JP2007281942A - グループ通話のための装置、システム、プログラム、および方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】クライアントA、Bにグループ通話発信を行う電話装置(自クライアント)であって、クライアントAに対してグループ通話への参加を要求し、クライアントAからグループ通話への参加の応答が有った場合にグループ通話を開始すると伴に、クライアントBに対してグループ通話への参加を要求する。この電話装置では、Aさんからグループ通話への不参加の応答があったときには、Bさんに対するグループ通話の勧誘は中止される。そのため、グループ通話を効率的に実施することができ、時間や通信資源を無駄に使う状態が回避できる。
【選択図】図4
Description
図1は、本発明の第1の実施形態におけるクライアントの構成を示すブロック図である。
次に、グループ通話用の各メンバー毎(Aさん、Bさん、Cさん、Dさん)に図2(b)のように優先度が設定された場合に、重要度付PoC通信処理部16が実行する処理について説明する。図3は、本発明の第1の実施形態におけるクライアントの動作を示すフロー図である。
まず、クライアント10のユーザが電話帳17に登録済みの個人情報を参照してグループ通話用のメンバー(Aさん、Bさん、Cさん、Dさん)を選択し発呼操作を行うと、この操作に関する信号を入力部15から受け付けた重要度付PoC通信処理部16は、電話帳17に記憶されているAさん、Bさん、Cさん、Dさんに設定された優先度を参照し、優先度の最も高いグループ通話用のメンバーを特定する。重要度付PoC通信処理部16は、優先度の最も高いグループ通話用のメンバーとしてAさん、Cさんを特定すると、電話帳17に登録されているAさん、Cさんに関する個人情報を基に、Aさん、CさんのクライアントA、C(なお、英数字が同一である名称とクライアントとは、対応している)を送信先とするセッション開始要求のメッセージ(Invite)を作成し、PoCサーバ40に送信するよう送受信部11に出力する(ステップ1)。
次に、本発明の第1の実施形態のPoCシステムにおけるシーケンスについて説明する。まず、発呼処理を実行するクライアントと(以後、このクライアントのことを「自クライアント」と称する)、そのクライアントからの発呼処理を受け付けるクライアントA、Bと、PoCサーバと、から構成されるPoCシステムにおけるシーケンスについて説明する。図4に、本発明の第1の実施形態におけるPoCシステムの第1のシーケンスを示す。
自クライアントは、クライアントA、Bに対してグループ通話を開始する操作を受け付けると、優先度が「高」であるクライアントAに対してInviteを送信してセッションを開始する。PoCサーバ40を介してInviteを受信したクライアントAがこの発呼処理に応答し200OKを送信したとすると、自クライアントは、表示部12にクライアントAが応諾(Accept)したことを表示するなどして自クライアントのユーザに通知し、PoCサーバ40を介して200OKを受信した時点でグループ通話を開始することになる。また、クライアントAは、200OKを送信した時点でグループ通話を開始することになる。図中の太線部分は各クライアントが通話可能である状態を示している。但し、通話での発言はPoCサーバから発言権を取得しなければできない。PoCサーバが自クライアントに「Aさん」の「OK」メッセージを転送する際に(米印)、自クライアントの発言権獲得を伝える情報を含めることも可能である。
自クライアントは、クライアントA、B、C、Dに対してグループ通話を開始する操作を受け付けると、優先度が「高」であるクライアントAおよびクライアントBに対してInviteを送信してセッションを開始する。PoCサーバ40を介してInviteを受信したクライアントAがこの発呼処理に応答し200OKを送信したとすると、自クライアントは、表示部12にクライアントAが応諾(Accept)したことを表示するなどして自クライアントのユーザに通知し、PoCサーバ40を介してクライアントAからの200OKを受信した時点でグループ通話を開始することになる。さらに、PoCサーバ40を介してInviteを受信したクライアントBがこの発呼処理に応答し200OKを送信したとすると、自クライアントは、表示部12にクライアントBが応諾(Accept)したことを表示するなどして自クライアントのユーザに通知し、PoCサーバ40を介してクライアントBからの200OKを受信した時点でクライアントBがグループ通話に参加することになる。なお、クライアントA、Bそれぞれは、200OKを自クライアントに送信した時点でグループ通話を開始することになる。図中の太線部分は各クライアントが通話可能である状態を示している。但し、通話での発言はPoCサーバから発言権を取得しなければできない。PoCサーバが自クライアントに「Aさん」の「OK」メッセージを転送する際に(米印)、自クライアントの発言権獲得を伝える情報を含めることも可能である。
