JP2007155619A - 試験装置および試験方法 - Google Patents

試験装置および試験方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007155619A
JP2007155619A JP2005354018A JP2005354018A JP2007155619A JP 2007155619 A JP2007155619 A JP 2007155619A JP 2005354018 A JP2005354018 A JP 2005354018A JP 2005354018 A JP2005354018 A JP 2005354018A JP 2007155619 A JP2007155619 A JP 2007155619A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
terminals
signal
timing
adjustment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005354018A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Hayazaki
誠 早崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advantest Corp
Original Assignee
Advantest Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advantest Corp filed Critical Advantest Corp
Priority to JP2005354018A priority Critical patent/JP2007155619A/ja
Priority to PCT/JP2006/324256 priority patent/WO2007066656A1/ja
Publication of JP2007155619A publication Critical patent/JP2007155619A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/317Testing of digital circuits
    • G01R31/31712Input or output aspects
    • G01R31/31713Input or output interfaces for test, e.g. test pins, buffers
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/317Testing of digital circuits
    • G01R31/3181Functional testing
    • G01R31/319Tester hardware, i.e. output processing circuits
    • G01R31/31903Tester hardware, i.e. output processing circuits tester configuration
    • G01R31/31908Tester set-up, e.g. configuring the tester to the device under test [DUT], down loading test patterns
    • G01R31/3191Calibration
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/317Testing of digital circuits
    • G01R31/3181Functional testing
    • G01R31/319Tester hardware, i.e. output processing circuits
    • G01R31/31917Stimuli generation or application of test patterns to the device under test [DUT]
    • G01R31/31922Timing generation or clock distribution
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/317Testing of digital circuits
    • G01R31/3181Functional testing
    • G01R31/319Tester hardware, i.e. output processing circuits
    • G01R31/31917Stimuli generation or application of test patterns to the device under test [DUT]
    • G01R31/31926Routing signals to or from the device under test [DUT], e.g. switch matrix, pin multiplexing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)
  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)

Abstract

【課題】本発明によれば、使用するキャリブレーションボードの種類を増加させることなく、これまでより多くの入出力端子についてその入出力信号のタイミングを調整する。
【解決手段】試験装置は、被試験デバイスと接続する端子を有するテストヘッド200を有し、そのテストヘッドに第1接続ボード215−1を搭載する。第1接続ボード215−1は、端子を分類した複数のグループのそれぞれについて、そのグループ内の端子を互いに接続する。試験装置は、これらのうち少なくとも1つのグループ内の2以上の端子の信号入出力タイミングを略同一に調整する。そして、テストヘッド200上に第2接続ボード215−2を搭載して、既に調整されたこれらの端子を用いて、互いに異なるグループの2以上の端子の信号入出力タイミングを調整する。試験装置は、再度第1接続ボード215−1を搭載して、各グループ内の端子の信号入出力タイミングを略同一に調整する。
【選択図】図7

Description

本発明は、試験装置および試験方法に関する。特に本発明は、被試験デバイスとの間で授受する信号のタイミングを調節する試験装置および試験方法に関する。
試験装置は、被試験デバイスの試験を制御する複数の試験モジュールと、これらの試験モジュールに結線されたマザーボードと、このマザーボードに載置されるソケットボードを有する。そして、ソケットボードは、被試験デバイスを搭載するためのソケットを有し、この被試験デバイスとマザーボードとの間を電気的に接続する。このような構成によって、試験モジュールは、被試験デバイスに対し信号を出力し、被試験デバイスから信号を入力して試験工程を進行させる。
また、試験モジュールは、被試験デバイスに対する入力信号を遅延素子によって遅延させる。これにより、被試験デバイスに供給する信号に遅延が生じた場合であっても、予め定められた規格の範囲内で正常動作するか否かを試験する。ここで、被試験デバイスに対する入力信号を遅延させる場合には、被試験デバイスの複数の入力端子のそれぞれについて同様に信号を遅延させ、これらの入力端子に対して同一のタイミングで信号を入力しなければならない。同様に、試験装置は、被試験デバイスから信号が出力されるタイミングを試験する場合には、被試験デバイスから試験モジュールに出力信号を取り込むタイミングを出力端子毎に同一としなければならない。
