707 A JP2007159707 A JP 2007159707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mist
movable frame
movable
movable frames
nozzles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005357755A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4896507B2 (ja
Inventor
Takayuki Fukagi
隆行 深木
Kyoji Kameda
恭治 亀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2005357755A priority Critical patent/JP4896507B2/ja
Publication of JP2007159707A publication Critical patent/JP2007159707A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4896507B2 publication Critical patent/JP4896507B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)

Abstract

【課題】設置性及び操作性に優れながらも、使い勝手を向上し得るミスト噴出装置を提供する。
【解決手段】浴室内に浴用ミストを噴出するミスト噴出装置であって、同一の軸心の長手方向に沿って並び且つその軸心周りで各別に回転調整自在な複数の可動枠2の夫々に、複数のミスト噴出用のノズル3が備えられている。複数の可動枠のうちの隣接するもの同士が、軸心周りで回転自在に接続され、可動枠のうちの両端側に位置するものが、固定側支持部1に対して、軸心周りで回転自在に支持されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、浴室内に浴用ミストを噴出するミスト噴出装置に関する。
かかるミスト噴出装置は、浴室内に浴用ミストを噴出して、浴室内にミストサウナ雰囲気を形成するものである。
このようなミスト噴出装置において、従来は、1本のポールをその長手方向に沿う軸心周りに回転調整自在に設け、そのポールに、複数のミスト噴出用のノズルを夫々のノズルの向きを固定した状態でポールの長手方向に沿って列状に備えていた。
そして、前記ポールを回転調整することにより、浴用ミストの噴出方向を変更調整するように構成していた(例えば、特許文献1参照。)。
特開平4−174667号公報
このようなミスト噴出装置を用いて浴用ミストを浴びるときは、体の略全体にわたって浴用ミストが当たるように、浴用ミストの噴出方向を調整することになり、従来のミスト噴出装置では、ポールを回転調整することにより、浴用ミストが体の略全体に当たるように浴用ミストの噴出方向を調整することになる。
ところで、人によっては、体の一部分に対する浴用ミストの当たり状態を体の他の部分に対する浴用ミストの当たり状態と異ならせたいという要求を持つ人がいる。例えば、顔全体に浴用ミストが当たると不快に感じる人がおり、そのような人は、顔以外の部分には浴用ミストを十分に当てながらも、顔には浴用ミストをなるべく当てないようにしたいという要求を持つ。
しかしながら、従来のミスト噴出装置では、ポールを回転調整すると、複数のノズルの向きが一体的に変更調整されるので、前述のような人の要求を満足させることができず、使い勝手が悪いものであった。
又、入浴前に浴室内を浴用ミストの噴出により予備暖房する場合があり、そのように浴室内を予備暖房するときには、洗い場の床面を略全面にわたって暖めるのが好ましいものである。
つまり、入浴者は通常は洗い場にて浴用ミストを浴びることになるので、洗い場の床面を略全面にわたって暖めることにより、快適に浴用ミストを浴びることができるものとなる。
しかしながら、従来のミスト噴出装置では、ポールの周方向に沿う方向での浴用ミストの噴出範囲が狭いので、浴室内を予備暖房するときに、浴室の洗い場の床面を略全面にわたって暖め難く、使い勝手が悪かった。
ちなみに、ノズル夫々の浴用ミストの噴出範囲を広くするにも限度があるので、従来のミスト噴出装置では、ポールの周方向に沿う方向での浴用ミストの噴出範囲が狭くなるのである。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、設置性及び操作性に優れながらも、使い勝手を向上し得るミスト噴出装置を提供することにある。
本発明のミスト噴出装置は、浴室内に浴用ミストを噴出するものであって、
第1特徴構成は、同一の軸心の長手方向に沿って並び且つその軸心周りで各別に回転調整自在な複数の可動枠の夫々に、複数のミスト噴出用のノズルが備えられている点を特徴とする。
即ち、複数の可動枠を同一の軸心の長手方向に沿って並べて設けることにより、ミスト噴出装置を長尺状に構成することができるので、その長尺状のミスト噴出装置を、例えば、浴室の壁面における鏡の横や角部、あるいは、壁面と天井との角部等、狭いスペースにも設置することができ、設置性を向上することができる。
そして、同一の軸心の長手方向に沿って並ぶ複数の可動枠がその軸心周りで各別に回転調整自在であるので、浴用ミストを浴びるときには、浴用ミストが体の略全体にわたって当たるように、あるいは、体の所望の部分には浴用ミストがなるべく当たらず、それ以外の部分には浴用ミストが十分に当たるように、複数の可動枠夫々からの浴用ミストの噴出方向を調整することが可能となって、好みの浴用ミストの浴び状態にて浴用ミストを浴びることが可能となる。
又、浴室内を予備暖房するときには、洗い場の床面における互いに異なる部分に向けて浴用ミストを噴出するように、複数の可動枠夫々からの浴用ミストの噴出方向を調整することにより、洗い場の床面を略全面にわたって暖めることが可能となる。
しかも、複数の可動枠の夫々に、複数のミスト噴出用のノズルを備えて、各可動枠からの浴用ミストの噴出範囲を広くしているので、好みの浴用ミストの浴び状態にて浴用ミストを浴びるようにしたり、洗い場の床面における互いに異なる部分に向けて浴用ミストを噴出するようにするために、複数の可動枠を回転調整するに当たって、その回転調整する可動枠の数を少なくすることができるものとなり、操作性を向上することができる。
ちなみに、浴室に対して固定的に設置されるノズル支持部に複数のノズルを各別に向き変更調整自在に設けて、ノズルを1個ずつ向き変更することにより、好みの浴用ミストの浴び状態にて浴用ミストを浴びるようにしたり、洗い場の床面における互いに異なる部分に向けて浴用ミストを噴出するようにすることが想定されるが、この場合は、ノズルを1個ずつ向き変更する必要があるので、操作性が悪い。
従って、設置性及び操作性に優れながらも、使い勝手を向上し得るミスト噴出装置を提供することができるようになった。
