JP2003143337A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JP2003143337A JP2003143337A JP2001336403A JP2001336403A JP2003143337A JP 2003143337 A JP2003143337 A JP 2003143337A JP 2001336403 A JP2001336403 A JP 2001336403A JP 2001336403 A JP2001336403 A JP 2001336403A JP 2003143337 A JP2003143337 A JP 2003143337A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- controller
- data
- memory
- image forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Facsimiles In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 HD(ハードディスク)等に装置の制御プロ
グラムを格納した画像形成装置で、期待情報をHDの立
ち上げ前にスキャナー、プリンターに通知することで、
電源立ち上げ時の起動シーケンスをスムースに行う。 【解決手段】 画像を読み取る画像読み取り手段と、画
像データに応じて画像形成を行う画像形成手段と、画像
読み取り手段と画像形成手段に接続され、画像データの
制御を行うコントローラ部とを有する画像形成装置にお
いて、コントローラ部には第1のメモリ、第2のメモ
リ、第3のメモリを備え、電源起動時に、コントローラ
部は第1のメモリの内容に応じて動作する、第2のメモ
リの内容を読み出し、画像読み取り手段と、画像形成手
段に通知する、第3のメモリ内容に応じて、それ以降の
制御を行う。
グラムを格納した画像形成装置で、期待情報をHDの立
ち上げ前にスキャナー、プリンターに通知することで、
電源立ち上げ時の起動シーケンスをスムースに行う。 【解決手段】 画像を読み取る画像読み取り手段と、画
像データに応じて画像形成を行う画像形成手段と、画像
読み取り手段と画像形成手段に接続され、画像データの
制御を行うコントローラ部とを有する画像形成装置にお
いて、コントローラ部には第1のメモリ、第2のメモ
リ、第3のメモリを備え、電源起動時に、コントローラ
部は第1のメモリの内容に応じて動作する、第2のメモ
リの内容を読み出し、画像読み取り手段と、画像形成手
段に通知する、第3のメモリ内容に応じて、それ以降の
制御を行う。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
する。特に、HD、CD−ROM等に装置の制御プログ
ラムを格納した画像形成装置の起動シーケンスに関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】従来、ファクシミリ、デジタル複写機等
においては、EEPROM,FLASH ROM等のア
クセススピードの比較的はやいメモリに装置の制御プロ
グラムを格納し、そのプログラムに応じて装置の制御を
行っている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像形
成装置といっても、単にプリントするだけでなく、複写
機能、ファクシミリ機能とった、機能の複合化、拡大、
使い勝手の向上等が図られている。そのため、プログラ
ム容量が飛躍的に増加している。従来から使用している
EEPROM、FLASH ROMは、高価であるた
め、メモリ容量あたりのコストの低い、HDが採用され
つつある。HDは容量あたりのコストが低いという特徴
を持った反面、その構造上電源をいれてから、データ転
送を開始できるまで、従来のEEPROM等のメモリ比
べて時間が必要である。 【0004】本発明は、上記の状況に鑑みてなされたも
ので、HD等の起動に時間の必要なメモリに、装置の制
御プログラムを格納している画像形成装置において、起
動の短縮をはかることを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像形成装置は、画像を読み取る画像読み取
り手段と、画像データに応じて画像形成を行う画像形成
手段と、画像読み取り手段と画像形成手段に接続され、
画像データの制御を行うコントローラ部とを有する画像
形成装置であって、コントローラ部には第1のメモリ、
第2のメモリ、第3のメモリを備え、電源起動時に、コ
ントローラ部は第1のメモリの内容に応じて動作、第2
のメモリの内容を読み出し、画像読み取り手段と、画像
形成手段に通知し、第3のメモリ内容に応じて、それ以
降の制御を行う、ことを特徴とする。 【0006】 【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して、本発明
に係る好適な実施形態を詳細に説明する。 【0007】図2は、本実施形態の形態によって構成し
た画像処理システムである。 【0008】図中の100はインターネット通信網であ
る。200はウェブサーバであり、インターネット10
0上に接続され、インターネットユーザーに特定のサー
ビスを提供する。300は金融機関と消費者クライアン
トの間の決済処理などを行う電子マネーサーバである。
400は個人ユーザーの端末とインターネット100と
の接続処理を行うサービスプロバイダである。500は
ファイアーウォールであり、これにより下に図示したL
ANネットワーク310内部と外部通信網(インターネ
ット100)とを接続し、セキュリティー管理などを行
う。600はLANネットワーク310で接続された7
00〜1000の各機器管理サーバーである。700
は、広告データの管理などを行うファイルサーバであ
り、必要に応じて画像形成装置800や、その他のプリ
ンター900に広告データを出力する。 【0009】800はデジタル複写機などの画像形成装
置であり、主に画像の入出力機能を有する。この画像形
成装置800において、140はユーザーが各種の操作
を行うための操作部、10は操作部140やパソコン1
000からの指示にしたがって画像を読み取るためのイ
メージスキャナ、11はパソコン1000やファイルサ
ーバ700からのデータを用紙に印刷するプリンターで
ある。 【0010】139はデバイスコントローラであり、操
作部140やパソコン1000からの指示に基づいてス
キャナ10、プリンター11、メモリ307、もしくは
パソコン1000の間での画像データの入出力の制御を
行う。例えば、スキャナ10が取り込んだ画像データを
メモリ307に必要に応じて蓄積したり、パソコン10
00に出力したり、あるいはプリンター11で印刷する
などの制御を行う。900はプリンターであり、パソコ
ン1000やファイルサーバ700からの画像データを
記録媒体上にプリントすることができる。1000は端
末装置として接続されたパソコンである。インターネッ
ト100を介してウェブサーバ200から提供された情
報を閲覧したり、画像データを画像形成装置800やプ
リンター900に出力したりすることができる。 【0011】なお、上記構成はインターネットにファイ
アーウォール500を介してLANネットワーク310
が接続されている構成となっているが、サービスプロバ
イダ400を介してファイアーウォールが接続される構