しかしながら、遅延素子の特性または配線遅延などは端子毎に異なっている。このため、遅延素子に対して設定する遅延量を各端子について同一としたのでは、同時に入力すべき複数の入力信号のタイミングが相違する恐れがある。このため、従来、被試験デバイスの試験工程に先立って、キャリブレーションと呼ばれる調整工程を設け、複数の端子に対して同時に信号が入力されるように調整している。
キャリブレーションにおいて、試験デバイスは、マザーボードにキャリブレーションボードを載置する。キャリブレーションボードは、例えば、マザーボードのある出力端子から出力された出力信号を、マザーボードの複数の入力端子にそれぞれ入力する。そして、試験装置は、これら複数の入力端子のそれぞれにおいて出力信号が取り込まれるタイミングが同一となるように、入力端子に設けられた遅延素子に対して設定する遅延量を調整する(例えば、特許文献1を参照。)。
国際公開第2002/101404号パンフレット
キャリブレーションにおいて、一度に多数の端子について遅延量を調整すると、信号波形の振幅が小さくなることから、従来、複数のキャリブレーションボードが用いられている。即ち、試験装置は、入出力端子を分類したグループ毎に、あるキャリブレーションボードを用いてグループ内の遅延量を同一に調整する。また、他のキャリブレーションボードを用いてグループ間の遅延量を同一に調整する。この結果、全ての入出力端子の遅延量が同一に調整される。しかしながら、入出力端子の数が膨大となれば、多数のキャリブレーションボードが必要となり、試験装置の開発費用などが増大するおそれがある。
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる試験装置および試験方法を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
本発明の第1の形態によると、被試験デバイスを試験する試験装置であって、被試験デバイスとの間で信号を授受する複数の端子を有するテストヘッドと、テストヘッド上に複数の端子を所定のグループ分割により分割したグループ毎に互いに接続するグループ内配線を有する第1接続ボードを搭載した状態において、少なくとも1つのグループについて、第1接続ボードを介して端子間でタイミング調整用の信号を授受することにより、2以上の端子の信号入力タイミングおよび信号出力タイミングの少なくとも一方を略同一に調整する第1調整部と、テストヘッド上に、第1調整部により調整された2以上の端子のそれぞれを所定のグループ分割における互いに異なるグループの2以上の端子のそれぞれに接続する第1グループ間配線を有する第2接続ボードを搭載した状態で、調整済みの端子および未調整の端子の間で第2接続ボードを介してタイミング調整用の信号を授受することにより、調整済みの端子に接続された互いに異なるグループの2以上の端子の信号入力タイミングおよび信号出力タイミングの少なくとも一方を調整する第2調整部と、テストヘッド上に、第1接続ボードを再度搭載した状態で、所定のグループ分割により分割したグループ毎に、調整済みの端子および未調整の端子の間で第1接続ボードを介してタイミング調整用の信号を授受することにより、調整済みの端子に接続された未調整の端子の信号入力タイミングおよび信号出力タイミングの少なくとも一方を調整する第3調整部とを備える試験装置を提供する。
また、第2調整部は、調整済みの端子に接続された互いに異なるグループの2以上の端子の信号入出力タイミングを調整済みの端子と略同一に調整し、第3調整部は、所定のグループ分割により分割したグループ毎に、未調整の端子の信号入出力タイミングを調整済みの端子と略同一に調整してもよい。
また、第2接続ボードは、第1調整部により調整する2以上のグループに属する2以上の端子を互いに接続する第2グループ間配線を更に有し、第1調整部による調整に先立ってテストヘッド上に第2接続ボードを搭載した状態において、第2グループ間配線を介して端子間でタイミング調整用の信号を授受することにより、2以上のグループに属する2以上の端子の信号入力タイミングおよび信号出力タイミングの少なくとも一方を略同一に調整する第4調整部を更に備え、第1調整部は、第4調整部により調整された端子を有する2以上のグループについて、調整済みの端子に接続された未調整の端子の信号入力タイミングおよび信号出力タイミングの少なくとも一方を調整してもよい。
本発明の第2の形態によると、被試験デバイスを試験する試験装置を調整する調整方法であって、被試験デバイスとの間で信号を授受する複数の端子を有するテストヘッド上に、複数の端子を所定のグループ分割により分割したグループ毎に互いに接続する配線を有する第1接続ボードを搭載する第1接続段階と、少なくとも1つのグループについて、第1接続ボードを介して端子間でタイミング調整用の信号を授受することにより、2以上の端子の信号入力タイミングおよび信号出力タイミングの少なくとも一方を略同一に調整する第1調整段階と、テストヘッド上に、第1調整段階により調整された2以上の端子のそれぞれを所定のグループ分割における互いに異なるグループの2以上の端子のそれぞれに接続する配線を有する第2接続ボードを搭載する第2接続段階と、調整済みの端子および未調整の端子の間で第2接続ボードを介してタイミング調整用の信号を授受することにより、調整済みの端子に接続された互いに異なるグループの2以上の端子の信号入力タイミングおよび信号出力タイミングの少なくとも一方を調整する第2調整段階と、テストヘッド上に、第1接続ボードを再度搭載する第3接続段階と、所定のグループ分割により分割したグループ毎に、調整済みの端子および未調整の端子の間で第1接続ボードを介してタイミング調整用の信号を授受することにより、調整済みの端子に接続された未調整の端子の信号入力タイミングおよび信号出力タイミングの少なくとも一方を調整する第3調整段階とを備える調整方法を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本発明によれば、使用するキャリブレーションボードの種類を増加させることなく、これまでよりも多くの入出力端子についてその入出力信号のタイミングを調整することができる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係る試験装置10の全体構成を示す。試験装置10は、制御装置110と、デバイスインターフェイス部120と、試験モジュール130とを備え、被試験デバイス100の試験を行う。試験装置10は、図示のように複数の被試験デバイス100を並行して試験してもよいし、単一の被試験デバイス100のみを試験してもよい。制御装置110は、試験モジュール130に指示して複数の被試験デバイス100の試験を制御する。デバイスインターフェイス部120は、複数の被試験デバイス100のそれぞれを複数の試験モジュール130のそれぞれに接続する。
試験モジュール130は、複数のピンリソースを有する。試験モジュール130は、ピンリソース毎に、接続先の被試験デバイス100に対して試験信号を供給し、試験信号に応じて当該被試験デバイス100が出力する出力信号に基づいて被試験デバイス100の良否を判定する。ピンリソースには、試験信号を供給する機能や、出力信号を取り込むための機能の他、試験信号のタイミング・マージンを試験するための遅延素子が設けられている。試験モジュール130は、それぞれのピンリソースに設けられた遅延素子を制御して、供給する試験信号を遅延させ、または、出力信号を取り込むタイミングを調節する。
