JP2009047329A - ミスト発生装置およびこれを備えた浴室空調機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ミストの噴出方向をモータの駆動力によって変更し得る機能を有しながらも、所望の位置に容易な作業で体裁良く取り付けることが可能なミスト発生装置を提供する。
【解決手段】ミスト発生装置MGは、受給口30aに供給された液体をミストノズル31に導くことによってミストの噴出が可能に構成されたミスト噴出機構Aと、ミストノズル31の向きが変化するようにミスト噴出機構Aを所定の中心軸C1周りに回転させるためのモータMとを備えており、これらはいずれもカバーケース1に搭載されている。また、このカバーケース1は、ブラケット2A,2Bに対して相対回転可能に支持されているとともに、モータMの駆動軸70とブラケット2A,2Bとは相対回転が阻止されている。このことにより、モータMの駆動時には、モータMの本体部71に伴ってカバーケース1およびミスト噴出機構Aが回転するようになっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、温水や水(非加熱の水)などのミストを発生させるのに用いられるミスト発生装置、およびこれを備えた浴室空調機に関する。
ミスト発生装置としては、たとえば特許文献1の図7に記載されたものがある。このミスト発生装置は、ミストノズルが装着された管体の両端部が一対のブラケットに支持された構成を有している。前記管体の一端には、給水用の配管部が接続されており、この配管部から前記管体に給水がなされることによって、ミストノズルから水が霧状に噴出される。また、前記一対のブラケットの一方には、モータが取り付けられており、このモータの駆動軸が前記管体の他端に連結されていることにより、前記管体は前記モータの駆動力によって回転自在となっている。
このようなミスト発生装置によれば、一対のブラケットを利用して、この装置をたとえば浴室に設置されている浴室暖房機のハウジングケースに取り付けることができる。また、このような取り付け状態において、モータを駆動させて管体を回転させれば、ミストノズルの向きが変化することとなり、ミストの噴出位置を変更することができる。
しかしながら、前記従来技術においては、次に述べるように、改善すべき点があった。
すなわち、ミスト発生装置を浴室内に設置して使用する場合、ミストノズルが装着されている管体やモータなどが外部から不体裁に見えないようにすることが望まれる。また、モータなどの電気部品類に水が掛かるようなことも防止することも望まれる。このため、カバーケースを用いるなどして、前記各部を覆うことが考えられる。これに対し、前記従来技術において、カバーケースの取り付けを図るには、ミストノズルが装着されている管体やモータを一対のブラケットを用いて所望の箇所に取り付けた後に、これとは別作業でカバーケースを後付けする必要がある。したがって、この後付け作業が面倒であり、装置全体の取り付け作業が煩雑となる。
また、ミストノズルが装着されている管体をカバーケースで覆った場合、このカバーケースには、ノズル露出用の開口部を形成する必要があるが、ミスト噴出方向がたとえば上下方向に変更可能である場合、前記開口部を上下方向に延びた長孔状に形成する必要がある。前記開口部をそのような単なる長孔状にするだけであれば、全体の外観体裁をさほど損なうことはない。ところが、これとは異なり、たとえばミストノズルを上下方向のみならず、左右水平方向にも角度調整できるように構成したい場合には、ノズル露出用の開口部を単なる長孔状に形成するだけでは不十分であり、上下方向および左右水平方向のそれぞれに大きく開口した形状に形成しなければならない。これでは、装置の外観体裁が悪化したり、その開口部分から装置内に浸水を生じ易くなるといった不具合を生じる。
さらに、ミスト発生装置には、ミスト噴出量を調整するためのバルブやその他の付属機器を設けたい場合がある。これに対し、前記従来技術においては、そのような付属機器を、後付けされるカバーケースに取り付けることは困難であり、ミストノズルが装着されている管体やこれを支持するブラケットに取り付けざるを得ないこととなる。ところが、そのような部材に種々の付属機器を取り付けることは難しい場合があり、この点においても改善の余地があった。
