JP5105225B2 - ミスト発生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、浴室やシャワールームなどにおいて湯水を霧状に噴出し、ミストによるサウナ効果、暖房効果、シャワー効果、あるいはその他の効果を得るのに使用されるミスト発生装置に関する。
従来、この種のミスト発生装置の多くは、ミスト発生用のノズルが湯水供給管に連結された構造とされている(たとえば、特許文献1を参照)。前記ノズルは、その後部に形成されている開口部に湯水が一定圧以上で流入すると、この湯水を前部のノズル口から噴霧するように構成されている。
しかしながら、前記した構成によれば、1つのノズルには、1つの湯水供給管を連結する必要がある。したがって、ミストの発生量を多くすることを目的として、ノズルを多数設ける場合には、湯水供給管を多数の分岐管体に分岐させて、この分岐管体のそれぞれにノズルを連結する必要があり、湯水配管の構造が複雑となる。また、ノズルを多数の分岐管体に対して個々に連結する作業も煩雑となる。したがって、装置全体の製造コストが高価となる不具合がある。
一方、従来においては、特許文献2に記載されたミスト発生装置もある。このミスト発生装置においては、複数の凹部を形成している第1の部材と、複数の突起を有する第2の部材とが組み合わされることによって、これら第1および第2の部材どうしの間に湯水流路として機能するチャンバが形成されている。また、前記第2の部材の各突起が前記第1の部材の各凹部に嵌入され、これらが組み合わされることによりミスト発生用のノズル構造部が形成されている。このような構成によれば、前記チャンバ内に湯水を供給することにより、このチャンバから複数のノズル構造部の個々に湯水が供給される。したがって、湯水供給を行なうための構造を簡素にすることが可能である。
ところが、前記特許文献2に記載の手段において、湯水のミスト化を適切に図るには、前記凹部および凸部を所望の寸法および位置関係に正確に規定する必要がある。これらの位置関係が不正確であると、湯水のミスト化が困難となる。したがって、前記特許文献2に記載の手段においては、各部の寸法精度、とくに組み付け寸法精度をかなり高くしなければならず、このことに起因して製造コストが高くなり、また製造に際しての歩留りが悪くなる。
特開2003−79527号公報 特開平9−225000号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであって、ミスト発生用のノズルの数を多くする場合であっても、全体構造の複雑化を抑制して製造コストの低減化を図ることができ、また装置の組み立てなども比較的ラフに行なうことができ、製造に際しての歩留りも良くすることが可能なミスト発生装置を提供することをその課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供されるミスト発生装置は、前部にノズル口が形成されているとともに、後部には湯水流入口が形成され、かつこの湯水流入口に湯水が所定圧以上で流入したときに前記ノズル口から前記湯水のミストを噴射するように構成されたミスト発生用のノズルと、このノズルの前方および後方に位置する前壁部および後壁部を有する第1および第2の部材と、を備えており、前記第1の部材の前壁部には、前記ノズルのノズル口を前記前壁部の前方に臨ませるための開口部が形成されている、ミスト発生装置であって、前記第1の部材の前壁部に形成され、かつ前記ノズルの少なくとも前部寄り領域を嵌入させる凹部と、前記第2の部材に設けられ、かつ前記ノズルの後部の前記湯水流入口を避けた位置に当接して前記ノズルを前記凹部内に保持させる当接部と、前記前壁部および後壁部の間に形成され、かつ内部に前記ノズルが位置するチャンバと、を備えており、このチャンバ内に外部から湯水が供給されることにより、この湯水は前記ノズルの湯水流入口に流入するように構成されており、前記前壁部の背面には筒状の突起部が形成されて、この突起部の内部が前記凹部とされており、前記後壁部の前面には、前記ノズルの湯水流入口に対面する箇所にスリットが形成されたリブが突設されており、このリブの先端面が前記当接部とされていることを特徴としている。
