JP2013510531A - データストリームをブロードキャストする方法およびユーザー間で対話する方法 - Google Patents

Abstract

本発明は、通信ネットワークのユーザーグループの少なくとも一人の第１のメンバーにより送信または受信されたデータストリームからの少なくとも一つの抜粋をユーザーグループの少なくとも一人の第２のメンバーへ配信する方法に関係し、以下の段階を備える：
− ユーザーグループの前記少なくとも一人の第１のメンバーにより送信または受信されたデータストリームの検出、
− データストリームの少なくとも一つのパラメーターに基づき検出されたストリームからデータの少なくとも一部分の抽出、
− 少なくとも一人の第２のメンバーのユーザープロファイルに対応する少なくとも一つのパラメーターに基づき抽出されたデータのフィルタリング、
− ユーザーグループの前記少なくとも一人の第２のメンバーへのフィルタリングされたデータの配信、そのフローにおけるデータのタイプが音声またはビデオメッセージに対応する。

Description

本発明は、通信、より詳細には、グループ内の様々な交信先の間の通信の分野に関する。

通信の現行手段は、様々な方法で、音声で、文書で、ビデオで、公開または非公開で通信することを可能とする。それにもかかわらず、これらの通信モードは、会話（チャット、ＶｏＩＰ等）を分離しようとする、またはそれらを公にしてどんな機密性またはプライバシー（ブログ、インターネットページ等）も取り除こうとする傾向がある。

日常生活における会話またはやり取りが一般的には、我々の注意を引きつける単語または表現（パーティでの会話、コーヒー沸かし器の周りでの議論等）を聞くことにより、または我々の好奇心を引き起こす細部（服装、人の振る舞い等）を見ることにより行われるのに、現在の通信モードは、このようなプロセスを再現することができないか、または、例えば、その時点における彼または彼女の行動またはムードを共有することができ、かつ反応して彼または彼女自身の意見を加えることができるソーシャルネットワークインターネットサイトでの制限された方式でしか再現することができない。

加えて、ブログ、フォーラム、またはソーシャルネットワークサイトを読むことは、制限的であり得、かつ様々なメッセージのすべてを読むには極めて多くの時間を必要とし得る。

本発明の目標は、技術の現状に関する上述の欠点を克服すること、ならびに、通信ネットワークのユーザーグループの少なくとも一人の第１のメンバーにより送信または受信されたデータストリームからの少なくとも一つの抜粋をユーザーグループの少なくとも一人の第２のメンバーへ配信する方法に関係することであり、以下の段階：
− ユーザーグループの前記少なくとも一人の第１のメンバーにより送信または受信されたデータストリームの検出、
− データストリームの少なくとも一つのパラメーターに基づき検出されたストリームからのデータの少なくとも一部分の抽出、
− 少なくとも一人の第２のメンバーのユーザープロファイルに対応する少なくとも一つのパラメーターに基づき抽出されたデータのフィルタリング、
− ユーザーグループの前記少なくとも一人の第２のメンバーへのフィルタリングされたデータの配信、ここで、そのフローにおけるデータのタイプが音声またはビデオメッセージに対応する、を備える。

本発明の別の態様によれば、本方法は、抽出ステップの後で、抽出されたデータを保存するステップをさらに備える。

本発明の付加的な態様によれば、少なくとも一人の第２のメンバーは、フィルタリングされたデータの配信の後で、データストリームから追加の抜粋の配信を要求し得、この追加の抜粋は保存されたデータから取得される。

本発明の付加的な態様によれば、ユーザーグループの少なくとも一人の第１のメンバーおよび少なくとも一人の第２のメンバーは、ディレクトリに基づく交信先である。

本発明の別の態様によれば、少なくとも一つのデータストリームパラメーターは、ストリームのデータタイプに対応する。

本発明の付加的な態様によれば、前記少なくとも一人の第２のメンバーのユーザープロファイルに対応する、前記少なくとも一つのパラメーターが、前記少なくとも一人の第１のメンバーにより設定される。

