JP2006167963A - 画像形成装置 - Google Patents

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英樹 広瀬
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慶 森田
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栄次朗 新
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貴大 原口
Fumio Mikami
文夫 三上
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Abstract

【課題】 サービスマンの修理・修復を待つまで機能制限付きの動作を可能にする画像形成装置を提供する。
【解決手段】 ブート時に使用されるHDD307のシステム領域にアボートセクタが検出された場合に、揮発性メモリとは異なる不揮発性メモリに格納された機能制限付きプログラムを使用するよう切り替える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置においては、商用電源に停電や比較的長い瞬断などが起きたり、ユーザーが正規のシャットダウンシーケンス以外のタイミングで電源を遮断すると、電源OFFタイミングにおけるコントローラ内部のHD(ハードディスク)へのアクセス状態により、HD内部のセクタが物理的に故障する可能性が生じ、もし当該セクタ(アボートセクタ)がブート時に使用されるHDのシステム領域であれば、次回立上げ時にHDの当該アボートセクタの読み出し時に起動不能となり、システム側でサービスコールを発行していた。
なお、マスターHDDが故障した際、RAID動作しているスレーブ側のHDDに動作を切り替えて、システムを迅速に復旧させて、常に正常な運転状態に保つ技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−229742号公報
しかしながら上記従来例では、画像形成装置がコピー、プリント、FAX、Scan To Email、BOX(HDへのファイル格納)等の機能をもち、前記機能が競合しない範囲で同時動作可能なMFP(マルチファンクションプリンタ)の場合、もしHDのシステム領域にアボートセクタが検出されるとシステム全体が起動しないため、ユーザーが単に1枚コピーを取りたいだけの場合でも、サービスマンによる修理・修復を待ってHDの物理的故障を解消しなければならないという欠点がある。
したがって本発明の目的は、システム立上げ時に、ブート時に使用されるHDのシステム領域にアボートセクタが検出されると、別の小容量の不揮発性メモリに格納された機能制限付きプログラムにブート制御を移行して、サービスマンの修理・修復を待つまで機能制限付きの動作を可能にする画像形成装置を提供する事にある。
また、本発明の別の目的は、HDの装置制御用プログラムの一部にアボートセクタが検出されると、装置制御プログラムの構造上どの機能に相当するかを解析し、サービスマンの修理・修復を待つまでの間、その機能は使用しないが前記機能と干渉しない動作は使用できるよう制御される画像形成装置を提供する事にある。
上記目的を達成するため、本発明は、コントローラ内の磁気記憶ユニットにアボートセクタがあるか否かを検出するアボートセクタ検出手段と、前記アボートセクタ検出手段により、ブート時に使用される前記磁気記憶ユニットのシステム領域にアボートセクタが検出された場合に、前記磁気記憶ユニットに記憶された制御用プログラムを揮発性メモリ上にダウンロードして使用するものを、前記揮発性メモリとは異なる不揮発性メモリに格納された機能制限付きプログラムを使用するよう切り替えるブート切り替え手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、特徴的なアボートセクタ検出手段、ブート切り替え手段及び機能制限ダウンロード手段により構成される事で、システム立上げ時に、ブート時に使用されるHDのシステム領域にアボートセクタが検出されると、別の小容量の不揮発性メモリに格納された機能制限付きプログラムにブート制御を移行して、サービスマンの修理・修復を待つまで機能制限付きの動作を可能にするという効果と、HDの装置制御用プログラムの一部にアボートセクタが検出されると、装置制御用プログラムの構造上どの機能に相当するかを解析し、サービスマンの修理・修復を待つまでの間、その機能は使用しないが前記機能と干渉しない動作は使用できるよう制御可能とする効果がある。
以下に、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
<実施例1>
図2は、本発明における画像形成装置800の断面図である。
画像形成装置800は、リーダー10、プリンタ11、コントローラ12により構成される。
まず、リーダー10の構成を説明する。原稿台ガラス101には、原稿自動送り装置142から給送された原稿が順次、所定位置に載置されるようになっている。
この原稿台ガラス101に載置された原稿は、例えばハロゲンランプから構成される原稿照明ランプ102により露光される。
103,104,105は走査ミラーであり、光学走査ユニットに収容され、往復動しながら、原稿からの反射光をCCDユニット106に導く。
