JP2007158545A - 無線受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】離散時間的周波数変換によりローカル周波数と対応するサンプリングレートの信号が得られる受信処理系を備え、この受信処理系を受信チャネル帯が広いシステムへ適用した場合における受信特性を向上する無線受信機を提供すること。
【解決手段】無線受信機100に、受信信号に対し、ローカル周波数信号を用いて離散時間的にサンプルして周波数変換と間引き処理とを行い、ローカル周波数に応じたサンプリングレートの離散時間的アナログ信号を出力する離散時間的周波数変換処理部130と、前記離散時間的アナログ信号をデジタル値に量子化して受信デジタル信号を出力するA/D変換部150と、前記受信デジタル信号に対して、タップ係数値を用いてデジタルフィルタ処理を行うチャネル選択フィルタ処理部161と、前記サンプリングレートに応じた前記タップ係数を生成する周波数応答特性補正処理部162と、を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、高周波信号を離散時間的にサンプリングし、後段を離散時間的に処理する無線受信機に関する。
無線受信機の小型低消費電力化やアナログ信号処理部とデジタル信号処理部の一体化を目指すため、高周波信号を直接離散時間的にサンプリングし、後段を離散時間的に処理する構成が開示されている(例えば非特許文献1)。これにより、従来の連続時間的アナログ処理における設計複雑度の軽減も期待される。
以下、図8を用いて、従来の離散時間的処理を用いた無線受信機の構成及び動作の一例について説明する。
アンテナ10において受信したアナログRF信号は、低雑音増幅部(LNA)20において増幅される。この増幅後のアナログRF信号は、離散時間的周波数変換処理部30において、低周波信号に変換されるとともに、離散時間的なアナログ信号に変換される。このとき、離散時間間隔を決定するサンプリングレートを、後段で十分な処理が行えるまで下げるよう変換される。
具体的には、サンプリングミキサ31において、ローカル周波数発振部40から供給される周波数fLOなる周波数をもつローカル信号と低雑音増幅部20から出力される信号とのミキシングにより、受信アナログRF信号の周波数が変換されると共に、連続時間的な信号が離散時間的な信号へと変換される。
ここで得られた離散時間的な信号は、ローカル周波数fLOと等価なサンプリングレートであるが、このままだと後段の処理への負荷が大きい。そこで、デシメーション処理部32において、サンプリング値のデシメーション、すなわち間引きが行われることにより、サンプリングレートが低減される。なお、図示していないが、デシメーションにより生じる折り返し歪の影響を、前段で除去することは言うまでもない。
そして、デシメーションされ、fLO/Nのサンプリングレートに変換された離散時間アナログ信号は、A/D変換処理部50において、fLO/Nのサンプリングレートにより量子化されてデジタル値に変換される。このデジタル信号は、後段のデジタル受信処理部60により、復調や復号処理等の所定の受信処理が施され、受信データとして出力される。
このようにして、受信したアナログRF信号を離散時間的信号に変換して離散時間信号処理することにより、デジタル信号処理的な設計手法が適用可能となり、従来アナログ回路部に要求されていた複雑度が緩和され、設計の容易性と小型化が可能となる。
なお、図8に示す無線受信機は一般的な構成例を示したものであり、適用する無線通信システムの要求仕様によっては、低雑音増幅部20の前段にフィルタが挿入されたり、A/D変換処理部50にデルタ−シグマ(ΔΣ)型のA/D変換処理部が適用されたりする場合もある。また、非特許文献1では、デシメーション処理部32に相当する処理部において、離散時間的な電荷移動によるフィルタリング効果を有する構成が開示されている。
R.B.Staszewski他、"All-Digital TX Frequency Synthesizer and Discrete-Time Receiver for Bluetooth Radio in 130n-nm CMOS", IEEE Journal of Solid-State Circuits, VOL.39, NO.12, December 2004(第2284〜2287頁、図12〜図16)
しかしながら、上述の従来技術では、以下に示す課題を有する。
すなわち、図8に示すような、従来の離散時間的処理を行う構成を備える無線受信機を、チャネル周波数帯域が広いシステムに適用する場合には、受信するチャネル周波数に応じて、離散時間的周波数変換処理部30から出力される離散時間的信号のサンプリングレートが変わってしまう。厳密には、周波数変換時に用いるローカル周波数に依存して、離散時間的周波数変換処理部30から出力される離散時間的信号のサンプリングレートが変わることに相当する。
ここで、図8に示す無線受信機を、受信チャネル周波数が470MHz〜770MHzにわたるテレビ用UHF帯の放送信号の受信系として適用すると仮定する。そして、受信信号を直接ベースバンド帯(いわゆるZero−IF帯)に周波数変換し、デシメーション処理部32におけるデシメーション率Nを1/32で固定的に使用するものと仮定する。
この場合、受信チャネル周波数が473MHzのときに得られるサンプリングレートは、14.78125MHzとなり、受信チャネル周波数が767MHzのときに得られるサンプリングレートは、23.96875MHzとなる。
このように、得られるサンプリングレートが、受信チャネル周波数に応じて変化する場合には、後段のA/D変換処理部50においても対応が必要になる。例えばA/D変換処理部50において、量子化サンプリングのレートを、受信チャネル周波数に応じて変化するサンプリングレートに合わせて、サンプリングする必要がある。又は、受信チャネル周波数によらず量子化サンプリングレートを一定とする代わりに、入力される離散時間的信号のサンプリングレートとの不整合により生じる折り返し歪成分を除去するように、A/D変換処理部50の前段もしくは後段でフィルタ処理を行う必要がある。
更には、非特許文献1で開示されているように、デシメーション処理部32に相当する処理部においてフィルタリング効果を得る構成の場合、そのフィルタリングの周波数応答特性は、離散時間的処理が行われるサンプリングレートを基準とした特性になるため、受信するチャネル周波数に応じて、フィルタリングの周波数応答特性も変化してしまうことになる。この結果、受信帯域外の妨害波に対する遮断特性や帯域内の受信信号スペクトラムへの影響を与える恐れがある。しかしながら、非特許文献1ではこのような課題に対する対策は何ら開示されていない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、離散時間的周波数変換によりローカル周波数と対応するサンプリングレートの信号が得られる受信処理系を備え、この受信処理系を受信チャネル帯が広いシステムへ適用した場合における受信特性を向上する無線受信機を提供することを目的とする。