成でもかまわない。 【0012】次に画像形成装置800の構成を、説明す
る。 【0013】図3は、本発明の実施形態における画像形
成装置800の全体構成を示す断面図である。 【0014】画像形成装置800は、スキャナ10、プ
リンター11、コントローラ12より構成される。 【0015】まず、スキャナ10の構成を説明する。原
稿台ガラス101には、原稿自動送り装置142から給
送された原稿が順次、所定位置に載置されるようになっ
ている。 【0016】この原稿台ガラス101に載置された原稿
は、例えばハロゲンランプから構成される原稿照明ラン
プ102により露光される。 【0017】103,104,105は走査ミラーであ
り、光学走査ユニットAに収容され、往復動しながら、
原稿からの反射光をCCDユニット106に導く。 【0018】CCDユニット106は、原稿からの反射
光をCCDに結像させる結像レンズ107と、例えばC
CDから構成される撮像素子108と、撮像素子108
を駆動CCDドライバ109等から構成されている。ま
た、CCDユニット106はスキャナコントローラ14
7により制御されている。それにより、撮像素子108
からの画像信号出力は、例えば8ビットのデジタルデー
タに変換、シェーディング補正された後、コントローラ
307に入力され、各種の画像処理が行われる。 【0019】コントローラ307の詳細は後述するが、
操作部140、メモリ307が接続され、操作部からの
指示に応じて、スキャナ10、プリンター11をコント
ロールし画像形成動作を行う。また、外部I/Fとの通
信を行う。 【0020】次にプリンター11の構成について説明す
る。 【0021】1110は感光ドラムであり、前露光ラン
プ112によって画像形成に備えて除電される。111
は、感光ドラム110の表面をクリーニングするクリー
ナーである。113は1次帯電器であり、感光ドラム1
10を一様に帯電させる。 【0022】117は露光手段としてのレーザユニット
である。このレーザユニット117は、例えば、半導体
レーザ等で構成され、画像処理や装置全体の制御を行う
コントローラ12で処理された画像データに基づいて感
光ドラム110を露光し、静電潜像を形成する。118
は現像器であり、黒色の現像剤(トナー)が収容されて
いる。119は転写前帯電器であり。感光ドラム110
上に現像されたトナー像を用紙に転写する前に高圧を印
加する。 【0023】また、図の120、122、124は給紙
ユニットであり、各給紙ローラ121,123,125
の駆動により、転写用紙が装置内に給送され、レジスト
ローラ126の配置位置で一旦停止し、感光ドラム11
0に形成された画像との書き出しタイミングがとられ再
給送される。 【0024】127は転写帯電器であり、感光ドラム1
10に現像されたトナー像を、給送される転写用紙に転
写する。128は分離帯電器であり、転写動作の終了し
た転写用紙を感光ドラム110により分離する。転写さ
れずに感光ドラム110上に残ったトナーはクリーナー
111によって回収される。 【0025】129は搬送ベルトであり、転写プロセス
の終了した転写用紙を定着130に搬送し、例えば熱に
よって定着される。131はフラッパであり、定着プロ
セスの終了した転写用紙の搬送パスを、ステイプルソー
タ132または中間トレイ137の配置方向のいずれか
に制御する。 【0026】ステイプルソータ132に排紙された用紙
は、各ビンに仕分けされ、プリンタコントローラ146
からの指示によりステイプル部141がステイプルを行
う。また、ステイプルソータ132の代わりに、製本装
置(グルーバインダー)145が装着されている場合は
コプリンタコントローラ146からの指示によりバイン
ダー部143で予め糊のついた背表紙と紙束を乗りづけ
し、スタッカー144に製本後の紙束を貯える。 【0027】133〜136は、給送ローラであり、一
度定着プロセスの終了した転写用紙を中間トレイ137
に反転(多重)または、非反転(両面)して給送する。
138は再給送ローラであり、中間トレイ137に載置
された転写用紙を再度、レジストローラ126の配置位
置まで搬送する。 【0028】図4はスキャナコ10の構成を示してい
る。 【0029】24は、スキャナユニット全体の制御を行
うCPUであり、制御プログラムを記憶した読み取り専
用メモリ26(ROM)からプログラムを順次読み取
り、実行する。CPU24のアドレスバス、データバス
はバスドライバ、アドレスデコーダからなる回路25を
介して各負荷に接続されている。また、コントローラ1
2のCPU53と接続され、通信を行う。 【0030】27は、入力データの記憶や作業用記憶領
域等として用いる主記憶装置としてのランダムアクセス
メモリ(RAM)である。28はI/Oインターフェー
スであり、給紙系、搬送系、光学系の駆動を行うモータ
類29、クラッチ類30、また、搬送される用紙を検知
するための紙検知センサ類31等の装置の各負荷に接続
される。 【0031】また、スキャナ10のCPU24はコント
ローラ12のCPUと通信を行い、機器制御を分担して
行う。 【0032】108、21,22,23から構成される
画像制御部32は画像信号の補正、制御、転送を行って
いる。ビデオ信号制御23は、各機能のタイミングを制
御し、コントローラ12への画像転送を制御する。 【0033】図1はコントローラ12の構成を示したブ
ロック図である。 【0034】53はCPUを内蔵したコアICで、コン
トローラ12及び、装置全体を統括的に制御する。各種
外部I/Fを持ち、画像の圧縮、伸張部などをも有す
る。まず、制御手順(制御プログラム)を記憶した読み
取り専用メモリROM DIMM51からプログラムを
順次読み取り、実行する。また、CPU53にはPCI
BUSを介してI/Oコントローラ60が接続されてい
る。I/Oコントローラに接続された各負荷とCPU5
3との間で実行されるプログラム、PCIバスから各負
荷に対応したI/Fに変更する。I/Oコントローラ6
0には、HD307、EEPROM65、操作部14
0、RTC(リアルタイムクロック)59が直接接続さ
れている。また、データバス、アドレスバスを介して画
像処理部55、MASK ROM56、SRAM57、
LCDコントローラ58が接続されている。 【0035】HD307はメモリ容量10GB程度のハ
ードディスクであり、制御プログラムが格納された領域
と、画像の蓄積用として利用される領域に分けられてい
る。制御プログラムはROM DIMM51にも格納さ
れているが、こちらは容量が少なく、起動時にのみ使用
する。ROM DIMM51のプログラムによって起動
した後は、HD307に内蔵されたプログラムをPCI
BUSを介してSDRAM DIMM52に転送し、
そのプログラムに応じて、機器を制御する。 【0036】また、機器の制御プログラムを更新する場
合には、IEEE1284(54)を介してPCを接続
するか、10/100BASE−Tコネクタ62を介し
て接続されたPCからプログラムをHD307にダウン
ロードする。 【0037】EEPROM65はI/Oコントローラに
接続されたEEPROMで、このマルチファンクション
機の仕様、たとえば読み取りスピード、プリントスピー
ド、使用言語などの情報が、予め書き込まれている。 【0038】RTC59はリアルタイムクロックであ
り、時間を示す。不図示の電池により常に、バックアッ
プされている。 【0039】操作部140はI/Oコントローラ60と
シリアルの通信を行い、操作部のキーが押されたことな
