JP2007153281A - 鞍乗型車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】鞍乗型車両において、緩衝器上方のスペースを確保しながら、コストの増加を抑える。
【解決手段】前端が第1連結軸11を介して車体(5)に回動自在に連結されると共に後端が後輪7に接続されるリヤアーム4と、一端が第2連結軸12を介してリヤアーム4に回動自在に連結される連結部材2と、第3連結軸13を介して車体(5)に回動自在に連結されると共に第4連結軸14を介して連結部材2の残る他端に回動自在に連結されるリンク3と、下端が第5連結軸15を介してリンク3に回動自在に連結される緩衝器6とを備える鞍乗型車両であって、緩衝器6の下端6bは、該緩衝器6の伸び切り状態において、連結部材2の両端に位置する第2連結軸12及び第4連結軸14の中心軸を含む平面Aよりも下方に位置し、連結部材2は、伸び切り状態の緩衝器6との干渉を避けるように下方に湾曲した構成とする。
【選択図】図2
【解決手段】前端が第1連結軸11を介して車体(5)に回動自在に連結されると共に後端が後輪7に接続されるリヤアーム4と、一端が第2連結軸12を介してリヤアーム4に回動自在に連結される連結部材2と、第3連結軸13を介して車体(5)に回動自在に連結されると共に第4連結軸14を介して連結部材2の残る他端に回動自在に連結されるリンク3と、下端が第5連結軸15を介してリンク3に回動自在に連結される緩衝器6とを備える鞍乗型車両であって、緩衝器6の下端6bは、該緩衝器6の伸び切り状態において、連結部材2の両端に位置する第2連結軸12及び第4連結軸14の中心軸を含む平面Aよりも下方に位置し、連結部材2は、伸び切り状態の緩衝器6との干渉を避けるように下方に湾曲した構成とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、自動二輪車、スクータ、スノーモビル、バギー等の鞍乗型車両に関し、更に詳しくは、リンクとリヤアームとを連結する連結部材を湾曲させる技術に関する。
従来、自動二輪車等の鞍乗型車両において、リンクを介して緩衝器とリヤアームと車体とを連結することにより、走行の際の車両の振動を効果的に抑え、走行の快適性を高める鞍乗型車両がある。例えば、特開平9−30476号公報(特許文献1)では、次のようなリンクが開示されている。
このリンクは、車体側への連結孔、リヤアームへの連結孔及び緩衝器連結孔が開口し、車幅方向の寸法が同一である構成としてある。なお、上記特許文献1に開示されるリンクは、リンクとリヤアームとの連結に、緩い弧状の連結部材を用いている。
特開平9−30476号公報
ところで、上記特許文献1のリンクは、緩衝器の下方に緩い弧状の連結部材が位置しているが、上記緩い弧状の連結部材によって緩衝器を下方に配置できるという程ではなかった。一般的に、緩衝器の上方にはエアクリーナ等の他の部材が密接して位置しており、緩衝器は比較的下方に配置されることが望ましい。
なお、緩衝器上方のスペースを確保するために緩衝器を短くすると、それに応じて走行の際の車両の振動を抑えづらくなり、走行の快適性が損なわれてしまう。
また、緩衝器を下方に配置するために、リンクや連結部材を緩衝器の側方に逃がすと、それに応じたベアリングが必要になってコストが増加してしまっていた。
また、緩衝器を下方に配置するために、リンクや連結部材を緩衝器の側方に逃がすと、それに応じたベアリングが必要になってコストが増加してしまっていた。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであり、緩衝器上方のスペースを確保しながら、コストの増加を抑える鞍乗型車両の提供を課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の鞍乗型車両は、前端が第1連結軸を介して車体に回動自在に連結されると共に後端が後輪に接続されるリヤアームと、一端が第2連結軸を介して上記リヤアームに回動自在に連結される連結部材と、第3連結軸を介して上記車体に回動自在に連結されると共に第4連結軸を介して上記連結部材の残る他端に回動自在に連結されるリンクと、下端が第5連結軸を介して上記リンクに回動自在に連結される緩衝器とを備える鞍乗型車両であって、上記緩衝器の下端は、上記緩衝器の伸び切り状態において、上記連結部材の両端に位置する第2連結軸及び上記第4連結軸の中心軸を含む平面よりも下方に位置し、上記連結部材は、上記伸び切り状態の緩衝器との干渉を避けるように下方に湾曲した構成とする。
