JP2007150870A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】同一原稿内での読み取り画像の繋ぎ目ズレを目立たなくさせて、読み取り画像の画質を向上させる。
【解決手段】画像ずれ検出回路204は第1のセンサ106により読み取った画像データのうち第2のセンサ107の読み取った画像データと重複する部分の画像データと第2のセンサ107で読み取った画像データのうち第1のセンサ106の読み取った画像データと重複する部分の画像データについて画像認識を行い、1つの原稿を複数に分割して読み取ったときの画像間のズレ量を検出する。1ライン画像合成部205は第1のセンサ106と第2のセンサ107で読み取った各画像データを主走査方向につなぎ合わせて1ライン化処理を行う。副走査ズレ補正部206、主走査ズレ量補正部207は、第1のセンサ106、第2のセンサ107で複数に分割して読み取られた画像データの当該各分割部分について、画像ずれ検出回路204で検出したズレ量の補正を行う。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像読取装置に関する。
複数の読み取りセンサを用いて、隣接する読み取りセンサの繋ぎ目部分を重複して読み取るように配列している原稿移動型の画像読取装置では、上流側(先に原稿を読み取る側)のセンサは画像データを一時メモリ蓄積し、一定時間分遅延させて、下流側(後に原稿を読み取る側)のセンサのデータラインに合わせ込むように調整している。しかし、原稿搬送ローラの温度変化による外径変動により原稿搬送スピードが変動してしまい、あるいは、原稿移動型の原稿搬送装置に特有な原稿搬送時の原稿のバタツキや、搬送ローラにくわえ込まれるときの衝撃などによる原稿搬送の送りむらが生じ、下流側の読み取りセンサと上流側の読み取りセンサのデータを合成したときにラインが一致せず、ラインずれが生じてしまうという問題があった。図7、図8は、このような場合の読取画像dと、第1読み取り、第2読み取りのセンサ301、302との関係を示している。
そこで、このような問題を解決するために、特許文献1の技術が提案されている。特許文献1の技術は、副走査方向に位置ずれするとともに、端部が所定量重なる状態で主走査方向に延在して配設された複数の等倍型の読取センサについて、その読み取った各画像データの繋ぎ合わせを正確に行うものである。
すなわち、この技術では、繋ぎ目部分の画像認識を行い(所定期間毎、例えば1日1回)、ズレ量を検出して、そのズレ量に基づいて上流側のデータの遅延量の補正値を更新しているので、経時的な変化には対応することができる。
特開2004−214769公報
しかしながら、特許文献1の技術では、同一の原稿内で起こる原稿搬送により生じる送りムラ、具体的には、原稿の先端、中間、後端でズレ量が異なるような場合には対応することができないという不具合がある(図8参照)。
そこで、本発明の目的は、同一原稿内での読み取り画像の繋ぎ目ズレを目立たなくさせて、読み取り画像の画質向上させることである。
請求項1に記載の発明は、原稿を原稿移動装置により移動させて当該原稿の画像を読み取る原稿移動型の画像読取装置において、原稿移動装置により搬送された原稿の画像の一部を読み取る第1のセンサと、前記第1のセンサより前記原稿の移動方向の下流に配設されて前記第1のセンサで読み取った以外の領域を読み取ると共に、前記第1のセンサで読み取った領域の一部を重複して読み取る第2のセンサと、前記第1のセンサで読み取った画像データのうち、前記第2のセンサで読み取った画像データと重複する部分の画像データと、前記第2のセンサで読み取った画像データのうち、前記第1のセンサで読み取った画像データと重複する部分の画像データの両画像データの全部又は一部について画像認識を行い、前記両センサにより1つの原稿を複数に分割して読み取ったときの画像間のズレ量を検出する画像データズレ量検出手段と、前記第1のセンサで読み取った画像データと第2のセンサで読み取った画像データとを主走査方向につなぎ合わせて1ライン化処理を行う1ライン画像合成手段と、複数に分割して読み取られた前記画像データの当該各分割部分について、前記画像データズレ量検出手段で検出した前記ズレ量の補正を行う補正