どを検知する。操作部への表示データはLCDコントロ
ーラ58に外部バスを介して、書き込まれ、そのデータ
が操作部140に転送されるようになっている。 【0040】MASK ROM56はフォントデータが
格納されたマスクロムであり、操作部表示、用紙への文
字出力時などに、使用される。 【0041】SRAM57は、不図示の電池によりバッ
クアップされており、各種データが蓄積される。 【0042】画像処理部55は画像信号に対する画像処
理を行う。スキャナI/F63から入力された画像に対
するリーダー系の画像処理と、プリンターI/F64へ
画像転送する前のプリンター系の画像処理より構成さ
れ、変倍縮小処理、濃度変換、2値化処理などを行う。 【0043】さらに、CPU53はETHERNET
(登録商標) I/F61を介して10/100BAS
E−Tコネクタ62を介してLANに接続されており、
外部PCなどとデータの送受信が可能で、スキャナー画
像をネットワークを介して送信したり、プリントを行う
ことができる。 【0044】IEEE1284(54)は、いわゆるセ
ントロニクスI/Fであり、PCとパラレル接続され、
PCとの間でデータの送受信が可能である。 【0045】画像の流れを簡単に説明すると、スキャナ
I/F63を介して、入力された画像は画像処理部55
で各種画像処理が行われCPU53を介して、SDRA
MDIMM52に入力される。一旦、SDRAM DI
MM52に蓄積された画像は、CPU53により再度読
み出され、CPU53を介して画像処理部55において
画像処理をおこない、プリンターI/F64を経て、プ
リンター部へ出力され、用紙に画像形成される。 【0046】また、コピーを複数部作成する場合には、
入力された画像をHD307に蓄え、1部作成するたび
にHD307から読み出して画像形成を行う。詳しく説
明すると、SDRAM DIMM52に、一旦蓄積され
た画像は、CPU53により読み出され、CPU53内
部の画像圧縮部で圧縮され、SDRAM DIMM53
の別領域に書き込まれる。次に、圧縮された画像は、C
PU53、PCI BUS、I/Oコントローラ60を
介してHD307に蓄積される。 【0047】画像形成時には、HD307から読み出さ
れた圧縮画像は逆にI/Oコントローラ60、PCI
BUS、CPU53を介してSDRAM DIMM52
に書き込まれる。SDRAM DIMM52から読み出
された画像は、CPU53内部の画像伸張部で伸張さ
れ、再度SDRAM DIMM52の別領域に書き込ま
れる。伸張された画像は、先ほど説明したように、CP
Uを介して画像処理部55に転送され、プリンター部へ
転送される。 【0048】図5に、プリンター11の構成を示す。 【0049】70は、プリンター部11の制御を行うC
PUであり、プリンター部11の制御手順(制御プログ
ラム)を記憶したROM72から順次プログラムを読み
取り、実行する。CPU70のアドレスバス、データバ
スはバスドライバ、アドレスデコーダからなる回路71
を介して各負荷に接続されている。また、コントローラ
12のCPU53とプリンターI/Fを介して接続さ
れ、通信を行う。 【0050】73は、入力データの記憶や作業用記憶領
域として用いる主記憶装置としてのランダムアクセスメ
モリ(RAM)である。また、RAM73の全部または
一部は電池等によりバックアップされており、本体の電
源がオフの状態でも、メモリの内容が保持される。74
はI/Oインターフェースであり、給紙系、搬送系、光
学系の駆動を行うモータ類76、クラッチ類77、ソレ
ノイド類78、また、搬送される用紙を検知するための
紙検知センサ類80、画像形成の高圧制御81の各負荷
に接続される。さらにレーザユニット117に接続さ
れ、レーザユニット117から発振されたレーザビーム
は感光ドラム110を照射し、露光すると共に、非画像
領域においてビーム検知センサ82(受光センサ)によ
りレーザ光の発光状態、ビーム位置が検知される。検知
信号は、ビデオ信号制御部/タイミング生成部75に入
力され、タイミング同期信号が形成される。生成された
タイミング同期信号はコントローラ12へ出力され、こ
の信号に応じてコントローラは画像データをプリンター
部へ転送する。コントローラから転送されてきた画像デ
ータはビデオ信号制御部75/タイミング生成部75を
介してレーザユニット117へ入力され、画像形成が行
われることになる。 【0051】図6は、画像データの流れを示すブロック
図である。 【0052】画像制御部32内のCCD108により電
気信号に変換された8ビットの画像信号は、A/Dコン
バータ21により、アナログデータがデジタルデータに
変換される。次に、シェーディング補正部301によっ
て、画素間のばらつきの補正が行われた後、コントロー
ラの画像処理部55に入力される。画像処理部55はス
キャナ系の画像処理とプリンター系の画像処理により構
成されている。 【0053】画像制御部32からの画像データは縮小・
拡大部90に入力される。縮小コピー時には画像データ
の間引きが行われ、拡大コピー時には画像データの補間
が行われる。次にエッジ強調部91では、例えば5×5
(5ライン×5画素)のウインドウで2次微分が行わ
れ、これにより画像のエッジが強調される。LUT92
は輝度濃度変換部であり、CCDにより読み込まれた輝
度信号を、プリンターに出力するための濃度データにテ
ーブルサーチによって変換する。また、濃度の調整もこ
の変換テーブルによって行っている。 【0054】93は2値化処理部であり、入力された多
ビット(例えば8ビット)の画像データを2値化処理す
る。後段のメモリに蓄積する際の、画像サイズを少なく
しメモリ容量を抑えるためである。 【0055】2値化処理された画像データはCPU53
を介して画像メモリ52(SDRAM DIMM)に、
一旦蓄積される。CPU53はSDRAM DIMM5
2を制御し、スキャナからの画像データを受け取り、S
DRAM DIMM52に格納するとともに、SDRA
M DIMM52に格納された画像を読み出し、必要に
応じてプリンター系の画像処理が行われる。94では2
値データの拡大/縮小処理を行い、95では2値データ
の濃度変換を行う。これらの処理は、主にPCからのプ
リント処理用の画像処理として使用されている。その
後、プリンターコントローラ146を介してレーザユニ
ット117に送られ。用紙に画像形成される。 【0056】SDRAM DIMM52に蓄積された画
像は、CPU53内の画像データ圧縮部によって、圧縮
処理がおこなれる。 【0057】圧縮された画像はI/Oコントローラ60
を介して、HD307に蓄積される。HD307は10
GB程度の容量をもち、数千ページの画像データを蓄積
することが可能である。HD307に蓄積された画像
を、プリントする場合には、CPU53内の画像データ
伸張部によって、もとのデータに復元され、プリント部
へ出力される。 【0058】また、画像メモリ(SDRAM DIMM
52)に一旦格納された画像データは、Etherne
t I/F61を介してLAN310へ出力される。こ
のLAN310を介してパソコン1000、他のプリン
ター900、ネットワークと接続され、データの送受信
が行われる。 【0059】なお、これら各処理はSDRAM DIM
M52に対して高速でアクセスすることができる。スキ
ャナからの画像入力、プリンター部への画像出力、画像
の圧縮、伸張、HD307との画像転送、外部ネットワ
ークへの画像転送が重なった場合でも、SDRAM D