このような構成によれば、ミスト発生用のノズルは、第1の部材の凹部に嵌入され、またその後部が第2の部材の当接部に当接していることにより位置決めされ、第1および第2の部材間に適切に取り付けられる。さらに、ノズルに対する湯水の供給は、第1および第2の部材の前壁部と後壁部との間に形成されたチャンバを介して行なわれる。したがって、ノズルを支持し、かつこのノズルに湯水を供給するための手段として、湯水供給管をノズルに連結する必要はない。その結果、ノズルの数を多くする場合に、湯水供給管を多くの分岐管体に分岐させるといった必要もない。本発明においてノズルの数を多くする場合には、第1および第2の部材に形成される凹部や当接部の数を多くすればよいが、このような構成は、第1および第2の部材を樹脂成形するなどして容易に実現することが可能である。また、第2の部材の当接部を複数のノズルに当接させる場合には、それら複数のノズルに対して前記当接部を一括して当接させるといったことも可能であり、ノズルの取り付け作業も容易化される。このようなことから、装置の製造コストを廉価なものにすることが可能である。さらに、本発明によれば、第1および第2の部材の組み付け誤差に起因してミスト発生用のノズル自体の寸法に狂いが生じるようなことはない。したがって、特許文献2と比較すると、装置の組み立てなども比較的ラフに行なうことができ、製造に際しての歩留りも良い。
さらに、前記構成によれば、前記筒状の突起部の突出高さを高くすることによってその内部の凹部の深さを深くし、この凹部内にノズルを安定した状態に嵌入させることが可能となる。この場合、凹部の深さを深くする手段として、第1の部材の前壁部全体の厚みを大きくする必要はない。したがって、第1の部材の軽量化などを図るのに好適となる。また、前記構成によれば、ノズルの後部に当接する部分はリブとされているために、第2の
部材の後壁部についても、その広い範囲を厚肉に形成する必要がなく、軽量化などを図るのに好適となる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記開口部の周縁部と前記ノズルの前向き面との間、または前記凹部の内周面と前記ノズルの外周面との間には、シール用のOリングが介装されている。
このような構成によれば、第1の部材とノズルとの間の止水シールを図り、それら両者間の隙間を通過してチャンバ内の湯水が第1の部材の開口部に向けて漏出することが適切に防止される。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記第1および第2の部材の支持手段として、前記第1および第2の部材に取り外し可能に装着されて床面上に載置される台座、前記第1および第2の部材の下部から突出して開脚した状態とこの状態よりも開脚度が小さい閉脚状態とに切り換え可能とされた複数の支持脚、前記第1および第2の部材の背面側に設けられ、かつそれらの背後に位置する壁面に吸着可能な吸盤、ならびに所望の壁部に取り付けられた支持部材に前記第1および第2の部材を支持させることが可能に前記支持部材に装着脱可能な取付け部のうち、少なくともいずれか1つを備えている。
このような構成によれば、浴室やその他の所望箇所にミスト発生装置を容易かつ適切に設置することができる。また、台座または支持脚については、これらを使用しないときにはこれらを取り外し、または閉脚状態とし、これらが嵩張らないようにすることができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図8は、本発明が適用されたミスト発生装置の一例を示している。図1によく表われているように、本実施形態のミスト発生装置MGは、本体部A、この本体部Aを起立状態に支持するための支持部Bを備えている。図2および図3によく表われているように、本体部Aは、フロントパネル1、中間パネル2、リアパネル3、およびミスト発生用の複数のノズル4を備えている。本実施形態において、これら本体部Aを構成する各部材はいずれも合成樹脂製とされている。また、フロントパネル1は、本発明でいう第1の部材の一例に相当し、中間パネル2は、本発明でいう第2の部材の一例に相当する。
