JP2007153175A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】製造工程における厳格な湿度や温度管理を不要とし、かつ高速耐久性や高速操縦安定性を向上させる。
【解決手段】カーカス6は、カーカスコードをタイヤ周方向に対して70〜90°の角度で配列したカーカスプライ6Aからなり、かつ前記カーカスコードに、精製セルロース繊維コードを用いるとともに、該精製セルロース繊維コードを温度120℃にて2時間乾燥させた乾燥状態における精製セルロース繊維コードの破断強度S1を3.5gf/dtex以上とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、カーカスコード、及び/又はバンドコードに、破断強度を3.5gf/dtex以上とした精製セルロース繊維コードを用いた空気入りタイヤに関する。
乗用車用などの空気入りタイヤにおいては、タイヤの骨格をなすカーカスコードとして、軽量かつ乗心地に優れるナイロン、ポリエステル、レーヨンなどの有機繊維コードを用いるのが主流となっている。中でもレーヨンは引張弾性、熱寸法安定性などに優れた材料であるため、特に高速走行性能が要求されるタイヤにおいては、このレーヨンをカーカスコードに使用する場合が多い。
他方、空気入りタイヤでは、カーカスの半径方向外側に配されるベルト層への拘束力を高め、高速耐久性や高速操縦安定性を改善するために、バンドコードをタイヤ周方向に対して5°以下の角度で螺旋状に巻回したバンドプライからなるバンド層を形成する場合があり、このバンドコードには、従来、ナイロンが広く使用されている。しかしナイロンコードでは伸度が大きいため、タガ効果が充分とはいえず、又ナイロンコードは、熱収縮率が高く連続高速走行した場合の性能低下も懸念される。従ってバンドコードにおいても同様に、高速走行性能が要求されるタイヤにおいては、レーヨンコードを採用することが望まれる。
しかし、再生セルロース繊維である前記レーヨンは、熱寸法安定性に優れる反面、湿度による強度低下や、伸度特性の変化が大きい。そのため、製造工程において厳格な湿度や温度管理が必要でありコストの大幅な上昇を招く。又完全な湿度や温度管理が困難であり、コードとゴムとの接着力低下、強度低下、及び伸度上昇等の影響をある程度受けざるを得ず、目的とする走行性能の向上が充分期待できなくなる。又タイヤに外傷を受けた場合、この外傷部分から浸入する湿気によってコードが強度低下を起こしてタイヤ耐久性を低下させるという問題も懸念される。
そこで本発明は、カーカスコード、及び/又はバンドコードに、破断強度を3.5gf/dtex以上とした精製セルロース繊維コードを用いることを基本として、製造工程における厳格な湿度や温度管理を不要としながらも、湿度による強度低下や伸度上昇等の影響を抑制でき、優れた高速耐久性や高速操縦安定性を発揮しうる空気入りタイヤを提供することを目的としている。
特開平10−297211号公報
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、該カーカスの半径方向外側かつトレッド部内に配されるベルト層とを有する空気入りタイヤであって、
前記カーカスは、カーカスコードをタイヤ周方向に対して70〜90°の角度で配列したカーカスプライからなり、かつ前記カーカスコードに、精製セルロース繊維コードを用いるとともに、該精製セルロース繊維コードを温度120℃にて2時間乾燥させた乾燥状態における精製セルロース繊維コードの破断強度S1を3.5gf/dtex以上としたことを特徴としている。
又本願請求項2の発明は、トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、該カーカスの半径方向外側かつトレッド部内に配されるベルト層と、このベルト層の半径方向外側かつトレッド部内に配されるバンド層とを有する空気入りタイヤであって、
前記バンド層は、バンドコードをタイヤ周方向に対して5°以下の角度で螺旋状に巻回したバンドプライからなり、かつ前記バンドコードに、精製セルロース繊維コードを用いるとともに、該精製セルロース繊維コードを温度120℃にて2時間乾燥させた乾燥状態における精製セルロース繊維コードの破断強度S1を3.5gf/dtex以上としたことを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記精製セルロース繊維コードは、コードを温度120℃にて2時間乾燥させた乾燥状態において、1.36gf/dtexの荷重を負荷した時のコードの伸度ε1を1.0〜3.0%の範囲としたことを特徴としている。
又請求項4の発明では、前記精製セルロース繊維コードは、コードを温度180℃にて30分間熱処理した熱処理後の収縮率である乾熱収縮率を3.0%以下としたことを特徴としている。
