JP2007157057A - 画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の異なる通信I/Fに対応して制御プログラムを書換え可能とする。
【解決手段】画像形成装置1は、後処理装置2に対して初期通信のためのデータを送信後、所定時間内に当該情報処理装置から返信がない場合、再度当該データを送信する。後処理装置2は、制御プログラムと、接続される画像形成装置の通信I/Fに対応して当該制御プログラムを書き換えるための複数の異なる書換えプログラムをROM25に記憶し、ROM25に記憶された複数の書換えプログラムのうちの1つを起動し、画像形成装置からデータを受信すると、画像形成装置1との通信処理が可能であるか否かを判定する。通信処理が可能であると判定された場合、画像形成装置1に対して返信データを送信し、通信処理が不可能であると判定された場合、所定時間経過後、前回起動された書換えプログラムとは異なる書換えプログラムを起動する。
【選択図】図2
【解決手段】画像形成装置1は、後処理装置2に対して初期通信のためのデータを送信後、所定時間内に当該情報処理装置から返信がない場合、再度当該データを送信する。後処理装置2は、制御プログラムと、接続される画像形成装置の通信I/Fに対応して当該制御プログラムを書き換えるための複数の異なる書換えプログラムをROM25に記憶し、ROM25に記憶された複数の書換えプログラムのうちの1つを起動し、画像形成装置からデータを受信すると、画像形成装置1との通信処理が可能であるか否かを判定する。通信処理が可能であると判定された場合、画像形成装置1に対して返信データを送信し、通信処理が不可能であると判定された場合、所定時間経過後、前回起動された書換えプログラムとは異なる書換えプログラムを起動する。
【選択図】図2
Description
本発明は、画像形成システムに関する。
近年、会社や学校等において、データを送信するデータ送信装置と、当該データ送信装置から送信されたデータを受信するデータ受信装置からなるデータ通信システムが利用されている(例えば、特許文献1参照)。このようなデータ通信システムの一例として、プリンタ、複写機等の画像形成装置と、当該画像形成装置で画像形成された記録媒体(記録紙)に所定の後処理を施す後処理装置から構成される画像形成システムがある。後処理装置では、接続される画像形成装置に応じて、後処理装置の制御プログラムを書き換える必要がある。
特開平11−203218号公報
しかしながら、従来の後処理装置は、機械的構成やハードウェア構成が同一であっても、接続される画像形成装置毎に通信I/F(インターフェイス)が異なるため、制御プログラムを書き換えるための書換えプログラムも異なってしまい、画像形成装置本体に接続することができない場合があった。
本発明の課題は、複数の異なる通信I/Fに対応して、制御プログラムを書換え可能とすることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、画像形成装置と、当該画像形成装置に接続される情報処理装置から構成される画像形成システムにおいて、
前記画像形成装置は、
接続された情報処理装置に対して初期通信のためのデータを送信する初期データ送信手段を備え、
前記情報処理装置は、
当該情報処理装置を制御するための制御プログラムと、接続される装置の通信インターフェイスに対応して当該制御プログラムを書き換えるための複数の異なる書換えプログラムを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された複数の書換えプログラムのうちの1つを起動する起動手段と、
前記起動手段による書換えプログラムの起動後、接続された画像形成装置から初期通信のためのデータを受信すると、当該画像形成装置との通信処理が可能であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により、前記画像形成装置との通信処理が可能であると判定された場合、当該画像形成装置に対して、前記初期通信に対する返信データを送信する返信データ送信手段と、を備え、
前記判定手段により、前記画像形成装置との通信処理が不可能であると判定された場合、所定時間経過後、前記起動手段は、前回起動された書換えプログラムとは異なる書換えプログラムを起動し、
前記画像形成装置は、
前記初期データ送信手段によるデータ送信後、所定時間内に前記情報処理装置から返信がない場合、再度当該データを送信することを特徴としている。
前記画像形成装置は、
接続された情報処理装置に対して初期通信のためのデータを送信する初期データ送信手段を備え、
前記情報処理装置は、
