JP4725247B2 - ワークプレース提供システムおよび方法 - Google Patents

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本発明は複数のユーザ間で情報を共有しながらコミュニケーションを行うためのワークプレース(作業環境)を提供する計算機システムに関する。
従来から、複数のユーザ間での共同作業(コラボレーションと呼ぶ)を行うための計算機システムとして、計算機とネットワークを利用して複数のユーザ間でファイルやスケジュールなどの情報を共有するためのグループウェアと呼ばれる情報共有手段が普及している。グループウェアは、共通のファイルサーバに保存されたファイルを各ユーザが利用する端末からアクセスすることで情報の共有を実現したり、ユーザ端末同士が直接通信を行って情報共有を実現したりしている。例えば、特許文献1に記載されている従来技術(従来技術1とする)は、特定した複数のユーザ間で情報を共有するシステムの一例である。
従来技術1を簡潔に説明する図11を参照すると、この従来技術では、ファイル共有管理システム1101が、各ユーザ端末1102a〜1102dが保持するファイル一覧や、コミュニティ情報を管理しており、あるユーザ端末1102aの要求に応じて、そのユーザ端末の利用ユーザが所属しているコミュニティで参照できるファイル一覧を配信する。要求を出したユーザ端末1102aが一覧から取得したいファイルを選択すると、ファイル共有管理システム1101がターゲットとなったファイルを保持するユーザ端末1102cに通知し、ユーザ端末1102cがユーザ端末1102aにファイルを送信することによって、同じコミュニティに属するユーザ端末間で情報を共有する。
一般の業務などにおいて、このような技術を用いたグループウェアは非常に便利であり、共同作業の成果物としてのファイルを共有したり、共通のスケジュールを確認するなどの作業の上では、広く普及している。
しかし、実際の業務などのコラボレーションにおいては、業務の依頼を口頭で行ったり、意思決定や相談を会議に集まって行うなど、情報共有だけでは作業環境として不十分であり、コミュニケーション手段も必要である。
近年はネットワーク環境の進化や計算機の処理能力の向上などに伴い、単に情報を共有するだけでなく、IP電話やWeb会議など、計算機上からリアルタイムにコミュニケーションを行うための手段も普及しつつあり、情報共有手段とコミュニケーション手段を組み合わせた環境を用いて、共同作業を行う形態が広まりつつある。
しかし、多くの場合、従来の情報共有手段とコミュニケーション手段とは、別のシステムとして提供されているものを、利用者が自身の環境で組み合わせて使っているため、例えば、電話をしている相手と共有するファイルを手元で開こうと思ったら、自分の手で共有ファイルリストや共有ファイル管理ディレクトリの中から関係するファイルを探し出してくる必要があり、迅速かつ効率的なコラボレーションを行いづらいという問題があった。
コラボレーションにおける情報共有とコミュニケーションの融合を図る従来技術の一例(従来技術2とする)が、特許文献2に記載されている。従来技術2を説明する図12を参照すると、この従来技術は、サーバ部2100とクライアント部2200とで構成され、クライアント部2200は、メッセージ操作部1221とコンテンツ操作部1222と関連コンテンツ提示部1223と関連メッセージ提示部1224とを含み、サーバ部2100は、メッセージ送受信部1211とメッセージ記憶部1212とメッセージ操作履歴記憶部1213とコンテンツ操作履歴記憶部1214と関連度導出部1215とを含み、クライアント部2200は計算機ネットワーク2300に接続されている。この従来技術では、複数のユーザ間で送受信されるメールなどのメッセージを交換する際に、ユーザのメッセージ操作履歴をメッセージ操作部1221にて取得しメッセージ操作履歴記憶部1213に保存する。また、複数のユーザによって行われる様々な情報のコンテンツに対する作成・閲覧・編集などの操作を、ユーザ毎にそれぞれコンテンツ操作履歴記憶部1214に記憶する。関連度導出部1215は、メッセージ操作履歴とコンテンツ操作履歴を参照し、操作時刻の近接性などや、添付・引用などの関係から、コンテンツとメッセージの関連度を算出する。この関連度をもとに、関連コンテンツ提示部1223では、ユーザがメッセージを操作する際に関連するコンテンツを提示したり、ユーザがコンテンツを操作する際に関連するメッセージを提示する機構を持つ。従来技術2の方式は、メッセージとコンテンツの操作履歴の時間的な近接性が薄い場合には有効な関係コンテンツを提示できなかったり、偶然近い時間帯にメッセージとコンテンツを操作した場合などは、無関係なコンテンツを提示してしまうという問題点がある。
特開2004−172818号公報 特開2004−118737号公報
第1の問題点は、利用者間で電話や電子会議などのコミュニケーションを行う際に、互いに共有するファイルなどを簡単に参照できないということである。その理由は、従来の情報共有技術の多くは、電話などのコミュニケーション手段と完全に分離して提供されているため、利用者自身の操作によって必要なファイルを検索する必要があったためである。
第2の問題点は、共有している情報に関係するユーザに対して簡単にコミュニケーションを行うことができないということである。その理由は、従来の情報共有技術の多くは、電話などのコミュニケーション手段と完全に分離して提供されているため、利用者自身の操作によって適切な相手を判断し、その相手に対してコミュニケーションを行う操作が必要であったためである。
本発明の目的は、複数のユーザがファイルや予定表などの情報を共有しながら電話や電子会議などによるリアルタイムコミュニケーションを行う際に、ユーザによる複雑な操作を行うことなくコミュニケーション相手と共有する情報を提示するシステムを提供することにある。
本発明の他の目的は、共有している情報に関係するユーザに対してリアルタイムコミュニケーションを行う際に、ユーザによる複雑な操作を行うことなく、簡単にコミュニケーション相手に対してコミュニケーションを開始できるシステムを提供することにある。
本発明の第1のワークプレース提供システムは、複数のユーザ間で情報を共有しながらコミュニケーションを行うためのワークプレース提供システムであって、複数のユーザ間でコミュニケーションを行うためのコミュニケーション手段と、複数のユーザによって形成されるコミュニティのメンバ構成および共有情報に関するコミュニティ情報を保持するコミュニティ情報記憶部と、前記コミュニケーション手段によるコミュニケーションの相手情報を取得するコミュニケーションパートナー通知手段と、前記コミュニケーションパートナー通知手段から通知されたコミュニケーションの相手情報と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記コミュニケーションを行っているユーザどうしで共有されている共有情報を決定する関連オブジェクト判断部と、前記関連オブジェクト判断部によって決定された共有情報をユーザに提示する関連オブジェクト提示部と、前記提示された共有情報を操作するためのオブジェクト操作部と、を具備することを特徴とする。
本発明の第2のワークプレース提供システムは、複数のユーザ間で情報を共有しながらコミュニケーションを行うためのワークプレース提供システムであって、複数のユーザによって形成されるコミュニティのメンバ構成および共有情報に関するコミュニティ情報を保持するコミュニティ情報記憶部と、ユーザからの指示に応じて共有情報を操作するオブジェクト操作部と、前記オブジェクト操作部によって操作された共有情報の識別子を取得する操作対象オブジェクト通知手段と、前記操作対象オブジェクト通知手段から通知された共有情報の識別子と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記操作された共有情報を前記ユーザと共有している共有相手を決定する関連ユーザ判断部と、前記関連ユーザ判断部によって決定された共有相手をユーザに提示する関連ユーザ提示部と、前記提示された共有相手との間でコミュニケーションを行うためのコミュニケーション手段と、を具備することを特徴とする。
本発明の第3のワークプレース提供システムは、複数のユーザ間で情報を共有しながらコミュニケーションを行うためのワークプレース提供システムであって、複数のユーザ間でコミュニケーションを行うためのコミュニケーション手段と、複数のユーザによって形成されるコミュニティのメンバ構成および共有情報に関するコミュニティ情報を保持するコミュニティ情報記憶部と、前記コミュニケーション手段によるコミュニケーションの相手情報を取得するコミュニケーションパートナー通知手段と、前記コミュニケーションパートナー通知手段から通知されたコミュニケーションの相手情報と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記コミュニケーションを行っているユーザどうしが共有している情報を決定する関連オブジェクト判断部と、前記関連オブジェクト判断部によって決定された共有情報をユーザに提示する関連オブジェクト提示部と、前記提示された共有情報を前記ユーザが操作するためのオブジェクト操作部と、前記オブジェクト操作部によって操作された前記共有情報の識別子を取得する操作対象オブジェクト通知手段と、前記操作対象オブジェクト通知手段から通知された前記共有情報の識別子と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記操作された共有情報を前記ユーザと共有している共有相手を決定する関連ユーザ判断部と、前記関連ユーザ判断部によって決定された共有相手を提示する関連ユーザ提示部と、を具備することを特徴とする。
本発明の第4のワークプレース提供システムは、第1または第3のワークプレース提供システムにおいて、前記関連オブジェクト判断部は、共有情報の操作履歴に基づいて、ユーザ同士が共有している情報に優先度を付与することを特徴とする。
本発明の第5のワークプレース提供システム。第2または第3のワークプレース提供システムにおいて、前記関連ユーザ判断部は、共有情報の操作履歴に基づいて、前記操作された共有情報を共有している共有相手に優先度を付与することを特徴とする。
本発明の第6のワークプレース提供システムは、第1のワークプレース提供システムにおいて、1以上のユーザ端末とコラボレーションコントローラとが通信ネットワークを通じて相互に通信可能に接続され、前記ユーザ端末に、前記コミュニケーション手段と前記コミュニケーションパートナー通知手段と前記関連オブジェクト提示部と前記オブジェクト操作部とを備え、前記コラボレーションコントローラに、前記コミュニティ情報記憶部と前記関連オブジェクト判断部とを備えることを特徴とする。
本発明の第7のワークプレース提供システムは、第2のワークプレース提供システムにおいて、1以上のユーザ端末とコラボレーションコントローラとが通信ネットワークを通じて相互に通信可能に接続され、前記ユーザ端末に、前記オブジェクト操作部と前記操作対象オブジェクト通知手段と前記関連ユーザ提示部と前記コミュニケーション手段とを備え、前記コラボレーションコントローラに、前記コミュニティ情報記憶部と前記関連ユーザ判断部とを備えることを特徴とする。