付加的な実施形態によれば、本方法は、抽出ステップの後で、抽出されたデータを処理するステップをさらに備える。

本発明の別の態様によれば、データ処理は、少なくとも一つの選択基準を満たす抽出されたデータから要素を選択することを可能にする。

本発明の付加的な態様によれば、データ処理は、データストリームの送信者および少なくとも一人の受信者を識別することを可能にする。

本発明の付加的な態様によれば、データ処理は、少なくとも一人の第２のメンバーのユーザープロファイルに対応する少なくとも一つのパラメーターに従って、抽出されたデータの内容を選択および／または修正することを可能にする。

本発明の付加的な態様によれば、前記少なくとも一人の第２のメンバーのユーザープロファイルに対応する前記少なくとも一つのパラメーターは、機密性のレベルを含む。

本発明の別の態様によれば、前記少なくとも一人の第２のメンバーのユーザープロファイルに対応する前記少なくとも一つのパラメーターは、前記少なくとも一人の第２のメンバーに配信されるデータストリームからの幾つかの抜粋を含む。

本発明の付加的な態様によれば、ストリームのデータのタイプは、音声メッセージ、文書メッセージ、または、ビデオメッセージに対応する。

本発明の付加的な態様によれば、本方法は、データストリームを検出するステップの後で、データストリームの単語または表現を検出するステップを備え、前記単語または表現はユーザーグループの少なくとも一人の第２のメンバーにより選択され、前記検出は配信方法における後続ステップを始動する。

本発明はまた、配信方法を含む、通信ネットワークのユーザーグループの第２のメンバーが前記グループの少なくとも一人の第１のメンバーと対話する方法に関係し、本方法は、前記第２のメンバーによりフィルタリングされたデータを受信した後で、以下のステップ：
− 前記少なくとも一人の第１のメンバーと通信状態に置かれるために、前記第２のメンバーから前記少なくとも一人の第１のメンバーに要求を送信し、
− 要求が受諾された場合、前記少なくとも一人の第１のメンバーにより前記要求を処理し、
− 前記第２のメンバーを前記少なくとも一人の第１のメンバーと通信状態に置く、を備える。

本発明はまた、
− 通信ネットワークのユーザーグループの少なくとも一人の第１のメンバーにより送信または受信されるデータストリームを検出し、
− データストリームの少なくとも一つのパラメーターに基づき検出されたストリームからデータの少なくとも一部分を抽出し、
− ユーザーグループの少なくとも一人の第２のメンバーのユーザープロファイルに対応する少なくとも一つのパラメーターに基づき抽出されたデータをフィルタリングし、
− ユーザーグループの前記少なくとも一人の第２のメンバーへフィルタリングされたデータを配信するように構成される手段を備える通信装置に関係し、ストリームにおけるデータのタイプは音声またはビデオメッセージに対応する。

本発明の別の態様によれば、これらの手段はまた、抽出されたデータの内容を保存するように構成される。

本発明の付加的な態様によれば、少なくとも一人の第１のメンバーにより送信または受信されるデータストリームの検出の手段、ならびに対応するデータの抽出の手段は、インターネットプロトコル（ＩＰ）マルチメディアサブシステム（ＩＭＳ）アーキテクチャーで動作するように構成される。

したがって、本方法は、様々なユーザーのプライバシーに配慮しつつ、ユーザーにより送信または受信されたデータを抽出すること、および、彼または彼女の交信先にそれらを配信することを可能にする。さらに、この方法は、投稿するためにこれらのデータを交換した人または人々との通信に容易に参加するために交換されたデータの抜粋を交信先が受信することを可能にする。

