JP2007152223A - 水の浄化装置、排ガス処理装置用の浄化装置並びに排ガス処理装置用の浄化システム - Google Patents

水の浄化装置、排ガス処理装置用の浄化装置並びに排ガス処理装置用の浄化システム Download PDF

Info

Publication number
JP2007152223A
JP2007152223A JP2005350587A JP2005350587A JP2007152223A JP 2007152223 A JP2007152223 A JP 2007152223A JP 2005350587 A JP2005350587 A JP 2005350587A JP 2005350587 A JP2005350587 A JP 2005350587A JP 2007152223 A JP2007152223 A JP 2007152223A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
exhaust gas
gas treatment
sewage
storage tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005350587A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4632939B2 (ja
Inventor
Toshio Awaji
敏夫 淡路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CLEAN TECHNOLOGY CO Ltd
Original Assignee
CLEAN TECHNOLOGY CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CLEAN TECHNOLOGY CO Ltd filed Critical CLEAN TECHNOLOGY CO Ltd
Priority to JP2005350587A priority Critical patent/JP4632939B2/ja
Publication of JP2007152223A publication Critical patent/JP2007152223A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4632939B2 publication Critical patent/JP4632939B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/30Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies
    • Y02W10/37Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies using solar energy

Landscapes

  • Separation Of Particles Using Liquids (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

