JP4905875B2 - 通信装置及び通信方法 - Google Patents
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Description
PoCでは、グループ通信を開始しようとする通信端末保持者が他の通信端末にグループ通信開始通知を送信し、通信開始通知を受信した通信端末は、通信開始通知に含まれる送信元の通信端末保持者情報及び通信開始通知を送信した数を表示し、通信端末保持者にこれを判断材料としてグループ通信に参加するか否かを判断させている。
図1は、本実施形態の通信システムの構成の一例を示す図である。
本発明に係る通信システムは、例えば図1に示すように、3以上の通信端末(100−1、100−2、100−3…)と、通信サーバ装置200とを有する。
通信サーバ装置200は、1の通信端末からPoCによるグループ通話の開始通知を受けると、その通知に応じて相手方の通信端末を呼び出し、通信セッションを確立する。
図2は、通信端末100−iの構成の一例を示す図である。
通信端末100−iは、例えば図2に示すように、アンテナ1と、通信部2と、キー入力部3と、音声処理部4と、表示部5と、記憶部6と、制御部7とを有する。
通信端末100−iは、この通信部2を介して通信網300に接続された通信サーバ装置200や他の端末と通信を行う。
送信キーが押下されると、通信サーバ装置にて、他の通信端末が発言中であるかどうかを判断し、発言中の通信端末が無ければ、当該送信キーを押下した通信端末に対して発言権を与える。なお、送信キーが押圧されている間、この発言権は継続して与えられて送信状態になり、マイクにて入力された音声は通信サーバ装置を介して他の通信端末に同時に送出される。しかし、送信キーを開放する(送信キーの押下をやめる)と、発言権はなくなり、入力された音声は送信されなくなり、代わりに通信サーバ装置を介して他の通信端末による発言を受信してスピーカに出力する状態になる。
また、本実施形態では、記憶部6は、図3に示すように、アドレス帳に、PoCによるグループ通話時に使用するニックネーム(通信用名称)をアドレス情報に関連付けて記憶する。
なお、アドレス帳には、電話番号、メールアドレス、名前が予め登録してあり、この名前とはまた別に、グループ通信用のニックネームが追加される形になる。
例えばグループ通信に関する処理として、PoCにおける所定のプロトコルに従った音声通話やデータ通信が適切に行われるように、音声処理部4における音声の入出力、キー入力部3からの文字データの入力、表示部5における情報の表示、通信部2におけるデータの送受信等を制御する。
ここで、通信開始通知とは、グループ通信やグループ通信を制御するためのサイトが設けられたことの通知であり、サイトの通信網300上のアドレスや、当該サイトにログインするためのログインID等、グループ通信参加のために必要な各種パラメータを含み、先の管理テーブルに記載されたメンバーのアドレス情報等に基づいて送信する。
また、通信制御部71は、PoCのグループ通信が始まった後、通信部2からデータを送信する処理を行う。例えば、キー入力部3においてPoCの送信キーが押されると、通信サーバ装置200に対する送信許可の要求を通信部2から送信する。
また、通信制御部71は、PoCのグループ通信が始まった後、通信部2においてデータを受信する処理を行う。例えば、上述した送信許可の要求を通信部2から送信した後、通信サーバ装置200から送信される送信予約リスト情報(通信システム内で送信許可を待つ通信端末に関する情報等)を通信部2において受信する。
ここで、メンバーリストは図4に示すように、アドレス情報等は含まず、ニックネームのみを含む。何故なら、メンバーリストを送信した送信先の相手があるニックネームを有する人物のアドレス情報を知らなかった場合に、メンバーリストにアドレス情報が含まれていると、そのニックネームを有する人物の個人情報を漏らしてしまうことになるからである。
例えば通信端末100−1のユーザAが、キー入力部3の操作によりPoCのアプリケーションソフトウェア(以下、PoCアプリと略称する)を起動することにより、グループ通信のための処理が開始される。
この際、制御部7のリスト作成部73は、図4に示すような、通信参加メンバーを列挙したメンバーリストを作成する。
一の通信端末、例えば通信端末100−3の所有者がキー入力部3にある送信キー(Talkキー)を押すと、この通信端末100−3から通信サーバ装置200に対し発言要求が行われる。通信サーバ装置200は他に送信キーを押圧しているメンバーがいれば、拒否信号を通信端末100−3に送信する。通信端末100−3は、拒否信号を受信して、例えばエラー音等を鳴動させ、ユーザに発言不可を通知する。他に送信キーを押しているメンバーがいなければ通信端末100−3の発言を許可し、通信端末100−3からのデータを受信し、この受信したデータを他の参加メンバー全てに対して送信する。このような発言の制御を行うことでグループ通信は行われる。
図5は、通信端末100−iの通信開始通知受信時の動作例を説明するためのフローチャートである。
通信部2は、自端末宛ての呼び出しを通信網300から受信し、この呼び出しが通信サーバ装置200(を介した通信開始端末100−1)からのPoC通信の通信開始通知であった場合はST2に進み、その他の呼び出し(音声通話やメールの着信等)であった場合は従来どおりであるため省略する。
なお、通信サーバ装置200経由で他の通信端末装置から通信開始通知が送付される本実施形態のようなシステムの場合は、受信した呼び出しの送付元を参照したり、受信した呼び出しの内容に通信サーバ装置200へのログインに用いるパラメータが記載されているか否かを判断したり、等の多様な手法により本発明で言う通信開始通知なのか、通常の回線交換による音声通話目的の着信なのか、メール受信なのかを判断すればよい。
ステップST2:
制御部7は、ステップST1において通信部2が受信した通信開始通知に応じて、記憶部6に記憶されたPoCアプリを読み出して起動し、PoC関連の処理を開始する。