CCDユニット106は、原稿からの反射光をCCDに結像させる結像レンズ107と、例えばCCDから構成される撮像素子108と、撮像素子108を駆動するCCDドライバ109等から構成されている。また、CCDユニット106はリーダーコントローラ147により制御されている。それにより、撮像素子108からの画像信号出力は、例えば8ビットのデジタルデータに変換、シェーディング補正された後、コントローラ12に入力され、各種の画像処理が行われる。
本発明におけるシステム制御の中心となるコントローラ12の詳細は後述するが、操作部140、リーダー制御部147、プリンタ制御部146が接続され、操作部からの指示に応じて、リーダー10、プリンタ11をコントロールし画像形成動作を行う。また、外部I/Fとの通信を行う。
次にプリンタ11の構成について説明する。
110は感光ドラムであり、前露光ランプ112によって画像形成に備えて除電される。111は、感光ドラム110の表面をクリーニングするクリーナーである。113は1次帯電器であり、感光ドラム110を一様に帯電させる。
117は露光手段としてのレーザユニットである。このレーザユニット117は、例えば、半導体レーザ等で構成され、画像処理や装置全体の制御を行うコントローラ部12で処理された画像データに基づいて感光ドラム110を露光し、静電潜像を形成する。118は現像器であり、黒色の現像剤(トナー)が収容されている。119は転写前帯電器であり、感光ドラム110上に現像されたトナー像を用紙に転写する前に高圧を印加する。
また、図の120、122、124は給紙ユニットであり、各給紙ローラ121、123、125の駆動により、転写用紙が装置内に給送され、レジストローラ126の配置位置で一旦停止し、感光ドラム110に形成された画像との書き出しタイミングがとられ再給送される。
127は転写帯電器であり、感光ドラム110に現像されたトナー像を、給送される転写用紙に転写する。128は分離帯電器であり、転写動作の終了した転写用紙を感光ドラム110から分離する。転写されずに感光ドラム110上に残ったトナーはクリーナー111によって回収される。
129は搬送ベルトであり、転写プロセスの終了した転写用紙を定着器130に搬送し、例えば熱によって定着される。131はフラッパであり、定着プロセスの終了した転写用紙の搬送パスを、ステイプルソータ132または中間トレイ137の配置方向のいずれかに制御する。
ステイプルソータ132に排紙された用紙は、各ビンに仕分けされ、コントローラ部12からの指示によりステイプル部141がステイプルを行う。133〜136は、給送ローラであり、一度定着プロセスの終了した転写用紙を中間トレイ137に反転(多重)または、非反転(両面)して給送する。138は再給送ローラであり、中間トレイ137に載置された転写用紙を再度、レジストローラ126の配設位置まで搬送する。
図3はリーダー10の構成を示している。
24は、リーダーユニット全体の制御を行うCPUであり、制御プログラムを記憶した読み取り専用メモリ26(ROM)からプログラムを順次読み取り、実行する。CPU24のアドレスバス、データバスはバスドライバ、アドレスデコーダからなる回路25を介して各負荷に接続されている。また、コントローラ部12のCPU53とリーダーI/F63を介して通信を行い、機器制御を分担して行う。
27は、入力データの記憶や作業用記憶領域等として用いる主記憶装置としてのランダムアクセスメモリ(RAM)である。28はI/Oインターフェースであり、給紙系、搬送系、光学系の駆動を行うモータ類29、クラッチ類30、また、搬送される用紙を検知するための紙検知センサ類31等の装置の各負荷に接続される。
108,21,22,23から構成される画像制御部32は画像信号の補正、制御、転送を行っている。ビデオ信号制御部23は、各機能のタイミングを制御し、コントローラ部12への画像転送を制御する。
図4はコントローラ12の構成を示したブロック図である。
53はCPUを内蔵したコアICで、コントローラ12及び、装置全体を統括的に制御する。各種外部I/Fを持ち、画像の圧縮、伸張部などをも有する。まず、制御手順(制御プログラム)を記憶した読み取り専用メモリ(ROM-DIMM)51からプログラムを順次読み取り、実行する。また、CPU53にはPCIバスを介してI/Oコントローラ60が接続されている。I/Oコントローラに接続された各負荷は、CPU53が実行するプログラムにより、PCIバス経由で各負荷に対応したI/Fに変更され制御される。I/Oコントローラ60には、HD307、EEPROM65、操作部140、RTC(リアルタイムクロック)59が直接接続されている。また、データバス、アドレスバスを介して画像処理部55、マスクROM56、SRAM57、LCDコントローラ58が接続されている。
HD307はメモリ容量10GB程度のハードディスクであり、制御プログラムが格納された領域と、画像の蓄積用として利用される領域に分けられている。制御プログラムはROM-DIMM51にも格納されているが、こちらは容量が少なく、起動時にのみ使用する。ROM-DIMM51のプログラムによって起動した後は、HD307に内蔵されたプログラムをPCIバスを介してSDRAM-DIMM52に転送し、そのプログラムに応じて、機器を制御する。
また、機器の制御プログラムを更新する場合には、IEEE1284(54)を介してPCを接続するか、10/100BASE-Tコネクタ62を介して接続されたPCからプログラムをHD307にダウンロードする。