ここで、タイミング・マージンの試験を適切に行うためには、試験モジュール130は、同一の被試験デバイス100に設けられた複数の端子に対して供給する試験信号の遅延量を同一としなければならない。一方で、各遅延素子に同一の遅延量を設定したのでは、遅延素子の特性の相違によって、遅延量が同一とならない場合がある。本実施形態に係る試験装置10は、被試験デバイス100の試験に先立って、キャリブレーションと呼ばれる調整工程を処理し、複数の端子に対して同時に信号が入力されるように調整することを目的とする。更に、キャリブレーションに必要な試験ボード(以下、キャリブレーションボード)の種類を増加させることなく、これまでよりも多くの端子を有する被試験デバイス100についてのキャリブレーションを実現することを目的とする。
図2は、本発明の実施形態に係るデバイスインターフェイス部120の構成の概要を示す。デバイスインターフェイス部120は、テストヘッド200と、マザーボード220とを有する。テストヘッド200には、複数の試験モジュール130が内蔵される。テストヘッド200は、複数の被試験デバイス100のそれぞれとの間で信号を授受する複数の端子を有し、複数の試験モジュール130と複数の被試験デバイス100とを接続する。マザーボード220は、テストヘッド200の上に載置され、複数の試験モジュール130に設けられた端子をソケットボード210またはキャリブレーションボード215−1〜2に接続する。テストヘッド200上には、マザーボード220を介在して、ソケットボード210またはキャリブレーションボード215−1〜2が搭載可能である。
ソケットボード210は、複数のソケット240を有し、それら複数のソケット240のそれぞれには複数の被試験デバイス100のそれぞれが装着される。テストヘッド200にソケットボード210が搭載されている場合において、被試験デバイス100の各端子は試験モジュール130に接続される。また、キャリブレーションボード215−1〜2のそれぞれは、マザーボード220に設けられた複数の端子の一部を他の端子に接続する配線を有する。この配線によって、試験モジュール130の出力信号はそのまま試験モジュール130に入力される。また、キャリブレーションボード215−1〜2は、それぞれ互いに異なる配線を有し、その用途によって使い分けられる。
図3は、本発明の実施形態に係る試験モジュール130の機能構成を示す。試験モジュール130は、タイミング発生器300と、パターン発生器310と、複数のピンリソース320とを有する。タイミング発生器300は、被試験デバイス100に試験パターンを供給するタイミングを示すテストセット信号をパターン発生器310から受け取る。タイミング発生器300は、そのテストセット信号に基づいて、被試験デバイス100に試験パターンを供給するタイミングを示すタイミング信号を生成し、複数のピンリソース320のそれぞれに供給する。パターン発生器310は、被試験デバイス100を試験するための試験パターンを示すパターン信号を生成し、ピンリソース320に供給する。また、ピンリソース320は、試験装置10全体の動作を同期させる基準クロックの供給を制御装置110から受ける。また、ピンリソース320は、試験動作のタイミングを定めるレート信号の供給を制御装置110から受ける。
ピンリソース320は、出力制御部330と、試験信号供給部340と、入力制御部350と、信号取込部360と、位相比較部370とを有する。出力制御部330は、パターン発生器310から供給を受けたパターン信号を、タイミング発生器300から供給を受けたタイミング信号によって指定されるタイミングで被試験デバイス100に供給するべく、試験信号供給部340を制御する。具体的には、出力制御部330は、SRラッチである試験信号供給部340のセットまたはリセットする。また、出力制御部330は、制御装置110の指示に応じ、タイミング信号を変更して試験信号を遅延させる。試験信号供給部340は、出力制御部330の制御を受けて被試験デバイス100に試験信号を出力する。
入力制御部350は、信号取込部360によって取り込まれた出力信号を期待値信号と比較し、被試験デバイス100の良否を判定する。また、入力制御部350は、制御装置110の指示に応じ、信号取込部360に出力信号を取り込ませるタイミングを制御する。信号取込部360は、入力制御部350から受けた信号に応じ、被試験デバイス100から出力信号を取り込む。位相比較部370は、キャリブレーションボード215−1〜2がマザーボード220に搭載されている場合において、出力信号と基準クロックとの位相差を検出して制御装置110に出力する。これを受けて、制御装置110は、この位相差の端子毎の相違を補正するべく、出力制御部330および/または入力制御部350に所定の遅延量を設定する。
図4は、本発明の実施形態に係る出力制御部330の機能構成を示す。出力制御部330は、アンドゲート400と、遅延素子410と、遅延部420と、アンドゲート430と、遅延素子440と、遅延部450とを有する。アンドゲート400は、パターン発生器310から供給を受けたパターン信号を、制御装置110から供給を受けた基準クロックに同期させて遅延素子410に供給する。遅延素子410は、このパターン信号を、遅延部420から設定を受けた遅延量の分だけ遅延させて、試験信号供給部340に供給する。遅延部420は、遅延量レジスタ425を有する。遅延量レジスタ425は、試験信号の遅延量の設定を制御装置110から受ける。遅延部420は、試験信号の立ち上がりのタイミングを示すタイミング信号の供給をタイミング発生器300から受ける。遅延部420は、このタイミング信号に、遅延量レジスタ425に記憶されている遅延量を加えて遅延素子410に出力する。これにより、試験信号の立ち上がりのタイミングは、タイミング信号によって定まるタイミングよりも、遅延量レジスタ425に設定された遅延量の分だけ遅延する。
同様に、アンドゲート430は、パターン発生器310から供給を受けたパターン信号を、制御装置110から供給を受けた基準クロックに同期させて遅延素子440に供給する。遅延素子440は、このパターン信号を、遅延部450から設定を受けた遅延量の分だけ遅延させて、試験信号供給部340に供給する。遅延部450は、遅延量レジスタ455を有する。遅延量レジスタ455は、試験信号の遅延量の設定を制御装置110から受ける。遅延部450は、試験信号の立下りのタイミングを示すタイミング信号の供給をタイミング発生器300から受ける。遅延部450は、このタイミング信号に、遅延量レジスタ455に記憶されている遅延量を加えて遅延素子440に出力する。これにより、試験信号の立下りのタイミングは、タイミング信号によって定まるタイミングよりも、遅延量レジスタ425に設定された遅延量の分だけ遅延する。
なお、図4の例では、出力制御部330は、試験信号の立ち上がりの遅延、および、試験信号の立下りの遅延のそれぞれについて、独立して遅延量の設定を受ける。これに代えて、出力制御部330は、単一の遅延量のみを制御装置110から設定され、その遅延量を立ち上がり及び立下りのそれぞれについて用いてもよい。
図5は、本発明の実施形態に係る入力制御部350の機能構成を示す。入力制御部350は、遅延素子500と、遅延部510と、判定部520とを有する。遅延素子500は、制御装置110から供給されるレート信号を、遅延部510から設定された遅延量の分だけ遅延させて、信号取込部360に対して出力する。遅延部510は、遅延量レジスタ515を有する。遅延量レジスタ515は、出力信号を取り込むタイミングの遅延量の設定を制御装置110から受ける。遅延部510は、タイミング発生器300から供給を受けたタイミング信号に、遅延量レジスタ515に設定された遅延量を加えて遅延素子500に出力する。これにより、出力信号を取り込むタイミングは、タイミング信号によって定まるタイミングよりも、遅延量レジスタ515に設定された遅延量の分だけ遅延する。判定部520は、信号取込部360によって取り込まれた出力信号を、パターン発生器310から供給を受けた期待値信号と比較して、被試験デバイス100の良否を判定する。