又請求項5の発明では、前記精製セルロース繊維コードは、コードを温度20℃、相対湿度65%にて24時間放置した標準状態における破断強度S0を、コードを温度120℃にて2時間乾燥させた乾燥状態における破断強度S1の0.85倍以上としたことを特徴としている。
本発明は叙上の如く、カーカスコード、及び/又はバンドコードに、破断強度を3.5gf/dtex以上とした精製セルロース繊維コードを用いているため、製造工程における厳格な湿度や温度管理を不要としながらも、湿度による強度低下や伸度上昇等の影響を抑制でき優れた高速耐久性や高速操縦安定性を発揮できる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。図1は本発明の空気入りタイヤが、乗用車用の高性能のラジアルタイヤである場合を示す断面図である。
図1に示すように、本実施形態の空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、このカーカス6の半径方向外側かつトレッド部2内に配されるベルト層7と、該ベルト層7のさらに半径方向外側かつトレッド部2内に配されるバンド層9とを具えて構成される。
前記カーカス6は、前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ周方向に対して70〜90゜の角度で配列した1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aからなる。このカーカスプライ6Aは、前記ビードコア5、5間を跨るトロイド状のプライ本体部6aの両側に、前記ビードコア5の廻りをタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるプライ折返し部6bを一連に具える。そして、該プライ本体部6aとプライ折返し部6bとの間には、前記ビードコア5からタイヤ半径方向外側に先細状にのびる硬質ゴムからなるビードエーペックスゴム8が配置され、ビード部4からサイドウォール部3にかけて補強される。
本例では、高性能タイヤとして必要なタイヤ剛性を確保するため、前記ビードエーペックスゴム8の外端のビードベースラインBLからの半径方向高さH1を、タイヤ断面高さH0の0.3〜0.5倍の範囲としている。又前記プライ巻上げ部6bの外端のビードベースラインBLからの半径方向高さH2を、前記高さH1よりも大とし、ビードエーペックスゴム8から延出する延出部分と、プライ本体部6aとが隣設することにより、ビードエーペックスゴム8を完全に包み込み、これによりタイヤ剛性のいっそうの向上を図っている。
次に、前記ベルト層7は、高弾性のベルトコードをタイヤ周方向に対して例えば10〜35°の角度で配列した2枚以上、本例では2枚のベルトプライ7A、7Bから形成される。各ベルトプライ7A、7Bは、ベルトコードがプライ間相互で交差することによりベルト剛性を高め、トレッド部2の略全巾をタガ効果を有して強固に補強する。ベルトコードとしてスチールコードが好適であるが、これに匹敵する例えばアラミド繊維、ポリエチレンナフタレート(PEN)等の高モジュラスの合成繊維コードも必要に応じて用いうる。
又前記バンド層9は、バンドコードをタイヤ周方向に対して5度以下の角度で螺旋状に巻回した1枚以上のバンドプライ9Aから形成される。このバンドプライ9Aとして、前記ベルト層7のタイヤ軸方向外端部のみを被覆する左右一対のエッジバンドプライ、及びベルト層7の略全巾を覆うフルバンドプライが使用できる。本例では、バンド層9が1枚のフルバンドプライからなる場合を例示している。このバンド層9は、強いタガ効果を有してベルト層7を拘束し、高速走行時におけるリフティングを抑制するなど、高速耐久性や高速操縦安定性を向上することができる。
そして本発明では、前記カーカスコード、及び/又はバンドコードに、破断強度を3.5gf/dtex以上とした精製セルロース繊維コードを使用している。
ここで、レーヨンは、木質パルプの繊維素であるセルロースを溶剤を用いていったん化学分解し、しかる後それを凝固再生したもので、再生セルロース繊維として知られている。これに対して、前記精製セルロース繊維は、前記レーヨンと同様のセルロースを原料として生産されるが、このセルロースを化学分解せずに物理的に精製したもので、セルロースの分子を生かしたまま溶解、紡糸することで形成される。この精製セルロース繊維としては、例えば、リヨセル(レンチング社の商標)や、テンセル(コートルズ社の商標)が知られている。このような精製セルロース繊維は、再生セルロース繊維に比して結晶化度が高く、また結晶部分と非結晶部分との配向性が高いため、高弾性を有するという特徴を有する。又再生セルロース繊維であるレーヨンが、湿度によって強度低下等を起こすのは、セルロース鎖間に水分が入って膨潤することでセルロース鎖間の水素結合が弱くなることに起因すると推察されるが、精製セルロース繊維では、前述の如く、結晶化度が高くかつ結晶部分と非結晶部分との配向性が高いため、セルロース鎖間に水分が入りにくく、従って、湿度に対する強度や伸度の安定性が高いという特性も有する