EEPROM65はI/Oコントローラに接続されたEEPROMで、この画像形成装置の仕様、たとえば読み取りスピード、プリントスピード、使用言語などの情報が、予め書き込まれている。
RTC59はリアルタイムクロックであり、時間を示す。不図示の電池により常に、バックアップされている。
操作部140はI/Oコントローラ60とシリアルの通信を行い、操作部のキーが押されたことなどを検知する。操作部への表示データはLCDコントローラ58に外部バスを介して、書き込まれ、そのデータが操作部140に転送されるようになっている。
マスクROM56はフォントデータが格納されたマスクロムであり、操作部表示、用紙への文字出力時などに使用される。
SRAM57は、不図示の電池によりバックアップされており、各種データが蓄積される。
画像処理部55は画像信号に対する画像処理を行う。リーダーI/F63から入力された画像に対するリーダー系の画像処理と、プリンタI/F64へ画像転送する前のプリンタ系の画像処理より構成され、変倍縮小処理、濃度変換、2値化処理などを行う。
さらに、CPU53はETHERNET(登録商標) I/F61を介して10/100BASE-Tコネクタ62を介してLANに接続されており、外部PCなどとデータの送受信が可能で、スキャナ画像をネットワークを介して送信したり、プリントを行うことができる。
IEEE1284(54)は、いわゆるセントロニクスI/Fであり、PCとパラレル接続され、PCとの間でデータの送受信が可能である。
画像の流れを簡単に説明すると、リーダーI/F63を介して、入力された画像は画像処理部55で各種画像処理が行われCPU53を介して、SDRAM-DIMM52に入力される。一旦、SDRAM-DIMM52に蓄積された画像は、CPU53により再度読み出され、CPU53を介して画像処理部55において画像処理をおこない、プリンタI/F64を経て、プリンタ部へ出力され、用紙に画像形成される。
一方、用紙への画像形成データとは別に、リーダーI/F63からの入力画像は各種画像処理が行われた後、規定されたVGA等のスケーリングサイズに基づき、間引き縮小が施され、サムネイル画像データを生成してSDRAM-DIMM52に入力される。
また、コピーを複数部作成する場合には、入力された画像をHD307に蓄え、1部作成するたびにHD307から読み出して画像形成を行う。詳しく説明すると、SDRAM-DIMM52に、一旦蓄積された画像は、CPU53により読み出され、CPU53内部の画像圧縮部で圧縮され、SDRAM-DIMM52の別領域に書き込まれる。次に、圧縮された画像は、CPU53、PCIバス、I/Oコントローラ60を介してHD307に蓄積される。
画像形成時には、HD307から読み出された圧縮画像は逆にI/Oコントローラ60、PCIバス、CPU53を介してSDRAM-DIMM52に書き込まれる。SDRAM-DIMM52から読み出された画像は、CPU53内部の画像伸張部で伸張され、再度SDRAM-DIMM52の別領域に書き込まれる。伸張された画像は、先ほど説明したように、CPU53を介して画像処理部55に転送され、プリンタ部へ転送される。
図5に、プリンタ11の構成を示す。
70は、プリンタ11の制御を行うCPUであり、プリンタ11の制御手順(制御プログラム)を記憶したROM72から順次プログラムを読み取り、実行する。CPU70のアドレスバス、データバスはバスドライバ、アドレスデコーダからなる回路71を介して各負荷に接続されている。また、コントローラ12のCPU53とプリンタI/F64を介して接続され、通信を行う。
73は、入力データの記憶や作業用記憶領域として用いる主記憶装置としてのランダムアクセスメモリ(RAM)である。また、RAM73の全部または一部は電池等によりバックアップされており、本体の電源がオフの状態でも、メモリの内容が保持される。74はI/Oインターフェースであり、給紙系、搬送系、光学系の駆動を行うモータ類76、クラッチ類77、ソレノイド類78、また、搬送される用紙を検知するための紙検知センサ類79、トナー残量検知用のセンサ80、画像形成用の高圧制御81の各負荷に接続される。さらにレーザユニット117に接続され、レーザユニット117から発振されたレーザビームは感光ドラム110を照射し、露光すると共に、非画像領域においてビーム検知センサ82(受光センサ)によりレーザ光の発光状態、ビーム位置が検知される。検知信号は、ビデオ信号制御部/タイミング生成部75に入力され、タイミング同期信号が形成される。生成されたタイミング同期信号はコントローラ部へ出力され、この信号に応じてコントローラは画像データをプリンタ部へ転送する。コントローラから転送されてきた画像データはビデオ信号制御部/タイミング生成部75を介してレーザユニット117へ入力され、画像形成が行われる。
図6は、画像データの流れを示すブロック図である。
リーダー10内のCCD108により電気信号に変換された8ビットの画像信号は、A/Dコンバータ21により、アナログデータがデジタルデータに変換される。次に、シェーディング補正部301によって、画素間のばらつきの補正が行われた後、コントローラの画像処理部55に入力される。画像処理部55はリーダー系の画像処理とプリンタ系の画像処理により構成されている。