フロントパネル1は、本体部Aの前面部に相当する前壁部10を有しており、この前壁部10の背面には、略円筒状の複数の突起部11が形成されている。この突起部11の内部は、その先端側(図2およひ図3の右側)が開口した凹部12となっている。この凹部12にノズル4が嵌入される。前壁部10のうち、各凹部12に対応する箇所には、ノズル4のノズル口40aを本体部Aの前方に向けて臨ませるための複数の開口部13が設けられている。
ノズル4は、図4〜図6に表われているように、前部にノズル口40aが形成され、かつ後部に湯水流入口44aが形成されたものであり、湯水流入口44aからこのノズル4の内部に所定圧以上の湯水が流入すると、ノズル口40aからその湯水が霧状に噴出するようにされている。より具体的には、このノズル4は、ノズル口40aを先端に形成しているケーシング40、このケーシング40内に収容されたミストノズルチップ41、このミストノズルチップ41の後面に当接し、かつバネ42の弾発力によってミストノズルチップ41を前方に押圧する押圧体43、およびバネ42の後退を阻止する固定部材44を備えている。固定部材44は、ケーシング40の後部内周に形成されたネジ部40bに螺合することによりケーシング40への取り付けられており、この固定部材44に湯水流入口44aが貫通して形成されている。ミストノズルチップ41は、先端寄りほど内径が小さくなるように形成された擂鉢状の空間部41aを形成したものであり、この空間部41aの先端側は、ノズル口40aに連通した開口部41bとなっている。また、ミストノズルチップ41の後端面には、図6に示すように、空間部41aの接線方向に延びてその一端が空間部41aに繋がった複数の凹溝43cが形成されている。これら複数の凹溝43cは、ミストノズルチップ41の後方に向けて開口しているが、図4に示すように、ノズル4の組み立て状態においては、押圧体43によってその開口部分は閉塞され、空間部41aの接線方向に延びた細い貫通孔となっている。このノズル4においては、湯水流入口44aからケーシング40内に湯水が流入すると、この湯水は複数の凹溝43cの一端から空間部41aに向けて流入するが、その流入方向は空間部41aの接線方向であるために、空間部41aにおいては高速旋回流が発生する。そして、このような高速旋回流が空間部41aの小径部に向けて進行し、開口部41bから噴射される作用により、湯水の微粒子化が図られ、霧状となる。
ノズル4の外周面の先端寄りには、前向き面47aを形成する段部47が設けられており、この段部47の小径側の外周に弾性部材からなるシール用のOリング49が装着されている。図2(a)によく表われているように、ノズル4が凹部12に嵌入される場合、前向き面47aと開口部13の外周縁との間にOリング49が介装された状態に設定される。
中間パネル2は、フロントパネル1の前壁部10および複数のノズル4の背後に位置する後壁部20を有している。この後壁部20は、図7に示すように、たとえば略長矩形のプレート状であるが、フロントパネル1に対面する前面部(図7の実線で示す中間パネル2の上面部に相当)は、その外周縁20aが他の内方領域よりも前方に突出した形態とされ、前記内方領域は、複数のリブ20cが突設された凹状部20bとなっている。後壁部20の下部には、管体部90が連結されており、この管体部90から凹状部20bに湯水を供給することが可能である。複数のリブ20cは、複数のノズル4が凹部12から脱出することを防止するための部分であり、複数のノズル4および凹部12の配列に対応して設けられ、たとえばこの中間パネル2の長手方向に2列に並んで形成されている。ただし、これら複数のリブ20cどうしの間には、後述するように、各ノズル4の湯水流入口44aを避けるための複数のスリット20dが形成されている。