特開2002−336155号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであって、ミストの噴出方向をモータの駆動力によって変更し得る機能を有しながらも、所望の位置に容易な作業で体裁良く取り付けることが可能なミスト発生装置、およびこれを備えた浴室空調機を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面により提供されるミスト発生装置は、受給口に供給された液体をミストノズルに導くことによってミストの噴出が可能に構成されたミスト噴出機構と、前記ミストノズルの向きが変化するように前記ミスト噴出機構を所定の中心軸周りに回転させるためのモータと、前記ミスト噴出機構および前記モータの少なくとも一部を覆うカバーケースと、取り付け用のブラケットと、を備えている、ミスト発生装置であって、前記カバーケースは、前記ミスト噴出機構および前記モータを搭載しているとともに、前記ブラケットに対して前記所定の中心軸周りに相対回転可能に支持されており、前記モータの駆動軸と前記ブラケットとの相対回転は阻止されて、前記モータの駆動時には、前記モータの本体部に伴って前記カバーケースおよび前記ミスト噴出機構が回転するように構成されていることを特徴としている。
このような構成によれば、モータを駆動させることによってミストノズルの向きが変化し、ミストの噴出方向を変更可能であることに加え、次に述べるような効果がさらに得られる。
第1に、カバーケースによってミスト噴出機構やモータを覆い隠すことができ、全体の見栄えを良好にすることが可能であるが、このカバーケースには、ミスト噴出機構やモータが搭載されており、これら全体がユニット化されている。このため、従来技術とは異なり、カバーケースをミスト噴出機構やモータとは別作業で所望位置に後付けする必要はなく、それら全体を一括して所望の位置へ取り付けることが可能となり、装置全体の取り付け作業は容易となる。
第2に、モータが駆動してミストノズルの向きが変更される場合、ミスト噴出機構およびカバーケースは、互いに相対回転することはなく、これらは一緒に回転する。したがって、ミストノズルの向きをたとえば上下に変更させる場合に、カバーケースに設けられるノズル露出用の開口部として、上下方向に延びた長孔状の開口部を形成する必要はなくなる。このため、ミストノズルをたとえば上下方向に加えて左右水平方向にも角度調整できるように構成したい場合には、ノズル露出用の開口部を単に左右水平方向に延びた長孔状に形成するだけでも十分となる。このように、本発明によれば、カバーケースにノズル露出用の開口部を形成する場合、この開口部を従来技術よりも小さくすることが可能であり、このことにより装置の見栄えを良くし、また装置内への浸水なども生じ難いものとすることができる。
第3に、ミスト噴出量を調整するためのバルブやその他の付属機器を設けたい場合には、この付属機器をカバーケースに搭載すればよいこととなる。したがって、付属機器の取り付けに際しても便利となる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記モータとして、2つのモータを備えており、これら2つのモータは、前記中心軸が延びる方向において前記ミスト噴出機構を挟むように配され、かつこれら2つのモータの駆動力によって前記カバーケースが回転するように構成されている。
このような構成によれば、ミスト噴出機構の片側にモータを1つだけ配置させて全体を回転させる場合と比較すると、1つのモータとしては低出力のものでよいこととなって、各モータのサイズを小さくすることができる。このように各モータのサイズを小さくすると、このモータを覆うカバーケース、ひいては装置全体をスリムな形態とすることができる。このため、取り付けスペースの縮小化や、外観体裁のさらなる向上を図ることが可能である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記カバーケースを前記ブラケットに対して前記所定の中心軸周りに相対回転可能に支持させるための手段として、前記2つのモータの各本体部を前記カバーケースに固定するとともに、前記2つのモータの各駆動軸を前記ブラケットに連結する手段が用いられている。
このような構成によれば、ブラケットに対してカバーケースを相対回転可能に支持させる構造が、2つのモータの駆動軸を利用して合理的に行なわれており、全体構造の簡素化を好適に図ることができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記ミストノズルは、前記カバーケースが回転する方向に対して交差する方向にもその向きを変更可能な構成とされている。
このような構成によれば、ミストが噴出される位置をよりきめ細かく変更することが可能となる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記ミスト噴出機構は、前記ミストノズルとして、複数のミストノズルを備えており、これら複数のミストノズルの全てに液体供給がなされる状態と、一部のみに液体供給がなされる状態とを切り換え可能なバルブをさらに備えている。
このような構成によれば、ミスト噴出量を適宜変更することも可能となり、ユーザの要求に応じたミスト噴出を行なわせるのにより好ましいものとなる。