リーダー10からの画像データは縮小・拡大部90に入力される。縮小コピー時には画像データの間引きが行われ、拡大コピー時には画像データの補間が行われる。次にエッジ強調部91では、例えば5×5(5ライン×5画素)のウインドウで2次微分が行われ、これにより画像のエッジが強調される。LUT92は輝度濃度変換部であり、CCD108により読み込まれた輝度信号を、プリンタに出力するための濃度データにテーブルサーチによって変換する。また、濃度の調整もこの変換テーブルによって行っている。
93は2値化処理部であり、入力された多ビット(例えば8ビット)の画像データを2値化処理する。後段のメモリに蓄積する際の、画像サイズを少なくしメモリ容量を抑えるためである。
2値化処理された画像データはCPU53を介して画像メモリ52(SDRAM-DIMM)に、一旦蓄積される。CPU53は画像メモリ52を制御し、スキャナからの画像データを受け取り、画像メモリ52に格納するとともに、画像メモリ52に格納された画像を読み出し、必要に応じてプリンタ系の画像処理が行われる。94では2値データの拡大/縮小処理を行い、95では2値データの濃度変換を行う。これらの処理は、主にPCからのプリント処理用の画像処理として使用されている。その後、プリンターコントローラ部146を介してレーザユニット117に送られ。用紙に画像形成される。
画像メモリ52に蓄積された画像は、CPU53内の画像データ圧縮部によって、圧縮処理が行われる。
圧縮された画像はI/Oコントローラ60を介して、HD307に蓄積される。HD307は10GB程度の容量をもち、数千ページの画像データを蓄積することが可能である。HD307に蓄積された画像を、プリントする場合には、CPU53内の画像データ伸張部によって、もとのデータに復元され、プリント部へ出力される。画像メモリ52、HD307間の画像転送に関する詳細は、後述する。
また、画像メモリ(SDRAM-DIMM52)に一旦格納された画像データは、Ethernet(登録商標) I/F61を介してLAN上へ出力される。このLANを介して外部のパソコンやプリンタとネットワークで接続され、データの送受信が行われる。
リーダー部からの画像入力、プリンタ部への画像出力、画像の圧縮、伸張、HD307との画像転送、外部ネットワークへの画像転送が重なった場合でも、SDRAM-DIMM52に対して時分割処理され、並列動作が可能である。
次に、図7を参照して、本発明における画像データの詳細説明を行う。
CPU53は、内部のCPUコア531により全体が制御され、CPUコア531とメモリコントローラ532、バスブリッジ533が、内部バスにより接続されている。メモリコントローラ532がSDRAMにより構成されるメモリ52とROM-DIMM51を制御する。バスブリッジ533は、CPU53内の別バスに接続されている。そのバスにはLAN-I/F534、圧縮伸張部535、Video-I/F536、PCI-I/F537が接続されている。LAN-I/F534はネットワークにおけるインターフェース機能を持ち、圧縮伸張部535は画像データの圧縮、伸張機能を持つ。Video-I/F536は画像処理部55との、画像データのインターフェース機能を持つ。PCI-I/F537は内部バスのデータを外部のPCIバスと接続するための変換機能を持つ。
また、I/Oコントローラ60はバスコントローラ604が、I/Oコントローラ内のバスを制御する。内部バスにはPCI-I/F601、シリアルI/F602、IDE-I/F603、EXTバス-I/F605が接続されている。PCI-I/F601は外部PCIバスとのインターフェース機能をもち、シリアルI/F602は、シリアル通信機能をもつICとのインターフェース機能をもつ。IDE-I/F603はHDのコントロール機能をもち、このブロックを介してHDに対してアクセスが可能で、データの書きこみ、読み出しを行うことができる。
EXTバス-I/F605は、外部バス信号を出力に持ち、このインターフェースを介してSRAM57などのICに対してアクセスが可能である。
メモリ52は、128MB〜256MB程度の容量をもったSDRAMにより構成されている。メモリ52には、入力された画像データ(ビットイメージ)のリードおよびライト処理を高速に行うように、画像のレイアウト用としてA4サイズの画像4枚分が確保されている。またプログラムのデータ用、ワーク用の領域も確保されている。そのため、機能の拡張に合わせて、さらにメモリ容量を拡張することが可能である。
原稿画像読み取り時、2値化処理部93で、2値化された画像データは、CPU53に入力される。Video-I/F536に入力され、バス、バスブリッジ533、メモリコントローラ532を介してメモリ52に入力される。
プリント時は、メモリ52から読み出された画像データは、メモリコントローラ532、バスブリッジ533、Video-I/F536を介して、プリンタ画像処理部94に送られる。その後、プリンタ部で用紙に画像形成される。
HDへのデータ格納時、メモリ52に格納された画像データは、メモリコントローラ532により読み出され、圧縮伸張部535で、画像データが圧縮される。圧縮された画像データはそのまま、PCI-I/F537を介してI/Oコントローラ60に転送される。I/Oコントローラ60内のPCI-I/F601はI/Oコントローラ内の内部バスに接続されており、IDE-I/F603を介して、HD307にデータが書き込まれる。