【課題】 河川、池、水槽、プール、水処理施設などの汚水、又は、排ガス処理装置の汚水タンク内の汚水を効率良く浄化する。
【解決手段】 給・排水可能なポンプ1と、吸水口21及び排水口22を設けた貯水タンク2と、この貯水タンク2内に設置されるフィルター3とからなり、粉塵やヘドロ等が含有された汚水Wを、前記吸水口21から吸引して前記貯水タンク2内に貯水し、この貯水された汚水Wが、前記フィルター3を通じて濾過され、その濾過水CWが、前記排水口22を通じて排水される構成を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、河川、池、水槽、プール、水処理施設等の水底に堆積されている粉塵、ヘドロ等を含有した汚水、或いは、排ガスを水スクラバーによって清浄化する排ガス処理装置内に設けた汚水タンクに貯留されている汚水を、ポンプで吸引して貯水タンク内に貯水し、この貯水された汚水をフィルターを通じて濾過したうえで、その濾過水が、排水口を通じて還元される水の浄化装置、排ガス処理装置用の浄化装置並びに排ガス処理装置用の浄化システムに関する。
河川、池、水槽、プール、水処理施設等の水底には、粉塵やヘドロが堆積されることが多く、その水質汚濁については、様々の対策法が行われている。
例えば、微細な土砂や不溶性の有機物等が泥状に堆積されたヘドロは、一般的な浚渫によって効率良く水域から除去するのは極めて難しく、都市の河川等では、工場排水や生活排水等が集中し、水質悪化の要因物質の流入負荷が大きく、その効率的な除去は極めて困難であって、水質悪化と悪臭をもたらし、都市環境や海域環境の阻害要因の1つとなっている。
そのため、従来では、河川等の水を圧縮ポンプで地上に汲み上げた後、脱水、加熱、微生物による分解処理などの方式で処理し、その処理された水を還元することが行われている。
また、水槽、プール等では、水の入れ替え作業が行われるが、その作業が非常に困難であるため、これら水槽等に薬剤を投与したり、或いは、水の強制循環流路に硝化細菌・硝化モジュル等を抱括固定した高分子ビーズを配置する水浄化装置なども提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
更に、半導体製造業、自動車工業、プラスチック工業、資源産業、セラミックス工業、粉末冶金工業、洗剤工業、触媒工業、フェライト工業、色材工業、農薬工業、飼料加工業、食品工業、廃棄物処理産業、バイオ関連産業、化粧品工業及び医薬品工業などにおいては粒径0.01〜50μm程度の微細な粉塵を含有する排ガスが発生することが知られており、特に、コンピュータ及びこれを応用する電子制御装置に使用される半導体電子素子の製造及びその生産量が増大している。
これら半導体素子の原料となる半導体としては、ゲルマニウム(Ge)、シリコン(Si)が多用され、また、特殊な素子にはガリウム砒素(GaAs)、ガリウム燐(GaP)なども実用されている。
これらの半導体製造工程において発生する粉塵は、それ自体が公害防止の観点から放散することが禁止される有害物質であったり、雰囲気中の有害物質を吸着したり、収着したりしていることが知られており、又、この粉塵を含有する排ガスの成分は、それ自体が有害であったり、例えば大気中の酸素に触れて発火したり、爆発(例えば粉塵爆発)したりする危険なものも少なくない。
そのため、これらの有害成分や粉塵を含んだ排ガスをそのまま大気中に放出することは許されず、排ガス中の粉塵を除去し、有害ガスを除去ないし無害化するなどの種々の処理を施し、安全で清浄なガスにして大気中に放出することが義務付けられており、様々な排ガス粉塵処理装置も出願されているが、その中でも、近年、粉塵が含有された排ガスを吸入口から吸入し、この吸入した前記排ガスをヒーター又はバーナーと水スクラバーの組み合わせ(以下、単に水スクラバーと略称する。)によって前記粉塵を除去して清浄化し、この清浄化された清浄ガスを、排出口から排出するようにしてなる排ガス処理装置が最も効果的な装置として主流となりつつある(例えば、特許文献2参照。)。
図4は、従来の水スクラバーを用いた排ガス処理装置を概略したチャートである。
この排ガス処理装置100は、排ガスGを吸入口101から吸入し、ヒーター部102で加熱処理した後、この排ガスGに複数の水スクラバー103a、103b、103cによって、排ガスG中に含まれる粉塵Hを除去して清浄化し、この清浄化された清浄ガスCGだけを、排出口104から排出するようにしている。
一方、排ガスG中に含まれた粉塵Hは、水スクラバー103a、103b、103cの噴霧によって分離され、粉塵Hを含有した汚水Wとなって、排ガス処理用の汚水タンク105に貯留されるようになっている。
ここでは、ヒーター部102で加熱処理された排ガスGが、水スクラバー103a、103b、103cによって、粉塵Hを含有した汚水Wと清浄ガスCGに分離され、この清浄ガスCGは、気液の接触を高めるための充填剤106が充填された排出筒107の上端の排出口104から排気される構造にしたものを例示しており、排出筒107の途中には、汚水タンク105の循環水を再利用した第2の水スクラバー103b及び水道水等の供給水による第3の水スクラバー103cを通じて排気されるため、清浄ガスCGが確実に無害なガスとして排気できるのである。
また、汚水タンク105は、メッシュ状の仕切り板108を介して2層に形成されており、図中左側の第1層に貯留された汚水Wが、仕切り板108を通じて右側の第2層に移動されることで、汚水Wに含まれる粒子の大きな粉塵Hは、前記第1層に貯留されると共に、細かな粒子の粉塵Hを含んだ汚水Wだけが第2層に移動されるようにしており、この第2層の上位側の汚水Wは、比較的澄んでいるので、循環ポンプP1によって、水スクラバー103bの水として再利用し、下位側の汚水Wは、細かな粉塵Hが堆積されているので、排水ポンプP2で排水するように構成している。
また、この排水量に応じて、排出口104付近に設けた水スクラバー103cからは、水道水等の新たな供給水を供給し、汚水タンク105内の水位を略一定に保つようにしている。
なお、この図4で示す水スクラバーを用いた排ガス処理装置100は、従来例に過ぎず、これ以外の水スクラバーを用いた排ガス処理装置100であっても、その基本構造は同様である。
特開特願平3−294036号 特開2000−140546号
しかしながら、自然沈澱、天日乾燥による水の浄化装置では、汚泥や汚濁水を受け入れるための大きな処分地を必要とするのみならず、汚泥や汚濁水から発生する悪臭対策、あるいは汚泥や汚濁水の遺漏対策等を十分に行なわなければならず、その装置が複雑且つ大型化するという問題がある。
また、薬剤を用いることは自然環境に対する弊害も多く、また、細菌を用いた水の浄化装置では、細菌の浄化作用に時間を要し、素早い浄化処理には耐え難いという問題もある。
さらに、従来の水の浄化装置は、その何れもが、貯水の全てを均一に浄化しようとするため、浄化するまでに長時間を要し、汚れの多い部分を局所的に浄化することはできないという問題がある。
ところで、水スクラバーを用いた排ガス処理装置100は、排ガスG中の粉塵Hを除去し、安全な清浄ガスCGだけを大気中に放出できる点では優れているが、以下の問題がある。
先ず、汚水タンク105に堆積される有害な粉塵Hは、その堆積量が増加すれば、循環ポンプP1や排水ポンプP2の目詰まりを生じ易く、故障の原因となるため、汚水タンク105に堆積された有害な粉塵Hは、定期的に除去する必要がある。
ところが、その除去作業に際しては、排ガス処理装置100の稼働を停止したうえで、汚水タンク105内に貯留した汚水Wを排出し、汚水タンク105の底部分に溜まった有害な粉塵Hを掻き集めて除去したうえで、汚水タンク105内を洗浄し、前記供給水を汚水タンク105に供給した後、再稼働を行うため、非常に手間と時間を要するという問題がある。