中間パネル2は、図7の実線で示す状態から同図仮想線で示す状態に反転されてフロントパネル1に取り付けられる。フロントパネル1の前壁部10には、中間パネル2の外周縁20aに対応する枠状部10aが形成されており、これら枠状部10a,20aどうしは互いに対面接触される。これら枠状部10a,20aの間に止水シール用のパッキンを介装させた構成することもできる。図2に示すように、中間パネル2は、フロントパネル1に対してたとえばボルト91を用いて取り付けられるが、この取り付け状態においては、複数のリブ20cの先端が複数のノズル4の固定部材44の後端面に当接した当接部20c’となっており、Oリング49を適度に圧縮させるようにして複数のノズル4を前方に押圧している。各ノズル4の湯水流入口44aにはスリット20dが対面しており、湯水流入口44aがリブ20cによって塞がれないようにされている。一方、前壁部10および後壁部20の間のうち、枠状部10a,20aによって囲まれた領域は、管体部90から供給される湯水が流通するチャンバCとして形成されている。このチャンバC内には、複数のノズル4が位置しており、このチャンバCに流入した湯水は、各ノズル4の湯水流入口44aに流入可能である。
リアパネル3は、管体部90の下端部を外部に露出させつつ、中間パネル2を覆うようにフロントパネル1の背面側に取り付けられている。このリアパネル3には、支持部Bおよび吸盤80が取り付けられている。支持部Bは、台座81と、リアパネル3の背面部に設けられたブラケット部82とを有している。ブラケット部82は、たとえば図8に示すように、台座81の支柱81aを挿入可能な孔部82aを有している。この孔部82aに支柱81aを挿入させることにより、図1に示すように、本体部Aを起立させた状態で浴室の床面上にミスト発生装置MGを設置することが可能である。台座81は、ブラケット部82から支柱81aを抜き外すことにより、本体部Aから取り外し可能である。このような構成によれば、たとえば本体部Aを他の適当な手段を用いて浴室の壁面やその他の箇所に取り付けて使用する場合に、台座81が邪魔にならないようにすることができる。吸盤80は、浴室の壁面などに吸着可能であり、ミスト発生装置MGの位置ずれ防止や、転倒防止に役立つ。
次に、ミスト発生装置MGの作用について説明する。
まず、ミスト発生装置MGを使用する場合には、たとえば図1に示すように、管体部90の下端部を適当な配管部材89を用いて浴室の混合栓88に接続する。この混合栓88から管体部90に湯水を供給させると、図2に示したチャンバC内に湯水が流入する。すると、このチャンバC内の湯水は、各ノズル4の内部に湯水流入口44aから流入することとなり、各ノズル口40aおよびフロントパネル1の開口部13からはその前方に向けて湯水が霧状に噴出し、多くのミストが発生する。このミストは、暖房効果、サウナ効果、あるいはシャワー効果などを生じさせる。
前記説明から理解されるように、このミスト発生装置MGにおいては、複数のノズル4に対する湯水の供給は、チャンバCを介して行なわれており、複数のノズル4の個々に対して1つずつ湯水供給管を接続する必要はない。したがって、配管構造が複雑となってその製作コストが高価になるといった不具合を好適に解消することができる。また、複数のノズル4は、フロントパネル1の凹部12に嵌入され、かつ中間パネル2のリブ20cが後部に当接した状態とされているために、適切な位置決め固定が図られる。加えて、それら複数のノズル4の取り付け固定は、チャンバCを形成するフロントパネル1と中間パネル2とを利用して図られており、ノズル専用の取り付け部材を別途必要としない。したがって、全体の部品点数を少なくし、製造コストを低減するのにより好適なものとなる。さらに、複数のノズル4の取り付けを行なうには、複数のノズル4を複数の凹部12内に嵌入させてから、フロントパネル1の背面側に中間パネル2を組み付けるだけよい。とくに、中間パネル2の組み付け時においては、複数のリブ20cを複数のノズル4のそれぞれの後部に対して一斉に当接させることができる。したがって、複数のノズル4の取り付け作業も非常に容易となる。フロントパネル1に中間パネル2を組み付ける場合、各ノズル4の湯水流入口44aを塞がないようにリブ20cを各ノズル4の後部に当接させる必要があるが、この点が守られている限りは、フロントパネル1と中間パネル2との組み付けに多少の誤差が生じたとしても、これに起因してミスト発生機能が損なわれることはない。さらに、リブ20cの押圧力によってOリング49を適度に圧縮させることが可能であり、ノズル4の取り付け箇所から不当な湯水漏れが生じないようにすることもできる。