本発明の他の特徴および利点は、非限定的な例として一つの可能な実施形態を示す添付図を参照することで与えられる、以下の記述から明らかとなる。

本発明の一つの実施形態の各種のステップのブロック図である。 交信先サブグループに関するプライバシーパラメーター用の構成ウィンドウの図である。 交信先グループの第２のメンバーによる交信先グループの少なくとも一人の第１のメンバーを参加させる３つの会話の抜粋の受信を示す図である。 本発明による会話の抜粋を配信する方法の実施形態の例を示す図である。

以下の記述において、一般に：
用語データ「タイプ」は、これらのデータに対応する通信のモードに対応する。データは、例えば、それらが口頭メッセージに対応する場合は音声、または、それらが文書メッセージ、例えば、電子メール、ディスカッションフォーラムに投稿されたメッセージなどに対応する場合は文書であり得る。さらに、データの送信または再確立のモードは、データタイプ、例えば、インスタントメッセージを対象とする文書データを構成し得る。

用語「ＶｏＩＰ」は、ボイスオーバーインターネットプロトコル（Ｖｏｉｃｅ ｏｖｅｒ Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）の英語頭字語であって、インターネットでの音声メッセージの伝送に対応する。

用語「ＳＭＳ」は、ショートメッセージシステム（Ｓｈｏｒｔ Ｍｅｓｓａｇｅ Ｓｙｓｔｅｍ）の英語頭字語であって、ショートテキストメッセージに対応し、ミニメッセージとも呼ばれる。

用語「ＩＭＳ」は、インターネットプロトコル（ＩＰ）マルチメディアサブシステム（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ （ＩＰ） Ｍｕｌｔｉｍｅｄｉａ Ｓｕｂｓｙｓｔｅｍ）の英語頭字語であって、固定および移動体マルチメディアサービスを提供することを可能にする標準化アーキテクチャーに対応する。

本発明の実施形態は、通信ネットワークのユーザーグループに関係し、そのグループは、ディレクトリにおける交信先に対応し、かつ、例えば友人、家族、団体メンバー、または仕事上の交信先を含む。

ユーザーに対し、会話の話題または彼らの交信先の課題を理解することを可能にするために、各種のやり取りまたは意見の監視が実行され、かつこれらのやり取りまたは意見の抜粋はこれらの抜粋の配信を要求した様々な交信先に送信される。

ユーザーは、別のユーザーが彼または彼女のディレクトリにおける交信先の一人である場合にのみ、その別のユーザーから会話の抜粋を受信し得ることに留意すべきである。

このような方法を実装するために、図１に示されるような各種のステップが必要である。

第１ステップ１０１は、ユーザーグループの少なくとも一人の第１のメンバーにより送信または受信されたデータストリームの検出に関係する。例えば、これらのデータは：
− 電話またはＶｏＩＰにより送信された音声メッセージ、
− インターネットで送信されたテレビ会議メッセージ、
− 電子メールまたはＳＭＳメッセージに対応する文書メッセージ、
− 文書インスタントメッセージ、
− ブログに、ソーシャルネットワークサイトの壁に、またはインターネットページに投稿された文書、音声、またはビデオメッセージ、
− インターネットで送信されたビデオメッセージ、
− インターネットで送信された画像、
に対応し得る。

第２ステップ１０２は、ステップ１０１で検出されたストリームからのデータの抽出に関係する。抽出は、部分的または完全であってよく、データタイプおよび形式に適合できる。さらに、抽出は選択的であってよく、データストリームが二人の人間の間の会話に対応する場合には、この抽出は二人の人間のうちの一人の言葉にのみ関係し得るように選択されてもよい。例えば、二人の人間のうちの一人のみが抜粋の配信を受諾したという場合である。それゆえ、電話会話において、音声認識ソフトウェアが幾人かの参加者の言葉を取り除くために使用されてもよい。

任意選択のステップ１０３は、ステップ１０２で抽出されたデータを保存することに関係している。この録音は、（メモリーバッファーに置かれて、）一時的、または（対応するメモリーから消去されるまで、または（関係するソフトウェアが閉じられる等の）所定の活動が発生するまで、）永続的であってよい。