しかも、汚水タンク105の容量、堆積される粉塵Hの量によっても異なるが、上記の除去・清掃作業は、1〜3ヶ月に1回程度は行う必要があり、排ガス処理装置100のメンテナンス周期が短く、また、取り扱う粉塵Hが毒性を有しているので、重装備での作業となり、メンテナンス作業が困難であった。
また、前述の通り、汚水タンク105の清掃作業中は、排ガス処理装置100の稼働を一定時間停止しなければならず、その間の排ガス処理を行うことができないという問題もある。
更に、排ガス処理装置100は、大型であるため、この装置自体を移動することができないので、限られたスペースでの除去作業は、作業性も悪いという問題がある。
ところで、一般家庭や工場等で使用される掃除機は良く知られているが、水と関連する掃除機のようなものは存在しないのである。また掃除機の中には粉塵を含有した汚水を吸引できるものが存在するが、水とゴミを一度に吸い込むため、タンクが満タンになればそれ以上の処理は不可能になる。
本発明においては、汚水の中に含まれる粉塵のみを取り除くため、汚水の処理量は当該汚水中の粉塵量に依存するので、正に水用の掃除機となるのである。
又、今まで、水を濾過するフィルターは存在したが、それは必要なラインに組み込まれて使用されていた。
しかしながら、本発明においては必要な時に必要な場所に移動させることができる結果、汚泥のたまった局所のみを効率的に清掃することができるのである。
本発明は、かかる課題を一挙に解決することを目的とするものであって、河川、池、水槽、プール、水処理施設等の水底に堆積されている粉塵、ヘドロ等を含有した汚水、或いは、排ガスを水スクラバーによって清浄化する排ガス処理装置内に設けた汚水タンクに貯留されている汚水を、ポンプで吸引して貯水タンク内に貯水し、この貯水された汚水をフィルターを通じて濾過することで、水の浄化を簡単に行うことができるのであり、また、汚水タンク内に有害な粉塵が堆積することを防止して、汚水タンク内の清掃を不要にすることができる結果、排ガス処理装置の稼動を停止する必要もないうえ、そのメンテナンス周期を大幅に伸ばすことができるのであり、更に、汚水中に含まれる粉塵のみを取り除き、しかも、必要な時に必要な場所に移動させて汚泥のたまった局所のみを効率的に清掃し得る水の浄化装置、排ガス処理装置用の浄化装置並びに排ガス処理装置用の浄化システムを提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明に係る水の浄化装置は、給・排水可能なポンプと、吸水口及び排水口を設けた貯水タンクと、この貯水タンク内に設置されるフィルターとからなり、粉塵やヘドロ等が含有された汚水を、前記吸水口から吸引して前記貯水タンク内に貯水し、この貯水された汚水が、前記フィルターを通じて濾過され、その濾過水が、前記排水口を通じて排水される構造にしたことを特徴とする。
このように本発明では、河川、池、水槽、プール、水処理施設等の水底に堆積されている粉塵やヘドロ周辺の汚水を、ポンプで吸引して、吸水口から貯水タンクに貯水し、この貯水した汚水をフィルターで濾過したうえで、その濾過水を前記河川、池、水槽、プール、水処理施設等に還元する簡易な構造であるため、その装置を小型化することができる。
また、還元された浄化水は、自然環境を害する危険もなく安全なうえ、フィルターを通じるだけで、素早く水の浄化ができる。
更に、本発明においては、その吸水口には、吸水管が連結されると共に、排水口には排水管が連結されてなり、これら吸水管及び排水管が、近接して配置可能に構成したものが望ましいのである。
そのため、吸水管の先端を水底に配置して、粉塵やヘドロ等が堆積された汚れの多い部分を局所的に浄化することができる。
特に、水族館の水槽や生簀等の場合には、糞や餌の粕等が堆積された汚れの多い部分だけを局所的に吸引し、水槽内の水の入れ替え作業のように、魚を移動させる必要がないので、魚を傷付けたりする危険もなく、簡単に且つ素早く、水の浄化を行うことができるので望ましい。
また、本発明においては、排水管の先端を、吸水管の先端に近接して配置することもできるのであり、このように構成すれば、排水管の先端から排出される浄化水が、水底に堆積された粉塵やヘドロ等に向けて噴射され、特に、泥状に堆積されたヘドロであっても、これを舞い上げて、吸水を容易に行うことができる。
しかも、本発明の貯水タンクには、キャスター等の移動手段を設けているので、所望の場所に簡単に移動でき、粉塵やヘドロ等が堆積された汚れの多い部分が点在していても、各々の場所に本装置を容易に移動させて、局所的に浄化することができる。
また、本発明に係る排ガス処理装置用の浄化装置は、粉塵が含有された排ガスを吸入口から吸入し、この吸入した前記排ガスを水スクラバーによって前記粉塵を除去して清浄化し、この清浄化された清浄ガスを、排出口から排出するようにしてなる排ガス処理装置に取付可能な排ガス処理装置用の浄化装置であって、前記排ガス処理装置用の浄化装置は、給・排水可能なポンプと、吸水口及び排水口を設けた貯水タンクと、この貯水タンク内に設置されるフィルターとを備えてなり、前記排ガス処理装置内に設けた排ガス処理用の汚水タンクに貯留されている汚水を、前記吸水口から吸引して前記貯水タンク内に貯水し、この貯水された汚水が、前記フィルターを通じて濾過され、その濾過水が、前記排水口を通じて前記汚水タンクに還元されるように構成されていることを特徴とするものである。
すなわち、本発明では、水スクラバーを用いた排ガス処理装置の汚水タンク内の汚水をポンプで吸引して貯水タンクに貯水し、フィルターを通じて前記汚水を濾過した後、前記汚水タンク内に濾過後の濾過水を還元、循環させるように構成している。
そのため、汚水に含有される粉塵は、前記フィルターで濾過され、粉塵が除去された濾過水だけが汚水タンクに貯水されるため、汚水タンク内に有害な粉塵が堆積されることを防止でき、汚水タンク内の清掃を不要にできる。
一方、有害な粉塵は、フィルターに吸着されるため、当該フィルターの交換作業が必要となるが、汚水タンク内の除去、清掃作業とは異なり、前記フィルターを新たなものと交換するだけで良いため、その交換作業は極めて簡単且つ短時間で行うことができる。
前記フィルターは、粉塵を確実に濾過できるものであれば使用可能であり、例えば市販のポリエチレン、スチレンブタジエンゴム等の高分子材料で形成された不織布、或いはステンレス線で形成されたメッシュを筒状に形成した耐食性、吸着性を備えたものを利用できるが、好ましくは、前記筒状の外面を波状に形成したもの、或いは中心から放射状に複数のフィンを形成したものであれば、筒状のフィルターに比べて表面積を増やすことができるため、フィルター自体を小型化でき、作業性を高めることができる。
また、本発明では、その吸水口には吸水管が連結されると共に、排水口には排水管が連結されてなり、これら吸水管及び排水管が、前記汚水タンクと着脱可能に連結される構造にしてなるものも好ましく、このように構成すると、移動できない既設の排ガス処理装置であっても、その汚水タンクに前記吸水管及び排水管を連結するだけで、排ガス処理装置用の浄化装置だけを所望の場所に容易に設置できる。
そのため、既設の排ガス処理装置の大きさや、周囲の設置スペースに関係なく、給水管及び排水管で連結すれば、本発明の排ガス処理装置用の浄化装置だけを作業スペースの狭い場所にも設置することができるのであり、またフィルター交換の作業性を高めることができる。
更に、本発明では、吸水管及び/又は排水管には、給・排水を調節可能な開閉バルブを設けたものも好ましい。なお、開閉バルブは、貯水タンクの吸水口及び排水口、或いは、汚水タンク側の給・排水口に設けることも可能である。