図6は、本発明の実施形態に係る位相比較部370の機能構成を示す。位相比較部370は、ストローブ生成部600と、エッジ検出部630と、位相差出力部640とを備える。ストローブ生成部600は、レート信号に対する位相を順次変更させながらストローブ信号を生成する。ストローブ生成部600は、タイミング信号によって定まる遅延量に加える差分値を順次変更して、変更した遅延量によってレート信号を遅延させることにより、ストローブ信号を生成してもよい。これを受けて、信号取込部360は、ストローブ信号により指定されたタイミングで出力信号を被試験デバイス100から取り込む。
エッジ検出部630は、ストローブ信号によって定まるそれぞれのタイミングにおける出力信号の値に基づいて、出力信号のエッジを検出する。例えば、エッジ検出部630は、ストローブ信号によって定められるある位相差について、出力信号の論理値が1である回数とその論理値が0である回数とをカウントする。そして、エッジ検出部630は、出力信号の論理値が1である回数とその論理値が0である回数とが略等しい場合に、出力信号のエッジを検出したと判断する。また、エッジ検出部630は、位相差を検出したことを制御装置110に通知するべく、その旨を示すエッジ検出信号を出力してもよい。位相差出力部640は、レート信号のエッジに対する出力信号のエッジの位相差を制御装置110に出力する。
以下、図7および図8を用いて、制御装置110が有するキャリブレーションの機能について説明する。
図7は、本発明の実施形態に係る制御装置110の機能構成を示す。図7では、制御装置110が有する各種の機能のうち、キャリブレーションに関する機能について説明する。即ち、制御装置110は、デバイスインターフェイス部120においてキャリブレーションボード215−1〜2がテストヘッド200に搭載された状態において、第1調整部700と、第2調整部710と、第3調整部720として機能する。
図8は、本発明の実施形態に係るキャリブレーションボードの構成を示す第1の例を示す。キャリブレーションボード215−1は、本発明に係る第1接続ボードの一例である。キャリブレーションボード215−1は、テストヘッド200の複数の端子を所定のグループ分割により分割したグループ毎に互いに接続するグループ内配線を有する。図8には、各端子間の配線を模式的に示す。即ち、このグループ分割によれば、端子1から3および端子33から35は、これら6つの端子で1つのグループを構成する。また、端子4から6および端子36から38は、これら6つの端子で1つのグループを構成する。同様に、端子1から18および端子33から50は、6つの端子毎に合計6つのグループに分割されている。これらのグループをグループ1から6と呼ぶ。なお、各端子から他の各端子までの配線の長さは互いに等しいものとし、それぞれ略同一の信号遅延が生じるものとする。
第1調整部700は、キャリブレーションボード215−1がテストヘッド200に搭載された状態において、少なくとも1つのグループについて、キャリブレーションボード215−1を介して端子間でタイミング調整用の信号を授受することにより、2以上の端子の信号入力タイミングおよび信号出力タイミングの少なくとも一方を略同一に調整する。具体的には、第1調整部700は、テストヘッド200の端子1から出力された出力信号を、グループ1の2以上の端子(例えば、端子33および端子34)に供給する。そして、第1調整部700は、端子33および端子34において信号が取り込まれるタイミングの、タイミング信号に対する位相差を検出する。そして、第1調整部700は、この位相差を略ゼロとするように、端子33および端子34の少なくとも一方に対応する遅延量レジスタ515に対し、遅延量を設定する。これにより、端子33および端子34が信号を入力するタイミングは略同一となる。この調整を第1の調整と呼ぶ。
キャリブレーションボード215−2は、本発明に係る第2接続ボードの一例である。そして、キャリブレーションボード215−2は、第1調整部700により調整された2以上の端子のそれぞれを、上述のグループ分割における互いに異なるグループの2以上の端子のそれぞれに接続する第1グループ間配線を有する。この第1グループ間配線は、例えば、端子1、端子4、端子7、および、端子33を互いに接続する。また、第1グループ間配線は、端子10、端子13、端子16、および、端子34を互いに接続する。なお、図では説明の都合上、端子33から端子1までの距離は端子34から端子10までの距離よりも短く描くが、これらの距離は等しいものとする。より正確には、これらの端子間の信号線で生じる信号遅延は等しいものとする。
第2調整部710は、第1調整部700による調整が完了し、かつ、キャリブレーションボード215−2がマザーボード220に搭載されたことに応じ、調整済みの端子および未調整の端子の間でキャリブレーションボード215−2を介してタイミング調整用の信号を授受する。そして、第2調整部710は、調整済みの端子に接続された互いに異なるグループの2以上の端子の信号入力タイミングおよび信号出力タイミングの少なくとも一方を調整する。
例えば、第2調整部710は、調整済みの端子33、および、未調整の端子1、端子4、および、端子7のそれぞれの間でタイミング調整用の信号を授受する。そして、第2調整部710は、端子1、端子4、および、端子7の信号出力タイミングを調整する。この結果、端子1、端子4、および、端子7という、互いに異なるグループに属する端子の間で、信号出力タイミングを略同一とすることができる。同様に、第2調整部710は、調整済みの端子34を用いて、未調整の端子10、端子13、および、端子16のそれぞれの間でタイミング調整用の信号を授受させ、信号出力タイミングを略同一に調整する。この調整を第2の調整と呼ぶ。
第3調整部720は、第2調整部710による調整が完了し、かつ、キャリブレーションボード215−1がマザーボード220に再度搭載されたことに応じ、上述のグループ分割により分割したグループ毎に、調整済みの端子および未調整の端子の間でキャリブレーションボード215−1を介してタイミング調整用の信号を授受する。そして、第3調整部720は、調整済みの端子に接続された未調整の端子の信号入力タイミングおよび信号出力タイミングの少なくとも一方を調整する。例えばグループ1において、第3調整部720は、端子1から、端子2、端子3、および、端子33〜35のそれぞれに対して、タイミング調整用の信号を出力する。そして、第3調整部720は、これらの端子の信号入力タイミングを略同一となるように調整する。この調整を第3の調整と呼ぶ。
以上、図7および図8に示すように、本実施形態に係る試験装置10は、キャリブレーションボード215−1を別の用途で2回使用することによって、図示の全端子についての信号入力タイミングおよび/または信号出力タイミングを調整する。これにより、調整対象の端子数が多い場合であっても、互いに接続される端子数を上限数以下としたまま、キャリブレーションに要するキャリブレーションボードの種類を2種類のみとすることができる。
図9は、本発明の実施形態に係るキャリブレーションボードの構成を示す第2の例を示す。本例は、第1の例と同様に、端子1から18、および、端子33から50の信号入力タイミングおよび/または信号出力タイミングを略同一となるように調整することを目的とする。一方で、第1の例とは異なり、本例ではキャリブレーションボード215−1〜2にキャリブレーションボード800を加えた3つのキャリブレーションボードを用いる。これらのキャリブレーションボードは一度ずつ使用される。
