JP4444271B2 - PoCグループ通信システム、通信端末 - Google Patents

PoCグループ通信システム、通信端末 Download PDF

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本発明はPoCグループ通信システム、通信端末に関する。
携帯電話機等の移動通信端末(以下、移動端末と称する)をトランシーバのように使用することを可能にし、ボタンに触るだけで複数人によるグループ内でのコミュニケーションを実現するPoC(Push-to-Talk over Cellular)通信サービスが実施されている。このPoC通信は1対1またはグループ間での迅速なコミュニケーション手段であり、PoC通信では移動端末をトランシーバのように利用することができる。会話を開始するための操作は、ダイヤルボタンを押すのではなく、特定のボタンを押すという簡単な操作である。
PoC通信を行うには、通信路が形成されていることを前提とし、SIP(Session Initiation Protocol)によるRegistrationメッセージ、INVITEメッセージの後、RTCP(Real-time Transport Control Protocol)による発言権の取得が行われる。PoCグループ通信においては、発言権を取得しているユーザのみが発言することができる。また、PoCグループ通信を行っている移動端末については、そのグループ通信から退出することができる。この場合、退出していない、他の移動端末により、引き続きPoCグループ通信を行うことができる。
PoCグループ通信を行っていた移動端末が、そのグループ通信から一旦退出し、その後に再参加する場合も考えられる。この動作について、図11を参照して説明する。同図において、移動端末1は、他の移動端末(図示せず)と共に、PoCグループ通信を過去に行っていた端末である。この移動端末1が操作され、再参加しようとするPoCグループ通信のレコードを発信履歴あるいは着信履歴から選択する(ステップS51)。そのレコードにはグループIDが含まれている。すると、移動端末1からSIPサーバ装置2へ再参加要求が送信され、さらにSIPサーバ装置2を介してプレゼンスサーバ装置3に送られる(ステップS52、S52’)。この再参加要求は、例えば、周知の「SIP INVITE」である。
再参加要求を受取ったプレゼンスサーバ装置3は、再参加要求の信号に含まれているグループIDにより、グループ通信が継続しているか、既に終了しているか判別する(ステップS53)。この判別の結果、グループ通信が継続している場合、参加可能(参加OK)であることを示す再参加応答が、プレゼンスサーバ装置3からSIPサーバ装置2へ送信され、さらにSIPサーバ装置2を介して移動端末1に送られる(ステップS54、S54’)。これにより、移動端末1は、PoCグループ通信に再参加することになる(ステップS55)。
一方、上記判別の結果、グループ通信が既に終了している場合、参加不可能(参加NG)であることを示す再参加応答が、プレゼンスサーバ装置3からSIPサーバ装置2へ送信される(ステップS56)。
以上の処理において、グループ通信が既に終了している場合、移動端末1は、PoCグループ通信に再参加できない。この場合、移動端末1のユーザは、新たなPoCグループ通信のために、SIPサーバ装置2は元グループのメンバーへ発信処理を行うことになる(ステップS57)。
また、過去にPoCグループ通信に参加していなかった移動端末は継続中のPoCグループ通信に初めて参加することも考えられる。この動作について、図12を参照して説明する。
同図において、移動端末1は、PoCグループ通信を過去に行っていなかった端末で、新規にPoCグループ通信に参加しようとする端末である。この移動端末1が操作され、参加しようとする継続中のPoCグループ通信のレコードを選択する。この際、継続中のPoCグループ通信のみ選択することができる。そのレコードにはグループIDが含まれている。PoCグループ通信を選択すると、移動端末1からSIPサーバ装置2へ参加要求が送信され(ステップS81)、さらにSIPサーバ装置2を介してプレゼンスサーバ装置3に送られる(ステップS81’)。
参加要求を受取ったプレゼンスサーバ装置3は、参加要求の信号に含まれているグループIDにより、グループ通信が継続していると判別する。プレゼンスサーバ装置3は、設定されているポリシーを判別し、グループ通信への新規参加可否を判断する(ステップS82)。過去にPoCグループ通信に参加していなかった移動端末も自主的にグループ通信参加できるポリシーが設定されている場合、参加可能(参加OK)であることを示す参加応答が、プレゼンスサーバ装置3からSIPサーバ装置2へ送信される(ステップS83)この参加応答は、さらにSIPサーバ装置2を介して移動端末1に送られる(ステップS83’)。これにより、移動端末1は、PoCグループ通信に参加することになる(ステップS84)。
一方、過去にPoCグループ通信に参加していなかった移動端末は自主的にグループ通信参加できないポリシーが設定されている場合、参加不可能(参加NG)であることを示す参加応答が、プレゼンスサーバ装置3からSIPサーバ装置2へ送信される(ステップS85)。この参加応答は、さらにSIPサーバ装置2を介して移動端末1に送られる(ステップS85’)。これにより、移動端末1は、PoCグループ通信に参加できない(ステップS86)。
また、PoCグループ通信継続中の移動端末から他の移動端末を呼出すことも考えられる。この動作について、図13を参照して説明する。
同図において、移動端末1は、PoCグループ通信を継続中の端末である。この移動端末1が操作され、グループ通信継続中以外の移動端末を選択して呼出す。本例では、呼出される移動端末の中の1つは移動端末1cとする。すると、移動端末1からSIPサーバ装置2へ呼出要求が送信される(ステップS91)。
この呼出要求を受取ったSIPサーバ装置2は、呼出要求を送信して移動端末1cを呼出す(ステップS91’)。この呼出要求を受取った移動端末1cでは、その端末の操作により、PoCグループ通信へ参加するか参加しないか決定する(ステップS92)。