本発明の無線受信機は、受信信号に対し、ローカル周波数信号を用いて離散時間的にサンプルして周波数変換と間引き処理とを行い、ローカル周波数に応じたサンプリングレートの離散時間的アナログ信号を出力する離散時間的周波数変換部と、前記離散時間的アナログ信号をデジタル値に量子化して受信デジタル信号を出力するアナログ・デジタル変換処理部と、前記サンプリングレートに応じたタップ係数値を生成する周波数応答特性補正処理部と、前記受信デジタル信号に対して、前記タップ係数値を用いてデジタルフィルタ処理を行うデジタルフィルタ処理部と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、離散時間的周波数変換によりローカル周波数と対応するサンプリングレートの信号が得られる受信処理系を備え、この受信処理系を受信チャネル帯が広いシステムへ適用した場合における受信特性を向上する無線受信機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、実施の形態において、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は重複するので省略する。
(実施の形態1)
本実施の形態では、離散時間的処理を行う受信系において、ローカル周波数に関する情報を用いて、受信チャネル周波数によって変化するサンプリングレートに応じて、デジタル受信処理部におけるフィルタ処理の周波数応答特性を補正処理する場合の構成および動作例を説明する。
図1は、本実施の形態の無線受信機100の構成を示すブロック図である。無線受信機100は、搬送波周波数fRFで送信されたデジタル変調信号を受信して所定の復調処理を行い、得られた受信ビットデータを出力するものである。この無線受信機100は、アンテナ110、低雑音増幅部(LNA)120、離散時間的周波数変換処理部130、ローカル周波数発振部140、A/D変換処理部150、デジタル受信処理部160、および制御部170により構成される。
アンテナ110は、搬送波周波数fRFで電波伝搬路を介して送信された信号を受信し、低雑音増幅部120へ出力する。
低雑音増幅部120は、入力される高周波信号を増幅して出力する。
離散時間的周波数変換処理部130は、入力された搬送波周波数帯のデジタル変調信号を離散時間的に周波数変換処理して低周波信号に変換するとともに、サンプリングレートを低減して出力する。この離散時間的周波数変換処理部130は、例えば、図1に示すようにサンプリングミキサ131とデジメーション処理部132とにより構成される。
サンプリングミキサ131は、搬送波周波数帯の受信信号とローカル周波数発振信号とを離散時間的に混合して周波数変換を行う。このサンプリングミキサ131は、例えば、FETスイッチにより構成され、上記搬送波周波数帯の受信信号をローカル発振周波数信号によりスイッチングすることによって周波数変換を行う。
デシメーション処理部132は、離散時間的な入力信号を間引き処理することにより、サンプリングレートを低く変換して出力する。本実施の形態では、一例として、入力されるサンプリングレートの1/128にレート変換される場合を仮定して説明する。
なお、本実施の形態では、周波数変換の際に生じる高調波成分や、サンプリングレート変換の際に生じる折り返し歪を除去するためのフィルタ処理を行う回路処理部は、本発明を限定するものではないため図示していないが、これらの処理部が構成要素間に挿入されていても良いし、若しくはデシメーション処理部132においてフィルタ処理を行うように構成してもよい。また、周波数変換を行う離散時間的周波数変換処理部130は、搬送波周波数fRFとローカル発振周波数fLOとを、ほぼ等しく設定することによりベースバンド帯へ変換する、いわゆるZero−IF出力の構成であってもよいし、搬送波周波数fRFとローカル発振周波数fLOとを所定の周波数fIF分の差をもって設定し低周波数帯の中間周波数(Low−IF)を出力する構成であってもよい。本実施の形態では、Zero−IF出力の場合を仮定して説明する。
ローカル周波数発振部140は、制御部170からの発振周波数制御信号に基づいて、ローカル発振周波数fLOのローカル発振周波数信号を出力する。ローカル周波数発振部140は、更に、A/D変換処理部150へもサンプリング周波数fLO/Nのサンプリング周波数信号を出力する。
A/D変換処理部150は、離散時間的周波数変換処理部130からの信号を所定のサンプリングレートでデジタル値に量子化し、量子化された受信デジタル変調信号を出力する。ここでは、A/D変換処理部150は、ローカル周波数発振部140から供給されるfLO/Nなるサンプリング周波数により、離散時間的周波数変換処理部130から出力される低周波信号を量子化する。
デジタル受信処理部160は、A/D変換処理部150からの受信デジタル変調信号に対して所定の受信処理を施し、得られた受信ビットデータを出力する。このデジタル受信処理部160は、少なくともチャネル選択フィルタ処理部161と、周波数応答特性補正処理部162とを有する。なお、本実施の形態では、本来デジタル受信処理部における所定の復調処理部やコーデック処理部については、発明の本質に影響を与えるものではないため図示と説明は割愛するが、これらの処理を明示する場合、例えばチャネル選択フィルタ処理部161の後段に、これらの処理部を配設すればよい。
チャネル選択フィルタ処理部161は、入力された受信デジタル変調信号に対して、別途供給されるタップ係数データを用いた積和演算処理を行う。チャネル選択フィルタ処理部161は、積和演算処理により、チャネル選択、すなわち受信すべき変調信号の帯域幅のみを通過させ、帯域外の周波数成分を除去するためのデジタルフィルタ処理を行う。そして、チャネル選択フィルタ処理部161は、得られた結果をデジタル受信処理部160における後段の処理部へ出力する。本実施の形態では、チャネル選択フィルタ処理部161は、有限インパルス応答型(FIR型)のフィルタ処理を行うものとする。
周波数応答特性補正処理部162は、チャネル選択フィルタ処理部161が用いるタップ係数の値を、制御部170からの「ローカル発振周波数に関する情報」に基づいて決定し、チャネル選択フィルタ処理部161へ出力する。
具体的には、周波数応答特性補正処理部162は、基準フィルタ特性記憶部163、周波数応答特性スケーリング処理部164、およびタップ係数生成部165により構成される。
