JP2020025610A - シャワーヘッド装置 - Google Patents

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浩司 中田
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Abstract

【課題】シャワーヘッドの外観を薄くすることができ、意匠性の向上を図ることができる。【解決手段】表面24bに散水孔24aを有する散水部材2と、散水部材2を保持し、内部に散水孔24aと連通した環状通水路3Cを収容する本体ケース4のヘッド本体部41と、を備え、ヘッド本体部41内に、散水孔24aへ導水する環状通水路3Cが形成された通水部材3が設けられ、通水部材3は、裏面側からみた中央部において固定ねじ50により散水部材2に固定されている構成のシャワーヘッド装置を提案する。【選択図】図3

Description

本発明は、シャワーヘッド装置に関する。
従来、給水源から延ばされた給水ホースに接続されて、湯水などの流体を表面側から散水するシャワーヘッド装置として、例えば特許文献1に示すような、表面に散水孔を有する散水板と、散水板を保持し、内部に散水孔と連通した通水路を収容する本体ケースと、を備えたものが知られている。
特開2015−27331号公報
しかしながら、特許文献1に示すような従来のシャワーヘッド装置では、内部部材をねじ部材で螺合させて固定する際に、表裏方向からみて本体ケースの外周側で複数のねじ部材によって固定されている。そのため、シャワーヘッドの外観が厚くなることから、意匠性の点で改善の余地があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、シャワーヘッドの外観を薄くすることができ、意匠性の向上を図ることができるシャワーヘッド装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るシャワーヘッド装置は、表面に散水孔を有する散水板と、前記散水板を保持し、内部に前記散水孔と連通した通水路を収容する本体ケースと、を備えたシャワーヘッド装置であって、前記本体ケース内に、前記散水孔へ導水する環状通水路が形成された通水部材が設けられ、前記通水部材は、裏面側からみた中央部において固定ねじにより前記散水板に固定されていることを特徴としている。
本発明によれば、通水部材と散水板との固定ねじによるねじ固定部分が本体ケースの中央部分となる。そのため、通水部材において、散水孔へ導水する通水路を中央部分を囲うような環状に形成できるので、ねじ固定部分が本体ケースの外周部分となる場合に比べて、外周部分の厚さを小さくすることができる。したがって、シャワーヘッド装置全体の外観を薄くすることができ、意匠性の向上を図ることができる。
また、本発明に係るシャワーヘッド装置は、前記通水部材と前記散水板とは、それぞれの外周部分で回転不能な状態で嵌合していることを特徴としてもよい。
この場合には、通水部材と散水板とが回転不能に固定され、双方の部材が安定した姿勢により嵌合した状態となるので、本体ケースにおける中央部のみでねじ固定する構成であっても、両部材を適切に組み付けることができる。
また、本発明に係るシャワーヘッド装置は、前記通水部材と前記散水板とは、それぞれの外周部分で隙間なく嵌合していることを特徴としてもよい。
この場合には、通水部材と散水板とが外周部分で隙間なく固定され、双方の部材が安定した姿勢により嵌合した状態となるので、本体ケースにおける中央部のみでねじ固定する構成であっても、両部材を適切に組み付けることができる。
また、本発明に係るシャワーヘッド装置は、前記通水部材と前記散水板とは、互いに位置決めされた状態でそれぞれの外周部分で嵌合していてもよい。
この場合には、通水部材と散水板とが位置決めされ、双方の部材が安定した姿勢により嵌合した状態となるので、本体ケースにおける中央部のみでねじ固定する構成であっても、両部材を適切に組み付けることができる。
また、本発明に係るシャワーヘッド装置は、表面に散水孔を有する散水板と、前記散水板を保持し、内部に前記散水孔と連通した通水路を収容する本体ケースと、を備えたシャワーヘッド装置であって、前記本体ケース内に、前記散水孔へ導水する環状通水路が形成された通水部材が設けられ、前記通水部材は、表裏に分割された裏側通水部と、表側通水部とを有し、前記裏側通水部及び前記表側通水部が溶着により一体的に形成されていることを特徴としている。