手段と、を備えている画像読取装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像読取装置において、前記画像データズレ量検出手段は、主走査方向に連続するデータからなる直線パターンを認識することにより副走査方向のズレ量を検出し、前記補正手段は、予め設定された前記第1と第2のセンサの読み取りの遅延量に対して前記補正を行うことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像読取装置において、前記画像データズレ量検出手段は、副走査方向に連続するデータからなる直線パターンを認識することにより主走査方向のズレ量を検出し、前記補正手段は、予め設定された前記1ライン画像合成手段の調整量に対して前記補正を行うことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の画像読取装置において、前記画像データズレ量検出手段は、主走査方向に連続するデータからなる直線パターンを認識することにより副走査方向のズレ量を検出し、また、副走査方向に連続するデータからなる直線パターンを認識することにより主走査方向のズレ量を検出し、前記補正手段は、予め設定された前記第1と第2のセンサの読み取りの遅延量に対して前記補正を行い、また、予め設定された前記1ライン画像合成手段の調整量に対して前記補正を行うことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記画像データズレ量検出手段が所定量以上のズレ量を検出したときは、警告を報知する警告手段を備えていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像読取装置において、前記画像データズレ量検出手段が所定量以上のズレ量を検出したときは、前記原稿の移動を停止する停止手段を備えていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像読取装置において、ユーザが所定の操作を実行する操作部を備え、前記画像データズレ量検出手段は、前記操作があったことを条件に前記補正を行うことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の画像読取装置において、前記画像データズレ量検出手段は、前記操作として所定の画質モードの設定があったことを条件に前記補正を行う、ことを特徴とする。
本発明によれば、第1、第2のセンサの繋ぎ目重なり部分の領域の画像認識を同一原稿内で複数回行い、重なり部分の領域のデータのズレ量を検出して、ズレ量に応じた補正値を変更しているので、同一原稿内での繋ぎ目ズレを目立たなくさせて読み取り画像の画質向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1(a)は、本実施形態の画像読取装置の構造を示す概略図である。図1(a)に示すように、原稿テーブル103に置かれた原稿100は、第1ローラ104a、104bまで突き当てると、原稿挿入検知センサ101が原稿100を検知し、第1ローラ104a、104b及び第2ローラ110a、110bを図示しない駆動モータにより回転駆動させる。第1ローラ104a、104bの回転により原稿100は図の右方向に搬送される。
搬送された原稿100は原稿先端検知センサ105により先端が検出され、読み取り動作が準備状態となり、原稿100の先端が所定量Aだけ移動して第1のセンサ106の上面に到達した時に読み取り動作が開始されるよう制御される。さらに原稿100は右方向に搬送され、第1のセンサ106から所定量Bだけ下流側位置に設置された第2のセンサ107により、第1のセンサ106で読み取った原稿領域以外及び第1のセンサ106で読み取った原稿領域の一部を重複して読み取る。また、第1のセンサ106及び第2のセンサ107の上部にはコンタクトガラス108が設置され、さらに、センサ上面にはシェーディング補正を行うための白基準板109が設置されている。
そして、原稿100の先端が第2ローラ110a、110bにくわえ込まれて搬送され、第1及び第2センサ106、107により原稿面が読み進められる。原稿100の後端が原稿先端検知センサ105を通り過ぎ、センサ105がOFFすると、所定の距離A+B移動した第2読み取り107上面に到達したときに読み取り動作を終了させるように、画像読取装置は制御されている。