第2特徴構成は、上記第1特徴構成に加えて、
複数の前記可動枠のうちの隣接するもの同士が、前記軸心周りで相対回転自在に接続され、前記軸心方向に並ぶ複数の可動枠のうちの両端側に位置するものが、固定側支持部に対して、前記軸心周りで回転自在に支持されている点を特徴とする。
即ち、一対の固定部により、複数の可動枠を、前記軸心の長手方向(可動枠の回転軸心の軸心方向に相当する)に沿って並び且つその軸心周りで各別に回転調整自在な状態に支持することができるので、複数の可動枠の支持構成を簡略化することができる。
ちなみに、複数の可動枠を、相互に接続せずに、前記軸心周りで回転調整自在なように各別に固定側支持部にて支持した状態で、前記軸心方向に沿って並ぶように設ける場合が想定されるが、この場合は、複数の可動枠を支持するために、多くの固定側支持部を設ける必要があり、複数の可動枠の支持構成が複雑になる。
従って、複数の可動枠の支持構成を簡略化することができるので、ミスト噴出装置を低廉化することができるようになった。
第3特徴構成は、上記第1又は第2特徴構成に加えて、
複数の前記可動枠のうちの少なくとも一つの可動枠に備えられている複数のノズルのうちの少なくとも一部が、ミスト噴出方向の変更のために向き変更調整自在である点を特徴とする。
即ち、向き変更調整自在なノズルを備えた可動枠を所定の回転位相に位置させた状態で、ノズルの向きを変更調整することにより、ミスト噴出方向を更に変更調整することができる。
つまり、可動枠を回転調整することにより、その可動枠からの浴用ミストの噴出方向を変更調整することができるに加えて、ノズルの向きを変更調整することにより、その可動枠からの浴用ミストの噴出方向を変更調整することができるので、可動枠からの浴用ミストの噴出方向の変更範囲をより一層大きくすることができ、又、可動枠からの浴用ミストの噴出方向をより一層細かく変更調整することができる。
そして、可動枠からの浴用ミストの噴出方向をより一層細かく変更調整することができることにより、体に対する浴用ミストの噴出方向をより一層細かく変更調整することができるようになって、より一層好ましい浴び状態にて浴用ミストを浴びることが可能となる。
又、可動枠からの浴用ミストの噴出方向の変更範囲をより一層大きくすることができることにより、浴室内を予備暖房するときに、複数の可動枠により浴用ミストをより一層広い範囲にわたって噴出することができるので、洗い場の床面をより一層広い範囲にわたって暖めることが可能となる。
従って、使い勝手をより一層向上することができるようになった。
第4特徴構成は、上記第1〜第3特徴構成のいずれかに加えて、
複数の前記可動枠のうちの少なくとも一つの可動枠に備えられる複数のノズルが、前記可動枠の周方向に沿って複数並べるように設けられ、それらノズルのミスト噴出方向が、前記軸心からの放射方向である点を特徴とする。
即ち、複数の可動枠のうちの少なくとも一つの可動枠に備えられる複数のノズルから、浴用ミストが可動枠の周方向に沿って広がる状態の放射状に噴出される。
そして、複数の可動枠のうちの少なくとも一つの可動枠から、浴用ミストが可動枠の周方向に沿って広がる状態の放射状に噴出されることにより、浴用ミストに切れ目が生じるのを抑制しながら、可動枠相互間の回転位相のずれ量を大きく変更調整するように、可動枠を大きく回転調整することが可能となる。
従って、浴用ミストに切れ目が生じるのを抑制しながら、可動枠の周方向に沿う方向でのミスト噴出範囲をより一層広くすることができるようになった。
第5特徴構成は、上記第1〜第3特徴構成のいずれかに加えて、
複数の前記可動枠のうちの少なくとも一つの可動枠に備えられる複数のノズルが、前記軸心方向に沿って列状に並べられている点を特徴とする。
即ち、複数の可動枠のうちの少なくとも一つの可動枠に、複数のノズルが可動枠の回転軸心の軸心方向に沿って列状に並べられて備えられているので、それら複数のノズルから、浴用ミストに切れ目が生じるのを抑制しながら、可動枠の回転軸心の軸心方向に沿う方向の広い範囲にわたって浴用ミストが噴出される。
従って、浴用ミストに切れ目が生じるのを抑制しながら、可動枠の回転軸心の軸心方向に沿う方向でのミスト噴出範囲をより一層広くすることができるようになった。
第6特徴構成は、上記第5特徴構成に加えて、
複数の前記可動枠のうちの少なくとも一つの可動枠に備えられる複数のノズルが、前記軸心方向に沿う列状で且つ前記周方向に沿って複数列となるように並べられている点を特徴とする。
即ち、複数の可動枠のうちの少なくとも一つの可動枠に、複数のノズルが可動枠の回転軸心の軸心方向に沿う列状で且つ可動枠の周方向に沿って複数列となるように並べられて備えられているので、それら複数のノズルから、浴用ミストが、可動枠の周方向に沿って広がる状態の放射状にて、可動枠の回転軸心の軸心方向に沿う方向の広い範囲にわたって噴出される。
そして、複数の可動枠のうちの少なくとも一つの可動枠から、浴用ミストが可動枠の周方向に沿って広がる状態の放射状に噴出されることにより、浴用ミストに切れ目が生じるのを抑制しながら、可動枠相互間の回転位相のずれ量を大きく変更調整するように、可動枠を大きく回転調整することが可能となる。
従って、浴用ミストに切れ目が生じるのを抑制しながら、可動枠の周方向に沿う方向と可動枠の回転軸心の軸心方向に沿う方向との両方向でのミスト噴出範囲をより一層広くすることができるようになった。
第7特徴構成は、上記第1〜第6特徴構成のいずれかに加えて、
前記複数の可動枠のうちの一端側の可動枠に備えられる湯水供給管が、固定側支持部に備えられた湯水供給管に、前記軸心周りで相対回転自在に接続され、前記複数の可動枠のうちの一端側の可動枠以外の可動枠に備えられた湯水供給管が、隣接する可動枠に備えられた湯水供給管に、前記軸心周りで相対回転自在に接続されている点を特徴とする。
即ち、固定側支持部に備えられた湯水供給管と、複数の可動枠夫々に備えられた湯水供給管が一連に連通しているので、固定側支持部に備えられた湯水供給管に湯水を供給すると、複数の可動枠夫々に備えられた湯水供給管を湯水が通流して、複数の可動枠夫々の複数のノズルから浴用ミストが噴出される。
つまり、固定側支持部に備えられた湯水供給管にのみ、湯水供給用の管路を接続するだけの簡単な配管構成で、複数の可動枠夫々の複数のノズルから浴用ミストが噴出されるようにすることができるのである。
そして、複数の可動枠のうちの一端側の可動枠を回転させると、その一端側の可動枠に備えられている湯水供給管も一端側の可動枠と一緒に回転して、固定側支持部に備えられた湯水供給管やその一端側の可動枠に隣接する可動枠に備えられた湯水供給管に対して相対回転する。
又、複数の可動枠のうちの前記一端側の可動枠以外の可動枠を回転させると、その可動枠に備えられている湯水供給管もその可動枠と一緒に回転して、その可動枠の両側に隣接する可動枠夫々に備えられた湯水供給管に対して相対回転する。