基準フィルタ特性記憶部163は、チャネル選択フィルタ処理部161において行うチャネル選択フィルタ処理の「周波数応答特性の基準となる特性データ」を記憶する。この基準フィルタ特性記憶部163は、例えば不揮発性メモリにより構成される。ここで、「周波数応答特性の基準となる特性データ」の詳細については後述する。
周波数応答特性スケーリング処理部164は、「ローカル発振周波数に関する情報」に基づいて、基準フィルタ特性記憶部163に記憶されている特性データに対応する基準周波数応答特性に対して補正処理を施し、補正された周波数応答特性のデータを出力する。この補正処理の詳細については後述する。
タップ係数生成部165は、周波数応答特性スケーリング処理部164からの周波数応答特性に関するデータをインパルス応答特性に関するデータに変換し、チャネル選択フィルタ処理部161におけるフィルタ処理のためのタップ係数値を生成する。このタップ係数生成部165は、例えば逆フーリエ変換処理を行う演算処理手段により構成される。
制御部170は、ローカル周波数発振部140に対して、受信チャネル周波数に対応したローカル発振周波数信号を生成するよう制御する発振周波数制御信号を出力する。また、制御部170は、デジタル受信処理部160に対して、上述の「ローカル発振周波数に関する情報」を供給する。なお、本実施の形態では、一例として、受信チャネル周波数帯が600MHz〜800MHzまで割り当てられているシステムを仮定し、説明を簡単にするために、その最高チャネル周波数fch_maxが800MHz、最低チャネル周波数fch_minが600MHz、変調信号帯域幅が±800KHzの場合を仮定する。
以上のように構成され、受信するチャネル周波数によってローカル発振周波数の設定が変わり、それに応じてA/D変換処理部150におけるサンプリングレートfが変わるような無線受信機100における後段のデジタル受信処理部160において、サンプリングレートに応じたフィルタ周波数応答の適応的な補正制御の動作について、以下で説明する。
周波数応答特性補正処理部162における基準フィルタ特性記憶部163には、システムに割り当てられているチャネル周波数のうち、最高チャネル周波数fch_max(800MHz)の信号を受信し、離散時間的周波数変換処理部130においてZero−IF帯に周波数変換された後、1/128にデシメーションされ、6.25MHzのサンプリングレートでA/D変換処理された場合に、ほぼチャネル周波数帯域幅と同じ±800KHz幅を通過させるフィルタ処理の周波数応答特性H(f)が記憶されている。本実施の形態ではH(f)の一例として、7次バタワース特性の周波数応答特性を仮定すると、H(f)は(式1)のように表すことができる。
Figure 2007158545
ここで、fは、3dB遮断周波数であり、本実施の形態では800KHzに相当する。(式1)中のfおよびfをサンプリング周波数fで正規化したものを、それぞれf’およびf’とすると、(式2)および(式3)のように表すことができる。
Figure 2007158545
そして、(式1)をサンプリング周波数fで正規化した周波数f’で表すと、(式4)のように表すことができる。
Figure 2007158545
図2は、(式1)で表される周波数応答特性のうち、通過帯域幅近傍を拡大して図示したものである。同図において、実線は、最高チャネル周波数の受信信号に対する周波数応答特性を表している。本実施の形態においては、(式1)により表される周波数応答特性は、サンプリング周波数が最高チャネル周波数800MHzの場合を前提とした周波数応答特性であるため、仮に(式1)を受信チャネル周波数が600MHzの場合にそのまま適用すると、サンプリングレートfが600/128=4.6875MHzになる。そのため、(式1)の周波数応答特性をそのままフィルタ処理に適用すると、図2における点線のような周波数応答特性となり、変調信号帯域の一部が削除されるような特性になってしまう。
そこで、周波数応答特性スケーリング処理部164では、「ローカル発振周波数に関する情報」に基づいて、基準フィルタ特性記憶部163に記憶されている特性データに対応する基準周波数応答特性に対して補正処理が施される。
具体的には、周波数応答特性スケーリング処理部164では、基準フィルタ特性記憶部163に記憶されている(式4)に相当する周波数応答特性に対し、制御部170から供給させるローカル発振周波数fに関する情報を用いて、補正を施す。つまり、(式5)で示すような補正周波数特性C(f’)を算出する。
Figure 2007158545
ここで、fは、受信チャネル周波数がfである場合に、デシメーション処理部132から出力される信号のサンプリングレートを表しており、fSmaxは、受信チャネル周波数が最高チャネル周波数である800MHzである場合における同様のサンプリングレートを表している。また、離散時間的周波数変換処理部130における周波数変換がZero−IF方式であり、受信チャネル周波数がfであり、デシメーション処理部132におけるデシメーション比が1/128であることを考慮すると、(式5)中のfおよびfSmaxはそれぞれ(式6)および(式7)のように表される。
Figure 2007158545
タップ係数生成部165では、周波数応答特性スケーリング処理部164において、(式5)を用いて補正された周波数応答特性C(f’)が、逆フーリエ変換処理によりインパルス応答特性に変換される。タップ係数生成部165では、得られたインパルス応答特性を、チャネル選択フィルタ処理部161におけるFIRフィルタ処理で用いるタップ係数として供給する。
このようにして、周波数応答特性補正処理部162において「ローカル発振周波数に関する情報」を用いて周波数応答特性を補正し、得られたタップ係数を用いてデジタルフィルタ処理を行うことにより、受信チャネルによって異なるサンプリング周波数(上述の例では、600MHzと800MHz)に依存せず、ほぼ一定の周波数応答特性(図2の実線)によりチャネル選択フィルタ処理が行われるようになる。
以上のように本発明の構成及び動作によれば、サンプリングレートが受信チャネル周波数に応じて変換する離散時間的周波数変換処理部130を有する無線受信機100において、ローカル発振周波数に関する情報を用いて、基準となる周波数応答特性を周波数軸上でスケーリング処理した上でフィルタ処理のタップ係数を生成し、これを用いてフィルタ処理を行うことにより、受信チャネル周波数に応じたサンプリングレートの変換に関わらずほぼ一定の周波数応答特性のフィルタ処理を行うことが可能となり、変調信号帯域成分の不必要な削減の影響を低減することができる。その結果、受信特性を改善することが可能となり、チャネル周波数帯域の広いシステムへの適用が可能な無線受信機を実現することができる。