当該情報処理装置を制御するための制御プログラムと、接続される装置の通信インターフェイスに対応して当該制御プログラムを書き換えるための複数の異なる書換えプログラムを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された複数の書換えプログラムのうちの1つを起動する起動手段と、
前記起動手段による書換えプログラムの起動後、接続された画像形成装置から初期通信のためのデータを受信すると、当該画像形成装置との通信処理が可能であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により、前記画像形成装置との通信処理が可能であると判定された場合、当該画像形成装置に対して、前記初期通信に対する返信データを送信する返信データ送信手段と、を備え、
前記判定手段により、前記画像形成装置との通信処理が不可能であると判定された場合、所定時間経過後、前記起動手段は、前回起動された書換えプログラムとは異なる書換えプログラムを起動し、
前記画像形成装置は、
前記初期データ送信手段によるデータ送信後、所定時間内に前記情報処理装置から返信がない場合、再度当該データを送信することを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、画像形成装置と、当該画像形成装置に接続される情報処理装置から構成される画像形成システムにおいて、
前記画像形成装置は、
接続された情報処理装置に対して初期通信のためのデータを送信後、所定時間経過後、再度前記データを送信する初期データ送信手段を備え、
前記情報処理装置は、
当該情報処理装置を制御するための制御プログラムと、接続される装置の通信インターフェイスに対応して当該制御プログラムを書き換えるための複数の異なる書換えプログラムと、通信プロトコルを判断するための通信プロトコル判断プログラムを記憶する記憶手段と、
前記画像形成装置から一度目のデータを受信すると、前記通信プロトコル判断プログラムにより、前記記憶手段に記憶された複数の書換えプログラムのうち、当該画像形成装置に対応する通信プロトコルを有する書換えプログラムを起動する起動手段と、
前記画像形成装置から二度目のデータを受信すると、当該画像形成装置に対して、前記初期通信に対する返信データを送信する返信データ送信手段と、
を備えることを特徴としている。
前記画像形成装置は、
接続された情報処理装置に対して初期通信のためのデータを送信後、所定時間経過後、再度前記データを送信する初期データ送信手段を備え、
前記情報処理装置は、
当該情報処理装置を制御するための制御プログラムと、接続される装置の通信インターフェイスに対応して当該制御プログラムを書き換えるための複数の異なる書換えプログラムと、通信プロトコルを判断するための通信プロトコル判断プログラムを記憶する記憶手段と、
前記画像形成装置から一度目のデータを受信すると、前記通信プロトコル判断プログラムにより、前記記憶手段に記憶された複数の書換えプログラムのうち、当該画像形成装置に対応する通信プロトコルを有する書換えプログラムを起動する起動手段と、
前記画像形成装置から二度目のデータを受信すると、当該画像形成装置に対して、前記初期通信に対する返信データを送信する返信データ送信手段と、
を備えることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成システムにおいて、前記情報処理装置は、前記画像形成装置から排出された記録媒体に後処理を施す後処理装置であることを特徴としている。
本発明によれば、画像形成装置に接続された情報処理装置は、複数の異なる通信インターフェイスに対応して、制御プログラムが書換え可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
まず、本実施形態における構成について説明する。
まず、本実施形態における構成について説明する。
図1に、本発明の実施形態に係る画像形成システム100の外観を示す。画像形成システム100は、図1に示すように、画像形成装置1に後処理装置2が接続された構成となっている。画像形成装置1は、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークを介してPC(Personal Computer)等を接続し、PCとのデータ通信によるプリント機能や、スキャナによる複写機能を有する。画像形成装置1で画像形成された記録媒体(記録紙)は後処理装置2に搬送されて後処理(パンチ処理、折り処理、ステイプル、製本処理等)が施され、排出トレイから排出される。なお、図1では、画像形成装置1に1台の後処理装置2が接続された場合を示しているが、画像形成装置1に複数台の後処理装置が直列に接続した構成としてもよい。
図2に、画像形成システム100を構成する画像形成装置1及び後処理装置2の主要部構成を示す。