つまり、複数の可動枠夫々には、夫々に備えた複数のノズルに浴用ミスト用の湯水を供給するための湯水供給管を設けることになるが、浴用ミストの噴出方向の変更調整のために可動枠を回転させるのに伴って、その可動枠に備えられた湯水供給管も可動枠と一緒に回転させるようにすることにより、その湯水供給管が捩れるのを回避することができるので、湯水供給管の劣化を防止して、ミスト噴出装置の耐久性を向上することができるのである。
要するに、ミスト噴出装置を設置する際の配管構成の簡略化、及び、ミスト噴出装置の耐久性の向上を図ることができるようになった。
第8特徴構成は、上記第1〜第7特徴構成のいずれかに加えて、
前記複数の可動枠における隣接する可動枠の間に、追加用の可動枠を組み込み自在に構成されている点を特徴とする。
即ち、複数の可動枠における隣接する可動枠の間に、追加用の可動枠を組み込むことにより、可動枠の回転軸心の軸心方向に沿う方向での浴用ミストの噴出範囲を広げることができる。
ちなみに、追加用の可動枠にも、その追加用の可動枠に備えられる湯水供給管から湯水が供給されるようにノズルを備えるようにすると、浴用ミストをそれに切れ目が生じるのを抑制すべく噴出するようにしながら、可動枠の回転軸心の軸心方向に沿う方向での浴用ミストの噴出範囲を広げることができるので、好ましい。
従って、可動枠の回転軸心の軸心方向に沿う方向での浴用ミストの噴出範囲をより一層広くすることができるようになった。
又、追加用の可動枠の組み込み数を変更することにより、可動枠の回転軸心の軸心方向に沿う方向での浴用ミストの噴出範囲を簡単に変更することができるので、浴室の広さ等、ミスト噴霧対象空間の広さに応じて、浴用ミストの噴出範囲を簡単に広くすることができる。
第9特徴構成は、上記第1〜第8特徴構成のいずれかに加えて、
ミスト噴出を断続する開閉弁に対する操作部が、複数の前記可動枠のうちのいずれかに備えられている点を特徴とする。
即ち、複数の可動枠を浴室の壁面等に設置するのと同時に、ミスト噴出を断続する開閉弁に対する操作部も設置されることになるので、ミスト噴出装置の設置作業を簡略化することができる。
又、浴用ミストの噴出方向又は噴出範囲を変更調整すべく複数の可動枠の全て又は一部を回転調整するのに合わせて、操作部を操作して浴用ミストを噴出させることができる、あるいは、操作部を操作して浴用ミストを噴出させるのに合わせて、浴用ミストの噴出方向又は噴出範囲を変更調整すべく複数の可動枠の全て又は一部を回転調整することができるので、ミスト噴出装置の操作性を向上することができる。
要するに、ミスト噴出装置の設置性及び操作性をより一層向上することができるようになった。
〔第1実施形態〕
以下、図面に基づいて、本発明の第1実施形態を説明する。
図5に示すように、ミスト噴出装置Mは、一対の固定側支持部1を用いて浴室内の壁面Wに取り付けて使用するものであり、図1及び図2に示すように、同一の軸心Pの長手方向(以下、軸心方向と記載する場合がある)に沿って並び且つその軸心周りで各別に回転調整自在な複数の可動枠2の夫々に、複数のミスト噴出用のノズル3を備えて、それら複数の可動枠2を、前記一対の固定側支持部1に支持して構成してある。
そして、この第1実施形態では、複数の前記可動枠2のうちの隣接するもの同士を、前記軸心周りで相対回転自在に接続し、前記軸心方向に並ぶ複数の可動枠2のうちの両端側に位置するものを、前記固定側支持部1に対して、前記軸心周りで回転自在に支持してある。
この第1実施形態では、複数の前記可動枠2として、2個の可動枠2を設けてあり、又、各可動枠2には、5個の前記ノズル3を備えてある。
詳細は後述するが、前記一対の固定側支持部1のうちの一方には、このミスト噴出装置に温水を供給するためのミスト用湯水供給路20を接続する湯水供給管4を設けてあり、以下の説明では、一対の固定側支持部1のうち、前記湯水供給管4を設けたものを上手側の固定側支持部1Uと記載し、他方側のものを下手側の固定側支持部1Lと記載する場合がある。
又、2個の可動枠2のうち、前記上手側の固定側支持部1Uの側のものを上手側の可動枠2Uと記載し、前記下手側の固定側支持部1Lの側のものを下手側の可動枠2Lと記載する場合がある。
図1ないし図3に示すように、各可動枠2は、横断面形状が六角形の筒状であり、その六角筒状の可動枠2における六側面を、後方の後面2aと、その後面2aの両端夫々から前方にその後面2aに略直角に夫々伸びる一対の後方側側面2bと、それら一対の後方側側面2b夫々の前端から前方側ほど互いに近づくように夫々延びる一対の前方側側面2cと、それら一対の前方側側面2cの前端に両端が連なる前面2dとから構成してある。
各固定側保持部1は、前記軸心Pの軸心方向視にて、前方側の部分が可動枠2に重なり、後方側の部分が可動枠2よりも後方側に突出する形状に構成してある。
図2に示すように、上手側の可動枠2Uにおける下手側の可動枠2Lに接続する側の端部には、前記軸心方向視にてリング状で且つ径方向外側から内側に凹入する凹入溝を有する凹入状嵌合部2eを設け、上手側の固定側支持部1Uに接続する側の端部には、前記軸心方向視にてリング状で且つ径方向外側から内側に凹入する凹入溝を有する凹入状嵌合部2eを設けてある。
下手側の可動枠2Lにおける上手側の可動枠2Uに接続する端部には、前記凹入状嵌合部2eに嵌合自在な、前記軸心方向視にてリング状で且つ径方向外側から内側に突出する凸部を備えた凸状嵌合部2f設け、下手側の固定側支持部1Lに接続する側の端部には、前記軸心方向視にてリング状で且つ径方向外側から内側に凹入する凹入溝を有する凹入状嵌合部2eを設けてある。
上手側の固定側保持部1Uには、前記上手側の可動枠2Uの前記凹入状嵌合部2eに嵌合自在な、前記軸心方向視にてリング状で且つ径方向外側から内側に突出する凸部を備えた凸状嵌合部1aを設け、下手側の固定側保持部1Lには、前記下手側の可動枠2Lの前記凹入状嵌合部2eに嵌合自在な、前記軸心方向視にてリング状で且つ径方向外側から内側に突出する凸部を備えた凸状嵌合部1aを設けてある。
図2及び図3に示すように、各可動枠2の内部には、その中心において前記軸心方向に延びる状態で、湯水供給管5を設け、その湯水供給管5から5本の分岐管6を分岐させてある。
又、図1にも示すように、各可動枠2の前面2dにおける前記軸心方向の中間部分に、ノズル取り付け用の孔を形成し、各可動枠2の各前方側側面2cには、2個のノズル取り付け用の孔を、前記前面2dのノズル取り付け用の孔に対して前記軸心方向両側に振り分けた状態で形成してある。
そして、図1ないし図3に示すように、前記5本の分岐管6のうち、1本の分岐管6の先端を、可動枠2の前面2dに形成したノズル取り付け用の孔に連通する状態でその前面2dに接続し、他の2本の分岐管6夫々の先端を、可動枠2の一方の前方側側面2cに形成したノズル取り付け用の孔に連通する状態でその前方側側面2cに接続し、残りの2本の分岐管6夫々の先端を、可動枠2の他方の前方側側面2cに形成したノズル取り付け用の孔に連通する状態でその前方側側面2cに接続してある。
つまり、六角筒状の可動枠2の前面2dに接続した1本の分岐管6、一方の前方側側面2cに接続した2本の分岐管6、及び、他方の前方側側面2cに接続した2本の分岐管6は、前記軸心方向視において、その軸心Pから放射状に広がる状態となるように設けてある。