好ましくは、上記連結部材は、その一端に位置する上記第2連結軸から残る他端に位置する上記第4連結軸までの第1の距離よりも小さい曲率半径で湾曲する湾曲部を有する構成とする。
その際、上記連結部材は、上記緩衝器の伸び切り状態において、上記第2連結軸から上記湾曲部にかけて略鉛直下方に延び、上記湾曲部から上記第4連結軸にかけて略水平前方に延びる構成とするとよい。
その際、上記連結部材は、上記緩衝器の伸び切り状態において、上記第2連結軸から上記湾曲部にかけて略鉛直下方に延び、上記湾曲部から上記第4連結軸にかけて略水平前方に延びる構成とするとよい。
好ましくは、上記前記連結部材は、上記連結部材の両端に位置する上記第2連結軸と上記第4連結軸との中間位置における側面視の幅が、上記第2連結軸及び上記第4連結軸における側面視の幅よりも大きい構成とする。
好ましくは、上記緩衝器の伸び切り状態において、上記連結部材における上記第2連結軸から上記第4連結軸までの第1の距離は、上記リンクにおける上記第4連結軸から上記第5連結軸までの第2の距離よりも2倍以上大きい構成とする。
好ましくは、上記リンクにおける上記第4連結軸から上記第5連結軸までの第2の距離は、上記リンクにおける上記第3連結軸から上記第4連結軸までの第3の距離よりも大きい構成とする。
好ましくは、上記リンクにおける上記第3連結軸から上記第4連結軸までの第3の距離は、上記車体における第1連結軸から上記第3連結軸までの第4の距離よりも小さい構成とする。
好ましくは、上記リンクにおける上記第4連結軸から上記第5連結軸までの第2の距離は、上記車体における上記第1連結軸から上記第3連結軸までの第4の距離よりも小さい構成とする。
本発明によれば、伸び切り状態の緩衝器の下端が連結部材の両端に位置する第2連結軸(リヤアーム側)及び第4連結軸(リンク側)の中心軸を含む平面よりも下方に位置し、連結部材が上記緩衝器との干渉を避けるように下方に湾曲した構成とすることにより、以下の効果を奏する。すなわち、連結部材における2つの連結軸の中心軸を含む平面よりも下方に緩衝器を配置して緩衝器上方のスペースを確保しても、連結部材を緩衝器の側方に逃がした場合のように余計なコストがかからないため、緩衝器上方のスペースを確保しながら、コストの増加を抑えることが可能となる。
以下、本発明の実施形態に係る自動二輪車について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る自動二輪車を示す側面図である。
図1は、本発明の実施形態に係る自動二輪車を示す側面図である。
同図において、鞍乗型車両としての自動二輪車1は、連結部材2とリンク3とによって、リヤアーム4、車体としてのフレーム5及び緩衝器6が連結している。詳しくは図2及び図3の説明において後述するが、連結部材2は、第2連結軸12を介してリヤアーム4に回動自在に連結されている。リンク3は、第4連結軸14を介して連結部材2に回動自在に連結されると共に、第3連結軸13を介してフレーム5に回動自在に連結されている。
そして、リヤアーム4は、前端が第1連結軸11を介してフレーム5に回動自在に連結されると共に、後端が後輪7に接続されている。また、緩衝器6は、上端がフレーム5に接続されると共に、下端が第5連結軸15を介してリンク3に回動自在に連結されている。なお、緩衝器6の上方にはエアクリーナ8が配置されている。また、リヤアーム4の前方には車体としてのエンジン9が配置されている。
図2は、上記自動二輪車を示す要部側面図である。図3は、上記図2のIII−III断面図である。