この開閉バルブは、汚水タンクと貯水タンクとの間で循環される給・排水量を調節できることは当然であるが、それ以外にも大きな作用、効果を備えている。
すなわち、本発明の排ガス処理装置用の浄化装置のフィルター交換作業やメンテナンス作業時には、前記開閉バルブを閉止状態にすれば、汚水タンクと貯水タンクとの間の循環が停止され、排ガス処理装置は、従来同様に稼働する。
そのため、排ガス処理装置の稼働を停止することなく、前記フィルター交換作業やメンテナンス作業などを行うことができる。
このように、本発明では、排ガス処理装置を連続稼働させながら、前記フィルター交換作業やメンテナンス作業などを行うことができるのである。
もっとも、前記開閉バルブが無くても、排ガス処理装置用の浄化装置のポンプを停止すれば、汚水タンクと貯水タンクとの間の循環が停止されるので、同様の作用、効果を得ることもできることはいうまでもないが、安全性を考慮すれば、前記開閉バルブを閉止状態にすると共に、前記ポンプを停止したうえで、前記フィルター交換作業やメンテナンス作業などを行うことが望ましい。
また、本発明に係る排ガス処理装置用の浄化装置において、その貯水タンクの底面にはキャスターなどの移動手段を設けることが望ましく、このように構成すると、排ガス処理装置用の浄化装置自体を簡単に移動できるのであり、具体的には、例えばフィルター交換やメンテナンス作業のときだけ、本発明の浄化装置を移動させてメンテナンス等の作業を行い、通常の使用時には、本発明の浄化装置を邪魔にならない場所に収納しておけば、動線を邪魔することなく安全に使用できるのである。
更に、貯水タンクには、圧力計を設けて当該貯水タンクと汚水タンクとの圧力差が所定の負圧になるとフィルターの交換を行うように構成しても良いのであり、このように構成すると、ポンプで汚水タンク内の汚水を吸い上げることにより貯水タンク内に負圧が生じ、この負圧によって、前記汚水が貯水タンク内に吸い上げられる。
ここで、フィルターが目詰まりすると、汚水を吸い上げることができず、しかも貯水タンク内の負圧が一定値以下(一般に−30KPa〜−50KPa)になり、このような状態になると、フィルターの交換が行われる。
本発明に係る排ガス処理装置用の浄化装置において、貯水タンクには、吸水した汚水の貯水量を計測可能な水位計、或いは内部観察用の覗き窓を設けるのが望ましい。
この水位計は、貯水タンクにフロートを浮べて、その上下動を計測して行うものなど、既存のものを使用すれば良いが、貯水タンク内の貯水量を計測すると、貯水される汚水のオーバーフローも防止できるのである。
また、前記水位計に警報ブザーや警報ランプ等を連結しておき、所定の水位に達したときには、前記警報ブザーや警報ランプ等が発呼するように制御しておけば、更に安全性を高めることができる。
又、貯水タンクに内部観察用の覗き窓を設けると、当該貯水タンク内の水位を確認したり、貯水タンク内の粉塵やゴミの量を観察できるのであり、この粉塵やゴミの量が所定量を超えると、フィルターの交換を行うようにしても良いのであり、又、作動中に空気を吸い込むと、貯水タンク内の水位が下がるため、その都度、汚水を補給すれば良いのである。
更に、本発明の給・排水可能なポンプには、連続稼働又は間欠稼働、或いは稼動停止等のように前記ポンプの稼働タイミングを調節可能な稼働調節具を備えることも可能である。
このように、稼働調節具によってポンプの稼働タイミングを調節することで、ポンプの負荷を軽減し、節電することができるのであり、特に、ポンプを間欠稼働すれば、節電効果に加え、貯水タンク排水口を通じて汚水タンクに給水される濾過水を脈動させることができ、そのため、汚水タンク内の汚水を脈動させて粉塵を攪拌し得る結果、その堆積を防止し、前記粉塵を貯水タンク内で容易に循環させることができる。
更に、本発明では、上述の通り、既存の排ガス処理装置に取付可能な排ガス処理装置用の浄化装置だけでなく、これらを予め組み合わせた排ガス処理装置用の浄化システムをも提供しており、システム全体として上記効果を有効に発揮できる。
即ち、本発明に係る排ガス処理装置用の浄化システムにおいては、粉塵が含有された排ガスを吸入口から吸入し、この吸入した前記排ガスを水スクラバーによって前記粉塵を除去して清浄化し、この清浄化された清浄ガスを、排出口から排出するようにしてなる排ガス処理装置と、前記排ガス処理装置に設けた排ガス処理用の汚水タンクに連結される排ガス処理装置用の浄化装置と、よりなり、前記排ガス処理装置用の浄化装置は、給・排水可能なポンプと、吸水口及び排水口を設けた貯水タンクと、この貯水タンク内に設置されるフィルターとを備えてなり、前記排ガス処理装置内に設けた排ガス処理用の汚水タンクに貯留されている汚水を、前記吸水口から吸引して前記貯水タンク内に貯水し、この貯水された汚水が、前記フィルターを通じて濾過され、その濾過水が、前記排水口を通じて前記汚水タンクに還元される構成にしたことを特徴とするものである。
本発明によれば、次のような効果がある。
請求項1に係る水の浄化装置によれば、河川、池、水槽、プール、水処理施設等の水底に堆積されている粉塵やヘドロ周辺の汚水を、ポンプで吸引して、吸水口から貯水タンクに貯水し、この貯水した汚水をフィルターで濾過したうえで、その濾過水を前記河川、池、水槽、プール、水処理施設等に還元する簡易な構造であるため、装置全体を小型化することができる。
また、請求項1に係る水の浄化装置によれば、還元された浄化水は、自然環境を害する危険もなく安全なうえ、フィルターを通じるだけなので、素早い水の浄化ができるのである。
更に、請求項1に係る水の浄化装置によれば、汚水中に含まれる粉塵のみを取り除くため、大量の汚水を効率良く除去できるのであり、しかも、必要な時に必要な場所に移動させることができる結果、汚泥のたまった局所のみを効率的に清掃することができるのである。
請求項2に係る水の浄化装置によれば、水管の先端を水底に配置して、粉塵やヘドロ等が堆積された汚れの多い部分を局所的に浄化することができる。
また、請求項2に係る水の浄化装置によれば、排水管の先端を、前記吸水管の先端に近接して配置すれば、排水管の先端から排出される浄化水が、水底に堆積された粉塵やヘドロ等に向けて噴射させることができるので、特に、泥状に堆積されたヘドロであっても、これを舞い上げて、汚水を容易に吸引することができるのである。
請求項3に係る水の浄化装置によれば、キャスター等の移動手段を設けているので、所望の場所に簡単に移動でき、粉塵やヘドロ等が堆積された汚れの多い部分が点在していても、各々の目的場所に本装置を容易に移動させて、局所的に浄化することができる。
請求項4に係る排ガス処理装置用の浄化装置によれば、汚水に含有される粉塵は、フィルターで濾過され、粉塵が除去された濾過水だけが汚水タンクに貯水されるため、汚水タンク内に有害な粉塵が堆積されることを防止できる結果、汚水タンク内の清掃を不要にできる。
一方、有害な粉塵は、貯水タンク内のフィルターに吸着されるため、当該フィルターの交換作業が必要となるが、汚水タンク内の除去、清掃作業とは異なり、前記フィルターを新たなものと交換するだけで良いため、その交換作業は極めて簡単に且つ短時間で行うことができる結果、メンテナンス周期を大幅に伸ばすことができる。
請求項5に係る排ガス処理装置用の浄化装置によれば、既設の排ガス処理装置に給水管及び排水管を連結するだけで、排ガス処理装置用の浄化装置だけを作業スペースの狭い場所に設置することができる結果、フィルター交換の作業性を高めることができる。