HD307からのデータの読み出し時、IDE-I/F603により制御されるHD307から画像データが読み出され、PCI-I/F601を介して、CPU53内のPCI-I/F537に転送される。圧縮伸張部535に送られ、伸張された画像データはメモリ52に書きこまれる。プリント時、伸張された画像データがメモリ52から読み出され、Video-I/F536を介して、プリント画像処理を行い、プリンタに出力される。
このように入力装置(画像読み取り装置等)や出力装置(プリンタ等)とハードディスク等の大容量の記憶装置との間で画像情報をやり取りする際に、メモリ52を介してデータを受け渡すことで、データ転送速度に関する速度差をカバー(バッファリング)することができる。そのため、ハードディスクに要求されるデータ転送速度が入力装置の動作周波数に対して遅くても良い。
従って、画像データ1ページ単位でのアクセスにおいて、HD307の内周の領域(アクセス速度の遅い領域)を用いても、メモリ52を介しデータを受け渡すことで、書き込み動作が正常に行われる。
本形態では、メモリ52内のレイアウト用の領域は、メモリ0、メモリ1、メモリ2、メモリ3で構成されている。各メモリは、それぞれA4サイズのデータが1ページ分入るだけの容量を持つ。
また、A4サイズの原稿を扱う際に、2枚のメモリ、例えばメモリ0とメモリ1を用いて、ダブルバッファ処理(メモリ0の画像データを読み出している間に、メモリ1を用いて画像データを受信する)を行う。画像合成処理時には、例えばメモリ2にHD307からのフォーム画像を書き込む。
また、原稿がA3サイズ等のラージサイズの場合、メモリ0とメモリ1を1枚のメモリとして用い画像データの書き込みを行い、それと並行して、メモリ2とメモリ3を用い画像データの受信を行う。なお、A3サイズで解像度が600dpiの画像データの場合、2値画像で約18MBの容量が必要である。
(本体起動シーケンス)
次に、本体の起動シーケンスを説明する。
リーダー、プリンタ、コントローラの各ユニットはそれぞれ、CPU及び制御プログラムを備えている。各ユニットはコントローラを介して通信を行い、装置全体は、コントローラによって制御されている。
まず、各ユニットの起動時のシーケンスについて説明する。
リーダー10は起動時、ROM26に格納されたプログラムに応じて、起動する。プログラム内で指定されたデフォルト機体情報で起動し、リーダー周期、処理枚数等に関する設定を行う。その後、コントローラに対して起動信号をアクティブにし、リーダー起動したことを通知して、コントローラが起動するまで待機する。リーダーはコントローラ起動を確認すると、コントローラから機体情報を入手する。入手した機体情報に従って、リーダー周期、処理枚数等に関する設定が異なる場合には、設定を行い直す。コントローラのフル起動を確認後、詳細情報の通信を行う。また、コントローラから通知されたデータの設定が行えないときには、その旨をコントローラに通知し、設定データを変更するように要求する。最適な設定が行えるまで繰り返す。
次に、プリンタ11はROM72に格納されたプログラムに応じて起動する。プログラム内で指定されたデフォルトの機体情報で起動し、プリント枚数の指定など、各種設定を行う。その後、コントローラに対してプリンタ起動信号をアクティブにし、起動を通知する。コントローラが起動していることを確認した後、コントローラから正しい機体情報を入手する。入手した機体情報に応じて、各種設定を行いなおす。その後、コントローラとの詳細な情報の通信に移行する。また、コントローラから通知されたデータの設定が行えないときには、その旨をコントローラに通知し、設定データを変更するように要求する。最適な設定が行えるまで、やりとりを繰り返す。
次に、コントローラ12の起動シーケンスについて説明する。
コントローラ12のCPU53は電源起動時、フラッシュメモリ等で構成されたROM-DIMM51に格納されたプログラムで起動する。PCIバスの設定、I/Oコントローラ等の初期設定を行い、リーダー、プリンタへコントローラの起動を通知する。
HD307のレディ信号がアクティブになり、HD307起動が確認されると、HD307に格納されたプログラムをI/Oコントローラ60、PCIバス、CPU53を介してSDRAM-DIMM52に転送する。プログラムの転送が終了すると、SDRAM-DIMM52に転送されたプログラムを起動する。さらに、HD307、SRAM57等に格納されたデータを読み出し、各種の設定を行う。その後、リーダー、プリンタへコントローラのフル起動を通知し、詳細情報の通信を開始する。
装置の機能を司るコントローラ部が、ROM-DIMM51内のプログラムにより起動したあとで、HD307のプログラムで起動する構成としているのは、起動時のプログラムをROM-DIMM51に格納しているためで、このプログラムによりHDへのアクセスが開始される。また、HD上のプログラムをインストールするためのプログラムもROM-DIMM51内に格納されている。
しかし、装置の制御プログラムなどすべてのプログラムをROM-DIMM51に格納しないのは、ROM-DIMMのメモリ単価がHDに比べて高いことと、プログラム容量が増大していることによる。
次に、図8を用いて本発明の画像形成装置の操作パネル140について説明する。
図8は本発明における画像形成装置の操作パネル140に表示される基本画面である。