本発明によれば、通水部材の裏側通水部と表側通水部とが溶着により一体的に固定されているため、散水孔へ導水する通水路を中央部分を囲うような環状に形成できるので、ねじ固定部分が本体ケースの外周部分となるような従来の場合に比べて、外周部分の厚さを小さくすることができる。したがって、シャワーヘッド装置全体の外観を薄くすることができ、意匠性の向上を図ることができる。
また、本発明に係るシャワーヘッド装置は、前記通水部材には、前記環状通水路から水が流出される流出口が形成され、前記散水板には、前記環状通水路から流出した水を受け入れる流入口が形成され、前記通水部材と前記散水板とは、前記流出口と前記流入口との間に空隙をあけた状態で配置されて組み付けられていることを特徴としてもよい。
本発明では、通水部材の流出口から流出した水に、通水部材と散水板との間の空隙により空気が混入され、空気が混入した水を散水板の流入口に流入させることが可能な良好な散水を行うことができる。このように本発明では、シャワーヘッド装置全体の外観を薄い状態を維持しつつも、通水部材と散水板との間の空隙を形成することができる。
本発明のシャワーヘッド装置によれば、シャワーヘッドの外観を薄くすることができ、意匠性の向上を図ることができる。
本発明の実施形態によるシャワーヘッド装置の全体構成を斜め表面側からみた斜視図である。 図1に示すシャワーヘッド装置の分解斜視図である。 散水部材及び通水部材の散水軸を通る縦断面図である。 散水部材の分解斜視図である。 散水部材とグリップケースの構成を示す斜視図である。 散水部材、通水部材、及びグリップケースを斜め裏面側からみた斜視図である。 散水部材及び通水部材の固定前の状態を示す分解斜視図である。 通水部材における上通水部と下通水部の分解斜視図である。 図8に示す上通水部と下通水部を一体に接合した分解斜視図である。 下通水部を裏面側からみた平面図である。 下通水部を表面側からみた平面図である。 上通水部を表面側からみた平面図である。 上通水部を斜め表面側からみた斜視図である。 シャワーヘッド装置の縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態によるシャワーヘッド装置の一例について、図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示す本実施形態のシャワーヘッド装置1は、給水源(図示省略)から延ばされた給水ホース6(図1)に接続されて、湯または水などの流体を表面側から散水するハンドシャワーである。
シャワーヘッド装置1は、図3に示すように、表面に散水孔24aを有して流体を散水する散水部材2と、内部に散水孔24aと連通した通水路(環状通水路3C)を有し、上流側からの流体を散水部材2に供給する通水部材3と、散水部材2及び通水部材3を収容する本体ケース4と、本体ケース4に収容される一次止水機構ユニット5(図2参照)と、を備えている。
シャワーヘッド装置1は、流体の散水部材2への給水を一次止水する際に、本体ケース4に設けられる後述する押しボタン53を操作することによって給水から一次止水に切り替えることが可能な構成となっている。
散水部材2及び通水部材3は、金属やプラスチック等の部材により略円盤形状に形成されている。
散水部材2は、上散水板2Aと、下散水板2Bと、を有している。通水部材3は、上通水部3A(裏側通水部)と、下通水部3B(表側通水部)と、を有している。そして、上通水部3A、下通水部3B、上散水板2A、及び下散水板2Bが上方(裏面)から下方(表面)に向けてその順で配置されている。
散水部材2は、裏面からみた平面視で中央部分にアクセントリング21と化粧プレート22とを有している。上散水板2Aと下散水板2Bは、アクセントリング21と化粧プレート22とを挟持した状態で溶着されている。
ここで、以降の説明において、上通水部3A、下通水部3B、上散水板2A、下散水板2B、アクセントリング21、化粧プレート22が共通の軸線上に配置され、この共通軸線を散水軸Oという。散水軸O方向に沿って、下散水板2Bの散水孔24aが開口する一方の面で、流体が吐水される面側を表面側、あるいは下側といい、他方の面側を裏面側、あるいは上側という。
また、散水軸O方向から見た平面視において、散水軸Oに直交する方向を径方向といい、散水軸O回りに周回する方向を周方向という。
下散水板2Bは、図3及び図4に示すように、平面視で円形形状に形成され、中央に第1開口部23を有し、板厚方向に貫通する複数の散水孔24aが形成された散水面24を備えている。複数の散水孔24aは、下散水板2Bの周方向に沿って均等に配置されている。シャワーヘッド装置1は複数の散水孔24aから流体をシャワー状に吐水する。第1開口部23は、角部が滑らかに湾曲した略矩形状に形成されている。散水面24は、外周部から中央の第1開口部23に向かって下方に凸となる凸曲面に形成されている。