そして、各分岐管6の先端に、前記ノズル3を、前面視で中心から360°のいずれの方向にも首振り自在な状態で接続してある。
つまり、2個の可動枠2夫々に備えられている複数のノズル3の全てを、ミスト噴出方向の変更のために向き変更調整自在なように構成してある。
又、2個の可動枠2夫々に備える複数のノズル3を、可動枠2の周方向に沿って複数並べるように設け、それらノズル3のミスト噴出方向が、前記軸心Pからの放射方向となるように構成してある。
又、2個の可動枠2夫々に備える複数のノズル3を、前記軸心方向に沿って列状に並べてある。
又、2個の可動枠2夫々に備える複数のノズル3を、前記軸心方向に沿う列状で且つ可動枠2の周方向に沿って複数列となるように並べてある。
そして、上手側の可動枠2Uの凹入状嵌合部2eと下手側の可動枠2Lの凸状嵌合部2fとを嵌合させることにより、2個の可動枠2U,2Lを前記軸心周りで相対回転自在に接続し、上手側の可動枠2Uの凹入状嵌合部2eを上手側の固定側支持部1Uの凸状嵌合部1aを嵌合させることにより、上手側の可動枠2Uを上手側の固定側支持部1Uに前記軸心周りに回転自在に支持し、更に、下手側の可動枠2Lの凹入状嵌合部2eを下手側の固定側支持部1Lの凸状嵌合部1aに嵌合させることにより、下手側の可動枠2Lを下手側の固定側支持部1Lに前記軸心周りに回転自在に支持してある。
ちなみに、図示は省略するが、前記各可動枠2は、前後方向に2分割した2つの部分をビスにて接続して一体化するように構成してある。
そして、例えば、上手側の可動枠2Uを2分割した状態で、その凹入状嵌合部2eを上手側の固定側保持部材1Uの凸状嵌合部1aに嵌合させるように2つの部分を組み合わせた後に、一体化し、並びに、下手側の可動枠2Lを2分割した状態で、その下手側の可動枠2Lの凸状嵌合部2fを上手側の可動枠2Uの凹入状嵌合部2eに嵌合させ、且つ、その下手側の可動枠2Lの凹入状嵌合部2eを下手側の固定側保持部1Lの凸状嵌合部1aに嵌合させるように、2つの部分を組み合わせた後に、一体化することにより、一対の固定側保持部1及び2個の可動枠2を上述のように組み付けることになる。
又、図2に示すように、上手側の可動枠2Uと上手側の固定側支持部1Uとを上述のように軸心周りに回転自在に接続するときには、上手側の可動枠2Uの湯水供給管5と上手側の固定側支持部1Uの湯水供給管4とを、両側の管を互いに相対回転自在に接続する回転継手7にて連通接続し、又、上手側の可動枠2Uと下手側の可動枠2Lとを上述のように軸心周りに回転自在に接続するときには、上手側の可動枠2Uの湯水供給管5と下手側の可動枠2Lの湯水供給管5とを回転継手7にて互いに相対回転自在に連通接続する。
つまり、上手側の固定側支持部1Uに備えられた湯水供給管4と、複数の可動枠2夫々に備えられた湯水供給管5とが直列状に一連に連通接続される。
そして、上手側の可動枠2Uを把持して回転させて、上手側の固定側支持部1Uや下手側の可動枠2Lに対して相対回転させると、その上手側の可動枠2Uの内部の湯水供給管5も上手側の可動枠2Uと一体的に回転して、上手側の固定側支持部1Uの湯水供給管4や下手側の可動枠2Lの湯水供給管5に対して相対回転することになる。
又、下手側の可動枠2Lを把持して回転させて、上手側の可動枠2Uや下手側の固定側支持部1Lに対して相対回転させると、その下手側の可動枠2Lの内部の湯水供給管5も下手側の可動枠2Lと一体的に回転して、上手側の可動枠2Uの湯水供給管5に対して相対回転することになる。
図2及び図4に示すように、上手側の可動枠2Uの湯水供給管5における前記5本の分岐管6の分岐部よりも上手側の箇所に、その湯水供給管5を開閉する電磁弁8(開閉弁に相当する)を設けてある。
又、下手側の可動枠2Lの内部には、前記電磁弁8の開閉操作等、ミスト噴出装置Mの運転を制御するための制御動作を実行する制御部9と、その制御部9に電力を供給するための電池10を保持する電池保持部11とを設け、更に、その下手側の可動枠2Lには、ミスト噴出の開始及び停止を指令するための運転スイッチ12(操作部に相当する)を外部から操作自在に設けてある。
そして、前記制御部9は、運転スイッチ12からミスト噴出の開始が指令されると、前記電磁弁8を開弁し、運転スイッチ12からミスト噴出の停止が指令されると電磁弁8を閉弁するように構成してある。
つまり、ミスト噴出を断続する開閉弁としての電磁弁8に対する操作部としての運転スイッチ12を、複数の可動枠2のうちのいずれかに備えてある。
次に、このミスト噴出装置Mを浴室に設置する設置形態について説明を加える。
図5に示すように、ミスト噴出装置Mを、例えば、前記上手側の可動枠2Uが下側になる状態で2個の可動枠2U,2Lが上下方向に並ぶ形態で、前記一対の固定側保持部1により浴室内の壁面Wに取り付ける。
そして、図7に示すように、一般には、入浴者Nは洗い場30に設置したイスCに座る等の姿勢で浴用ミストを浴びることになるので、ミスト噴出装置Mは、その上端を洗い場30のイスCに座った入浴者Nの頭部の高さ付近に位置させる状態で設置するのが好ましい。
例えば、ミスト噴出装置Mの長さを500〜600mmとすると、ミスト噴出装置Mを、その下端が洗い場30の床面から650〜800mmの高さに位置する状態に設置するのが好ましい。
図4及び図5に示すように、浴室には、給湯器21から温水を供給する給湯路22及び水道等の給水源(図示せず)から水が供給される給水路23が接続されて、それら給湯路22からの温水と給水路23からの水とを混合して混合水路24に供給する混合水栓25を設け、混合水路24の先端には、切換弁26を介して蛇口27とシャワーヘッド28とを接続してある。
そして、前記混合水路24における前記切換弁26よりも上流側の部分から、前記ミスト用温水供給路20を分岐させて、そのミスト用温水供給路20を前記上手側の固定側保持部2Uの湯水供給管4に接続してある。
前記混合水栓25はサーモスタット式であり、このサーモスタット式の混合水栓25は公知であるので、詳細な説明を省略して簡単に説明すると、図5に示すように、吐出流量調節用つまみ25aと、吐出温度調節用つまみ25bを備えて、吐出流量調節用つまみ25aにより、止水と出水の切り換え及び吐出流量の調節が自在であり、吐出温度調節用つまみ25bにより吐出する湯水の温度の調節が自在なように構成されている。
前記給湯器21は公知であるので、詳細な説明を省略して簡単に説明すると、この給湯器21は、水道圧により給水され、前記混合水栓25等の開栓に伴って湯水が通流して、その通流する湯水の量が設定下限量以上になると、バーナが着火して給湯路22に出湯し、前記混合水栓25等の閉栓に伴って通流する湯水の量が前記設定下限量未満になるとバーナが消火するように構成されている。
つまり、前記運転スイッチ12によりミスト噴出の開始を指令すると、制御部9により電磁弁8が開弁されて、その開弁に伴って水道圧により給湯器21に給水されるので、給湯器21のバーナが着火されて、給湯路22を通じて温水が湯水供給管4に供給されることになり、ミスト噴出装置Mの複数のノズル3から浴用ミストが噴出される。