画像形成装置1は、図2に示すように、画像読取部10、画像形成部11、操作部12、RAM(Random Access Memory)13、ROM(Read Only Memory)14、CPU(Central Processing Unit)15、外部I/F16により構成され、各部はバスを介して互いに電気的に接続される。
画像読取部10は、原稿を載置する透明なコンタクトガラスの下部にスキャナを備えて構成され、ADF(自動紙送り機構)からコンタクトガラスに送られた原稿をスキャナにより読取ってその画像データを取得する。スキャナは、光源、レンズ、CCD(Charge Coupled Device)等により構成され、光源から原稿へ照明走査した光の反射光をレンズにより結像してCCDにより光電変換して画像データを取得する。
画像形成部11は、露光部、感光ドラム、現像部からなる画像書込部と、書き込まれた画像を記録紙に定着させる定着部とからなり(何れも図示せず)、CPU15からの印刷指示と印刷データに基づいて、露光部により感光ドラム表面に静電潜像を形成する。そして、画像形成部11は、現像部によりトナーを付着させて感光ドラム表面にトナー像を形成し、このトナー像を記録紙に転写して定着部により定着後、出力する。本実施形態では、電子写真方式を適用した例を説明するが、これに限らず、インクジェット方式、熱昇華方式など、他のプリント方式を適用することとしてもよい。
RAM13は、例えばSDRAM(Synchronous Dynamic RAM)等により構成される揮発メモリであり、CPU15が各種処理を実行する際に各種データを展開するメモリ領域を形成する。
ROM14は、不揮発メモリ又は書き換え可能なフラッシュメモリ(Flash Read-Only Memory)であり、CPU15により実行される各種制御プログラムを記憶している。
CPU15は、RAM13の所定領域を作業領域としてROM14に格納されている各種制御プログラムに従い、画像形成装置1を構成する各部の動作を制御する。後処理装置2との通信処理開始時にCPU15により実行される処理については、後に実施例1及び実施例2において詳細に説明する。
外部I/F16は、シリアル通信により外部機器とデータ通信可能な通信モジュールであり、CPU15からの指示により後処理装置2との間でデータの送受信を行う。
後処理装置2は、図2に示すように、入力部20、出力部21、CPU22、RAM23、外部I/F24、ROM25により構成される。
入力部20は、主に駆動ローラーと従動ローラーとからなる搬送ローラー対を複数配置してなり、記録紙の受付から後処理部(図示せず)までの搬送路であり、画像形成装置1から排出される画像形成後の記録紙を後処理部へ送る。
出力部21は、搬送ローラー対を複数配置してなり、後処理部から排出される記録紙を排出トレイ(図示せず)に搬送する。
CPU22は、画像形成装置1からの制御信号に従って、後処理装置2を構成する各部の動作を制御する。画像形成装置1との通信処理開始時にCPU22により実行される処理については、後に実施例1及び実施例2において詳細に説明する。
RAM23は、例えばSDRAMなどで構成される揮発メモリであり、CPU22が各種処理を実行する際に各種データを展開するメモリ領域を形成する。
外部I/F24は、シリアル通信により外部機器とデータ通信可能な通信モジュールであり、CPU22からの指示により画像形成装置1との間でデータの送受信を行う。
ROM25は、書き換え可能なフラッシュメモリ(Flash Read-Only Memory)であり、CPU22により実行される各種制御プログラムと、異なる複数の通信インターフェイスに応じて制御プログラムを書き換えるための書換えプログラムを記憶している。ROM25に格納されるプログラムの構成の具体例については、後に実施例1及び実施例2を挙げて説明する。
次に、本実施形態の具体例として、実施例1及び実施例2を説明する。
実施例1では、後処理装置2と画像形成装置1が通信可能状態となるまで、画像形成装置1が後処理装置に対して初期通信のためのデータを送信する場合について説明する。
図3に、実施例1に係る後処理装置2のROM25に記憶されたプログラムを示す。ROM25には、図3に示すように、後処理装置2の各部を制御するための制御プログラムと、後処理装置2に接続される画像形成装置の通信I/Fに対応して、複数の異なる書換えプログラム1、2、…を記憶している。
次に、実施例1における動作について説明する。
まず、図4のシーケンス図を参照して、通信処理開始時に画像処理システム100において実行される処理について説明する。図4では、一例として、後処理装置2において書換えプログラム2が起動されたときに、画像形成装置1と後処理装置2が通信可能となる場合について説明する。