なお、本実施の形態の無線受信機100においては、ローカル周波数発振部140の生成するローカル発振信号の周波数に関する情報は、制御部170からデジタル受信処理部160へ供給される構成とした。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ローカル周波数発振部140からデジタル受信処理部160へ供給される構成としてもよい。
また、本実施の形態では、ローカル発振周波数に関する情報を用いて周波数応答特性のスケーリング補正を行う構成としたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、本質的には、受信チャネル周波数に応じて変化する離散時間的周波数変換処理部出力段のサンプリングレートを推定できればよい。要は、デジタル受信処理部160において、離散時間的周波数変換処理部出力段のサンプリングレートに応じて、周波数応答特性のスケーリング補正を行えればよい。したがって、受信チャネル周波数とローカル発振周波数との関係が、設計上既知である無線機構成の場合には、ローカル発振周波数に関する情報の代わりに、例えば受信チャネル周波数に関する中心周波数値やチャネル番号等の情報を用いる構成としてもよい。
また、本実施の形態では、基準フィルタ特性記憶部163において、無線受信機100が、最高チャネル周波数で受信した場合に必要となるフィルタの周波数応答特性を基準データとして記憶しておき、それより低いチャネル周波数で受信した場合に必要となる周波数応答特性を周波数スケーリング補正により求める構成とした。しかしながら、本発明は必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、逆に、最低チャネル周波数で受信した場合に必要となる周波数応答特性を基準データとして、基準フィルタ特性記憶部163に記憶しておき、それより高いチャネル周波数で受信した場合に必要となる周波数応答特性を周波数スケーリング補正による求める構成としてもよい。また、チャネル周波数帯の中心に相当するチャネル周波数で受信した場合を基準データとして記憶しておき、受信チャネル周波数に応じてスケーリング補正を行う構成としてもよい。要は、基準フィルタ特性記憶部163に基準周波数(例えば、上記最高チャネル周波数)に対応する周波数応答特性を基準データとして記憶しておき、受信チャネル周波数に応じてスケーリング補正できればよい。
このように実施の形態1によれば、無線受信機100に、受信信号に対し、ローカル周波数信号を用いて離散時間的にサンプルして周波数変換と間引き処理とを行い、ローカル周波数に応じたサンプリングレートの離散時間的アナログ信号を出力する離散時間的周波数変換処理部130と、前記離散時間的アナログ信号をデジタル値に量子化して受信デジタル信号を出力するA/D変換部150と、前記受信デジタル信号に対して、タップ係数値を用いてデジタルフィルタ処理を行うチャネル選択フィルタ処理部161と、前記サンプリングレートに応じた前記タップ係数を生成する周波数応答特性補正処理部162と、を設けた。
こうすることにより、サンプリングレートに応じたタップ係数を用いてデジタルフィルタ処理を行うので、受信信号の受信チャネル周波数に応じてサンプリングレートが変動した場合でも、ほぼ一定の周波数応答特性のフィルタ処理を行うことが可能となり、変調信号帯域成分の不必要な削減の影響を低減することができる。その結果、受信特性を改善することが可能となり、チャネル周波数帯域の広いシステムへの適用が可能な無線受信機を実現することができる。
周波数応答特性補正処理部162は、基準周波数に対応する周波数応答特性を記憶する基準フィルタ特性記憶部163と、前記サンプリングレートと対応する前記ローカル周波数の情報に基づいて、基準フィルタ特性記憶部163に記憶されている基準周波数に対応する周波数応答特性に対して周波数方向のスケールを補正する周波数応答特性スケーリング処理部164と、前記補正後の周波数応答特性をインパルス応答に変換してデジタルフィルタ用のタップ係数値を生成するタップ係数生成部165と、を具備する。
(実施の形態2)
本実施の形態では、離散時間的処理による周波数変換時にフィルタリング効果を持ち、このフィルタリング効果による周波数応答特性の受信チャネル周波数に応じた変動を考慮して、ローカル発振周波数に関する情報を用いて、デジタル受信処理部において上記周波数応答特性の変動に応じた補正フィルタ処理を行う構成および動作例を説明する。
図3は、本実施の形態の無線受信機200の構成を示す図である。無線受信機200において、図1で示した無線受信機100の構成と同様の構成および動作をするものについては、同一の番号を付しており、これらについての説明は割愛する。無線受信機200において、無線受信機100と異なる構成もしくは動作をするものは、離散時間的周波数変換処理部210におけるデシメーション処理部211と、デジタル受信処理部220における補正フィルタ処理部221と周波数応答特性補正処理部222とである。
なお、本実施の形態では、実施の形態1の場合と同様に、受信チャネル周波数帯が600MHz〜800MHzまで割り当てられているシステムを仮定し、説明を簡単にするために、その最高チャネル周波数が800MHz、最低チャネル周波数が600MHz、変調信号帯域幅が±500KHzの場合を仮定する。
デシメーション処理部211は、図1におけるデシメーション処理部132と同様に、離散時間的な入力信号を間引き処理することにより、サンプリングレートを低く変換して出力する。デシメーション処理部211は、更に、このデシメーション処理の際に高周波成分を除去するフィルタリング効果を有する。
このフィルタリング効果を有する構成としては、例えば、非特許文献1に開示されている構成および方法があるが、その具体的な構成については本発明の本質に影響を与えるものではない。
本実施の形態では、このフィルタリング効果の一例として、図4に示すような周波数応答特性が得られるものとする。同図において、実線で示した特性は、受信チャネル周波数が最高チャネル周波数である800MHzの場合に得られる特性を示しており、点線で示した特性は、受信チャネル周波数が最低チャネル周波数である600MHzである場合に得られる特性を示している。このように、離散時間的信号処理により周波数変換とデシメーションによるサンプリングレート変換を行う場合、最終段で得られるサンプリングレートとフィルタリングの周波数応答特性が、受信チャネル周波数に応じて変化する。
補正フィルタ処理部221は、A/D変換処理部150から供給される受信デジタル変調信号に対して、周波数応答特性補正処理部222から供給されるタップ係数値を用いたデジタルフィルタ処理により、離散時間的周波数変換処理部210におけるフィルタリングの周波数応答特性の補正を行うものである。この周波数応答特性の補正の詳細については後述する。
