JP2007155195A - 冷却設備 - Google Patents

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Katsumi Tateishi
勝美 立石
Shuichi Matsunaga
秀一 松永
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Nakayama Engineering Co Ltd
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Nakayama Engineering Co Ltd
Nissui Engineering Co Ltd
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Abstract

【課題】 冷却設備における熱の利用効率を高め、エネルギー消費を低減する。
【解決手段】 前室50内の空気は、まず、温度調節ユニット30の温度調節冷却コイル40によって冷却・除湿され、次に、主冷却ユニット10の主冷却コイル20によって更に冷却・除湿される。冷却後の空気は、温度調節凝縮コイル34に送られる。温度調節凝縮コイル34では、温度調節ユニット30の冷媒が凝縮されて液化するために発熱する。このため、熱が冷媒から空気に伝達されるようになり、空気の加熱が行われる。すなわち、主冷却ユニット10及び温度調節ユニット30によって冷却された前室内空気は、温度調節ユニット30の廃熱を利用して加熱・乾燥される。
【選択図】図1

Description

本発明は、連続的に湿分が侵入してくる部屋(以後「前室」という)などを冷却する冷却設備に関し、例えば温度を5℃以下に制御する場合に好適な冷却設備の改良に関するものである。
一般的な冷却設備としては、例えば図3(A)に示すものがある。同図において、冷却設備100は、圧縮機102,コンデンサ(凝縮器)104,受液器106,膨張弁108,冷却コイル(冷却器)110,ヒーター112,ファン(送風機)114を備えている。これらのうち、冷却器110,ヒーター112,ファン114は、冷蔵庫や冷凍庫の前室120に設置されており、他の装置は庫外に設置されている。
次に、動作を説明すると、圧縮機102で圧縮されて高圧となった気体の冷媒(冷却媒体)は、コンデンサ104に送られ、ここで凝縮される。凝縮されて液体となった冷媒は、受液器106に収容され、更に膨張弁108に送られる。膨張弁108では、高圧の液体の冷媒の膨張が行われ、これによって得られた低温・低圧の冷媒が冷却コイル110に送られる。冷却コイル110には、ファン114によって前室120内の空気が送られており、空気の冷却・除湿が行われる。冷却・除湿後の空気は、ヒーター112に送られて加熱・乾燥が行われる。
例えば、図3(B)に示すように、3℃の空気は、冷却コイル110によって0℃に冷却・除湿され、更に、ヒーター112により1℃に加熱・乾燥されて、前室120に吹き出すという具合である。
以上のように、従来の冷却設備では、1つの冷却ユニットより、前室内空気の冷却(例えば、+12〜+35℃),除湿,乾燥を行っている。このため、室内に再熱用の凝縮ユニットを設けるほか、室内温度が上昇してしまうため廃熱用に室外にも凝縮ユニットを設置しなければならない。従って、凝縮の再熱利用のコントロールが難しく、設備が複雑なものとなっているという不都合がある。一方、室外の凝縮ユニットにおける廃熱を、冷媒の加熱に利用できれば、システム全体として熱の利用効率が向上し、省エネルギーの冷却設備とすることができる。
本発明は、以上の点に着目したもので、その目的は、冷媒凝縮時に発生する熱を再利用する際のコントロールを容易に行うことができる簡易な冷却設備を提供することである。他の目的は、熱の利用効率を高め、エネルギー消費を低減することである。
前記目的を達成するため、本発明は、冷却ユニットによって冷却した空気を加熱・乾燥する冷却設備であって、前記冷却ユニットを、主冷却ユニット及び温度調節ユニットによって構成するとともに、前記主冷却ユニットの主冷却コイルと、前記温度調節ユニットの温度調節冷却コイル及び温度調節凝縮コイルとを、並べて配置し、前記主冷却コイル及び前記温度調節冷却コイルによって冷却された空気を、前記温度調節凝縮コイルによって加熱・乾燥することを特徴とする。
主要な形態の一つは、前記主冷却ユニットの冷却能力が、前記温度調節ユニットの冷却能力よりも大きいことを特徴とする。他の形態の一つは、デフロスト時は、前記主冷却ユニット及び温度調節ユニットのうち、デフロストの対象となるユニットの運転を停止することを特徴とする。更に他の形態は、前記温度調節凝縮コイルによる加熱後の空気の温度が、0℃以上であることを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本発明によれば、主冷却ユニットと温度調節ユニットを用意し、温度調節ユニットの廃熱を利用して前室内空気の加熱・乾燥を行うこととしたので、簡便な設備で、冷媒凝縮時に発生する熱を再利用する際のコントロールを容易に行うことができる。また、熱の利用効率が向上し、エネルギー消費を低減することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