本発明の第1の実施形態のPoCシステムは、発信元クライアント(シーケンスの自クライアント)による処理によって、優先度の最も高いクライアントがグループ通話に参加した場合のみ次に優先度の高いクライアントに発呼処理を実施するものであった。本発明の第2の実施形態のPoCシステムは、主に、PoCサーバによる処理によって、同様の発呼処理を実施するものである。
次に、グループ通話用の各メンバー毎(Aさん、Bさん、Cさん、Dさん)に図2(b)のように優先度が記憶部46に設定された場合に、重要度付PoC通信中継処理部45が実行する処理について説明する。重要度付PoC通信中継処理部45の動作手順は、実質的に、図3に示した第1の実施形態における重要度付PoC通信処理部16の処理フロー図の手順と同じであり、優先度が高いユーザへのセッション取得要求(INVITEの送信)を先に行い、優先度が高いユーザの全員から応諾(OK)が得られた場合に、優先度が「高」以外のユーザのクライアントにINVITEメッセージを送信する。
次に、本発明の第2の実施形態のPoCシステムにおけるシーケンスについて説明する。まず、発呼処理を実行するクライアントと(以後、このクライアントのことを「自クライアント」と称する)、そのクライアントからの発呼処理を受け付けるクライアントA、Bと、PoCサーバと、から構成されるPoCシステムにおけるシーケンスについて説明する。図11に、本発明の第2の実施形態におけるPoCシステムの第1のシーケンスを示す。
<entry uri="sip:bill@example.com"/>
と記述されていた箇所に、
<entry uri="sip:bill@example.com" aa:priority="emergency"/>
のように記述して、ユーザの優先度を表示することができる。これは優先度が高いことを属性として記述していることになる。
<entry uri="sip:bill@example.com">
<aa:priority>emergency</aa:priority>
</entry>
のように、要素として記述するようにしても良い。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態では、優先度の高いユーザが参加できないグループ通話の発呼を事前に回避するために、プレゼンス情報を利用したシステムについて説明する。
11 送受信部
12 表示部
13 PoC通信処理部
14、17 電話帳
15 入力部
16 重要度付PoC通信処理部
40 PoCサーバ
41 受信部
42 PoC通信中継処理部
43 送信部
44、46 記憶部
45 重要度付PoC通信中継処理部
Claims (10)
- 複数の電話装置にグループ通話発信を行う電話装置であって、
予め特定された第1の電話装置に対してグループ通話への参加を要求し、前記第1の電話装置からグループ通話への参加の応答が有った場合にグループ通話を開始すると伴に、前記第1の電話装置を除く第2の電話装置に対してグループ通話への参加を要求する通信処理手段を備えたことを特徴とする電話装置。 - 請求項1に記載の電話装置であって、
グループ通話への参加を要求する複数の電話装置それぞれに割り当てられた優先順位を記憶する記憶手段を備え、
前記通信処理手段は、前記記憶手段に記憶された複数の電話装置の内、最も高い優先順位が割り当てられた第1の電話装置に対してグループ通話への参加を要求し、前記第1の電話装置からグループ通話への参加の応答が有った場合にグループ通話を開始すると伴に、前記記憶手段に記憶された前記第1の電話装置を除く複数の電話装置の内、次に高い優先順位が割り当てられた第2の電話装置に対してグループ通話への参加を要求する、ことを特徴とする電話装置。 - 請求項2に記載の電話装置であって、