図9〜図16(図11および図12のそれぞれの一部の構成、および図14は除く)は、本発明の他の実施形態を示している。これらの図において、前記実施形態と同一または類似の要素には、前記実施形態と同一の符号を付している。
図9に示す実施形態においては、管体部90に開閉弁または流量調整弁としての電磁弁90aが取り付けられている。また、中間パネル2とリアパネル3との間の適当な箇所には、バッテリ(乾電池なども含む)を含む電力供給部90bが設けられ、この電力供給部90bから電磁弁90aの駆動用電力が得られるように構成されている。図面には示されていないが、電磁弁90aの動作を制御するためのスイッチが本体部Aの適所、あるいは本体部Aとは別体のリモコン装置に設けられている。このような構成によれば、たとえば浴室の混合栓を操作することなく、チャンバCへの湯水の供給のオン・オフ、あるいはその供給量調整を行なうことができる。
図10に示す実施形態においては、前記実施形態で用いられていた中間パネル2が用いられておらず、チャンバCは、フロントパネル1の前壁部10とリアパネル3の後壁部30とによって形成されている。複数のノズル4に当接するリブ20cは、リアパネル3の後壁部30に突設されている。本実施形態によれば、中間パネル2を用いた前記実施形態よりも部品点数を少なくし、製造コストを廉価にすることが可能である。
図11に示す実施形態においては、前記したノズル4とは構成が相違するノズル4Aが用いられている。ノズル4Aは、図12および図13に示すように、前部にノズル口40aを形成しているアウタ部材45と、その内部に挿入されたインナ部材46とを具備している。アウタ部材45の先端寄り領域には、後部が開口し、かつ先端側ほど内径が小さくなる擂鉢状の空間部45aが形成されている。インナ部材46の先端面には、その中心部の膨出円形領域46aに対して接線方向に延びる複数の凹溝46bが形成されている。これら複数の凹溝46bは、図6に示した複数の凹溝43cと同様な態様である。インナ部材46の先端面の一部は、アウタ部材45の内壁面45bに当接される。このことにより、複数の凹溝46bは、空間部45aに対して接線方向に延びて繋がった孔部となっている。インナ部材46の後部には、アウタ部材45の内周面の凹状の係合部45cに係合する凸状の係合部46cが形成されており、これらの係合作用により、インナ部材46はアウタ部材45から容易に離脱しないように組み付けられている。また、インナ部材46には、複数の湯水流入口44aが形成されており、この湯水流入口44aを通過してアウタ部材45内に流入した湯水は、複数の凹溝46bに流入するようになっている。このような構成のノズル4Aにおいては、湯水流入口44aからアウタ部材45内に湯水が所定圧以上で流入すると、その後にこの湯水が複数の凹溝46bを通過して空間部45aに流入した際に高速旋回流が発生し、ノズル口40aからは湯水が霧状に噴出する。前記実施形態のノズル4と比較すると、全体の部品点数が少なく、製造コストを低減するのにより好適である。
ノズル4Aの外周には、一対の環状突起45eが形成されており、これらの間にOリング49が装着されている。図11に示すように、ノズル4Aが凹部12に嵌入された状態においては、突起部11の内周面とノズル4Aの外周面との間にOリング49が介装されている。中間パネル2の複数のリブ20cは、ノズル4Aの後部に当接している。本実施形態では、リブ20cが、図12(b)の仮想線に示すように、複数の湯水流入口44aを避けた配置とされている。ただし、本発明においては、前記実施形態と同様に、リブ20cにスリットを形成して湯水流入口44aを塞がないようにすることが要件とされる。