ちなみに、浴用ミストの噴出量は前記吐出流量調節用つまみ25aにより調節し、噴出ミストの温度は前記吐出温度調節用つまみ25bにより調節することになる。
そして、前記運転スイッチ12によりミスト噴出の停止を指令すると、制御部9により電磁弁8が閉弁されて、複数のノズル3からの浴用ミストの噴出が停止される。
次に、図6及び図7に基づいて、浴用ミストの噴出形態の一例を説明する。
尚、図6は浴室の平面図を示し、その図6において、29は平面視で長方形状の浴槽、30は洗い場、31は浴室のドアである。又、図6において、一点鎖線を用いて符合2Uにて示す範囲は、上手側の可動枠2Uによる浴用ミストの噴出範囲であり、破線を用いて符号2Lにて示す範囲は、下手側の可動枠2Lによる浴用ミストの噴出範囲である。
先ず、入浴前に浴室内を浴用ミストの噴出により予備暖房する場合の浴用ミストの噴出形態について説明する。
ちなみに、浴室内にて浴用ミストを浴びる場合、一般には、図7に示すように、入浴者Nは洗い場30に設置したイスCに座る等の姿勢で浴用ミストを浴びるので、浴室内を浴用ミストの噴出により予備暖房する場合、洗い場30の床面を略全面にわたって暖めるように浴用ミストを噴出するのが好ましい。
そこで、例えば、図6の(イ)に示すように、ミスト噴出装置Mを、平面視で浴槽29の長辺方向の一端側の壁面Wにおける浴槽29の縁部近傍に取り付ける場合、洗い場30における浴槽29の長辺方向に沿う方向の端部の浴槽29の縁部近傍から前記浴槽29の長辺方向に沿う方向に浴用ミストを噴出することになるので、その洗い場30における浴槽29の短辺方向に沿う方向の略全幅にわたって浴用ミストを噴出するように、上手側の可動枠2Uと下手側の可動枠2Lとを回転させることになる。
又、図6の(ロ)に示すように、ミスト噴出装置Mを、洗い場30を隔てた浴槽29の向かい側の壁面Wにおける浴槽29の長辺方向に沿う方向の略中央に取り付ける場合、洗い場30における浴槽29の長辺方向に沿う方向の略中央から浴槽29の短辺方向に沿う方向に浴用ミストを噴出することになるので、水平方向に略180°の範囲に浴用ミストを噴出するように、上手側の可動枠2Uと下手側の可動枠2Lとを回転させることになる。
つまり、図6の(ロ)に示すように、ミスト噴出装置Mを、洗い場30を隔てた浴槽29の向かい側の壁面Wにおける浴槽29の長辺方向に沿う方向の略中央に取り付ける場合は、図6の(イ)に示すように、ミスト噴出装置Mを、浴槽29の長辺方向の一端側の壁面Wにおける浴槽29の縁部近傍に取り付ける場合に比べて、水平方向での浴用ミストの噴出範囲を広くする必要があるので、上手側の可動枠2U及び下手側の可動枠2Lを、互いの回転位相を大きくずらすように回転することになる。
図7に示すように、入浴者Nが浴用ミストを浴びるときは、上手側の可動枠2U及び下手側の可動枠2Lの前面2dを、互いの回転位相を同じ又は略同じにした状態で、入浴者Nの正面に向ける。
そして、例えば、上手側の可動枠2Uの複数のノズル3にて、浴用ミストを主として入浴者Nの下半身に向けて噴出するように、上手側の可動枠2Uの複数のノズル3の向きを調節し、下手側の可動枠2Lの複数のノズル3にて、浴用ミストを主として入浴者Nの上半身に向けて噴出するように、下手側の可動枠2Lの複数のノズル3の向きを調整する。
あるいは、顔に当たる浴用ミストの量が多過ぎると不快に感じる人が浴用ミストを浴びるときは、下手側の可動枠2Lを、それからの浴用ミストの噴出方向が入浴者Nの正面から反れるように回転調整したり、下手側の可動枠2Lの複数のノズル3の向きを顔から反らすように調整することにより、顔に当たる浴用ミストの量を少なくすることができる。
〔第2実施形態〕
以下、図面に基づいて、本発明の第2実施形態を説明する。
図8及び図9に示すように、この第2実施形態のミスト噴出装置Mは、複数の可動枠2における隣接する可動枠2の間に、追加用の可動枠13を組み込み自在に構成してある。
ちなみに、この第2実施形態では、追加用の可動枠13として、1個の追加用の可動枠13を組み込む場合について説明する。
追加用の可動枠13について説明を加えると、図8及び図9に示すように、この追加用の可動枠13は、可動枠2と同様の六角筒状に構成し、その六角筒状の追加用の可動枠13における六側面は、可動枠2と同様に、後方の後面13aと、その後面13aの両端夫々から前方にその後面13aに略直角に夫々伸びる一対の後方側側面13bと、それら一対の後方側側面13b夫々の前端から前方側ほど互いに近づくように夫々延びる一対の前方側側面13cと、それら一対の前方側側面13cの前端に両端が連なる前面13dとから構成してある。
図9に示すように、追加用の可動枠13の一端には、それに隣接する可動枠2の凹入状嵌合部2eに嵌合自在な、前記軸心方向視にてリング状で且つ径方向外側から内側に突出する凸部を備えた凸状嵌合部13f設け、追加用の可動枠13の他端には、それに隣接する可動枠2の凸状嵌合部2fに嵌合自在な、前記軸心方向視にてリング状で且つ径方向外側から内側に凹入する凹入溝を有する凹入状嵌合部13eを設けてある。
又、図8及び図9に示すように、追加用の可動枠13の各前方側側面2cには、ノズル取り付け用の孔を1個ずつ形成してある。
又、追加用の可動枠13の内部には、その中心において前記軸心方向に延びる状態で、湯水供給管14を設け、その湯水供給管14から2本の分岐管15を分岐させてある。
そして、前記2本の分岐管15のうちの一方の分岐管15の先端を、追加用の可動枠13の一方の前方側側面13cに形成したノズル取り付け用の孔に連通する状態でその前方側側面13cに接続し、他方の分岐管15の先端を、追加用の可動枠13の他方の前方側側面13cに形成したノズル取り付け用の孔に連通する状態でその前方側側面13cに接続してある。
つまり、追加用の可動枠13の一対の前方側側面13cに夫々接続した2本の分岐管15は、前記軸心方向視において、その軸心Pから放射状に広がる状態となるように設けてある。
そして、各分岐管15の先端に、前記ノズル3を、前面視で中心から360°のいずれの方向にも首振り自在な状態で接続してある。
つまり、追加用の可動枠13に備えられている複数のノズル3の全てを、ミスト噴出方向の変更のために向き変更調整自在なように構成してある。
又、追加用の可動枠13に備える複数のノズル3を、周方向に沿って複数並べるように設け、それらノズル3のミスト噴出方向が、前記軸心Pからの放射方向となるように構成してある。
そして、追加用の可動枠13の凸状嵌合部13fを、それに隣接する可動枠2の凹入状嵌合部2eに嵌合させ、且つ、追加用の可動枠13の凹入状嵌合部13eを、それに隣接する可動枠2の凸状嵌合部2fに嵌合させることにより、追加用の可動枠13を、隣接する可動枠2の間に前記軸心周りで相対回転自在に組み込むように構成してある。