IMM52に対して時分割処理され、並列動作が可能で
ある。 【0060】(本体起動シーケンス)次に、図7を用い
て本体の起動シーケンスを説明する。 【0061】リーダー10、プリンター11、コントロ
ーラ12の各ユニットはそれぞれ、CPU、制御プログ
ラムを備えている。各ユニットはコントローラを介して
通信を行い、装置全体を制御する。 【0062】まず、各ユニットの起動時のシーケンスを
フローチャートと共に説明する図7(B)は、リーダー
の起動シーケンスを示すフローチャートである。 【0063】リーダー12は起動時、ロム26に格納さ
れたプログラムに応じて、起動する。コントローラに対
して起動信号をアクティブにし、リーダーが起動したこ
とを通知して、コントローラが起動するまで待機する。
その後、リーダーはコントローラ起動を確認すると、コ
ントローラから機体情報を入手する。入手した機体情報
に従って、リーダー周期、処理枚数等に関する設定を行
う。コントローラのフル起動を確認後、詳細情報の通信
を行う。 【0064】次に、プリンター11の起動シーケンスを
図7(C)を用いて説明する。プリンター12はロム7
2に格納されたプログラムに応じて起動する。起動後、
コントローラへプリンター起動信号をアクティブにし、
起動を通知する。コントローラが起動していることを確
認した後、コントローラから機体情報を入手する。入手
した機体情報に応じて、各種設定を行う。コントローラ
のフル起動を確認後、コントローラとの詳細な情報の通
信を行う。 【0065】次に、図7(A)のフローチャートを用い
て、コントローラ12の起動シーケンスについて説明す
る。 【0066】コントローラ12のCPU53は電源起動
時、フラッシュロム等で構成されたROM DIMM5
1格納されたプログラムで起動する。PCIバスの設
定、I/Oコントローラ等の初期設定を行い、リーダ
ー、プリンターへコントローラの起動を通知する。PC
Iバス、I/Oコントローラ60を介して、EEPRO
M65にアクセスし、EEPROMに格納されたデータ
を読み出す。リーダーの起動を確認後、EEPROM6
5に格納された機体情報を通知する。同様に、プリンタ
ーに対しても、プリンターの起動を確認後、機体情報を
通知する。 【0067】HD307がレディ状態となり、HD30
7起動が確認されると、HD307に格納されたプログ
ラムをI/Oコントローラ60、PCIバス、CPU5
3を介してSDRAM DIMM52に転送する。プロ
グラムの転送が終了すると、SDRAM DIMM52
に転送されたプログラムを起動し、リーダー、プリンタ
ーへコントローラのフル起動を通知し、詳細情報の通信
を開始する。 【0068】装置の機能を司るコントローラ12が、R
OM DIMM51内のプログラムにより起動したあと
で、HD307のプログラムで起動する構成としている
のは、プログラム容量の増大に伴いメモリ単価の安いH
Dを使用していることによる。しかしながら、HDはS
RAM,フラッシュロム、EEPROM等のメモリと比
較して、その構造上の制約から、起動に時間が多くかか
る。だいたいHDの起動時間は平均で4秒程度、条件に
よっては20秒程度かかる場合もある。 【0069】しかしながら、電源起動からコピー可能、
プリント可能となるまでの時間は極力短い方がよい。そ
のため、装置全体としてはHDの起動を待たなくても、
起動できる部分は起動準備を行った方がよい。 【0070】装置としての起動準備を行う項目として
は、仕向け、操作パネルの言語の設定、使用される用紙
の種類等、非常に多岐にわたっている。このような項目
に対して、柔軟に対応するべく、リーダー部、プリンタ
ー部もある程度フレキシブルな構成となっている。 【0071】そのため、本体起動にかかわるデータをE
EPROM内にあらかじめ、蓄積しておき、HD起動前
に読み出して、リーダー部、プリンター部に通知するこ
とで、コントローラ12の完全起動を待たなくても、リ
ーダー部、プリンタ−部は起動準備を進めることが可能
となる。 【0072】通知するデータとしては、本体ナンバー、
言語の種類、使用する用紙の種類、リーダー部の読み取
りスピード、プリントスピード、解像度、階調、周期、
画像転送クロックのスピード、白黒/カラーなどがあ
る。 【0073】図8は、起動時の操作画面を図示したもの
である。 【0074】図8(A)はROM DIMM51に格納
されたプログラム起動時の操作画面を示すものである。
表示データは、各言語別にデータを、蓄積しており、E
EPROMに格納された仕向け言語に合わせて、表示す
るデータを選択する。ROMDIMM51の容量を小さ
くするべく、必要最小限のデータを表示するようにし
て、データ量を、少なくしている。その後、HDが起動
し、制御プログラムをSDRAM DIMM52に転送
し、転送されたプログラムに従って、本体を制御する。
HDプログラム起動後の操作部表示を図8(B)に示し
た。 【0075】しかしながら、格納されたデータの内容が
読み取れない場合や、通知すべきデータがすべて読み取
れない場合はデータ内容の改ざんや、信号が正しく接続
されていない場合が考えられ、操作部にエラー表示を行
い、コピー、プリント処理を受け付けないようにする。 【0076】エラーの表示内容としては、エラーコード
及び、サービスマンに連絡するように、メッセージを表
示する。 【0077】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電源を起動してから、読み出し、書き込み等のアクセス
が可能になるまでの準備に時間のかかるHD等のメモリ
に、装置の制御プログラムを格納する場合においても、
画像形成装置の起動に重要なデータを、別メモリに蓄積
しHDが起動する前にあらかじめ、コントローラから画
像読み取り部、画像形成部に通知することで、画像形成
装置全体としての起動を、より早めることが可能とな
る。
する。特に、HD、CD−ROM等に装置の制御プログ
ラムを格納した画像形成装置の起動シーケンスに関する
ものである。 【0002】 【従来の技術】従来、ファクシミリ、デジタル複写機等
においては、EEPROM,FLASH ROM等のア
クセススピードの比較的はやいメモリに装置の制御プロ
グラムを格納し、そのプログラムに応じて装置の制御を
行っている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像形
成装置といっても、単にプリントするだけでなく、複写
機能、ファクシミリ機能とった、機能の複合化、拡大、
使い勝手の向上等が図られている。そのため、プログラ
ム容量が飛躍的に増加している。従来から使用している
EEPROM、FLASH ROMは、高価であるた
め、メモリ容量あたりのコストの低い、HDが採用され
つつある。HDは容量あたりのコストが低いという特徴
を持った反面、その構造上電源をいれてから、データ転
送を開始できるまで、従来のEEPROM等のメモリ比
べて時間が必要である。 【0004】本発明は、上記の状況に鑑みてなされたも
ので、HD等の起動に時間の必要なメモリに、装置の制
御プログラムを格納している画像形成装置において、起
動の短縮をはかることを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像形成装置は、画像を読み取る画像読み取
り手段と、画像データに応じて画像形成を行う画像形成
手段と、画像読み取り手段と画像形成手段に接続され、
画像データの制御を行うコントローラ部とを有する画像