本発明の第2の側面により提供される浴室空調機は、本発明の第1の側面により提供されるミスト発生装置を備えていることを特徴としている。
このような構成によれば、本発明の第1の側面により提供されるミスト発生装置について述べたのと同様な効果が得られる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図6は、本発明が適用されたミスト発生装置の一例およびこれに関連する構成を示している。本実施形態のミスト発生装置MGは、図1および図2によく表われているように、カバーケース1、ミスト噴出機構A、2つのモータM、および一対のブラケット2A,2Bを具備している。
カバーケース1は、たとえばABS樹脂などの合成樹脂製であり、一定方向に延びた形態を有している。このカバーケース1の背面部(図1および図2の手前側)は開口しており、この開口部分からカバーケース1の内部にミスト噴出機構AやモータMを収容させて取り付けることができるようになっている。
一対のブラケット2A,2Bは、後述するように、このミスト発生装置MGを浴室暖房機やその他の所望箇所に吊り下げて取り付けるためのものであり、たとえばステンレス製などの金具である。これらのブラケット2A,2Bは、ともに略水平に設定される水平板部20と、この水平板部20からその下方に延びた垂下部21とを有している。
ミスト噴出機構Aは、接続具30の受給口30aに供給されてきた湯水(温水または非加熱の水)を複数のミストノズル31に導き、カバーケース1の前方に向けてミストを噴出する機能を備えている。このミスト噴出機構Aは、接続具30に配管部32を介して連結された回転自在継手33、開閉バルブVa、およびこれら開閉バルブVaや回転自在継手33に対して複数のミストノズル31を接続する複数の配管部34を具備している。このミスト噴出機構Aは、複数の配管部34に設けられているブラケット部35がネジ体91を利用してカバーケース1の複数箇所にネジ止めされていることにより、カバーケース1に固定されて搭載されている。図面には示されていないが、好ましくは、回転自在継手33や開閉バルブVaについても、カバーケース1に対してネジ止めされている。なお、接続具30については、ネジ体92を利用してブラケット2Aに固定されている。接続具30に接続された配管部32には、回転自在継手33が連結されているために、ミスト噴出機構Aのうち、接続具30や配管部32以外の部分については、回転自在継手33の回転中心となる中心軸C1周りにカバーケース1と一緒に回転させることが可能である。
複数のミストノズル31は、カバーケース1の長手方向に適当な間隔を隔てて並んでおり、図3に示すように、カバーケース1の前部10aに設けられている複数のノズル用開口部11からその前方に向けてミスト噴出が可能に設けられている。ミストノズル31としては、2種類のものが用いられている。より具体的には、カバーケース1の幅方向両端部寄りのミストノズル31aは、幅方向中央部寄りのミストノズル31bよりもミスト噴出量が多いものとされている。噴出されるミストの粒径は、ミストノズル31bの方がミストノズル31aよりも微小である。
ミスト噴出機構Aは、図4に模式的に示すような配管構造とされており、開閉バルブVaが開状態の際には、受給口30aに供給された湯水がミストノズル31a、31bの全てに導かれて噴出される。これに対し、開閉バルブVaが閉状態の際には、ミストノズル31aへの給水が阻止されて、ミストノズル31bのみからミスト噴出が行なわれるようになっている。
図5(a),(b)に示すように、ミストノズル31は、配管部34に連結されており、この配管部34から内部に進行してきた湯水を先端のノズル口310からミストとして噴出可能である。ミストノズル31内に流入した湯水をミスト化する原理は、従来のミストノズルと同様であり、たとえばミストノズル31内において湯水の高速旋回流を生じさせて、これを内径の小さい流路に導いて絞りつつ、その開口部から噴出させる方式である。ミストノズル31は、配管部34の起立部34aに対して、この起立部34aの中心軸C2を中心として回転可能に設けられている。このことにより、ノズル口310の向きを左右方向(カバーケース1の長手方向)に変更させることが可能である。
ノズル口310の向きを安定させるための手段として、カバーケース1には、複数の凹部を有する被係合部12が一体または別体に設けられ、かつミストノズル31には、凸部35aを有する係合部材35が取り付けられている。ミストノズル31を回転させた際に、係合部材35の凸部35aを被係合部12のいずれかの凹部に係入させることによって、ミストノズル31が不用意に回転しないように位置決め可能である。図3に示すように、ノズル用開口部11は、カバーケース1の長手方向に延びた長孔状とされ、ミストノズル31の向きが左右いずれに変更されてもカバーケース1の前方にミストを適切に噴出し得るようになっている。なお、ミストノズル31の向きを変更するには、カバーケース1の前面側から作業者またはユーザなどが、指あるいは適当な部材を用いて、ミストノズル31の先端部を押圧し、回転させればよい。