この例においては、例えば、第1調整部700は、キャリブレーションボード800を用いて端子33および端子42の信号入力タイミングを略同一とする。第2調整部710は、キャリブレーションボード215−2を用いて端子1、端子4、および、端子7の信号出力タイミングを略同一とする。また、第2調整部710は、キャリブレーションボード215−2を用いて端子10、端子13、および、端子16の信号出力タイミングを略同一とする。そして、第3調整部720は、キャリブレーションボード215−1を用いて、グループ毎にグループ内の端子間で信号入出力のタイミングを略同一とする。
図9の例において、仮に端子1から端子9までと、端子33から端子41までを1つのグループとして、これらの端子のみの間で信号入出力タイミングを調整する場合には、キャリブレーションボード215−1およびキャリブレーションボード215−2のみが必要でキャリブレーションボード800が不要となる。しかしながら、信号入出力タイミングを調整すべき端子の数を増加させて、端子1から端子18までと端子33から端子50までを調整の対象とすれば、キャリブレーションボード215−1〜2に加えてキャリブレーションボード800が必要となる。
このように、図9の例では、調整の対象となる端子の数の増加に応じてキャリブレーションボードの必要数が増加する。キャリブレーションボードの必要数が多いと、試験装置10の開発コストや管理コストが増大することとなる。これに対し、本実施形態に係る試験装置10によれば、調整対象となる端子の数が増加した場合であっても、キャリブレーションボードの必要数が増加しないので、試験装置10の開発コストや管理コストを低く抑えることができる。
図10は、本発明の実施形態に係るキャリブレーションのフローチャートを示す。試験装置10は、テストヘッド200上に、第1接続ボード、即ち、キャリブレーションボード215−1を搭載する(S1000)。具体的には、エンジニアはテストヘッド200上にキャリブレーションボード215−1を載置すると、キャリブレーションボード215−1を試験装置10において使用可能とするべく、キャリブレーションボード215−1を搭載するためのスイッチを操作する。これを受けて、試験装置10は、テストヘッド200とキャリブレーションボード215−1とを電気的に接続するべく、テストヘッド200上にキャリブレーションボード215−1を固定する。第1調整部700は、テストヘッド200上にキャリブレーションボード215−1が搭載された状態において、少なくとも1つのグループにおける2以上の端子の信号出力タイミングを略同一とするべく、第1の調整を行う(S1010)。図8の例では、端子33および端子34の信号出力タイミングが略同一に調整される。
試験装置10は、テストヘッド200上に、第2接続ボード、即ち、キャリブレーションボード215−2を搭載する(S1020)。キャリブレーションボード215−1の搭載と同様に、試験装置10は、キャリブレーションボード215−2をテストヘッド200上の固定することによって、テストヘッド200とキャリブレーションボード215−1とを電気的に接続する。そして、第2調整部710は、テストヘッド200上にキャリブレーションボード215−2が搭載された状態において、調整済みの端子に接続された互いに異なるグループの2以上の端子の信号出力タイミングを調整するために、第2の調整を行う(S1030)。上述の例では、端子1、端子4、および、端子7の信号出力タイミングが略同一となる。また、端子10、端子13、および、端子16の信号出力タイミングが略同一となる。これに加えて、第2調整部710は、端子1、端子4、および、端子7の信号入力タイミングを略同一となるように調整してもよい。同様に、第2調整部710は、端子10、端子13、および、端子16の信号入力タイミングを略同一となるように調整してもよい。
試験装置10は、テストヘッド200上にキャリブレーションボード215−1を再度搭載する(S1040)。第3調整部720は、テストヘッド200上にキャリブレーションボード215−1が搭載された状態において、上述のグループ分割により分割したグループ毎に、調整済みの端子に接続された未調整の端子の信号入力タイミングおよび信号出力タイミングを調整するために、第3の調整を行う(S1050)。
図11は、S1050における処理の詳細を示す。第3調整部720は、第1グループの信号入出力タイミングを調整する(S1100)。即ち、第3調整部720は、端子1から3、および、端子33から端子36のそれぞれについて、信号入出力タイミングが略同一となるように調整する。続いて、第3調整部720は、第2のグループの信号入出力タイミングを調整する(S1110)。続いて、第3調整部720は、第3グループの信号入出力タイミングを調整する(S1120)。続いて、第3調整部720は、第4グループの信号入出力タイミングを調整する(S1130)。続いて、第3調整部720は、第5グループの信号入出力タイミングを調整する(S1140)。続いて、第3調整部720は、第6グループの信号入出力タイミングを調整する(S1150)。
図12は、S1100における処理の詳細を示す。図12の処理は、端子1から端子3のそれぞれに設けられた試験信号供給部(ドライバの略称であるDRにより、DR1からDR3と称す)の信号出力タイミングを略同一に調整することを目的とする。更に、端子33から端子35のそれぞれに設けられた試験信号供給部(DR33からDR35と称す)の信号出力タイミングを、DR1からDR3と略同一に調整することを目的とする。更に、図12の処理は、端子1から端子3のそれぞれに設けられた信号取込部(コンパレータの略称であるCPにより、CP1からCP3と称す)の信号入力タイミングを略同一に調整することを目的とする。更に、端子33から端子35のそれぞれに設けられた信号取込部の信号入力タイミングを、CP1からCP3と略同一に調整することを目的とする。
まず、第3調整部720は、DR1を用いて、CP2、CP3、CP33、CP34、および、CP35の信号入力タイミングを略同一に調整する(S1200)。具体的には、第3調整部720は、DR1を用いて、これらのコンパレータのそれぞれに、タイミング調整用の信号を出力する。そして、第3調整部720は、これらのコンパレータのそれぞれから出力されるタイミング調整用の信号の、タイミング信号に対する位相差を検出させる。そして、第3調整部720は、検出させた位相差に基づいて、これらのコンパレータのそれぞれに遅延量を設定する。なお、S1200においては、タイミング調整用の信号をDR1から出力させるので、DR1と信号線を共有するCP1は調整できない。
次に、第3調整部720は、CP33を用いて、DR1、DR2、DR3、DR34、および、DR35の信号出力タイミングを略同一に調整する(S1210)。具体的には、DR1の信号出力タイミングは、既に他のグループの端子との間で調整済みであるから、第3調整部720は、その他の端子の信号出力タイミングをDR1の信号出力タイミングと略同一とするべく、それぞれの端子に設けられた遅延量レジスタ425および遅延量レジスタ455に遅延量を設定する。
次に、第3調整部720は、DR33を用いて、CP1、および、CP2の信号入力タイミングを略同一に調整する(S1220)。具体的には、CP2の信号入力タイミングは、S1200において既に調整済みであるから、第3調整部720は、CP1の信号入力タイミングをCP2の信号入力タイミングと略同一に調整する。次に、第3調整部720は、CP1を用いて、DR33およびDR34の信号出力タイミングを略同一に調整する(S1230)。具体的には、DR34の信号出力タイミングはS1210において既に調整済みであるから、第3調整部720は、DR33の信号出力タイミングをDR34の信号出力タイミングと略同一に調整する。