形成装置であって、コントローラ部には第1のメモリ、
第2のメモリ、第3のメモリを備え、電源起動時に、コ
ントローラ部は第1のメモリの内容に応じて動作、第2
のメモリの内容を読み出し、画像読み取り手段と、画像
形成手段に通知し、第3のメモリ内容に応じて、それ以
降の制御を行う、ことを特徴とする。 【0006】 【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して、本発明
に係る好適な実施形態を詳細に説明する。 【0007】図2は、本実施形態の形態によって構成し
た画像処理システムである。 【0008】図中の100はインターネット通信網であ
る。200はウェブサーバであり、インターネット10
0上に接続され、インターネットユーザーに特定のサー
ビスを提供する。300は金融機関と消費者クライアン
トの間の決済処理などを行う電子マネーサーバである。
400は個人ユーザーの端末とインターネット100と
の接続処理を行うサービスプロバイダである。500は
ファイアーウォールであり、これにより下に図示したL
ANネットワーク310内部と外部通信網(インターネ
ット100)とを接続し、セキュリティー管理などを行
う。600はLANネットワーク310で接続された7
00〜1000の各機器管理サーバーである。700
は、広告データの管理などを行うファイルサーバであ
り、必要に応じて画像形成装置800や、その他のプリ
ンター900に広告データを出力する。 【0009】800はデジタル複写機などの画像形成装
置であり、主に画像の入出力機能を有する。この画像形
成装置800において、140はユーザーが各種の操作
を行うための操作部、10は操作部140やパソコン1
000からの指示にしたがって画像を読み取るためのイ
メージスキャナ、11はパソコン1000やファイルサ
ーバ700からのデータを用紙に印刷するプリンターで
ある。 【0010】139はデバイスコントローラであり、操
作部140やパソコン1000からの指示に基づいてス
キャナ10、プリンター11、メモリ307、もしくは
パソコン1000の間での画像データの入出力の制御を
行う。例えば、スキャナ10が取り込んだ画像データを
メモリ307に必要に応じて蓄積したり、パソコン10
00に出力したり、あるいはプリンター11で印刷する
などの制御を行う。900はプリンターであり、パソコ
ン1000やファイルサーバ700からの画像データを
記録媒体上にプリントすることができる。1000は端
末装置として接続されたパソコンである。インターネッ
ト100を介してウェブサーバ200から提供された情
報を閲覧したり、画像データを画像形成装置800やプ
リンター900に出力したりすることができる。 【0011】なお、上記構成はインターネットにファイ
アーウォール500を介してLANネットワーク310
が接続されている構成となっているが、サービスプロバ
イダ400を介してファイアーウォールが接続される構
成でもかまわない。 【0012】次に画像形成装置800の構成を、説明す
る。 【0013】図3は、本発明の実施形態における画像形
成装置800の全体構成を示す断面図である。 【0014】画像形成装置800は、スキャナ10、プ
リンター11、コントローラ12より構成される。 【0015】まず、スキャナ10の構成を説明する。原
稿台ガラス101には、原稿自動送り装置142から給
送された原稿が順次、所定位置に載置されるようになっ
ている。 【0016】この原稿台ガラス101に載置された原稿
は、例えばハロゲンランプから構成される原稿照明ラン
プ102により露光される。 【0017】103,104,105は走査ミラーであ
り、光学走査ユニットAに収容され、往復動しながら、
原稿からの反射光をCCDユニット106に導く。 【0018】CCDユニット106は、原稿からの反射
光をCCDに結像させる結像レンズ107と、例えばC
CDから構成される撮像素子108と、撮像素子108
を駆動CCDドライバ109等から構成されている。ま
た、CCDユニット106はスキャナコントローラ14
7により制御されている。それにより、撮像素子108
からの画像信号出力は、例えば8ビットのデジタルデー
タに変換、シェーディング補正された後、コントローラ
307に入力され、各種の画像処理が行われる。 【0019】コントローラ307の詳細は後述するが、
操作部140、メモリ307が接続され、操作部からの
指示に応じて、スキャナ10、プリンター11をコント
ロールし画像形成動作を行う。また、外部I/Fとの通
信を行う。 【0020】次にプリンター11の構成について説明す
る。 【0021】1110は感光ドラムであり、前露光ラン
プ112によって画像形成に備えて除電される。111
は、感光ドラム110の表面をクリーニングするクリー
ナーである。113は1次帯電器であり、感光ドラム1
10を一様に帯電させる。 【0022】117は露光手段としてのレーザユニット
である。このレーザユニット117は、例えば、半導体
レーザ等で構成され、画像処理や装置全体の制御を行う
コントローラ12で処理された画像データに基づいて感
光ドラム110を露光し、静電潜像を形成する。118
は現像器であり、黒色の現像剤(トナー)が収容されて
いる。119は転写前帯電器であり。感光ドラム110
上に現像されたトナー像を用紙に転写する前に高圧を印
加する。 【0023】また、図の120、122、124は給紙
ユニットであり、各給紙ローラ121,123,125
の駆動により、転写用紙が装置内に給送され、レジスト
ローラ126の配置位置で一旦停止し、感光ドラム11
0に形成された画像との書き出しタイミングがとられ再
給送される。 【0024】127は転写帯電器であり、感光ドラム1
10に現像されたトナー像を、給送される転写用紙に転
写する。128は分離帯電器であり、転写動作の終了し
た転写用紙を感光ドラム110により分離する。転写さ
れずに感光ドラム110上に残ったトナーはクリーナー
111によって回収される。 【0025】129は搬送ベルトであり、転写プロセス
の終了した転写用紙を定着130に搬送し、例えば熱に
よって定着される。131はフラッパであり、定着プロ
セスの終了した転写用紙の搬送パスを、ステイプルソー
タ132または中間トレイ137の配置方向のいずれか
に制御する。 【0026】ステイプルソータ132に排紙された用紙
は、各ビンに仕分けされ、プリンタコントローラ146
からの指示によりステイプル部141がステイプルを行
う。また、ステイプルソータ132の代わりに、製本装
置(グルーバインダー)145が装着されている場合は
コプリンタコントローラ146からの指示によりバイン
ダー部143で予め糊のついた背表紙と紙束を乗りづけ
し、スタッカー144に製本後の紙束を貯える。 【0027】133〜136は、給送ローラであり、一
度定着プロセスの終了した転写用紙を中間トレイ137
に反転(多重)または、非反転(両面)して給送する。
138は再給送ローラであり、中間トレイ137に載置
された転写用紙を再度、レジストローラ126の配置位
置まで搬送する。 【0028】図4はスキャナコ10の構成を示してい
る。 【0029】24は、スキャナユニット全体の制御を行
うCPUであり、制御プログラムを記憶した読み取り専
用メモリ26(ROM)からプログラムを順次読み取
り、実行する。CPU24のアドレスバス、データバス
はバスドライバ、アドレスデコーダからなる回路25を
介して各負荷に接続されている。また、コントローラ1