さらに、一定時間経過後に原稿100が第2ローラ110a、110bを抜けて排出されると、図示しない駆動モータを停止させて第1ローラ100a、100b及び第2ローラ110a、110bの回転を停止させて、一連の読み取り動作が終了する。詳細には図示していないが、第1のセンサ106と第2のセンサ107の内部には光源、セルフォックレンズ、受光素子がそれぞれ搭載されている。
図1(b)は、第1のセンサ106の読み取り領域(第1読み取り領域)及び第2のセンサ107の読み取り領域(第2読み取り領域)と、これらの重複領域(重複読み取り領域)を示している。
次に、画像読取装置の画像データの処理方法を、図2を参照して説明する。図2を参照して、第1のセンサ106で読み取られたアナログ画像データはA/D変換回路201に入力されてデジタル画像データに変換される。同様に、第2のセンサ107で読み取られたアナログの画像データはA/D変換回路202に入力されてデジタル画像データに変換される。
A/D変換回路201でデジタル変換された第1読み取り106で読み取られた画像データは副走査値遅延回路203に入力される。副走査遅延回路203では図示しないメモリを内蔵しており、一時このメモリに画像データの保存を行い、第1のセンサ106と第2のセンサ107間の距離に相当するライン数分遅延させて、1ライン画像合成回路205と画像ずれ検出回路204にデータを出力している。また、A/D変換回路202でデジタル変換された第2読み取り107で読み取られた画像データは1ライン画像合成回路205と画像ずれ検出回路204に入力される。
1ライン画像合成回路205では副走査遅延回路203から出力される第1のセンサ106が読み取った画像データと第2のセンサ107で読み取った画像データとの主走査の繋ぎ合わせを行い、1ラインの画像データに合成して次段の処理に渡す。画像ずれ検出回路204では副走査遅延回路203から出力される第1のセンサ106が読み取った画像データと第2のセンサ107で読み取った画像データとの重複した繋ぎ目領域の全部または一部を入力して、双方の画像データより画像認識を行い、画像のズレ量を検出している。画像認識は同一原稿内で複数回の認識処理を行い画像のズレ量を検出して、副走査遅延回路203及び1ライン画像合成回路205にフィードバックして補正処理が行えるようにしている。
さらに詳細な処理例を、図3を参照して説明する。画像ずれ検出回路204では主走査方向に連続するデータからなる直線パターンを認識することにより副走査方向のズレ量を検出する手段を有しており、検出したズレ量を副走査ズレ補正部206に入力し、所定の遅延ライン数Lの設定に対して補正処理を行わせるようにしている。具体的には第1のセンサ106で読み取った画像データの方が副走査方向に1ライン進んでずれていた場合には遅延量が少ないと判断し、所定の遅延ライン数Lに対して1加算したL+1の設定値に入れ替える。また、第1のセンサ106で読み取った画像データの方が副走査方向に1ライン遅れてずれていた場合には遅延量は多すぎると判断し所定の遅延ライン数Lに対して1減算したL−1の設定値を入れ替えるようにする。要するに、ズレを検出した場合にその検出したズレ量を遅延ライン数Lに対してのみ補正を行う(補正後の値にさらに補正を加えることはしない。)。
また、画像ずれ検出回路204での副走査方向のズレ量の検出方法を示す(詳細は図4参照)。画像の認識領域は繋ぎ目位置を中心に10画素×10ライン程度の任意の画像領域(マトリクスを生成)とする。次に、第1読み取り106で読み取られた画像データ及び第2読み取り107で読み取られた画像データ双方の画像データを2値化処理する。そして、第2のセンサ107で読み取って2値化処理された画像データの中心ラインNラインの1ライン前(N−1ライン目)の画素データが主走査方向に連続して10画素(全画素)白が続き、さらに次のラインの画素データが連続して10画素(全画素)黒だった場合に、Nライン目が主走査方向に連続する直線パターンの先頭ラインと認識させる(第2読み取りで読み取った画像データを基準とする)。