散水面24の裏面には、第1開口部23の周囲から裏面側に向けて突出する筒状リブ25が設けられている。筒状リブ25は、第1開口部23より外側に位置するような内径寸法をなしており、第1開口部23との間に上向きの段部25aが形成されている。筒状リブ25には、上側に開口する切欠凹部25bが周方向に均等の間隔をあけて複数(ここでは3箇所)形成されている。これら3つの切欠凹部25bは、後述する上散水板2Aの連結片262が係止される。
筒状リブ25の内側には、裏面側からアクセントリング21及び化粧プレート22が挿入されて収容される。
アクセントリング21は、略円形のリング状をなし、上部が径方向の外側に突出する第1フランジ部211を有している。アクセントリング21の第1フランジ部211よりも下側部分(リング本体212)は、外周から内周に向かうに従い漸次、緩やかに上になる湾曲面212aが形成されている。第1フランジ部211の上面211aは平面に形成されている。
アクセントリング21は、化粧プレート22を装着した状態で、上方(裏面側)から下散水板2Bの第1開口部23及び筒状リブ25の内側に収容される。具体的には、第1開口部23にリング本体212が係合され、筒状リブ25に形成される段部25aにアクセントリング21の第1フランジ部211が裏面側から当接された状態で装着されている。このとき、リング本体212の下端212bは、散水面24の表面24bと同一面か、少なくとも表面24bよりも下側に突出しないように設定されている。
化粧プレート22は、下面に平坦な化粧面221aを有する化粧板221と、化粧板221の上縁部から径方向の外側に突出した第2フランジ部222と、を有している。化粧板221は、アクセントリング21の内周形状と同等に形成され、アクセントリング21の内周面21aに嵌合可能に設けられている。化粧板221がアクセントリング21に嵌合した状態で、第2フランジ部222の下面222aは、アクセントリング21の第1フランジ部211の上面211aに当接した状態となる。
化粧プレート22は、アクセントリング21に装着された状態で化粧面221aがリング本体212の下端よりも上方に位置している。つまり、化粧プレート22がアクセントリング21を介して下散水板2Bの開口部23に装着された状態で、化粧面221aは散水面24の表面24bよりも奥まった位置に配置される。
上散水板2Aは、図3及び図4に示すように、中央に下散水板2Bの筒状リブ25に外嵌する円形の第2開口部260を有し、下散水板2Bの外周縁部2a近傍の径方向の内側で上方に突出する外周壁2bに対して全周にわたって溶着により一体的に設けられている。
上散水板2Aは、円板部261と、円板部261の中心に形成される第2開口部260の内側の中心部に連結片262を介して設けられたねじ係止筒263と、円板部261を板厚方向に貫通する複数(ここでは3つ)の第1流通孔264(流入口)と、を備えている。
円板部261は、上面に下通水部3Bとの間に空気層26Aを形成する空気取込面261aを有している。空気取込面261aの外周側と通水部材3の外周縁との間に空気流入口26Bが形成され、この空気流入口26Bを介して空気層26Aと本体ケース4のヘッド本体部41内の空間とが連通している。
ここで、空気層26Aは、第1流通孔264と連通しており、外部(ここでは、本体ケース4のヘッド本体部41内で空気取込面261aと連通する空間)の空気が流入する内部空間である。
また、円板部261は、下散水板2Bに固着した状態で、下散水板2Bの散水面24との間に空洞をなす散水室24Aが形成されている。空気取込面261aは、外周部から中央の第2開口部260に向かって下方に凸となる凸曲面に形成されている。円板部261に形成されている第1流通孔264は、周方向に所定の間隔をあけて設けられ、後述する下通水部3Bの第2流通孔34の直下に所定の離間をあけて配置され、かつ同軸となる位置に配置されている。
第1流通孔264は、流路断面積が下方に向かうに従い絞られた絞り形状をなしている。すなわち、第1流通孔264は、第2流通孔34から送り出された水を空気取込面261aの空気層26Aの空気と混合させて円板部261の表面側(下散水板2Bの散水面24)に向けて通過させる。
このように上散水板2Aでは、第1流通孔264を流体が通過することにより生成される負圧により、空気流入口26Bを経由して空気層26Aから空気を引き込み、流体と空気とを混合させる。第1流通孔264は、気泡が混合した流体を散水面24に案内する。