前記通信処理手段は、前記記憶手段に記憶された複数の電話装置の内、最も高い優先順位が割り当てられた第1の電話装置が2つ以上ある場合、当該2つ以上の第1の電話装置に対してグループ通話への参加を要求し、当該2つ以上の第1の電話装置の少なくとも1つからグループ通話への参加の応答が有った場合にグループ通話を開始すると伴に、当該2つ以上の第1の電話装置全てからグループ通話への参加の応答が有った後に、前記記憶手段に記憶された前記第1の電話装置を除く複数の電話装置の内、次に高い優先順位が割り当てられた第2の電話装置に対してグループ通話への参加を要求する、ことを特徴とする電話装置。 - 請求項2または3に記載の電話装置であって、
前記通信処理手段は、前記記憶手段に記憶された複数の電話装置の内、次に高い優先順位が割り当てられた第2の電話装置が2つ以上ある場合、当該2つ以上の第2の電話装置に対してグループ通話への参加を要求し、当該2つ以上の第2の電話装置のうちの1つからグループ通話への参加の応答が有る度にグループ通話に参加させる、ことを特徴とする電話装置。 - 複数の電話装置と、前記複数の電話装置によるグループ通話の発着信を管理するグループ通話用サーバと、から構成されるグループ通話システムであって、
グループ通話発信を行う電話装置は、グループ通話への参加を要求する複数の電話装置それぞれに割り当てられた優先順位を送信し、
前記グループ通話用サーバは、グループ通話発信を行った電話装置からグループ通話への参加を要求する複数の電話装置それぞれに割り当てられた優先順位を受信し、優先順位が割り当てられた複数の電話装置の内、最も高い優先順位が割り当てられた第1の電話装置に対してグループ通話への参加を要求し、前記第1の電話装置から参加の応答が有った場合にグループ通話を開始すると伴に、優先順位が割り当てられた前記第1の電話装置を除く複数の電話装置の内、次に高い優先順位が割り当てられた第2の電話装置に対してグループ通話への参加を要求する、
ことを特徴とするグループ通話システム。 - 請求項5に記載のグループ通話システムであって、
前記グループ通話用サーバは、優先順位が割り当てられた複数の電話装置の内、最も高い優先順位が割り当てられた第1の電話装置が2つ以上ある場合、当該2つ以上の第1の電話装置に対してグループ通話への参加を要求し、当該2つ以上の第1の電話装置の少なくとも1つからグループ通話への参加の応答が有った場合にグループ通話を開始すると伴に、当該2つ以上の第1の電話装置全てからグループ通話への参加の応答が有った後に、優先順位が割り当てられた前記第1の電話装置を除く複数の電話装置の内、次に高い優先順位が割り当てられた第2の電話装置に対してグループ通話への参加を要求する、ことを特徴とするグループ通話システム。 - 請求項5または6に記載のグループ通話システムであって、
前記グループ通話用サーバは、優先順位が割り当てられた複数の電話装置の内、次に高い優先順位が割り当てられた第2の電話装置が2つ以上ある場合、当該2つ以上の第2の電話装置に対してグループ通話への参加を要求し、当該2つ以上の第2の電話装置のうちの1つからグループ通話への参加の応答が有る度にグループ通話に参加させる、ことを特徴とするグループ通話システム。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の電話装置と、前記電話装置毎にプレゼンス情報を保持するプレゼンスサーバと、から構成されるグループ通話システムであって、
グループ通話発信を行う電話装置は、グループ通話への参加を要求する前記第1の電話装置についてのプレゼンス情報を前記プレゼンスサーバからを取得し、前記第1の電話装置についてのプレゼンス情報がIdleである場合に、前記第1の電話装置に対してグループ通話への参加を要求する、ことを特徴とするグループ通話システム。 - 複数の電話装置にグループ通話発信を行うために、電話装置に内蔵されるコンピュータまたはCPUに、
予め特定された第1の電話装置に対してグループ通話への参加を要求する手順と、
前記第1の電話装置からグループ通話への参加の応答が有った場合にグループ通話を開始する手順と、
前記第1の電話装置を除く第2の電話装置に対してグループ通話への参加を要求する手順と、
を実行させるためのプログラム。 - 複数の電話装置にグループ通話発信を行うためのグループ通話方法であって、
予め特定された第1の電話装置に対してグループ通話への参加を要求するステップと、
前記第1の電話装置からグループ通話への参加の応答が有った場合にグループ通話を開始するステップと、
前記第1の電話装置を除く第2の電話装置に対してグループ通話への参加を要求するステップと、
を有することを特徴とするグループ通話方法。
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