移動端末1cがグループ通信に参加する場合、参加可能(参加OK)であることを示す参加応答が、SIPサーバ装置2へ送信される(ステップS93)。この参加応答は、さらにSIPサーバ装置2を介して移動端末1に送られる(ステップS93’)。そして、SIPサーバ装置2は、プレゼンスサーバ装置3へ、移動端末2がグループ通信に参加したことを通知する(ステップS94)。これにより、移動端末1cは、PoCグループ通信に参加することになる(ステップS95)。
一方、移動端末1cがグループ通信に参加しない場合、参加不可能(参加NG)であることを示す参加応答が、SIPサーバ装置2へ送信される(ステップS96)。この参加応答は、さらにSIPサーバ装置2を介して移動端末1に送られる(ステップS96’)。これにより、移動端末1は、PoCグループ通信に参加できない(ステップS97)。
ところで、特許文献1には、通信内容を後から確認できるようにしたPoCシステムが開示されている。
特開2005−234666号公報
上述した処理においては、グループ通信が既に終了している場合、SIPサーバ装置2は元グループのメンバーへ発信処理を行うことになるため、新たなPoCグループ通信になる。しかしながら、PoCグループ通信が継続している場合に限り、PoCグループ通信への再参加を希望するユーザも存在し、そのようなユーザの利便性を考慮する必要がある。
また、PoCグループ通信へ再参加する場合、そのグループの現在の参加者が誰であるかを知ったうえで参加操作したい、という要請がある。また、正式に参加する前に、グループ通信から退出した後になされた会話の内容を知りたい、という要請がある。
また、PoCグループ通信へ新たに参加する場合(自主的に参加する場合、及び、呼出されて参加する場合の両方を含む)、そのグループの現在の参加者が誰であるかを知ったうえで参加操作したい、という要請がある。また、そのグループに正式に参加する前に、グループ通信においてなされた会話の内容を知りたい、という要請もある。
特許文献1に記載のPoCシステムによれば、データベースにアクセスすることで通信内容を後から確認することができる。しかしながら、たとえ通信内容を後から確認できても、確認している間にPoCグループ通信が終了してしまうことが多く、会話内容を確認したうえでPoCグループ通信へ再参加することはできない。
本発明の目的は、PoCグループ通信が継続している場合に限り、PoCグループ通信への再参加を実現することのできるPoCグループ通信システムを提供することである。
本発明の他の目的は、現在の参加者の状態や不参加時間の会話内容を通知することによって、新規に参加するための操作(以下、新規参加操作と呼ぶ)又は再参加するための操作(以下、再参加操作と呼ぶ)を行うかどうかの判断要素を提供できるPoCグループ通信システム、通信端末を提供することである。
本発明の請求項1によるPoCグループ通信システムは、PoCグループ通信における通信内容の概要を示すログデータを保持するログデータ保持手段(例えば、図4中のメディアサーバ装置4に対応)と、前記PoCグループ通信から退出した通信端末からの再参加要求及び前記PoCグループ通信に新たに参加しようとする通信端末からの参加要求の少なくとも一方に応答して前記ログデータ全体のうち、予め指定された時間情報と前記PoCグループ通信の予め指定された参加者との少なくとも一方に対応する部分を前記通信端末に向けて返信するログデータ返信手段(例えば、図4中のSIPサーバ装置2に対応)とを含むことを特徴とする。このような構成によれば、不参加時間すなわちその通信端末がPoCグループ通信から退出した時刻以降の会話内容を通知し、再参加操作を行うかどうかの判断要素をユーザに提供することができる。また、呼出される通信端末がPoCグループ通信に参加していない通信端末であれば、ログデータの一部分を送信することにより、不参加時間の会話内容を通知し、新規参加操作を行うかどうかの判断要素をユーザに提供することができる。
本発明の請求項2によるPoCグループ通信システムは、PoCグループ通信における通信内容の概要を示すログデータを保持するログデータ保持手段(例えば、図4中のメディアサーバ装置4に対応)と、前記PoCグループ通信に新たに呼出される通信端末へ送信する呼出信号に前記ログデータ全体のうち、予め指定された時間情報と前記PoCグループ通信の予め指定された参加者との少なくとも一方に対応する部分を含めて送信するログデータ返信手段(例えば、図4中のSIPサーバ装置2に対応)とを含むことを特徴とする。PoCグループ通信に参加していない通信端末を呼出す場合に、ログデータの一部分を送信することにより、不参加時間の会話内容を通知し、新規参加操作を行うかどうかの判断要素をユーザに提供することができる。
本発明の請求項3によるPoCグループ通信システムは、請求項1又は2において、前記ログデータは、前記PoCグループ通信における通話内容をテキストデータに変換したデータであることを特徴とする。通話内容をテキストデータで表示することによって、新規参加操作又は再参加操作を行うかどうかの判断要素をユーザに提供することができる。
本発明の請求項4によるPoCグループ通信システムは、請求項1から請求項3までのいずれか1項において、PoCグループ通信について、現在の参加者数と参加者名との少なくとも一方からなる参加者状態データを管理する参加者状態管理手段(例えば、図4又は図6中のプレゼンスサーバ装置3に対応)をさらに含み、前記PoCグループ通信から退出した通信端末からの再参加要求及び前記PoCグループ通信に新たに参加しようとする通信端末からの参加要求の少なくとも一方に応答して前記参加者状態データを送信することを特徴とする。このような構成によれば、ログデータの一部分と共に、現在の参加者の状態を通知し、再参加操作を行うかどうかの判断要素をユーザに提供することができる。
本発明の請求項5によるPoCグループ通信システムは、請求項1から請求項3までのいずれか1項において、PoCグループ通信について、現在の参加者数と参加者名との少なくとも一方からなる参加者状態データを管理する参加者状態管理手段(例えば、図4又は図6中のプレゼンスサーバ装置3に対応)をさらに含み、前記参加者状態データを、前記PoCグループ通信に新たに呼出される通信端末に向けて送信することを特徴とする。このような構成によれば、ログデータの一部分と共に、現在の参加者の状態を通知し、再参加操作を行うかどうかの判断要素をユーザに提供することができる。