請求項6に係る排ガス処理装置用の浄化装置によれば、開閉バルブの開閉操作によって、汚水タンクと貯水タンクとの間で循環される給・排水量を調節できるだけでなく、排ガス処理装置の稼動を停止することなく、連続稼働させながら、フィルター交換作業やメンテナンス作業等を安全に行うことができるのである。
請求項7に係る排ガス処理装置用の浄化装置によれば、貯水タンクにキャスター等の移動手段を設けることで、排ガス処理装置用の浄化装置自体を所望の場所に簡単に移動できる結果、汚水を効率良く浄化できるのである。
請求項8に係る排ガス処理装置用の浄化装置によれば、貯水タンクには、圧力計を設けて当該貯水タンクと汚水タンクとの圧力差が所定の負圧になるとフィルターの交換を行うように構成することで、フィルターの交換時期を正確に且つ容易に判断することができるのである。
請求項9に係る排ガス処理装置用の浄化装置によれば、ポンプの稼働タイミングを調節可能な稼働調節具を備えているので、ポンプの負荷を軽減したり、節電することができるのであり、特に、ポンプを間欠稼働すれば、汚水タンク内の粉塵を攪拌させて、その堆積を防止し、前記粉塵を貯水タンクに容易に循環させることができるのである。
請求項10に係る排ガス処理装置用の浄化システムによれば、請求項4ないし9のいずれかの効果を備えた排ガス処理装置用の浄化システムとして有効に発揮できるのである。
以下、本発明に係る水の浄化装置、排ガス処理装置用の浄化装置、及び排ガス処理装置用の浄化システムを図面とともに説明する。
図1は、本発明に係る水の浄化装置Aの一実施例を概略したチャートである。
この水の浄化装置Aは、給・排水可能なポンプ1と、吸水口21及び排水口22を設けた貯水タンク2と、この貯水タンク2内に設置されたフィルター3とからなり、粉塵Hやヘドロ等が含有された汚水Wを、吸水口21から吸引して貯水タンク2内に貯水し、この貯水された汚水Wが、フィルター3を通じて濾過され、その濾過水CWが、前記排水口22を通じて排水される構造にしている。
前記ポンプ1は、前記貯水タンク2の排出口22に連結してあり、この排出口22を通る濾過水CWを吸引することで、吸水口21からの吸引も行うように構成している。
また、前記ポンプ1には、連続稼働又は間欠稼働、或いは稼動停止等のように、ポンプ1の稼働タイミングを調節可能な稼働調節具(不図示)を設けておくのが良く、その稼働タイミングを調節することで、節電することができる。
なお、ポンプ1は、吸水口21に連結することも可能ではあるが、汚水Wに含有される粉塵Hがポンプ1の目詰まりを生じる恐れがあるため、前述の通り、排出口22側に設けるのが好ましい。
貯水タンク2は、上方が開放されたタンク本体23の上端に、開閉可能な蓋体24を設けた密閉型のものであり、その形状は問わない。
但し、貯水タンク2内には、有毒な粉塵H、ヘドロ等を含有した汚水Wが貯水されるので、汚水タンクA1と同様の耐薬品性・耐食性等を備えた材質で形成するのが好ましい。
また、吸水口21には、汚水Wが流通可能な吸水管41が連結されると共に、排出口22には濾過水CWを流通可能な排水管42を連結している。
これら吸水管41及び排水管42は、金属管でも構わないが、貯水タンク2の移動に伴って変形自在なフレキシブル管を用いるのが望ましい。
また、貯水タンク2の底部には、キャスター等の移動手段6を設け、当該貯水タンク2を所望の場所に容易に移動可能にしており、更に、前記貯水タンク2内には、吸水した汚水Wの貯水量を計測可能な水位計7を設けている。
前記フィルター3は、粉塵Hを濾過可能なメッシュ状の基材を筒状に形成してなり、このフィルター3の内側には、排出口22に連通されたフィルター管31を配設している。
このように構成された本発明に係る水の浄化装置Aは、以下の要領で使用される。
即ち、河川、池、水槽、プール、水処理施設等の水底に堆積された粉塵Hやヘドロ等に向けて、吸水管41の先端を配置する。このとき、排水管42の先端も、吸水管41に近接させて設置するのが望ましい。
このようにして、ポンプ1を駆動すれば、粉塵Hやヘドロ等の周辺の汚水Wが、図中の黒い矢印で示すように吸水管41の先端から吸引され、この吸水管41を通じて吸水口21から貯水タンク2に貯水される。
また、貯水タンク2に貯水された汚水Wは、フィルター管31を介して、排水口22に吸い上げられるが、このとき、汚水Wは、フィルター管31を被覆しているフィルター3を通じることで、当該フィルター3に粉塵Hが吸着して濾過され、フィルター3内に設けたフィルター管31が、濾過後の濾過水CWだけを吸水するようにしている。
そして、フィルター管31で吸水された濾過水CWは、ポンプ1を介して排水口22から排水され、排水管42を通じて、その先端から再び河川、池、水槽、プール、水処理施設等に還元される。
この排水の際、本実施例で示すように、排水管42の先端を、吸水管41の先端に近接して配置しておけば、排水管42の先端から排出される浄化水CWが、水底に堆積された粉塵Hやヘドロ等に向けて噴射され、特に、泥状に堆積されたヘドロであっても、これを舞い上げて、吸水を容易に行うことができる。
このように、本発明に係る水の浄化装置Aによれば、河川、池、水槽、プール、水処理施設等の水底に堆積されている粉塵Hやヘドロ等の周辺の汚水Wを、ポンプ1で吸引して、吸水口21から貯水タンク2に貯水し、この貯水した汚水Wをフィルター3で濾過したうえで、その濾過水CWを、前記河川、池、水槽、プール、水処理施設等に還元して浄化できる簡易な構造であるため、装置全体も小型化できるのである。
また、還元された浄化水CWは、薬品等を用ることなくフィルター3を通じて濾過されたものであるので、自然環境を害する危険もなく安全なうえ、素早い水の浄化ができるのである。
しかも、吸水管41の先端を河川、池、水槽、プール、水処理施設等の水底に向けて配置できるので、粉塵Hやヘドロ等が堆積された汚れの多い部分を局所的に浄化することができるうえ、キャスター等の移動手段6を設けているので、所望の場所に簡単に移動できる結果、粉塵Hやヘドロ等が堆積された汚れの多い部分が点在していても、各々の目的場所に本装置Aを容易に移動させて、局所的に浄化することもできる。
以上の通り、本発明に係る水の浄化装置Aは、河川、池、水槽、プール、水処理施設等の浄化を行うことができるのであるが、本発明者は、これを更に発展させて、排ガス処理装置に用いることも発明したのである。以下、この装置について説明する。
図2は、本発明に係る排ガス処理装置用の浄化装置A及び排ガス処理装置用の浄化システムSの一実施例を概略したチャートである。
この排ガス処理装置用の浄化システムSは、粉塵Hが含有された排ガスGを吸入口B1から吸入し、この吸入した排ガスGを水スクラバーB2によって粉塵Hを除去して清浄化し、この清浄化された清浄ガスCGを、排出口B3から排出するようにしてなる排ガス処理装置Bと、この排ガス処理装置Bに設けた排ガス処理用の汚水タンクB4に連結される排ガス処理装置用の浄化装置Aとより構成されてなる。
この排ガス処理装置Bは、既設の水スクラバーを用いた排ガス処理装置を利用することができ、その詳細は、図4と共に背景技術の欄に記載しているため、ここでの説明は省略することとし、以下では、本発明に係る排ガス処理装置用の浄化装置Aを主にして説明する。
この排ガス処理装置用の浄化装置Aは、排ガス処理装置Bに取付可能であって、給・排水可能なポンプ1と、吸水口21及び排水口22を設けた貯水タンク2と、この貯水タンク2内に設置されるフィルター3とを備えてなる。
前記ポンプ1は、貯水タンク2の排出口22に連結してなり、この排出口22を通る濾過水CWを吸引することで、吸水口21からの吸引も行うように構成している。
また、ポンプ1には、連続稼働又は間欠稼働、或いは稼動停止等のように、ポンプ1の稼働タイミングを調節可能な稼働調節具(不図示)を設けておくのが良く、その稼働タイミングを調節することで、節電することができる。