(1)装置の基本構成・・・図1には、本発明の実施例1の系統図が示されている。同図において、本実施例の冷却設備は、比較的冷却能力の高い主冷却ユニット10と、比較的冷却能力の低い温度調節ユニット30の2系統の冷却設備を備えている。これらのうち、主冷却ユニット10は、一般的な冷却設備とほぼ同様の構成となっており、圧縮機12,コンデンサ14,受液器16,膨張弁18,主冷却コイル20を備えている。コンデンサ14は、ファン14Aと主凝縮コイル14Bを含んでいる。主冷却コイル20は、冷蔵庫や冷凍庫の前室50内に設置されており、他の装置は庫外に設置されている。一方、温度調節ユニット30は、圧縮機32,温度調節凝縮コイル34,受液器36,バルブ37,膨張弁38,温度調節冷却コイル40を備えている。圧縮機32は、インバータ33を備えており、これによって圧縮機32の動作制御が可能となっている。温度調節ユニット30は、全体を前室50内に設置してもよいが、本実施例では、温度調節凝縮コイル34及び温度調節冷却コイル40は前室内に設置されており、他の装置は庫外に設置されている。
更に、本実施例では、前記主冷却ユニット10の主冷却コイル20,温度調節ユニット30の温度調節凝縮コイル34,及び温度調節冷却コイル40が、並べて配置されており、ファン52の作用によって、それらの各コイル20,34,40を前室50内の空気が通過するように構成されている。なお、ファン52は、冷却時は正転駆動され、デフロスト時は逆転駆動される。
(2)主冷却ユニット10,温度調節ユニット30の個別動作・・・主冷却ユニット10のみの動作は、一般的な冷却設備の動作と同様である。すなわち、圧縮機12で圧縮されて高圧となった気体の冷媒は、コンデンサ14の主凝縮コイル14Bに送られる。主凝縮コイル14Bは、ファン14Aによる送風を受けており、冷媒の凝縮が行われる。凝縮されて液体となった冷媒は、受液器16に収容され、更に膨張弁18に送られる。膨張弁18では、高圧の液体冷媒の膨張が行われ、これによって得られた低温・低圧の冷媒が主冷却コイル20に送られる。主冷却コイル20を、ファン52の作用によって前室50内の空気が通過すると、その冷却・除湿が行われる。
次に、温度調節ユニット30の動作を説明する。圧縮機32で圧縮されて高圧となった気体の冷媒は、温度調節凝縮コイル34に送られる。温度調節凝縮コイル34は、ファン52による送風を受けており、冷媒の凝縮が行われる。凝縮されて液体となった冷媒は、受液器36に収容され、更にバルブ37を介して膨張弁38に送られる。膨張弁38では、高圧の液体冷媒の膨張が行われ、これによって得られた低温・低圧の冷媒が温度調節冷却コイル40に送られる。ファン52の作用によって前室50内の空気が温度調節冷却コイル40を通過すると、その冷却・除湿が行われる。このとき、インバータ33によって圧縮機32の動作を制御することで、前室温度を調整することができる。
(3)主冷却ユニット10,温度調節ユニット30の全体動作・・・前室50内のコイル部分に着目すると、正転時、空気はまず温度調節冷却コイル40によって冷却・除湿され、次に主冷却コイル20によって更に冷却・除湿される。冷却後の空気は、温度調節凝縮コイル34に送られる。温度調節凝縮コイル34では、温度調節ユニット30の冷媒が凝縮されて液化するために発熱し、熱が冷媒から空気に伝達されるようになり、空気の加熱が行われる。すなわち、主冷却ユニット10及び温度調節ユニット30によって冷却された前室内空気は、温度調節ユニット30の廃熱を利用して加熱・乾燥される。
各部の温度の数値例を示すと、まず、前室内空気については、図2に示すように、温度調節冷却コイル40で3℃から2℃まで冷却・除湿され、次に、主冷却コイル20で2℃から0℃まで冷却・除湿される。その後、温度調節凝縮コイル34で1℃まで加熱・乾燥される。主冷却ユニット10,温度調節ユニット30における冷媒温度の一例は、図1中に示す。
(4)デフロスト(霜取り)時の動作・・・次に、デフロストを行うときの動作を説明する。上述した背景技術では、冷却コイル110による空気の冷却及びヒーター112による加熱を止めて、ファン114により空気を循環させることで、冷却コイル110のデフロストが行われる。すなわち、デフロスト時は、空気の除湿・乾燥が行われないので、前室の湿度が上昇する恐れがある。
これに対し、本実施例では、主冷却ユニット10の運転を停止するとともに、温度調節ユニット30を運転する。また、ファン52を逆転運転する。すると、前室内空気は、温度調節凝縮コイル34によって加熱・乾燥されるとともに、温度調節冷却コイル40によって冷却・除湿される。このため、上述した背景技術ほどに前室50の湿度が上昇せず、しかも、短時間で主冷却コイル20のデフロストを行うことができる。なお、温度調節冷却コイル40のデフロストを行うときは、主冷却ユニット10を運転するとともに、温度調節ユニット30の運転を停止すればよい。