このように上散水板2Aは、空気層26Aを経由して、第1流通孔264を介して流体に空気を混入して下散水板2Bの内部の散水室に供給するエゼクタ機能を有している。そして、散水室に供給された空気含有の流体(水)が多数の散水孔24aから散水される。
円板部261の空気取込面261aには、上方に向けて突出する複数(ここでは3つ)の位置決めリブ265が設けられている。位置決めリブ265は、周方向で第1流通孔264に対応する位置で、円板部261の半径方向に沿って延びている。
ねじ係止筒263は、第2開口部260に接続された3つの連結片262によって支持されている。複数の連結片262は、それぞれ半径方向に延びるとともに、周方向に所定の間隔をあけて配置されている。ねじ係止筒263の内側には、後述する固定ねじ50が螺合可能な雌ねじ263aが形成されている。
下通水部3Bは、図5乃至図9に示すように、上散水板2Aの円板部261の裏面側に間隔をあけて配置され、上散水板2Aの上側から固定ねじ50によって固定されている。
下通水部3Bは、図8及び図10に示すように、リング形状の第1環状通水路31と、第1環状通水路31の中心に形成される第3開口部32の内側の中心部に連結片331を介して設けられたねじ挿通筒33と、第1環状通水路31を板厚方向に貫通する複数(ここでは3つ)の第2流通孔34(流出口)と、を備えている。
第1環状通水路31は、環状板311と、環状板311の内周縁から全周にわたって上方に突出する内周壁312と、環状板311の外周縁から全周にわたって上方に突出する外周壁313と、を有している。第1環状通水路31は、通水部材3の下半部分を構成している。
第2流通孔34は、環状板311において周方向に所定の間隔をあけて設けられ、上散水板2Aの第1流通孔264の直上に所定の離間をあけて配置され、かつ同軸となる位置に配置されている。
第3開口部32は、上散水板2Aの第2開口部260と同径で同軸に配置される。
ねじ挿通筒33は、図7及び図8に示すように、有頂筒状をなし、頂壁332には固定ねじ50のねじ部が挿通可能なねじ穴332aが形成されている。ねじ挿通筒33内には、上散水板2Aのねじ係止筒263が挿入されるようになっている。ねじ穴332aに上方から挿通された固定ねじ50は、ねじ係止筒263の雌ねじ263aに螺合可能となっている。
第1環状通水路31の環状板311の下面311aには、図11に示すように、上散水板2Aにおける円板部261の空気取込面261aに設けられる位置決めリブ265に上方から嵌合する凸リブ35が下方に向けて突出している(図5参照)。
凸リブ35は、位置決めリブ265のリブ幅分だけ互いに間隔を開けた一対のリブ材からなり、周方向で複数(3つ)の位置決めリブ265に対応する位置で、環状板311の半径方向に沿って延びている。凸リブ35の高さは、位置決めリブ265の高さよりも大きく設定されている。下通水部3Bは、凸リブ35によって位置決めリブ265を挟持するように係合させることで、上散水板2Aにおける円板部261の空気取込面261aに対して上方に間隔をあけて配置される。
上通水部3Aは、図5乃至図9に示すように、上通水部3Aの裏面側において外周縁同士を溶着して一体的に固定され、内側にドーナツ形状の環状通水路3Cを形成している。
上通水部3Aは、図12及び図13に示すように、中心部に第4開口部36を形成したリング形状の第2環状通水路37と、第2環状通水路37に側方から連通する流体導入路38と、を備えている。
第2環状通水路37は、環状板371と、環状板371の内周縁から全周にわたって下方に突出する内周壁372と、環状板371の外周縁から全周にわたって下方に突出する外周壁373と、を有している。第2環状通水路37は、通水部材3の上半部分を構成している。環状板371は、外周部から中央の第4開口部36に向かって上方に凸となる凸曲面に形成されている。上通水部3Aにおける内周壁372と外周壁373とは、それぞれ下通水部3Bの内周壁312と外周壁313の突出端同士を当接させて全周溶着により固定されている。第1環状通水路31と第2環状通水路37とが上下に組み合わされることで、ドーナツ形状の環状通水路3Cが構成される。つまり、固定ねじ50を使って散水部材2を通水部材3に固定する箇所が中央部分となるので、上通水部3Aにおける外周側の高さを小さく抑えることができる。
第4開口部36は、下通水部3Bの第3開口部32と同径で同軸に配置される。第4開口部36の内側は、第2開口部260および第3開口部32の内側と連通する中央空洞部が形成されている。中央空洞部は、上方からねじ挿通筒33のねじ穴332aにアクセス可能な空間であり、固定ねじ50をねじ係止筒263の雌ねじ263aに締め付けることができる。