図2及び図3を参照しながら、上記図1に示す自動二輪車1の連結部材2、リンク3、リヤアーム4、フレーム5及び緩衝器6について詳細に説明する。
図2及び図3を参照しながら、上記図1に示す自動二輪車1の連結部材2、リンク3、リヤアーム4、フレーム5及び緩衝器6について詳細に説明する。
図2において、連結部材2は、中央部分2bが湾曲した板金からなり、一端が第2連結軸12を介して、リヤアーム4から下方に延出するブラケット部4aに回動自在に連結されている。リンク3は、側面視が略三角状(ここでは一辺が長いV字型)の形状を呈している。このリンク3は、フレーム5のクロスパイプ5aに配設されるブラケット部5bに、第3連結軸13を介して回動自在に連結されると共に、上記の連結部材2の残る他端に第4連結軸14を介して回動自在に連結されている。
なお、各連結軸の連結については図3の説明において後述するが、連結部材2は、ここでは左右一対の板金からなり、リンク3を挟み込むように位置している。
また、ブラケット部5bは、図3に示すように、左右一対のブラケット部5b,5bからなる。そのため、リンク3は、ブラケット部5b,5bに挟まれるように連結されている。
また、ブラケット部5bは、図3に示すように、左右一対のブラケット部5b,5bからなる。そのため、リンク3は、ブラケット部5b,5bに挟まれるように連結されている。
そして、リヤアーム4は、その前端のボス部4bが上記第3連結軸13よりも上方に位置する第1連結軸11(クロスパイプ5c)を介して、第1フレーム5に回動自在に連結されている。また、リヤアーム4の後端は、図1に示す後輪7と接続孔4cにおいて接続されている。このリヤアーム4と後輪7との接続には、リヤアーム4の外側にスネルカムチェーンプラー4dを介在させて、リヤアーム4と後輪7との接続を強固にしている。
なお、リヤアーム4は、ここでは左右一対の部材からなる。左側のリヤアーム4は、上面の前後2箇所のチェーンケース取付部4e,4fにおいて、チェーンケース4gが接続されている。また、前方のチェーンケース取付部4eの下方近傍には、左右一対のリヤアーム4を支持する不図示のクロスパイプが配設されている。これらリヤアーム4及びクロスパイプは、リヤアーム4の前後方向に延びるアーム補強部4hによって一層強固に接続されている。
緩衝器6は、フレーム5のうち上記リヤアーム4が連結される第1連結軸11よりも上方に位置するクロスパイプ5dに配設されるブラケット部5eに、上端が回動自在に連結されている。また、緩衝器6の下端に形成されたリンク取付部6aは、第5連結軸15を介してリンク3に回動自在に連結されている。ここで、リンク取付部6aは、図3に示すように、例えば下方に開口する略U字型等の二股状になっており、リンク3を挟み込むようにリンク3に連結されている。もちろん、リンク3側が二股状となる場合等には、リンク取付部6aは二股状にならないこともある。
なお、図2においては、緩衝器6の伸び切り状態、すなわち無負荷状態の最長時における各構成を示しているが、連結部材2、リンク3、リヤアーム4、緩衝器6等については、緩衝器6の最短時における位置を連結部材2−1、リンク3−1、リヤアーム4−1、緩衝器6−1等として二点鎖線で図示している。これらの連動については、後述する。
ここで、伸び切り状態の緩衝器6の下端6bは、連結部材2の両端に位置する第2連結軸12及び第4連結軸14の中心軸を含む平面(点線A)よりも下方に位置しており、連結部材2は、この伸び切り状態の緩衝器6との干渉を避けるように下方に湾曲している。なお、緩衝器6の下端6bとは、図2にも示すように、リンク取付部6a等を含めての下端である。
また、連結部材2は、その一端に位置する第2連結軸12から残る他端に位置する第4連結軸14までの第1の距離L1よりも小さい曲率半径で湾曲する湾曲部2aを有する。更に、連結部材2は、緩衝器6の伸び切り状態において、第2連結軸12から湾曲部2aにかけて略鉛直下方に延び、湾曲部2aから第4連結軸14にかけて略水平前方に延びている。