本発明の請求項6による通信端末は、PoCグループ通信から退出後、前記PoCグループ通信へ再参加する通信端末であって、前記PoCグループ通信への再参加要求を送出する再参加要求送出手段と、前記PoCグループ通信における通信内容の概要を示すログデータ全体のうち、予め指定された時間情報と前記PoCグループ通信の予め指定された参加者との少なくとも一方に対応する部分を取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段によって取得したデータを自端末のユーザに告知する告知手段とを含み、前記PoCグループ通信への再参加のための操作を前記ユーザに促すようにしたことを特徴とする。このような構成によれば、ログデータの一部分をユーザに告知し、再参加操作を行うかどうかの判断要素をユーザに提供することができる。
本発明の請求項7による通信端末は、PoCグループ通信に新たに参加する通信端末であって、前記PoCグループ通信への参加要求を送出する参加要求送出手段と、前記PoCグループ通信における通信内容の概要を示すログデータ全体のうち、予め指定された時間情報と前記PoCグループ通信の予め指定された参加者との少なくとも一方に対応する部分を取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段によって取得したデータを自端末のユーザに告知する告知手段とを含み、前記PoCグループ通信への参加のための操作を前記ユーザに促すようにしたことを特徴とする。このような構成によれば、不参加時間すなわちその通信端末がPoCグループ通信から退出した時刻以降の会話内容を通知し、再参加操作を行うかどうかの判断要素をユーザに提供することができる。また、呼出される通信端末がPoCグループ通信に参加していない通信端末であれば、ログデータの一部分を送信することにより、不参加時間の会話内容を通知し、新規参加操作を行うかどうかの判断要素をユーザに提供することができる。
本発明の請求項8による通信端末は、PoCグループ通信への新たな参加を促すための呼出信号を受信する通信端末であって、前記呼出信号に含まれている、前記PoCグループ通信における通信内容の概要を示すログデータ全体のうち、予め指定された時間情報と前記PoCグループ通信の予め指定された参加者との少なくとも一方に対応する部分を取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段によって取得したデータを自端末のユーザに告知する告知手段とを含み、前記PoCグループ通信への参加のための操作を前記ユーザに促すようにしたことを特徴とする。このような構成によれば、ログデータの一部分と共に、現在の参加者の状態を取得し、新規参加操作を行うかどうかの判断要素をユーザに提供することができる。
本発明の請求項9による通信端末は、請求項6から請求項8までのいずれか1項において、前記データ取得手段は、前記部分と共に、前記PoCグループ通信の現在の参加者数と参加者名との少なくとも一方からなる参加者状態を示す参加者状態データを取得し、
前記告知手段は、前記データ取得手段によって取得した前記部分および前記参加者状態データをユーザに告知することを特徴とする。このような構成によれば、ログデータの一部分と共に、不参加時間の会話内容を通知し、新規参加操作又は再参加操作を行うかどうかの判断要素をユーザに提供することができる。
た、本発明によれば、ログデータの一部分や、現在の参加者の状態や不参加時間における会話内容を通知することによって、新規参加のための操作又は再参加のための操作を行うかどうかの判断要素を提供できるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によって示されている。
(途中参加フラグを用いたPoCグループ通信システム)
途中参加フラグを含む再参加要求を定義し、PoCグループ通信が継続している場合に限り、再参加を行うことのできるPoCグループ通信システムについて説明する。
ここでは、本システムにおいて、PoCグループ通信を行っていた移動端末が、そのグループ通信から一旦退出し、その後に再参加する場合の動作について、図1を参照して説明する。同図において、本例のPoCグループ通信システムでは、移動端末1と、他の移動端末(図示せず)とによってPoCグループ通信が行われる。PoCグループ通信システムは、SIPサーバ装置2と、プレゼンスサーバ装置3とを含んで構成されている。
SIPサーバ装置2は、PoCグループ通信の開始、終了などに関する制御を行う。
プレゼンスサーバ装置3は、グループメンバリストを保持し、現在継続しているPoCグループ通信を管理する機能を有している。つまり、プレゼンスサーバ装置3は、SIPサーバ装置2からの問合せに対し、PoCグループ通信が現在継続しているかどうか応答することができる。
なお、PoC通信グループ設立時点で、プレゼンスサーバ装置3によりセッションIDが付与され、このIDによってグループを特定することができるので、このIDによってグループの同一性を判別することができる。
このような構成において、移動端末1は、他の移動端末(図示せず)と共に、PoCグループ通信を過去に行っていた端末である。つまり、PoCグループ通信に、過去に参加していた人にのみ再参加が認められる。この移動端末1がユーザによって操作され、端末の機能メニューより、「途中参加」を選択する(ステップS1)。すると、移動端末1から再参加要求が送出される(ステップS2)。この再参加要求には、グループ通信が継続している場合にそのPoCグループ通信への途中参加を希望することを示す途中参加フラグが設定されている。この再参加要求は、SIPサーバ装置2を介して、プレゼンスサーバ装置3へ送られる(ステップS2’)。
再参加要求を受取ったプレゼンスサーバ装置3では、グループ通信への再参加が可能かどうかの判定処理を行う(ステップS3)。この判定処理について、図2を参照して説明する。同図は、プレゼンスサーバ装置3において行われる判定処理の内容を示すフローチャートである。