流体導入路38は、第2環状通水路37から径方向の外側に向けて延在し、上流端が開口部になっており、後述する一次止水機構ユニット5の流路に接続される。
本体ケース4は、図1及び図2に示すように、表面側に散水部材2及び通水部材3が収容可能な碗状部41aを形成させたヘッド本体部41と、ヘッド本体部41を長手方向の一端に一体的に設けた持手部42と、持手部42の表面側に開口し後述する押しボタン53が配置されるボタン開口部43と、を備えている。このような本体ケース4は、プラスチックなどにより形成されている。
ヘッド本体部41の内周縁部41bには、散水部材2の下散水板2Bの外周部が嵌合される。これにより、散水部材2がヘッド本体部41の内側に装着される。すなわち、散水部材2の裏面側、および外周面がヘッド本体部41によって覆われた状態となる。
持手部42は、上下方向が幅方向よりも短尺な扁平断面の筒状をなし、片手で掴んで支持しやすい形状となっている。持手部42の内部には、持手部42の長手方向に沿って流路が形成されている。持手部42には、内部にヘッド本体部41側とは反対の基端側の開口から挿入される一次止水機構ユニット5が収容可能に設けられている。なお、持手部42内に収容される一次止水機構ユニット5の先端は、通水部材3の環状通水路3Cに連通した状態で接続されている。
一次止水機構ユニット5は、図14に示すように、本体ケース4の持手部42の内側に収容されている。一次止水機構ユニット5は、持手部42の形状に沿った細長い筒状のグリップケース51と、グリップケース51内に収容され通水部材3の環状通水路3Cに連通可能な流路を開閉する弁体52と、スナップフィット機構を介して弁体52を流路開閉可能に、かつ流路を切り替え可能に移動させる押しボタン53と、を備えている。
グリップケース51は、先端側ケース51Aと基端側ケース51Bとに、長手方向に二分割されている。基端側ケース51Bの基端部には、シャワーホース6(図1参照)と連結するための雄ねじ51aが形成されている。
なお、図14に示すように、本体ケース4における基端部(散水部材2とは反対側の端部)には、一次止水機構ユニット5が挿入可能な把持開口部4aが形成されている(図1、図2参照)。
先端側ケース51Aにおける弁体52を挟んだ両側には、シャワーホース6を経由して供給される流体を本体ケース4に収容される通水部材3の環状通水路3Cに取り込むケース内流路511が先端側ケース51Aの長手方向に沿って形成されている。このケース内流路は、弁体52が収容される弁体収容部512とは隔壁によって区画されている。
なお、図14の符号Sは、スナップフィット機構による接続部を示している。グリップケース51の先端から突出して設けられる接続部Sは、通水部材3の流体導入路38の外周面に係止する構造となっている。
次に、本実施形態によるシャワーヘッド装置1の作用について説明する。
本実施形態では、図3に示すように、通水部材3と上散水板2Aとの固定ねじ50によるねじ固定部分が本体ケース4のヘッド本体部41の中央部分となる。そのため、通水部材3において、散水孔24aへ導水する環状通水路3Cを中央部分を囲うような環状に形成できるので、ねじ固定部分がヘッド本体部41の外周部分となる場合に比べて、外周部分の厚さを小さくすることができる。したがって、シャワーヘッド装置1全体の外観を薄くすることができ、意匠性の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、下通水部3Bの一対の凸リブ35によって上散水板2Aの位置決めリブ265を上方から挟持した状態で嵌合している。つまり、通水部材3と上散水板2A(散水部材2)とが回転不能に固定され、外周部分で隙間なく固定され、かつ位置決めされて双方の部材が安定した姿勢により嵌合した状態となるので、本実施形態のようにヘッド本体部41における中央部のみでねじ固定する構成であっても、両部材を適切に組み付けることができる。
また、本実施形態では、通水部材3の上通水部3Aと下通水部3Bとが溶着により一体的に固定されているため、散水孔24aへ導水する環状通水路3Cを中央部分を囲うような環状に形成できるので、ねじ固定部分が本体ケース4のヘッド本体部41の外周部分となるような従来の場合に比べて、外周部分の厚さを小さくすることができる。したがって、シャワーヘッド装置1全体の外観を薄くすることができ、意匠性の向上を図ることができる。