2のCPU53と接続され、通信を行う。 【0030】27は、入力データの記憶や作業用記憶領
域等として用いる主記憶装置としてのランダムアクセス
メモリ(RAM)である。28はI/Oインターフェー
スであり、給紙系、搬送系、光学系の駆動を行うモータ
類29、クラッチ類30、また、搬送される用紙を検知
するための紙検知センサ類31等の装置の各負荷に接続
される。 【0031】また、スキャナ10のCPU24はコント
ローラ12のCPUと通信を行い、機器制御を分担して
行う。 【0032】108、21,22,23から構成される
画像制御部32は画像信号の補正、制御、転送を行って
いる。ビデオ信号制御23は、各機能のタイミングを制
御し、コントローラ12への画像転送を制御する。 【0033】図1はコントローラ12の構成を示したブ
ロック図である。 【0034】53はCPUを内蔵したコアICで、コン
トローラ12及び、装置全体を統括的に制御する。各種
外部I/Fを持ち、画像の圧縮、伸張部などをも有す
る。まず、制御手順(制御プログラム)を記憶した読み
取り専用メモリROM DIMM51からプログラムを
順次読み取り、実行する。また、CPU53にはPCI
BUSを介してI/Oコントローラ60が接続されてい
る。I/Oコントローラに接続された各負荷とCPU5
3との間で実行されるプログラム、PCIバスから各負
荷に対応したI/Fに変更する。I/Oコントローラ6
0には、HD307、EEPROM65、操作部14
0、RTC(リアルタイムクロック)59が直接接続さ
れている。また、データバス、アドレスバスを介して画
像処理部55、MASK ROM56、SRAM57、
LCDコントローラ58が接続されている。 【0035】HD307はメモリ容量10GB程度のハ
ードディスクであり、制御プログラムが格納された領域
と、画像の蓄積用として利用される領域に分けられてい
る。制御プログラムはROM DIMM51にも格納さ
れているが、こちらは容量が少なく、起動時にのみ使用
する。ROM DIMM51のプログラムによって起動
した後は、HD307に内蔵されたプログラムをPCI
BUSを介してSDRAM DIMM52に転送し、
そのプログラムに応じて、機器を制御する。 【0036】また、機器の制御プログラムを更新する場
合には、IEEE1284(54)を介してPCを接続
するか、10/100BASE−Tコネクタ62を介し
て接続されたPCからプログラムをHD307にダウン
ロードする。 【0037】EEPROM65はI/Oコントローラに
接続されたEEPROMで、このマルチファンクション
機の仕様、たとえば読み取りスピード、プリントスピー
ド、使用言語などの情報が、予め書き込まれている。 【0038】RTC59はリアルタイムクロックであ
り、時間を示す。不図示の電池により常に、バックアッ
プされている。 【0039】操作部140はI/Oコントローラ60と
シリアルの通信を行い、操作部のキーが押されたことな
どを検知する。操作部への表示データはLCDコントロ
ーラ58に外部バスを介して、書き込まれ、そのデータ
が操作部140に転送されるようになっている。 【0040】MASK ROM56はフォントデータが
格納されたマスクロムであり、操作部表示、用紙への文
字出力時などに、使用される。 【0041】SRAM57は、不図示の電池によりバッ
クアップされており、各種データが蓄積される。 【0042】画像処理部55は画像信号に対する画像処
理を行う。スキャナI/F63から入力された画像に対
するリーダー系の画像処理と、プリンターI/F64へ
画像転送する前のプリンター系の画像処理より構成さ
れ、変倍縮小処理、濃度変換、2値化処理などを行う。 【0043】さらに、CPU53はETHERNET
(登録商標) I/F61を介して10/100BAS
E−Tコネクタ62を介してLANに接続されており、
外部PCなどとデータの送受信が可能で、スキャナー画
像をネットワークを介して送信したり、プリントを行う
ことができる。 【0044】IEEE1284(54)は、いわゆるセ
ントロニクスI/Fであり、PCとパラレル接続され、
PCとの間でデータの送受信が可能である。 【0045】画像の流れを簡単に説明すると、スキャナ
I/F63を介して、入力された画像は画像処理部55
で各種画像処理が行われCPU53を介して、SDRA
MDIMM52に入力される。一旦、SDRAM DI
MM52に蓄積された画像は、CPU53により再度読
み出され、CPU53を介して画像処理部55において
画像処理をおこない、プリンターI/F64を経て、プ
リンター部へ出力され、用紙に画像形成される。 【0046】また、コピーを複数部作成する場合には、
入力された画像をHD307に蓄え、1部作成するたび
にHD307から読み出して画像形成を行う。詳しく説
明すると、SDRAM DIMM52に、一旦蓄積され
た画像は、CPU53により読み出され、CPU53内
部の画像圧縮部で圧縮され、SDRAM DIMM53
の別領域に書き込まれる。次に、圧縮された画像は、C
PU53、PCI BUS、I/Oコントローラ60を
介してHD307に蓄積される。 【0047】画像形成時には、HD307から読み出さ
れた圧縮画像は逆にI/Oコントローラ60、PCI
BUS、CPU53を介してSDRAM DIMM52
に書き込まれる。SDRAM DIMM52から読み出
された画像は、CPU53内部の画像伸張部で伸張さ
れ、再度SDRAM DIMM52の別領域に書き込ま
れる。伸張された画像は、先ほど説明したように、CP
Uを介して画像処理部55に転送され、プリンター部へ
転送される。 【0048】図5に、プリンター11の構成を示す。 【0049】70は、プリンター部11の制御を行うC
PUであり、プリンター部11の制御手順(制御プログ
ラム)を記憶したROM72から順次プログラムを読み
取り、実行する。CPU70のアドレスバス、データバ
スはバスドライバ、アドレスデコーダからなる回路71
を介して各負荷に接続されている。また、コントローラ
12のCPU53とプリンターI/Fを介して接続さ
れ、通信を行う。 【0050】73は、入力データの記憶や作業用記憶領
域として用いる主記憶装置としてのランダムアクセスメ
モリ(RAM)である。また、RAM73の全部または
一部は電池等によりバックアップされており、本体の電
源がオフの状態でも、メモリの内容が保持される。74
はI/Oインターフェースであり、給紙系、搬送系、光
学系の駆動を行うモータ類76、クラッチ類77、ソレ
ノイド類78、また、搬送される用紙を検知するための
紙検知センサ類80、画像形成の高圧制御81の各負荷
に接続される。さらにレーザユニット117に接続さ
れ、レーザユニット117から発振されたレーザビーム
は感光ドラム110を照射し、露光すると共に、非画像
領域においてビーム検知センサ82(受光センサ)によ
りレーザ光の発光状態、ビーム位置が検知される。検知
信号は、ビデオ信号制御部/タイミング生成部75に入
力され、タイミング同期信号が形成される。生成された
タイミング同期信号はコントローラ12へ出力され、こ
の信号に応じてコントローラは画像データをプリンター
部へ転送する。コントローラから転送されてきた画像デ
ータはビデオ信号制御部75/タイミング生成部75を
介してレーザユニット117へ入力され、画像形成が行
われることになる。 【0051】図6は、画像データの流れを示すブロック
図である。 【0052】画像制御部32内のCCD108により電