以上、図12に示す処理によれば、各グループに1つずつ設けられた調整済みの端子を用いて、他の端子の信号入出力タイミングを互いに略同一に調整することができる。なお、図12ではS1100からS1150を代表してS1100について説明したが、S1110からS1150のそれぞれもS1100と略同一の処理となる。即ち、図12の説明の端子の番号にそれぞれ3を加算すればS1110の処理となり、6を加算すればS1120の処理となり、9を加算すればS1130の処理となり、12を加算すればS1140の処理となり、15を加算すればS1150の処理となる。
また、図12においては、端子1、端子4、端子7、端子10、端子13、および、端子16の信号出力タイミングのみが調整済みの場合について説明したが、これらの端子の信号入力タイミングもS1030において既に調整済みであってもよい。この場合には、第3調整部720は、S1200において、DR1を用いてCP2、CP3、CP33、CP34、および、CP35の信号入力タイミングを調整した後に、S1210からS1230を処理しなくてもよい。この場合、第3調整部720は、CP1を用いてDR2、DR3、DR33、DR34、および、DR35の信号出力タイミングを調整する。このような場合であっても、調整対象となる端子の信号入出力タイミングを略等しく調整することができる。
図13は、本発明の実施形態の変形例に係るキャリブレーションボードの構成例を示す。本変形例は、図1から図12に示す実施形態に加えて、更に多くの端子を調整の対象とすることを目的とする。具体的には、本変形例において調整の対象となるのは、端子1から端子18、端子33から端子50、端子65から端子82、および、端子100から端子114である。これらの端子の調整には、キャリブレーションボード215−1およびキャリブレーションボード215−2の2つのキャリブレーションボードが用いられる。
キャリブレーションボード215−1は、上述の実施形態と同様に、複数の端子を所定のグループ分割により分割したグループ毎に互いに接続するグループ内配線を有する。このグループ内配線は、具体的には、端子1から端子3、および、端子33から端子35をグループ1とし、これらの端子を互いに接続する。グループ1と同様に、このグループ内配線は、グループ2からグループ12について、それぞれのグループ内の端子を互いに接続する。
キャリブレーションボード215−2も、上述の実施形態と同様に、第1調整部700により調整される2以上の端子のそれぞれをこのグループ分割における互いに異なるグループの2以上の端子のそれぞれに接続する第1グループ間配線900を有する。この第1グループ間配線900は、具体的には、グループ1の端子1、グループ2の端子4、および、グループ3の端子7を、第1調整部700により調整される端子33に接続する。また、この第1グループ間配線900は、グループ4の端子10、グループ5の端子13、および、グループ6の端子16を、第1調整部700により調整される端子34に接続する。更に、第1グループ間配線900は、グループ7の端子65、グループ8の端子68、および、グループ9の端子71を、第1調整部700により調整される端子97に接続する。また、第1グループ間配線900は、グループ10の端子74、グループ11の端子77、および、グループ12の端子80を、第1調整部700により調整される端子98に接続する。
なお、第1グループ間配線900における各端子間の信号線で生じる信号遅延は、互いに等しいものとする。
キャリブレーションボード215−2は、上述の実施形態とは異なり、第1グループ間配線900に加えて第2グループ間配線910を有する。第2グループ間配線910は、第1調整部700により調整する2以上のグループに属する2以上の端子を互いに接続する。また、第2グループ間配線910は第1グループ間配線900とは接続されない。具体的には、後述の第1調整部700によってグループ1およびグループ7の端子が調整されるので、キャリブレーションボード215−2は、グループ1に属する端子とグループ7に属する端子とを互いに接続する。また、第2グループ間配線910は第1グループ間配線900とは接続されないので、グループ1からは端子2が選択され、グループ7からは端子66が選択され、これらの端子が互いに接続される。また第2グループ間配線910は、これらの端子を更に他の端子42に接続する。
なお、第2グループ間配線910における各端子間の信号線で生じる信号遅延は、互いに等しいものとする。
図14は、本発明の実施形態の変形例に係る制御装置110の機能構成を示す。本変形例に係る制御装置110は、図7に示す構成とは異なり、第1調整部700と、第2調整部710と、第3調整部720と、第4調整部730とを有する。第4調整部730は、テストヘッド200上にキャリブレーションボード215−2を搭載した状態において、第1調整部700による調整に先立って、第2グループ間配線910を介して端子間でタイミング調整用の信号を授受する。そして、第4調整部730は、2以上のグループに属する2以上の端子の信号入力タイミングおよび信号出力タイミングの少なくとも一方を略同一に調整する。図13の例では、第4調整部730は、グループ1に属する端子2とグループ7に属する端子66との間で、信号入力タイミングを略同一に調整する。この調整を第4の調整と呼ぶ。
第1調整部700は、第4調整部730による調整が完了し、かつ、テストヘッド200にキャリブレーションボード215−1が搭載されたことに応じ、次の処理を行う。第2調整部710は、第4調整部730により調整された端子を有する2以上のグループについて、調整済みの端子に接続された未調整の端子の信号入力タイミングおよび信号出力タイミングの少なくとも一方を調整する。図13の例では、第1調整部700は、グループ1について、調整済みの端子2に接続された未調整の端子33および端子34の信号出力タイミングを略同一に調整する。また、第1調整部700は、グループ7について、調整済みの端子66に接続された未調整の端子97および端子98の信号出力タイミングを略同一に調整する。この調整を第1の調整と呼ぶ。
第2調整部710は、第1調整部700による調整が完了し、かつ、テストヘッド200にキャリブレーションボード215−2が再度搭載されたことに応じ、次の処理を行う。第2調整部710は、調整済みの端子および未調整の端子の間で第1グループ間配線900を介してタイミング調整用の信号を授受する。そして、第2調整部710は、調整済みの端子に接続された互いに異なるグループの2以上の端子の信号入力タイミングおよび信号出力タイミングの少なくとも一方を調整する。図13の例では、第2調整部710は、調整済みの端子33に接続された未調整の端子1、端子4、および、端子7の信号出力タイミングを略同一に調整する。また、第2調整部710は、調整済みの端子34に接続された未調整の端子10、端子13、および、端子16の信号出力タイミングを略同一に調整する。この調整を第2の調整と呼ぶ。
第3調整部720は、第2調整部710による調整が完了し、かつ、テストヘッド200にキャリブレーションボード215−1が再度搭載されたことに応じ、次の処理を行う。第3調整部720は、調整済みの端子および未調整の端子の間でキャリブレーションボード215−1を介してタイミング調整用の信号を授受することにより、調整済みの端子に接続された未調整の端子の信号入出力タイミングを調整する。詳しくは、図11および図12で説明した処理と同様である。即ち、第4調整部730は、グループ1からグループ12のそれぞれについて、グループに属する各端子の信号入出力のタイミングを略同一に調整する。この調整を第3の調整と呼ぶ。