同図において、再参加要求を受取った場合、最初に、途中参加フラグが設定されているかどうか判定する(ステップS31)。この判定の結果、途中参加フラグが未設定であれば、プレゼンスサーバ装置3へのアクセスが行われ、グループ通信が継続しているかどうか判定する(ステップS31→S32)。この判定の結果、グループ通信が継続している場合、再参加発信処理が行われる(ステップS32→S33)。
一方、判定の結果、グループ通信が既に終了している場合、新規PoCグループ発信処理が行われる(ステップS32→S34)。
ステップS31の判定の結果、途中参加フラグが設定されていれば(すなわちグループ通信継続時に限り途中参加を希望する場合)、プレゼンスサーバ装置3へのアクセスが行われ、グループ通信が継続しているかどうか判定する(ステップS35)。この判定の結果、グループ通信が継続している場合、再参加発信処理が行われる(ステップS35→S33)。
一方、判定の結果、グループ通信が既に終了している場合、再参加発信処理は行われず、エラー応答処理が行われる(ステップS35→S36)。このエラー応答処理が行われる場合、以下のようになる。すなわち、図1に戻り、プレゼンスサーバ装置3から移動端末1に向けて、エラー応答が送信される(ステップS4)。このエラー応答は、SIPサーバ装置2を介して、移動端末1へ送られる(ステップS4’)。つまり、移動端末1からの再参加要求において途中参加フラグが設定されているということは、グループ通信継続時に限り途中参加を希望することであるため、グループ通信が既に終了している場合には、元グループメンバへの新規発信処理は行われず、エラー応答が送出される。
以上の動作について、さらに図3を参照して説明する。同図は、本システムの動作に対応するシーケンス図である。同図において、再参加しようとするPoCグループ通信のレコードを発信履歴あるいは着信履歴から選択する(ステップS61)。そのレコードにグループIDが含まれている。ただし、ここではグループ通信を行っている場合のみ参加するための途中参加フラグを設定しない。この場合、移動端末1から再参加要求が送信され、以後の動作は図11を参照して上述した内容と同じである(ステップS62)。
一方、グループ通信を行っている場合のみ参加するための途中参加フラグを設定し、再参加しようとするPoCグループ通信のレコードを発信履歴あるいは着信履歴から選択する(ステップS63)。そのレコードにグループIDが含まれている。すると、再参加要求が移動端末1から送出され、SIPサーバ装置2を介してプレゼンスサーバ装置3に送られる(ステップS64、S64’)。この再参加要求は、例えば、周知の「SIP INVITE」である。
再参加要求を受取ったプレゼンスサーバ装置3は、再参加要求の信号に含まれているグループIDにより、グループ通信が継続しているか、既に終了しているか判別する(ステップS65)。この判別の結果、グループ通信が継続している場合、参加可能(参加OK)であることを示す再参加応答が、プレゼンスサーバ装置3からSIPサーバ装置2へ送信され、さらにSIPサーバ装置2を介して移動端末1に送られる(ステップS66、S66’)。これにより、移動端末1は、PoCグループ通信に再参加することになる(ステップS67)。
一方、上記判別の結果、グループ通信が既に終了している場合、参加不可能(参加NG)であることを示す再参加応答が、プレゼンスサーバ装置3からSIPサーバ装置2へ送信され、さらにSIPサーバ装置2を介して移動端末1に送られる(ステップS68、S68’)。これにより、移動端末1において、例えば、「グループ通信終了しました」等のメッセージを画面に表示する(ステップS69)。これにより、移動端末1は、新しいPoCグループ通信のための発信処理を行わない(ステップS70)。
PoCグループ通信が継続している場合に限り、PoCグループ通信への再参加を希望する旨を示す途中参加フラグを定義することにより、ユーザの希望に応じて、PoCグループ通信が継続している場合に限り、PoCグループ通信への再参加を実現することができる。
(参加者状態、通話概要の通知を行うPoCグループ通信システム)
次に、参加者状態や、PoCグループ通信から退出していた時間内における通話概要を通知して再参加操作を促す場合の構成例について、説明する。本例では、PoCグループ通信の現在の参加者数、参加者名、退出時間における通話概要を移動端末に通知するPoCグループ通信システムについて図4を参照して説明する。
同図において、本例のPoCグループ通信システムでは、移動端末1と、他の移動端末1a、1bとによってPoCグループ通信が行われる。PoCグループ通信システムは、SIPサーバ装置2と、プレゼンスサーバ装置3と、メディアサーバ装置4と、セッションログサーバ装置5とを含んで構成されている。
SIPサーバ装置2、プレゼンスサーバ装置3の機能については、図1を参照して説明した通りである。
セッションログサーバ装置5は、PoCグループ通信のセッションログを保持している。
メディアサーバ装置4は、グループ通信の内容すなわち音声データ、発言権データを記録し、テキストベースのログに変換する機能を有している。本例では、音声ログについては、音声全体についてのログではなく概要すなわちアウトラインについてのログとする。この場合、しゃべり始めの数ワードをテキストに変換したものを概要としてもよい。音声データの他、発言権データをテキストデータとして保持しておいても良い。どのようなメディアを取得するかについて、移動端末のユーザがメニュー操作等によって選択できるようにしても良い。
このような構成において、退出していた移動端末1が再参加要求を送出する(ステップS101)。これは退出していた時間におけるセッション情報を取得するための要求でもある。
この再参加要求を受取ったSIPサーバ装置2は、プレゼンスサーバ装置3へ、セッション情報の取得可否判定、及び、メンバーすなわち参加者情報を問合せる(ステップS102)。この問合せに応答して、プレゼンスサーバ装置3は、グループ通信の参加者の残り人数、及び、参加者の名前に関する情報を返信する(ステップS103)。また、SIPサーバ装置2は、退出していた時間に話されていた内容に関するログデータをメディアサーバ装置4から取得する(ステップS104)。その後、SIPサーバ装置2は、移動端末1へ、グループ通信の参加者の残り人数、及び、参加者の名前に関する情報を含むセッション情報応答を送信する(ステップS105)。