本発明の第8のワークプレース提供システムは、第3のワークプレース提供システムにおいて、1以上のユーザ端末とコラボレーションコントローラとが通信ネットワークを通じて相互に通信可能に接続され、前記ユーザ端末に、前記コミュニケーション手段と前記コミュニケーションパートナー通知手段と前記関連オブジェクト提示部と前記オブジェクト操作部と前記操作対象オブジェクト通知手段と前記関連ユーザ提示部とを備え、前記コラボレーションコントローラに、前記コミュニティ情報記憶部と前記関連オブジェクト判断部と前記関連ユーザ判断部とを備えることを特徴とする。
本発明の第1のワークプレース提供方法は、複数のユーザ間で情報を共有しながらコミュニケーションを行うためのワークプレース提供方法であって、a)コミュニケーション手段が、複数のユーザ間でコミュニケーションを開始するステップ、b)コミュニケーションパートナー通知手段が、前記コミュニケーション手段によるコミュニケーションの相手情報を取得するステップ、c)関連オブジェクト判断部が、複数のユーザによって形成されるコミュニティのメンバ構成および共有情報に関するコミュニティ情報を保持するコミュニティ情報記憶部に保持されている前記コミュニティ情報と、前記コミュニケーションパートナー通知手段から通知されたコミュニケーションの相手情報とに基づいて、前記コミュニケーションを行っているユーザどうしで共有されている共有情報を決定するステップ、d)関連オブジェクト提示部が、前記関連オブジェクト判断部によって決定された共有情報をユーザに提示するステップ、e)オブジェクト操作部が、前記提示された共有情報を操作するステップ、を含むことを特徴とする。
本発明の第2のワークプレース提供方法は、複数のユーザ間で情報を共有しながらコミュニケーションを行うためのワークプレース提供方法であって、a)オブジェクト操作部が、ユーザからの指示に応じて共有情報を操作するステップ、b)操作対象オブジェクト通知手段が、前記オブジェクト操作部によって操作された共有情報の識別子を取得するステップ、c)関連ユーザ判断部が、複数のユーザによって形成されるコミュニティのメンバ構成および共有情報に関するコミュニティ情報を保持するコミュニティ情報記憶部に保持された前記コミュニティ情報と、前記操作対象オブジェクト通知手段から通知された共有情報の識別子とに基づいて、前記操作された共有情報を前記ユーザと共有している共有相手を決定するステップ、d)関連ユーザ提示部が、前記関連ユーザ判断部によって決定された共有相手をユーザに提示するステップ、e)コミュニケーション手段が、前記提示された共有相手との間でコミュニケーションを開始するステップ、を含むことを特徴とする。
本発明の第1のユーザ端末は、他端末のユーザとコミュニケーションを行うためのコミュニケーション手段と、ユーザが参加しているコミュニティのメンバ構成および共有情報に関するコミュニティ情報を保持するコミュニティ情報記憶部と、前記コミュニケーション手段によるコミュニケーションの相手情報を取得するコミュニケーションパートナー通知手段と、前記コミュニケーションパートナー通知手段から通知されたコミュニケーションの相手情報と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記コミュニケーションを行っている他ユーザとの間で共有されている共有情報を決定する関連オブジェクト判断部と、前記関連オブジェクト判断部によって決定された共有情報を自端末のユーザに提示する関連オブジェクト提示部と、前記提示された共有情報を操作するためのオブジェクト操作部と、を具備することを特徴とする。
本発明の第2のユーザ端末は、ユーザが参加しているコミュニティのメンバ構成および共有情報に関するコミュニティ情報を保持するコミュニティ情報記憶部と、ユーザからの指示に応じて共有情報を操作するオブジェクト操作部と、前記オブジェクト操作部によって操作された共有情報の識別子を取得する操作対象オブジェクト通知手段と、前記操作対象オブジェクト通知手段から通知された共有情報の識別子と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記操作された共有情報を自端末のユーザと共有している共有相手を決定する関連ユーザ判断部と、前記関連ユーザ判断部によって決定された共有相手をユーザに提示する関連ユーザ提示部と、前記提示された共有相手との間でコミュニケーションを行うためのコミュニケーション手段と、を具備することを特徴とする。
本発明の第3のユーザ端末は、他端末のユーザとコミュニケーションを行うためのコミュニケーション手段と、ユーザが参加しているコミュニティのメンバ構成および共有情報に関するコミュニティ情報を保持するコミュニティ情報記憶部と、前記コミュニケーション手段によるコミュニケーションの相手情報を取得するコミュニケーションパートナー通知手段と、前記コミュニケーションパートナー通知手段から通知されたコミュニケーションの相手情報と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記コミュニケーションを行っているユーザどうしが共有している情報を決定する関連オブジェクト判断部と、前記関連オブジェクト判断部によって決定された共有情報をユーザに提示する関連オブジェクト提示部と、前記提示された共有情報を前記ユーザが操作するためのオブジェクト操作部と、前記オブジェクト操作部によって操作された前記共有情報の識別子を取得する操作対象オブジェクト通知手段と、前記操作対象オブジェクト通知手段から通知された前記共有情報の識別子と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記操作された共有情報を自端末のユーザと共有している共有相手を決定する関連ユーザ判断部と、前記関連ユーザ判断部によって決定された共有相手をユーザに提示する関連ユーザ提示部と、を具備することを特徴とする。
本発明の第1のコラボレーションコントローラは、通信ネットワークを通じて1以上のユーザ端末に接続されたコラボレーションコントローラであって、前記ユーザ端末のユーザによって形成されるコミュニティのメンバ構成および共有情報に関するコミュニティ情報を保持するコミュニティ情報記憶部と、前記ユーザ端末からユーザの情報とコミュニケーションの相手情報を受信し、該受信した情報と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記ユーザ端末のユーザとコミュニケーションを行っているユーザとで共有されている共有情報を決定し、前記ユーザ端末へ送信する関連オブジェクト判断部と、を具備することを特徴とする。
本発明の第2のコラボレーションコントローラは、通信ネットワークを通じて1以上のユーザ端末に接続されたコラボレーションコントローラであって、前記ユーザ端末のユーザによって形成されるコミュニティのメンバ構成および共有情報に関するコミュニティ情報を保持するコミュニティ情報記憶部と、前記ユーザ端末からユーザの情報と操作した共有情報の識別子を受信し、該受信した情報と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記操作された共有情報を前記ユーザと共有している共有相手を決定し、前記ユーザ端末へ送信する関連ユーザ判断部と、を具備することを特徴とする。
本発明の第3のコラボレーションコントローラは、通信ネットワークを通じて1以上のユーザ端末に接続されたコラボレーションコントローラであって、前記ユーザ端末のユーザによって形成されるコミュニティのメンバ構成および共有情報に関するコミュニティ情報を保持するコミュニティ情報記憶部と、前記ユーザ端末からユーザの情報とコミュニケーションの相手情報を受信し、該受信した情報と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記ユーザ端末のユーザとコミュニケーションを行っているユーザとで共有されている共有情報を決定し、前記ユーザ端末へ送信する関連オブジェクト判断部と、前記ユーザ端末からユーザの情報と操作した共有情報の識別子を受信し、該受信した情報と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記操作された共有情報を前記ユーザと共有している共有相手を決定し、前記ユーザ端末へ送信する関連ユーザ判断部と、を具備することを特徴とする。
本発明のコラボレーションコントローラと組み合わせて好適な第1のユーザ端末は、通信ネットワークを通じてコラボレーションコントローラに接続されたユーザ端末であって、他端末のユーザとコミュニケーションを行うためのコミュニケーション手段と、前記コミュニケーション手段によるコミュニケーションの相手情報を取得し、該取得したコミュニケーションの相手情報と自端末のユーザの情報を前記コラボレーションコントローラへ送信するコミュニケーションパートナー通知手段と、前記コラボレーションコントローラから、前記コミュニケーションを行っている他ユーザとの間で共有されている共有情報を受信し、ユーザに提示する関連オブジェクト提示部と、前記提示された共有情報を操作するためのオブジェクト操作部と、を具備することを特徴とする。
本発明のコラボレーションコントローラと組み合わせて好適な第2のユーザ端末は、通信ネットワークを通じてコラボレーションコントローラに接続されたユーザ端末であって、ユーザからの指示に応じて共有情報を操作するオブジェクト操作部と、前記オブジェクト操作部によって操作された共有情報の識別子を取得し、該取得した共有情報の識別子と自端末のユーザの情報を前記コラボレーションコントローラへ送信する操作対象オブジェクト通知手段と、前記コラボレーションコントローラから、前記操作した共有情報を共有している共有相手の情報を受信し、ユーザに提示する関連ユーザ提示部と、前記提示された共有相手との間でコミュニケーションを行うためのコミュニケーション手段と、を具備することを特徴とする。
本発明のコラボレーションコントローラと組み合わせて好適な第3のユーザ端末は、通信ネットワークを通じてコラボレーションコントローラに接続されたユーザ端末であって、他端末のユーザとコミュニケーションを行うためのコミュニケーション手段と、前記コミュニケーション手段によるコミュニケーションの相手情報を取得し、該取得したコミュニケーションの相手情報と自端末のユーザの情報を前記コラボレーションコントローラへ送信するコミュニケーションパートナー通知手段と、前記コラボレーションコントローラから、前記コミュニケーションを行っている他ユーザとの間で共有されている共有情報を受信し、ユーザに提示する関連オブジェクト提示部と、前記提示された共有情報を操作するためのオブジェクト操作部と、前記オブジェクト操作部によって操作された共有情報の識別子を取得し、該取得した共有情報の識別子と自端末のユーザの情報を前記コラボレーションコントローラへ送信する操作対象オブジェクト通知手段と、前記コラボレーションコントローラから、前記操作した共有情報を共有している共有相手の情報を受信し、ユーザに提示する関連ユーザ提示部と、を具備することを特徴とする。
『作用』