気信号に変換された8ビットの画像信号は、A/Dコン
バータ21により、アナログデータがデジタルデータに
変換される。次に、シェーディング補正部301によっ
て、画素間のばらつきの補正が行われた後、コントロー
ラの画像処理部55に入力される。画像処理部55はス
キャナ系の画像処理とプリンター系の画像処理により構
成されている。 【0053】画像制御部32からの画像データは縮小・
拡大部90に入力される。縮小コピー時には画像データ
の間引きが行われ、拡大コピー時には画像データの補間
が行われる。次にエッジ強調部91では、例えば5×5
(5ライン×5画素)のウインドウで2次微分が行わ
れ、これにより画像のエッジが強調される。LUT92
は輝度濃度変換部であり、CCDにより読み込まれた輝
度信号を、プリンターに出力するための濃度データにテ
ーブルサーチによって変換する。また、濃度の調整もこ
の変換テーブルによって行っている。 【0054】93は2値化処理部であり、入力された多
ビット(例えば8ビット)の画像データを2値化処理す
る。後段のメモリに蓄積する際の、画像サイズを少なく
しメモリ容量を抑えるためである。 【0055】2値化処理された画像データはCPU53
を介して画像メモリ52(SDRAM DIMM)に、
一旦蓄積される。CPU53はSDRAM DIMM5
2を制御し、スキャナからの画像データを受け取り、S
DRAM DIMM52に格納するとともに、SDRA
M DIMM52に格納された画像を読み出し、必要に
応じてプリンター系の画像処理が行われる。94では2
値データの拡大/縮小処理を行い、95では2値データ
の濃度変換を行う。これらの処理は、主にPCからのプ
リント処理用の画像処理として使用されている。その
後、プリンターコントローラ146を介してレーザユニ
ット117に送られ。用紙に画像形成される。 【0056】SDRAM DIMM52に蓄積された画
像は、CPU53内の画像データ圧縮部によって、圧縮
処理がおこなれる。 【0057】圧縮された画像はI/Oコントローラ60
を介して、HD307に蓄積される。HD307は10
GB程度の容量をもち、数千ページの画像データを蓄積
することが可能である。HD307に蓄積された画像
を、プリントする場合には、CPU53内の画像データ
伸張部によって、もとのデータに復元され、プリント部
へ出力される。 【0058】また、画像メモリ(SDRAM DIMM
52)に一旦格納された画像データは、Etherne
t I/F61を介してLAN310へ出力される。こ
のLAN310を介してパソコン1000、他のプリン
ター900、ネットワークと接続され、データの送受信
が行われる。 【0059】なお、これら各処理はSDRAM DIM
M52に対して高速でアクセスすることができる。スキ
ャナからの画像入力、プリンター部への画像出力、画像
の圧縮、伸張、HD307との画像転送、外部ネットワ
ークへの画像転送が重なった場合でも、SDRAM D
IMM52に対して時分割処理され、並列動作が可能で
ある。 【0060】(本体起動シーケンス)次に、図7を用い
て本体の起動シーケンスを説明する。 【0061】リーダー10、プリンター11、コントロ
ーラ12の各ユニットはそれぞれ、CPU、制御プログ
ラムを備えている。各ユニットはコントローラを介して
通信を行い、装置全体を制御する。 【0062】まず、各ユニットの起動時のシーケンスを
フローチャートと共に説明する図7(B)は、リーダー
の起動シーケンスを示すフローチャートである。 【0063】リーダー12は起動時、ロム26に格納さ
れたプログラムに応じて、起動する。コントローラに対
して起動信号をアクティブにし、リーダーが起動したこ
とを通知して、コントローラが起動するまで待機する。
その後、リーダーはコントローラ起動を確認すると、コ
ントローラから機体情報を入手する。入手した機体情報
に従って、リーダー周期、処理枚数等に関する設定を行
う。コントローラのフル起動を確認後、詳細情報の通信
を行う。 【0064】次に、プリンター11の起動シーケンスを
図7(C)を用いて説明する。プリンター12はロム7
2に格納されたプログラムに応じて起動する。起動後、
コントローラへプリンター起動信号をアクティブにし、
起動を通知する。コントローラが起動していることを確
認した後、コントローラから機体情報を入手する。入手
した機体情報に応じて、各種設定を行う。コントローラ
のフル起動を確認後、コントローラとの詳細な情報の通
信を行う。 【0065】次に、図7(A)のフローチャートを用い
て、コントローラ12の起動シーケンスについて説明す
る。 【0066】コントローラ12のCPU53は電源起動
時、フラッシュロム等で構成されたROM DIMM5
1格納されたプログラムで起動する。PCIバスの設
定、I/Oコントローラ等の初期設定を行い、リーダ
ー、プリンターへコントローラの起動を通知する。PC
Iバス、I/Oコントローラ60を介して、EEPRO
M65にアクセスし、EEPROMに格納されたデータ
を読み出す。リーダーの起動を確認後、EEPROM6
5に格納された機体情報を通知する。同様に、プリンタ
ーに対しても、プリンターの起動を確認後、機体情報を
通知する。 【0067】HD307がレディ状態となり、HD30
7起動が確認されると、HD307に格納されたプログ
ラムをI/Oコントローラ60、PCIバス、CPU5
3を介してSDRAM DIMM52に転送する。プロ
グラムの転送が終了すると、SDRAM DIMM52
に転送されたプログラムを起動し、リーダー、プリンタ
ーへコントローラのフル起動を通知し、詳細情報の通信
を開始する。 【0068】装置の機能を司るコントローラ12が、R
OM DIMM51内のプログラムにより起動したあと
で、HD307のプログラムで起動する構成としている
のは、プログラム容量の増大に伴いメモリ単価の安いH
Dを使用していることによる。しかしながら、HDはS
RAM,フラッシュロム、EEPROM等のメモリと比
較して、その構造上の制約から、起動に時間が多くかか
る。だいたいHDの起動時間は平均で4秒程度、条件に
よっては20秒程度かかる場合もある。 【0069】しかしながら、電源起動からコピー可能、
プリント可能となるまでの時間は極力短い方がよい。そ
のため、装置全体としてはHDの起動を待たなくても、
起動できる部分は起動準備を行った方がよい。 【0070】装置としての起動準備を行う項目として
は、仕向け、操作パネルの言語の設定、使用される用紙
の種類等、非常に多岐にわたっている。このような項目
に対して、柔軟に対応するべく、リーダー部、プリンタ
ー部もある程度フレキシブルな構成となっている。 【0071】そのため、本体起動にかかわるデータをE
EPROM内にあらかじめ、蓄積しておき、HD起動前
に読み出して、リーダー部、プリンター部に通知するこ
とで、コントローラ12の完全起動を待たなくても、リ
ーダー部、プリンタ−部は起動準備を進めることが可能
となる。 【0072】通知するデータとしては、本体ナンバー、
言語の種類、使用する用紙の種類、リーダー部の読み取
りスピード、プリントスピード、解像度、階調、周期、
画像転送クロックのスピード、白黒/カラーなどがあ
る。 【0073】図8は、起動時の操作画面を図示したもの
である。 【0074】図8(A)はROM DIMM51に格納
されたプログラム起動時の操作画面を示すものである。
表示データは、各言語別にデータを、蓄積しており、E