本実施形態においては、チャンバC内に湯水を供給すると、このチャンバCから各ノズル4Aの湯水流入口44aに湯水が流入し、このノズル4のノズル口40aおよびフロントパネル1の開口部13からその前方に向けて霧状に噴射する。したがって、ノズル4を用いた先の実施形態と同様な効果が得られる。また、Oリング49によって好適な止水シールを図ることもできる。
図14に示す実施形態においては、ノズル4の前部にその後方部分よりも小径の小径部4aが形成されており、この小径部4aが前壁部10の開口部13に嵌入していることによって、ノズル4の前部の位置決めが図られている
図15に示す実施形態においては、本体部Aを支持するための手段として、本体部Aの下部に3組以上の支持脚89が設けられている(ただし、図面においては、2組の支持脚89のみを示している)。各組の支持脚89は、本体部Aに上端が回転可能に連結された主脚89aと、この主脚89aの長手方向中間部と本体部Aの下端部とに両端部が回転可能に連結された補助脚89bとが組み合わされて構成されており、同図(a)のように開脚した状態と、同図(b)のように全体が本体部Aと重なるように閉じた状態とに切り替え自在である。このような構成によれば、支持脚89を開脚させて浴室の床面上に載置することにより、本体部Aを起立させた姿勢に支持することができる。また、そのような必要がない場合には、支持脚89を閉じて、この部分が邪魔にならないようにすることができる。
図16に示す実施形態においては、本体部Aがたとえば略円柱状に形成されているが、この本体部Aの背面部には、取付け部70が設けられている。この取付け部70は、浴室などの所望の壁部71にネジ止めなどによって固定して取り付けられた支持部材72に対して着脱可能である。より具体的には、支持部材72は、上下方向に延びるスライドガイドレールとして構成されており、壁部71に当接する背面板72aおよびその前方に位置する一対の前壁板72bを有し、これらの間にスリット部72cを有する空間部72dが形成されている。取付け部70は、このような支持部材72の空間部72dに対してその上方からスライド嵌入可能な形態を有しており、この嵌入により支持部材72に支持可能である。好ましくは、支持部材72に対する取付け部70の取り付け高さは、任意に調整できるようにされている。一方、本体部Aの下部に対して着脱可能な台座73が別途準備されている。本実施形態によれば、台座73を用いることなく、支持部材72および取付け部70を利用して本体部Aを壁部71に取り付けた壁掛け状態、および支持部材72を用いることなく、台座73を利用して本体部Aを支持する床置き状態のいずれか一方をユーザの要望に応じて適宜に選択できることとなり、好ましいものとなる。
本発明は、上述した実施形態に限定されない。本発明に係るミスト発生装置の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
本発明でいう第1および第2の部材は、種々の形状、サイズに形成することが可能である。本発明においては、第1および第2の部材の組み合わせ形態として、たとえば湯水を非ミスト状に噴出する一般のハンドシャワーヘッドと同様な外観形態ならびにサイズとし、一般のハンドシャワーヘッドと同様な取り扱いが可能なものとすることもできる。本発明のミスト発生装置は、床面上に載置して使用されるものに限らず、ハンドシャワーヘッド用のフックに取り付けられて使用されるもの、シャワーヘッド用のスライドレールに取り付けられて使用されるもの、浴室の側壁にネジ止めなどにより固定されて使用されるもの、あるいは天井または天井付近に設置されて使用されるものなど、その具体的な設置形態や使用形態は問わない。天井または天井付近に設置される場合、ミストは下方または斜め下方に噴射されることとなる。したがって、このような場合には、本発明でいうノズルの前方および後方とは、ノズルの下方および上方を意味することとなる。