本発明は、コミュニケーション開始時、コミュニケーション相手の情報と、コミュニティがどのようなメンバで構成されどのような情報を共有しているかというコミュニティ情報とに基づいて、コミュニケーション相手と共有する情報を決定してユーザに提示するよう動作し、また、共有情報の操作時、当該情報がどのコミュニティにおいて誰と共有されているかという情報を提示するよう動作する。
第1の効果は、複数のユーザ同士がコミュニティを形成してファイルや予定表などの情報を共有している状況において電話や電子会議などによるリアルタイムコミュニケーションを行う際に、ユーザによる複雑な操作を行うことなくコミュニケーション相手と共有する情報を利用することが可能となることである。その理由は、コミュニケーション相手の情報と、コミュニティがどのようなメンバで構成されどのような情報を共有しているかというコミュニティ情報とに基づいて、コミュニケーション相手と共有する情報を決定してユーザに提示するためである。
第2の効果は、操作した共有情報に関係するユーザに対してリアルタイムコミュニケーションを行う際に、ユーザによる複雑な操作を行うことなく、簡単にコミュニケーション相手に対してコミュニケーションを開始できることである。その理由は、当該情報がどのコミュニティにおいて誰と共有されているかという情報を自動的に提示するため、ユーザは、情報を共有する相手を容易に把握でき、簡便にコミュニケーションを開始できるためである。
『第1の実施の形態』
次に本発明の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照すると、本発明の第1の実施の形態は、ユーザ間でコミュニケーションを行うためのコミュニケーション手段11と、コミュニケーションを行っているユーザ同士が関係する共有情報を判断する関連オブジェクト判断部13と、コミュニケーション相手に関する情報をコミュニケーション手段11から取得して関連オブジェクト判断手段13に通知するコミュニケーションパートナー通知手段12と、ユーザが参加しているコミュニティに関する情報を保持している参加コミュニティ情報記憶部14と、コミュニケーションに参加しているユーザ同士が共有している情報を提示する関連オブジェクト提示部15と、共有情報を操作するためのオブジェクト操作部16と、オブジェクト操作部16によって操作された共有情報の識別子を取得する操作対象オブジェクト通知手段17と、操作対象オブジェクト通知手段17から通知された共有情報の識別子と参加コミュニティ情報記憶部14に保持されている参加コミュニティ情報とに基づいて、操作された共有情報を共有している共有相手を決定する関連ユーザ判断部18と、関連ユーザ判断部18によって決定された共有相手を提示する関連ユーザ提示部19と、キーボードやマウスなどの入力装置およびディスプレイなどの出力装置で構成される入出力機器1Aとをユーザ端末10に備えている。ユーザ端末10はインターネット等の通信ネットワーク20に接続され、ユーザ端末10と同様な構成を有する他のユーザ端末と通信ネットワーク20を通して接続されている。
これらの手段はそれぞれ概略つぎのように動作する。
コミュニケーション手段11は、会話や会議などのリアルタイムなコミュニケーションを行うための手段であり、通信ネットワーク20を介して接続された他のユーザ端末に対して、電子会議を行ったり、電話やIP電話などをかける機能を持つ。
コミュニケーションパートナー通知手段12は、コミュニケーション手段11からコミュニケーションの相手を特定する情報(コミュニケーションパートナー情報と呼ぶ)を取得し、関連オブジェクト判断部13に通知する機能を持つ。
参加コミュニティ情報記憶部14は、当該ユーザ端末10のユーザUが参加しているコミュニティに関する情報を保持する。コミュニティに関する情報には、そのコミュニティに参加しているメンバに関する情報と、そのコミュニティで共有している情報とが含まれる。
図2(a)を参照すると、参加コミュニティ情報記憶部14には、当該ユーザ端末10を保持するユーザUが参加しているコミュニティ毎のコミュニティ情報141、142が記憶される。各々のコミュニティ情報141、142は、そのコミュニティに参加しているメンバの情報を記述した参加メンバ情報1411、1421と、そのコミュニティの参加者間でどのような情報が共有されているかを記述した共有オブジェクト情報1412、1422とを含む。1413、1423は共有情報の実体であるオブジェクトであり、これは共有オブジェクト情報1412に保持されていても良いし、サーバなどの別の場所に保持されていても良い。1414、1424は共有情報の操作履歴情報である。或る共有情報の操作履歴情報には、その共有情報に対して閲覧、編集などの操作を行ったユーザ情報、操作時刻などが記録されている。
また参加メンバ情報1411、1421には、図2(b)を参照すると、例えば、各メンバの電話番号が識別子として登録されている。勿論、メンバ識別子は、電話番号以外にも、電子会議用のユーザIDや、チャット用のユーザIDなど、コミュニケーション手段11で利用される識別子に対応する情報が記載されていればよい。また、利用者への利便性を考慮して、図2(b)の例のように、メンバ名を参加メンバ情報に含めて保持することが望ましい。
再び図1を参照すると、関連オブジェクト判断部13は、コミュニケーションパートナー通知手段12から受け取ったコミュニケーションパートナー情報から、コミュニケーションを行っているメンバが誰であるかを判別し、参加コミュニティ情報記憶部14に保持されているコミュニティ情報を参照して、そのコミュニケーションを行っているメンバが参加しているコミュニティを特定し、そのコミュニティで共有している情報(関連オブジェクト情報と呼ぶ)のリストを関連オブジェクト提示部15に通知する機能を持つ。
関連オブジェクト提示部15は、関連オブジェクト判断部13より通知された関連オブジェクト情報のリストを入出力機器1Aを通じてユーザUに対して提示する機能を持つ。
オブジェクト操作部16は、入出力機器1Aを通じてユーザUから入力される指示に従って、共有情報に対して閲覧、編集などの操作を行う機能を持つ。
操作対象オブジェクト通知手段17は、オブジェクト操作部16によって操作された共有情報の識別子を取得し、関連ユーザ判断部18に通知する機能を持つ。
関連ユーザ判断部18は、操作対象オブジェクト通知手段17から通知された共有情報の識別子と参加コミュニティ情報記憶部14に保持されている参加コミュニティ情報とに基づいて、操作された共有情報を共有している共有相手を決定し、関連ユーザ提示部19に通知する機能を持つ。
関連ユーザ提示部19は、関連ユーザ判断部18によって決定された共有相手を入出力機器1Aを通じてユーザUに提示する機能を持つ。
次に、図1乃至図4を参照して、本実施の形態の動作について詳細に説明する。
はじめに、ユーザUが他のユーザとコミュニケーションを行う際に、相手と共有している情報を簡易に呼び出す動作に関して詳細に説明する。
まず、ユーザUは、コミュニケーション手段11を使用して他のユーザとコミュニケーションを開始する(図3のステップS101)。コミュニケーション手段11は、ユーザ端末10を構成する計算機上から利用できる対話を行うための手段であり、例えば電子会議システムやIP電話などの音声会話を可能とするシステムや、チャットなどのようにテキストでの対話を行うシステムでもよい。
次に、コミュニケーションパートナー通知手段12は、コミュニケーション手段11から、ユーザUがコミュニケーションを行っている対話相手に関する識別子情報を取得する(ステップS102)。対話相手に関する識別子情報とは、IP電話における電話番号や、電子会議で相手を呼び出すときの個人ID、チャットを行う際の個人IDなどを指す。次にコミュニケーションパートナー通知手段12は、取得した対話相手に関する識別子情報を、関連オブジェクト判断部13に通知する(ステップS103)。対話相手が複数の場合は、対話相手に関する識別子情報をリスト形式などにして全て渡す。
次に、関連オブジェクト判断部13は、参加コミュニティ情報記憶部14に格納されているコミュニティ情報を検索し、通知された対話相手に関する識別子情報(パートナー情報)をもつユーザと共通に参加しているコミュニティを検索する(ステップS104)。具体的には、図2の各コミュニティ情報141、142毎に、参加メンバ情報1411、1421に記録されているメンバ識別子の中に前記通知された対話相手の識別子が存在するかどうかを調べる。
ステップS104の検索の結果、対話相手が参加しているコミュニティが存在しない場合は、共有情報を提示する処理は終了し、コミュニケーションのみ継続する(ステップS110)。
ステップS104の検索の結果、対話相手が参加しているコミュニティが検索されたら、次に関連オブジェクト判断部13は、当該コミュニティにおいて共有されている情報の検索を参加コミュニティ情報記憶部14に対して行う(ステップS105)。具体的には、図2のコミュニティ情報141、142のうち、対話相手が参加しているコミュニティに対応するコミュニティ情報内の共有オブジェクト情報1412、1422から共有情報に関する情報を取得する。
ステップS105の検索の結果、当該コミュニティにおいて共有されている情報が存在しない場合は、共有情報を提示する処理は終了し、コミュニケーションのみ継続する(ステップS110)。
ステップS105の検索の結果、当該コミュニティにおいて共有されている情報が検索されたら、次に関連オブジェクト判断部13は、検索された共有情報の識別子(オブジェクト識別子と呼ぶ)を関連オブジェクト提示部15に通知する(ステップS106)。検索された共有情報が複数の場合は、共有情報のオブジェクト識別子をリスト形式などにして全て渡す。このとき、検索された共有情報の操作履歴1414、1424を参照して、最も近い時点で操作されたオブジェクトの識別子を優先的に通知したり、操作頻度の高いオブジェクトの識別子を優先的に通知するようにしても良い。
次に、関連オブジェクト提示部15は、関連オブジェクト判断部13から通知された共有情報のオブジェクト識別子のリストを入出力機器1Aを通じてユーザUに提示する(ステップS107)。このとき、関連オブジェクト提示部15は、共有情報のオブジェクト識別子に対応するオブジェクトを、参加コミュニティ情報記憶部14から検索し、ユーザUに対して入出力機器1Aを通じて、共有オブジェクトの一覧情報などとして提示しても良い。
ユーザUは、提示された共有オブジェクトの識別子のリストや一覧情報から所望のオブジェクトを選択し(ステップS108)、オブジェクト操作部16を用いて、閲覧、編集などの操作を行う(ステップS109)。オブジェクト操作部16は、計算機上で情報操作をするための手段であり、例えば資料作成のためのアプリケーションプログラムや、スケジュール共有のためのアプリケーションプログラムなど、共有情報を操作する一般的なアプリケーションプログラムで実現される。
以上の動作により、ユーザUは他のユーザとコミュニケーションを行う際に、相手と共有している情報を簡易に呼び出すことが可能となる。
次に、他人と共有している情報を操作する際に、関係するメンバとのコミュニケーションを簡易に行う動作に関して詳細に説明する。
まず、ユーザUは、オブジェクト操作部16を用いて、参加コミュニティ情報記憶部14に格納されている、他のメンバと共有されている情報を操作する(図4のステップ201)。このとき操作対象オブジェクト通知手段17は、オブジェクト操作部16により操作されたオブジェクトの識別子を取得し(ステップS202)、関連ユーザ判断部18に通知する(ステップS203)。