この応答を受信することにより、移動端末1のユーザは、セッション情報の内容を見て、再参加すると決定することになる(ステップS106)。すると、移動端末1からSIPサーバ装置2へ、再参加要求が送出される(ステップS107)。この再参加要求については、グループ通信の継続中のみ参加するか、既に通信が終了していた場合に新規に発信するかを示すフラグが付加される。
この要求を受取ったSIPサーバ装置2は、プレゼンスサーバ装置3へ、再参加通知を送信する(ステップS108)。それと同時に、SIPサーバ装置2は、通信相手である他の移動端末1a、1bへ、再参加通知を送信する(ステップS109a、S109b)。
図5は、上述したシステムの動作を示すシーケンス図である。同図において、再参加しようとするPoCグループ通信のレコードを発信履歴あるいは着信履歴から選択する(ステップS201)。そのレコードにグループIDが含まれている。ただし、ここでは移動端末1の機能メニューにおいてセッション情報の取得を設定しない。この場合、移動端末1から再参加要求が送信され、以後の動作は図11を参照して上述した内容と同じである(ステップS202)。
一方、移動端末1の機能メニューにおいてセッション情報の取得を設定し、再参加しようとするPoCグループ通信のレコードを発信履歴あるいは着信履歴から選択する(ステップS203)。そのレコードにグループIDが含まれている。ここでは、サブメニューとして、メディア取得要否を示す、メディア要求フラグを設定することができる。本例では、メディア取得必要の場合にのみメディア要求フラグが含まれ、メディア取得不要の場合はメディア要求フラグ自体が含まれない、とする。メディア要求フラグを含む又はそれを含まない再参加要求が移動端末1から送出されると、SIPサーバ装置2を介してプレゼンスサーバ装置3に送られる(ステップS204、S204’)。この再参加要求は、例えば、周知の「SIP INVITE」である。
再参加要求を受取ったプレゼンスサーバ装置3は、再参加要求の信号に含まれているグループIDにより、グループ通信が継続しているか、既に終了しているか判別する(ステップS205)。さらに、プレゼンスサーバ装置3は、再参加要求の信号にメディア要求フラグが含まれているかどうか判定する(ステップS206)。
ステップS206の判定の結果、メディア要求フラグが含まれていない場合、プレゼンスサーバ装置3から再参加可能応答が送出され、SIPサーバ装置2を介して移動端末1に送られる(ステップS207、S207’)。この再参加可能応答には、グループ通信に何人が現在残っているかを示す「参加者数」と、誰が現在残っているかを示す「参加者名」とが含まれている。
この再参加可能応答を受取った移動端末1においては、上記の「参加者数」や「参加者名」が画面に表示され、その表示内容を見て再参加するかどうかユーザが判断することになる(ステップS208)。その後、再参加のための操作が行われなかった場合すなわち再参加しなかった場合は、移動端末1における一連の処理が終了となる(ステップS209)。再参加のための操作が行われた場合は、移動端末1からSIPサーバ装置2を経由して各メンバーの移動端末(図示せず)への通知が行われ、グループ通信が行われることになる(ステップS210)。
一方、ステップS206の判定の結果、メディア要求フラグが含まれている場合、プレゼンスサーバ装置3は、グループ通信のログを取得するため、グループ通信ログ要求をメディアサーバ装置4へ送出する(ステップS211)。この要求を受取ったメディアサーバ装置4は、グループ通信のログを含むグループ通信ログ応答をプレゼンスサーバ装置3へ送出する(ステップS212)。
その後、グループ通信ログ応答を受取ったプレゼンスサーバ装置3から再参加可能応答が送出され、SIPサーバ装置2を介して移動端末1に送られる(ステップS213、S213’)。この再参加可能応答には、グループ通信に何人が現在残っているかを示す「参加者数」、誰が現在残っているかを示す「参加者名」の他、「グループ通信のログ」が含まれている。
この再参加可能応答を受取った移動端末1においては、上記の「参加者数」や「参加者名」の他、「グループ通信のログ」が画面に表示され、その表示内容を見て再参加するかどうかユーザが判断することになり、以後の動作は上述したステップS208からS210の処理内容と同じである(ステップS214)。すなわち、再参加のための操作が行われなかった場合すなわち再参加しなかった場合は移動端末1における一連の処理が終了となり、再参加のための操作が行われた場合は移動端末1からSIPサーバ装置2を経由して各メンバーの移動端末(図示せず)への通知が行われ、グループ通信が行われることになる。
ステップS205における判別の結果、グループ通信が既に終了している場合、参加不可能(参加NG)であることを示す再参加応答が、プレゼンスサーバ装置3からSIPサーバ装置2へ送信され、さらにSIPサーバ装置2を介して移動端末1に送られる(ステップS215、S215’)。これにより、移動端末1において、例えば、「グループ通信終了しました」等のメッセージを画面に表示する(ステップS216)。これにより、移動端末1は、新しいPoCグループ通信のための発信処理を行わない(ステップS217)。
以上のように、現在の参加者の状態や不参加時間における会話内容を通知することによって、再参加操作するかどうかの判断要素を提供することができる。
なお、上記の例では、現在の参加者数、参加者名、通信内容の概要を示すログデータ、の全てを通知しているが、これらのうちの少なくとも一方を通知すれば、再参加するかどうかについての判断要素をユーザに提供することができる。
(参加者状態、通話概要を新規参加通信端末へ通知するPoCグループ通信システム)
以上は、PoCグループ通信に再参加しようとする通信端末へ、参加者状態データやログデータを送信する場合について説明した。これら参加者状態データやログデータは、再参加ではなく、PoCグループ通信に新たに参加しようとする通信端末に送信してもよい。この場合について、図6を参照して説明する。