特に、間欠稼働であれば、前記節電効果に加え、ポンプ1によって給・排水を脈動させることができるので、汚水タンクB4内の有害な粉塵Hを攪拌して、粉塵Hが汚水タンクB4内に堆積することを防止できる。
なお、ポンプ1は、吸水口21に連結することも可能ではあるが、汚水Wに含有される粉塵Hがポンプ1の目詰まりを生じる恐れがあるため、前記の通り、排出口22側に設けるのが好ましい。
前記貯水タンク2は、上方が開放されたタンク本体23の上端に、開閉可能な蓋体24を設けた密閉型のものであり、その形状は問わないのである。
但し、貯水タンク2内には、有毒な粉塵Hを含有した汚水Wが貯水されるので、汚水タンクB4と同様の耐薬品性・耐食性等を備えた材質で形成するのが望ましい。
また、前記吸水口21には、汚水Wが流通可能な吸水管41が連結されると共に、排出口22には濾過水CWを流通可能な排水管42を連結している。
これら吸水管41及び排水管42は、金属管でも良いが、貯水タンク2の移動に伴って変形自在なフレキシブル管を用いるのが望ましい。
また、吸水管41は、汚水タンクB4の底側適所に開設した吸水孔B41に連結させ、排水管42は、汚水タンクB4の上側適所に開設した排水孔B42に連結させて、排ガス処理装置Bに取付けている。
これら吸水管41及び排水管42は、各々の端部にジョイント(不図示)を設け、汚水タンクB及び/又は貯水タンク2と着脱可能に連結させることも可能である。
また、これら吸水管41及び/又は排水管42には、給・排水を調節可能な開閉バルブ51、52を設けて、各々の給・排水量を調節できるようにしている。
また、貯水タンク2の底部には、キャスター等の移動手段6を設け、貯水タンク2を所望の場所に容易に移動可能に構成してなり、更に、貯水タンク2には、圧力計を設けて当該貯水タンク2と汚水タンクB4との圧力差が所定の負圧になるとフィルター3の交換を行うように構成しても良いのであり、このように構成すると、ポンプPで汚水タンクB4内の汚水Wを吸い上げることにより貯水タンク2内に負圧が生じ、この負圧によって、前記汚水Wが貯水タンク2内に吸い上げられる。
ここで、フィルター3が目詰まりすると、汚水Wを吸い上げることができず、しかも貯水タンク2内の負圧が一定値以下、この場合、−40KPa程度になると、フィルター3の交換を行うように構成している。
更に、前記貯水タンク2には、吸水した汚水Wの貯水量が計測可能な水位計7を設けてなり、また、貯水タンク2に内部観察用の覗き窓を設けると、当該貯水タンク2内の水位を確認したり、貯水タンク2内の粉塵Hの量を観察できるのであり、この粉塵H量が所定量を超えると、フィルター3の交換を行うようにしても良いのであり、又、作動中に貯水タンク2内に空気を吸い込むと、当該貯水タンク2内の水位が下がるため、その都度、汚水Wを補給するように構成しても良いのである。
前記フィルター3は、粉塵Hを濾過可能なメッシュ状の基材を筒状に形成してなり、このフィルター3内には、排出口22に連通されたフィルター管31を配設している。
図3(a)・(b)は、図1及び図2で使用されるフィルター3の一例を示す斜視図である。
ここで、フィルター3は、粉塵Hを確実に濾過できるものであれば使用可能であり、本図に限定されるものではないが、例えば、図3(a)で示すように、ポリエチレン製等の不織布を筒状に成形し、その外面を波状、或いは中心から放射状に複数のフィンを形成したものであれば、単なる筒状のフィルターに比べて表面積を増やすことができるため、フィルター自体を小型化できたり、作業性を高めることができる。
また、図3(b)で示すように、フィルター3を多層で形成し、内層3aには活性炭等の吸着剤が含有されたものであっても良く、このフィルター3の内側には、当該フィルター3で濾過された後の濾過水CWだけを吸水可能なフィルター管31が設けられ、このフィルター管31は、壁面適所に濾過水CWだけを吸水可能な複数の小孔31aが開設されており、フィルター3にて濾過された後の濾過水CWを、前記小孔31aを通じて排出口22に汲み上げ、排水管42を介して汚水タンクB4に排水可能に構成されている。
なお、これらフィルター3は、取替え可能なカートリッジ式であり、フィルター3が汚れた際には、蓋体24を開放して、フィルター3だけを新しいものと取替えれば良いのである。
このように構成された本発明に係る排ガス処理装置用の浄化装置A及び排ガス処理装置用の浄化システムSは、以下の要領で使用される。
図2に示すように、従来同様、吸入口B1から吸入された排ガスGは、ヒーター部B5で加熱処理された後、この排ガスGに複数の水スクラバーB2によって、排ガスG中に含まれる粉塵Hを除去して清浄化し、この清浄化された清浄ガスCGは、気液の接触を高めるための充填剤B61の充填された排出筒B6の上端の排出口B3から排出される。
そのため、排ガスG中に含まれた粉塵Hは、水スクラバーB2の噴霧によって分離され、粉塵Hを含有した汚水Wとなって、排ガス処理用の汚水タンクB4に貯留される。
一方、汚水タンクB4に貯留された汚水Wは、ポンプ1の吸引力により吸水管41を通じて汚水タンクB4から貯水タンク2内に吸引して貯水される。
この貯水された汚水Wは、フィルター3を通じることで、当該フィルター3に粉塵Hが濾過され、当該フィルター3内に設けられたフィルター管31が、濾過後の濾過水CWだけを吸水する。
そして、フィルター管31で吸水された濾過水CWは、排水口22から排水管42を通じて、再び汚水タンクB4に還元するのである。
以上の通り、本発明に係る排ガス処理装置用の浄化装置A及び排ガス処理装置用の浄化システムSによれば、汚水タンクB4内の汚水Wは、排ガス処理装置用の浄化装置Aに送給され、この汚水Wに含有された粉塵Hは、フィルター3に吸着され、粉塵Hの除去された濾過水CWだけが汚水タンクB4に還元されるため、汚水タンクB4内に有害な粉塵Hが堆積されることを防止し、汚水タンクB4内の清掃を不要にできるのである。
一方、有害な粉塵Hは、前述の通り、フィルター3に吸着されるため、当該フィルター3の交換作業が必要となるが、従来のような汚水タンクB4内の除去、清掃作業とは異なり、フィルター3を新たなものと交換するだけで良いため、その交換作業は極めて簡単且つ短時間で行うことができる上、メンテナンス周期を大幅に伸ばすことができる。
しかも、フィルター3の交換作業の際、開閉バルブ51、52を閉止状態にすれば、汚水タンクB4と貯水タンク2との間の循環が停止され、排ガス処理装置Aは、従来同様に稼働されるため、排ガス処理装置Aの稼働を停止することなく、フィルター交換作業やメンテナンス作業等を行うことができるのである。
図1は、本発明に係る水の浄化装置の一実施例を概略したチャートである。 図2は、本発明に係る排ガス処理装置用の浄化装置及び排ガス処理装置用の浄化システムの一実施例を概略したチャートである。 図3において、(a)は、図1及び図2の浄化装置及び浄化システムで好適に用いられるフィルターの一例を示す斜視図である。 図3において、(b)は、図1及び図2の浄化装置及び浄化システムで好適に用いられるフィルターの他例を示す斜視図である。 図4は、従来の水スクラバーを用いた排ガス処理装置を概略したチャートである。
符号の説明
A 水の浄化装置、排ガス処理装置用の浄化装置
B 排ガス処理装置
S 排ガス処理装置用の浄化システム
H 粉塵
G 排ガス
B1 吸入口
B2 水スクラバー
B3 排出口
B4 汚水タンク
B5 ヒーター部
CG 清浄ガス
1 ポンプ
2 貯水タンク
21 吸水口
22 排水口
3 フィルター
41 吸水管
42 排水管
51、52 開閉バルブ
6 移動手段