関連ユーザ判断部18は、通知されたオブジェクトの識別子情報に基づいて参加コミュニティ情報記憶部14を検索し、当該オブジェクトが共有されている参加コミュニティを検索する(ステップS204)。具体的には、図2のコミュニティ情報141、142毎に、共有オブジェクト情報1412、1422中に、前記通知されたオブジェクトの識別子情報が存在するかどうかを調べる。
当該オブジェクトが共有されている参加コミュニティが存在しない場合は、コミュニケーションを行う動作は終了し、オブジェクトの操作のみ継続する(図4のS210)。
ステップS204の検索の結果、当該オブジェクトが共有されている参加コミュニティが検索された場合は、次に関連ユーザ判断部18は、当該参加コミュニティの参加メンバの識別子を、参加コミュニティ情報記憶部14に格納されている参加メンバ情報から検索し(ステップS205)、検索されたコミュニティメンバ識別子を関連ユーザ提示部19に通知する(ステップS206)。このとき、当該オブジェクトの操作履歴1414、1424から、検索されたメンバの当該オブジェクトに対する操作履歴情報を検出し、最も近い時点で操作したユーザの識別子を優先的に通知したり、操作頻度の高いユーザの識別子を優先的に通知するようにしても良い。
関連ユーザ提示部19は、通知されたメンバ識別子情報を入出力機器1Aを通じてユーザUに対して提示する(ステップS207)。このとき、メンバ識別子情報と合わせて、参加メンバ情報1411、1421に保持されている当該メンバのメンバ名情報などを含む形でユーザに提示してもよい。
次にユーザUは、関連ユーザ提示部19により提示されたメンバ情報の中から、適切な一部のメンバ、もしくは全メンバを選択し(ステップS208)、コミュニケーション手段11を用いて、電話、電子会議などのコミュニケーション操作を行う(ステップS209)。
以上の動作により、ユーザUは、オブジェクト操作部16により或る情報を操作する際に、その情報を共有している他のユーザの情報を即認識することができ、必要に応じてそれら情報共有者とコミュニケーション手段11によるコミュニケーションを開始することができる。
次に、本実施の形態の効果について説明する。
本実施の形態では、ユーザ端末10のユーザUが他の誰かとコミュニケーションを行う際に、当事者同士が共通に参加しているコミュニティ情報を検索し、そこにおいて共有されている情報をシステムが自動的に提示するように構成されるため、ユーザUはコミュニケーション相手と対話を行う際に関連する情報に対して簡単にアクセスできることになる。
また本実施の形態では、ユーザ端末10のユーザUが他の誰かと共有している情報に対して操作を行う際に、当該オブジェクトが共有されているコミュニティ情報を検索し、そのコミュニティに参加しているメンバ情報をシステムが自動的に提示するように構成されるため、ユーザが操作している情報(オブジェクト)に関連しているメンバとのコミュニケーションが簡単に行えることになる。
次に、本発明の第1の実施の形態の実施例について詳細に説明する。
図5を参照すると、本実施例においては、ユーザ端末10は、CPU101、メモリ102、ハードディスク103およびネットワークインタフェース104を備えたコンピュータ本体105と、このコンピュータ本体105に接続された表示装置106、マイク107、スピーカ108、カメラ109および入力装置110とから構成され、入力装置110はキーボード111とマウス112とで構成されている。マイク107とスピーカ108は、音声によるコミュニケーションを行う際に使用され、ヘッドセットで代替することも可能である。カメラ109はTV会議などに使用される。
また本実施例は、コミュニケーション手段11として、計算機上で他者との通話が可能なソフトフォンを使用し、ソフトフォンを実現するためのプログラムはメモリ102に記憶されている。また、オブジェクト操作部16として、共有情報を操作するための適切なアプリケーションプログラムを使用し、それらもメモリ102に記憶されている。その他、コミュニケーションパートナー通知手段12、関連オブジェクト判断部13、関連オブジェクト提示部15、操作対象オブジェクト通知手段17、関連ユーザ判断部18および関連ユーザ提示部19を計算機上に実現するためのプログラムがメモリ102に記憶されている。さらに、図2で説明したような内容を持つ参加コミュニティ情報記憶部14は、ハードディスク103に記憶されている。
ユーザUが、コミュニケーション手段11であるソフトフォンを用いて通話を開始すると、コミュニケーションパートナー通知手段12はコミュニケーションの相手を特定する情報として、相手先の電話番号を取得し、関連オブジェクト判断部13に通知する。
関連オブジェクト判断部13は、コミュニケーションパートナー通知手段12から取得した相手先の電話番号と、参加コミュニティ情報記憶部14の各コミュニティ情報141、142における参加メンバ情報1411、1421に保持されている図2(b)の情報のうちのメンバ識別子に記載されている情報とを比較し、一致するものがあるコミュニティを、通話を行っているユーザが参加しているコミュニティとして特定する。そして、そのコミュニティで共有している情報のリストを関連オブジェクト提示部15に通知する。このとき通知される情報は、コミュニティで共有されているファイル名のリストや、コミュニティで共有されているスケジュールのイベント情報のリストなどである。
関連オブジェクト提示部15は、ポップアップ画面などによって、通知された共有情報のリストをユーザUに対して提示する。
ユーザUは、関連オブジェクト提示部15によって表示されたポップアップ画面から、適切なオブジェクトを選択し、オブジェクト操作部16によって閲覧・編集などの操作を開始する。ここで、ユーザが選択したオブジェクトが、例えば文書作成ソフトウェアで編集されたファイルであればオブジェクト操作部16としては対応した文書作成ソフトウェアが、表計算ソフトウェアで編集されたファイルであればオブジェクト操作部16としては対応した表計算ソフトウェアなどが、コンピュータ上で共有オブジェクトと関連付けられたアプリケーションプログラムとして起動される。
一方、オブジェクトを操作する際に、当該オブジェクトに関連するユーザとコミュニケーションを開始するための動作は、次の通りである。
参加コミュニティ情報記憶部14に格納されている他のユーザと共有しているオブジェクトをオブジェクト操作部16で操作する際に、操作対象オブジェクト通知手段17は当該オブジェクトの識別子を関連ユーザ判断部18に通知する。例えば、共有しているオブジェクトとして共有ファイルを操作する場合は、そのファイルのファイル名やユニークIDなどの識別子を関連ユーザ判断部18に通知する。
関連ユーザ判断部18は、通知されたオブジェクト識別子を用いて、参加コミュニティ情報記憶部14の各コミュニティ情報141、142における共有オブジェクト情報1412、1422を検査し、当該オブジェクトがどのコミュニティで共有されている情報であるかを検出する。次に、検出されたコミュニティに参加しているメンバの識別子を参加メンバ情報1411、1421から取得して、関連ユーザ提示部19に通知する。このとき、本実施例では、メンバの識別子情報として、メンバの電話番号を通知している。
関連ユーザ提示部19は、通知されたメンバ識別子情報としてのメンバの電話番号を、ユーザUに対してポップアップ画面などによって提示する。このとき、ユーザの利便のために、電話番号だけでなく、そのメンバの名前をあわせて表示したり、電話番号は表示せずにメンバの名前だけを表示し、ユーザUが次のステップでメンバを選択する際にそのメンバ名に対応する電話番号をメンバ識別子情報としてコミュニケーション手段11であるソフトフォンに通知する実施例も考えられる。
ユーザUは、関連ユーザ提示部19によってポップアップ画面などに表示されたメンバ情報の中から、そのとき会話を行いたい一部のメンバや全てのメンバを選択すると、関連ユーザ提示部19はコミュニケーション手段11であるソフトフォンに対して選択されたメンバの識別子情報、すなわち電話番号を通知する。
コミュニケーション手段11であるソフトフォンは、通知された電話番号に対して電話をかけ、コミュニケーションを開始する。
なお、関連ユーザ提示部19がポップアップ表示を行わずにメンバ識別子情報をコミュニケーション手段11に直接通知し、ユーザUが会話を行いたいメンバを選択するステップを省略して直ちにコミュニケーションを開始する実施例も考えられる。
以上の第1の実施の形態およびその実施例では、コミュニケーション手段11によるコミュニケーションが開始されると自動的に図3のステップS102以降の処理が開始され、またオブジェクト操作部16による共有情報に対する操作が開始されると自動的に図4のステップS202以降の処理が開始された。これにより、コミュニケーションの開始→コミュニケーションに関連する共有情報の検索→それに対する操作→操作された共有情報を共有する他ユーザの検索→その他ユーザとのコミュニケーションの開始、といったような連鎖状態を積極的に誘発することができる。このため、ユーザAがユーザBとコミュニケーションを開始し、両者間で共有される共有情報Xを操作すると、その共有情報をAと共有している他のユーザCが検索され、ユーザAはユーザCとコミュニケーションを開始するといった連鎖が実現できる。また、ユーザAが或る共有情報Yを操作したために共有情報YをユーザAと共有しているユーザDが検索され、ユーザAがユーザDとコミュニケーションを開始すると、AとDの両者で共有している他の共有情報Zが検索されるといった連鎖が実現できる。但し、本発明は、コミュニケーション手段11によるコミュニケーションが開始されても、例えばユーザ端末に設けた「共有オブジェクト検索ボタン」が押されなければ図3のステップS102以降に処理を進めないようにしたり、オブジェクト操作部16による共有情報に対する操作が開始されても、例えばユーザ端末に設けた「コミュニティメンバ検索ボタン」が押されなければ図4のステップS202以降に処理を進めないようにすることで、上述のような連鎖状態をあえて阻止するようにすることも可能である。
『第2の実施の形態』