制御部7は、ステップST1において通信部2が受信した通信開始通知にメンバーリストが付随しているか否かを判断し、メンバーリストがあった場合はステップST4へ、無かった場合はステップST5へ進む。
ステップST4:
制御部7は、通信開始通知と共に受信したメンバーリストを基に、図6に示すようなメンバーのニックネーム一覧付き通信開始通知受信通知画面を表示部5に表示させる。
図6は、一例として、ユーザDが受信するメンバーのニックネーム一覧付きの通信開始通知受信通知画面を示す図である。
図6に示すように、メンバーリスト付きの通信開始通知受信通知画面は、メンバーリストを基に表示制御部72が作成した、参加予定メンバーのニックネームの一覧を含む、グループ通話の通信開始通知の受信をユーザに通知する画面である。また、同時に、制御部7は、図示しない音声通知部や振動通知部等により、音声や振動によって通信開始通知を受信したことをユーザに通知してもよい。
制御部7は、通信開始通知受信通知画面を表示部5に表示させる。このステップにおける通信開始通知受信通知画面は図6に示す参加予定メンバーのニックネームの一覧付き通信開始通知受信通知画面と異なり、メンバーリストがなくグループ通話の通信開始通知を受信したことのみをユーザに通知する画面である(図示しない)。また、同時に、制御部7は、図示しない音声通知部や振動通知部等により、音声や振動によって通信開始通知を受信したことをユーザに通知してもよい。
ステップST6:
制御部7は、ユーザがグループ通信に参加するか否かをキー入力部3等によるユーザの入力を通して判断し、参加すると判断した場合はステップST7へ、参加しないと判断した場合はステップST9へ進む。
制御部7の通信制御部71は、通信部2に通信開始通知の送信元の通信端末へ参加通知(通信開始通知)を送信させる。
ステップST8:
制御部7は、記憶部6から読み出したPoCアプリに通常のPoC通信処理を行わせる。通常のPoC通話処理については上述したとおりであるので、ここでは省略する。
制御部7の通信制御部71は、通信部2に通信開始通知の送信元の通信端末へ不参加通知(通信拒否通知)を送信させ、通信サーバ装置200との通信を切断する。
ステップST10:
制御部7は、PoCアプリを終了させ、通常の待ち受け状態に戻る。
また、本実施形態の通信端末100−iによれば、メンバーリストには電話番号やEmailアドレス等、アドレス情報は含まれていないので、メンバーリスト内に含まれる人物のアドレス情報を知らないユーザがメンバーリストを受信しても、メンバーリスト内の人物のアドレス情報が漏れる恐れはない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
Claims (4)
- 少なくとも1つの通信装置とサーバを介してグループ通信を行う通信装置であって、
前記少なくとも1つの通信装置のアドレス情報及び当該アドレス情報にそれぞれ対応付けられた、当該アドレス情報に含まれる名前とは異なる、前記グループ通信に用いるグループ通信用名称を記憶する記憶部と、
前記アドレス情報の内の少なくとも1つが前記グループ通信のメンバーのアドレス情報として指定された状態で、グループ通信開始の入力が検出されると、前記指定されたアドレス情報に対応付けられたグループ通信用名称を少なくとも含むメンバーリストを作成するリスト作成部と、
前記グループ通信を開始する旨の通知であるグループ通信開始通知と共に前記メンバーリストを前記指定されたアドレス情報の通信装置宛に送信する通信部と、
前記通信部によって他の通信装置から前記グループ通信開始通知及び前記メンバーリストを受信すると、前記グループ通信開始通知を受信した旨の表示に加えて前記メンバーリストを表示する表示部と、
前記メンバーリストが表示されてから、前記グループ通信に参加する旨の入力がされると当該グループ通信に参加する旨を前記他の通信装置宛に送信させ、前記グループ通信に参加しない旨の入力がされると当該グループ通信に参加する旨を前記他の通信装置宛に送信させない制御部と、
を有することを特徴とする通信装置。 - 前記グループ通信用名称は、前記アドレス情報を含まない
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記通信開始通知には、前記サーバのアドレス及びログインに必要な情報を含み、
前記制御部は、前記アドレスを用いて前記サーバと接続するよう前記通信部を制御し、前記ログインに必要な情報を用いてログインする
ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。 - 複数の通信装置がサーバを介してグループ通信を行う通信方法であって、
前記複数の通信装置の内、少なくとも1つの通信装置のアドレス情報及び当該アドレス情報にそれぞれ対応付けられた、当該アドレス情報に含まれる名前とは異なる、前記グループ通信に用いるグループ通信用名称を記憶する第1の工程と、
前記複数の通信装置の内の一の通信装置が、前記アドレス情報の内の少なくとも1つが前記グループ通信のメンバーとして指定された状態で、グループ通信開始の入力が検出されると、前記指定されたアドレス情報に対応付けられたグループ通信用名称を少なくとも含むメンバーリストを作成する第2の工程と、
前記一の通信装置が、前記グループ通信を開始する旨の通知であるグループ通信開始通知と共に前記メンバーリストを前記指定されたアドレス情報の通信装置宛に送信する第3の工程と、
前記複数の通信装置の内、前記一の通信装置以外の通信装置である他の通信装置が、前記一の通信装置から前記グループ通信開始通知及び前記メンバーリストを受信すると、前記グループ通信開始通知を受信した旨の表示に加えて前記メンバーリストを表示する第4の工程と、
前記他の通信装置が、前記第4の工程において前記メンバーリストが表示されてから、前記グループ通信に参加する旨の入力がされると当該グループ通信に参加する旨を前記一の通信装置宛に送信し、前記グループ通信に参加しない旨の入力がされると当該グループ通信に参加する旨を前記一の通信装置宛に送信しない第5の工程と、
を含むことを特徴とする通信方法。
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