ちなみに、図示は省略するが、追加用の可動枠13は、前後方向に2分割した2つの部分をビスにて接続して一体化するように構成してあり、その追加用の可動枠13を2分割した状態で、その凸状嵌合部13f又は凹入状嵌合部13eを可動枠の凹入状嵌合部2e又は凸状嵌合部2fに嵌合させるように2つの部分を組み合わせた後に、一体化することになる。
又、追加用の可動枠13を、上述のように、隣接する可動枠2の間に前記軸心周りで相対回転自在に組み込むときには、追加用の可動枠13の湯水供給管14と可動枠2の湯水供給管5とを回転継手7にて互いに相対回転自在に連通接続することになる。
つまり、追加用の可動枠13を把持して回転させて、その両側に隣接する可動枠2に対して相対回転させると、その追加用の可動枠13の内部の湯水供給管14も追加用の可動枠13と一体的に回転して、両側に隣接する可動枠2の内部の湯水供給管5に対して相対回転することになる。
〔第3実施形態〕
以下、図面に基づいて、本発明の第3実施形態を説明する。
この第3実施形態は、ミスト噴出装置Mの設置形態を上記の第1実施形態と異ならせた実施形態であり、ミスト噴出装置Mの構成は上記の第1実施形態と同様であるので、主として、ミスト噴出装置Mの設置形態について説明する。
図10に示すように、この第3実施形態では、ミスト噴出装置Mを、前記上手側の可動枠2Uが左側になる状態で2個の可動枠2U,2Lが水平方向に並ぶ形態で、前記一対の固定側保持部1により浴室内の壁面Wに取り付ける。
上述のようにミスト噴出装置Mを設置する場合、ミスト噴出装置Mを設置した状態で上側に位置する可動枠2の前方側側面2cに接続した分岐管6には、ノズル3を取り付けずに、その分岐管6の先端開口部を、蓋体16にて、可動枠2に形成したノズル取り付け用の孔と共に閉塞する。
次に、この第3実施形態のミスト噴出装置Mを浴室に設置する設置形態について、説明を加える。
図11に示すように、この第3実施形態では、入浴者Nが洗い場30に設置したイスCに座った状態でも、あるいは、立った状態でも、浴用ミストを入浴者Nの上方から入浴者Nに向けて落下させるように噴出することができるように、ミスト噴出装置Mを、2個の可動枠2U,2Lが水平方向に並ぶ形態で、浴室の壁面Wにおける天井の下方近傍に取り付ける。
図11に基づいて、浴用ミストの噴出形態の一例を説明する。
上手側の可動枠2Uの複数のノズル3及び下手側の可動枠2Lの複数のノズル3にて、入浴者Nの正面に向けて浴用ミストを噴出するように、上手側の可動枠2Uの複数のノズル3及び下手側の可動枠2Lの複数のノズル3夫々の向きを入浴者Nの正面に向ける。
そして、上手側の可動枠2U及び下手側の可動枠2Lのいずれか一方、例えば上手側の可動枠2Uの複数のノズル3から浴用ミストを主として入浴者Nの顔に向けて噴出するように、上手側の可動枠2Uを回転させてそのミスト噴出方向を調節し、上手側の可動枠2U及び下手側の可動枠2Lの他方、例えば下手側の可動枠2Lの複数のノズル3から浴用ミストを主として入浴者Nの胸から下の部分に向けて噴出するように、下手側の可動枠2Lを回転させてそのミスト噴出方向を調節することになる。
又、図示は省略するが、入浴前に浴室内を予備暖房するときは、例えば、上手側の可動枠2Uにて、浴用ミストを洗い場30の床面におけるミスト噴出装置Mに対して近い側の部分に向けて噴出し、下手側の可動枠2Lにて、浴用ミストを洗い場30の床面におけるミスト噴出装置Mに対して遠い側の部分に向けて噴出するように、上手側の可動枠2U及び下手側の可動枠2L夫々を回転させて夫々のミスト噴出方向を調節することになる。
つまり、上述のようにミスト噴出装置Mを設置して浴用ミストを浴びる場合、浴用ミストを上向きに噴出する必要がないので、ミスト噴出装置Mを設置した状態で上側に位置する可動枠2の前方側側面2cに支持した分岐管6には、ノズル3を取り付けないのである。
〔別実施形態〕
次に別実施形態を説明する。
(イ) 複数の可動枠2を、同一の軸心の長手方向に沿って並び且つその軸心周りで各別に回転調整自在に設けるに当たって、可動枠2の設置数は上記の実施形態における2個に限定されるものではなく、3個以上でも良い。
(ロ) ノズル3をミスト噴出方向の変更のために向き変更調整自在に可動枠2に設ける場合、上記の実施形態のように、複数の可動枠2の全てについて、夫々の可動枠2に備える複数のノズル3全てを向き変更調整自在に設ける場合に限定されるものではない。
例えば、複数の可動枠2のうちの一部の可動枠2に備えるノズル3を、向き変更調整自在に設け、残りの可動枠2に備えるノズルの全てを向き固定に設けても良い。その場合、一部の可動枠2に備える複数のノズル3の全てを向き変更調整自在に設けても良いし、複数のノズル3のうちの一部のノズル3を向き変更調整自在に設けても良い。
(ハ) 上記の実施形態では、複数の可動枠2のうちの少なくとも一つの可動枠2に備えられている複数のノズル3のうちの少なくとも一部が、ミスト噴出方向の変更のために向き変更調整自在に構成する場合について例示したが、複数の可動枠2全てについて、夫々の可動枠2に備える複数のノズル3全てを向き固定に構成しても良い。
(ニ) 複数の可動枠2の夫々に複数のノズル3を設けるに当たって、ノズル3の設置数は上記の実施形態において例示した5個に限定されるものではない。
又、上記の実施形態においては、複数の可動枠2に、互いに同数のノズル3を設ける場合について例示したが、複数の可動枠2に、個数を異ならせてノズル3を設けても良い。
例えば、上記の第1実施形態のように、複数の可動枠3を上下方向に並ぶ形態で設置する場合、下側の可動枠2に備えるノズル数を、上側の可動枠2に備えるノズル数よりも多くしても良い。
つまり、複数の可動枠3を上下方向に並ぶ形態で設置する場合、顔に当たる浴用ミストの量が多過ぎると、不快に感じる虞があるので、下側の可動枠2に備えるノズル数を、上側の可動枠2に備えるノズル数よりも多くして、顔に当たる浴用ミスト量を少なくするのが好ましい。
(ホ) 可動枠3に複数のノズル3を設置する形態は、上記の実施形態のように、可動枠3の回転軸心Pの軸心方向に沿う列状で且つ可動枠3の周方向に沿って複数列となるように並べる形態に限定されるものではない。
例えば、可動枠3の回転軸心Pの軸心方向に沿って1列状に並べても良いし、あるいは、可動枠3の周方向に沿って1列状に並べても良い。
(ヘ) 追加用の可動枠13を複数の可動枠2における隣接する可動枠2の間に組み込む場合、追加用の可動枠13の組み込み数は2個以上でも良い。
又、3個以上の可動枠2を、同一の軸心Pの長手方向に沿って並び且つその軸心周りで各別に回転調整自在に設ける場合、隣接する可動枠2の間の夫々に、追加用の可動枠13の組み込むように構成しても良い。
(ト) 可動枠2の形状は、上記の実施形態において例示した六角筒状に限定されるものではなく、例えば、円筒状や、横断面形状が半円の半円筒状でも良い。
但し、複数のノズル3を、それらノズル3のミスト噴出方向が可動枠の回転軸心Pからの放射方向となるように周方向に沿って並べることにより、浴用ミストの噴出範囲を広くする場合は、可動枠2を、上記の実施形態の如き六角筒状や、円筒状又は半円筒状のように、前方側の面が膨出する形状にするのが好ましい。