次に本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図6を参照すると、本発明の第2の実施の形態は、ユーザ端末30とコラボレーションコントローラ50とがインターネット等の通信ネットワーク40に接続され、ユーザ端末30に、ユーザ間でコミュニケーションを行うためのコミュニケーション手段31と、コミュニケーション相手に関する情報をコミュニケーション手段31から取得してコラボレーションコントローラ50に通知するコミュニケーションパートナー通知手段32と、コミュニケーションに参加しているユーザ同士が共有している情報をコラボレーションコントローラ50から受信してユーザに提示する関連オブジェクト提示部35と、コラボレーションコントローラ50上の共有情報を操作するためのオブジェクト操作部36と、オブジェクト操作部36によって操作された共有情報の識別子を取得してコラボレーションコントローラ50に通知する操作対象オブジェクト通知手段37と、コラボレーションコントローラ50によって決定された共有相手をユーザに提示する関連ユーザ提示部39と、キーボードやマウスなどの入力装置およびディスプレイなどの出力装置で構成される入出力機器3Aとを備え、コラボレーションコントローラ50に、ユーザが参加しているコミュニティに関する情報を保持しているコミュニティ情報記憶部54と、ユーザ端末30から通知されたコミュニケーション相手に関する情報とコミュニティ情報記憶部54に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、コミュニケーションを行っているユーザ同士が関係する共有情報を判断し、ユーザ端末30に通知する関連オブジェクト判断部53と、ユーザ端末30から通知された共有情報の識別子とコミュニティ情報記憶部54に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、ユーザ端末30により操作された共有情報を共有している共有相手を決定し、ユーザ端末30に通知する関連ユーザ判断部58とを備えている。また、ユーザ端末30と同様な1以上のユーザ端末60が通信ネットワーク40に接続されている。
これらの手段はそれぞれ概略つぎのように動作する。
ユーザ端末30のコミュニケーション手段31は、会話や会議などのリアルタイムなコミュニケーションを行うための手段であり、通信ネットワーク40を介して接続された他のユーザ端末60に対して、電子会議を行ったり、電話やIP電話などをかける機能を持つ。
ユーザ端末30のコミュニケーションパートナー通知手段32は、コミュニケーション手段31からコミュニケーションの相手を特定する情報(コミュニケーションパートナー情報と呼ぶ)を取得し、コラボレーションコントローラ50の関連オブジェクト判断部53に通知する機能を持つ。
コラボレーションコントローラ50のコミュニティ情報記憶部54は、全ユーザが参加しているすべてのコミュニティに関する情報を保持する。コミュニティに関する情報には、そのコミュニティに参加しているメンバに関する情報と、そのコミュニティで共有している情報とが含まれる。
図7(a)を参照すると、コミュニティ情報記憶部54には、各コミュニティ毎のコミュニティ情報541、542が記憶される。各々のコミュニティ情報541、542は、そのコミュニティに参加しているメンバの情報を記述した参加メンバ情報5411、5421と、そのコミュニティの参加者間でどのような情報が共有されているかを記述した共有オブジェクト情報5412、5422とを含む。5413、5423は共有情報の実体であるオブジェクトであり、これは共有オブジェクト情報5412に保持されていても良いし、サーバなどの別の場所に保持されていても良い。5414、5424は共有情報の操作履歴情報である。或る共有情報の操作履歴情報には、その共有情報に対して閲覧、編集などの操作を行ったユーザ情報、操作時刻などが記録されている。
また参加メンバ情報5411、5421には、図7(b)を参照すると、例えば、各メンバの電話番号が識別子として登録されている。勿論、メンバ識別子は、電話番号以外にも、電子会議用のユーザIDや、チャット用のユーザIDなど、コミュニケーション手段31で利用される識別子に対応する情報が記載されていればよい。また、利用者への利便性を考慮して、図7(b)の例のように、メンバ名を参加メンバ情報に含めて保持することが望ましい。
再び図6を参照すると、コラボレーションコントローラ50の関連オブジェクト判断部53は、ユーザ端末30のコミュニケーションパートナー通知手段32から受け取ったコミュニケーションパートナー情報から、コミュニケーションを行っているメンバが誰であるかを判別し、コミュニティ情報記憶部54に保持されているコミュニティ情報を参照して、そのコミュニケーションを行っているメンバが参加しているコミュニティを特定し、そのコミュニティで共有している情報(関連オブジェクト情報と呼ぶ)のリストを、ユーザ端末30の関連オブジェクト提示部35に通知する機能を持つ。
ユーザ端末30の関連オブジェクト提示部35は、コラボレーションコントローラ50の関連オブジェクト判断部53より通知された関連オブジェクト情報のリストを入出力機器3Aを通じてユーザUに対して提示する機能を持つ。
ユーザ端末30のオブジェクト操作部36は、入出力機器3Aを通じてユーザUから入力される指示に従って、コラボレーションコントローラ50上の共有情報に対して閲覧、編集などの操作を行う機能を持つ。
ユーザ端末30の操作対象オブジェクト通知手段37は、オブジェクト操作部36によって操作された共有情報の識別子を取得し、自ユーザ端末30のユーザのメンバ識別子と共にコラボレーションコントローラ50の関連ユーザ判断部58に通知する機能を持つ。
コラボレーションコントローラ50の関連ユーザ判断部58は、ユーザ端末30の操作対象オブジェクト通知手段37から通知された共有情報の識別子およびメンバ識別子と参加コミュニティ情報記憶部14に保持されている参加コミュニティ情報とに基づいて、操作された共有情報を共有している共有相手を決定し、ユーザ端末30の関連ユーザ提示部39に通知する機能を持つ。
ユーザ端末30の関連ユーザ提示部39は、コラボレーションコントローラ50の関連ユーザ判断部58によって決定された共有相手を入出力機器3Aを通じてユーザUに提示する機能を持つ。
次に、図6乃至図9を参照して、本実施の形態の動作について詳細に説明する。
はじめに、ユーザ端末30のユーザUが他のユーザとコミュニケーションを行う際に、相手と共有している情報を簡易に呼び出す動作に関して詳細に説明する。
まず、ユーザUは、コミュニケーション手段31を使用して他のユーザとコミュニケーションを開始する(図8のステップS301)。コミュニケーション手段31は、ユーザ端末30を構成する計算機上から利用できる対話を行うための手段であり、例えば電子会議システムやIP電話などの音声会話を可能とするシステムや、チャットなどのようにテキストでの対話を行うシステムでもよい。
次に、コミュニケーションパートナー通知手段32は、コミュニケーション手段31から、ユーザUがコミュニケーションを行っている対話相手に関する識別子情報を取得する(ステップS302)。対話相手に関する識別子情報とは、IP電話における電話番号や、電子会議で相手を呼び出すときの個人ID、チャットを行う際の個人IDなどを指す。次にコミュニケーションパートナー通知手段32は、取得した対話相手に関する識別子情報とユーザUに関する同様の識別子情報とを、通信ネットワーク40経由でコラボレーションコントローラ50の関連オブジェクト判断部53に通知する(ステップS303)。対話相手が複数の場合は、対話相手に関する識別子情報をリスト形式などにして全て渡す。
次に、コラボレーションコントローラ50の関連オブジェクト判断部53は、コミュニティ情報記憶部54に格納されているコミュニティ情報を検索し、通知された識別子情報をもつ対話者どうしが共通に参加しているコミュニティを検索する(ステップS304)。具体的には、図7の各コミュニティ情報541、542毎に、参加メンバ情報5411、5421に記録されているメンバ識別子の中に前記通知されたユーザUの識別子とその対話相手の識別子が共に存在するかどうかを調べる。
ステップS304の検索の結果、対話者どうしが共通に参加しているコミュニティが存在しない場合は、その旨がコラボレーションコントローラ50からユーザ端末30に通知され(ステップS310)、ユーザ端末30における共有情報を提示する処理は終了し、コミュニケーションのみ継続する(ステップS311)。
ステップS304の検索の結果、対話者どうしが共通に参加しているコミュニティが検索されたら、次に関連オブジェクト判断部53は、当該コミュニティにおいて共有されている情報の検索をコミュニティ情報記憶部54に対して行う(ステップS305)。具体的には、図7のコミュニティ情報541、542のうち、対話者どうしが共通に参加しているコミュニティに対応するコミュニティ情報内の共有オブジェクト情報5412、5422から共有情報に関する情報を取得する。
ステップS305の検索の結果、当該コミュニティにおいて共有されている情報が存在しない場合は、その旨がコラボレーションコントローラ50からユーザ端末30に通知され(ステップS310)、ユーザ端末30における共有情報を提示する処理は終了し、コミュニケーションのみ継続する(ステップS311)。
ステップS305の検索の結果、当該コミュニティにおいて共有されている情報が検索されたら、次に関連オブジェクト判断部53は、検索された共有情報の識別子(オブジェクト識別子と呼ぶ)をユーザ端末30の関連オブジェクト提示部35に通知する(ステップS306)。検索された共有情報が複数の場合は、共有情報のオブジェクト識別子をリスト形式などにして全て渡す。このとき、検索された共有情報の操作履歴5414、5424を参照して、最も近い時点で操作されたオブジェクトの識別子を優先的に通知したり、操作頻度の高いオブジェクトの識別子を優先的に通知するようにしても良い。
次に、ユーザ端末30の関連オブジェクト提示部35は、コラボレーションコントローラ50の関連オブジェクト判断部53から通知された共有情報のオブジェクト識別子のリストを入出力機器3Aを通じてユーザUに提示する(ステップS307)。このとき、関連オブジェクト判断部53がオブジェクト識別子に対応するオブジェクトをコミュニティ情報記憶部54から検索して関連オブジェクト提示部35に通知するようにしても良い。なお、関連オブジェクト提示部35は、共有情報のオブジェクト識別子に対応するオブジェクトを、コミュニティ情報記憶部54から検索し、ユーザUに対して入出力機器3Aを通じて、共有オブジェクトの一覧情報などとして提示しても良い。
ユーザUは、提示された共有オブジェクトの識別子のリストや一覧情報から所望のオブジェクトを選択し(ステップS308)、オブジェクト操作部36を用いて、閲覧、編集などの操作を行う(ステップS309)。オブジェクト操作部36は、計算機上で情報操作をするための手段であり、例えば資料作成のためのアプリケーションプログラムや、スケジュール共有のためのアプリケーションプログラムなど、共有情報を操作する一般的なアプリケーションプログラムで実現される。
以上の動作により、ユーザ端末30のユーザUは他のユーザとコミュニケーションを行う際に、相手と共有している情報を簡易に呼び出すことが可能となる。
次に、他人と共有している情報を操作する際に、関係するメンバとのコミュニケーションを簡易に行う動作に関して詳細に説明する。
まず、ユーザ端末30のユーザUは、オブジェクト操作部36を用いて、コラボレーションコントローラ50のコミュニティ情報記憶部54に格納されている、他のメンバと共有されている情報を操作する(図9のステップ401)。このとき操作対象オブジェクト通知手段37は、オブジェクト操作部36により操作されたオブジェクトの識別子を取得し(ステップS402)、自ユーザ端末30のユーザの識別子情報を添えて、コラボレーションコントローラ50の関連ユーザ判断部58に通知する(ステップS403)。