まず、図4のシーケンス図を参照して、通信処理開始時に画像処理システム100において実行される処理について説明する。図4では、一例として、後処理装置2において書換えプログラム2が起動されたときに、画像形成装置1と後処理装置2が通信可能となる場合について説明する。
画像形成装置1及び後処理装置2の電源が投入(ON)されると、後処理装置2では、まず、書換えプログラム1が起動される(ステップS1)。このとき、画像形成装置1では、後処理装置2に対し、初期通信のためのデータ(初期通信1)が送信され(ステップS2)、タイマーによるカウントが開始される(ステップS3)。ここで、ステップS3でのカウント時間はA時間とする。
画像形成装置1から初期通信のためのデータ(初期通信1)を受信した後処理装置2では、その受信したデータから、画像形成装置1との通信処理が可能であるか否か(通信処理可能なフレームであるか否か)が判定される(ステップS4)。ステップS4において、画像形成装置1との通信処理が不可(NG)であると判定された場合、B時間(A>B)待機した後で(ステップS5)、次の書換えプログラム2が起動される(ステップS6)。
画像形成装置1では、初期通信1のデータ送信後、A時間経過すると、再度、初期通信のためのデータ(初期通信2)が後処理装置2に送信され(ステップS7)、再度、タイマーによるカウントが開始される(ステップS8)。
画像形成装置1から初期通信のためのデータ(初期通信2)を受信した後処理装置2では、その受信したデータから、画像形成装置1との通信処理が可能であるか否か(通信処理可能なフレームであるか否か)が判定される(ステップS9)。ステップS9において、画像形成装置1との通信処理が可能(OK)であると判定された場合、画像形成装置1に対し、初期通信2に対する応答を表す返信データが送信される(ステップS10)。
画像形成装置1では、初期通信2のデータ送信後、A時間経過する前に後処理装置2から返信データが受信されると、通信処理可能となった後処理装置2が認識される(ステップS11)。以後、後処理装置2では、書換えプログラム2により、制御プログラムが書き換えられる。
次に、図5(a)のフローチャートを参照して、画像形成装置1との通信処理開始時に後処理装置2において実行される処理について詳細に説明する。
通信処理の開始時、まず、書換えプログラム1が起動される(ステップT1)。次いで、画像形成装置1から初期通信のためのデータが受信されると(ステップT2)、その受信したデータから、画像形成装置1との通信処理が可能であるか否か(通信処理可能なフレームであるか否か)が判定される(ステップT3)。
ステップT3において、画像形成装置1との通信処理が不可であると判定された場合(ステップT3;NO)、B時間待機した後で(ステップT4)、ROM25に記憶された次の書換えプログラムが起動され(ステップT5)、ステップT2に戻り、画像形成装置1からのデータ受信の待機状態となる。
ステップT3において、画像形成装置1との通信処理が可能であると判定された場合(ステップT3;YES)、画像形成装置1に対し、ステップT2の初期通信に対する応答を表す返信データが送信され(ステップT6)、前回(直前に)起動された書換えプログラムにて制御プログラムが書き換えられ、本処理が終了する。
次に、図5(b)のフローチャートを参照して、後処理装置2との通信処理開始時に画像形成装置1において実行される処理について詳細に説明する。
通信処理開始時、まず、後処理装置2に対し、初期通信のためのデータが送信され(ステップT10)、後処理装置2からの返信データが受信されたか否かが判定される(ステップT11)。ステップT11において、後処理装置2から返信データが受信されない場合(ステップT11;NO)、タイマーによるカウントが開始される(ステップT12)。
カウント開始からA時間(A>B)経過しても後処理装置2からの返信データが受信されない場合(ステップT13;YES)、ステップT10に戻り、後処理装置2に対し、再度、初期通信のためのデータが送信され、後処理装置2からの返信データの待機状態となる。
カウント開始からA時間以内に後処理装置2から返信データが受信されると(ステップT13;NO、ステップT11;YES)、通信処理可能となった後処理装置2が認識され(ステップT14)、本処理が終了する。
実施例2では、画像形成装置1が初期通信のためのデータを後処理装置2に2度送信することによって、接続された後処理装置を認識する場合について説明する。
図6に、実施例2に係る後処理装置2のROM25に記憶されたプログラムを示す。ROM25には、図6に示すように、後処理装置2の各部を制御するための制御プログラムと、後処理装置2に接続される画像形成装置の通信I/Fに対応した、複数の異なる書換えプログラム1、2、…と、通信プロトコルを判断するための通信プロトコル判断プログラムを記憶している。