(チ) 複数の可動枠2を、同一の軸心Pの長手方向に沿って並び且つその軸心周りで各別に回転調整自在に設けるに当たっては、複数の可動枠2を、相互に接続せずに、同一の軸心周りで回転調整自在なように各別に固定側支持部にて支持した状態で、前記軸心Pの長手方向に沿って並ぶように設けても良い。
(リ) ミスト噴出装置Mの設置形態は、上記の第1及び第3の各実施形態において例示した形態に限定されるものではない。
例えば、図12に示すように、前記下手側の可動枠2Lが左側になる状態で2個の可動枠2U,2Lが水平方向に並ぶ形態で設置しても良い。この場合は、上記の第3実施形態と同様に、ミスト噴出装置Mを設置した状態で上側に位置する可動枠2の前方側側面2cに接続した分岐管6には、ノズル3を取り付けずに、その分岐管6の先端開口部を蓋体16にて閉塞する。
(ヌ) 複数の可動枠2の夫々に、その可動枠2を駆動回転させるアクチュエータを設けて、遠隔操作により複数の可動枠2を各別に回転調整自在なように構成すると、ミスト噴出方向やミスト噴出範囲の変更調整を遠隔操作により行うことができるようになるので、それらミスト噴出方向やミスト噴出範囲の変更調整をより一層簡単に行うことができる。
第1実施形態に係るミスト噴出装置の斜視図 第1実施形態に係るミスト噴出装置の縦断左側面展開図 第1実施形態に係るミスト噴出装置を示す図であり、(イ)は可動枠の平面図、(ロ)はミスト噴出装置の横断平面図 ミスト噴出装置及び浴室の付帯設備を示すブロック図 第1実施形態に係るミスト噴出装置の設置状態を示す図 第1実施形態に係るミスト噴出装置の設置状態及びミスト噴出形態を示す平面図 第1実施形態に係るミスト噴出装置の設置状態及びミスト噴出形態を示す側面図 第2実施形態に係るミスト噴出装置の斜視図 第2実施形態に係るミスト噴出装置の縦断左側面展開図 第3実施形態に係るミスト噴出装置の正面図 第3実施形態に係るミスト噴出装置の設置状態及びミスト噴出形態を示す側面図 別実施形態に係るミスト噴出装置の正面図
符号の説明
1 固定側支持部
2 可動枠
3 ノズル
4 湯水供給管
5 湯水供給管
8 開閉弁
12 操作部
13 追加用の可動枠

Claims (9)

  1. 浴室内に浴用ミストを噴出するミスト噴出装置であって、
    同一の軸心の長手方向に沿って並び且つその軸心周りで各別に回転調整自在な複数の可動枠の夫々に、複数のミスト噴出用のノズルが備えられているミスト噴出装置。
  2. 複数の前記可動枠のうちの隣接するもの同士が、前記軸心周りで相対回転自在に接続され、前記軸心方向に並ぶ複数の可動枠のうちの両端側に位置するものが、固定側支持部に対して、前記軸心周りで回転自在に支持されている請求項1記載のミスト噴出装置。
  3. 複数の前記可動枠のうちの少なくとも一つの可動枠に備えられている複数のノズルのうちの少なくとも一部が、ミスト噴出方向の変更のために向き変更調整自在である請求項1又は2記載のミスト噴出装置。
  4. 複数の前記可動枠のうちの少なくとも一つの可動枠に備えられる複数のノズルが、前記可動枠の周方向に沿って複数並べるように設けられ、それらノズルのミスト噴出方向が、前記軸心からの放射方向である請求項1〜3のいずれか1項に記載のミスト噴出装置。
  5. 複数の前記可動枠のうちの少なくとも一つの可動枠に備えられる複数のノズルが、前記軸心方向に沿って列状に並べられている請求項1〜3のいずれか1項に記載のミスト噴出装置。
  6. 複数の前記可動枠のうちの少なくとも一つの可動枠に備えられる複数のノズルが、前記軸心方向に沿う列状で且つ前記周方向に沿って複数列となるように並べられている請求項5記載のミスト噴出装置。
  7. 前記複数の可動枠のうちの一端側の可動枠に備えられる湯水供給管が、固定側支持部に備えられた湯水供給管に、前記軸心周りで相対回転自在に接続され、前記複数の可動枠のうちの一端側の可動枠以外の可動枠に備えられた湯水供給管が、隣接する可動枠に備えられた湯水供給管に、前記軸心周りで相対回転自在に接続されている請求項1〜6のいずれか1項に記載のミスト噴出装置。
  8. 前記複数の可動枠における隣接する可動枠の間に、追加用の可動枠を組み込み自在に構成されている請求項1〜7のいずれか1項に記載のミスト噴出装置。
  9. ミスト噴出を断続する開閉弁に対する操作部が、複数の前記可動枠のうちのいずれかに備えられている請求項1〜8のいずれか1項に記載のミスト噴出装置。
JP2005357755A 2005-12-12 2005-12-12 ミスト噴出装置 Expired - Fee Related JP4896507B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005357755A JP4896507B2 (ja) 2005-12-12 2005-12-12 ミスト噴出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005357755A JP4896507B2 (ja) 2005-12-12 2005-12-12 ミスト噴出装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011154112A Division JP5369146B2 (ja) 2011-07-12 2011-07-12 ミスト噴出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007159707A true JP2007159707A (ja) 2007-06-28
JP4896507B2 JP4896507B2 (ja) 2012-03-14

Family

ID=38243286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005357755A Expired - Fee Related JP4896507B2 (ja) 2005-12-12 2005-12-12 ミスト噴出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4896507B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007229433A (ja) * 2006-02-06 2007-09-13 Takara Standard Co Ltd ミストサウナ装置及びこれを備えた浴室
JP2009041889A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Max Co Ltd 湯水噴出装置及び空調システム
JP2009047329A (ja) * 2007-08-17 2009-03-05 Noritz Corp ミスト発生装置およびこれを備えた浴室空調機
JP2012045368A (ja) * 2010-07-28 2012-03-08 Noritz Corp ミスト発生装置
