JP2007150808A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】各画素に実装される素子数を増加させることなく、画素電位の飽和状態を検出することができる固体撮像装置を提供する。
【解決手段】フォトダイオードPD1と、該フォトダイオードの端子電圧である画素電位を増幅する増幅用トランジスタPM1と、前記画素電位をリセットするリセットトランジスタNM0と、前記増幅用トランジスタの出力を水平選択信号により列信号読み出し線SPに出力する選択トランジスタPM2とを含んで1画素が構成され、露光時に画素電位を監視する機能を有する固体撮像装置において、前記列信号読み出し線と該列信号読み出し線に前記選択トランジスタの出力端が接続されている各画素内の前記増幅用トランジスタが接続される電源ラインとRPの間が前記フォトダイオードの受光により画素電位が変化した際に次第に導通するように、前記列信号読み出し線と前記電源ラインの電位を設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、CMOSイメージセンサ等の固体撮像装置に関する。
従来の固体撮像装置としてCMOSイメージセンサの構成を図4に示す(非特許文献1参照)。同図において、画素Pijが2次元マトリクス状に多数、配置されている。図では、便宜上、2×2の4画素(P11,P12,P21,P22)についてしか示していない。各画素は同一構成である。画素P11は、フォトダイオードPD11と、リセットトランジスタNM111と、増幅用トランジスタNM112と、選択トランジスタNM113とを有している。
また、画素P12は、フォトダイオードPD12と、リセットトランジスタNM121と、増幅用トランジスタNM122と、選択トランジスタNM123とを有している。画素P21は、フォトダイオードPD21と、リセットトランジスタNM211と、増幅用トランジスタNM212と、選択トランジスタNM213とを有している。
画素P22は、フォトダイオードPD22と、リセットトランジスタNM221と、増幅用トランジスタNM222と、選択トランジスタNM223とを有している。
リセットトランジスタNM111,NM121,増幅用トランジスタNM112,NM122のドレインは電源電圧Vddの電源ライン101−1に、リセットトランジスタNM211,NM221,増幅用トランジスタNM212,NM222のドレインは電源電圧Vddの電源ライン101−2にそれぞれ、接続されている。
リセットトランジスタNM111,NM121,NM211,NM221のソースは、それぞれ、フォトダイオードPD11,PD12,PD21,PD22のカソードに接続され、フォトダイオードPD11,PD12のアノードは電源電圧Vssの電源ライン102−1に、フォトダイオードPD21,PD22のアノードは電源電圧Vssの電源ライン102−2にそれぞれ、接続されている。
また、リセットトランジスタNM111,NM121,NM211,NM221のソースは、増幅用トランジスタNM112,NM122,NM212,NM222のゲートにそれぞれ接続されている。
さらに、増幅用トランジスタNM112,NM122,NM212,NM222のソースは、それぞれ選択トランジスタNM113,NM123,NM213,NM223のドレインに接続されている。
100は、垂直シフトレジスタであり、垂直シフトレジスタ100から行方向(水平方向)配線されているリセット線103−1、103−2は、各行のリセットトランジスタNM111,NM121,NM211,NM221のゲートに接続されている。
また、垂直シフトレジスタ100から行方向(水平方向)配線されている水平選択線104−1、104−2は、各行の選択トランジスタNM113,NM123,NM213,NM223のゲートに接続されている。
さらに列方向(垂直方向)に電源電圧Vssの電源ライン106と相関二重サンプリング回路(CDS;Correlated Double Sampling circuit)110−1の入力端との間に定電流源101−1を介して接続されるように配線された列信号読み出し線SP1は、選択トランジスタNM113,NM213のソースと接続されている。
また、列方向に電源電圧Vssの電源ライン107と相関二重サンプリング回路(CDS)110−2の入力端との間に定電流源101−2を介して接続されるように配線された列信号読み出し線SP2は、NM123,NM223のソースと接続されている。
相関二重サンプリング回路(CDS)110−1、110−2は、各画素において、列読み出し線に読み出された画素信号と、フォトダイオードのカソード電位である画素電位をリセットした際のリセット電圧とをそれぞれサンプリングし、保持し、その差を演算する回路である。
相関二重サンプリング回路(CDS)110−1、110−2は、それぞれ図示してない水平シフトレジスタにより制御されるスイッチ素子111−1、111−2を介して行信号読み出し線120に接続されている。また行信号読み出し線120は出力回路130を介して出力端子140に接続されている。
上記構成からなる固体撮像装置の動作を説明する。垂直方向に順次、リセット信号Resi(i=1,2,…)がアクティブ状態になることにより、各画素Pij(i,j=1,2,…)内の画素電位、すなわちフォトダイオードPDijのカソード電位がリセット電位にリセットされる。その後、各画素に入射した光量(入射照度)に応じて、各画素内電位が低下する。露光時間が終了し、順次、垂直シフトレジスタ100より順次、水平選択信号Seliがアクティブ状態になり、画素Pij内の画素電位が列信号読み出し線SPiに読み出される。各画素での入射照度(入射光量)に対する列信号読み出し線に読み出される電圧との関係を図6に示す。この特性図から明らかなように、入射照度が高くなるにつれて読み出し電圧が低くなることが判る。
水平選択信号Seliによる読み出し動作では、露光量に依存する画素信号と、リセット信号の両方の電位が読み出される。例えば、水平選択信号Sel1が電源電圧Vddになると、画素P11と画素P12内の露光量に依存する画素電位が列信号読み出し線SP1とSP2にそれぞれ、読み出される。これらの電位が各相関二重サンプリング回路110−1、110−2によりそれぞれ、サンプルホールドされ、一旦保持される。
次に、リセット信号Res1が電源電圧Vddのレベルになることにより、水平選択されている画素P11と画素P12内のリセット電位が列信号読み出し線SP1と列信号読み出し線SP2にそれぞれ、読み出される。各相関二重サンプリング回路110−1、110−2でこの読み出されたリセット信号電位と既に各相関二重サンプリング回路110−1、110−2に保持された画素信号の差分が取られ、この差分電圧を列信号読み出し線SP1、SP2、…と順次、スイッチ素子111−1、111−2、…を介して行信号読み出し線120により水平方向に読み出すことで、選択された水平方向の画素の信号が全て読み出される。図5は、このときにおける画素P11についての読み出し動作を示している。同図において列信号読み出し線SP1に読み出されたVs1は、画素信号電位であり、Vr1はリセット信号電位である。
非特許文献1に示す従来の固体撮像装置にあっては、露光時間中に各画素について画素内電位を監視するには、全画素について画素電位を通常の読み出し動作を実行することにより行っていた。
また、イメージセンサにおける読み出し対象となる画素の位置検出を行うために各画素に行方向及び列方向の位置検出用のフォトダイオードを設けたイメージセンサが提案されている(非特許文献2参照)。
トランジスタ技術 2003年2月号、特集 CMOS/CCD画像センサ入門P129〜134 2005 IEEE International Solid-State Circuits Conference,ISSCC 2005/SESSION19/IMAGERS/19.8"A High-Speed,Profile DATA Acquiring Image Sensor"
イメージセンサにおける入射照度に対する信号出力が適度なリニアリティを得られる入射照度の範囲はフォトダイオードの特性や電源条件によってある範囲に限られる。そこで通常は露光時間の調整を行う。非特許文献1に示す従来の固体撮像装置にあっては、露光時間中に各画素について画素内電位を監視するのに全画素について画素電位を通常の読み出し動作を実行することにより行っていたため、露光時間の調整に時間がかかり、応答性に欠けるというという問題が有った。
また、非特許文献2に記載のイメージセンサにあっては、各画素に2つのフォトダイオードを設ける必要が有り、画素面積が増加するという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、各画素に実装される素子数を増加させることなく、画素電位の飽和状態を検出することができる固体撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、入射光を光電変換するフォトダイオードと、該フォトダイオードの端子電圧である画素電位を増幅する増幅用トランジスタと、リセット信号により前記画素電位をリセットするリセットトランジスタと、前記増幅用トランジスタの出力を水平選択信号により列信号読み出し線に出力する選択トランジスタとを含んで1画素が構成され、複数の画素が縦横にマトリクス状に配列されてなり、露光時に画素電位を監視する機能を有する固体撮像装置において、前記列信号読み出し線と該列信号読み出し線に前記選択トランジスタの出力端が接続されている各画素内の前記増幅用トランジスタが接続される電源ラインとの間が前記フォトダイオードの受光により該フォトダイオードのカソード電位である画素電位が変化した際に次第に導通するように、前記列信号読み出し線と前記電源ラインの電位を設定したことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の固体撮像装置において、前記画素電位の監視時に、前記列信号読み出し線または前記電源ラインのいずれか一方に流れる電流を電圧として検出する電圧検出手段を有することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2のいずれかに記載の固体撮像装置において、前記画素電位の監視時に、記列信号読み出し線に流れる電流を電圧として検出する第1の電圧検出手段と、前記電源ラインに流れる電流を電圧として検出する第2の電圧検出手段と、前記第1の電圧検出手段の検出出力を取り込み入射光量の多い画素が接続された列信号配線を検出する列配線検出手段と、前記第2の電圧検出手段の検出出力を取り込み入射光量の多い画素が接続された前記電源ラインを検出する電源ライン検出手段と、前記列配線検出手段及び電源ライン検出手段の検出出力を取り込み入射光量が最大の画素を特定する判定手段とを有することを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、露光時に画素電位を監視する機能を有する固体撮像装置において、前記列信号読み出し線と該列信号読み出し線に前記選択トランジスタの出力端が接続されている各画素内の前記増幅用トランジスタが接続される電源ラインとの間が前記フォトダイオードの受光により該フォトダイオードのカソード電位である画素電位が変化した際に次第に導通するように、前記列信号読み出し線と前記電源ラインの電位を設定したので、画素電位監視時に、画素電位が飽和電位に達しフォトダイオードの入射光量が増大した画素が接続されたには所定値以上の電流が流れるので、これを検出することにより、画素電位が所望の電位あるいは飽和状態にある画素が存在することを検出することができる。
また、画素電位監視時に、上記列信号読み出し線及び電源ラインに流れる電流を検出することにより、入射光量が最大の画素の位置検出を行うことができる。
さらに、画素電位の飽和状態を同時並列で高速検出することができ、この検出結果から画素電位のリセット時間を設定することにより最適な露光時間を設定することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。図1に本発明の実施形態に係る固体撮像装置の基本構成を示す。同図において、本発明の実施形態に係る固体撮像装置は、入射光を光電変換するフォトダイオードPD1と、フォトダイオードPD1のカソードにゲートが接続され、該ゲートにおける電位である画素電位を増幅するPMOSトランジスタPM1と、前記カソードと電源電圧Vddを供給する電源ライン10との間に接続され、フォトダイオードPD1のカソード電位をリセット電位(ここでは電源電圧(Vdd))にリセットするためのNMOSトランジスタNM0と、PMOSトランジスタPM1と列信号読み出し線SPとの間に接続されPMOSトランジスタPM1の出力を列信号読み出し線SPに出力するPMOSトランジスタPM2とを有している。
列信号読み出し線SPは、スイッチSW1を介して通常読み出し時には電源電圧Vddを供給する電源ライン12に一端が接続された電流源30の他端に接続され、各画素の画素電位の監視時には、スイッチSW1を介して一端が電位V2の電源ライン13に接続された抵抗R2の他端に接続される。
フォトダイオードPD1のアノードは、電源電圧Vssを供給する電源ライン11に接続され、PMOSトランジスタPM1のドレインは電源ラインRPに接続されている。
電源ラインRPは、スイッチSW2を介して通常読み出し時には接地され、各画素の画素電位の監視時には、スイッチSW2を介して一端が電位V1の電源ライン14に接続された抵抗R1に接続される。電源ラインRPに流れる電流を検出する抵抗R1の両端間に生じる電圧は、電圧検出回路40−1により、列信号読み出し線SPに流れる電流を検出する抵抗R2の両端間に生じる電圧は、電圧検出回路40−2によりそれぞれ、検出されるようになっている。電圧検出回路40−2は本発明の第1の電圧検出手段に、電圧検出回路40−1は本発明の第2の検出手段に、それぞれ相当する。
また、PMOSトランジスタPM1のソースにPMOSトランジスタPM2のドレインが接続され、PMOSトランジスタPM2のソースは列信号読み出し線SPに接続されている。
また、PMOSトランジスタPM2のゲートは、水平選択線20に接続されている。NMOSトランジスタNM0のドレインは電源ライン10に接続され、そのソースはフォトダイオードPD1のカソードに接続され、ゲートはリセット線21に接続されている。PMOSトランジスタPM1、PMOSトランジスタPM2はソースフォロアを構成している。
なお、フォトダイオードPD1、NMOSトランジスタNM0、PMOSトランジスタPM1、PMOSトランジスタPM2で1つの画素Pijが形成され、図1では図示を省略しているが、実際には複数の画素が、複数の列信号読み出し線SP及び複数の電源ラインRPの各々にアレイ状に接続され、かつ配置されている。
ここで、電源ライン14から供給される電位V1は、PMOSトランジスタのスレッシュホールド電圧をVthp,画素電位(フォトダイオードPD1のカソード電位)をVpとすると、画素電位監視時にはV1<V2−|Vthp|となるように設定される。
上記構成において、露光開始後に画素電位を列信号読み出し線SPに読み出す通常読み出し時には、スイッチSW1、SW2はそれぞれ、接点a側に切り替えられ、水平選択線20に出力される水平選択信号SelによりPMOSトランジスタPM2が導通状態となり、PMOSトランジスタPM1、PM2からなるソースフォロアが定電流源30により駆動され、信号の読み出し、リセット動作が行われる。図示してない相関二重サンプリング回路により、読み出された画素信号と、リセット時のリセット電位との差分が画素信号として水平信号読み出し線に出力される。
一方、露光中における画素電位監視時には、水平選択線20に出力される水平選択信号SelによりPMOSトランジスタPM2が導通状態となり、スイッチSW1、SW2がそれぞれ、接点b側に切り替えられ、列信号読み出し線SPは、スイッチSW1を介して一端が電位V2の電源ライン13に接続された抵抗R2の他端に接続される。
また、電源ラインRPは、スイッチSW2を介して一端が電位V1の電源ライン14に接続された抵抗R1に接続される。
この状態で画素Pijにおける画素電位VpがV2−|Vthp|以下になると、PMOSトランジスタPM1が導通状態となり、行方向の電源ラインRPと列信号読み出し線SPとの間が導通状態となり、電源ラインRP及び列信号読み出し線SPに入射光量に依存した量の電流が流れる。電源ラインRPに流れる電流は抵抗R1の両端間の電圧を電圧検出回路40−1により検出することにより、また列信号読み出し線SPに流れる電流は、抵抗R2の両端間の電圧を電圧検出回路40−2により検出することにより検出される。
したがって、行方向に配線される複数の電源ラインRPの各々及び列方向に配線される複数の列信号読み出し線SPの各々に上記構成の電圧検出回路を設けることにより、どの電源ラインRPあるいはどの列信号読み出し線SPに電流が流れたかを検出することができる。これにより、電流量を検出することにより、どの画素の画素電位が所望の電位あるいは飽和状態にあるか、あるいはどの画素の入射光量が最大であるかを判定することができる。
次に、本発明の実施形態に係る固体撮像装置の具体的構成(複数の画素が配列された構成)を図2に示す。同図では説明の便宜上、垂直方向に2画素(P11,P12),水平方向に2画素(P21,P22)の2×2の画素をアレイ状に配列して示しているがN×M(N,Mは整数)の任意のアレイに拡張できることは自明である。
各画素P11,P12,P21,P22の回路構成及びその周辺回路は、図1に示したものと同一であるので重複する説明を省略する。図2において、行方向に配線された電源ラインRP1、RP2には、それぞれスイッチSW10、SW11を介して電位V1の電源ラインとの間に接続される抵抗R10、R11の両端電圧を検出する電圧検出回路50、51が設けられている。
同様に、列方向に配線された列信号読み出し線SP1,SP2には、それぞれスイッチSW20、SW21を介して電位V2の電源ラインとの間に接続される抵抗R20、R21の両端電圧を検出する電圧検出回路60、61が設けられている。
電圧検出回路50、51は設定された閾値Vth以上の電圧が検出されたときに、電源ラインRP1、RP2に接続されている行方向に配列されたいずれかの画素における画素電位Vpが所望の電位あるいは飽和電位に達していることを示す検出信号を垂直検出回路100に出力する機能を有している。
電圧検出回路60、61も同様に、設定された閾値Vth以上の電圧が検出されたときに、列信号読み出し線SP1、SP2に接続されている列方向に配列されたいずれかの画素における画素電位Vpが所望の電位あるいは飽和電位に達していることを示す検出信号を水平検出回路110に出力する機能を有している。
垂直検出回路100及び水平検出回路110の出力は画素判定回路120に出力される。画素判定回路120では、垂直検出回路100及び水平検出回路110の出力に基づいて画素電位Vpが所望の電位あるいは飽和電位に達している画素がどの位置の画素かを判定する機能を有している。
また、80は、各画素のリセットトランジスタにリセット信号Res1,Res2,水平選択信号Sel1,Sel2を出力する垂直シフトレジスタ、200、201は相関二重サンプリング回路、300、301はスイッチ素子、90は水平信号読み出し線、400は出力回路、401は出力端子である。
上記構成からなる本発明の実施形態に係る固体撮像装置の動作を図3のタイミングチャートを参照して説明する。時刻t1以前のタイミングでスイッチSW10、11、20、21を接点a側に切り替えた状態で画素電位の読み出し及びリセット動作を終えた後、時刻t1でスイッチSW10、11、20、21を接点b側に切り替える(図3(A))。この結果、電圧検出回路50、51、60、61は、全て動作状態になる。この状態下で画素P12に入射する光量が多く、画素電位Vpが低下すると、電源ラインRP2、列信号読み出し線SP1に電流が流れ、抵抗R11、R20の両端電圧を検出する電圧検出回路51、60の入力電圧が上昇する(図3(C),(D))。
電圧検出回路51は抵抗R11の両端電圧を検出し、検出電圧と、予め設定された閾値電圧Vthとを比較し、検出電圧が閾値電圧をVthを越えているので、電源ラインRP2に接続されている複数の画素のうち画素電位が所望の電位あるいは飽和電位に達している画素が存在することを示す検出信号を垂直検出回路100に出力する。
また、電圧検出回路60は抵抗R20の両端電圧を検出し、検出電圧と、予め設定された閾値電圧Vthとを比較し、検出電圧が閾値電圧をVthを越えているので、列信号読み出し線SP1に接続されている複数の画素のうち画素電位が所望の電位あるいは飽和電位に達している画素が存在することを示す検出信号を水平検出回路110に出力する。
画素判定回路120では、垂直検出回路100及び水平検出回路110の検出出力を取り込み、電源ラインRP2及び列信号読み出し線SP1に接続されている画素P12が、画素電位が所望の電位あるいは飽和電位に達している画素であると判定する。
なお、電圧検出回路50、51、60、61に検出出力を多値出力できるように構成し、垂直検出回路100及び水平検出回路110に検出電圧が最大、すなわち画素への入射光量が最大の画素が接続されている電源ライン、列信号読み出し線を検出する機能を持たせることにより、画素判定回路120で最大入射光量の画素位置を検出するようにしてもよい。
このようにして、画素電位の監視動作を終えた後、時刻t2でスイッチSW10、11、20、21を接点a側に戻し、通常の読み出し動作を行う。すなわち、時刻t3で水平選択線のいずれかに水平選択信号を出力し(図3(G))、時刻t4で該当する行の各画素から画素信号Vsを読み出し、相関二重サンプリング回路(CDS)200、201は、サンプルホールドする(図3(H))。次いで、時刻t5で上記行の各画素のリセットトランジスタにリセット信号が出力され、各画素の画素電位がリセットされる(図3(F))。このときの、リセット電位Vrが時刻t6でサンプルホールドされる(図3(H))。
相関二重サンプリング回路200、201では、それぞれ、サンプルホールドした画素信号Vsと、リセット時のリセット電位Vrとの差分を算出し、この差分を画素信号としてスイッチ素子300、301を介して水平信号読み出し線90に出力する。
本実施形態に係る固体撮像装置によれば、列信号読み出し線と該列信号読み出し線に前記選択トランジスタの出力端が接続されている各画素内の前記増幅用トランジスタが接続される電源ラインとの間が前記フォトダイオードの受光により該フォトダイオードのカソード電位である画素電位が変化した際に次第に導通するように、前記列信号読み出し線と前記電源ラインの電位を設定したので、画素電位監視時に、画素電位が所望の電位あるいは飽和電位に達しフォトダイオードの入射光量が増大した画素が接続されたには所定値以上の電流が流れ、これを検出することにより、画素電位が飽和状態にある画素が存在することを検出することができる。すなわち、画素内にコンパレータ等の複雑な回路を設けることなく、画素電位が所望の電位にあること、あるいは飽和状態にあることを検出することができる。
また、画素電位監視時に、上記列信号読み出し線及び電源ラインに流れる電流を検出することにより、入射光量が最大の画素の位置検出を行うことができる。
さらに、画素電位の飽和状態を同時並列で高速検出することができ、この検出結果から画素電位のリセット時間を設定することにより最適な露光時間を設定することができる。
本発明の実施形態に係る固体撮像装置の基本的構成を示す回路図。 本発明の実施形態に係る固体撮像装置の具体的構成を示す回路図。 図2に示した本発明の実施形態に係る固体撮像装置の動作を示すタイミングチャート。 従来の固体撮像装置の構成を示す回路図。 図4に示した従来の固体撮像装置の動作を示すタイミングチャート。 従来の固体撮像装置の画素における入射照度に対する読み出し信号線の電圧の関係を示す特性図。
符号の説明
10、11、RP…電源ライン、20…選択線、21…リセット線、30…電流源40−1、40−2、50、51、60、61…電圧検出回路、80…垂直シフトレジスタ、90…水平信号読み出し線、100…垂直検出回路、110…水平検出回路、120…画素判定回路、200、201…相関二重サンプリング回路(CDS)、PD1…フォトダイオード、Pij…画素

Claims (3)

  1. 入射光を光電変換するフォトダイオードと、該フォトダイオードの端子電圧である画素電位を増幅する増幅用トランジスタと、リセット信号により前記画素電位をリセットするリセットトランジスタと、前記増幅用トランジスタの出力を水平選択信号により列信号読み出し線に出力する選択トランジスタとを含んで1画素が構成され、複数の画素が縦横にマトリクス状に配列されてなり、露光時に画素電位を監視する機能を有する固体撮像装置において、
    前記列信号読み出し線と該列信号読み出し線に前記選択トランジスタの出力端が接続されている各画素内の前記増幅用トランジスタが接続される電源ラインとの間が前記フォトダイオードの受光により該フォトダイオードのカソード電位である画素電位が変化した際に次第に導通するように、前記列信号読み出し線と前記電源ラインの電位を設定したことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記画素電位の監視時に、前記列信号読み出し線または前記電源ラインのいずれか一方に流れる電流を電圧として検出する電圧検出手段を有することを特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記画素電位の監視時に、記列信号読み出し線に流れる電流を電圧として検出する第1の電圧検出手段と、
    前記電源ラインに流れる電流を電圧として検出する第2の電圧検出手段と、
    前記第1の電圧検出手段の検出出力を取り込み入射光量の多い画素が接続された列信号配線を検出する列配線検出手段と、
    前記第2の電圧検出手段の検出出力を取り込み入射光量の多い画素が接続された前記電源ラインを検出する電源ライン検出手段と、
    前記列配線検出手段及び電源ライン検出手段の検出出力を取り込み、入射光量が最大の画素を特定する判定手段と、
    を有することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の固体撮像装置。

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