移動端末1の機能メニューにおいてセッション情報の取得を設定し、新規に参加しようとするPoCグループ通信のレコードを選択する(ステップS301)。そのレコードにグループIDが含まれている。ここでは、サブメニューとして、メディア取得要否を示す、メディア要求フラグを設定することができる。本例では、メディア取得必要の場合にのみメディア要求フラグが含まれ、メディア取得不要の場合はメディア要求フラグ自体が含まれない、とする。メディア要求フラグを含む又はそれを含まない参加要求が移動端末1から送出されると、SIPサーバ装置2を介してプレゼンスサーバ装置3に送られる(ステップS302、S302’)。この参加要求は、例えば、周知の「SIP INVITE」である。
参加要求を受取ったプレゼンスサーバ装置3は、参加要求の信号に含まれているグループIDにより、グループ通信が継続しているか、既に終了しているか判別する(ステップS303)。さらに、プレゼンスサーバ装置3は、参加要求の信号にメディア要求フラグが含まれているかどうか判定する(ステップS304)。
ステップS304の判定の結果、メディア要求フラグが含まれていない場合、プレゼンスサーバ装置3から参加可能応答が送出され、SIPサーバ装置2を介して移動端末1に送られる(ステップS305、S305’)。この参加可能応答には、グループ通信に何人が現在残っているかを示す「参加者数」と、誰が現在残っているかを示す「参加者名」とが含まれている。
この参加可能応答を受取った移動端末1においては、上記の「参加者数」や「参加者名」が画面に表示され、その表示内容を見て新規に参加するかどうかユーザが判断することになる(ステップS306)。その後、新規参加のための操作が行われなかった場合すなわち参加しなかった場合は、移動端末1における一連の処理が終了となる(ステップS307)。新規参加のための操作が行われた場合は、移動端末1からSIPサーバ装置2を経由して各メンバーの移動端末(図示せず)への通知が行われ、グループ通信が行われることになる(ステップS308)。
一方、ステップS304の判定の結果、メディア要求フラグが含まれている場合、プレゼンスサーバ装置3は、グループ通信のログを取得するため、グループ通信ログ要求をメディアサーバ装置4へ送出する(ステップS309)。この要求を受取ったメディアサーバ装置4は、グループ通信のログを含むグループ通信ログ応答をプレゼンスサーバ装置3へ送出する(ステップS310)。
その後、グループ通信ログ応答を受取ったプレゼンスサーバ装置3から参加可能応答が送出され、SIPサーバ装置2を介して移動端末1に送られる(ステップS311、S311’)。この参加可能応答には、グループ通信に何人が現在残っているかを示す「参加者数」、誰が現在残っているかを示す「参加者名」の他、「グループ通信のログ」が含まれている。
この参加可能応答を受取った移動端末1においては、上記の「参加者数」や「参加者名」の他、「グループ通信のログ」が画面に表示され、その表示内容を見て参加するかどうかユーザが判断することになり、以後の動作は上述したステップS306からS308の処理内容と同じである(ステップS312)。すなわち、参加のための操作が行われなかった場合すなわち参加しなかった場合は移動端末1における一連の処理が終了となり、参加のための操作が行われた場合は移動端末1からSIPサーバ装置2を経由して各メンバーの移動端末(図示せず)への通知が行われ、グループ通信が行われることになる。
ステップS303における判別の結果、グループ通信が既に終了している場合、参加不可能(参加NG)であることを示す参加応答が、プレゼンスサーバ装置3からSIPサーバ装置2へ送信され、さらにSIPサーバ装置2を介して移動端末1に送られる(ステップS313、S313’)。これにより、移動端末1において、例えば、「グループ通信終了しました」等のメッセージを画面に表示する(ステップS314)。これにより、移動端末1は、新しいPoCグループ通信のための発信処理を行わない(ステップS315)。
以上のように、現在の参加者の状態や不参加時間における会話内容を通知することによって、新規に参加操作するかどうかの判断要素を提供することができる。不参加時間における会話内容については、通信内容(すなわちログデータ)の全部を通知してもよいし、移動端末1によって予め指定された時間情報に対応する通信内容(すなわちログデータの一部分)を通知してもよい。後者の場合、例えば、上述したステップS301において時間情報を入力して指定してもよいし、ステップS301の処理とは別に前もって時間情報を入力して指定してもよい。時間情報に限らず、特定の参加者を予め指定し、その参加者に関するログデータのみを通知するようにしてもよい。この場合にも、上述したステップS301において特定の参加者を入力して指定してもよいし、ステップS301の処理とは別に前もって特定の参加者を入力して指定してもよい。つまり、時間情報や参加者名を予め指定しておき、それらの少なくとも一方に対応する通信内容の概要を示すログデータを通知するようにしてもよい。このように指定された内容に対応する通信内容を示すログデータを通知すれば、参加するかどうかについての判断要素をユーザに提供することができる。
上記の例では、現在の参加者数、参加者名、通信内容の概要を示すログデータ、の全てを通知しているが、これらのうちの少なくとも一方を通知すれば、新規に参加するかどうかについての判断要素をユーザに提供することができる。
なお、以上説明したPoCグループ通信システムは、以下の機能を有していることになる。すなわち、PoCグループ通信について、現在の参加者数と参加者名との少なくとも一方からなる参加者状態データを管理する参加者状態管理手段(図6中のプレゼンスサーバ装置3に対応)と、上記PoCグループ通信に新たに参加しようとする通信端末からの参加要求に応答して上記参加者状態データを上記通信端末に向けて返信する参加者状態返信手段(図6中のSIPサーバ装置2に対応)とをPoCグループ通信システムが有している。このような構成によれば、現在の参加者の状態を通知し、新規参加操作を行うかどうかの判断要素をユーザに提供することができる。
(参加者状態、通話概要を新規参加通信端末へ通知するPoCグループ通信システム)
参加者状態データやログデータは、PoCグループ通信への参加を促すために、新たに呼出される通信端末に向けて送信してもよい。この場合について、図7を参照して説明する。