1001は拡張機能キーであり、このキーを押すことによって両面複写、多重複写、移動、とじ代の設定、枠消しの設定等のモードに入る。1002は画像モードキーであり、複写画像に対して網掛け、影付け、トリミング、マスキングを行うための設定モードに入る。1003はユーザーモードキーであり、モードメモリの登録、標準モード画面の設定がユーザーごとに行える。1004は応用ズームキーであり、原稿のX方向、Y方向を独立に変倍するモード、原稿のサイズと複写サイズから変倍率を計算するズームプログラムのモードに入る。1005、1006、1007はM1キー、M2キー、M3キーであり、それぞれのモードメモリを呼び出す際に押す。1008はコールキーであり、前回設定されていた複写モードを呼び出す際に押す。1009はオプションキーであり、フィルムから直接複写するためのフィルムプロジェクター等のオプション機能の設定を行う。1010はソーターキーであり、ソーターのソート、グループ等のモード設定を行う。1011は原稿混載キーであり、原稿フィーダーにA4サイズとA3サイズ、またはB5サイズとB4サイズの原稿を一緒にセットする際に押す。1012は等倍キーであり、複写倍率を100%にする際に押す。1014、1015はそれぞれ縮小キー、拡大キーであり、定形の縮小、拡大を行う際に押す。1016はズームキーであり、1%刻みで非定形の縮小、拡大を行う際に押す。1013は用紙選択キーであり、複写用紙の選択を行う際に押す。1018、1020は濃度キーであり、1018を押すごとに濃く複写され、1020を押すごとに薄く複写される。1017は濃度表示であり、濃度キーを押すと表示が左右へ変化する。1019はAEキーであり、新聞のように地肌の濃い原稿を自動濃度調整複写するときに押す。1021はHiFiキーであり、写真原稿のように中間調の濃度が多い原稿の複写の際に押す。1022は文字強調キーであり、文字原稿の複写で文字を際立たせたい場合に押す。1023はガイドキーであり、キーの機能が解らないとき押すとそのキーの説明が表示される。1024はコピーモードキーであり、複写を行うときに押す。1025はファクスキーであり、ファクスを行うときに押す。1026はファイルキーであり、ファイルデータを出力したいときに押す。1027はプリンターキーであり、コンピュータ等の外部装置からの画像データをプリント出力するときのモニターを表示したいときに押す。1028はジョブキャンセルキーであり、現在実行中のジョブに関して中止したい場合に押す。
次に、図1及び図9を用いて本発明の第1の実施例を説明する。
図1は本発明の画像形成装置のシステムの特徴を最もよく表わす図面であり、同図において、12は装置全体を統括的に制御するコントローラ、53、52、51、60、307はそれぞれ、コントローラ12内のCPU、SDRAM DIMM、ROM DIMM、I/Oコントローラ、HDである。なお、コントローラ12の上記主要部分に関しては既に説明済みであるので、ここでは不足分の説明に留める。
図1の構成に基づいて、本発明の第1の実施例の動作を説明する。(図9のフローチャート参照の事)
まず、画像形成装置800の主電源がONされると、先述したようにコントローラ12はROM DIMM51上の起動用プログラムを実行し、PCIバスの設定、I/Oコントローラ60等の初期設定を行い、既に起動しているリーダー10、プリンタ11と通信を行う事で詳細情報のやり取りを行う。その一方で、HD307から装置制御用プログラムをダウンロードするために、HD307のMBR(Master Boot Record)領域を呼び出し、内部のブートローダを動作させる。本発明のシステムでは、MBR領域呼び出し時に全領域が読み込み可能か否かをチェックすると共に、読み込んだデータに誤りが無いかどうか検出する。もし、前記第1のチェックで問題が無ければ、MBRの内容に基づきパーティションテーブルを読み込み、必要なパーティションを選択した上で、当該パーティションのブートセクタに記述されたプログラムを呼び出す。本発明のシステムでは、ここでもブートセクタ内のプログラム呼び出し時に全領域が読み込み可能か否かをチェックすると共に、読み込んだデータに誤りが無いかどうか検出する。前記第2のチェックでも問題なければ、HD307内の装置制御用プログラムをSDRAM DIMM52にダウンロードすると共に、ダウンロードのフェーズまで制御が移行した事をコントローラ12のCPU53に通知する。
以上が正常起動時の本発明のシステムの動作であるが、もし、前記第1のチェックにより、ブート時に使用されるHD307のMBR領域にアボートセクタが検出された場合、もしくは前記第2のチェックにより、HD307のブートセクタに記述されたプログラム領域にアボートセクタが検出された場合には、HD307のレディ信号が規定時間に返らないため、ROM DIMM51の起動用プログラム内のタイムアウトルーチンが反応して、ブート領域アボートとみなされる。
すると、CPU53はHD307に関する制御を終了して、ROM DIMM51内の機能制限起動用プログラムに制御を移行して、通常時の起動用プログラム処理を抜ける。そして、機能制限付きプログラムをCPU53が実行するか、もしくはSDRAM DIMM52にダウンロードして、SDRAM DIMM52上に展開された機能制限付きプログラムをCPU53が実行するように本発明におけるシステムは起動する。
なお上記機能制限付きプログラムとは、通常の装置制御用プログラムに比べて、例えばコピー単独機能のみ保証するとか、プリンタ機能のみ保証するとかのように、機能が競合した場合の同時動作を保証しないプログラム構成になっている。そのため、プログラム容量は小さくなり、通常の装置制御用プログラムではHD307にしか格納できなかったものがROM DIMM51にも格納できるようになる。