周波数応答特性補正処理部222は、補正フィルタ処理部221において用いるタップ係数の値を、制御部170から供給されるローカル周波数に関する情報に基づいて決定し、補正フィルタ処理部221へ出力する。
具体的には、周波数応答特性補正処理部222は、基準補正特性記憶部223、周波数応答特性スケーリング処理部224、およびタップ係数生成部225により構成される。
基準補正特性記憶部223は、補正フィルタ処理部221において行うチャネル選択フィルタ処理の周波数応答特性の基準となる補正特性データを記憶する。この基準補正特性記憶部223は、例えば不揮発性メモリにより構成される。なお、補正特性データの詳細については後述する。
周波数応答特性スケーリング処理部224は、ローカル発振周波数に関する情報に基づいて、基準補正特性記憶部223に記憶されている補正特性データに対してスケーリング補正処理を施し、補正された周波数応答特性のデータを出力する。このスケーリング補正処理の詳細については後述する。
タップ係数生成部225は、周波数応答特性スケーリング処理部224からの補正周波数特性に関するデータをインパルス応答特性に変換し、フィルタ処理のためのタップ係数値を生成する。このタップ係数生成部225は、例えば逆フーリエ変換処理を行う演算処理手段により構成される。
以上のように構成され、無線受信機200における後段のデジタル受信処理部220において、サンプリングレートに応じた周波数応答特性の補正処理動作について、以下で説明する。
周波数応答特性補正処理部222における基準補正特性記憶部223には、システムに割り当てられているチャネル周波数のうち、最高チャネル周波数fch_max(800MHz)の信号を受信し、離散時間的周波数変換処理部210においてZero−IF帯に周波数変換された後、1/128にデシメーションされ、6.25MHzのサンプリングレートでA/D変換処理された場合に、デシメーション処理部211におけるフィルタリング効果により減衰してしまうチャネル周波数帯域内、すなわち500KHz以下の周波数帯の利得を補正するための周波数応答特性C(f)が記憶されている。デシメーション処理部211において得られるフィルタリング効果の周波数応答特性をH(f)と表すと、C(f)は(式8)のように表すことができる。
Figure 2007158545
ここで、fは、変調信号の通過帯域幅であり、本実施の形態では500KHzに相当する。
(式8)をサンプリング周波数fで正規化した周波数f’で表現すると、(式9)のように表すことができる。
Figure 2007158545
基準補正特性記憶部223には、(式8)のように最大チャネル周波数で受信した信号に対する補正特性が基準データとして記憶されている。
図4は、無線受信機200のデシメーション処理部211におけるフィルタリング効果とデジタル受信処理部220における周波数特性補正効果との周波数応答特性のうち、変調信号帯域近傍の特性を拡大して図示したものである。同図において、実線は、最高受信チャネル周波数800MHzで受信した場合におけるデシメーション処理部211のフィルタリング効果の周波数応答特性であり、点線は、最低受信チャネル周波数である600MHzで受信した場合におけるデシメーション処理部211のフィルタリング効果の周波数応答特性である。
また、図4における●印のプロットは、最高チャネル周波数で受信し、周波数変換がされ、更に、デシメーション処理された信号に対して、(式9)で表される周波数補正を行った場合に得られる補正後の周波数特性である。同図のように、変調帯域幅に相当する500KHzまでの利得特性が平坦に、すなわち変調帯域幅に相当する500KHzまで略一定の利得が得られるように補正される。
一方、最低チャネル周波数の600MHzで受信し、周波数変換とデシメーション処理した信号に対して(式9)で表される周波数補正をそのまま行うと、サンプリングレートの違いにより、デシメーション処理部211における周波数応答特性とデジタル受信処理部220における補正特性との整合性がとれず、変調帯域幅にわたる利得平坦化の補正特性が得られない。このため、周波数応答特性スケーリング処理部224において、(式9)の周波数特性に対して、スケーリング補正を行う。
周波数応答特性スケーリング処理部224では、基準補正特性記憶部223に記憶されている(式9)に相当する周波数応答特性に対し、制御部170から供給されるローカル発振周波数に関する情報を用いて、スケーリング補正を施す。つまり、(式10)で示すような補正周波数特性C’(f’)を算出する。
Figure 2007158545
タップ係数生成部225では、周波数応答特性スケーリング処理部224において(式10)のように補正された周波数応答特性に基づいて、逆フーリエ変換処理によりインパルス応答特性に変換され、得られたインパルス応答特性を補正フィルタ処理部221におけるFIRフィルタ処理で用いるタップ係数として供給する。
このようにして、周波数応答特性補正処理部222においてローカル発振周波数に関する情報を用いて周波数応答特性を補正し、得られたタップ係数を用いてデジタルフィルタ処理を行うことにより、受信チャネルによって異なるサンプリング周波数(上述の例では、600MHzと800MHz)に依存せず、図4における○印の特性のように周波数特性の補正処理が行われるようになる。つまり、受信チャネルによって異なるサンプリング周波数(上述の例では、600MHzと800MHz)に依存せず、変調帯域幅に相当する500KHzまでの利得特性が平坦に、すなわち変調帯域幅に相当する500KHzまで略一定の利得が得られるように補正される。
以上のように本発明の構成及び動作によれば、サンプリングレートが受信チャネル周波数に応じて変換する離散時間的周波数変換処理部210を有する無線受信機200において、ローカル発振周波数に関する情報を用いて、基準となる周波数応答特性を周波数軸上でスケーリング処理した上でフィルタ処理のタップ係数を生成し、これを用いてフィルタ処理を行うことにより、受信チャネル周波数に応じたサンプリングレートの変換に関わらず変調帯域幅まで略一定の利得が得られる周波数応答特性のフィルタ処理を行うことが可能となり、変調信号帯域成分の不必要な削減の影響を低減することができる。その結果、受信特性を改善することが可能となり、チャネル周波数帯域の広いシステムへの適用が可能な無線受信機を実現することができる。