同図において、移動端末1は、PoCグループ通信を継続中の端末である。この移動端末1が操作され、グループ通信継続中以外の移動端末を選択して呼出す。本例では、呼出される移動端末の中の1つは移動端末1cとする。すると、移動端末1からの呼出要求は、SIPサーバ装置2を介してプレゼンスサーバ装置3に送られる(ステップS401、S401’)。この参加要求は、例えば、周知の「SIP INVITE」である。
次に、プレゼンスサーバ装置3は、参加要求の信号にメディア要求フラグが含まれているかどうか判定する(ステップS402)。
ステップS402の判定の結果、メディア要求フラグが含まれていない場合、プレゼンスサーバ装置3から呼出要求が送出され、SIPサーバ装置2を介して移動端末1cに送られる(ステップS403、S403’)。この呼出要求には、グループ通信に何人が現在残っているかを示す「参加者数」と、誰が現在残っているかを示す「参加者名」とが含まれている。
この呼出要求を受取った移動端末1cでは、その端末の操作により、PoCグループ通信へ参加するか参加しないか決定する(ステップS404)。以後の動作は図13を参照して上述した内容と同じである(ステップS405)。
一方、ステップS402の判定の結果、メディア要求フラグが含まれている場合、プレゼンスサーバ装置3は、グループ通信のログを取得するため、グループ通信ログ要求をメディアサーバ装置4へ送出する(ステップS406)。この要求を受取ったメディアサーバ装置4は、グループ通信のログを含むグループ通信ログ応答をプレゼンスサーバ装置3へ送出する(ステップS407)。
その後、プレゼンスサーバ装置3から呼出要求が送出され、SIPサーバ装置2を介して移動端末1cに送られる(ステップS408、S408’)。この呼出要求には、グループ通信に何人が現在残っているかを示す「参加者数」と、誰が現在残っているかを示す「参加者名」とが含まれている。
この呼出要求を受取った移動端末1cでは、その端末の操作により、PoCグループ通信へ参加するか参加しないか決定する(ステップS409)。以後の動作は図13を参照して上述した内容と同じである(ステップS410)。
以上のように、現在の参加者の状態や不参加時間における会話内容を、呼出要求の際に通知することによって、新規に参加操作するかどうかの判断要素を提供することができる。不参加時間における会話内容については、通信内容(すなわちログデータ)の全部を通知してもよいし、移動端末1によって予め指定された時間情報に対応する通信内容(すなわちログデータの一部分)を通知してもよい。
上記の例では、現在の参加者数、参加者名、通信内容の概要を示すログデータ、の全てを通知しているが、これらのうちの少なくとも一方を通知すれば、新規に参加するかどうかについての判断要素をユーザに提供することができる。
なお、以上説明したPoCグループ通信システムは、以下の機能を有していることになる。すなわち、PoCグループ通信について、現在の参加者数と参加者名との少なくとも一方からなる参加者状態データを管理する参加者状態管理手段(図6中のプレゼンスサーバ装置3に対応)と、上記参加者状態データを、上記PoCグループ通信に新たに呼出される通信端末に向けて送信する参加者状態送信手段(図6中のSIPサーバ装置2に対応)とをPoCグループ通信システムが有している。このような構成によれば、新たに呼出される通信端末に向けて、現在の参加者の状態を通知し、新規参加操作を行うかどうかの判断要素をユーザに提供することができる。
(移動端末)
以上説明した、参加者状態、通話概要の通知を行うPoCグループ通信システムにおいて、移動端末は、例えばPoC通信機能を有する携帯電話機である。そして、図5を参照して説明したPoCグループ通信システムにおいて用いられている移動端末は、図8に示されているように、PoCグループ通信への再参加要求を送出する再参加要求送出手段11と、上記再参加要求の返信として上記PoCグループ通信の現在の参加者状態を示すデータを取得するデータ取得手段12と、上記データ取得手段によって取得したデータを自端末のユーザに告知する告知手段13とを含んでおり、上記PoCグループ通信への再参加のための操作を上記ユーザに促すことができる。告知手段13は、例えば表示画面への表示機能である。このような構成によれば、現在の参加者の状態を通知し、再参加操作するかどうかの判断要素をユーザに提供することができる。
また、データ取得手段12が、上記PoCグループ通信から退出していた時間を示す退出時間情報に対応する通信内容の概要を示すログデータを、上記参加者状態を示すデータと共に取得することにより、不参加時間の会話内容を通知し、再参加操作するかどうかの判断要素をユーザに提供することができる。
図6を参照して説明したPoCグループ通信システムにおいて用いられている移動端末は、図9に示されているように、PoCグループ通信に新たに参加する通信端末であって、上記PoCグループ通信への参加要求を送出する参加要求送出手段11aと、上記参加要求の返信として上記PoCグループ通信の現在の参加者状態を示すデータを取得するデータ取得手段12と、上記データ取得手段12によって取得したデータを自端末のユーザに告知する告知手段13とを含んでおり、上記PoCグループ通信への参加のための操作を上記ユーザに促すことができる。告知手段13は、例えば表示画面への表示機能である。このような構成によれば、現在の参加者の状態を通知し、新規参加操作を行うかどうかの判断要素をユーザに提供することができる。
また、図7を参照して説明したPoCグループ通信システムにおいて用いられている移動端末は、図10に示されているように、PoCグループ通信への新たな参加を促すための呼出信号を受信する通信端末であって、上記呼出信号に含まれている、上記PoCグループ通信の現在の参加者状態を示すデータを取得するデータ取得手段12と、上記データ取得手段12によって取得したデータを自端末のユーザに告知する告知手段13とを含んでおり、上記PoCグループ通信への参加のための操作を上記ユーザに促すことができる。告知手段13は、例えば表示画面への表示機能である。このような構成によれば、現在の参加者の状態を取得し、新規参加操作を行うかどうかの判断要素をユーザに提供することができる。
本発明は、PoCグループ通信から退出後、再参加する場合や、PoCグループ通信に新規に参加する場合に利用できる。