関連ユーザ判断部58は、通知されたオブジェクトの識別子情報とユーザUのユーザ識別子情報とに基づいてコミュニティ情報記憶部54を検索し、当該オブジェクトが共有されている参加コミュニティを検索する(ステップS404)。具体的には、図7のコミュニティ情報541、542毎に、共有オブジェクト情報212、222中に前記通知されたオブジェクトの識別子情報が存在し、且つ参加メンバ情報5411中にユーザUのユーザ識別子情報と一致するメンバ情報が存在するかどうかを調べる。
当該オブジェクトが共有されている参加コミュニティが存在しない場合は、その旨がコラボレーションコントローラ50からユーザ端末30に通知され(ステップS410)、ユーザ端末30におけるコミュニケーションを行う動作は終了し、オブジェクトの操作のみ継続する(ステップS411)。
ステップS404の検索の結果、当該オブジェクトが共有されている参加コミュニティが検索された場合は、次に関連ユーザ判断部58は、当該参加コミュニティにおけるユーザU以外の参加メンバの識別子を、コミュニティ情報記憶部14に格納されている参加メンバ情報から検索し(ステップS405)、検索されたメンバ識別子をユーザ端末30の関連ユーザ判断部39に通知する(ステップS406)。このとき、当該オブジェクトの操作履歴5414、5424から、検索されたメンバの当該オブジェクトに対する操作履歴情報を検出し、最も近い時点で操作したユーザの識別子を優先的に通知したり、操作頻度の高いユーザの識別子を優先的に通知するようにしても良い。また、メンバ識別子情報と合わせて、参加メンバ情報5411、5421に保持されている当該メンバのメンバ名情報を通知するようにしてもよい。
関連ユーザ提示部39は、通知されたメンバ識別子情報を入出力機器3Aを通じてユーザUに対して提示する(ステップS407)。このとき、メンバ識別子情報と合わせて、当該メンバのメンバ名情報が通知されているときは、このメンバ名情報もユーザに提示してもよい。
次にユーザUは、関連ユーザ提示部39により提示されたメンバ情報の中から、適切な一部のメンバ、もしくは全メンバを選択し(ステップS408)、コミュニケーション手段31を用いて、電話、電子会議などのコミュニケーション操作を行う(ステップS409)。
以上の動作により、ユーザ端末30のユーザUは、オブジェクト操作部36により或る情報を操作する際に、その情報を共有している他のユーザの情報を即認識することができ、必要に応じてそれら情報共有者とコミュニケーション手段31によるコミュニケーションを開始することができる。
次に、本実施の形態の効果について説明する。
本実施の形態では、ユーザ端末30のユーザUが他の誰かとコミュニケーションを行う際に、当事者同士が共通に参加しているコミュニティ情報を検索し、そこにおいて共有されている情報をシステムが自動的に提示するように構成されるため、ユーザUはコミュニケーション相手と対話を行う際に関連する情報に対して簡単にアクセスできることになる。
また本実施の形態では、ユーザUが他の誰かと共有している情報に対して操作を行う際に、当該オブジェクトが共有されているコミュニティ情報を検索し、そのコミュニティに参加しているメンバ情報をシステムが自動的に提示するように構成されるため、ユーザが操作している情報(オブジェクト)に関連しているメンバとのコミュニケーションが簡単に行えることになる。
さらに本実施の形態では、第1の実施の形態と異なり、コミュニティ情報記憶部54、関連オブジェクト判断部53および関連ユーザ判断部58を含むコラボレーションコントローラ50を、ユーザ端末30から切り離して動作させることが可能となるため、コラボレーションコントローラ50をサービス事業者が運営し、サービス事業者と契約を結んだエンドユーザに対して、コミュニケーション連動ワークプレースを提供するという、サービス形態が可能となる。したがって、エンドユーザは、自分自身でコラボレーションコントローラを運営するための初期コストや運用コストを払わないでも、本発明によるコミュニケーション連動ワークプレースで提供されるサービスを享受することが可能となる。
次に、本発明の第1の実施の形態の実施例について詳細に説明する。
図10を参照すると、本実施例においては、コラボレーションコントローラ50は、CPU501、メモリ502、ハードディスク503およびネットワークインタフェース504を備えたコンピュータ本体505と、このコンピュータ本体505に接続された表示装置506、およびキーボード511とマウス512とを含む入力装置510とから構成されるサーバコンピュータで実現される。表示装置506および入力装置510は省略することも可能である。コラボレーションコントローラ50を実現するサーバコンピュータは、コミュニケーション連動ワークプレースサービスを提供するサービス事業者によって運用される。コラボレーションコントローラ50のコミュニティ情報記憶部54は、ハードディスク503に設けられ、関連オブジェクト判断部53および関連ユーザ判断部58を実現するためのプログラムはメモリ502に記憶されている。
他方、ユーザ端末30は、第1実施例と同様に図5に示したような構成を有するパーソナルコンピュータで実現される。また、コミュニケーション手段31として、計算機上で他者との通話が可能なソフトフォンを使用し、ソフトフォンを実現するためのプログラムはメモリ102に記憶されている。また、オブジェクト操作部36として、共有情報を操作するための適切なアプリケーションプログラムを使用し、それらもメモリ102に記憶されている。その他、コミュニケーションパートナー通知手段32、関連オブジェクト提示部35、操作対象オブジェクト通知手段37および関連ユーザ提示部39を計算機上に実現するためのプログラムがメモリ102に記憶されている。
ユーザ端末30のユーザUが、コミュニケーション手段31であるソフトフォンを用いて通話を開始すると、コミュニケーションパートナー通知手段32はコミュニケーションの相手を特定する情報として、相手先の電話番号を取得し、自端末30のユーザUを特定する電話番号を添えて、コミュニケーションパートナー情報としてコラボレーションコントローラ50の関連オブジェクト判断部53に通知する。
関連オブジェクト判断部53は、コミュニケーションパートナー通知手段32から取得したユーザUの電話番号およびその通話相手の電話番号と、コミュニティ情報記憶部54の各コミュニティ情報541、542における参加メンバ情報5411、5421に保持されている図7(b)の情報のうちのメンバ識別子に記載されている情報とを比較し、一致するものがあるコミュニティを、通話を行っているユーザどうしが参加しているコミュニティとして特定する。そして、そのコミュニティで共有している情報のリストをユーザ端末30の関連オブジェクト提示部35に通知する。このとき通知される情報は、コミュニティで共有されているファイル名のリストや、コミュニティで共有されているスケジュールのイベント情報のリストなどである。
ユーザ端末30の関連オブジェクト提示部35は、ポップアップ画面などによって、通知された共有情報のリストをユーザUに対して提示する。
ユーザUは、関連オブジェクト提示部35によって表示されたポップアップ画面から、適切なオブジェクトを選択し、オブジェクト操作部36によって閲覧・編集などの操作を開始する。ここで、ユーザが選択したオブジェクトが、例えば文書作成ソフトウェアで編集されたファイルであればオブジェクト操作部36としては対応した文書作成ソフトウェアが、表計算ソフトウェアで編集されたファイルであればオブジェクト操作部36としては対応した表計算ソフトウェアなどが、コンピュータ上で共有オブジェクトと関連付けられたアプリケーションプログラムとして起動される。
一方、オブジェクトを操作する際に、当該オブジェクトに関連するユーザとコミュニケーションを開始するための動作は、次の通りである。
ユーザ端末30のオブジェクト操作部36により、コラボレーションコントローラ50のコミュニティ情報記憶部54に格納されている他のユーザと共有しているオブジェクトが操作されると、操作対象オブジェクト通知手段37は当該オブジェクトの識別子とユーザUの識別子とをコラボレーションコントローラ50の関連ユーザ判断部58に通知する。例えば、共有しているオブジェクトとして共有ファイルを操作する場合は、そのファイルのファイル名やユニークIDなどの識別子を、ユーザUのメンバ識別子と一緒に関連ユーザ判断部58に通知する。
関連ユーザ判断部58は、通知されたオブジェクト識別子とメンバ識別子を用いて、コミュニティ情報記憶部54の各コミュニティ情報541、542における参加メンバ情報5411、5421および共有オブジェクト情報5412、5422を検査し、当該オブジェクトがユーザUの参加するどのコミュニティで共有されている情報であるかを検出する。次に、検出されたコミュニティに参加している他のメンバの識別子を参加メンバ情報5411、5421から取得して、ユーザ端末30の関連ユーザ提示部39に通知する。このとき、本実施例では、メンバの識別子情報として、メンバの電話番号を通知している。
ユーザ端末30の関連ユーザ提示部39は、通知されたメンバ識別子情報としてのメンバの電話番号を、ユーザUに対してポップアップ画面などによって提示する。このとき、ユーザの利便のために、電話番号だけでなく、そのメンバの名前をあわせて表示したり、電話番号は表示せずにメンバの名前だけを表示し、ユーザUが次のステップでメンバを選択する際にそのメンバ名に対応する電話番号をメンバ識別子情報としてコミュニケーション手段31であるソフトフォンに通知する実施例も考えられる。
ユーザUは、関連ユーザ提示部39によってポップアップ画面などに表示されたメンバ情報の中から、そのとき会話を行いたい一部のメンバや全てのメンバを選択すると、関連ユーザ提示部39はコミュニケーション手段31であるソフトフォンに対して選択されたメンバの識別子情報、すなわち電話番号を通知する。
コミュニケーション手段31であるソフトフォンは、通知された電話番号に対して電話をかけ、コミュニケーションを開始する。
なお、関連ユーザ提示部39がポップアップ表示を行わずにメンバ識別子情報をコミュニケーション手段31に直接通知し、ユーザUが会話を行いたいメンバを選択するステップを省略して直ちにコミュニケーションを開始する実施例も考えられる。
以上の第2の実施の形態およびその実施例では、コミュニケーション手段31によるコミュニケーションが開始されると自動的に図8のステップS302以降の処理が開始され、またオブジェクト操作部36による共有情報に対する操作が開始されると自動的に図9のステップS402以降の処理が開始された。これにより、コミュニケーションの開始→コミュニケーションに関連する共有情報の検索→それに対する操作→操作された共有情報を共有する他ユーザの検索→その他ユーザとのコミュニケーションの開始、といったような連鎖状態を積極的に誘発することができる。このため、ユーザAがユーザBとコミュニケーションを開始し、両者間で共有される共有情報Xを操作すると、その共有情報をAと共有している他のユーザCが検索され、ユーザAはユーザCとコミュニケーションを開始するといった連鎖が実現できる。また、ユーザAが或る共有情報Yを操作したために共有情報YをユーザAと共有しているユーザDが検索され、ユーザAがユーザDとコミュニケーションを開始すると、AとDの両者で共有している他の共有情報Zが検索されるといった連鎖が実現できる。但し、本発明は、コミュニケーション手段31によるコミュニケーションが開始されても、例えばユーザ端末に設けた「共有オブジェクト検索ボタン」が押されなければ図8のステップS302以降に処理を進めないようにしたり、オブジェクト操作部36による共有情報に対する操作が開始されても、例えばユーザ端末に設けた「コミュニティメンバ検索ボタン」が押されなければ図9のステップS402以降に処理を進めないようにすることで、上述のような連鎖状態をあえて阻止するようにすることも可能である。