なお、本実施の形態では、補正フィルタ処理部221において、受信チャネル周波数に応じて変化する周波数応答特性のスケーリング補正を行う場合の構成および動作を説明した。しかしながら、これに限定されるものではなく、本発明は更に、デジタル受信処理部220においてサンプリングレート変換を行う場合にも適用可能である。例えば、デジタル受信処理部220が、もともとf=N×Δfなるサンプリングレートで入力された信号を、f’=N×M/L×Δfなるサンプリングレートに変換する場合、折り返し歪の影響を除去するために、f’’=N×M×Δfなる周波数空間上で折り返し歪除去用の周波数応答特性をもつようなフィルタ処理を行う。更に、デジタル受信処理部220が、この周波数応答特性に対して、変調信号の通過帯域近傍において(式10)に示すような補正処理を施すことにより、サンプリングレート変換と同時に変調帯域内の利得特性の補正を受信チャネル周波数に依存することなく行うことが可能となる。なお、本発明はサンプリングレート変換フィルタの具体的な構成に限定されるものではない。
また、補正フィルタ処理部221は、必ずしも変調信号帯域内の利得補正やサンプリングレート変換の目的のみに限定されるものではなく、例えば、変調信号帯域外の信号をより減衰させるように補正するようにしてもよい。
また、実施の形態1と同様に、ローカル発振信号の周波数に関する情報の供給元は、制御部170に限定されるものではない。また、デジタル受信処理部220において、離散時間的周波数変換処理部出力段のサンプリングレートに応じて、周波数応答特性を補正できればよい。また、基準補正特性記憶部223に記憶しておく、補正フィルタ処理部221において行うチャネル選択フィルタ処理の周波数応答特性の基準となる補正特性データの周波数は、特に最高チャネル周波数である必要はなく、要は、基準補正特性記憶部223に基準周波数(例えば、上記最高チャネル周波数)に対応する補正特性データを基準データとして記憶しておき、受信チャネル周波数に応じてスケーリング補正できればよい。
このように実施の形態2によれば、無線受信機200に、受信信号に対し、ローカル周波数信号を用いて離散時間的にサンプルして周波数変換と間引き処理とを行い、ローカル周波数に応じたサンプリングレートの離散時間的アナログ信号を出力する離散時間的周波数変換処理部210と、前記離散時間的アナログ信号をデジタル値に量子化して受信デジタル信号を出力するA/D変換部150と、前記受信デジタル信号に対して、タップ係数値を用いてデジタルフィルタ処理を行う補正フィルタ処理部221と、前記サンプリングレートに応じた前記タップ係数値を生成する周波数応答特性補正処理部222と、を設けた。
周波数応答特性補正処理部222は、基準周波数に対応する周波数応答特性を記憶する基準補正特性記憶部223と、前記サンプリングレートと対応する前記ローカル周波数の情報に基づいて、基準補正特性記憶部223に記憶されている基準周波数に対応する周波数応答特性に対して周波数方向のスケールを補正する周波数応答特性スケーリング処理部224と、前記補正後の周波数応答特性をインパルス応答に変換してデジタルフィルタ用のタップ係数値を生成するタップ係数生成部225と、を具備し、離散時間的周波数変換処理部210は、デシメーション処理時のフィルタリング機能を有し、基準補正特性記憶部223は、前記基準周波数に対応する前記ローカル周波数を用いて得られる前記受信デジタル信号の変調帯域幅内のゲインが略一定となる周波数応答補正特性を記憶し、周波数応答特性スケーリング処理部224は、前記ローカル周波数が前記基準周波数と等しくない場合に、当該ローカル周波数を用いて得られる前記受信デジタル信号の変調帯域幅内のゲインが略一定となるように前記周波数応答補正特性を補正し、補正フィルタ処理部221は、前記補正後の周波数応答補正特性に応じた前記タップ係数値を用いて補正フィルタ処理を行う。
こうすることにより、離散時間的周波数変換処理部210が、周波数変換時にフィルタリング効果を持つ構成において、受信信号の受信チャネル周波数に応じて、離散時間的周波数変換処理部210のフィルタリング効果による周波数応答特性が変動しても、ローカル周波数を用いて得られる受信デジタル信号の変調帯域幅内のゲインが略一定となるように周波数応答補正特性を補正し、補正後の周波数応答補正特性に応じたタップ係数を用いて補正フィルタ処理を行うので、受信チャネル周波数に応じたサンプリングレートの変換に関わらず変調帯域幅まで略一定の利得が得られる周波数応答特性のフィルタ処理を行うことが可能となり、変調信号帯域成分の不必要な削減の影響を低減することができる。その結果、受信特性を改善することが可能となり、チャネル周波数帯域の広いシステムへの適用が可能な無線受信機を実現することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、実施の形態2で例示した無線受信機の構成において、受信チャネル周波数帯をさらに広範囲にする場合の構成および動作例を説明する。
図5は、本実施の形態の無線受信機300の構成を示す図である。無線受信機300において、図3で示した無線受信機200の構成と同様の構成および動作をするものについては、同一の番号を付しており、これらについての説明は割愛する。無線受信機300において、無線受信機200と異なる構成もしくは動作をするものは、離散時間的周波数変換処理部310におけるデシメーション処理部311と、デジタル受信処理部320における周波数応答特性補正処理部321と、制御部330とである。
なお、本実施の形態では、受信チャネル周波数帯が400MHz〜800MHzまで割り当てられていて、実施の形態2の場合に比べて、さらに200MHz低いチャネル周波数帯まで対応するシステムを仮定する。また、説明を簡単にするために、その最高チャネル周波数が800MHz、最低チャネル周波数が400MHz、変調信号帯域幅が±500KHzの場合を仮定する。
デシメーション処理部311は、図3におけるデシメーション処理部211と同様に、離散時間的な入力信号を間引き処理することにより、サンプリングレートを低く変換して出力し、かつデシメーション処理の際に高周波成分の除去するフィルタリング効果を有するものである。デシメーション処理部311は、更に、制御部330からのデシメーション率制御信号に応じて、間引き処理の比率が変更可能なものである。このデシメーション率の変更に伴い、前記フィルタリングの周波数特性も変わるものとし、例えば、受信チャネル周波数を400MHzとして、デシメーション率を1/128と1/64とで切り替えた場合に、それぞれの周波数応答特性は、図6における実線と点線に示すように変化するものとする。
周波数応答特性補正処理部321は、基本的には実施の形態2の周波数応答特性補正処理部222と同様な構成および動作をするものであるが、異なるのは、前記デシメーション処理部311におけるデシメーション率に応じて、周波数応答特性のスケーリング処理内容を切り替える点である。そのために、周波数応答特性補正処理部321は、図3の構成と異なる基準補正特性記憶部322と周波数応答特性スケーリング処理部323とを有する。