本実施例では、機能制限付きプログラムを、起動用プログラム及び機能制限起動用プログラムが格納されているのと同一のROM DIMM51に割り当てたが、プログラム容量上、この機能制限付きプログラムをROM DIMM51とは別個のROM DIMMに記憶させても(図1のROM DIMM51a及び51bの構成)、本発明の動作に影響を及ぼさない事は言うまでもない。
ダウンロードのフェーズまで制御が移行した正常起動時のシーケンスでは、次に、装置制御用プログラムの必要部分が全てSDRAM DIMM52に展開され、読み込んだデータに誤りが無いかどうか検出する。前記第3のチェックで問題なければSDRAM DIMM52上に展開された装置制御用プログラムをCPU53が実行するように本発明におけるシステムは正常起動する。
一方、装置制御用プログラムのダウンロード時に、前記第3のチェックにより、HD307の装置制御用プログラム領域にアボートセクタが検出された場合には、一旦ダウンロードを中止して、起動用プログラムにより、当該のアボートセクタが装置制御用プログラムの構造上どの機能に相当するかを解析し、その箇所を示すエラーフラグをSRAM57もしくはEEPROM65等の不揮発性メモリに格納する。そして、エラーフラグを基にCPU53が認識している装置制御用プログラムのツリー構造から、該当する機能部分のプログラムをダウンロード対象から外して、それ以外の装置制御用プログラムを再ダウンロードする。
ここで上記CPU53が認識している装置制御用プログラムのツリー構造は、基本的に、単独機能制御部、すなわちリーダー用通信制御部、プリンタ用通信制御部、FAX制御部、Send(Scan To Email)機能制御部、BOX制御部と、それらが並行動作する際の制御を記述している並行動作制御部、各機能でプログラム変数を共有している部分の制御を記述している機能共有制御部等で分割構造されており、プログラムのヘッダー部分に各制御部のファイルサイズ、アドレス情報が記載されている。上記ヘッダー部を抽出して、アボートセクタ箇所を示すエラーフラグとの関係から、対象のプログラム部分を削除する様動作する。
上記により、例えば、リーダー用通信制御部のみ削除した場合、もちろんコピー機能は不可となるが、プリント機能やBOX機能は動作するし、プリンタ用通信制御部のみ削除した場合、プリント機能は不可となるが、FAX機能やScan to Email機能は動作するよう制御可能となる。
次に再ダウンロードにより、当該アボートセクタを含む機能箇所以外の装置制御用プログラムが全てSDRAM DIMM52に展開され、読み込んだデータに誤りが無いかどうか検出する。前記第4のチェックで問題なければ、SDRAM DIMM52上に展開された当該アボートセクタを含む機能箇所以外の装置制御用プログラムをCPU53が実行するように本発明におけるシステムは通常起動する。逆に前記第4のチェックにより、HD307の装置制御用プログラム領域のアボートセクタがまだ検出される様なら、プログラム構造上アボートセクタを除去するのが不可能であるので、その場合はブート領域アボートと同様とみなし、CPU53はHD307に関する制御を終了して、ROM DIMM51内の機能制限起動用プログラムに制御を移行して、通常時の起動用プログラム処理を抜ける。そして、機能制限付きプログラムをCPU53が実行するか、もしくはSDRAM DIMM52にダウンロードして、SDRAM DIMM52上に展開された機能制限付きプログラムをCPU53が実行するように本発明におけるシステムは起動する。
なお、正常起動時と機能制限付きの起動時では、ユーザーが判別可能になる様、操作部140の液晶表示に差分を持たせるのは言うまでもない。また、機能制限付きの起動時に使用不可となる機能については、キー表示を受け付けない様にするのと合わせて、キー表示に使用不可を知らせるため、例えば黒色で塗りつぶすような制御を加える。
以上説明したように、本実施例によれば、システム立上げ時に、ブート時に使用されるHDのシステム領域にアボートセクタが検出されると、別の小容量の不揮発性メモリに格納された機能制限付きプログラムにブート制御を移行して、サービスマンの修理・修復を待つまで機能制限付きの動作を可能にするという効果と、HDの装置制御用プログラムの一部にアボートセクタが検出されると、装置制御用プログラムの構造上どの機能に相当するかを解析し、サービスマンの修理・修復を待つまでの間、その機能は使用しないが前記機能と干渉しない動作は使用できるよう制御可能とする効果がある。
<実施例2>
図1のシステム構成図を用いて本発明の第2の実施例の動作を説明する。
本実施例と第1の実施例の相違点は、前記第1のチェックにより、ブート時に使用されるHD307のMBR領域にアボートセクタが検出された場合、前記第2のチェックにより、HD307のブートセクタに記述されたプログラム領域にアボートセクタが検出された場合、及び前記第4のチェックにより、HD307の装置制御用プログラム領域のアボートセクタが再度検出された場合には、ブート領域アボートと判断して、CPU53はHD307に関する制御を終了して、ROM DIMM51内の通常時の起動用プログラム処理を抜けるが、その際、CPU53に接続される第1の内部設定用スイッチを切り替えて、主電源OFF/ONする旨のメッセージを出力する。なお、内部設定用スイッチは、SRAM57もしくはEEPROM65等の不揮発性メモリに格納、保存されるソフトウェアフラグで構わない。そして、次回立上げ時は第1の内部設定用スイッチが切り替わったため、主電源ONでROM DIMM51内の機能制限起動用プログラムが立ち上がり、機能制限付きプログラムをCPU53が実行するか、もしくはSDRAM DIMM52にダウンロードして、SDRAM DIMM52上に展開された機能制限付きプログラムをCPU53が実行するように本発明におけるシステムは起動する。