ミスト発生用のノズルとしては、前部にノズル口が形成され、かつ後部に湯水流入口が形成されたものであればよく、上述した実施形態のノズル4,4Aとは異なる構造のものを用いることが可能である。また、本発明でいうノズルの後部とは、後端面に限らない。湯水流入口がノズルの後部の外周面に開口していてもよい。
本発明が適用されたミスト発生装置の一例を示す外観斜視図である。 (a)は、(b)の要部拡大断面図であり、(b)は、図1に示すミスト発生装置の一部省略断面図である。 図2(b)の一部省略分解断面図である。 図1〜図3に示すミスト発生装置で用いられているミスト発生用のノズルを示す断面図である。 図4の分解断面図である。 図5に示されたミストノズルチップのVI−VI矢視側面図である。 図1〜図3に示すミスト発生装置の一部の構成部品の分解概略斜視図である。 図1〜図3に示すミスト発生装置の分解概略斜視図である。 本発明の他の例を示す要部断面図である。 本発明の他の例を示す一部省略断面図である。 本発明の他の例を示す要部断面図である。 (a)は、図11に示された構造で用いられているミスト発生用のノズルを示す断面図であり、(b)は、その右側面図である。 図12に示すミスト発生用のノズルの分解断面図である。 ミスト発生装置の他の例を示す要部断面図である。 (a),(b)は、本発明の他の例を模式的に示す説明図である。 本発明の他の例を示す概略説明図である。
符号の説明
MG ミスト発生装置
A 本体部
B 支持部
C チャンバ
1 フロントパネル(第1の部材)
2 中間パネル(第2の部材)
4 ミスト発生用のノズル
10 前壁部
11 突起部
12 凹部
13 開口部
20 後壁部
20c リブ
20c’ 当接部
40a ノズル口
44a 湯水流入口
49 Oリング
73 台座
80 吸盤
81 台座

Claims (3)

  1. 前部にノズル口が形成されているとともに、後部には湯水流入口が形成され、かつこの湯水流入口に湯水が所定圧以上で流入したときに前記ノズル口から前記湯水のミストを噴射するように構成されたミスト発生用のノズルと、
    このノズルの前方および後方に位置する前壁部および後壁部を有する第1および第2の部材と、を備えており、
    前記第1の部材の前壁部には、前記ノズルのノズル口を前記前壁部の前方に臨ませるための開口部が形成されている、ミスト発生装置であって、
    前記第1の部材の前壁部に形成され、かつ前記ノズルの少なくとも前部寄り領域を嵌入させる凹部と、
    前記第2の部材に設けられ、かつ前記ノズルの後部の前記湯水流入口を避けた位置に当接して前記ノズルを前記凹部内に保持させる当接部と、
    前記前壁部および後壁部の間に形成され、かつ内部に前記ノズルが位置するチャンバと、を備えており、
    このチャンバ内に外部から湯水が供給されることにより、この湯水は前記ノズルの湯水流入口に流入するように構成されており、
    前記前壁部の背面には筒状の突起部が形成されて、この突起部の内部が前記凹部とされており、
    前記後壁部の前面には、前記ノズルの湯水流入口に対面する箇所にスリットが形成されたリブが突設されており、このリブの先端面が前記当接部とされていることを特徴とする、ミスト発生装置。
  2. 前記開口部の周縁部と前記ノズルの前向き面との間、または前記凹部の内周面と前記ノズルの外周面との間には、シール用のOリングが介装されている、請求項1に記載のミスト発生装置。
  3. 前記第1および第2の部材の支持手段として、前記第1および第2の部材に取り外し可能に装着されて床面上に載置される台座、前記第1および第2の部材の下部から突出して開脚した状態とこの状態よりも開脚度が小さい閉脚状態とに切り換え可能とされた複数の支持脚、前記第1および第2の部材の背面側に設けられ、かつそれらの背後に位置する壁面に吸着可能な吸盤、ならびに所望の壁部に取り付けられた支持部材に前記第1および第
    2の部材を支持させることが可能に前記支持部材に装着脱可能な取付け部のうち、少なくともいずれか1つを備えている、請求項1または2に記載のミスト発生装置
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