EPROMに格納された仕向け言語に合わせて、表示す
るデータを選択する。ROMDIMM51の容量を小さ
くするべく、必要最小限のデータを表示するようにし
て、データ量を、少なくしている。その後、HDが起動
し、制御プログラムをSDRAM DIMM52に転送
し、転送されたプログラムに従って、本体を制御する。
HDプログラム起動後の操作部表示を図8(B)に示し
た。 【0075】しかしながら、格納されたデータの内容が
読み取れない場合や、通知すべきデータがすべて読み取
れない場合はデータ内容の改ざんや、信号が正しく接続
されていない場合が考えられ、操作部にエラー表示を行
い、コピー、プリント処理を受け付けないようにする。 【0076】エラーの表示内容としては、エラーコード
及び、サービスマンに連絡するように、メッセージを表
示する。 【0077】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電源を起動してから、読み出し、書き込み等のアクセス
が可能になるまでの準備に時間のかかるHD等のメモリ
に、装置の制御プログラムを格納する場合においても、
画像形成装置の起動に重要なデータを、別メモリに蓄積
しHDが起動する前にあらかじめ、コントローラから画
像読み取り部、画像形成部に通知することで、画像形成
装置全体としての起動を、より早めることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコントローラ12の構成を示す図であ
る。 【図2】本実施形態の形態によって構成した画像処理シ
ステムを示す図である。 【図3】画像形成装置800の全体構成を示す断面図で
ある。 【図4】スキャナ10の構成を示すブロック図である。 【図5】プリンター11の構成を示すブロック図である 【図6】画像データの流れを示すブロック図である。 【図7】各ユニットの起動シーケンスを示すフローチャ
ートである。 【図8】起動時の操作部画面を示す図である。
る。 【図2】本実施形態の形態によって構成した画像処理シ
ステムを示す図である。 【図3】画像形成装置800の全体構成を示す断面図で
ある。 【図4】スキャナ10の構成を示すブロック図である。 【図5】プリンター11の構成を示すブロック図である 【図6】画像データの流れを示すブロック図である。 【図7】各ユニットの起動シーケンスを示すフローチャ
ートである。 【図8】起動時の操作部画面を示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 画像を読み取る画像読み取り手段と、 画像データに応じて画像形成を行う画像形成手段と、 画像読み取り手段と画像形成手段に接続され、画像デー
タの制御を行うコントローラ部とを有する画像形成装置
において、 コントローラ部には第1のメモリ、第2のメモリ、第3
のメモリを備え、 電源起動時に、コントローラ部は第1のメモリの内容に
応じて動作する、 第2のメモリの内容を読み出し、画像読み取り手段と、
画像形成手段に通知する、 第3のメモリ内容に応じて、それ以降の制御を行う、こ
とを特徴とする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001336403A JP2003143337A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001336403A JP2003143337A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003143337A true JP2003143337A (ja) | 2003-05-16 |
Family
ID=19151232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001336403A Withdrawn JP2003143337A (ja) | 2001-11-01 | 2001-11-01 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003143337A (ja) |
-
2001
- 2001-11-01 JP JP2001336403A patent/JP2003143337A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3595665B2 (ja) | 画像入出力装置および管理方法 | |
JPH11331529A (ja) | 画像処理装置および画像処理装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 | |
JP2007021808A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3870200B2 (ja) | ジョブ管理装置、管理方法、コンピュータ可読の記憶媒体 | |
JP2007067534A (ja) | 携帯情報端末 | |
JP2006231858A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2003143337A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3359742B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2003143344A (ja) | 画像形成装置および画像形成装置の制御方法およびプログラムおよび記憶媒体 | |
JP2006229553A (ja) | ジョブ制御システム | |
JP4508445B2 (ja) | 画像形成装置、その制御方法、および、プログラム | |
JP2005349657A (ja) | 画像形成装置、使用環境制御方法、プログラムおよび記憶媒体 | |
JP4251564B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2001069286A (ja) | 連結画像形成システム | |
JP2006150801A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2001103256A (ja) | 画像処理システム | |
JP2001053941A (ja) | 画像形成装置連結システム | |
JP3908131B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP2006167963A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2001318781A (ja) | 画像形成装置およびその制御方法 | |
JP2008054109A (ja) | データ保存機能を有する画像形成装置及びその方法 | |
JP2006222747A (ja) | 文書管理システム | |
JPH10309827A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2008028933A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2002116674A (ja) | 画像形成方法および画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050104 |