図15は、本発明の実施形態の変形例に係るキャリブレーションのフローチャートを示す。デバイスインターフェイス部120は、第2接続ボード、即ち、キャリブレーションボード215−2をテストヘッド200に搭載する(S1500)。第4調整部730は、テストヘッド200上にキャリブレーションボード215−2を搭載した状態において、第2グループ間配線910を介して端子間でタイミング調整用の信号を授受することにより第4の調整を行う(S1510)。次に、デバイスインターフェイス部120は、第1接続ボード、即ち、キャリブレーションボード215−1をテストヘッド200に搭載する(S1520)。そして、第1調整部700は、テストヘッド200上にキャリブレーションボード215−1を搭載した状態において、グループ内配線を介して端子間でタイミング調整用の信号を授受することにより第1の調整を行う(S1530)。
次に、デバイスインターフェイス部120は、キャリブレーションボード215−2を再度テストヘッド200に搭載する(S1540)。そして、第2調整部710は、テストヘッド200上にキャリブレーションボード215−2を搭載した状態において、第1グループ間配線900を介して端子間でタイミング調整用の信号を授受することにより第2の調整を行う(S1550)。デバイスインターフェイス部120は、キャリブレーションボード215−1を再度テストヘッド200に搭載する(S1560)。そして、第3調整部720は、テストヘッド200上にキャリブレーションボード215−1を搭載した状態において、グループ内配線を介して端子間でタイミング調整用の信号を授受することにより第3の調整を行う(S1570)。
以上の変形例に示すように、試験装置10によれば、調整の対象となる端子の数が増加した場合であっても、キャリブレーションボードに配線を追加することによって、キャリブレーションボードの必要枚数を2枚のまま維持することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
図1は、本発明の実施形態に係る試験装置10の全体構成を示す。 図2は、本発明の実施形態に係るデバイスインターフェイス部120の構成の概要を示す。 図3は、本発明の実施形態に係る試験モジュール130の機能構成を示す。 図4は、本発明の実施形態に係る出力制御部330の機能構成を示す。 図5は、本発明の実施形態に係る入力制御部350の機能構成を示す。 図6は、本発明の実施形態に係る位相比較部370の機能構成を示す。 図7は、本発明の実施形態に係る制御装置110の機能構成を示す。 図8は、本発明の実施形態に係るキャリブレーションボードの構成を示す第1の例を示す。 図9は、本発明の実施形態に係るキャリブレーションボードの構成を示す第2の例を示す。 図10は、本発明の実施形態に係るキャリブレーションのフローチャートを示す。 図11は、S1050における処理の詳細を示す。 図12は、S1100における処理の詳細を示す。 図13は、本発明の実施形態の変形例に係るキャリブレーションボードの構成例を示す。 図14は、本発明の実施形態の変形例に係る制御装置110の機能構成を示す。 図15は、本発明の実施形態の変形例に係るキャリブレーションのフローチャートを示す。
符号の説明
10 試験装置
100 被試験デバイス
110 制御装置
120 デバイスインターフェイス部
130 試験モジュール
200 テストヘッド
210 ソケットボード
215 キャリブレーションボード
220 マザーボード
240 ソケット
300 タイミング発生器
310 パターン発生器
320 ピンリソース
330 出力制御部
340 試験信号供給部
350 入力制御部
360 信号取込部
370 位相比較部
400 アンドゲート
410 遅延素子
420 遅延部
425 遅延量レジスタ
430 アンドゲート
440 遅延素子
450 遅延部
455 遅延量レジスタ
500 遅延素子
510 遅延部
515 遅延量レジスタ
520 判定部
600 ストローブ生成部
630 エッジ検出部
640 位相差出力部
700 第1調整部
710 第2調整部
720 第3調整部
730 第4調整部
800 キャリブレーションボード
900 第1グループ間配線
910 第2グループ間配線

Claims (4)

  1. 被試験デバイスを試験する試験装置であって、
    前記被試験デバイスとの間で信号を授受する複数の端子を有するテストヘッドと、
    前記テストヘッド上に前記複数の端子を所定のグループ分割により分割したグループ毎に互いに接続するグループ内配線を有する第1接続ボードを搭載した状態において、少なくとも1つの前記グループについて、前記第1接続ボードを介して端子間でタイミング調整用の信号を授受することにより、2以上の前記端子の信号入力タイミングおよび信号出力タイミングの少なくとも一方を略同一に調整する第1調整部と、
    前記テストヘッド上に、前記第1調整部により調整された2以上の端子のそれぞれを前記所定のグループ分割における互いに異なるグループの2以上の端子のそれぞれに接続する第1グループ間配線を有する第2接続ボードを搭載した状態で、調整済みの前記端子および未調整の前記端子の間で前記第2接続ボードを介してタイミング調整用の信号を授受することにより、調整済みの前記端子に接続された互いに異なるグループの2以上の前記端子の信号入力タイミングおよび信号出力タイミングの少なくとも一方を調整する第2調整部と、
    前記テストヘッド上に、前記第1接続ボードを再度搭載した状態で、前記所定のグループ分割により分割したグループ毎に、調整済みの前記端子および未調整の前記端子の間で前記第1接続ボードを介してタイミング調整用の信号を授受することにより、調整済みの前記端子に接続された未調整の前記端子の信号入力タイミングおよび信号出力タイミングの少なくとも一方を調整する第3調整部と
    を備える試験装置。
  2. 前記第2調整部は、調整済みの前記端子に接続された互いに異なるグループの2以上の前記端子の信号入出力タイミングを調整済みの前記端子と略同一に調整し、
    前記第3調整部は、前記所定のグループ分割により分割したグループ毎に、未調整の前記端子の信号入出力タイミングを調整済みの前記端子と略同一に調整する
    請求項1に記載の試験装置。
  3. 前記第2接続ボードは、前記第1調整部により調整する2以上の前記グループに属する2以上の前記端子を互いに接続する第2グループ間配線を更に有し、
    前記第1調整部による調整に先立って前記テストヘッド上に前記第2接続ボードを搭載した状態において、前記第2グループ間配線を介して端子間でタイミング調整用の信号を授受することにより、2以上の前記グループに属する2以上の前記端子の信号入力タイミングおよび信号出力タイミングの少なくとも一方を略同一に調整する第4調整部を更に備え、
    前記第1調整部は、前記第4調整部により調整された前記端子を有する2以上の前記グループについて、調整済みの前記端子に接続された未調整の前記端子の信号入力タイミングおよび信号出力タイミングの少なくとも一方を調整する
    請求項1に記載の試験装置。
  4. 被試験デバイスを試験する試験装置を調整する調整方法であって、
    前記被試験デバイスとの間で信号を授受する複数の端子を有するテストヘッド上に、前記複数の端子を所定のグループ分割により分割したグループ毎に互いに接続する配線を有する第1接続ボードを搭載する第1接続段階と、
    少なくとも1つの前記グループについて、前記第1接続ボードを介して端子間でタイミング調整用の信号を授受することにより、2以上の前記端子の信号入力タイミングおよび信号出力タイミングの少なくとも一方を略同一に調整する第1調整段階と、