図1および図2に示すように、2つのモータMは、カバーケース1の長手方向両端部内に収容され、かつネジ体93を用いてカバーケース1に固定されており、それらの駆動軸70の中心は、中心軸C1と一致している。また、2つのモータMは、ともに駆動軸70がこのモータMの本体部71よりもカバーケース1の長手方向外方に位置する姿勢に設定されているとともに、ブラケット2A,2Bに対して駆動軸70が連結された構成とされている。この連結により、2つのモータMがブラケット2A,2Bに支持されて、カバーケース1やミスト噴出機構Aについても、ブラケット2A,2Bに間接的に支持された状態となっている。また、前記連結は、後述するように、ブラケット2A,2Bと駆動軸70との相対回転が阻止されるようになされている。このことにより、モータMの駆動時にはモータMの本体部71がカバーケース1と共に回転するようになっている。
モータMの駆動軸70とブラケット2Aとの具体的な連結手段としては、たとえば図6(a),(b)に示すような手段が用いられている。すなわち、駆動軸70には、連結用のキャップ73が相対回転不能に装着されており、このキャップ73が、ブラケット2Aの垂下部21の孔部22に挿通することにより、駆動軸70とブラケット2Aとの連結が図られている。ただし、キャップ73は、その先端部に形成されたフランジ73a、このフランジ73aに隣接する幅狭部としての切欠部73b、およびこれに隣接する非切欠部73cを有している。これに対し、孔部22の上部22aと下部22bとは、その形状およびサイズが相違しており、たとえば上部22aは円形状であるのに対し、下部22bはそれよりも幅狭な矩形状である。駆動軸70をブラケット2Aに連結する作業手順としては、まず同図(a)の矢印N1に示すように、駆動軸70に装着されたキャップ73のフランジ73aを、孔部22の上部22aに挿通させる。次いで、矢印N2に示すように、キャップ73を下降させて切欠部73bを下部22bに進入させる。このような作業を行なうと、切欠部73bと下部22bとの嵌合作用により、キャップ73および駆動軸70がブラケット2Aに対して相対回転不能な状態に連結され、かつモータMがブラケット2Aに支持される。キャップ73のフランジ73aおよび非切欠部73cは、垂下部21をその厚み方向において挟むために、キャップ73が垂下部21の厚み方向に位置ずれすることも適切に規制される。詳細な説明は省略するが、他方のブラケット2Bに対するモータMの駆動軸70の連結構造も、前記したのと同様である。
図7〜図10は、前記したミスト発生装置MGを備えた浴室暖房機の一例を示している。
図8によく表われているように、本実施形態の浴室暖房機Bは、浴室の側壁90に取り付けて使用される壁掛け型であり、ケース50内に、熱交換器51および吸排気用のファン52が収容された構成を有している。ケース50は、浴室の側壁90に対して取付板8を利用して取り付けられる。より具体的には、取付板8は、ネジ体94を用いて側壁90に固定されている。ケース50の背面部には、取付板8の上部の係合用突起80に係合可能な係合部50aが形成されており、これらの係合によってケース50は取付板8に掛止されている。ケース50の背面部の下部には、取付板8の下部の受板部81とネジ体95を介して連結されるブラケット片部50bが形成されており、これらの連結によってケース50が取付板8に対して安定的に取り付けられている。
ケース50の上壁部50cは複数の吸気口50dを有する吸気グリルであり、ファン52が駆動すると、浴室の空気は吸気口50dからケース50内に流入して熱交換器51によって加熱され、その後ケース50の前面下部に設けられたルーバ53の送風口53aから浴室に向けて送風されるようになっている。熱交換器51は、たとえばファン52の周囲を囲む複数のブロック51a〜51cに区分されているが、これらはともにフィン付きチューブを用いて構成されており、このチューブ内に温水が供給されることによって空気加熱が可能である。
ミスト発生装置MGは、ブラケット2A,2Bを介してケース50の下部に取り付けられている。より具体的には、図10に示すように、ケース50の幅方向両端部の下部には、一対の溝部54aを形成する支持部54が設けられている。一対の溝部54は、後部(図10の手前側)および内側部がそれぞれ開口している。ブラケット2A,2Bの各水平板部20は、各溝部54aに対してその後部の開口部分から挿入される。このことにより、図9に示すように、支持部54にブラケット2A,2Bが掛止される。ブラケット2A,2Bは、ネジ体96を用いて支持部54に固定され、その取り付けの確実化が図られる。このようなブラケット2A,2Bの固定により、ミスト発生装置MGは、浴室暖房機Bのケース50の下方に配置されている。なお、ミスト発生装置MGの受給口30aに対しては、ケース50の背後において適当な配管59が接続され、湯水供給が可能となっている。