任意選択のステップ１０４は、ステップ１０２で抽出されたデータを処理することに関係している。この処理は、すべてのデータ、例えば、単語、表現、または画像の中から関連する情報を決定できるように抽出されたデータを解析するように設計されている。

各種の処理パラメーターは、選択された構成に従うデータの処理において考慮に入れられ得る：
− データ形式：データ形式の変換は、第２のユーザーに対して再転送されるために必要であれば実行され得る、例えば、音声メッセージは、文書のメッセージに変換されてもよく、または、文書メッセージは音声メッセージに変換されてもよい。すなわち、どんなタイプの変換が実行されてもよい。
− 抜粋のサイズ：サイズは文書の抜粋に対しては文字列の長さ、または画像、音声、ビデオの抜粋の場合にはその持続時間に対応する。
− データストリームの送信者または受信者および抜粋で引き合いに出された人々の識別。したがって、抜粋の内容は、メッセージにリンクされた様々な人々の識別情報を低下、制限、または改善し得る。例えば、人々の名前は、代名詞により隠されまたは置き換えられてよく、逆もまた同様である。

これら各種の処理パラメーターは、抜粋が送られる第２のメンバーのプロファイルに従って調整されてよい。したがって、抜粋の様々な組み合わせが、単一のデータストリームから作成されてよい。さらに、第２のメンバーのプロファイルは、第１のユーザーにより選択された機密性およびプライバシーパラメーターに依存してよい。したがって、メッセージ抜粋を受信するように指定されている、潜在的な第２のメンバーを構成する第１のユーザーの交信先は、プライバシーレベルが、例えば図２に示されるようにカーソルを動かすことにより、調整され得るサブグループにグループ分けされてよい。したがって、プライバシーの高位レベルは、例えば、より短い抜粋および／または識別情報をマスクすることに対応し得る。第２のメンバーのユーザープロファイルの一つまたは複数の調整は、また個別基準で実行され得る。

ステップ１０５は、データフィルタリングに対応する。抽出されたまたは処理されたデータの間で、このフィルタリングは、第２のメンバーに何が再送信されるかの選択に対応する。したがって、第２のメンバーは、彼または彼女が受信する抜粋または複数の抜粋の継続時間および頻度を調整し得る。したがって、彼または彼女が幾つかのメッセージの抜粋を受信する場合、第２のメンバーは、彼または彼女があまり興味がないと思うメッセージ抜粋の継続時間を減少することを決定し得る。

ステップ１０２、１０４、および１０５は、組み合わされ、かつ単一の抽出および処理ユニットにより実行され得ることに留意すべきである。さらに、これらのステップの順序は、この記述に関して修正され得る。

ステップ１０６は、第２のメンバーへの抜粋の配信に対応する。抜粋の形式に応じて、配信は、オーディオおよび／またはビジュアル配信に対応し得る。加えて、本発明の一つの態様に従って、第１のメンバーは、いつでも、交信先、交信先のグループ、またはすべての交信先に抜粋の配信を一時停止し得る。そのとき、交信先は、配信停止メッセージにより通知されることになる。

任意選択のステップ１０７は、第２のメンバーによる抜粋の選択に対応する。例えば、会話抜粋は、第２のメンバーの注意または好奇心を引きつける単語または表現を含む。そのとき、彼または彼女は、対応する会話の追加の抜粋またはより長い抜粋を受信するためにそうした単語または表現を選択する。

加えて、実施形態がステップ１０３を含む場合、第２のメンバーは、彼または彼女が抜粋を選択するとき、保存されたデータから取得される、追加のまたはより長い抜粋の配信を取得し得る。それにもかかわらず、会話の詳細へのアクセスは、第２のメンバーのユーザープロファイルに従って制限され得る。