    前記テストヘッド上に、前記第1調整段階により調整された2以上の端子のそれぞれを前記所定のグループ分割における互いに異なるグループの2以上の端子のそれぞれに接続する配線を有する第2接続ボードを搭載する第2接続段階と、
    調整済みの前記端子および未調整の前記端子の間で前記第2接続ボードを介してタイミング調整用の信号を授受することにより、調整済みの前記端子に接続された互いに異なるグループの2以上の前記端子の信号入力タイミングおよび信号出力タイミングの少なくとも一方を調整する第2調整段階と、
    前記テストヘッド上に、前記第1接続ボードを再度搭載する第3接続段階と、
    前記所定のグループ分割により分割したグループ毎に、調整済みの前記端子および未調整の前記端子の間で前記第1接続ボードを介してタイミング調整用の信号を授受することにより、調整済みの前記端子に接続された未調整の前記端子の信号入力タイミングおよび信号出力タイミングの少なくとも一方を調整する第3調整段階と
    を備える調整方法。
JP2005354018A 2005-12-07 2005-12-07 試験装置および試験方法 Withdrawn JP2007155619A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005354018A JP2007155619A (ja) 2005-12-07 2005-12-07 試験装置および試験方法
PCT/JP2006/324256 WO2007066656A1 (ja) 2005-12-07 2006-12-05 試験装置および調整方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005354018A JP2007155619A (ja) 2005-12-07 2005-12-07 試験装置および試験方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007155619A true JP2007155619A (ja) 2007-06-21

Family

ID=38122802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005354018A Withdrawn JP2007155619A (ja) 2005-12-07 2005-12-07 試験装置および試験方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2007155619A (ja)
WO (1) WO2007066656A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009155851A1 (zh) * 2008-06-27 2009-12-30 华为技术有限公司 电路参数检测的方法和装置
US10838033B2 (en) 2018-03-19 2020-11-17 Toshiba Memory Corporation Tester calibration device and tester calibration method

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108680086B (zh) * 2018-06-11 2022-09-13 中国航发哈尔滨东安发动机有限公司 锥齿轮啮合机啮合主轴的校准方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE59108895D1 (de) * 1991-12-18 1998-01-08 Siemens Ag Verfahren zur Uhrzeitführung in Computernetzen
CN1680820B (zh) * 2001-06-07 2010-09-29 株式会社艾德温特斯特 半导体试验装置的校准方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009155851A1 (zh) * 2008-06-27 2009-12-30 华为技术有限公司 电路参数检测的方法和装置
CN101614785B (zh) * 2008-06-27 2012-02-29 华为技术有限公司 电路参数检测的方法和装置
US10838033B2 (en) 2018-03-19 2020-11-17 Toshiba Memory Corporation Tester calibration device and tester calibration method

Also Published As

Publication number Publication date
WO2007066656A1 (ja) 2007-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5175728B2 (ja) 試験装置、調整方法および調整プログラム
JP4757961B2 (ja) 試験装置および試験モジュール
US8094705B2 (en) Fast SERDES I/O characterization
US9918147B2 (en) Transmission apparatus and transmission method
US8261119B2 (en) Test apparatus for testing device has synchronization module which synchronizes analog test module to digital test module based on synchronization signal received from digital test module
JP4659129B2 (ja) 試験装置および試験方法
US20110121875A1 (en) Power-mode-aware clock tree and synthesis method thereof
JP4948421B2 (ja) 試験装置、調整装置、調整方法、および、調整プログラム
JP4722221B2 (ja) 試験装置、同期モジュールおよび同期方法
JP2006129488A (ja) ソース同期サンプリング方法
JPWO2007138814A1 (ja) 試験装置および試験モジュール
KR101081545B1 (ko) 복조 장치, 시험장치 및 전자 디바이스
JP2007155619A (ja) 試験装置および試験方法
JPWO2011001463A1 (ja) 試験装置、校正方法およびプログラム
JP5379744B2 (ja) データラッチ回路およびそれを用いた試験装置
WO2006115175A2 (ja) 試験装置、プログラム、及び記録媒体
JP2008020246A (ja) 試験装置、シフト量測定装置およびシフト量測定方法
US7774154B2 (en) Test unit and test apparatus
WO2005026758A1 (ja) 試験装置
JP4792375B2 (ja) 試験装置、調整用ボードおよび調整方法
JP2744094B2 (ja) ディジタルシステム
JP2009014363A (ja) 半導体試験装置
JP2006170761A (ja) 半導体集積回路テストシステム
JP4792541B2 (ja) 試験装置および試験方法
KR102319160B1 (ko) 반도체 디바이스 테스트 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090303