次に、ミスト発生装置MGを備えた浴室暖房機Bの作用について説明する。
まず、ミスト発生装置MGのカバーケース1には、ミスト噴出機構AやモータMが搭載されており、これらはユニット化されている。このため、このミスト発生装置MGを浴室暖房機Bのケース50に取り付けるには、ブラケット2A,2Bをケース50に固定させるだけでよく、たとえばミスト噴出機構AやモータMをケース50に取り付けた後にカバーケース1を後付けするような必要はない。このため、ミスト発生装置MGの取り付け作業は非常に容易となる。もちろん、カバーケース1によってミスト噴出機構AやモータMを覆い隠すことができるために、全体の見栄えも良好なものにすることができる。また、ミスト噴出機構Aは、多くの部品から構成されているが、これらの部品については、必要に応じてカバーケース1に適宜ネジ止めすることも可能であり、ミスト噴出機構Aの各部の取り付けも確実なものとすることができる。
2つのモータMを駆動させると、カバーケース1は図1に示した中心軸C1を中心として回転する。このことにより、ミストノズル31もカバーケース1に伴って回転することとなり、ミストノズル31からのミストの噴出方向を上下に変化させることができる。モータMを一定角度で正転および逆転させてカバーケース1をスイングさせる制御も可能である。加えて、図3および図5を参照して説明したように、ミストノズル31の向きは、左右水平方向にも変化させることができる。このため、ユーザが要望する場所にミストをより適切に噴出することが可能となる。さらに、図4を参照して説明したとおり、ミストノズル31a,31bの全てからミストを噴出させる状態と、ミストノズル31bのみからミストを噴出させる状態とを切り換えて、ユーザが要望するミスト噴出量を得ることもできる。
ミストの噴出方向を上下に変化させる場合、ミストノズル31とカバーケース1との相対動はないために、ノズル用開口部11としては、上下に延びた長孔に形成する必要はない。本実施形態においては、ノズル用開口部11を横長状に形成しているが、このノズル用開口部11を上下方向にも長く形成する必要がない分だけ、このノズル用開口部11のサイズを比較的小さくし、体裁が良く、また外部の水がノズル用開口部11に進入するような虞も生じ難いものにすることができる。
カバーケース1を回転させる手段として、2つのモータMが用いられている。このため、各モータMとしては比較的出力の小さい、小サイズのものを用いることができる。したがって、カバーケース1のうち、モータMが収容されている部分を大きなサイズに形成する必要がなくなり、カバーケース1をその全長域にわたって細幅な形態とし、体裁が良く、かつ大きな取り付けスペースを占有しないものにすることができる。また、2つのモータMは、カバーケース1の長手方向両端部に設けられているために、このモータMが駆動してカバーケース1が回転する際に、カバーケース1に大きな捩じり力を生じないようにする効果も期待できる。さらに、2つのモータMの駆動軸70がブラケット2A,2Bに対する連結部材としての役割をも果たしているために、ブラケット2A,2Bに対するカバーケース1の支持構造が合理的となり、全体の部品点数の少数化を図るのにも好適となる。なお、2つのモータMは、その取り付け姿勢(向き)が相違するために、これらを駆動させてカバーケース1を回転させる場合には、2つのモータMを互いに反対方向に回転させる制御(一方を正転させるときには、他方を逆転させる制御)を行なうこととなる。
本発明は、上述した実施形態の内容に限定されない。本発明に係るミスト発生装置、およびミスト発生装置を備えた浴室空調機の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
たとえば、ミスト噴出機構は、受給口に供給された液体をミストノズルに導いてミストを噴出する機能を有していればよく、ミストノズルの具体的な数や配置などは問わない。本発明でいうミストノズルとは、液体をミストとして噴霧する部材または部分を意味しており、液体をミスト化するための具体的な原理や構造は問わない。カバーケースなどを回転させるためのモータについては、上述した実施形態から理解されるように、2つのモータを用いることが好ましいものの、1つのモータのみを用いた構成とすることもできる。カバーケースは、ミスト噴出機構やモータの少なくとも一部を覆うとともに、これらを搭載していればよく、やはりその具体的な形状なども限定されない。カバーケースは、ブラケットに対して相対回転可能に支持される必要があり、この支持手段としてモータの駆動軸をカバーケースに連結させることが好ましいものの、やはりこれに限定されない。たとえば、カバーケースがモータの駆動軸とは別の適当な軸体を利用してブラケットに支持された構成とすることもできる。