Claims (10)

  1. 給・排水可能なポンプと、吸水口及び排水口を設けた貯水タンクと、この貯水タンク内に設置されるフィルターとからなり、粉塵やヘドロ等が含有された汚水を、前記吸水口から吸引して前記貯水タンク内に貯水し、この貯水された汚水が、前記フィルターを通じて濾過され、その濾過水が、前記排水口を通じて排水される構造にしたことを特徴とする水の浄化装置。
  2. 吸水口には、吸水管が連結されると共に、排水口には排水管が連結されてなり、これら吸水管及び排水管が、近接して配置可能に構成されている請求項1に記載の水の浄化装置。
  3. 貯水タンクには、キャスター等の移動手段を設けている請求項1又は2のいずれか1項に記載の水の浄化装置。
  4. 粉塵が含有された排ガスを吸入口から吸入し、この吸入した前記排ガスを水スクラバーによって前記粉塵を除去して清浄化し、この清浄化された清浄ガスを、排出口から排出するようにしてなる排ガス処理装置に取付可能な排ガス処理装置用の浄化装置であって、
    前記排ガス処理装置用の浄化装置は、給・排水可能なポンプと、吸水口及び排水口を設けた貯水タンクと、この貯水タンク内に設置されるフィルターとを備えてなり、
    前記排ガス処理装置内に設けた排ガス処理用の汚水タンクに貯留されている汚水を、前記吸水口から吸引して前記貯水タンク内に貯水し、この貯水された汚水が、前記フィルターを通じて濾過され、その濾過水が、前記排水口を通じて前記汚水タンクに還元されるように構成されていることを特徴とする排ガス処理装置用の浄化装置。
  5. 吸水口には吸水管が連結されると共に、排水口には排水管が連結されてなり、これら吸水管及び排水管が、前記汚水タンクと着脱可能に連結されるように構成されている請求項4に記載の排ガス処理装置用の浄化装置。
  6. 吸水管及び/又は排水管には、給・排水を調節可能な開閉バルブを設けてなる請求項4又は5に記載の排ガス処理装置用の浄化装置。
  7. 貯水タンクには、キャスターなどの移動手段を設けている請求項4ないし6のいずれか1項に記載の排ガス処理装置用の浄化装置。
  8. 貯水タンクには、圧力計を設けて当該貯水タンクと汚水タンクとの圧力差が所定の負圧になるとフィルターの交換を行うように構成してなる請求項4ないし7のいずれか1項に記載の排ガス処理装置用の浄化装置。
  9. 給・排水可能なポンプには、連続稼働又は間欠稼働、或いは稼動停止等のように前記ポンプの稼働タイミングを調節可能な稼働調節具を備えている請求項4ないし8のいずれか1項に記載の排ガス処理装置用の浄化装置。
  10. 粉塵が含有された排ガスを吸入口から吸入し、この吸入した前記排ガスを水スクラバーによって前記粉塵を除去して清浄化し、この清浄化された清浄ガスを、排出口から排出するようにしてなる排ガス処理装置と、
    前記排ガス処理装置に設けた排ガス処理用の汚水タンクに連結される排ガス処理装置用の浄化装置と、よりなり、
    前記排ガス処理装置用の浄化装置は、給・排水可能なポンプと、吸水口及び排水口を設けた貯水タンクと、この貯水タンク内に設置されるフィルターとを備えてなり、
    前記排ガス処理装置内に設けた排ガス処理用の汚水タンクに貯留されている汚水を、前記吸水口から吸引して前記貯水タンク内に貯水し、この貯水された汚水が、前記フィルターを通じて濾過され、その濾過水が、前記排水口を通じて前記汚水タンクに還元される構成にしたことを特徴とする排ガス処理装置用の浄化システム。
JP2005350587A 2005-12-05 2005-12-05 水の浄化装置並びに水の浄化方法、排ガス処理装置用の浄化装置並びに排ガス処理装置用の浄化システム Active JP4632939B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005350587A JP4632939B2 (ja) 2005-12-05 2005-12-05 水の浄化装置並びに水の浄化方法、排ガス処理装置用の浄化装置並びに排ガス処理装置用の浄化システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005350587A JP4632939B2 (ja) 2005-12-05 2005-12-05 水の浄化装置並びに水の浄化方法、排ガス処理装置用の浄化装置並びに排ガス処理装置用の浄化システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007152223A true JP2007152223A (ja) 2007-06-21
JP4632939B2 JP4632939B2 (ja) 2011-02-16