JP5454720B1 (ja) * 2013-03-25 2014-03-26 三菱電機株式会社 流体搬送装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04174667A (ja) * 1990-11-07 1992-06-22 Harman Co Ltd ミスト噴出装置
JPH04221565A (ja) * 1990-12-25 1992-08-12 Harman Co Ltd ミストサウナ装置
JPH0576459A (ja) * 1991-09-19 1993-03-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd シヤワー装置
JPH0889554A (ja) * 1994-09-21 1996-04-09 Sekisui Chem Co Ltd 噴霧式サウナ装置
JPH09154912A (ja) * 1995-12-04 1997-06-17 Sekisui Chem Co Ltd ミスト噴出装置
JPH09253153A (ja) * 1996-03-19 1997-09-30 Sekisui Chem Co Ltd 噴霧式サウナ装置
JP2004049677A (ja) * 2002-07-23 2004-02-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 浴室装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04174667A (ja) * 1990-11-07 1992-06-22 Harman Co Ltd ミスト噴出装置
JPH04221565A (ja) * 1990-12-25 1992-08-12 Harman Co Ltd ミストサウナ装置
JPH0576459A (ja) * 1991-09-19 1993-03-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd シヤワー装置
JPH0889554A (ja) * 1994-09-21 1996-04-09 Sekisui Chem Co Ltd 噴霧式サウナ装置
JPH09154912A (ja) * 1995-12-04 1997-06-17 Sekisui Chem Co Ltd ミスト噴出装置
JPH09253153A (ja) * 1996-03-19 1997-09-30 Sekisui Chem Co Ltd 噴霧式サウナ装置
JP2004049677A (ja) * 2002-07-23 2004-02-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 浴室装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007229433A (ja) * 2006-02-06 2007-09-13 Takara Standard Co Ltd ミストサウナ装置及びこれを備えた浴室
JP2009041889A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Max Co Ltd 湯水噴出装置及び空調システム
JP2009047329A (ja) * 2007-08-17 2009-03-05 Noritz Corp ミスト発生装置およびこれを備えた浴室空調機
JP2012045368A (ja) * 2010-07-28 2012-03-08 Noritz Corp ミスト発生装置
JP5454720B1 (ja) * 2013-03-25 2014-03-26 三菱電機株式会社 流体搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4896507B2 (ja) 2012-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7748649B2 (en) Water discharging apparatus
US6920654B2 (en) Water shower apparatus
KR100391865B1 (ko) 샤워욕장치및분무노즐
US20170073953A1 (en) Nozzle assembly and method of controlling the same
JP4896507B2 (ja) ミスト噴出装置
JP5369146B2 (ja) ミスト噴出装置
JP4517093B2 (ja) 湯水供給装置
JP2006346360A (ja) 湯水供給装置
JP2001252210A (ja) シャワー装置
KR102222070B1 (ko) 노즐 어셈블리 및 이를 포함하는 비데
JP4473761B2 (ja) シャワー装置
JP2006349325A (ja) 湯水供給装置
JP2003219977A (ja) シャワー付き椅子
JP6170873B2 (ja) オーバーヘッドシャワーユニット、ユニットバスシステム、シャワーブースシステム
JP2003070670A (ja) 後付けシャワー装置および後付けシャワー装置の取付け方法
JP5603159B2 (ja) 給水装置
JP4473758B2 (ja) シャワー装置
JP2004131975A (ja) 吐水装置
JP2006263149A (ja) シャワー装置の制御方法
JP2003319885A (ja) シャワーユニット
JP2007054544A (ja) 湯水供給装置の制御方法
JPH0659301B2 (ja) ミスト噴出装置
JP2004129740A (ja) シャワー装置
JP4344199B2 (ja) 多機能対応型シャワ
JP2003230495A (ja) シャワー装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080118

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080118

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110404

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110421

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110713

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110825

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4896507

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees