JP2007150769A - 通信端末装置、通信システム及び通信方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】制御部7は、通信開始通知画面を表示部5に表示させ、キー入力部3の入力に応じて個人情報通知可否を設定する個人情報通知設定画面を表示し、キー入力部3の入力に従って個人情報通知可否情報を通信開始端末100−1に対して通信部2に送信させる。通信開始端末100−1の制御部7は、個人情報通知可否情報を基に各参加メンバーの個人情報を各通信端末に対して通信部2に送信させ、これを受信した通信端末の制御部7は、個人情報を含んだ参加メンバー詳細画面を表示部5に表示させる。
【選択図】図2
Description
PoCでは、グループ通信を開始しようとする通信端末保持者が他の通信端末にグループ通信開始通知を送信し、通信開始通知を受信した通信端末は、通信開始通知に含まれる送信元の通信端末保持者情報及び通信開始通知を送信した数を表示し、通信端末保持者にこれを判断材料としてグループ通信に参加するか否かを判断させている。
本発明は、上述した不利益を解消することが出来る通信端末装置、通信システム及び通信方法を提供することを目的とする。
図1は、本実施形態の通信システムの構成の一例を示す図である。
本発明に係る通信システムは、例えば図1に示すように、3以上の通信端末(100−1、100−2、100−3…)と、通信サーバ装置200とを有する。
通信サーバ装置200は、1の通信端末からPoCによるグループ通話の開始通知を受けると、その要求に応じて相手方の通信端末を呼び出し、通信セッションを確立する。
図2は、通信端末100−iの構成の一例を示す図である。
通信端末100−iは、例えば図2に示すように、アンテナ1と、通信部2と、キー入力部3と、音声処理部4と、表示部5と、記憶部6と、制御部7とを有する。
通信端末100−iは、この通信部2を介して通信網300に接続された通信サーバ装置200や他の端末と通信を行う。
送信キーが押下されると、通信サーバ装置にて、他の通信端末が発言中であるかどうかを判断し、発言中の通信端末が無ければ、当該送信キーを押下した通信端末に対して発言権を与える。なお、送信キーが押圧されている間、この発言権は継続して与えられて送信状態になり、マイクにて入力された音声は通信サーバ装置を介して他の通信端末に同時に送出される。しかし、送信キーを開放する(送信キーの押下をやめる)と、発言権はなくなり、入力された音声は送信されなくなり、代わりに通信サーバ装置を介して他の通信端末による発言を受信してスピーカに出力する状態になる。
例えばグループ通信に関する処理として、PoCにおける所定のプロトコルに従った音声通話やデータ通信が適切に行われるように、音声処理部4における音声の入出力、キー入力部3からの文字データの入力、表示部5における情報の表示、通信部2におけるデータの送受信等を制御する。
グループ通信を開始する要求を通信サーバ装置に送出すると、通信サーバ装置は自装置または他のサーバ装置上にグループ通信を制御するためのサイトを設けることになる。ここで通信開始通知とは、このようなサイトが設けられたことの通知であり、サイトの通信網300上のアドレスや、当該サイトにログインするためのログインID等、グループ通信参加のために必要な各種パラメータを含み、先の管理テーブルに記載されたメンバーのアドレス情報等に基づいて送信する。
また、制御部7は、PoCのグループ通信が始まった後、通信部2からデータを送信する処理を行う。例えば、キー入力部3においてPoCの送信キーが押されると、通信サーバ装置200に対する送信許可の要求を通信部2から送信する。
また、制御部7は、PoCのグループ通信が始まった後、通信部2においてデータを受信する処理を行う。例えば、上述した送信許可の要求を通信部2から送信した後、通信サーバ装置200から送信される送信予約リスト情報(通信システム内で送信許可を待つ通信端末に関する情報等)を通信部2において受信する。
図3は、本実施形態の通信端末100−1〜3がグループ通信を行う際のシーケンス図である。
図3に示すように、本実施形態では、通信開始通知を送信する通信開始端末100−1側が処理を行うステップと、通信開始通知を受信した参加メンバーの通信端末100−2及び100−3側が処理を行うステップとがあるため、以下では各ステップごとに通信端末の動作例について説明する。
ステップST1:
本ステップは、グループ通信を開始しようとする主催者ユーザXが有する、通信開始端末100−1の動作例である。
例えば通信開始端末100−1のユーザXが、キー入力部3の操作によりPoCのアプリケーションソフトウェア(以下、PoCアプリと略称する)を起動することにより、グループ通信のための処理が開始される。
ここで、個人情報とは、各ユーザ或いは端末を特定できる、名前、電話番号、メールアドレス等を指す。なお、個人情報には、ユーザの顔写真画像データや、住所等を含んでもよい。その場合、個人情報通知設定画面にて顔写真画像データや、住所等、上述した名前、電話番号、メールアドレス以外の要素についても設定できるようにする。
本ステップでは、ステップST1で送信された通信開始通知及び通信開始端末100−1の個人情報を受信した通信端末、一例としてユーザAが有する100−2の処理について説明する。
なお、通信サーバ装置200経由で他の通信端末装置から通信開始通知が送付される本実施形態のようなシステムの場合は、受信した呼び出しの送付元を参照したり、受信した呼び出しの内容に通信サーバ装置200へのログインに用いるパラメータが記載されているか否かを判断したり、等の多様な手法により本発明で言う通信開始通知なのか、通常の回線交換による音声通話目的の着信なのか、メール受信なのかを判断すればよい。
図5は、通信開始通知画面の一例を示す図である。
図5に示すように、通信開始通知画面においては、例えば、個人情報の通知設定を行うアイコンや(図5の501)、他の参加メンバーの詳細(個人情報)を表示させるアイコン(図5の502)、更にグループ通信に参加するか否かを決定するアイコン(図5の503,504)が表示されており、キー入力部3等による入力によってそれぞれのアイコンを選択することができる。
なお、ここでは通信開始通知を受信した端末100−2と、通信開始通知を送信する通信開始端末100−1とで、同じ図4に示す個人情報設定画面を表示部5に表示させているが、個人情報の各要素について通知の可否を問う画面であれば、同じ画面でなくてもよい。
なお、この段階では、参加メンバー(ユーザA及びB)の個人情報はまだ表示されないので、参加メンバー詳細画面は、図6(a)に示すように、個人情報は、グループ通話主催者のユーザXが予め他の端末に通知してもよいと設定した個人情報の要素のみが表示された画面になる。なお、図6(a)ではユーザXが名前、電話番号、メールアドレスの全てを通知可能に設定した場合の一例を示す。
参加メンバーの個人情報が表示されない理由は、詳しくは後述するが、すべての参加メンバーの個人情報通知可否情報をまだ有していないからである。
なお、グループ通信に参加するか否かを決定するアイコン503及び504が選択されるのは、もちろん、すべての参加メンバーの個人情報が表示されていないステップST2においてでもよいし、すべての参加メンバーの個人情報が表示された、後述するステップST4においてでもよい。
本ステップは、ステップST2で各参加メンバーの端末から送信された個人情報通知可否情報を受信した、通信開始端末100−1の処理について説明する。
制御部7は、通信部2に個人情報通知可否情報を受信させる。
なお、ここでは一例として、ユーザAから名前:YES、電話番号:NO、メールアドレスNOなる個人情報可否情報が送信され、ユーザBからは通信開始通知を送信してから所定の時間が経過しても反応がなかったとする。ユーザBに関しては、反応なしとして、すべての要素に対してNOであるとして扱う。なお、YESはその要素に関して他の通信端末に通知を許可することを意味し、Noは反対に通知を許可しないことを意味する。
なお、ここでは、グループ通話の通信開始通知を送信してから、所定の時間が経過しても個人情報通知可否情報の送信がない場合には、「反応なし」としてすべての要素に対してNOとして扱っているが、反応があるまでその端末からの個人情報通知については保留してもよい。
この際、送信する個人情報は、ステップST3において個人情報通知可否情報と共に個人情報が参加メンバーの通信端末から送信されてきた場合は、送信されてきた個人情報を使用してもよいし、ステップST3において個人情報が送信されてこなかった場合は、通信開始端末の100−1の記憶部6にあるアドレス帳情報に記憶された、該当する個人情報を使用する。
なお、ステップST3において個人情報が送信されてこず、且つ通信開始端末100−1の記憶部6に、該当する個人情報が記憶されていなかった場合は、該当する個人情報を送信できないので送信しない。
本ステップは、ステップST3で送信された個人情報を受信した、例えば通信端末100−2の処理を説明する。
個人情報を受信した通信端末100−2の制御部7は、個人情報を記憶部6に記憶する。
制御部7は、ユーザAの入力部を介した入力により、図5の通信開始通知画面において、参加メンバーの詳細を表示させるアイコン502が選択されたら、図6(b)に示す、各メンバーの個人情報を表示した参加メンバー詳細画面を表示部5に表示させる。
図6(b)は、ユーザAが名前及び電話番号を通知可能な設定にし、ユーザBの反応がなかった場合を示している。
ユーザは個人情報が表示された参加メンバー詳細画面を見て、改めて図5に示す通信開始通知画面で参加あるいは不参加を決定する参加アイコン503あるいは不参加アイコン504をキー入力部3によって選択し、参加アイコン503が選択された場合は、制御部7は通信部2に通信開始通知の送信元の通信端末へ参加通知を送信させ、不参加アイコン504が選択された場合は、制御部7は通信部2に通信開始通知の送信元の通信端末へ不参加通知を送信させてから通信サーバ装置200との通信を切断する。
本ステップは、参加メンバーの各通信端末からステップST4で送信された参加通知あるいは不参加通知を受信した通信開始端末100−1の処理を説明する。
通信開始端末100−1は、参加通知あるいは不参加通知を各端末から受信して、参加通知を送信した通信端末と後述する通常のPoC処理を開始する。
一の通信端末、例えば通信端末100−3の所有者がキー入力部3にある送信キー(Talkキー)を押すと、この通信端末100−3から通信サーバ装置200に対し発言要求が行われる。通信サーバ装置200は他に送信キーを押圧しているメンバーがいれば、拒否信号を通信端末100−3に送信する。通信端末100−3は、拒否信号を受信して、例えばエラー音等を鳴動させ、ユーザに発言不可を通知する。他に送信キーを押しているメンバーがいなければ通信端末100−3の発言を許可し、通信端末100−3からのデータを受信し、この受信したデータを他の参加メンバー全てに対して送信する。このような発言の制御を行うことでグループ通信は行われる。
また、本実施形態の通信端末100−iによれば、参加メンバーの通信端末から個人情報通知可否情報と共に個人情報を主催者側の通信開始端末に送信することができるので、通信開始端末の記憶部に参加メンバーの個人情報がない場合でも、個人情報の通知を行うことができる。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
Claims (13)
- 通信部と、
複数の個人情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶される相手先を指定してグループ通信の開始を指示すると、当該複数の相手先に対してグループ通信の開始通知を前記通信部により送信すると共にグループ通信の処理を行う制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記グループ通信の開始通知を送信する際、それぞれの相手先に対して当該相手先の個人情報を他の相手先への開示の可否を確認する開示確認通知を前記通信部により送信させ、前記通信部により当該開示確認通知に対する応答を受信すると応答内容に応じてそれぞれの相手先に対して応答の送信元に関する個人情報を開示するか否かを決める
ことを特徴とする通信端末装置。 - 前記通信部は、所定の管理装置を介して指定された相手先と接続することでグループ通信し、
前記制御部は、グループ通信の開始が指示されると、前記管理装置へ他の相手先がログインするために必要なパラメータを記載してグループ通信の開始通知を作成する
ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。 - 前記制御部は、前記開示確認通知の応答として開示の許可を受信すると、当該応答を行った相手先に関する前記記憶部に記憶された個人情報を、当該相手先以外の相手先に開示させる
ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。 - 前記個人情報は、電話番号と名前とメールアドレスの内少なくとも2つを含み、
前記開示確認通知は、電話番号と名前とメールアドレスの内の何れを開示許可もしくは不許可とするかを確認する通知手段である
ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。 - 前記制御部は、前記開示確認通知に対する応答に、グループ通信時に使用するべき許可名称が含まれていた場合、当該応答のあった相手先以外の相手先には、前記記憶部に記憶される個人情報に含まれる名前ではなく前記許可名称を開示する
ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。 - 通信部と、
報知部と、
入力部と、
制御部と、
を有し、
前記制御部は、前記通信部にてグループ通信の開始通知を受信する際、当該グループ通信の開始通知の送付元から当該グループ通信に参加する他の相手先に対して自装置に関する情報の開示の可否を確認する開示確認通知を受信すると、当該開示確認通知を前記報知部に報知させ、前記開示確認通知に対する入力が前記入力部になされると、当該入力に応じた応答を前記通信部により送信させる
ことを特徴とする通信端末装置。 - 前記通信部は、前記グループ通信の開始通知に記載されたパラメータを参照して所定の管理装置にログインすることでグループ通信を行う
ことを特徴とする請求項6に記載の通信端末装置。 - 前記個人情報は、電話番号と名前とメールアドレスの内少なくとも2つを含み、
前記開示確認通知に対する入力は、電話番号と名前とメールアドレスの内のいずれを開示許可もしくは不許可とするかを指定する入力である
ことを特徴とする請求項6に記載の通信端末装置。 - 前記入力部は、前記開示確認通知に対する入力に、グループ通信時に使用するべき許可名称を含める
ことを特徴とする請求項6に記載の通信端末装置。 - 前記制御部は、前記開始通知と共に、送付元及び他の相手先の個人情報を受信した場合は、前記個人情報を前記報知部に報知させる
ことを特徴とする請求項6に記載の通信端末装置。 - 前記開示確認通知に対する入力は、グループ通信時に使用するべき許可名称を含み、
前記制御部7は、当該許可名称を含んだ応答を前記通信部により送信させる
ことを特徴とする請求項6に記載の通信端末装置。 - 管理装置を介して複数の通信端末装置が互いに通信を行う通信システムであって、
1の通信端末装置が、相手先を指定してグループ通信の開始を指示すると、当該複数の相手先に対してグループ通信の開始通知を送信すると共にグループ通信の処理を行い、前記グループ通信の開始通知を送信する際、それぞれの相手先に対して当該相手先の個人情報を他の相手先へ開示の可否を確認する開示確認通知を送信し、
他の通信端末装置が、開示確認通知を受信すると、当該開示確認通知を報知し、前記開示確認通知に対する入力に応じた応答を送信し、
前記1の通信端末装置は、当該開示確認通知に対する応答を受信すると応答内容に応じてそれぞれの相手先に対して応答の送信元に関する相手先情報を開示するか否かを決める
ことを特徴とする通信システム。 - 管理装置を介して複数の通信端末装置が互いに通信を行う通信システムの通信方法であって、
1の通信端末装置が、相手先を指定してグループ通信の開始を指示する第1のステップと、
前記1の通信端末装置が、当該複数の相手先に対してグループ通信の開始通知を送信すると共にグループ通信の処理を行う第2の工程と、
前記1の通信端末装置が、前記グループ通信の開始通知を送信する際、それぞれの相手先に対して当該相手先の個人情報を他の相手先へ開示の可否を確認する開示確認通知を送信する第3の工程と、
他の通信端末装置が、開示確認通知を受信すると、当該開示確認通知を報知する第4の工程と、
前記他の通信端末装置が、前記開示確認通知に対する入力に応じた応答を送信する第5の工程と、
前記1の通信端末装置が、当該開示確認通知に対する応答を受信する第6の工程と、
前記1の通信端末装置が、応答内容に応じてそれぞれの相手先に対して応答の送信元に関する相手先情報を開示するか否かを決める第7の工程と
を有することを特徴とする通信方法。
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