Family

ID=38237246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005350587A Active JP4632939B2 (ja) 2005-12-05 2005-12-05 水の浄化装置並びに水の浄化方法、排ガス処理装置用の浄化装置並びに排ガス処理装置用の浄化システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4632939B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012090671A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Daikin Industries Ltd 空気浄化装置
WO2013191245A1 (ja) * 2012-06-21 2013-12-27 環境ソリューションズ株式会社 濁水処理システムおよび濁水処理方法
CN105289170A (zh) * 2015-11-28 2016-02-03 重庆嘉宇世纪塑业有限公司 注塑废气排放水处理装置
CN105289166A (zh) * 2015-11-28 2016-02-03 重庆嘉宇世纪塑业有限公司 注塑废气排放水处理系统
CN105289167A (zh) * 2015-11-28 2016-02-03 重庆嘉宇世纪塑业有限公司 注塑废气处理箱
CN105327574A (zh) * 2015-11-28 2016-02-17 重庆嘉宇世纪塑业有限公司 用于注塑机上设有搅拌器的废气净化装置
CN105345991A (zh) * 2015-11-28 2016-02-24 重庆嘉宇世纪塑业有限公司 用于注塑机上的废气净化装置
WO2016208459A1 (ja) * 2015-06-22 2016-12-29 株式会社村田製作所 濾過装置、濾過方法、及び濾過フィルタ
WO2016208753A1 (ja) * 2015-06-26 2016-12-29 株式会社村田製作所 濾過装置及び濾過方法
CN107902830A (zh) * 2017-11-23 2018-04-13 李朝洁 一种移动式厨房污水净化器
CN114059622A (zh) * 2021-12-21 2022-02-18 重庆渝祺建筑工程有限公司 一种节能建筑施工用给排水装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103263813A (zh) * 2013-06-13 2013-08-28 句容恒达金属制品有限公司 一种用于道路构件的热镀锌工艺中的废气处理装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07117215A (ja) * 1993-10-27 1995-05-09 Nippon Baldwin Kk 湿し水循環装置
JP2000351193A (ja) * 1999-06-10 2000-12-19 St Engineering Kk 湿し水循環処理装置および湿し水循環処理方法
JP2001259333A (ja) * 2000-03-21 2001-09-25 Sumikin Kansai Kogyo Kk ダイオキシン類の分離除去方法及び分離除去装置
JP2003275511A (ja) * 2002-03-19 2003-09-30 Yamaha Motor Co Ltd 水清浄化装置
JP2005103784A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Sanetsu:Kk 可搬型の湿し水浄化装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07117215A (ja) * 1993-10-27 1995-05-09 Nippon Baldwin Kk 湿し水循環装置
JP2000351193A (ja) * 1999-06-10 2000-12-19 St Engineering Kk 湿し水循環処理装置および湿し水循環処理方法
JP2001259333A (ja) * 2000-03-21 2001-09-25 Sumikin Kansai Kogyo Kk ダイオキシン類の分離除去方法及び分離除去装置
JP2003275511A (ja) * 2002-03-19 2003-09-30 Yamaha Motor Co Ltd 水清浄化装置
JP2005103784A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Sanetsu:Kk 可搬型の湿し水浄化装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012090671A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Daikin Industries Ltd 空気浄化装置
WO2013191245A1 (ja) * 2012-06-21 2013-12-27 環境ソリューションズ株式会社 濁水処理システムおよび濁水処理方法
JP2014000559A (ja) * 2012-06-21 2014-01-09 Green Deal Suishin Kyokai 濁水処理システムおよび濁水処理方法
WO2016208459A1 (ja) * 2015-06-22 2016-12-29 株式会社村田製作所 濾過装置、濾過方法、及び濾過フィルタ
JPWO2016208459A1 (ja) * 2015-06-22 2017-10-19 株式会社村田製作所 濾過装置、濾過方法、及び濾過フィルタ
JPWO2016208753A1 (ja) * 2015-06-26 2018-03-08 株式会社村田製作所 濾過装置及び濾過方法
WO2016208753A1 (ja) * 2015-06-26 2016-12-29 株式会社村田製作所 濾過装置及び濾過方法
CN105289170A (zh) * 2015-11-28 2016-02-03 重庆嘉宇世纪塑业有限公司 注塑废气排放水处理装置
CN105345991A (zh) * 2015-11-28 2016-02-24 重庆嘉宇世纪塑业有限公司 用于注塑机上的废气净化装置
CN105327574A (zh) * 2015-11-28 2016-02-17 重庆嘉宇世纪塑业有限公司 用于注塑机上设有搅拌器的废气净化装置
CN105289167A (zh) * 2015-11-28 2016-02-03 重庆嘉宇世纪塑业有限公司 注塑废气处理箱
CN105289166A (zh) * 2015-11-28 2016-02-03 重庆嘉宇世纪塑业有限公司 注塑废气排放水处理系统
CN107902830A (zh) * 2017-11-23 2018-04-13 李朝洁 一种移动式厨房污水净化器
CN114059622A (zh) * 2021-12-21 2022-02-18 重庆渝祺建筑工程有限公司 一种节能建筑施工用给排水装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4632939B2 (ja) 2011-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4632939B2 (ja) 水の浄化装置並びに水の浄化方法、排ガス処理装置用の浄化装置並びに排ガス処理装置用の浄化システム
US6110389A (en) Filtration unit
KR100663635B1 (ko) 가압 탈취용액운회전식 탈취장치
RU2720249C1 (ru) Рамный дисковый фильтр с контролем байпасной воды для предотвращения применения байпасной воды в обратной промывке
JPH11216435A (ja) 閉ループ圧力洗浄システム及び方法
KR101882803B1 (ko) 염 및 불순물 제거 기능을 갖는 약액식 탈취장치
KR101181863B1 (ko) 무인 자동 제어가 가능한 초기우수 처리장치
KR100865574B1 (ko) 폐수 자가처리 습식 집진기
JP6749146B2 (ja) 湿式ガス状物質処理装置
JP2013501610A (ja) 水泳プール用濾過装置
JP2009045562A (ja) 濾過フイルター式スラッジ脱水処理装置およびその方法
JP2000135500A (ja) 廃水浄化設備
KR101056687B1 (ko) 악취 처리 장치
KR101160622B1 (ko) 수막형 공기정화시스템
KR101760902B1 (ko) 블록식 결합형태를 갖는 비점오염원 정화장치
KR200411348Y1 (ko) 간이 정수장치
RU2453354C1 (ru) Фильтр самоочищающийся
KR101784886B1 (ko) 분배챔버를 이용한 연속여과장치
KR20110004139U (ko) 오토그리스트랩
KR102441181B1 (ko) 우수처리설비 및 우수처리방법
KR100801881B1 (ko) 여과 및 제독기능의 어패류보관조
KR101566953B1 (ko) 수처리 설비
KR101848790B1 (ko) 자가 세정 폐가스 처리 장치
KR101758907B1 (ko) 우수 처리 시스템
KR20190028852A (ko) 오염수 처리 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080609

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100525

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100817

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101102

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4632939

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250