本発明の実施の形態に係る途中参加フラグを用いたPoCグループ通信システムの構成例を示す図である。 再参加要求を受取ったプレゼンスサーバ装置における判定処理を示すフローチャートである。 図1及び図2の動作に対応するシーケンス図である。 本発明の実施の形態に係る参加者状態、通話概要の通知を行うPoCグループ通信システムの構成例を示す図である。 図4のシステムの動作を示すシーケンス図である。 PoCグループ通信に新たに参加しようとする通信端末に参加者状態データやログデータを送信する場合の動作例を示すシーケンス図である。 PoCグループ通信への参加を促すために、新たに呼出される通信端末に向けて、参加者状態データやログデータを送信する場合の動作例を示すシーケンス図である。 図4中の移動端末の構成例を示すブロック図である。 図6を参照して説明したPoCグループ通信システムにおいて用いられている移動端末の構成例を示すブロック図である。 図7を参照して説明したPoCグループ通信システムにおいて用いられている移動端末の構成例を示すブロック図である。 PoCグループ通信を行っていた移動端末が、そのグループ通信から一旦退出し、その後に再参加する場合の動作例を示すシーケンス図である。 PoCグループ通信に参加していなかった移動端末が、PoCグループ通信に初めて参加する場合の動作例を示すシーケンス図である。 PoCグループ通信継続中の移動端末から他の移動端末を呼出す場合の動作例を示すシーケンス図である。
符号の説明
1、1a、1b、1c 移動端末
2 SIPサーバ装置
3 プレゼンスサーバ装置
4 メディアサーバ装置
5 セッションログサーバ装置
11、11a 再参加要求送出手段
12 データ取得手段
13 告知手段

Claims (9)

  1. PoCグループ通信における通信内容の概要を示すログデータを保持するログデータ保持手段と、前記PoCグループ通信から退出した通信端末からの再参加要求及び前記PoCグループ通信に新たに参加しようとする通信端末からの参加要求の少なくとも一方に応答して前記ログデータ全体のうち、予め指定された時間情報と前記PoCグループ通信の予め指定された参加者との少なくとも一方に対応する部分を前記通信端末に向けて返信するログデータ返信手段とを含むことを特徴とするPoCグループ通信システム。
  2. PoCグループ通信における通信内容の概要を示すログデータを保持するログデータ保持手段と、前記PoCグループ通信に新たに呼出される通信端末へ送信する呼出信号に前記ログデータ全体のうち、予め指定された時間情報と前記PoCグループ通信の予め指定された参加者との少なくとも一方に対応する部分を含めて送信するログデータ返信手段とを含むことを特徴とするPoCグループ通信システム。
  3. 前記ログデータは、前記PoCグループ通信における通話内容をテキストデータに変換したデータであることを特徴とする請求項1又は2に記載のPoCグループ通信システム。
  4. PoCグループ通信について、現在の参加者数と参加者名との少なくとも一方からなる参加者状態データを管理する参加者状態管理手段をさらに含み、前記PoCグループ通信から退出した通信端末からの再参加要求及び前記PoCグループ通信に新たに参加しようとする通信端末からの参加要求の少なくとも一方に応答して前記参加者状態データを送信することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のPoCグループ通信システム。
  5. PoCグループ通信について、現在の参加者数と参加者名との少なくとも一方からなる参加者状態データを管理する参加者状態管理手段をさらに含み、前記参加者状態データを、前記PoCグループ通信に新たに呼出される通信端末に向けて送信することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のPoCグループ通信システム。
  6. PoCグループ通信から退出後、前記PoCグループ通信へ再参加する通信端末であって、前記PoCグループ通信への再参加要求を送出する再参加要求送出手段と、前記PoCグループ通信における通信内容の概要を示すログデータ全体のうち、予め指定された時間情報と前記PoCグループ通信の予め指定された参加者との少なくとも一方に対応する部分を取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段によって取得したデータを自端末のユーザに告知する告知手段とを含み、前記PoCグループ通信への再参加のための操作を前記ユーザに促すようにしたことを特徴とする通信端末。
  7. PoCグループ通信に新たに参加する通信端末であって、前記PoCグループ通信への参加要求を送出する参加要求送出手段と、前記PoCグループ通信における通信内容の概要を示すログデータ全体のうち、予め指定された時間情報と前記PoCグループ通信の予め指定された参加者との少なくとも一方に対応する部分を取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段によって取得したデータを自端末のユーザに告知する告知手段とを含み、前記PoCグループ通信への参加のための操作を前記ユーザに促すようにしたことを特徴とする通信端末。
  8. PoCグループ通信への新たな参加を促すための呼出信号を受信する通信端末であって、前記呼出信号に含まれている、前記PoCグループ通信における通信内容の概要を示すログデータ全体のうち、予め指定された時間情報と前記PoCグループ通信の予め指定された参加者との少なくとも一方に対応する部分を取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段によって取得したデータを自端末のユーザに告知する告知手段とを含み、前記PoCグループ通信への参加のための操作を前記ユーザに促すようにしたことを特徴とする通信端末。
  9. 前記データ取得手段は、
    前記部分と共に、前記PoCグループ通信の現在の参加者数と参加者名との少なくとも一方からなる参加者状態を示す参加者状態データを取得し、
    前記告知手段は、前記データ取得手段によって取得した前記部分および前記参加者状態データをユーザに告知することを特徴とする請求項6から請求項8までのいずれか1項に記載の通信端末。
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