本発明においては、モータの駆動時には、カバーケースおよびミスト噴出機構が所定の中心軸周りに回転するが、この「回転」は、必ずしも、カバーケースやミスト噴出機構の全ての構成要素が回転することを意味するものではない。たとえば、上述の実施形態においては、受給口30aを有する接続具30や、これに連結された配管部32は、ミスト噴出機構Aを構成するものの、これらは回転しない。本発明は、このように回転しない部分が一部に存在してもよい。
本発明に係るミスト発生装置は、壁掛け型の浴室空調機に代えて、天井設置型の浴室空調機に取り付けて使用することもできる。したがって、本発明に係る浴室空調機としても、たとえば天井設置型のものとして構成することができる。なお、本発明に係るミスト発生装置は、浴室空調機に取り付けることに代えて、浴室の天井部分や側壁部分などに取り付けて使用することもできることは言うまでもない。
本発明に係るミスト発生装置の一例を示す背面側の斜視図である。 図1に示すミスト発生装置の分解斜視図である。 図1に示すミスト発生装置の正面側の斜視図である。 図1に示すミスト発生装置を構成するミスト噴出機構の配管構造を模式的に示す説明図である。 (a)は、図1に示すミスト発生装置のミストノズルの装着箇所の構造を示す要部正面断面図であり、(b)は、(a)のV−V断面図である。 (a)は、ブラケットに対するモータの取り付け構造の一例を示す分解斜視図であり、(b)は、その組み立て状態を示す斜視図である。 図1に示すミスト発生装置が取り付けられた浴室空調機の一例を示す斜視図である。 図7に示す浴室空調機の模式的断面図である。 図7に示す浴室空調機の背面側の構造を示す斜視図である。 図9の分解斜視図である。
符号の説明
MG ミスト発生装置
A ミスト噴出機構
B 浴室暖房機(浴室空調機)
M モータ
Va 開閉バルブ
C1 回転中心軸(カバーケースなどの)
1 カバーケース
2A,2B ブラケット
30a 受給口
31 ミストノズル
70 駆動軸(モータの)
71 本体部(モータの)

Claims (6)

  1. 受給口に供給された液体をミストノズルに導くことによってミストの噴出が可能に構成されたミスト噴出機構と、
    前記ミストノズルの向きが変化するように前記ミスト噴出機構を所定の中心軸周りに回転させるためのモータと、
    前記ミスト噴出機構および前記モータの少なくとも一部を覆うカバーケースと、
    取り付け用のブラケットと、
    を備えている、ミスト発生装置であって、
    前記カバーケースは、前記ミスト噴出機構および前記モータを搭載しているとともに、前記ブラケットに対して前記所定の中心軸周りに相対回転可能に支持されており、
    前記モータの駆動軸と前記ブラケットとの相対回転は阻止されて、前記モータの駆動時には、前記モータの本体部に伴って前記カバーケースおよび前記ミスト噴出機構が回転するように構成されていることを特徴とする、ミスト発生装置。
  2. 前記モータとして、2つのモータを備えており、
    これら2つのモータは、前記中心軸が延びる方向において前記ミスト噴出機構を挟むように配され、かつこれら2つのモータの駆動力によって前記カバーケースが回転するように構成されている、請求項1に記載のミスト発生装置。
  3. 前記カバーケースを前記ブラケットに対して前記所定の中心軸周りに相対回転可能に支持させるための手段として、前記2つのモータの各本体部を前記カバーケースに固定するとともに、前記2つのモータの各駆動軸を前記ブラケットに連結する手段が用いられている、請求項2に記載のミスト発生装置。
  4. 前記ミストノズルは、前記カバーケースが回転する方向に対して交差する方向にもその向きを変更可能な構成とされている、請求項1ないし3のいずれかに記載のミスト発生装置。
  5. 前記ミスト噴出機構は、前記ミストノズルとして、複数のミストノズルを備えており、
    これら複数のミストノズルの全てに液体供給がなされる状態と、一部のみに液体供給がなされる状態とを切り換え可能なバルブをさらに備えている、請求項1ないし4のいずれかに記載のミスト発生装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載のミスト発生装置を備えていることを特徴とする、浴室空調機。
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