任意選択のステップ１０８は、第２のメンバーを、第１のメンバーおよび彼または彼女の潜在的な通信相手との通信につかせることに対応する。抜粋の配信に続いて、第２のメンバーは、会話を送信した第１のメンバーとの通信につけるか尋ねてもよい。会話が参加される方法は、抜粋が取得された第１のメンバーが参加する初期の会話のタイプに従って変化し得る。

さらに、会話に参加するために様々な可能性がある場合、第２のメンバーは、通信のモードを選択するための選択肢を与えられ得る。したがって、初期会話が二人の間の電話会話である場合、第２のメンバーは、３方向電話会話を実行する要求を送信し得る。第１のメンバーおよび潜在的に彼または彼女の会話相手または複数の会話相手は、そのときその要求を受信する。その場合、第１のメンバーは、その要求を受諾し、したがって３方向会話を始動し、または拒否し、その後２方向会話を継続してもよい。

さらに、その要求はまた、第２のメンバーによる会話へのアクセスを承認するかどうかを第１のメンバーの会話相手が選択できるように彼らに送信され得る。

加えて、第２のメンバー１に対応する単一の交信先は、図３に示されるように彼または彼女の交信先（この例では第１のメンバー５である）の数人に対応する幾つかの会話３からの抜粋を受信し得る。この場合、会話３は電話会話に対応し、かつ第２のメンバーは様々な会話３から抜粋を交互にまたは連続的に受信する。会話３の数は、制限されないが、配信される様々な抜粋の継続時間および頻度に潜在的に影響し得る。

本発明をより理解するために、実施形態の例がこれから詳述される。

メアリー、ポール、およびピーターは、通信ネットワークのユーザーグループのメンバーである。さらに、メアリーは、ピーターの交信先の一人である。したがって、彼らの許可があれば、ピーターの会話は、検出され、監視され、メアリーに（および逆にメアリーの会話がピーターに）、ならびにピーターの他の交信先に、再配信（上述のように、部分的にまたは全体に、未加工でまたは処理されて）され得る。これらの会話は、上述のデータストリームに対応する。

図４は、ピーターとポールが会話７の状態、例えばＶｏＩＰより送信され、かつＩＭＳ（ＩＰマルチメディアサブシステム）アーキテクチャー９により管理される音声会話の状態にある装置の図を示す。メアリーは、ピーターが参加する会話を知らされて、そこからの抜粋を受信するためにこの会話を選択した。

そのとき、ピーターとポールは、彼らの会話の抜粋がメアリーに送られていることを通知される（そのとき、彼らはメアリーへの再配信をいつでも阻止できる）。

会話解析および抽出ユニット１１は、ピーターとポールとの間の会話に対応するデータを必要に応じて復元および選択することを可能にする。そのとき、会話抜粋１３は、配信サービス１５に送られる。配信サービス１５はまた、交信先リスト１７に接続され、それゆえ、ピーターとポールの交信先（この場合は特にメアリー）の識別情報およびユーザープロファイルに関する情報を受信できる。

したがって、抽出されたデータおよびユーザープロファイルに基づいて、配信サービス１５は、メアリーのユーザープロファイルに従って彼女に配信される抜粋２１を適応させることができる。この適応は、配信された抜粋の選択および持続時間からデータ処理（例えば、音声認識ソフトウェアを用いることによりピーターの音声に対応する抜粋のみを選択することによる）に及ぶ。

そのとき、メアリーは、彼女のヘッドフォン２３を介して、ピーターとポールとの間の会話の抜粋２１を聴く。加えて、メアリーは、他の会話２７の抜粋２５を受信すると決定している。それゆえ、任意の潜在的な文書抜粋が彼女のコンピュータースクリーンに表示されると同時に、様々な音声抜粋が交互にまたは連続的な方式で彼女のヘッドフォン２３に配信される。メアリーが音声会話を追跡するだけである場合、メアリーは、彼女の交信先の会話を追跡すると同時に別の活動を実行することができる。さらに、聴取は、メアリーに対し任意の場所からの会話を追跡することを可能にする携帯型コンピューターまたは電話を介して行われ得る。