さらに、第1のセンサ106で読み取って2値化処理された画像データについて、主走査方向に連続して10画素(全画素)白が続き、さらに、次のラインの画素データが連続して10画素(全画素)黒となっているラインが何ライン目に出現するか調べて、副走査方向のズレ量を検出する。例えば、N−1ライン目に第1読み取りデータの画像の直線パターンの先頭がきていた場合には、遅延量が少ないと判断し、所定の遅延ライン数Lに対して1加算したL+1の設定値に入れ替える。またN+2ライン目に第1読み取りデータの画像の直線パターンの先頭がきていた場合(図4参照)には、遅延量は多すぎると判断し、所定の遅延ライン数Lに対して2減算したL−2の設定値に入れ替えるといった具合である。このような検出処理を同一原稿内で一定の間隔で監視作業を行う(例えば100ライン毎、画素密度600dpi時換算で4.23mm毎に行う)。
また、一定間隔でズレを検出できない(直線パターンを認識しない)か、ズレがないと認識した場合には、遅延量は即座に所定遅延ライン数Lに戻す作業を行う。また今回の場合では遅延量が反映されるのは5ライン後のデータとなってしまうので、若干の誤差を生じるため、さらに正確に遅延量を反映させるために画像ずれ検出回路での画像領域データは5ライン先読みされたデータで行うようにしても良い。また、画像領域を広げて、ズレが大きい場合やパターンマッチング方法を増やして正確性を向上させるようにしても良い。
次に、画像ずれ検出回路204では副走査方向に連続するデータからなる直線パターンを認識することにより主走査方向のズレ量を検出する手段を有しており、検出したズレ量を主走査ズレ補正207に入力し、所定の主走査繋ぎ合わせの先頭画素設定Mに対して補正処理を行わせる。具体的には、第1のセンサ106で読み取った画像データの方が主走査方向に1画素分第2のセンサで読み込んだデータと重なっていた場合には、所定の主走査繋ぎ合わせの先頭画素設定Mに対して1減算したM−1の設定値を入れ、M−1画素目からの第1のセンサ106で読み取った画像データでつなぎあわせる。また、第1のセンサ106で読み取った画像データの方が主走査方向に2画素分第2のセンサで読み込んだデータと離れていた場合には、所定の主走査繋ぎ合わせの先頭画素設定Mに対して2加算したM+2の設定値を入れ、M+2画素目からの第1のセンサ106で読み取った画像データでつなぎあわせるようにする(図5参照)。つまり、ズレを検出した場合にその検出したズレ量を主走査繋ぎ合わせの先頭画素設定Mに対してのみ補正を行う(補正後の値にさらに補正を加えることはしない)。
また、画像ずれ検出回路204での主走査方向のズレ量の検出方法については、前述の副走査方向のズレ量の検出方法と同様に、画像の認識領域は繋ぎ目位置を中心に10画素×10ライン程度の任意の画像領域とし、検出方法は前述の副走査ズレ量の検出方法に対して90度左に回転して副走査に連続するデータからなる直線パターンを認識することにより行う(図6参照)。第1読み取り106で読み取られた画像データ及び第2読み取り107で読み取られた画像データ双方の画像データは2値化処理する。次に、第2のセンサ107で読み取って2値化処理された画像データの中心画素列Pの1画素左列(P−1画素目)の画素データ列が副走査方向に連続して10画素(全画素)白が続き、さらに次のP列の画素データが連続して10画素(全画素)黒だった場合に、P画素列目が副走査方向に連続する直線パターンの先頭列と認識させる(第2読み取りで読み取った画像データを基準とする)。さらに、第1のセンサ106で読み取って2値化処理された画像データについて、副走査方向に連続して10画素(全画素)白が続き、さらに次の列の画素データが連続して10画素(全画素)黒となっている列が何列目に出現するか調べて主走査方向のズレ量を検出する。例えば、P−1ライン目に第1読み取りデータの画像の直線パターンの先頭がきていた場合には、主走査に1画素重なっているので所定の主走査つなぎ目先頭画素設定数Mに対して1減算したM−1の設定値に入れ替えて、M−1画素目からの第1のセンサ106で読み取った画像データでつなぎあわせるようにする。また、P+2列目に第1読み取りデータの画像の直線パターンの先頭がきていた場合には、所定の主走査つなぎ目先頭画素設定数Mに対して2加算したM+2の設定値に入れ替えて、M+2画素目からの第1のセンサ106で読み取った画像データでつなぎあわせるようにする。