(5)本実施例の効果・・・以上のように、本実施例によれば、次のような効果がある。
a,主冷却ユニットと温度調節ユニットを備え、温度調節ユニットの廃熱を利用して前室内空気の加熱・乾燥を行うこととしたので、簡便な設備で、冷媒凝縮時に発生する熱を再利用する際のコントロールを容易に行うことができる。
b,熱の利用効率が向上し、ヒーターを必要としないため、エネルギー消費を低減することができる。
c,冷却、除湿を行いつつデフロスト運転を行うことができる。
d,温度調節凝縮コイルの廃熱を有効利用し短時間でデフロストが可能となる。
e,既存の冷却設備にも追加設置することができる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることができる。例えば、以下のものも含まれる。
1),前記実施例は、連続的に湿分が侵入してくる部屋である冷蔵庫等の前室に本発明を適用したものであるが、冷蔵・冷凍設備一般,特に産業用の冷蔵・冷凍設備に対しても同様に適用可能である。しかし、前記前室のような温度が0℃以上の場合に、本発明は特に有効である。
2),各冷却ユニットの構成・配置も、上記実施例に限定されるものではない。例えば、前記実施例では、温度調節ユニット30の圧縮機32等を庫外に設置したが、前室内に設置することを妨げるものではなく、同様の作用を奏する適宜の設置箇所としてよい。
3),主冷却ユニット10と温度調節ユニット30の冷却能力の比率は適宜設定してよいが、例えば主冷却ユニット10が定格15kw,温度調節ユニット30が定格2.2kwという具合に設定する。
本発明を適用した冷却設備における省エネ効果の一例を示す。
a,従来の一般的な冷却設備
冷凍機:定格15kw,加熱ヒータ:定格9kw,
蒸発温度to:−5℃,庫内温度:+3℃,外気温度:+32℃,
冷却能力φo:41.0kw,加熱ヒータ:9kw,
従って、差し引き、32.0kwの冷却能力を有する。
運転上の消費電力 冷凍機:15.6kw,ヒータ:9kw,
従って、全体で、24.6kwの電力で運転している。
b,本発明を適用した冷却設備
主冷凍機:定格11kw,温度調節ユニット,定格2.2kw,
蒸発温度to:−5℃,庫内温度:+3℃,外気温度:+32℃,
冷却能力 主冷却コイルφo:35.0kw,温度調節冷却コイル:6.5kw,温度調節凝縮コイル:9.5kw,
従って、差し引き、32.0kwの冷却能力を有する。
運転上の消費電力 主冷却ユニット:13.1kw,温度調節ユニット:3.1kw,
従って、全体で、16.2kwの電力で運転している。
以上のa,bを比較すると、冷却能力は、いずれも32.0kwと同等であるに比べ、消費電力は従来設備が24.6kwであるのに対し、本発明設備では16.2kwであり、本発明設備を用いた場合、34%の省エネ効果が得られることが分かる。
本発明によれば、温度調節凝縮コイルの廃熱を利用して空気の加熱・乾燥が行われヒーターを別途必要としない。このため、エネルギー消費量が良好に低減されるので、特に、産業用の冷蔵倉庫やその前室などに好適である。
本発明の実施例1の冷却設備の系統図である。 前記実施例1におけるコイル部分の作用を示すグラフである。 冷却設備の背景技術の一例を示す系統図である。
符号の説明
10:主冷却ユニット
12:圧縮機
14:コンデンサ
14A:ファン
14B:主凝縮コイル
16:受液器
18:膨張弁
20:主冷却コイル
30:温度調節ユニット
32:圧縮機
33:インバータ
34:温度調節凝縮コイル
36:受液器
37:バルブ
38:膨張弁
40:温度調節冷却コイル
50:前室
52:ファン
100:冷却設備
102:圧縮機
104:コンデンサ
104A:ファン
104B:凝縮コイル
106:受液器
108:膨張弁
110:冷却コイル
112:ヒーター
114:ファン
120:前室

Claims (4)

  1. 冷却ユニットによって冷却した空気を加熱・乾燥する冷却設備であって、
    前記冷却ユニットを、主冷却ユニット及び温度調節ユニットによって構成するとともに、
    前記主冷却ユニットの主冷却コイルと、前記温度調節ユニットの温度調節冷却コイル及び温度調節凝縮コイルとを、並べて配置し、
    前記主冷却コイル及び前記温度調節冷却コイルによって冷却された空気を、前記温度調節凝縮コイルによって加熱・乾燥することを特徴とする冷却設備。
  2. 前記主冷却ユニットの冷却能力が、前記温度調節ユニットの冷却能力よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の冷却設備。
  3. デフロスト時は、前記主冷却ユニット及び温度調節ユニットのうち、デフロストの対象となるユニットの運転を停止することを特徴とする請求項1又は2記載の冷却設備。
  4. 前記温度調節凝縮コイルによる加熱後の空気の温度が、0℃以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の冷却設備。

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