加えて、彼女のコンピューター（または電話）のウィンドウ２９は、メアリーがピーターとポールとの間の会話に関する追加の情報を要求でき、またはピーターとポールとの通信状態に置かれることができるように、様々な会話へのリンクを含む。

この例において、ピーターとポールとの間の会話における単語「発明」がメアリーの注意を引きつけ、そのとき、彼女は、彼女のコンピューターで会話を選択し、かつ会話の文脈を正確に判断するために最新の抜粋の完全な配信を要求する。このとき、完全な文章が再配信される：「ピーターは新しい発明を持っていて、それを特許にしたがっている」。この話題は、メアリーに興味を起こさせ、彼女はピーターとポールとの間の会話を選択し、シングルクリックで、会話に参加するためにＩＭＳアーキテクチャー９を介して、ピーターとポールに要求３１を送信する。そのとき、ピーターとポールは、メアリーが会話に参加するのを許可するように求められる。受諾の後、次に、ピーター、ポール、およびメアリーとの間の３方向電話会議が自動的に確立される。

その結果、本発明の実施形態は、会話の抜粋を選択し、かつ伝達者の交信先が会話の話題を理解できるように彼らにこれらの抜粋を配信することを可能にする。したがって、これは、友人の間のパーティで、または休憩中の同僚の間の会話で何が起きているかを仮想的に再生することを可能にし、そこでは単語または表現の知覚が我々の注意を引きつけ、かつ我々を会話に引き入れる。さらに、会話のプライバシーおよび機密性は、会話から抽出されたデータの処理、非常に短い抜粋の選択、またはいつでも抜粋の配信を一時停止する能力を介して守られる。それゆえ、本発明を使って、抜粋の配信を受信する人は、抜粋に関係する様々な会話相手との通信に容易に参加できる。加えて、本発明の実施形態はどんな会話のタイプにも適合でき、それゆえ交信先のグループ内の通信を促進することを可能にし、かつ、各ユーザーに対して、会話、やり取り、彼または彼女の交信先の一人により送信された情報の断片の話題について投稿することを可能にする。最後に、抜粋を選択することにより、記載された実施形態は、別の活動が実行されていても、同時に幾つかの会話を監視することを可能にする。

Claims (17)