基準補正特性記憶部322において、図3の基準補正特性記憶部223と異なる点は、離散時間的周波数変換処理部310において切り替えられるデシメーション率に対応して、複数の基準補正特性データを記憶しておき、必要に応じて読み出されるよう構成してある点である。
周波数応答特性スケーリング処理部323において、図3の周波数応答特性スケーリング処理部224と異なる点は、前記デシメーション率に対応する基準補正特性データを基準補正特性記憶部322から読み出した上で、所定の周波数スケーリング補正処理を施す点であり、動作の詳細については後述する。
制御部330において、図3の制御部170と異なる点は、デシメーション処理部311におけるデシメーション率を制御する制御信号を出力する点である。
以上のように構成された無線受信機300において、実施の形態2と異なる動作をする部分について、以下で説明する。
制御部330では、無線受信機300が対応すべき受信チャネル周波数に応じて、ローカル周波数発振部140に対して所定の制御信号を出力するとともに、チャネル周波数に応じて、デシメーション処理部311におけるデシメーション率を変更するための制御信号を出力する。
具体的には、制御部330は、受信チャネル周波数が600MHz以上800MHz以下の場合には、デシメーション処理部311におけるデシメーション率を実施の形態1および2の場合と同様に、1/128に設定するよう制御する。これに対して、受信チャネル周波数が400MHz以上600MHz未満の場合には、デシメーション率を1/128のままとすると、図6において実線で示すように、デシメーション処理部311における変調信号帯域の周波数成分の減衰量が増加してしまうため、制御部330は、デシメーション率を1/64に切り替えて、図6の点線で示すように、変調信号帯域内の周波数成分の減衰量を低減するよう制御する。
周波数応答特性スケーリング処理部323では、制御部330から供給されるローカル周波数に関する情報に基づき、受信チャネル周波数が600MHz以上800MHz以下である場合には、基準補正特性記憶部322からデシメーション率が1/128のときの基準補正特性データC(f’)が読み出され、実施の形態2の場合と同様にして周波数特性のスケーリング補正が行われる。
一方、受信チャネル周波数が400MHz以上600MHz未満である場合には、周波数応答特性スケーリング処理部323では、基準補正特性記憶部322からデシメーション率が1/64のときの基準補正特性データC(f’)が読み出され、(式11)に示すようなスケーリング補正処理が行われる。なお、本実施の形態では、受信チャネル周波数が600MHzの場合の周波数応答特性が基準として用いられるものとする。
Figure 2007158545
ここで、H(f’)は、デシメーション率が1/64の場合におけるデシメーション処理部311の周波数応答特性を表している。また、デシメーション率が1/64の場合には、変調信号帯域外の周波数領域において減衰量が十分確保されていない(図6参照)ため、より大きな減衰量を確保するために、デシメーション率が1/128の場合の周波数応答特性と同等の減衰量となるように補正を加える。
周波数応答特性スケーリング処理部323では、前述のようにして読み出された(式9)に相当する補正特性データに対して、(式12)で表せるような周波数スケーリングによる補正を行い、得られた補正周波数応答特性をタップ係数生成部225に出力する。
Figure 2007158545
以降、タップ係数生成部225と補正フィルタ処理部221における処理内容は実施の形態2で説明したものと同様である。
このようにして、400MHz以上600MHz未満であるチャネル周波数帯を受信する場合には、(式12)に基づく周波数スケーリング補正を行うことにより、例えば400MHzのチャネル周波数の信号を受信した場合に、図7における実線で示すような周波数応答特性であったのに対し、□印で示すような補正効果が得られることになる。
以上のように本発明の構成及び動作によれば、デシメーション処理部311において設定されるデシメーション率に応じて、より適切な周波数応答特性の補正を行うことが可能となり、より広帯域な受信チャネル周波数幅を有するシステムに対しても適用可能な無線受信機を実現することができる。
なお、本実施の形態では、(式11)で示したように、変調信号帯域外において他のデシメーション率の場合に得られる減衰量と同等の特性になるような補正を加えることとした。しかしながら、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、変調信号帯域外の周波数領域については、より大きな減衰量を確保するよう補正するようにしてもよい。更には、デシメーション率が1/128の場合においても、同様に変調帯域外の周波数領域でより大きな減衰量を確保するように補正してもよい。すなわち、実施の形態2における(式7)で示した基準補正特性において、変調信号帯域外で補正を加えていない領域に、より大きな減衰量を確保するようなにしてもよい。
また、本実施の形態では、デシメーション処理部311で設定されるデシメーション率が、受信チャネル周波数に応じて一義的に決定される場合を前提として説明したが、本発明はこの場合に限定されるものではない。例えば、その他の隣接するチャネル周波数の使用状況等に応じてデシメーション率を変更するよう構成してもよく、周波数応答特性スケーリング処理部323では当業者には容易に類推できる変更を施すことにより対応可能であることは言うまでもない。
このように実施の形態3によれば、無線受信機300に、受信信号に対し、ローカル周波数信号を用いて離散時間的にサンプルして周波数変換と間引き処理とを行い、ローカル周波数に応じたサンプリングレートの離散時間的アナログ信号を出力する離散時間的周波数変換処理部310と、前記離散時間的アナログ信号をデジタル値に量子化して受信デジタル信号を出力するA/D変換部150と、前記受信デジタル信号に対して、タップ係数値を用いてデジタルフィルタ処理を行う補正フィルタ処理部221と、前記サンプリングレートに応じた前記タップ係数値を生成する周波数応答特性補正処理部321と、を設けた。
周波数応答特性補正処理部321は、基準周波数に対応する周波数応答特性を記憶する基準補正特性記憶部322と、前記サンプリングレートと対応する前記ローカル周波数の情報に基づいて、基準補正特性記憶部322に記憶されている基準周波数に対応する周波数応答特性に対して周波数方向のスケールを補正する周波数応答特性スケーリング処理部323と、前記補正後の周波数応答特性をインパルス応答に変換してデジタルフィルタ用のタップ係数値を生成するタップ係数生成部225と、を具備し、離散時間的周波数変換処理部310は、デシメーション処理時のフィルタリング機能を有し、基準補正特性記憶部322は、前記基準周波数および前記離散時間的周波数変換部における各デシメーション率に関する情報に対応するローカル周波数を用いて得られる前記受信デジタル信号の変調帯域幅内のゲインが略一定となる周波数応答補正特性を記憶し、周波数応答特性スケーリング処理部323は、前記ローカル周波数が前記基準周波数と等しくない場合に、当該ローカル周波数および当該ローカル周波数と対応するデシメーション率を用いて得られる前記受信デジタル信号の変調帯域幅内のゲインが略一定となるように前記周波数応答補正特性を補正し、補正フィルタ処理部221は、前記補正後の周波数応答補正特性に応じた前記タップ係数値を用いて補正フィルタ処理を行う。