ここで、前述した画像ズレ量検出回路204は、副走査及び主走査両方の検出方法を持たせて主副両方のズレ量を検出し補正処理を行わせるようにしてもよい。
このようにすれば、副走査ズレ、主走査方向、或いは副走査と主走査ズレの両方ズレを目立たなくさせて読み取り画像の画質向上させることができる。
次に、画像ズレ量検出回路204で検出した画像のズレ量が所定のズレ量以上の場合には警告を発するようにする。具体的には、例えば副走査方向のズレ量上限設定Qを設け、ここでQを4とすると、第2のセンサ107で読み取った画像データを基準に第1のセンサ106で読み取った画像データが副走査方向に±4ライン以上のズレ量があると認識した場合に、画像ズレ量検出回路204は図示しないCPUに指示を出し、警告をだすようにして、使用者に注意を促すようにする。警告の種類としては、例えば図示しない操作部のディスプレイ上に「原稿が正常に搬送されませんでした。再度原稿を読み取って下さい。」のようにメッセージを表示して画像の不具合があったことを知らせるようにする。また、ブザーをならして警告しても良い。また、操作部上の発光素子(LED等)を点灯(点滅)させて警告するようにしても良い。これにより、ユーザに対して、装置の異常や原稿搬送時に不具合が生じていたことを知らせることができる。
さらに、画像ズレ量検出回路204で検出した画像のズレ量が所定のズレ量以上の場合に原稿搬送動作を停止させるようにする。具体的には、例えば副走査方向のズレ量上限設定Rを設け、ここでRを10とすると、第2のセンサ107で読み取った画像データを基準に第1のセンサ106で読み取った画像データが副走査方向に±10ライン以上のズレ量があると認識した場合に、画像ズレ量検出回路204は図示しないCPUに指示を出し、CPUは図示しない原稿搬送モータを停止させて原稿搬送動作を停止させる。この場合、ズレ量が予想以上に大きいので原稿搬送時の紙づまり(ジャム)や異常なスキューが起こっているものと推定して、原稿搬送モータを緊急停止させることで原稿の破損が生じないようにしている。本実施形態では同一原稿内で常にズレ量を監視しているため、即時の対応が可能である。また、原稿ジャムを検知するセンサを削減し、製造コストを低減することもできる。
また、画像ズレ量検出回路204は、図示しない操作部からの設定により、画像ズレ量の検出処理の設定有無を選択可能としている。具体的には、図示しない操作部からの設定で「ズレ補正なし」とした場合には、画像ズレ量からの検出結果は常に0(ズレ量なし)を出力させる。これにより、読み取りセンサ106と107の読み取り領域の繋ぎ目部に相当する位置に当たる部分の原稿画像の直線が実際にずれている場合に誤検知してしまうのを防止することが可能となる。このようにすれば、操作部からの指示によりズレ検出処理の有無を選択できるようにしているので、例えば、ズレ検出処理をなしとした場合には原稿の画像が実際ずれていた場合にこれをズレと誤検知してしまうような不具合を防止できるため、原稿に忠実に読み取りを行うことができる。
さらに、図示しない操作部からの画質モード設定により、画像ズレ量検出回路204は検出処理の有無が自動的に選択されるようにしている。具体的には、例えば画質モードとして文字(線画)モードを選択したときは、直線などの多い図面原稿が読み取られることが多いと想定されるため、この場合はズレ検出処理を行わせるようにして、検出したズレ量を副走査遅延回路203及び1ライン画像合成回路205にフィードバックして補正処理が行えるようにする。また、写真モードを選択したときは、中間調濃度や網点で形成されたような画像からなり、直線の少ない画像が読み取られると想定されるため、ズレ検出処理を行わさないようにして画像ズレ量検出からの検出結果は常に0(ズレ量なし)を出力させる。これにより、画像ズレ量検出回路での誤検知することを防止できる。