1. 通信ネットワークのユーザーグループの少なくとも一人の第１のメンバー（５）により送信または受信されたデータストリームからの少なくとも一つの抜粋をユーザーグループの少なくとも一人の第２のメンバーへ配信する方法であって、
   ユーザーグループの前記少なくとも一人の第１のメンバー（５）により送信または受信されたデータストリームの通信装置による検出（１０１）の段階と、
   データストリームの少なくとも一つのパラメーターに基づき検出されたストリームからデータの少なくとも一部分の通信装置による抽出（１０２）の段階と、
   少なくとも一人の第２のメンバー（１）のユーザープロファイルに対応する少なくとも一つのパラメーターに基づき抽出されたデータの通信装置によるフィルタリング（１０４）の段階と、
   ユーザーグループの前記少なくとも一人の第２のメンバー（１）へのフィルタリングされたデータの通信装置による配信（１０５）の段階とを備え、ストリームにおけるデータのタイプが音声またはビデオメッセージに対応する、方法。
2. 抽出ステップの後に、抽出されたデータを保存するステップをさらに備える、請求項１に記載の配信方法。
3. フィルタリングされたデータの配信の後で、少なくとも一人の第２のメンバーがデータストリームから追加の抜粋の配信を要求し得、これらの追加の抜粋が保存されたデータから取得されている、請求項２に記載の配信方法。
4. ユーザーグループの少なくとも一人の第１のメンバーおよび少なくとも一人の第２のメンバーがディレクトリにおける交信先である、請求項１から３のいずれか一項に記載の配信方法。
5. 前記少なくとも一つのデータストリームのパラメーターがそのストリームのデータタイプに対応する、請求項１から４のいずれか一項に記載の配信方法。
6. 前記少なくとも一人の第２のメンバー（１）のユーザープロファイルに対応する前記少なくとも一つのパラメーターが前記少なくとも一人の第１のメンバー（５）により設定される、請求項１から５のいずれか一項に記載の配信方法。
7. 抽出ステップの後で、抽出されたデータを処理するステップ（１０３）をさらに備える、請求項１から６のいずれか一項に記載の配信方法。
8. データ処理が少なくとも一つの選択基準を満たす抽出されたデータから要素を選択することを可能にする、請求項７に記載の配信方法。
9. データ処理がデータストリームの送信者および少なくとも一人の受信者を識別することを可能にする、請求項７または８に記載の配信方法。
10. データ処理が少なくとも一人の第２のメンバー（１）のユーザープロファイルに対応する少なくとも一つのパラメーターに従って抽出されたデータの内容を選択および／または修正することを可能にする、請求項７から９のいずれか一項に記載の配信方法。
11. 前記少なくとも一人の第２のメンバー（１）のユーザープロファイルに対応する前記少なくとも一つのパラメーターが機密性のレベルに対応する、請求項１から１０のいずれか一項に記載の配信方法。
12. 前記少なくとも一人の第２のメンバー（１）のユーザープロファイルに対応する前記少なくとも一つのパラメーターが前記少なくとも一人の第２のメンバー（１）へのデータストリームからの幾つかの抜粋の配信を含む、請求項１から１１のいずれか一項に記載の配信方法。
13. データストリームを検出するステップの後で、データストリームの単語または表現を検出するステップを備え、前記単語または表現がユーザーグループの少なくとも一人の第２のメンバー（１）により選択され、前記検出が配信方法における後続のステップを始動する、請求項１から１２のいずれか一項に記載の配信方法。
14. 通信ネットワークのユーザーグループの第２のメンバー（１）が前記グループの少なくとも一人の第１のメンバー（５）と対話するための方法であって、配信方法を備え、前記第２のメンバーによりフィルタリングされたデータを受信した後で、前記方法が、
    前記少なくとも一人の第１のメンバー（５）と通信状態に置かれるために、前記第２のメンバー（１）から前記少なくとも一人の第１のメンバー（５）に要求を送信するステップ（１０６）と、
    要求が受信された場合、前記少なくとも一人の第１のメンバー（５）により前記要求を処理するステップと、
    前記第２のメンバー（１）を前記少なくとも一人の第１のメンバー（５）と通信状態に置くステップ（１０７）とを備える、方法。
15. 通信ネットワークのユーザーグループの少なくとも一人の第１のメンバー（５）により送信または受信されるデータストリームを検出し、
    データストリームの少なくとも一つのパラメーターに基づき検出されたストリームからデータの少なくとも一部分を抽出し、
    ユーザーグループの少なくとも一人の第２のメンバー（１）のユーザープロファイルに対応する少なくとも一つのパラメーターに基づき抽出されたデータをフィルタリングし、
    ユーザーグループの前記少なくとも一人の第２のメンバー（１）へフィルタリングされたデータを配信するように構成される手段を備え、ストリームにおけるデータのタイプが音声またはビデオメッセージに対応する、通信装置。
16. 少なくとも一人の第２のメンバー（１）のユーザープロファイルに対応する少なくとも一つのパラメーターに従って抽出されたデータの内容を選択および／または修正するように、その手段がさらに構成される、請求項１５に記載の通信装置。
17. 少なくとも一人の第１のメンバー（５）により送信または受信されるデータストリームを検出しおよび対応するデータを抽出する手段がインターネットプロトコル（ＩＰ）マルチメディアサブシステム（ＩＭＳ）アーキテクチャーで動作するように構成される、請求項１５または１６のいずれか一項に記載に通信措置。

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