次に、実施例2における動作について説明する。
まず、図7のシーケンス図を参照して、通信処理開始時に画像処理システム100において実行される処理について説明する。
まず、図7のシーケンス図を参照して、通信処理開始時に画像処理システム100において実行される処理について説明する。
画像形成装置1及び後処理装置2の電源が投入(ON)されると、後処理装置2では、まず、通信プロトコル判断プログラムが起動される(ステップS20)。このとき、画像形成装置1では、後処理装置2に対し、初期通信のためのデータ(初期通信1)が送信され(ステップS21)、タイマーによるカウントが開始される(ステップS22)。ここで、ステップS22でのカウント時間はA時間とする。
画像形成装置1から初期通信のためのデータを受信した後処理装置2では、通信プロトコル判断プログラムにより、ROM25に記憶された複数の異なる書換えプログラムの中から、画像形成装置1に対応する通信プロトコルを有する書換えプログラムが判断(選択)され(ステップS23)、B時間(A>B)待機した後で(ステップS24)、ステップS23で選択された書換えプログラムが起動される(ステップS25)。
画像形成装置1では、初期通信1のデータ送信後、A時間経過すると、再度、初期通信のためのデータ(初期通信2)が後処理装置2に送信される(ステップS26)。画像形成装置1から初期通信のためのデータ(初期通信2)を受信した後処理装置2では、画像形成装置1に対し、初期通信2に対する応答を表す返信データが送信される(ステップS27)。
画像形成装置1では、初期通信2のデータ送信後、後処理装置2から返信データが受信されると、通信処理可能となった後処理装置2が認識される(ステップS28)。以後、後処理装置2では、ステップS25で選択された書換えプログラムにより、制御プログラムが書き換えられる。
次に、図8(a)のフローチャートを参照して、画像形成装置1との通信処理開始時に後処理装置2において実行される処理について詳細に説明する。
通信処理の開始時、まず、通信プロトコル判断プログラムが起動される(ステップT20)。次いで、画像形成装置1から初期通信のためのデータが受信されると(ステップT21)、通信プロトコル判断プログラムにより、ROM25に記憶された複数の異なる書換えプログラムの中から、画像形成装置1に対応する通信プロトコルを有する書換えプログラムが判断(選択)される(ステップT22)。
書換えプログラムの選択後、B時間(A>B)待機した後で(ステップT23)、ステップT23で選択された書換えプログラムが起動される(ステップT24)。書換えプログラム起動後、画像形成装置1から、初期通信のためのデータが再度受信されると、画像形成装置1に対し、当該初期通信に対する応答を表す返信データが送信され(ステップT25)、ステップT24で起動された書換えプログラムにて制御プログラムが書き換えられ、本処理が終了する。
次に、図8(b)のフローチャートを参照して、後処理装置2との通信処理開始時に画像形成装置1において実行される処理について詳細に説明する。
通信処理開始時、まず、後処理装置2に対し、初期通信のためのデータが送信され(ステップT30)、後処理装置2からの返信データが受信されたか否かが判定される(ステップT31)。ステップT31において、後処理装置2から返信データが受信されない場合(ステップT31;NO)、タイマーによるカウントが開始される(ステップT32)。
カウント開始からA時間(A>B)経過すると(ステップT33;YES)、ステップT30に戻り、後処理装置2に対し、再度、初期通信のためのデータが再度送信され、後処理装置2からの返信データの待機状態となる。
初期通信のためのデータの再送信後、後処理装置2から返信データが受信されると(ステップT31;YES)、通信処理可能となった後処理装置2が認識される(ステップT34)、本処理が終了する。
以上のように、本実施形態の画像形成システム100によれば、画像形成装置1に接続された後処理装置2は、複数の異なる通信I/Fに対応して、制御プログラムが書換え可能となる。
このように、機械的構成やハードウェア構成が同一であって通信I/Fのみが異なる画像形成装置が接続されても、その接続された画像形成装置に応じて、制御プログラムを書き換えることができるため、画像形成システム100を構成する後処理装置が1台で済むようになる。従って、画像形成システム100を構築する際のコストを削減することができる。
1 画像形成装置
10 画像読取部
11 画像形成部
12 操作部
13 RAM
14 ROM
15 CPU
16 外部I/F
2 後処理装置
20 入力部
21 出力部
22 CPU
23 RAM
24 外部I/F
25 ROM