こうすることにより、離散時間的周波数変換処理部310が周波数変換時にフィルタリング効果を持ち、且つ、受信信号の受信チャネル周波数に応じてデシメーション率を変更する構成において、受信信号の受信チャネル周波数に応じて離散時間的周波数変換処理部310の周波数応答特性が変動しても、ローカル周波数および当該ローカル周波数と対応するデシメーション率を用いて得られる受信デジタル信号の変調帯域幅内のゲインが略一定となるように周波数応答補正特性を補正し、補正後の周波数応答補正特性に応じたタップ係数を用いて補正フィルタ処理を行うので、受信チャネル周波数に応じたサンプリングレートの変換に関わらず変調帯域幅まで略一定の利得が得られる周波数応答特性のフィルタ処理を行うことが可能となり、変調信号帯域成分の不必要な削減の影響を低減することができる。その結果、受信特性を改善することが可能となり、チャネル周波数帯域の広いシステムへの適用が可能な無線受信機を実現することができる。
さらに、無線受信機300は、前記ローカル周波数信号を生成するローカル周波数発振部140と、前記受信信号のチャネル周波数に応じて前記ローカル周波数を制御し、且つ、このローカル周波数の制御タイミングに合わせて離散時間的周波数変換処理部310におけるデシメーション率を制御する制御部330と、を具備する。
本発明に係る無線受信機は、離散時間的周波数変換によりローカル周波数と対応するサンプリングレートの信号が得られる受信処理系を備え、この受信処理系を受信チャネル帯が広いシステムへ適用した場合における受信特性を向上するものとして有用である。
本発明の実施の形態1に係る無線受信機の構成を示すブロック図 受信チャネル周波数に応じた周波数応答特性の変化の説明に供する図 実施の形態2に係る無線受信機の構成を示すブロック図 図3の離散時間的周波数変換処理部における周波数応答特性および補正フィルタ処理部の周波数応答特性補正処理の説明に供する図 実施の形態3に係る無線受信機の構成を示すブロック図 図5の離散時間的周波数変換処理部におけるデシメーション率に応じた周波数応答特性の変化の説明に供する図 図5の補正フィルタ処理部の周波数応答特性補正処理の説明に供する図 従来の無線受信機の構成を示すブロック図
符号の説明
100、200、300 無線受信機
110 アンテナ
120 低雑音増幅部
130、210、310 離散時間的周波数変換部処理部
131 サンプリングミキサ
132、211、311 デジメーション処理部
140 ローカル周波数発振部
150 A/D変換処理部
160、220、320 デジタル受信処理部
161 チャネル選択フィルタ処理部
162、222、321 周波数応答特性補正処理部
163 基準フィルタ特性記憶部
164、224、323 周波数応答特性スケーリング処理部
165、225 タップ係数生成部
170、330 制御部
221 補正フィルタ処理部
223、322 基準補正特性記憶部

Claims (5)

  1. 受信信号に対し、ローカル周波数信号を用いて離散時間的にサンプルして周波数変換と間引き処理とを行い、ローカル周波数に応じたサンプリングレートの離散時間的アナログ信号を出力する離散時間的周波数変換部と、
    前記離散時間的アナログ信号をデジタル値に量子化して受信デジタル信号を出力するアナログ・デジタル変換処理部と、
    前記サンプリングレートに応じたタップ係数値を生成する周波数応答特性補正処理部と、
    前記受信デジタル信号に対して、前記タップ係数値を用いてデジタルフィルタ処理を行うデジタルフィルタ処理部と、
    を具備する無線受信機。
  2. 前記周波数応答特性補正処理部は、
    基準周波数に対応する周波数応答特性を記憶する記憶部と、
    前記サンプリングレートと対応する前記ローカル周波数の情報に基づいて、前記記憶部に記憶されている基準周波数に対応する周波数応答特性に対して周波数方向のスケールを補正する周波数応答特性スケーリング処理部と、
    前記補正後の周波数応答特性をインパルス応答に変換してデジタルフィルタ用のタップ係数値を生成するタップ係数生成部と、
    を具備する請求項1記載の無線受信機。
  3. 前記離散時間的周波数変換部は、デシメーション処理時のフィルタリング機能を有し、
    前記記憶部は、前記基準周波数に対応する前記ローカル周波数を用いて得られる前記受信デジタル信号の変調帯域幅内のゲインが略一定となる周波数応答補正特性を記憶し、
    前記周波数応答特性スケーリング処理部は、前記ローカル周波数が前記基準周波数と等しくない場合に、当該ローカル周波数を用いて得られる前記受信デジタル信号の変調帯域幅内のゲインが略一定となるように前記周波数応答補正特性を補正し、
    前記デジタルフィルタ処理部は、前記補正後の周波数応答補正特性に応じた前記タップ係数値を用いて補正フィルタ処理を行う請求項2記載の無線受信機。
  4. 前記離散時間的周波数変換部は、デシメーション処理時のフィルタリング機能を有し、
    前記記憶部は、前記基準周波数および前記離散時間的周波数変換部における各デシメーション率に関する情報に対応するローカル周波数を用いて得られる前記受信デジタル信号の変調帯域幅内のゲインが略一定となる周波数応答補正特性を記憶し、
    前記周波数応答特性スケーリング処理部は、前記ローカル周波数が前記基準周波数と等しくない場合に、当該ローカル周波数および当該ローカル周波数と対応するデシメーション率を用いて得られる前記受信デジタル信号の変調帯域幅内のゲインが略一定となるように前記周波数応答補正特性を補正し、
    前記デジタルフィルタ処理部は、前記補正後の周波数応答補正特性に応じた前記タップ係数値を用いて補正フィルタ処理を行う請求項2記載の無線受信機。
  5. 前記ローカル周波数信号を生成するローカル周波数発振部と、
    前記受信信号のチャネル周波数に応じて前記ローカル周波数を制御し、且つ、このローカル周波数の制御タイミングに合わせて離散時間的周波数変換部におけるデシメーション率を制御する制御部と、
    を具備する請求項1記載の無線受信機。
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