従って、このような精製セルロース繊維のコードを、カーカスコードやバンドコードに使用することで、湿度に対する強度や伸度の安定性が高まり、高速耐久性や高速操縦安定性に優れる高性能の空気入りタイヤを、湿度や温度に対する厳格な工程管理を必要としないで安定して製造することができる。
なお前記精製セルロース繊維コードは、連続紡糸された精製セルロース繊維の長繊維フィラメントの複数本を、収束しかつ加撚りすることで形成され、例えば撚りを加えた1本のフィラメント束のみからなる片撚り構造、下撚りした2本のフィラメント束を上撚りにて撚り合わせた双撚り構造などが採用できる。しかし軽量化の観点から、片撚り構造が好ましく採用しうる。なおコード1本当たりのトータル表示デシテックス(繊度)は、カーカスコードの場合1400〜6000dtexの範囲、又バンドコードの場合1400〜4000dtexの範囲が好ましい。
このとき、必要なタイヤ強度をうるために、前記精製セルロース繊維コードは、該コードを温度120℃にて2時間乾燥させた乾燥状態における破断強度S1が、3.5gf/dtex以上であることが重要である。もし破断強度S1が3.5gf/dtex未満であると、必要なタイヤ強度をうるためにカーカスプライやバンドプライの枚数を増加させる必要が生じるなど、重量増加やコストアップを招くという問題がある。
又前記精製セルロース繊維コードでは、
・ 前記乾燥状態において、1.36gf/dtexの荷重を負荷した時のコードの伸度ε1が、1.0〜3.0%の範囲であること;
・ コードを温度180℃にて30分間熱処理した熱処理後の収縮率である乾熱収縮率が、3.0%以下であること;及び
・ コードを温度20℃、相対湿度65%にて24時間放置した標準状態におけるコードの破断強度S0が、前記乾燥状態におけるコードの破断強度S1の0.85倍以上であることが;好ましい。
前記乾燥状態におけるコードの伸度ε1が1.0〜3.0%の範囲であると、コードの寸法変化が少なく走行時のタイヤ変形が抑えられるため、特に高速走行時の操縦安定性を高めることができる。なお伸度が3.0%を上回ると前記効果が不充分であり、逆に伸度が1.0%を下回ると配向性が高いために耐疲労性が悪化するという問題がある。なお標準状態において、1.36gf/dtexの荷重を負荷した時のコードの伸度ε0は、前記伸度ε1の150%以下である。
又コードの乾熱収縮率が3.0%以下であると、連続高速走行した場合にも、温度上昇によるコードの寸法変化を低く抑えることができ、連続高速走行においても性能低下が発生せず、高速走行時の優れた操縦安定性を長時間安定して発揮することが可能となる。
又コードの破断強度S0が、前記乾燥状態におけるコードの破断強度S1の0.85倍以上であると、湿度による破断強度の低下が低く抑えられるため、製造工程における高度な湿度管理を必要とせずに前記高性能のタイヤを製造することができる。又長期のタイヤ使用によりタイヤゴム中の水分率が上昇した場合にも、コード物性の低下が抑えられるため、タイヤ性能を安定して維持することも可能となる。
このような、乾燥状態におけるコードの伸度、乾熱収縮率、標準状態と乾燥状態における破断強度の比S1/S0は、コード材料として精製セルロース繊維を使用することに加え、コードの撚り構造、撚り数、撚り係数、ディップ処理条件(例えば張力及び処理温度)を調整することで、前記範囲に設定する。
なおカーカスコード及びバンドコードの少なくとも一方に精製セルロース繊維コードを使用するが、カーカスコード及びバンドコードの双方に精製セルロース繊維コードを使用することもできる。斯かる場合には、カーカスコード及びバンドコードの双方に、同じコード構造かつコード特性の精製セルロース繊維コード、即ち同一の精製セルロース繊維コードを使用するのが好ましい。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1に示す構造を有し、かつ表1の仕様のカーカスコードを用いたタイヤサイズ215/45ZR17の乗用車用ラジアルタイヤを試作するとともに、各試供タイヤにおける高速操縦安定性、連続高速性能、高速耐久性を比較した。又表中のタイヤ製造(工程管理)とは、タイヤ製造工程において特に高度な湿度・温度管理が必要ない場合は○、必要な場合は×として評価した。
又各タイヤは、カーカスコード以外は同仕様であり、
・カーカスは、プライ枚数(1枚)、コード角度(90°)、コード打ち込み数(50本/5cm):
・ベルト層は、プライ枚数(2枚)、スチールコード(1×4×0.27)、コード角度(+18°,−18°)、コード打ち込み数(40本/5cm):