本発明によれば、複数のユーザ間で情報共有しながらコミュニケーションを行うためのワークプレース(作業環境)を提供するための計算機システムに適用できる。また、共同作業のためのワークプレースを提供するサービス事業者が運用するコンピュータシステムに適用できる。また、共同作業支援用のアプライアンス装置などの用途にも適用することが可能である。また、電話回線を提供するキャリアが、付加価値サービスとして情報共有機能を提供する場合の、通信装置への機能強化モジュールとして適用することも可能である。
本発明の第1の実施の形態のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における参加コミュニティ情報記憶部のブロック図である。 本発明の第1の実施の形態においてコミュニケーション開始に連動して実行される処理例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態において共有情報の操作に連動して実行される処理例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施例におけるユーザ端末のブロック図である。 本発明の第2の実施の形態のブロック図である。 本発明の第2の実施の形態におけるコミュニティ情報記憶部のブロック図である。 本発明の第2の実施の形態においてコミュニケーション開始に連動して実行される処理例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態において共有情報の操作に連動して実行される処理例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例におけるコラボレーションコントローラのブロック図である。 第1の従来技術のブロック図である。 第2の従来技術のブロック図である。
符号の説明
10…ユーザ端末
11…コミュニケーション手段
12…コミュニケーションパートナー通知手段
13…関連オブジェクト判断部
14…参加コミュニティ情報記憶部
15…関連オブジェクト提示部
16…オブジェクト操作部
17…操作対象オブジェクト通知手段
18…関連ユーザ判断部
19…関連ユーザ提示部
1A…入出力機器
20…通信ネットワーク
30…ユーザ端末
31…コミュニケーション手段
32…コミュニケーションパートナー通知手段
35…関連オブジェクト提示部
36…オブジェクト操作部
37…操作対象オブジェクト通知手段
39…関連ユーザ提示部
3A…入出力機器
40…通信ネットワーク
50…コラボレーションコントローラ
53…関連オブジェクト判断部
54…コミュニティ情報記憶部
58…関連ユーザ判断部
60…ユーザ端末
101…CPU
102…メモリ
103…ハードディスク
104…ネットワークインタフェース
105…コンピュータ本体
106…表示装置
107…マイク
108…スピーカ
109…カメラ
110…入力装置
111…キーボード
112…マウス
141…コミュニティA情報
142…コミュニティB情報
501…CPU
502…メモリ
503…ハードディスク
504…ネットワークインタフェース
505…コンピュータ本体
506…表示装置
510…入力装置
511…キーボード
512…マウス
541…コミュニティA情報
542…コミュニティN情報
1411…参加メンバ情報
1412…共有オブジェクト情報
1413…オブジェクト
1414…操作履歴情報
1421…参加メンバ情報
1422…共有オブジェクト情報
1423…オブジェクト
1424…操作履歴情報
5411…参加メンバ情報
5412…共有オブジェクト情報
5413…オブジェクト
5414…操作履歴情報
5421…参加メンバ情報
5422…共有オブジェクト情報
5423…オブジェクト
5424…操作履歴情報

Claims (19)

  1. 複数のユーザ間で情報を共有しながらコミュニケーションを行うためのワークプレース提供システムであって、
    複数のユーザ間でコミュニケーションを行うためのコミュニケーション手段と、
    複数のユーザによって形成されるコミュニティのメンバ構成および共有情報に関するコミュニティ情報を保持するコミュニティ情報記憶部と、
    前記コミュニケーション手段によるコミュニケーションの相手情報を取得するコミュニケーションパートナー通知手段と、
    前記コミュニケーションパートナー通知手段から通知されたコミュニケーションの相手情報と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記コミュニケーションを行っているユーザどうしで共有されている共有情報を決定する関連オブジェクト判断部と、
    前記関連オブジェクト判断部によって決定された共有情報をユーザに提示する関連オブジェクト提示部と、
    前記提示された共有情報を操作するためのオブジェクト操作部と、
    を具備することを特徴とするワークプレース提供システム。
  2. 複数のユーザ間で情報を共有しながらコミュニケーションを行うためのワークプレース提供システムであって、
    複数のユーザ間でコミュニケーションを行うためのコミュニケーション手段と、
    複数のユーザによって形成されるコミュニティのメンバ構成および共有情報に関するコミュニティ情報を保持するコミュニティ情報記憶部と、
    前記コミュニケーション手段によるコミュニケーションの相手情報を取得するコミュニケーションパートナー通知手段と、
    前記コミュニケーションパートナー通知手段から通知されたコミュニケーションの相手情報と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記コミュニケーションを行っているユーザどうしが共有している情報を決定する関連オブジェクト判断部と、
    前記関連オブジェクト判断部によって決定された共有情報をユーザに提示する関連オブジェクト提示部と、
    前記提示された共有情報を前記ユーザが操作するためのオブジェクト操作部と、
    前記オブジェクト操作部によって操作された前記共有情報の識別子を取得する操作対象オブジェクト通知手段と、
    前記操作対象オブジェクト通知手段から通知された前記共有情報の識別子と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記操作された共有情報を前記ユーザと共有している共有相手を決定する関連ユーザ判断部と、
    前記関連ユーザ判断部によって決定された共有相手を提示する関連ユーザ提示部と、
    を具備することを特徴とするワークプレース提供システム。
  3. 請求項1またはに記載のワークプレース提供システムにおいて、前記関連オブジェクト判断部は、共有情報の操作履歴に基づいて、ユーザ同士が共有している情報に優先度を付与することを特徴とするワークプレース提供システム。
  4. 請求項に記載のワークプレース提供システムにおいて、前記関連ユーザ判断部は、共有情報の操作履歴に基づいて、前記操作された共有情報を共有している共有相手に優先度を付与することを特徴とするワークプレース提供システム。
  5. 1以上のユーザ端末とコラボレーションコントローラとが通信ネットワークを通じて相互に通信可能に接続され、前記ユーザ端末に、前記コミュニケーション手段と前記コミュニケーションパートナー通知手段と前記関連オブジェクト提示部と前記オブジェクト操作部とを備え、前記コラボレーションコントローラに、前記コミュニティ情報記憶部と前記関連オブジェクト判断部とを備えることを特徴とする請求項1記載のワークプレース提供システム。
  6. 1以上のユーザ端末とコラボレーションコントローラとが通信ネットワークを通じて相互に通信可能に接続され、前記ユーザ端末に、前記コミュニケーション手段と前記コミュニケーションパートナー通知手段と前記関連オブジェクト提示部と前記オブジェクト操作部と前記操作対象オブジェクト通知手段と前記関連ユーザ提示部とを備え、前記コラボレーションコントローラに、前記コミュニティ情報記憶部と前記関連オブジェクト判断部と前記関連ユーザ判断部とを備えることを特徴とする請求項記載のワークプレース提供システム。
  7. 複数のユーザ間で情報を共有しながらコミュニケーションを行うためのワークプレース提供方法であって、
    a)コミュニケーション手段が、複数のユーザ間でコミュニケーションを開始するステップ、
    b)コミュニケーションパートナー通知手段が、前記コミュニケーション手段によるコミュニケーションの相手情報を取得するステップ、
    c)関連オブジェクト判断部が、複数のユーザによって形成されるコミュニティのメンバ構成および共有情報に関するコミュニティ情報を保持するコミュニティ情報記憶部に保持されている前記コミュニティ情報と、前記コミュニケーションパートナー通知手段から通知されたコミュニケーションの相手情報とに基づいて、前記コミュニケーションを行っているユーザどうしで共有されている共有情報を決定するステップ、
    d)関連オブジェクト提示部が、前記関連オブジェクト判断部によって決定された共有情報をユーザに提示するステップ、
    e)オブジェクト操作部が、前記提示された共有情報を操作するステップ、
    を含むことを特徴とするワークプレース提供方法。
  8. 他端末のユーザとコミュニケーションを行うためのコミュニケーション手段と、
    ユーザが参加しているコミュニティのメンバ構成および共有情報に関するコミュニティ情報を保持するコミュニティ情報記憶部と、
    前記コミュニケーション手段によるコミュニケーションの相手情報を取得するコミュニケーションパートナー通知手段と、
    前記コミュニケーションパートナー通知手段から通知されたコミュニケーションの相手情報と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記コミュニケーションを行っている他ユーザとの間で共有されている共有情報を決定する関連オブジェクト判断部と、
    前記関連オブジェクト判断部によって決定された共有情報を自端末のユーザに提示する関連オブジェクト提示部と、
    前記提示された共有情報を操作するためのオブジェクト操作部と、
    を具備することを特徴とするユーザ端末。
  9. 他端末のユーザとコミュニケーションを行うためのコミュニケーション手段と、
    ユーザが参加しているコミュニティのメンバ構成および共有情報に関するコミュニティ情報を保持するコミュニティ情報記憶部と、
    前記コミュニケーション手段によるコミュニケーションの相手情報を取得するコミュニケーションパートナー通知手段と、