(a)は本発明の一実施形態である画像読取装置の概略構成図、(b)は原稿の読み取りを説明する平面図である。 画像処理の回路構成を示すブロック図である。 画像処理の回路構成を示すブロック図である。 画像ずれ検出回路での副走査方向のズレ量の検出方法の説明図である。 画像データでつなぎあわせ処理について説明する説明図である。 画像ずれ検出回路での主走査方向のズレ量の検出方法の説明図である。 同一原稿内で同一方向に副走査ズレが生じる場合の説明図である。 同一原稿内で異なる方向に副走査ズレが生じる場合の説明図である。
符号の説明
100 原稿、106 第1のセンサ、107 第2のセンサ

Claims (8)

  1. 原稿を原稿移動装置により移動させて当該原稿の画像を読み取る原稿移動型の画像読取装置において、
    原稿移動装置により搬送された原稿の画像の一部を読み取る第1のセンサと、
    前記第1のセンサより前記原稿の移動方向の下流に配設されて前記第1のセンサで読み取った以外の領域を読み取ると共に、前記第1のセンサで読み取った領域の一部を重複して読み取る第2のセンサと、
    前記第1のセンサで読み取った画像データのうち、前記第2のセンサで読み取った画像データと重複する部分の画像データと、前記第2のセンサで読み取った画像データのうち、前記第1のセンサで読み取った画像データと重複する部分の画像データの両画像データの全部又は一部について画像認識を行い、前記両センサにより1つの原稿を複数に分割して読み取ったときの画像間のズレ量を検出する画像データズレ量検出手段と、
    前記第1のセンサで読み取った画像データと第2のセンサで読み取った画像データとを主走査方向につなぎ合わせて1ライン化処理を行う1ライン画像合成手段と、
    複数に分割して読み取られた前記画像データの当該各分割部分について、前記画像データズレ量検出手段で検出した前記ズレ量の補正を行う補正手段と、
    を備えていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記画像データズレ量検出手段は、主走査方向に連続するデータからなる直線パターンを認識することにより副走査方向のズレ量を検出し、
    前記補正手段は、予め設定された前記第1と第2のセンサの読み取りの遅延量に対して前記補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記画像データズレ量検出手段は、副走査方向に連続するデータからなる直線パターンを認識することにより主走査方向のズレ量を検出し、
    前記補正手段は、予め設定された前記1ライン画像合成手段の調整量に対して前記補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 前記画像データズレ量検出手段は、主走査方向に連続するデータからなる直線パターンを認識することにより副走査方向のズレ量を検出し、また、副走査方向に連続するデータからなる直線パターンを認識することにより主走査方向のズレ量を検出し、
    前記補正手段は、予め設定された前記第1と第2のセンサの読み取りの遅延量に対して前記補正を行い、また、予め設定された前記1ライン画像合成手段の調整量に対して前記補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  5. 前記画像データズレ量検出手段が所定量以上のズレ量を検出したときは、警告を報知する警告手段を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  6. 前記画像データズレ量検出手段が所定量以上のズレ量を検出したときは、前記原稿の移動を停止する停止手段を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  7. ユーザが所定の操作を実行する操作部を備え、
    前記画像データズレ量検出手段は、前記操作があったことを条件に前記補正を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  8. 前記画像データズレ量検出手段は、前記操作として所定の画質モードの設定があったことを条件に前記補正を行うことを特徴とする請求項7に記載の画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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