100 画像形成システム
10 画像読取部
11 画像形成部
12 操作部
13 RAM
14 ROM
15 CPU
16 外部I/F
2 後処理装置
20 入力部
21 出力部
22 CPU
23 RAM
24 外部I/F
25 ROM
100 画像形成システム
Claims (3)
- 画像形成装置と、当該画像形成装置に接続される情報処理装置から構成される画像形成システムにおいて、
前記画像形成装置は、
接続された情報処理装置に対して初期通信のためのデータを送信する初期データ送信手段を備え、
前記情報処理装置は、
当該情報処理装置を制御するための制御プログラムと、接続される装置の通信インターフェイスに対応して当該制御プログラムを書き換えるための複数の異なる書換えプログラムを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された複数の書換えプログラムのうちの1つを起動する起動手段と、
前記起動手段による書換えプログラムの起動後、接続された画像形成装置から初期通信のためのデータを受信すると、当該画像形成装置との通信処理が可能であるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により、前記画像形成装置との通信処理が可能であると判定された場合、当該画像形成装置に対して、前記初期通信に対する返信データを送信する返信データ送信手段と、を備え、
前記判定手段により、前記画像形成装置との通信処理が不可能であると判定された場合、所定時間経過後、前記起動手段は、前回起動された書換えプログラムとは異なる書換えプログラムを起動し、
前記画像形成装置は、
前記初期データ送信手段によるデータ送信後、所定時間内に前記情報処理装置から返信がない場合、再度当該データを送信することを特徴とする画像形成システム。 - 画像形成装置と、当該画像形成装置に接続される情報処理装置から構成される画像形成システムにおいて、
前記画像形成装置は、
接続された情報処理装置に対して初期通信のためのデータを送信後、所定時間経過後、再度前記データを送信する初期データ送信手段を備え、
前記情報処理装置は、
当該情報処理装置を制御するための制御プログラムと、接続される装置の通信インターフェイスに対応して当該制御プログラムを書き換えるための複数の異なる書換えプログラムと、通信プロトコルを判断するための通信プロトコル判断プログラムを記憶する記憶手段と、
前記画像形成装置から一度目のデータを受信すると、前記通信プロトコル判断プログラムにより、前記記憶手段に記憶された複数の書換えプログラムのうち、当該画像形成装置に対応する通信プロトコルを有する書換えプログラムを起動する起動手段と、
前記画像形成装置から二度目のデータを受信すると、当該画像形成装置に対して、前記初期通信に対する返信データを送信する返信データ送信手段と、
を備えることを特徴とする画像形成システム。 - 前記情報処理装置は、前記画像形成装置から排出された記録媒体に後処理を施す後処理装置であることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005354919A JP2007157057A (ja) | 2005-12-08 | 2005-12-08 | 画像形成システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005354919A JP2007157057A (ja) | 2005-12-08 | 2005-12-08 | 画像形成システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007157057A true JP2007157057A (ja) | 2007-06-21 |
Family
ID=38241310
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2007157057A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012059099A (ja) * | 2010-09-10 | 2012-03-22 | Denso Corp | 情報処理装置 |
-
2005
- 2005-12-08 JP JP2005354919A patent/JP2007157057A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012059099A (ja) * | 2010-09-10 | 2012-03-22 | Denso Corp | 情報処理装置 |
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