また、本実施形態では、通水部材3の第2流通孔34から流出した水に、下通水部3Bと上散水板2Aとの間の空隙により空気が混入され、空気が混入した水を上散水板2Aの第1流通孔264に流入させることが可能な良好な散水を行うことができる。このように本実施形態では、シャワーヘッド装置1全体の外観を薄い状態を維持しつつも、通水部材3と散水部材2との間の空隙を形成することができる。
このように本実施形態のシャワーヘッド装置1によれば、シャワーヘッドの外観を薄くすることができ、意匠性の向上を図ることができる。
以上、本発明によるシャワーヘッド装置1の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、上通水部3A及び下通水部3Bを溶着により一体的に形成されているが、このような溶着による固定手段を省略することも可能である。
また、本実施形態では、散水部材2の中央部にアクセントリング21と化粧プレート22とを設けた構成としているが、これらアクセントリング21と化粧プレート22を設けることに限定されることはなく、いずれか一方、あるいは両方を省略することも可能ある。また、本実施形態とは異なる形状のアクセントリング21や化粧プレート22を採用することも可能である。
さらに、本実施形態では、下通水部3Bの一対の凸リブ35によって上散水板2Aの位置決めリブ265を上方から挟持した状態で嵌合する構成とし、すなわち通水部材3と上散水板2A(散水部材2)とが回転不能に固定され、外周部分で隙間なく固定され、かつ位置決めされた構成としているが、本実施形態のような凸リブ35と位置決めリブ265による嵌合構造であることに限定されることはなく、他の構成としてもよい。つまり、通水部材3と上散水板2Aとを回転不能に固定すること、外周部分で隙間なく固定すること、及び位置決めすることのうち少なくとも1つを満たす嵌合構造であってもよい。また、このような嵌合構造を省略することも可能である。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1 シャワーヘッド装置
2 散水部材
2A 上散水板
2B 下散水板
3 通水部材
3A 上通水部(裏側通水部)
3B 下通水部(表側通水部)
3C 環状通水路
4 本体ケース
5 一次止水機構ユニット
21 アクセントリング
22 化粧プレート
23 第1開口部
24 散水面
24a 散水孔
24b 表面
32 第3開口部
34 第2流通孔(流出口)
35 凸リブ
36 第4開口部
41 ヘッド本体部
50 固定ねじ
260 第2開口部
264 第1流通孔(流入口)
265 位置決めリブ

Claims (6)

  1. 表面に散水孔を有する散水板と、
    前記散水板を保持し、内部に前記散水孔と連通した通水路を収容する本体ケースと、を備えたシャワーヘッド装置であって、
    前記本体ケース内に、前記散水孔へ導水する環状通水路が形成された通水部材が設けられ、
    前記通水部材は、裏面側からみた中央部において固定ねじにより前記散水板に固定されていることを特徴とするシャワーヘッド装置。
  2. 前記通水部材と前記散水板とは、それぞれの外周部分で回転不能な状態で嵌合している請求項1に記載のシャワーヘッド装置。
  3. 前記通水部材と前記散水板とは、それぞれの外周部分で隙間なく嵌合している請求項1又は2に記載のシャワーヘッド装置。
  4. 前記通水部材と前記散水板とは、互いに位置決めされた状態でそれぞれの外周部分で嵌合している請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシャワーヘッド装置。
  5. 表面に散水孔を有する散水板と、
    前記散水板を保持し、内部に前記散水孔と連通した通水路を収容する本体ケースと、を備えたシャワーヘッド装置であって、
    前記本体ケース内に、前記散水孔へ導水する環状通水路が形成された通水部材が設けられ、
    前記通水部材は、表裏に分割された裏側通水部と表側通水部とを有し、
    前記裏側通水部及び前記表側通水部が溶着により一体的に形成されていることを特徴とするシャワーヘッド装置。
  6. 前記通水部材には、前記環状通水路から水が流出される流出口が形成され、
    前記散水板には、前記環状通水路から流出した水を受け入れる流入口が形成され、
    前記通水部材と前記散水板とは、前記流出口と前記流入口との間に空隙をあけた状態で配置されて組み付けられている請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシャワーヘッド装置。
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