    前記コミュニケーションパートナー通知手段から通知されたコミュニケーションの相手情報と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記コミュニケーションを行っているユーザどうしが共有している情報を決定する関連オブジェクト判断部と、
    前記関連オブジェクト判断部によって決定された共有情報をユーザに提示する関連オブジェクト提示部と、
    前記提示された共有情報を前記ユーザが操作するためのオブジェクト操作部と、
    前記オブジェクト操作部によって操作された前記共有情報の識別子を取得する操作対象オブジェクト通知手段と、
    前記操作対象オブジェクト通知手段から通知された前記共有情報の識別子と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記操作された共有情報を自端末のユーザと共有している共有相手を決定する関連ユーザ判断部と、
    前記関連ユーザ判断部によって決定された共有相手をユーザに提示する関連ユーザ提示部と、
    を具備することを特徴とするユーザ端末。
  10. 通信ネットワークを通じて1以上のユーザ端末に接続されたコラボレーションコントローラであって、
    前記ユーザ端末のユーザによって形成されるコミュニティのメンバ構成および共有情報に関するコミュニティ情報を保持するコミュニティ情報記憶部と、
    前記ユーザ端末からユーザの情報とコミュニケーションの相手情報を受信し、該受信した情報と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記ユーザ端末のユーザとコミュニケーションを行っているユーザとで共有されている共有情報を決定し、前記ユーザ端末へ送信する関連オブジェクト判断部と、
    を具備することを特徴とするコラボレーションコントローラ。
  11. 通信ネットワークを通じて1以上のユーザ端末に接続されたコラボレーションコントローラであって、
    前記ユーザ端末のユーザによって形成されるコミュニティのメンバ構成および共有情報に関するコミュニティ情報を保持するコミュニティ情報記憶部と、
    前記ユーザ端末からユーザの情報とコミュニケーションの相手情報を受信し、該受信した情報と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記ユーザ端末のユーザとコミュニケーションを行っているユーザとで共有されている共有情報を決定し、前記ユーザ端末へ送信する関連オブジェクト判断部と、
    前記ユーザ端末からユーザの情報と操作した共有情報の識別子を受信し、該受信した情報と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記操作された共有情報を前記ユーザと共有している共有相手を決定し、前記ユーザ端末へ送信する関連ユーザ判断部と、
    を具備することを特徴とするコラボレーションコントローラ。
  12. 通信ネットワークを通じてコラボレーションコントローラに接続されたユーザ端末であって、
    他端末のユーザとコミュニケーションを行うためのコミュニケーション手段と、
    前記コミュニケーション手段によるコミュニケーションの相手情報を取得し、該取得したコミュニケーションの相手情報と自端末のユーザの情報を前記コラボレーションコントローラへ送信するコミュニケーションパートナー通知手段と、
    前記コラボレーションコントローラから、前記コミュニケーションを行っている他ユーザとの間で共有されている共有情報を受信し、ユーザに提示する関連オブジェクト提示部と、
    前記提示された共有情報を操作するためのオブジェクト操作部と、
    を具備することを特徴とするユーザ端末。
  13. 通信ネットワークを通じてコラボレーションコントローラに接続されたユーザ端末であって、
    他端末のユーザとコミュニケーションを行うためのコミュニケーション手段と、
    前記コミュニケーション手段によるコミュニケーションの相手情報を取得し、該取得したコミュニケーションの相手情報と自端末のユーザの情報を前記コラボレーションコントローラへ送信するコミュニケーションパートナー通知手段と、
    前記コラボレーションコントローラから、前記コミュニケーションを行っている他ユーザとの間で共有されている共有情報を受信し、ユーザに提示する関連オブジェクト提示部と、
    前記提示された共有情報を操作するためのオブジェクト操作部と、
    前記オブジェクト操作部によって操作された共有情報の識別子を取得し、該取得した共有情報の識別子と自端末のユーザの情報を前記コラボレーションコントローラへ送信する操作対象オブジェクト通知手段と、
    前記コラボレーションコントローラから、前記操作した共有情報を共有している共有相手の情報を受信し、ユーザに提示する関連ユーザ提示部と、
    を具備することを特徴とするユーザ端末。
  14. ユーザが参加しているコミュニティのメンバ構成および共有情報に関するコミュニティ情報を保持するコミュニティ情報記憶部を有するユーザ端末を構成するコンピュータを、
    他端末のユーザとコミュニケーションを行うためのコミュニケーション手段、
    前記コミュニケーション手段によるコミュニケーションの相手情報を取得するコミュニケーションパートナー通知手段、
    前記コミュニケーションパートナー通知手段から通知されたコミュニケーションの相手情報と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記コミュニケーションを行っている他ユーザとの間で共有されている共有情報を決定する関連オブジェクト判断部、
    前記関連オブジェクト判断部によって決定された共有情報を自端末のユーザに提示する関連オブジェクト提示部、
    前記提示された共有情報を操作するためのオブジェクト操作部、
    として機能させるためのプログラム。
  15. ユーザが参加しているコミュニティのメンバ構成および共有情報に関するコミュニティ情報を保持するコミュニティ情報記憶部を有するユーザ端末を構成するコンピュータを、
    他端末のユーザとコミュニケーションを行うためのコミュニケーション手段、
    前記コミュニケーション手段によるコミュニケーションの相手情報を取得するコミュニケーションパートナー通知手段、
    前記コミュニケーションパートナー通知手段から通知されたコミュニケーションの相手情報と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記コミュニケーションを行っているユーザどうしが共有している情報を決定する関連オブジェクト判断部、
    前記関連オブジェクト判断部によって決定された共有情報をユーザに提示する関連オブジェクト提示部、
    前記提示された共有情報を前記ユーザが操作するためのオブジェクト操作部、
    前記オブジェクト操作部によって操作された前記共有情報の識別子を取得する操作対象オブジェクト通知手段、
    前記操作対象オブジェクト通知手段から通知された前記共有情報の識別子と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記操作された共有情報を自端末のユーザと共有している共有相手を決定する関連ユーザ判断部、
    前記関連ユーザ判断部によって決定された共有相手をユーザに提示する関連ユーザ提示部、
    として機能させるためのプログラム。
  16. 通信ネットワークを通じて1以上のユーザ端末に接続され、前記ユーザ端末のユーザによって形成されるコミュニティのメンバ構成および共有情報に関するコミュニティ情報を保持するコミュニティ情報記憶部を有するコラボレーションコントローラを構成するコンピュータを、
    前記ユーザ端末からユーザの情報とコミュニケーションの相手情報を受信し、該受信した情報と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記ユーザ端末のユーザとコミュニケーションを行っているユーザとで共有されている共有情報を決定し、前記ユーザ端末へ送信する関連オブジェクト判断部として機能させるためのプログラム。
  17. 通信ネットワークを通じて1以上のユーザ端末に接続され、前記ユーザ端末のユーザによって形成されるコミュニティのメンバ構成および共有情報に関するコミュニティ情報を保持するコミュニティ情報記憶部を有するコラボレーションコントローラを構成するコンピュータを、
    前記ユーザ端末からユーザの情報とコミュニケーションの相手情報を受信し、該受信した情報と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記ユーザ端末のユーザとコミュニケーションを行っているユーザとで共有されている共有情報を決定し、前記ユーザ端末へ送信する関連オブジェクト判断部、
    前記ユーザ端末からユーザの情報と操作した共有情報の識別子を受信し、該受信した情報と前記コミュニティ情報記憶部に保持されているコミュニティ情報とに基づいて、前記操作された共有情報を前記ユーザと共有している共有相手を決定し、前記ユーザ端末へ送信する関連ユーザ判断部、
    として機能させるためのプログラム。
  18. 通信ネットワークを通じてコラボレーションコントローラに接続されたユーザ端末を構成するコンピュータを、
    他端末のユーザとコミュニケーションを行うためのコミュニケーション手段、
    前記コミュニケーション手段によるコミュニケーションの相手情報を取得し、該取得したコミュニケーションの相手情報と自端末のユーザの情報を前記コラボレーションコントローラへ送信するコミュニケーションパートナー通知手段、
    前記コラボレーションコントローラから、前記コミュニケーションを行っている他ユーザとの間で共有されている共有情報を受信し、ユーザに提示する関連オブジェクト提示部、
    前記提示された共有情報を操作するためのオブジェクト操作部、
    として機能させるためのプログラム。
  19. 通信ネットワークを通じてコラボレーションコントローラに接続されたユーザ端末を構成するコンピュータを、
    他端末のユーザとコミュニケーションを行うためのコミュニケーション手段、
    前記コミュニケーション手段によるコミュニケーションの相手情報を取得し、該取得したコミュニケーションの相手情報と自端末のユーザの情報を前記コラボレーションコントローラへ送信するコミュニケーションパートナー通知手段、
    前記コラボレーションコントローラから、前記コミュニケーションを行っている他ユーザとの間で共有されている共有情報を受信し、ユーザに提示する関連オブジェクト提示部、
    前記提示された共有情報を操作するためのオブジェクト操作部、
    前記オブジェクト操作部によって操作された共有情報の識別子を取得し、該取得した共有情報の識別子と自端末のユーザの情報を前記コラボレーションコントローラへ送信する操作対象オブジェクト通知手段、
    前記コラボレーションコントローラから、前記操作した共有情報を共有している共有相手の情報を受信し、ユーザに提示する関連ユーザ提示部、
    として機能させるためのプログラム。
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