・バンド層は、プライ枚数(1枚;フルバンドプライ)、コード(ナイロン;1400dtex/2)、コード角度(0°;螺旋巻き)、コード打ち込み数(50本/5cm):
としている。
<高速操縦安定性>
タイヤをリム(17×7JJ)、内圧(200kPa)にて、車両(排気3000ccの国産FR車)の全輪に装着し、ドライアスファルト路面のタイヤテストコースを速度180km/hにて走行したときの直進安定性を、比較例1を2点とした3点法で評価した。点数が高い方が良好である。
<連続高速性能>
前記車両を用い、速度120km/hで2時間連続走行した後の直進安定性を、比較例1を2点とした3点法で評価した。点数が高い方が良好である。
<高速耐久性>
ドラム試験機を用いて、リム(17×7JJ)、内圧(200kPa)の基で、ECE30により規定された荷重/速度性能テストに準拠して、ステップスピード方式により実施した。テストは、初速度170km/hから10分毎に、速度を10km/hづつステップアップし、タイヤに損傷が生じた時の速度を測定した。
Figure 2007153175
図1に示す構造を有し、かつ表1の仕様のバンドコードを用いたタイヤサイズ215/45ZR17の乗用車用ラジアルタイヤを試作するとともに、各試供タイヤにおける高速操縦安定性、連続高速性能、高速耐久性を比較した。又表中のタイヤ製造(工程管理)とは、タイヤ製造工程において特に高度な湿度・温度管理が必要ない場合は○、必要な場合は×として評価した。
又各タイヤは、カーカスコード以外は同仕様であり、
・カーカスは、プライ枚数(1枚)、コード(レーヨン;1840dtex/2)、コード角度(90°)、コード打ち込み数(50本/5cm):
・ベルト層は、プライ枚数(2枚)、スチールコード(1×4×0.27)、コード角度(+18°,−18°)、コード打ち込み数(40本/5cm):
・バンド層は、プライ枚数(1枚;フルバンドプライ)、コード角度(0°;螺旋巻き)、コード打ち込み数(50本/5cm):
としている。
Figure 2007153175
発明の空気入りタイヤの一実施例を示す断面図である。
符号の説明
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
6A カーカスプライ
7 ベルト層
9 バンド層

Claims (5)

  1. トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、該カーカスの半径方向外側かつトレッド部内に配されるベルト層とを有する空気入りタイヤであって、
    前記カーカスは、カーカスコードをタイヤ周方向に対して70〜90°の角度で配列したカーカスプライからなり、かつ前記カーカスコードに、精製セルロース繊維コードを用いるとともに、該精製セルロース繊維コードを温度120℃にて2時間乾燥させた乾燥状態における精製セルロース繊維コードの破断強度S1を3.5gf/dtex以上としたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るカーカスと、該カーカスの半径方向外側かつトレッド部内に配されるベルト層と、このベルト層の半径方向外側かつトレッド部内に配されるバンド層とを有する空気入りタイヤであって、
    前記バンド層は、バンドコードをタイヤ周方向に対して5°以下の角度で螺旋状に巻回したバンドプライからなり、かつ前記バンドコードに、精製セルロース繊維コードを用いるとともに、該精製セルロース繊維コードを温度120℃にて2時間乾燥させた乾燥状態における精製セルロース繊維コードの破断強度S1を3.5gf/dtex以上としたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  3. 前記精製セルロース繊維コードは、コードを温度120℃にて2時間乾燥させた乾燥状態において、1.36gf/dtexの荷重を負荷した時のコードの伸度ε1を1.0〜3.0%の範囲としたことを特徴とする請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記精製セルロース繊維コードは、コードを温度180℃にて30分間熱処理した熱処理後の収縮率である乾熱収縮率を3.0%以下としたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記精製セルロース繊維コードは、コードを温度20℃、相対湿度65%にて24時間放置した標準状態における破断強度S0を、コードを温度120℃にて2時間乾燥させた乾燥状態における破断強度S1の0.85倍以上としたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の空気入りタイヤ。
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