また、連結部材2は、第2連結軸12と第4連結軸14との中間位置2bにおける側面視の幅W1が、第2連結軸12及び第4連結軸14における側面視の幅W2,W3よりも大きくなっている。
そして、緩衝器6の伸び切り状態において、連結部材2における第2連結軸12(リヤアーム4側)から第4連結軸14(リンク3側)までの第1の距離L1は、リンク3における第4連結軸14(連結部材2側)から第5連結軸15(緩衝器6側)までの第2の距離L2よりも2倍以上大きくなっている。
また、上記第2の距離L2は、リンク3における第3連結軸13(フレーム5側)から第4連結軸14(連結部材2側)までの第3の距離L3よりも大きくなっている。
更に、上記第3の距離L3は、フレーム5における第1連結軸11(リヤアーム4側)から第3連結軸13(リンク3側)までの第4の距離L4よりも、ここでは半分以下に小さくなっている。
更に、上記第3の距離L3は、フレーム5における第1連結軸11(リヤアーム4側)から第3連結軸13(リンク3側)までの第4の距離L4よりも、ここでは半分以下に小さくなっている。
更にまた、上記第2の距離L2は、上記第4の距離L4よりも、ここでは半分以下に小さくなっている。
次に、図3を参照しながら、第2連結軸12、第3連結軸13、第4連結軸14及び第5連結軸15の連結について説明する。
次に、図3を参照しながら、第2連結軸12、第3連結軸13、第4連結軸14及び第5連結軸15の連結について説明する。
連結部材2とリヤアームとの連結部分である第2連結軸12においては、一対の連結部材2,2は、ベアリング12a、ブッシュ12b、フランジボルト12c、フランジナット12dによって、リヤアームのブラケット部4aに形成された連結孔部4iに回動自在に連結されている。詳しくは、連結孔部4iにベアリング12aを介して挿入されるブッシュ12bに、フランジボルト12cが貫通することにより、連結部材2,2がブラケット部4aを挟み込むように該ブラケット部4aに回動自在に連結されている。なお、この連結手法はあくまで一例であり、フランジボルト12c及びフランジナット12dの代わりにボルト、ナット及びワッシャーを用いる等その他の連結手法を用いることも当然可能である。
また、連結部材2,2には、第4連結軸14において、同様にベアリング14a、ブッシュ14b、フランジボルト14c及びフランジナット14dによって、リンク3が連結部材2,2に挟まれるように回動自在に連結している。
そして、リンク3は、フレーム5との連結部分である第3連結軸13において、同様にベアリング13a、ブッシュ13b、フランジボルト13c及びフランジナット13dによって、フレームのクロスパイプ5aに配設される一対のブラケット部5b,5bに、挟まれるように回動自在に連結されている。
更に、リンク3には、第5連結軸15において、同様にベアリング15a、ブッシュ15b、フランジボルト15c及びフランジナット15dによって、緩衝器の下端に形成されたリンク取付部6aがリンク3を挟み込むように回動自在に連結されている。
次に、図2に示す連結部材2−1、リンク3−1、リヤアーム4−1、緩衝器6−1等の連動について説明する。
まず、自動二輪車1の悪路における走行等によって後輪に衝撃が加わると、後輪に接続されるリヤアーム4−1が、フレーム5との連結部分である第1連結軸11を中心に上方に回動する。そして、リヤアーム4−1の上方への回動に伴い、リヤアーム4−1に連結される連結部材2−1が上方に移動する。
また、連結部材2−1が上方に移動することに伴い、リンク3−1との連結部分である第4連結軸14−1も上方に移動し、リンク3−1がフレーム5との連結部分である第3連結軸13を中心に上方に回動する。更に、リンク3−1が上方に回動することに伴い、リンク3−1の緩衝器6−1との連結部分である第5連結軸15−1も上方に移動し、フレーム5に上端が接続される緩衝器6が圧縮して衝撃を吸収する。