また、前記第3のチェックにより、HD307の装置制御用プログラム領域にアボートセクタが検出された場合には、一旦ダウンロードを中止して、起動用プログラムにより、当該のアボートセクタが装置制御用プログラムの構造上どの機能に相当するかを解析し、その箇所を示すエラーフラグをSRAM57もしくはEEPROM65等の不揮発性メモリに格納する。そして、先述の第1の内部設定用スイッチとは異なる別の第2の内部設定用スイッチを切り替えて、主電源OFF/ONする旨のメッセージを出力する。そして次回立上げ時は第2の内部設定用スイッチが切り替わったため、主電源ONでROM DIMM51内の起動用プログラムが立ち上がり、格納されているエラーフラグを基にCPU53が認識している装置制御用プログラムのツリー構造から、該当する機能部分のプログラムをダウンロード対象から外して、それ以外の装置制御用プログラムをSDRAM DIMM52にダウンロードして、SDRAM DIMM52上に展開されたプログラムをCPU53が実行するように本発明におけるシステムは起動する。
また、サービスマンの修理・修復によりHD307のアボートセクタが検出されなくなった後で、サービスマン専用モードで起動する事により、上記第1、第2の内部設定用スイッチは解除され、通常起動処理で立ち上がる様、制御が元に戻る。
以上説明したように、本実施例によれば、システム立上げ時に、ブート時に使用されるHDのシステム領域にアボートセクタが検出された場合、及びHDの装置制御用プログラムの一部にアボートセクタが検出された場合に、内部設定用スイッチを切り替える事で、次回立上げ時に、前記内部設定用スイッチを元に戻さない限り、常に、別の小容量の不揮発性メモリに格納された機能制限付きプログラムでブートするか、もしくはエラーフラグを基にして、該当する機能以外の部分の装置制御用プログラムでブートする様に動作するので、システムを起動する度にアボートセクタを検出しないので起動時間の短縮になるという効果がある。
コントローラ12のシステム構成図 画像形成装置800の断面図 リーダー10の構成を示すブロック図 コントローラ12の構成を示すブロック図 プリンタ11の構成を示すブロック図 画像データの概略の流れを示すブロック図 画像データの詳細な流れを示すブロック図 操作部140の基本表示画面を示す図 第1の実施例を示すフローチャート
符号の説明
12 コントローラ
53 CPU
52 SDRAM DIMM
51 ROM DIMM a、ROM DIMM b
60 I/Oコントローラ
307 HD

Claims (4)

  1. コントローラ内の磁気記憶ユニットにアボートセクタがあるか否かを検出するアボートセクタ検出手段と、前記アボートセクタ検出手段により、ブート時に使用される前記磁気記憶ユニットのシステム領域にアボートセクタが検出された場合に、前記磁気記憶ユニットに記憶された制御用プログラムを揮発性メモリ上にダウンロードして使用するものを、前記揮発性メモリとは異なる不揮発性メモリに格納された機能制限付きプログラムを使用するよう切り替えるブート切り替え手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記アボートセクタ検出手段により、磁気記憶ユニットの装置制御用プログラムの一部にアボートセクタが検出された場合に、そのアボートセクタが装置制御用プログラムの構造上どの機能に相当するかを判定する判定手段と、前記機能以外を揮発性メモリ上に再ダウンロードして使用する機能制限ダウンロード手段と、を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記アボートセクタ検出手段により、ブート時に使用される前記磁気記憶ユニットのシステム領域にアボートセクタが検出された場合、もしくは、前記磁気記憶ユニットの制御用プログラムの一部にアボートセクタが検出された場合に、内部設定用スイッチ切り替え手段により内部設定用スイッチを切り替え、次回立上げ時に、前記内部設定用スイッチを元に戻さない限り、前記不揮発性メモリに格納された機能制限付きプログラムでブートするか、もしくはアボートセクタを含む前記機能以外を前記揮発性メモリ上に再ダウンロードしてブートすることを特徴とする請求項1及び2に記載の画像形成装置。
  4. 前記磁気記憶ユニットのアボートセクタが検出されなくなった後で、所定のモードで前記画像形成装置を起動する事により、前記内部設定用スイッチ切り替え手段により切り替えられた内部設定用スイッチを解除して通常起動処理で立ち上がる様に制御することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019080097A (ja) * 2017-10-20 2019-05-23 コニカミノルタ株式会社 シミュレート装置、画像形成装置、装置設定方法および装置設定プログラム

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