本実施形態に係る自動二輪車1によれば、伸び切り状態の緩衝器6の下端6bが連結部材2の両端に位置する第2連結軸12(リヤアーム4側)及び第4連結軸14(リンク3側)を含む平面Aよりも下方に位置し、連結部材2が上記緩衝器6との干渉を避けるように下方に湾曲した構成とすることにより、以下の効果を奏する。すなわち、連結部材2の両端に位置する第2連結軸12及び第4連結軸14を含む平面Aよりも下方に緩衝器6を配置して該緩衝器6上方に位置するエアクリーナ8等のスペースを確保しても、連結部材2を緩衝器6の側方に逃がした場合のように余計なコストがかからないため、緩衝器6上方のスペースを確保しながら、コストの増加を抑えることが可能となる。
また、連結部材2を緩衝器6の側方に逃がさずに下方に湾曲させるため、緩衝器6とリンク3とを連結する第5連結軸15の締付けを自動二輪車1の側方から容易に行うことも可能となる。
また、連結部材2が、その両端に位置する第2連結軸12から第4連結軸14までの第1の距離L1よりも小さい曲率半径で湾曲する湾曲部2aを有することにより、緩衝器6をより下方に配置することができ、エアクリーナ8等が位置する緩衝器6上方のスペースを一層確保することが可能となる。
また、連結部材2が、その両端に位置する第2連結軸12から第4連結軸14までの第1の距離L1よりも小さい曲率半径で湾曲する湾曲部2aを有することにより、緩衝器6をより下方に配置することができ、エアクリーナ8等が位置する緩衝器6上方のスペースを一層確保することが可能となる。
更に、連結部材2が、緩衝器6の伸び切り状態において、第2連結軸12から湾曲部2aにかけて略鉛直下方に延び、湾曲部2aから第4連結軸14にかけて略水平前方に延びることにより、緩衝器6をより下方に配置することができ、緩衝器6上方のスペースをより一層確保することが可能となる。
また、連結部材2は、両端に位置する第2連結軸12と第4連結軸14との中間位置2bにおける側面視の幅W1が、第2連結軸12及び第4連結軸14における側面視の幅W2,W3よりも大きいため、連結部材2を大きく湾曲させても、連結部材2の強度を確保することができる。
また、緩衝器6の伸び切り状態において、連結部材2における第2連結軸12(リヤアーム4側)から第4連結軸14(リンク3側)までの第1の距離L1が、リンク3における第4連結軸14(連結部材2側)から第5連結軸15(緩衝器6側)までの第2の距離L2よりも2倍以上大きい場合、緩衝器6が第4連結軸14に近づくことにより、特に緩衝器6を上方又は連結部材2の側方に配置しなければならなかったが、より有効に、緩衝器6上方のスペースを確保しながら、コストの増加を抑えることが可能となる。
また、上記第2の距離L2が、リンク3における第3連結軸13(フレーム5側)から第4連結軸14(連結部材2側)までの第3の距離L3よりも大きい場合、リンク3のうち第4連結軸14がフレーム5(第5連結軸15)に近くなって連結部材2が上方に位置することにより、特に緩衝器6を上方又は連結部材2の側方に配置しなければならなかったが、より有効に、緩衝器6上方のスペースを確保しながら、コストの増加を抑えることが可能となった。
また、上記第3の距離L3が、フレーム5における第1連結軸11(リヤアーム4側)から第3連結軸13(リンク3側)までの第4の距離L4よりも小さい場合、好ましくは半分以下の場合、フレーム5と連結部材2との間のスペースにおいてリンク3が小さくなることにより、連結部材2と緩衝器6とが干渉しやすくなり、緩衝器6を特に上方又は連結部材2の側方に配置しなければならなかったが、より有効に、緩衝器6上方のスペースを確保しながら、コストの増加を抑えることが可能となった。
また、第2の距離L2が第4の距離L4よりも小さい場合、好ましくは半分以下の場合、緩衝器6とリンク3との連結部分である第5連結軸15がフレーム5とリンク3との間のスペースに対し連結部材2に近くなることにより、特に緩衝器6を上方又は連結部材2の側方に配置しなければならなかったが、より有効に、緩衝器6上方のスペースを確保しながら、コストの増加を抑えることが可能となった。
なお、本実施形態においては連結部材2を左右一対の連結部材2,2としたが、本実施形態に係る自動二輪車1は、あくまで一例であって、本発明の特徴は連結部材2が緩衝器6との干渉を避けるように湾曲したことにある。そのため、連結部材2は左右一対の連結部材2,2からならなくとも何ら問題ない。
また、本発明における車体とは、フレーム5に限らず図1に示すエンジン9等も含むため、リヤアーム4等の連結位置はフレーム5に限定されない。更に、本発明に係る連結部材は、より好ましい例として本実施形態において挙げた、連結部材2の形状、第1乃至第5連結軸の位置関係等にも限定されない。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
2 連結部材
3 リンク
4 リヤアーム
4a ブラケット部
5 フレーム(車体)
6 緩衝器
7 後輪
8 エアクリーナ
9 エンジン(車体)
11 第1連結軸
12 第2連結軸
13 第3連結軸
14 第4連結軸
15 第5連結軸
2 連結部材
3 リンク
4 リヤアーム
4a ブラケット部
5 フレーム(車体)
6 緩衝器
7 後輪
8 エアクリーナ
9 エンジン(車体)
11 第1連結軸
12 第2連結軸
13 第3連結軸
14 第4連結軸
15 第5連結軸
Claims (8)
- 前端が第1連結軸を介して車体に回動自在に連結されると共に後端が後輪に接続されるリヤアームと、
一端が第2連結軸を介して前記リヤアームに回動自在に連結される連結部材と、
第3連結軸を介して前記車体に回動自在に連結されると共に第4連結軸を介して前記連結部材の残る他端に回動自在に連結されるリンクと、
下端が第5連結軸を介して前記リンクに回動自在に連結される緩衝器と
を備える鞍乗型車両であって、
前記緩衝器の下端は、該緩衝器の伸び切り状態において、前記連結部材の両端に位置する第2連結軸及び前記第4連結軸の中心軸を含む平面よりも下方に位置し、
前記連結部材は、前記伸び切り状態の緩衝器との干渉を避けるように下方に湾曲したことを特徴とする鞍乗型車両。 - 前記連結部材は、その一端に位置する前記第2連結軸から残る他端に位置する前記第4連結軸までの第1の距離よりも小さい曲率半径で湾曲する湾曲部を有することを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
- 前記連結部材は、前記緩衝器の伸び切り状態において、前記第2連結軸から前記湾曲部にかけて略鉛直下方に延び、前記湾曲部から前記第4連結軸にかけて略水平前方に延びることを特徴とする請求項2記載の鞍乗型車両。
- 前記連結部材は、該連結部材の両端に位置する前記第2連結軸と前記第4連結軸との中間位置における側面視の幅が、前記第2連結軸及び前記第4連結軸における側面視の幅よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
- 前記緩衝器の伸び切り状態において、前記連結部材における前記第2連結軸から前記第4連結軸までの第1の距離は、前記リンクにおける前記第4連結軸から前記第5連結軸までの第2の距離よりも2倍以上大きいことを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
- 前記リンクにおける前記第4連結軸から前記第5連結軸までの第2の距離は、前記リンクにおける前記第3連結軸から前記第4連結軸までの第3の距離よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
- 前記リンクにおける前記第3連結軸から前記第4連結軸までの第3の距離は、前記車体における第1連結軸から前記第3連結軸までの第4の距離よりも小さいことを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
- 前記リンクにおける前記第4連結軸から前記第5連結軸までの第2の距離は、前記車体における前記第1連結軸から前記第3連結軸までの第4の距離よりも小さいことを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
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